JPH0438802Y2 - - Google Patents

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JPH0438802Y2
JPH0438802Y2 JP4245287U JP4245287U JPH0438802Y2 JP H0438802 Y2 JPH0438802 Y2 JP H0438802Y2 JP 4245287 U JP4245287 U JP 4245287U JP 4245287 U JP4245287 U JP 4245287U JP H0438802 Y2 JPH0438802 Y2 JP H0438802Y2
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valve
finger rest
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switching valve
finger
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JP4245287U
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は管路切換え弁を有する操作釦の改良し
た内視鏡に関する。
〔従来の技術〕
一般に内視鏡の操作部には、術者が片手で把持
可能な把持部の上方に接眼部が設けられ、この接
眼部と把持部との間に位置する側面に送気送水、
吸引や送ガス等に使用する管路切換え弁が設置さ
れている。これらの管路切換え弁は一列に並んで
おり、それぞれの管路切換え弁の押込み主軸方向
は平行に配置されている。そして操作部の把持部
を片手の中指ないし小指で握り、それぞれの管路
切換え弁の操作釦を人差し指を用いてそれぞれの
押込み主軸方向に真直ぐ押込むようになつてい
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記のそれぞれの管路切換え弁の操作釦のうち
最も遠い切換え弁を押込み操作するためには人差
し指を親指側に大きく開いた無理な形でさらに開
くようにして人差し指の横腹で真直ぐ押込むよう
にしていた。このため術者の片手の指に無理が生
じ、手がつかれたり、痛くなつたりして疲労が大
きいという欠点があつた。
本考案は上記問題点に着目してなされたもの
で、その目的とするところは操作釦を斜め横から
押しても操作できるようにして操作しやすく、ま
た、手の指に無理が生じることなく疲労しない管
路切換え弁を備えた内視鏡を提供することにあ
る。
〔問題点を解決するための手段および作用〕
操作部に設けられた管路切換え弁を開閉する操
作釦は指で押圧する指当部とこの指当部を押圧す
ることにより管路切換え弁を開閉するための押付
部とこの指当部と押付部とを連結するために形成
された指当部より外径が小なるくびれ部とからな
る。
術者が操作部を把持し、送ガスをするために人
差し指を曲げると人差し指には指当部に斜め上方
より当たり、さらに強く押圧することで指当部は
くびれ部を中心に倒れるとともに、くびれ部の下
部に設けられた押付部が押し下げられて管路切換
え弁の弁体が移動されて開放し送ガスが流通す
る。
〔実施例〕
第1図ないし第3図は本考案の第1の実施例を
示すものである。
第3図は内視鏡の操作部1であり、この操作部
1には上方に体腔内の患部等を観察するための接
眼部2が設けられ、この接眼部2と反対の操作部
1の端部には体腔内に押入すべき細長な挿入部3
が連結されている。
上記操作部1は接眼部2側の本体部4と、この
本体部4に連結されて手で把持する把持部5とか
らなり、把持部5の先端には挿入部3が取り付け
られている。術者は第3図で示すようにその把持
部5を左手の中指6、薬指7および小指8で握つ
て保持しながら親指9と人差し指10で操作する
ようになつている。親指9が位置する本体部4の
右側面11には挿入部3の先端を遠隔的に弯曲操
作するための弯曲操作ノブ12が設けられ、この
弯曲操作ノブ12を親指9の横腹で操作するよう
になつている。人差し指10が位置する本体部4
の前方側面部13には操作部1の把持中心軸方向
に沿つて一列に並ぶ複数の管路切換え弁例えば接
眼部2側から順次送ガス用管路切換え弁14、吸
引用管路切換え弁15および送気送水用管路切換
え弁16がそれぞれ設けられている。そして上記
送ガス用管路切換え弁14は後述するような構成
によりその操作釦17を押込み操作することで内
視鏡内の送ガス用管路の切換えを行なうようにな
つている。吸引用管路切換え弁15はその操作釦
18を押込み操作することで内視鏡内の吸引用管
路を切り換えて吸引動作を制御するようになつて
いる。又、送気送水用管路切換え弁16は送ガス
および吸引管路用切換え弁14,15と同様に操
作釦19を押込むことで内視鏡内の送気送水用管
