JPH0438348Y2 - - Google Patents

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JPH0438348Y2
JPH0438348Y2 JP1986147232U JP14723286U JPH0438348Y2 JP H0438348 Y2 JPH0438348 Y2 JP H0438348Y2 JP 1986147232 U JP1986147232 U JP 1986147232U JP 14723286 U JP14723286 U JP 14723286U JP H0438348 Y2 JPH0438348 Y2 JP H0438348Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は液晶プロジエクタ等の電子機器の光
源装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来から、電子機器には液晶プロジエクタのよ
うに光源装置を用いるものが考えられており、こ
の液晶プロジエクタは次のような構成となつてい
る。
すなわち、第14図は液晶プロジエクタの原理
を示したもので、図中1はプロジエクタのケース
であり、このケース1の前面には複数枚の光学レ
ンズを組合わせてなる投影レンズ2が設けられて
いる。3はケース1内に設けられた透過型のドツ
トマトリツクス液晶表示パネル、4は液晶表示パ
ネル3の後方に位置させてケース1内に設けられ
た光源装置であり、この光源装置4は、光源ラン
プ5とこの光源ランプ5からの照明光を液晶表示
パネル3に向けて反射させるリフレクタ6とから
なつており、この光源装置4からの照明光は液晶
表示パネル3に入射し、液晶表示パネル3を透過
した光つまり液晶表示パネル3の表示像は、集光
レンズ(図ではフレネルレンズ)7により投影レ
ンズ2に集光されて投影レンズ2により拡大さ
れ、プロジエクタの前方に配置されたスクリーン
S面に投影される。
つまり、この液晶プロジエクタは、液晶表示パ
ネルの表示像を拡大してスクリーン面に拡大投影
するもので、この液晶プロジエクタによれば、表
示画面が小さい液晶表示パネルの表示像を大きく
拡大して見ることができる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、上記液晶プロジエクタの光源ランプ
としては、一般に、発光輝度が高いキセノンラン
プ等の高電圧アークランプが使用されているが、
この高電圧アークランプは、電極間のアーク放電
により発光するものであるために、ランプからア
ーク放電による電磁波が放射されて、プロジエク
タ内の電子機器(表示駆動回路等)に悪影響を及
ぼすという問題がある。このため従来から、高電
圧アークランプとリフレクタとを金属製の光源ボ
ツクス内に収納して、この光源ボツクスにより高
電圧アークランプからの電磁波をシールドしてい
るが、前記光源ボツクスの前面はリフレクタによ
り反射された照明光を遮らないように開口されて
いるために、照明光の出射側はシールドすること
ができず、そのために、電磁波がこの開口からプ
ロジエクタ内に放射され、プロジエクタ内の電子
機器が電磁波の影響を受けて動作不良を起すこと
があつた。
この考案は上記のような実情にかんがみてなさ
れたものであつて、その目的とするところは、光
源装置の出射する照明光の輝度を低下させずに高
電圧アークランプ等の放電ランプが発生する電磁
波を照明光の出射側においてもシールドして電子
機器が電磁波の影響を受けて動作不良を起こさな
いようにでき、シールド部材が破損しにくく、ま
たランプの破壊時に破片をまき散らすことも無い
光源装置を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は、前方を開放した光源ボツクス内
に、放電ランプとこの放電ランプからの照明光を
前方に向けて反射させるリフレクタとを備えた光
源装置において、前記光源ボツクスを金属で構成
するとともに、前記リフレクタの前面に、金属線
からなるメツシユ状の電磁波シールド部材と光透
過部材とを互に重ねて設けたことを特徴とするも
のである。
〔作用〕
すなわち、この考案の光源装置は、前方を開放
した光源ボツクス内に、放電ランプとこの放電ラ
ンプからの照明光を前方に向けて反射させるリフ
レクタとを備えた光源装置のリフレクタの前面側
に、金属線からなるメツシユ状の電磁波シールド
部材と光透過部材とを互に重ねて設けたことを特
