JPH0438287Y2 - - Google Patents

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JPH0438287Y2
JPH0438287Y2 JP1986142608U JP14260886U JPH0438287Y2 JP H0438287 Y2 JPH0438287 Y2 JP H0438287Y2 JP 1986142608 U JP1986142608 U JP 1986142608U JP 14260886 U JP14260886 U JP 14260886U JP H0438287 Y2 JPH0438287 Y2 JP H0438287Y2
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detection sensor
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cable support
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【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、熱交換器(蒸気発生器を含む)等の
細管の損傷検査に用いられる探傷装置に関する。
<従来の技術> 第4図に示すように、例えば原子力発電所に備
えられる蒸気発生器1は、一種の熱交換器である
が、これには、多数の伝熱細管2が設けられてい
る。これら伝熱細管2は、定期的に又は必要に応
じ探傷検査を行う必要がある。この探傷検査は、
長いケーブル支持チユーブ3の先端にセンサ部4
を備えた探傷装置を案内管5により案内しつつ押
込装置6で伝熱細管2内に挿入して行う。
上記探傷装置は従来では第5図に示すようなも
のであつた。図示のように、基端をドライブボツ
クス10に固着されたケーブル支持チユーブ3内
にリード線11を内蔵したトルクケーブル12が
軸受13を介して回転自在に設けられており、こ
れらケーブル支持チユーブ3とトルクケーブル1
2とは共に可撓性を有している。トルクケーブル
12の先端には、中空シヤフト14が同軸状に固
着されてケーブル支持チユーブ3の先端から突出
しており、この中空シヤフト14には軸受15を
介して後端ガイド16が回転自在に設けられてい
る。後端ガイド16は、外周にセンタリングばね
17を有しており、センタリング機能を有してい
る。後端ガイド16の先端には円筒状のシエル1
8が同軸状に固着されており、このシエル18に
は渦電流検出センサ19が取付けらればね20半
径方向外方向に付勢されている。また、シエル1
8には、位置検出コイル21が設けられており、
渦電流検出センサ19、位置検出コイル21はそ
れぞれリード線11に接続されている。シエル1
8の先端にはシヤフト22が同軸状に固着されて
おり、このシヤフト22には軸受23を介して先
端ガイド24が嵌装されている。この先端ガイド
24も後端ガイド16と同様にセンタリングばね
25を有している。従つて、検査対象の伝熱細管
2にケーブル支持チユーブ3を先端から挿入する
と、ガイド16,24のセンタリングばね17,
25によりシエル18が伝熱細管2と同軸状に保
持されると共に、渦電流検出センサ19がばね2
0により伝熱細管2の内面に押しつけられる。
一方、ケーブル支持チユーブ3の基端から突出
したトルクケーブル12には、連結シヤフト26
が同軸状に固着され、この連結シヤフト26は歯
車27,28を介してモータ29に連結されてい
る。また、連結シヤフト26は、歯車30,31
を介してエンコーダ32にも連結されている。ま
た、トルクケーブル12の基端から引出されたリ
ード線11は、連結シヤフト26内を通つてスリ
ツプリング装置33に導びかれ、このスリツプリ
ング装置33を介して図外の探傷器に接続されて
いる。従つて、シエル18を伝熱細管2内に挿入
した状態で、モータ29を作動してトルクケーブ
ル12を回転させると、シエル18が回転して渦
電流検出センサ19が伝熱細管2の内周面に沿つ
て移動し、更にこの状態でシエル18を伝熱細管
2の軸方向へ移動させると渦電流検出センサ19
で伝熱細管2の内周面をスパイラル状に走査する
ことができる。尚、この渦電流検出センサ19の
回転位置は、エンコーダ32によつて検出され
る。
<考案が解決しようとする問題点> 上記した回転探傷装置によれば、第6図aに示
すような伝熱細管2に存在する傷35を検出する
ことができる。しかしながら、伝熱細管2の探傷
検査対象となるのはこれだけではなく、第6図b
〜eに示すように、伝熱細管2の傷35が支持板
36により隠れている場合、支持板36に傷37
がある場合、伝熱細管2にへこみ38がある場
合、伝熱細管2にへこみ38と傷35がある場合
等種々な場合があり、上記従来の探傷装置ではこ
れら種々な現象を検出して評価することができな
かつた。
本考案は上記従来の事情に鑑みなされたもの
で、上記問題を総合的に解決した回転探傷装置を
