JPH0438103Y2 - - Google Patents

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JPH0438103Y2
JPH0438103Y2 JP18823486U JP18823486U JPH0438103Y2 JP H0438103 Y2 JPH0438103 Y2 JP H0438103Y2 JP 18823486 U JP18823486 U JP 18823486U JP 18823486 U JP18823486 U JP 18823486U JP H0438103 Y2 JPH0438103 Y2 JP H0438103Y2
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JP
Japan
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bearing
rotating shaft
cylindrical member
flange
ring
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えば、複写機の現像槽に設置され
る攪拌装置の軸受部に係り、この軸受部に現像剤
等の異物が侵入するのを防止する軸受部のシール
機構に関するものである。
〔従来の技術〕
従来より、例えば、複写機の現像槽において設
置される攪拌軸の軸受部には、この軸受部に現像
剤等の異物が侵入するのを防止するために、Vリ
ング等の弾性シール部材や、オイルシール等が配
備されている。しかしながら、上記オイルシール
にあつては、その構造ゆえに、これが設けられる
軸を締め付けがちとなり、回転トルクを高くして
しまうという欠点を有している。また、シールの
対象が、上記現像剤のような金属粉体の場合に
は、満足なシールが行えないという欠点も有して
いる。そこで、近年では、上記Vリングを適用す
ることが多くなつている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが、上記Vリングにあつては、これが設
けられる軸の軸方向にシールするように機能する
ため、Vリングにおける当たり量を適切に確保す
る必要がある。このためには、上記軸における軸
方向寸法の不揃いを極めて小さくするか、若しく
は、上記Vリングにおけるシール面の当たり量を
調整する作業が必要となり、大幅なコストアツプ
に繋がるという問題点を有していた。
〔問題を解決ための手段〕
本考案に係る軸受部のシール機構は、上記の問
題点を解決するために、回転軸を隙間なく嵌め込
むことのできる内周部を有すると共に、一端側外
周部には着脱自在な止め部材を取り付け、他端側
外周部には上記回転軸を固定するための止め螺子
が螺着される鍔部を設けた円筒部材における外周
部に、上部鍔部の一端側端面に当接する弾性シー
ル部材と、一端側が上記止め部材に当接すると共
に他端側端面が上記鍔部との間に上記弾性シール
部材における適正当たり量に相当する間隙を形成
する軸受とを一体に取り付けたことを特徴として
いる。
〔作用〕 上記円筒部材の内周部に回転軸を嵌め込み止め
螺子で固定することにより、軸受部に上記回転軸
が装着される。上記回転軸が回転すると、上記円
筒部材は上記回転軸と共に回転する。そして、上
記円筒部材に装着された弾性シール部材は上記円
筒部材と共に回転し、その一端側端部を上記軸受
における他端側端面に摺接させながら回転する。
これにより、金属粉等の異物が、上記軸受と円筒
部材との間に入り込むのを防止できる。しかも、
上記弾性シール部材における適正当たり量に相当
する間隙は、円筒部材の機械加工時に常に一定に
確保される。このため、上記回転軸の軸方向寸法
に不揃いが生じても、上記止め螺子による回転軸
の固定位置が変化するだけで問題は生じない。
〔実施例〕
本考案の一実施例を第1図乃至第5図に基づい
て説明すれば、以下の通りである。
軸受部を有し、かつ、この軸受部にシール機構
を必要とする機器としては、例えば、複写機が挙
げられる。かかる複写機は、第5図に示すよう
に、感光体ドラム1、光学系2、及び、現像槽3
等を備えており、この現像槽3において軸受部の
シール機構を必要としている。上記現像槽3は、
第3図および第4図に示すように、感光体ドラム
1に近接する現像ローラ4、この現像ローラ4と
上記感光体ドラム1との間に一定の間隙Dを確保
する間隙保持手段7、及び、攪拌装置5等を備え
ている。上記攪拌装置5における回転軸6は、そ
の一端部を軸受部10に、他端部の近傍を軸受部
8,9に支持されて回転自在に設けられている。
上記回転軸6には、現像剤を攪拌する攪拌羽根1
1……が所定の角度傾斜して、かつ、それぞれが
等間隙に配設されている。また、回転軸6は、そ
の他端部にギヤ12を有しており、上記現像ロー
ラ4の回転に連動して回転するようになつてい
る。そして、前記軸受部10において、第1図に
示すように、回転軸6の一端部には、この回転軸
6を内周部13aに隙間なく嵌め込んで円筒部材
13が外嵌されている。上記円筒部材13は、そ
の一端側外周部に環状溝13dが形成され、他端
側外周部に鍔部13bが設けられている。上記環
状溝13dには着脱自在な止め部材としてのE型
止め輪17が装着されており、上記鍔部13bに
は半径方向に上記内周部13aに貫通する螺子穴
13cが形成されている。そして、円筒部材13
は、上記螺子穴13cに止め螺子14を螺着する
ことにより、上記回転軸6の軸方向における任意
の位置でこの回転軸6に固着されるようになつて
いる。上記円筒部材13における外周部には、そ
の鍔部13bの一端側端面に当接する弾性シール
部材としてVリング15が装着されている。この
Vリング15は、その外周に断面V字状の環状溝
1,5aを有しており、この環状溝15aにて分
岐された一端側の片15bを後述の軸受16にお