徴とするものであるので、高電圧アークランプ等
の放電ランプが発生する電磁波を照明光の出射側
においてシールドして、電子機器が電磁波の影響
を受けて動作不良を起こす心配をなくすことがで
きるし、また前記電磁波シールド部材は開口率が
大きいメツシユ状のものであるから、この電磁波
シールド部材で遮られる照明光は極めて僅かであ
るからランプの光を効率よく出射できる。さら
に、金属線からなるメツシユ状の電磁波シールド
部材と光透過部材とを互に重ねて設けたので、誤
つて触れることにより金属線を破つたり、ランプ
の破壊時に破片をランプ前方にまき散らすことも
ない光源装置を提供できる。
〔実施例〕 以下、この考案の一実施例を第1図〜第12図
を参照して説明する。
まず、液晶プロジエクタの全体構成を説明する
と、第5図および第6図において、10はプロジ
エクタのケースであり、このプロジエクタケース
10の前面には、鏡筒内に複数枚のレンズ(図示
せず)を配設した投影レンズ20が設けられてい
る。そして、このケース10内には、その前部側
に表示装置30が設けられるとともに、後部側に
光源装置50が設けられており、この光源装置5
0と表示装置30との間には、光源装置50から
の照明光の光束を圧縮して照明光の輝度を上げる
フレネルレンズ21と、この光束圧縮用フレネル
レンズ21を通つた照明光をプロジエクタの光軸
Oと平行な平行光に補正して表示装置30の透過
型液晶表示パネル43に入射させる光束補正用フ
レネルレンズ22とが設けられ、さらに前記表示
装置30の前面側(投影レンズ20側)には、前
記透過型液晶表示パネル43を透過した光つまり
液晶表示パネル43の表示像を投影レンズ20に
集光させる集光用フレネルレンズ23が設けられ
ている。なお、前記光束圧縮用フレネルレンズ2
1は光源装置50に近接させて配置され、光束補
正用フレネルレンズ22は表示装置30の背面に
近接させて配置されており、集光用サーキユラフ
レネルレンズ23は表示装置30の前面に近接さ
せて配置されている。
第7図〜第9図は前記表示装置30を示したも
ので、この表示装置30は、光源装置50からの
放射熱による液晶表示パネル43の昇温を防ぐ表
示パネル冷却器31と、この表示パネル冷却器3
1の一面に取付けられた表示ユニツト40とから
なつている。
前記表示パネル冷却器31は、両面に液晶表示
パネル43の表示領域43a(第10図参照)よ
り大面積の透明部を形成した薄箱状の冷却容器内
に、エチレングリコール水溶液等の透明な冷却液
36を充填したもので、前記冷却容器は、液晶表
示パネル43より十分大きな外形を有する枠体3
2と、この枠体32の両面を閉塞する透明板(ガ
ラス板またはアクリル樹脂板等)34,35とか
らなる密閉構造となつている。前記枠体32は、
その一面に液晶表示パネル43の表示領域43a
より僅かに大きな面積の窓部33を有する表示ユ
ニツト取付け板32aを形成した形状とされてお
り、この枠体32の一面を閉塞する透明板34は
前記窓部33を覆う大きさとされて表示ユニツト
取付け板32aに接着され、枠体32の他面を閉
塞する透明板35は枠体32の外形とほぼ同じ大
きさのものとされて枠体32の他面に接着されて
いる。また、37は前記表示パネル冷却器30の
冷却容器内にその窓部33と対応する部分を避け
て挿入されたヒートパイプであり、このヒートパ
イプ37は、その両端側が冷却容器の両側面から
外部に突出する状態で冷却容器内の上部に挿入さ
れている。このヒートパイプ37は、表示パネル
冷却器31内の冷却液36が吸収した熱を冷却器
31の外部に放出するもので、このヒートパイプ
37の冷却容器内に挿入された中央部は吸熱部a
とされ、冷却容器外に突出する両端側部分は放熱
部b,bとされており、この放熱部b,bの外周
には縦長帯板状の大面積放熱フイン38,38が
設けられている。このヒートパイプ37は、両端
が閉塞する金属パイプ内に揮発性の作動流体(伝
熱媒体)を封入したもので、このヒートパイプ3
7の内面にはその全域に、ヒートパイプ37内の
作動流体を毛細管現象により放熱部b側から吸熱
部a側に導く石綿状のウイツク37aが形成され
ている。前記作動流体は、蒸発・凝縮の可逆2相
変化により伝熱を行なうもので、この作動流体と
しては例えばフロン等のような潜熱係数が高くか
つ浸透性にすぐれた流体が使用されている。この
作動流体は、ヒートパイプ37の吸熱部aにおい
て表示パネル冷却器31内の冷却液36との熱交
換により昇温して蒸発し、蒸気となつてヒートパ