提供することを目的とする。
<問題点を解決するための手段> 本考案の回転探傷装置は、先端側が細管内に差
し込まれる可撓性のケーブル支持チユーブと、こ
のケーブル支持チユーブの中央部を貫通状態で当
該ケーブル支持チユーブに回転自在に支持される
と共に複数本のリード線が内蔵された可撓性のト
ルクケーブルと、前記ケーブル支持チユーブから
突出する前記トルクケーブルの先端部に固着され
たシエルと、このシエルの先端部及び当該シエル
と前記ケーブル支持チユーブとの間にそれぞれ該
シエルに対して相対回転自在に取り付けられ且つ
前記細管に対して前記シエルを同軸状に保持し得
る一対の調心ガイドと、前記細管の内壁に付勢状
態で前記シエルに取り付けられ且つ前記リード線
に接続する渦電流検出センサと、前記シエル内に
組み込まれ且つ前記リード線に接続して前記渦電
流検出センサと前記細管の内壁との対向方向の当
該渦電流検出センサの変位を検出する変位センサ
と、前記渦電流検出センサと180度隔てて前記細
管の内壁に付勢状態で前記シエルに取り付けられ
且つ前記リード線に接続する磁性体検出センサと
を具えたことを特徴とする。
<作用> 細管内にシエル及びこれに続くケーブル支持チ
ユーブの先端側を差し込んで行くと、一対の調心
ガイドにより細管に対してシエルが同軸状に保持
される。
ここで、細管に存在する傷は、渦電流検出セン
サにより検出される。又、細管を支持する支持板
に存在する傷は、磁性体検出センサにより検出さ
れる。そして、支持板により隠された細管の傷
は、これら渦電流検出センサと磁性体検出センサ
との信号に基づいて検出される。
一方、細管に存在するへこみ等の凹凸は、変位
センサにて検出される渦電流検出センサの動きに
基づいて検出され、この凹凸にある傷は変位セン
サと渦電流センサとの信号に基づいて検出され
る。
<実施例> 本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
尚、従来と同一部分には同一符号を付して重複す
る説明は省略する。
第1図は本考案の第1実施例に係る回転探傷装
置の断面図である。本実施例の回転探傷装置は、
渦電流検出センサ19の他に永久磁石40と磁気
センサ41とから成る磁性体検出センサをシエル
18に設けると共に、渦電流検出センサ19のボ
デイーに設けた金属片42とこれに対向してシエ
ル18に設けた近接センサ43とから成る変位セ
ンサを設けている。上記磁性体検出センサと渦電
流検出センサ19との間にはばね20が介装され
てこれら両センサは突出方向に付勢されており、
また、このばね20に抗した渦電流検出センサ1
9の動きを変位センサ(近接センサ43)で検出
するようになつている。尚、これら渦電流検出セ
ンサ19、磁気センサ41、近接センサ43はそ
れぞれリード線11を介して図外の探傷器に接続
されている。
上記のような回転探傷装置で、磁性材料から成
る支持板36で支持された非磁性材料から成る伝
熱細管2の探傷検査を行うと、第6図aに示した
伝熱細管2に存在する傷35は従来同様に渦電流
検出センサ19によつて検出される。また、第6
図cに示した支持板36の傷37は磁性体検出セ
ンサにより検出され、第6図bに示した支持板3
6により隠れた伝熱細管2の傷35は渦電流検出
センサ19と磁性体検出センサとの協働により検
出される。また、第6図dに示した伝熱細管2の
へこみ38はこのへこみ38によつて押込まれる
渦電流検出センサ19の動きを近接センサ43で
検出することにより検出され、第6図eに示した
伝熱細管2に存在するへこみ38と傷35は変位
センサ(近接センサ43)と渦電流検出センサ1
9との協働により検出される。すなわち、本実施
例の回転探傷装置によれば、伝熱細管2や支持板
36に存する種々な現象に対応して探傷検査を実
施することができる。
第2図は本考案の第2実施例に係る回転探傷装
置の断面図、第3図はその要部を抽出して表す斜
視図である。本実施例の回転探傷装置は、エンコ
ーダ32を省略する一方、シエル18に設けた回
転検出センサ50とこれに対向して後端ガイド1
6に設けたパルス発生板51とから成る回転速度
センサを設けている。このパルス発生板51は数
十等分した歯車形の形状を成しており、渦電流
式、磁気式、光学式等の回転検出センサ50でパ
ルス発生板51の凹凸を検出してパルス信号を出
力する。尚、回転検出センサ50はリード線11
を介して図外の探傷器に接続されている。
ところで、本考案にかかる回転探傷装置は、そ
の構造上、必然的に長尺(例えば、数メートルか
ら数十メートル)のトルクケーブル12を有し、
このトルクケーブル12によつてシエル18が回
転トルクを伝達するようにしているが、各センサ
19等と細管2との接触抵抗が変化すると、トル
クケーブル、12に生ずるねじり量が変化し、シ
エル18の回転速度が変動して滑らかなスパイラ
ル走査を行うことができない。このような場合に
は、変動するねじりの影響で先の実施例のエンコ
ーダ32にて検出される回転速度と実際のシエル
18の回転速度とが不一致となり、検査精度が低
下してしまう虞がある。
