JPH043835A - 超音波加湿機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、水槽や給水タンクについて洗浄しやすくし、
水槽や給水タンクに微生物が繁殖するのを抑えた構造の
超音波加湿機に関するものである。

従来の技術 近年、健康や衛生に対する社会的関心が高まるにつれ、
超音波加湿機の加湿水に繁殖する細菌や真菌なと（以下
、微生物と記す）が、水を霧化し加湿する空気と共に室
内に放出され室内を汚染するという課題があるため、こ
れを防ぐように要求がしだいに大きくなってきている。

従来、超音波加湿機の加湿水に繁殖する微生物対策とし
ては、 （イ）超音波加湿機の水槽や給水タンクなどの清掃頻度
を多くする。

（ロ）加湿水には、できるだけ微生物濃度の低い水を用
意する。

なとの方法があった。

従来のこの種の超音波加湿機について第４図を参照しな
がら説明する。

図に示すように、加湿機本体１には、水の霧化が行われ
る水槽２が設けられ、水槽２の底部には水を霧化する超
音波振動子３が設置され、その超音波振動子３は、その
直下に設けられた振動の駆動出力源である発振回路４に
接続している。前記加湿機本体１の上には、着脱自在の
水槽２に自動給水する給水タンク５が載置され、給水タ
ンク５の下側には水槽２の水が一定量以下になると弁が
開く給水弁６が設けられている。そして前記水槽２の上
方には、霧化室７があり、加湿機本体１内、下部の空気
吸込口１１より霧化室７へ風路８を介して空気を送るフ
ァン９が設けられ、加湿機本体１内の底部に固定しであ
る。また、霧化室７の上方には、霧化室７で霧化された
水を含む空気、すなわち加湿空気を吹出すための吹出口
１０が設けられている。

以上のように構成された超音波加湿機の動作を次に説明
する。給水タンク５に十分の水を入れ、加湿機本体１の
所定の位置に載置すると給水タンク５内の水は給水弁６
で調節されながら水槽２内に供給される。また、水槽２
内の加湿水を、その後、超音波振動子３を発振回路４か
ら出力された１、７ＭＨｚの周波数で振動させると、霧
化室７において約５〜５０μｍ程度の水のミストが生成
され、これがファン９により、吹出口１０を通り室内に
吹出される。

しかし、実際の使用状態では、水槽２内に溜まった加湿
水を長期間放置したままにすると、加湿水中に菌が繁殖
し、超音波振動子３の振動により菌に汚染された加湿水
のミストが生成され、ファン９の運転により空気吸込口
１１から取込まれた空気が、菌に汚染された水のミスト
と共に吹出口１０を通り、室内に吹出される。このため
、超音波加湿機から吹出される加湿空気により、室内を
微生物汚染するというものであった。

発明が解決しようとする課題 以上のような従来の構成における加湿水の微生物汚染対
策の方法について述べると、 水槽３や給水タンク５の清掃頻度を多くする方法は、時
間と手間がかかり、ユーザー指向に逆行するものであっ
た。

そして加湿水の水質の課題は、一般家庭で用意できる水
は、水道水のみと考えて良く、水道水を使用しても微生
物は、２４時間放置すると１代当たり１００個以下程度
かり１０個程度に繁殖するものであった。

また、加湿水への殺菌剤の投与は、加湿水中へ殺菌剤の
殺菌成分が霧化された水とともに室内に放出されるため
、安全性に問題がある。

などの課題を有していた。

本発明は、このような課題を解決するもので、水槽及び
給水タンクに撥水処理を施すことで水槽及び給水タンク
の表面状態は、水切れが良くなるため、時間と手間をか
けずに容易に清掃ができ水道水レヘルの水を加湿水とし
て殺菌剤の室内飛散などの安全上の課題もなく超音波加
湿機の水槽や給水タンクを洗浄しやすい構造にして、加
湿水中に微生物が繁殖するのを抑えることのできる超音
波加湿機を提供することを目的とするものである。

課題を解決するための手段 本発明は上記目的を達成するために、超音波加湿機本体
内に設けられた水槽と、この水槽底部に設けられた超音
波振動子と、前記水槽の上部に設けられて、前記水槽に
給水するため給水口を有した給水タンクとを備え、前記
水槽及び前記給水タンクに撥水処理を施した構成とした
ものである。

作　　　用 本発明は上記のように、超音波加湿機の水槽及び給水タ
ンクに撥水処理を施すことにより、水槽及び給水タンク
表面状態は、水切れが良くなるため、水槽及び給水タン
ク内の微生物の繁殖を防止することができるものである
。

実　　施　　例 以下、本発明の一実施例の超音波加湿機について、第１
図〜第３図を参照しながら説明する。

なお、従来例と同一部分は同一番号を付し、説明は省略
する。

図に示すように、撥水処理水槽１２ａ及び撥水処理給水
タンク１２ｂは、各々、水に接触する部分に関して厚さ
５〜１０μｍのフッ素樹脂（テフロン）コーティングの
撥水処理を施した構造である。

また、撥水処理剤としては、フッ素樹脂（テフロン）以
外では、ケイ素（シリコン）も、同様な効果を得ること
ができ、−船釣に温度変化による強度や柔軟性に変化を
起こさない樹脂が、撥水処理剤として好ましい。

以上のように構成された超音波加湿機において、以下そ
の動作について説明する。

撥水処理給水タンク１２ｂ内の水は、給水弁６で調節さ
れながら撥水処理水槽１２ｂ内へ入り、超音波振動子３
の振動により吹出口１０より加湿空気として室内へ吹出
される。そして、撥水処理給水タンク１２ｂ及び撥水処
理水槽１２ａ内の水と接触する部分に撥水処理を施しで
あるので、撥水処理給水タンク１２ｂ及び撥水処理水槽
１２ａは、水切りが良くなるため、微生物汚染を未然に
防ぐことができることから、微生物による汚染のない水
が超音波振動子３の振動により吹出口１０より清浄な加
湿空気として室内へ加湿されるものである。

発明の効果 以上の実施例から明らかなように、本発明は給水タンク
および水槽内に撥水処理を施すことで、時間と手間をか
けずに容易に清掃ができ、水道水レヘルの水を加湿水と
して、殺菌剤の室内飛散などの安全上の課題もなく超音
波加湿機の水槽や給水タンクを洗浄しやすい構造にして
、加湿水中に微生物が繁殖するのを抑えることができる
ため、加湿された加湿空気は、微生物汚染のない清浄な
加湿空気となり、健康上、衛生上、大きな効果が得られ
る超音波加湿機を提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例による超音波加湿機を示す縦
断面図、第２図は同超音波加湿機の給水タンクの一部破
断した正面図、第３図は同超音波加湿機の水槽の一部破
断した正面図、第４図は従来例による超音波加湿機を示
す縦断面図である３１・・・・・・超音波加湿機、２・
・・・・・水槽、３・・・・・・超音波振動子、５・・
・・・・給水タンク、１２ａ・・・・・・撥水処理水槽
、１２ｂ・・・・・・撥水処理給水タンク。 代理人の氏名　弁理士　粟野重孝　はか１名ｆ−Ｍｆ償
艶Ｙ懲、村本 ＠３　　図 第　４　図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 超音波加湿機本体と、この超音波加湿機本体内に設けら
   れた水槽と、この水槽底部に設けられた超音波振動子と
   、前記水槽の上部に設けられて、前記水槽に給水するた
   め給水口を有した給水タンクとを備え、前記水槽及び前
   記給水タンクに撥水処理を施した超音波加湿機。