イプ37内を上昇するとともに、ヒートパイプ3
7の放熱部bにおいて外部への放熱により凝縮し
て液化するもので、潜熱を奪われて液化した作動
流体は、ウイツク37aに浸透してその毛細管現
象により再び吸熱部aへと導かれる。なお、この
ヒートパイプ37は、その吸熱部aにおいて蒸発
した作動流体をヒートパイプ両端の放熱部b,b
に導き、放熱部b,bにおいて液化してウイツク
37aに浸透した作動流体を再び吸熱部aに導く
ために、中央部が最も低くかつ両端側が斜め上方
に向かつて傾斜する形状に折曲されている。すな
わち、この表示パネル冷却器31は、光源装置5
0からの放射熱による液晶表示パネル43の温度
上昇を低く抑えて、表示コントラストの低下や液
晶の寿命低下を防ぐことができる。
一方、前記表示パネル冷却器31の一面に取付
けられた表示ユニツト40は、両面に液晶表示パ
ネル43と対応する透光窓42a,42bを設け
た極簿ケース状のハウジング41内に、液晶表示
パネル43とその表示駆動回路基板44とを収納
したもので、この表示ユニツト40は次のような
構成となつている。
すなわち、第10図〜第12図において、41
a,41bは前記ハウジング41を形成する一対
の金属ケースであり、この両金属ケース41a,
41bには、前記透光窓42a,42bとなる開
口が形成されている。この透光窓42a,42b
のうち、冷却器取付け面側の透光窓42aは、表
示パネル冷却器31の表示ユニツト取付け板32
aに接着された透明板34が入り込む大きさとさ
れ、反対側の透光窓42bは、前記液晶表示パネ
ル43の表示領域45aとほぼ同じ大きさとされ
ている。前記表示駆動回路基板44は、その中央
部に、前記ハウジング41の冷却器取付け面側の
透光窓42aとほぼ同じ大きさの開口44aを形
成した形状のものとされており、この回路基板4
4には、多数の表示駆動用LSIチツプ45,45
が前記開口44aを囲むように配設されている。
これらLSIチツプ45,45は、その各電極を回
路基板44面の配線(図示せず)に半田付けして
回路基板44に取付けられている。この回路基板
44は、ハウジング41の冷却器取付け面側の金
属ケース41aの内面に両面接着シート(図示せ
ず)によつて接着固定されている。また、液晶表
示パネル43は、テレビジヨン画像を表示する透
過型のドツトマトリツクス液晶表示パネルであ
り、この液晶表示パネル43は、回路基板44の
外周縁部に配列形成されている多数の表示パネル
接続端子(図示せず)とシート状のフレキシブル
コネクタ46,46によつて接続されている。こ
の液晶表示パネル43は、前記ハウジング41内
にその両面の透光窓42a,42bと対向させて
配置されており、この液晶表示パネル43は、枠
状の両面接着シート(図示せず)によつてハウジ
ング41の内面に接着固定されている。
この表示ユニツト40は、その内部の液晶表示
パネル43を表示パネル冷却器31の表示ユニツ
ト取付け板32aに接着された透明板34に接面
させて前記冷却器31に当接されており、固定ね
じ47,47によつて冷却器31の表示ユニツト
取付け板32aに固定されている。
そして、前記表示パネル冷却器31に表示ユニ
ツト40を取付けた表示装置30は、その液晶ユ
ニツト40側を投影レンズ20側に向け、冷却器
31側を光源装置50側に向けた状態で第5図お
よび第6図に示すようにプロジエクタケース10
内に配置され、表示ユニツト40のハウジング4
1に切り起し形成した取付け板48をプロジエク
タケース10の内底面にねじ止めしてプロジエク
タケース10内に固定されている。なお、第6図
において、49aはプロジエクタケース10内に
設けられているアンテナ部およびチユーナ(図示
せず)により受信したテレビジヨン電波を処理し
て画像信号を出力するリニア回路ユニツト、49
bは前記リニア回路ユニツト49aと接続された
画像表示制御回路ユニツトであり、前記表示ユニ
ツト40内の表示駆動回路基板44は、図示しな
い接続ケーブルによつて前記画像表示制御回路ユ
ニツト49bと接続されている。
次に光源装置50について説明すると、第1図
〜第3図は光源装置50を示したもので、図中5
1は前面に円形の開口51aを形成した金属板か
らなる角箱状の光源ボツクスであり、この光源ボ
ツクス51内には、光源ランプ52と、この光源
ランプ52からの照明光を前記表示装置30に向
けて反射させるリフレクタ53が設けられてい
る。このリフレクタ53は、光源ランプ52から