ける他端側の端面16a(以下シール面と称する)
に当接させ、他端側の片15cを上記鍔部13b
の一端側の端面に当接させている。また、上記円
筒部材13における外周部には、上記E型止め輪
17に一端側が当接する軸受16が装着されてお
り、この軸受16の前記シール面16aは、上記
鍔部13bとの間において上記Vリング15にお
ける適性たり量に相当する間隙dを形成するよう
に設けられている。また、上記軸受16は、前記
現像槽3における側壁部3aに固定されている。
このように、上記円筒部材13には、上記軸受1
6と上記Vリング15とが、上記鍔部13bとE
型止め輪17との間において、上記Vリング15
を適性当たり量で装着した状態で一体的に取り付
けている。
上記の構成において、攪拌装置5における回転
軸6が回転すると、円筒部材13は上記回転軸6
と共に回転する。円筒部材13は、外周部を上記
軸受16に支持されて滑らかに回転する。そし
て、上記円筒部材13に嵌め込まれたVリング1
5は上記円筒部材13と共に回転し、その一端側
の片15bを上記軸受16みおけるシール面16
aに摺接させながら回転する。これにより、現像
槽3内の現像剤が、軸受16と円筒部材13の外
周部との間に入り込むのを防止することができ、
確実なシールを行うことができる。しかも、Vリ
ング15における適性当たり量に相当する間隙d
は、常に一定に確保されるので、上記回転軸6の
長さに不揃いが生じても、第2図に示すように、
止め螺子14の固定位置が変わるだけで何ら不都
合がなく、また、Vリング15の適性当たり量を
調整するための作業も必要としない。
〔考案の効果〕
本考案に係る軸受部シール機構は、以上のよう
に、回転軸を隙間なく嵌め込むことのできる内周
部を有すると共に、一端側外周部には着脱自在な
止め部材を取り付け、他端側外周部には上記回転
軸を固定するための止め螺子が螺着される鍔部を
設けた円筒部材における外周部に、上記鍔部の一
端側端面に当接する弾性シール部材と、一端側が
上記止め部材に当接すると共に他端側端面が上記
鍔部との間に上記弾性シール部材における適性当
たり量に相当する間隙を形成する軸受とを一体的
に取り付けた構成である。これにより、上記弾性
シール部材における適性当たり量に相当する間隙
が常に一定に確保されるので、金属粉等の異物が
上記軸受と円筒部材との間に入り込むのを確実に
防止することができる。このため、上記円筒部材
に嵌め込む回転軸の軸方向寸法を高精度に揃えた
り、又は、上記回転軸を円筒部材に嵌め込む際に
弾性シール部材の当たり量を調整する作業が不要
になる。従つて、上記回転軸の軸方向寸法を高精
度に揃えるために必要であつたコスト又は上記調
整作業に必要であつたコストを削減することが可
能となり、生産効率の向上を図ることができると
いう効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は本考案の一実施例を示し、
第1図は軸受部のシール機構の側面断面図、第2
図は回転軸が不揃いである場合においてその対処
の様子を示す側面断面図、第3図は軸受部のシー
ル機構を複写機の現像槽に設けた状態を示す平面
断面図、第4図は複写機の現像槽を示す斜視図、
第5図は複写機の概略構成図である。 3は現像槽、5は攪拌装置、6は回転軸、10
は軸受部、13は円筒部材、13aは内周部、1
3bは鍔部、13cは螺子穴、14は止め螺子、
15はVリング(弾性シール部材)、16は軸受、
17はE型止め輪(止め部材)である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回転軸を隙間なく嵌め込むことのできる内周部
    を有すると共に、一端側外周部には着脱自在な止
    め部材を取り付け、他端側外周部には上記回転軸
    を固定するための止め螺子が螺着される鍔部を設
    けた円筒部材における外周部に、上記鍔部の一端
    側端面に当接する弾性シール部材と、一端側が上
    記止め部材に当接すると共に他端側端面が上記鍔
    部との間に上記弾性シール部材における適性当た
    り量に相当する間隙を形成する軸受とを一体的に
    取り付けたことを特徴とする軸受部のシール機
    構。
JP18823486U 1986-12-05 1986-12-05 Expired JPH0438103Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18823486U JPH0438103Y2 (ja) 1986-12-05 1986-12-05

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18823486U JPH0438103Y2 (ja) 1986-12-05 1986-12-05

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6392823U JPS6392823U (ja) 1988-06-15
JPH0438103Y2 true JPH0438103Y2 (ja) 1992-09-07

Family

ID=31139407

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18823486U Expired JPH0438103Y2 (ja) 1986-12-05 1986-12-05

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JP (1) JPH0438103Y2 (ja)

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JPS6392823U (ja) 1988-06-15

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