路を切換えて送気又は送水を挿入部3の先端から
噴出するようになつている。
次に把持部分から最も遠い送ガス用管路切換え
弁14についての構成を第1図に詳細に説明す
る。上記送ガス用管路切換え弁14を取り付ける
ため、操作部1の本体部4の壁部20には取付け
孔21を穿設している。この取付け孔21には内
部に弁室22を形成する略U字状の弁座取付け部
材23がほぼ蜜に嵌め込まれる。この弁座取付け
部材23の内方側端外周には上記壁部20の内面
に当るつば24が形成されており、また、この弁
座取付け部材23の外方側部分は上記壁部20の
外面よりも外まで突き出している。そして、この
突き出し部25はその外周におねじ26が形成さ
れており、このおねじ26には取付け環27がね
じ込み装着されている。また、取付け環27の下
方の外周には壁部20の外面に当るつば28が形
成されている。そして、この弁座取付け部材23
のつば24と取付け環27のつば28との間で上
記壁部20を挟み込むことにより取着固定されて
いる。なお、上記壁部20と弁座取付け部材23
および取付け環27の間にはリング状の弾性パツ
キング29が介挿されている。また、上記弁室2
2はこの弁座取付け部材23と取付け環27の間
に形成されている。
さらに弁座取付け部材23の側壁部30の一方
には、その内部の弁室22に連通するように送ガ
ス用下流管路31が接続されており、また底壁部
32の中央部分には同じく通路33を介して弁室
22に連通するように送ガス用上流管路34が接
続されている。弁座取付け部材23の内部には有
底筒状に形成した下端部に弁保持体35を有する
弁軸体36が設けられている。この弁保持体35
の上方には穴37が形成され、さらに外周には弁
座取付け部材23の内周に摺動自在に案内する案
内壁面38が形成している。また弁軸体36の中
間部には弾性リング体からなる弁体39が取着さ
れている。この弁体39は弁座取付け部材23に
取着した弁座筒40の弁座41に接合するように
なつている。この弁体39と弁座41との両者に
よつて弁作動部を構成している。この弁座筒40
の上端にはスリ割42が形成されている。また弁
保持体35の内部にはコイルバネ43が設けられ
ており、このコイルバネ43は弁座41に弁体3
9が接合する向きに付勢されて、コイルバネ43
の一方は弁保持体35に他方は弁座取付け部材2
3の底壁部32の内面に取着されている。上記弁
軸体36の上端部の外周は受部材44がねじによ
り螺合されており、この受部材44は取付け環2
7の上端部45に形成した貫通孔46を貫通して
外方に突き出している。さらに受部材44の下方
外周には凹部47が形成されており、この凹部4
7に弾性体からなるほぼ中央円板状をした逆止弁
48の内端部分が装着されている。そして逆止弁
48の外周縁の柔軟な部分48aが取付け環27
の上端部45に形成した複数の洗浄用孔49を内
側から覆うようになつている。すなわちこの逆止
弁48は外側からその洗浄用孔49を通じて流入
する流体を通し、逆の場合には遮断するようにな
つている。なお上記各部のねじ連結部は気密確保
用の接着剤で固定されている。
また取付け環27の外周には弾性体からなる操
作釦17が気密的に装着されるようになつてい
る。この操作釦17は上部が円形状をした指当部
50を形成し、下部は取付け環27の外周の上端
部45に設けられたつば51と下端部に設けられ
たつば28との間に着脱自在に係合する係合部5
2とを有し、さらに弁軸体36の外周を受部材4
4で螺合した上面と体面する押付部53とつなぎ
部54とよりなる台座部55(突状縁部)とこの
台座部55と上部の指当部50とが連結する外径
が指当部50の外径より少し内側にくびれてなる
くびれ部56とから構成されている。
次に上記構成による送ガス用管路切換え弁14
の作用について説明する。術者は内視鏡の操作部
1の把持部5を第3図で示すように中指6,薬指
7,小指8でもつて把持する。そして不燃性ガス
が待機状態にある時には第1図に示すようにコイ
ルバネ43の付勢によつて弁保持体35が上方に
押し上げられており、弁体39は弁座筒40の弁
座41に当たり閉塞状態にあり、弁室22と通路
33との間は遮断されているため送ガス用上流管
路34を通じて送ガスは行なわれない。
次に体腔内に不燃性ガスを供給したい場合に
は、上記送ガス用上流管路34にガスボンベを接
続し、人差し指10にて送ガス用管路切換え弁1
4の操作釦17を押し込むが、送ガス用管路切換
え弁14は第3図で示すように把持位置から最も
遠い位置にあるから人差し指10を接眼部2側へ
大きく開いた状態で指10の横腹を操作釦17の
指当部50に曲げると第2図で示すごとく矢印の
方向、すなわち斜め上方より当たり、更に強く押
し込むと指当部50はくびれ部56を回転中心と
して倒れると共にくびれ部56と台座部55のつ
なぎ部54が変形する。この変形により押付部5
3が下方に移動し受部材44を下方に押し下げ