の照明光を光軸と平行な平行光として反射させる
放物面積リフレクタとされており、このリフレク
タ53は、その開放面を光源ボツクス前面の開口
51aと対向させて光源ボツクス51内にねじ止
め等の手段によつて固定されている。また、光源
ランプ52としては、発光輝度が高いキセノンラ
ンプ等の高電圧アークランプが使用されており、
この高電圧アークランプ52は、その基部をリフ
レクタ53のネツク部53aに挿通して、このネ
ツク部53a内に充填したセラミツク接着剤54
により固定されている。なお、52b,52bは
この高電圧アークランプ52の両端に突出してい
る端子部であり、この端子部52b,52bは、
図示しないリード線によつて光源ボツクス51の
外側面に設けた電源接続端子と接続されている。
また、リフレクタ53のネツク部53aの外方に
は、前記高電圧アークランプ52の発光部52a
の斜め上方に位置させて、高電圧アークランプ5
2の電極間に発生するアークの方向を安定させる
永久磁石55が設けられており、このアーク安定
磁石55は、基部をリフレクタ53のネツク部5
3aに挿通して前記セラミツク接着剤54により
固定された金属板からなる磁石支持部材55aの
先端部に固定されている。
また、56は前記光源ボツクス51の前面にそ
の前方に突出する状態に取付けられた金属板から
なる角筒状の防爆筒であり、この防爆筒56の前
端には、この防爆筒56の開口面を覆う透明な防
爆ガラス57が取付けられている。この防爆ガラ
ス57は、防爆筒56の前端部に嵌合されて、防
爆筒56の両側面に形成した折曲片58により挟
持固定されている。この防爆筒56と防爆ガラス
57は、高電圧アークランプ52が異常過熱を発
生して破裂したときに飛散破片(ガラス片)によ
つてプロジエクタ内の機器(フレネルレンズ2
1,22や表示装置30および回路部等)が損傷
されるのを防ぐために設けられたもので、この強
化ガラス57としては、たとえば化学強化された
厚さ約5mm程度の青色ガラスが使用される。
また、前記光源ボツクス51と防爆筒56の下
面には、吸気口59,60が設けられており、さ
らに光源ボツクス51の前面の四隅部には、光源
ボツクス51内と防爆筒56内とをリフレクタ5
3の外側において連通させる通気孔61,61が
設けられるとともに、防爆筒56の上面には排気
孔62,62が形成されている。これら吸気口5
9,60および通気孔61,61と排気孔62,
62は、光源装置50を空冷するために設けられ
たもので、光源ボツクス51内にその下面の吸気
口59から取入れられた冷却空気は、第1図に矢
印で示すように光源ボツクス51内を通つてリフ
レクタ53をその外面側から冷却し、光源ボツク
ス前面の通気孔61,61から防爆筒56内に入
つてその上面の排気孔62,62から排出され、
また防爆筒56内にその下面の吸気口60から取
入れられた冷却空気は、リフレクタ53および防
爆ガラス57をその内面側から冷却して前記排気
孔62,62から排出される。
また、63は前記光源ボツクス51の開口部前
面に対向させて設けられた電磁波シールド部材で
あり、この電磁波シールド部材63は、第4図に
示すような開口率が大きいメツシユ状のものとさ
れている。
すなわち、この電磁波シールド部材63は、導
電性金属からなる外枠64に、多数本の導電性金
属線65,65を10mm程度のピツチで縦横に張設
した金網状のもので、前記金属線65,65は、
線径が約0.1mm程度の極細線とされている。そし
て、この電磁波シールド部材63は、第1図〜第
3図に示すように防爆筒56内に防爆ガラス57
の内面に接面させて設けられており、この電磁波
シールド部材63は、その外枠64を防爆ガラス
57とともに前記折曲片58で挟持することによ
り、防爆筒56と電気的に接続された状態で固定
されている。
この光源装置50は、プロジエクタケース10
内の後部に、第5図および第6図に示すように設
置されており、光源ボツクス51および防爆筒5
6をプロジエクタケース10内に設けられている
シヤーシ(図示せず)に接地接続するとともに、
電源部66と電源ケーブル67によつて接続され
ている。なお、この電源ケーブル67は、光源ボ
ツクス51の外側面に設けられている前述した電
源接続端子に接続されている。また、この光源装
置50は、前記高電圧アークランプ52が破裂し
たときに光源ボツクス51および防爆筒56ごと
そつくり交換されるもので、そのためにこの光源
装置50は、ねじ止め等の手段によつて取外し可
能にプロジエクタケース10内に固定されてい