この点に関し、本実施例による回転探傷装置で
伝熱細管2の探傷検査を行うと、伝熱細管2と共
に静止した後端ガイド16(パルス発生板51)
に対するシエル18の実際の回転速度を回転検出
センサ50からのパルス信号で検出することがで
きる。従つて、トルクケーブル12のねじれに係
らず、渦電流検出センサ19の実際の挙動を把握
することができ、検出精度の向上を図ることがで
きる。
本考案の回転探傷装置は上記第1実施例と第2
実施例とに示した各種センサを取捨選択して組合
せれば良く、この選択はその状況で必要とされる
機能に応じて適宜定めれば良い。尚、回転探傷装
置に具備するセンサは上記に示したもの以外に公
知の各種センサを用いても良い。また、シエル1
8の挙動を案内する後端ガイド16と先端ガイド
24とはいずれか一方を省略することもでき、後
端ガイド16を省略した場合にはパルス発生板5
1はケーブル支持チユーブ3の先端に取付ければ
良い。
<考案の効果> 本考案の回転探傷装置によれば、伝熱細管や支
持板に存する種々現象に応じて探傷検査を実施す
ることができると共に、トルクケーブルのねじれ
に係らず各種センサの挙動を正確に把握して高精
度な検査を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例に係る回転探傷装
置の断面図、第2図は本考案の第2実施例に係る
回転探傷装置の断面図、第3図はその要部を抽出
して表す斜視図、第4図は蒸気発生器の概略構成
図、第5図は従来の回転探傷装置の断面図、第6
図a〜eはそれぞれ探傷部位の状態を説明する概
念図である。 図面中、2は伝熱細管、3はケーブル支持チユ
ーブ、11はリード線、12はトルクケーブル、
16は後端ガイド、18はシエル、19は渦電流
検出センサ、24は先端ガイド、{40は永久磁
石、41は磁気センサ}磁性体検出センサ、{4
2は金属片、43は近接センサ}変位センサ、
{50は回転検出センサ、51はパルス発生板}
回転速度センサ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 先端側が細管内に差し込まれる可撓性のケーブ
    ル支持チユーブと、このケーブル支持チユーブの
    中央部を貫通状態で当該ケーブル支持チユーブに
    回転自在に支持されると共に複数本のリード線が
    内蔵された可撓性のトルクケーブルと、前記ケー
    ブル支持チユーブから突出する前記トルクケーブ
    ルの先端部に固着されたシエルと、このシエルの
    先端部及び当該シエルと前記ケーブル支持チユー
    ブとの間にそれぞれ該シエルに対して相対回転自
    在に取り付けられ且つ前記細管に対して前記シエ
    ルを同軸状に保持し得る一対の調心ガイドと、前
    記細管の内壁に付勢状態で前記シエルに取り付け
    られ且つ前記リード線に接続する渦電流検出セン
    サと、前記シエル内に組み込まれ且つ前記リード
    線に接続して前記渦電流検出センサと前記細管の
    内壁との対向方向の当該渦電流検出センサの変位
    を検出する変位センサと、前記渦電流検出センサ
    と180度隔てて前記細管の内壁に付勢状態で前記
    シエルに取り付けられ且つ前記リード線に接続す
    る磁性体検出センサとを具えたことを特徴とする
    回転探傷装置。
JP1986142608U 1986-09-19 1986-09-19 Expired JPH0438287Y2 (ja)

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JP1986142608U JPH0438287Y2 (ja) 1986-09-19 1986-09-19

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JPS6350061U JPS6350061U (ja) 1988-04-05
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009210402A (ja) * 2008-03-04 2009-09-17 Japan Atomic Energy Agency 渦電流探傷方法及び装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57118155A (en) * 1980-08-08 1982-07-22 Babcock & Wilcox Co Inspection system for heat exchanger tube
JPS5912607U (ja) * 1982-07-19 1984-01-26 上野 清 オガくず等の除去用薄刃物

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JPS6350061U (ja) 1988-04-05

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