る。この受部材44の押し下げにより弁体39を
コイルバネ43の付勢力に抗して押し下げられ
る。これによつて、これまで接合していた弁座4
1と弁体39が離れ、送ガス用上流管路34から
の送ガスが矢印のように通路33を通じて弁保持
体35の穴37を通過して弁室22に連通する。
しかして送ガス用上流側管路34と下流側管路3
1が連通されるため、その不燃性ガスを送ること
ができる。
このように操作釦17にくびれ部56を設けた
ので、指当部50を台座部55に干渉することな
く大きく移動可能となり送ガスの安定供給ができ
る。また、くびれ部56によつて指当部50の倒
置は容易となりかつ倒置状態を維持することは容
易である。
第4図ないし第5図は本考案の第2の実施例を
示すものである。
この実施例は第1の実施例における操作釦17
の押付部53とこの押付部53に対して弁軸体3
6に螺合された受部材44の形状のみが異なるも
のであり、他の構成は第1の実施例と同様のであ
るので説明は省略する。
操作釦17の押付部57の外径形状は第1の実
施例より小さくなつており、この押付部57に対
する受部材58は押付部57の外周を覆うように
円筒面が形成されている。
この動作の場合には第5図で示す如く操作釦1
7の斜め上方から人差し指10が指当部50に押
圧されることによりくびれ部56が変形し、さら
に押付部57の外周は受部材58で覆われた円筒
面内に当接され押付けられることで弁軸体36が
コイルバネ43を押す。そこで、弁保持体35が
下がり弁体39は弁座筒40の弁座41から離れ
ることで送ガス用上流管路34から下流管路31
が連通し、不燃性ガスが送られる。
このように押付部57の外周は受部材58で覆
われているので指当部50を術者が斜めに押した
ときその水平分力により押付部57が横方向にず
れてしまうことがないのでより確実に受部材58
を下方に押し下げるこができる。
これらの実施例については送ガス管路切換え弁
について述べたが特に送ガスだけに限らず吸引管
路切換え弁、送気送水管路切換え弁でもよいこと
はもちろんである。
〔考案の効果〕
本考案における管路切換え弁の操作釦は、その
押込み主軸方向が斜めの方向からの押込み操作に
よりくびれ部によつて、指当部は大きく移動する
ことができるのでオン状態とオフ状態を指の位置
ではつきり認識でき、自然な指の動きだけで無理
な力を必要とせずに送ガス状態を持続できる。し
たがつて、この管路切換え弁が把持位置から遠く
離れていてもその押込み操作が容易であるととも
に手指が疲れることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1の実施例を示す内視鏡に
おける管路切換え弁の側断面図、第2図は同じく
その管路切換え弁の操作状態の側断面図、第3図
は同じく内視鏡の使用状態の説明図、第4図は本
考案の第2の実施例を示す管路切換え弁の側断面
図、第5図は第4図の操作状態の側断面図であ
る。 1……操作部、14,15,16……管路切換
え弁、17,18,19……操作釦、50……指
当部、53……押付部、56……くびれ部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 操作部に管路切換え弁を有する操作釦を設
    け、この操作釦を押込み操作することで管路を
    開閉制御する内視鏡において、上記操作釦は指
    を当接する指当部と、この指当部に対し管路切
    換え弁の開閉を行なう押付部と、この押付部と
    指当部とを連結する指当部より外径がくびれた
    くびれ部と、このくびれ部に設けられた端部が
    操作部に連結される弾性材よりなる突状縁部と
    を設けたことを特徴とする内視鏡。 (2) 上記操作釦は、弾性体で形成されていること
    を特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記
    載の内視鏡。
JP4245287U 1987-03-23 1987-03-23 Expired JPH0438802Y2 (ja)

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JP4245287U JPH0438802Y2 (ja) 1987-03-23 1987-03-23

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JP4245287U JPH0438802Y2 (ja) 1987-03-23 1987-03-23

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JPS63148301U JPS63148301U (ja) 1988-09-29
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