る。
一方、第5図および第6図において、70はプ
ロジエクタケース10内に設けられた断熱壁であ
り、この断熱壁70は、表示装置30の近くにお
いてケース10内を表示装置30側と光源装置5
0側とに仕切る垂直壁部と、この垂直壁部の上端
から光源装置50近くまで延長された上壁部とか
らなつており、垂直壁部には、光源装置50から
の照明光を通過させる開口71が設けられてい
る。また、プロジエクタケース10内には、表示
装置30の表示ユニツト前面に近接させて、ケー
ス底面から立設された下部仕切り壁11aと、ケ
ース上面から垂下された上部仕切り壁11bとが
設けられている。前記下部仕切り壁11aは、表
示装置30の前面側に配置される前記集光用フレ
ネルレンズ23の支持フレームを兼ねる枠状のも
ので、集光用フレネルレンズ23はこの下部仕切
り壁11aに接着固定されている。また、前記上
部仕切り壁11bは、その下端が前記集光用フレ
ネルレンズ23の上縁と近接もしくは当接する高
さに形成されており、この上部仕切り壁11bと
集光用フレネルレンズ23および下部仕切り壁1
1aによつて、冷却空気を前記表示ユニツト40
の前面に沿わせて流すための制風壁11が構成さ
れている。
また、プロジエクタケース10の下面には、前
記光源装置50の配置部と、光源装置50と表示
装置30との間の部分と、表示装置30の配置部
と、前記制風壁11より前方の部分とに、それぞ
れ吸気孔12a,12b,12c,12dが設け
られており、前記制風壁11の下部(下部仕切り
壁11aの集光用フレネルレンズ23下の部分)
には、制風壁11より前方の吸気孔12dから取
入れた空気を制風壁11と表示ユニツト40との
間の空気通路に導入する通気孔13が設けられて
いる。さらに、プロジエクタケース10の上部に
は、前記断熱壁70の上壁部の上方に位置させ
て、モータ72によつて回転される送風フアン7
3が設けられており、この部分のプロジエクタケ
ース10の上面には排気孔14,14が設けられ
ている。
前記送風フアン73は、前記吸気孔12a,1
2b,12c,12dからプロジエクタケース1
0内に外気を第5図に矢印で示すように吸入して
プロジエクタ内部を空冷するためのもので、吸気
孔12aから取入れられた冷却空気は、光源装置
50内を通つて光源装置50を冷却し、吸気孔1
2bから取入れられた冷却空気は、光源装置50
と表示装置30との間を通つてこの間のケース内
温度を下げるとともに光束圧縮用フレネルレンズ
21および光束補正用フレネルレンズ22を冷却
する。また、吸気孔12cから取入れられた冷却
空気は、表示装置30をその外部から冷却すると
ともに、ヒートパイプ37との熱交換により表示
パネル冷却器31内の冷却液36を冷却する。さ
らに、吸気孔12dから取入れられた冷却空気
は、制風壁11の下部の設けた通気孔13から制
風壁11と表示ユニツト40との間に導入され、
表示ユニツト40をその前面側から冷却するとと
もに、集光用フレネルレンズ23も冷却する。そ
して、この各部を冷却した空気は、排気孔14,
14からケース10外部に排気される。なお、吸
気孔12bから取入れられて光源装置50と表示
装置30との間を通つた空気は断熱壁70の上壁
部先端および両側部を迂回して排気孔14,14
から排気される。また、第5図および第6図にお
いて、15,16は前記送風フアン73の周囲に
設けられた導風壁であり、光源装置50側の導風
壁15はケース巾方向に沿う直線壁とされ、表示
装置30側の導風壁16は半円形壁とされてい
る。
しかして、この液晶プロジエクタにおいては、
その光源装置50を、高電圧アークランプからな
る光源ランプ52と、この高電圧アークランプ5
2からの照明光を表示装置30の液晶表示パネル
に向けて反射させるリフレクタ53とを、前面に
前記リフレクタ53の開放面と対応する開口51
aを設けた金属製の光源ボツクス51内に収納す
るとともに、この光源ボツクス51の前面に設け
た防爆筒56内に、前記光源ボツクス51の開口
部前面に対向させて開口率が大きいメツシユ状の
電磁波シールド部材63を設けているから、高電
圧アークランプ52が発生する電磁波を光源ボツ
クス51によりシールドするとともに、この光源
ボツクス51の前面の開口51aから放射される
電磁波も前記電磁波シールド部材63によつてシ
ールドすることができる。したがつて、この光源
装置によれば、高電圧アークランプ52が発生す
る電磁波を照明光の出射側においてもシールドし
て、プロジエクタ内の電子機器(リニア回路ユニ
ツト49a、画像表示制御回路ユニツト49bお
よび表示ユニツト40内の表示駆動回路等)が電
磁波の影響を受けて動作不良を起す心配もなくす
ことができるし、また前記電磁波シールド部材6
3は開口率が大きいメツシユ状のものであるため
に、この電磁波シールド部材63で遮られる照明
光は極めて僅かであるから、ランプ52からの照
明光を効率よく液晶表示パネル43に入射させて
輝度の高い明るい画像をスクリーン面に投影させ
ることができる。
なお、上記実施例では、電磁波シールド部材6
3を、光源ボツクス51の前面に設けた防爆筒5
6内に設けているが、前記電磁波シールド部材6
3は光源ボツクス51の開口部前面に直接取付け
てもよい。
また上記実施例では、電磁波シールド部材63
として金網状のものを用いたが、この電磁波シー
ルド部材63は、開口率が大きいメツシユ状のも
のであれば、例えば第13図に示すようなハニカ
ム形状のものでもよい。
〔考案の効果〕
この考案は、前方を開放した光源ボツクス内
に、放電ランプとこの放電ランプからの照明光を
前方に向けて反射させるリフレクタとを備えた光
源装置において、前記光源ボツクスを金属で構成
するとともに、前記リフレクタの前面に、金属線
からなるメツシユ状の電磁波シールド部材と光透
過部材とを互に重ねて設けたことを特徴とするも
のであるので、高電圧アークランプ等の放電ラン
プが発生する電磁波を照明光の出射側においてシ
ールドして、電子機器が電磁波の影響を受けて動
作不良を起こす心配をなくすことができるし、ま
た前記電磁波シールド部材は開口率が大きいメツ
シユ状のものであるから、この電磁波シールド部
材で遮られる照明光は極めて僅かであるからラン
プの光を効率よく出射できる。さらに、金属線か
らなるメツシユ状の電磁波シールド部材と光透過
部材とを互に重ねて設けたので、誤つて触れるこ
とにより金属線を破つたり、ランプの破壊時に破
片をランプ前方にまき散らすことも無い光源装置
を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第12図はこの考案の一実施例を示し
たもので、第1図、第2図および第3図は光源装
置の縦断正面図、一部切開平面図および一部切開
側面図、第4図は電磁波シールド部材の正面図、
第5図および第6図は液晶プロジエクタの縦断正
面図および一部切開平面図、第7図、第8図およ
び第9図は表示装置の正面図、平面図および縦断
側面図、第10図は表示ユニツトの一部切開正面
図、第11図および第12図は第10図のXI−XI
線およびXII−XII線に沿う拡大断面図である。第1
3図は電磁波シールド部材の変形例を示す斜視図
である。第14図は従来の液晶プロジエクタの原
理構成図である。 10……プロジエクタケース、30……表示装
置、43……液晶表示パネル、50……光源装
置、51……光源ボツクス、52……高電圧アー
クランプ、53……リフレクタ、56……防爆
筒、57……防爆ガラス、63……電磁波シール
ド部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 前方を開放した光源ボツクス内に、放電ランプ
    とこの放電ランプからの照明光を前方に向けて反
    射させるリフレクタとを備えた光源装置におい
    て、 前記光源ボツクスを金属で構成するとともに、
    前記リフレクタの前面に、金属線からなるメツシ
    ユ状の電磁波シールド部材と光透過部材とを互に
    重ねて設けたことを特徴とする光源装置。
JP1986147232U 1986-03-17 1986-09-26 Expired JPH0438348Y2 (ja)

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JP1986147232U JPH0438348Y2 (ja) 1986-09-26 1986-09-26
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS4510775Y1 (ja) * 1966-07-08 1970-05-15

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JPS4510775Y1 (ja) * 1966-07-08 1970-05-15

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