JPH0438098B2 - - Google Patents
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- JPH0438098B2 JPH0438098B2 JP60156443A JP15644385A JPH0438098B2 JP H0438098 B2 JPH0438098 B2 JP H0438098B2 JP 60156443 A JP60156443 A JP 60156443A JP 15644385 A JP15644385 A JP 15644385A JP H0438098 B2 JPH0438098 B2 JP H0438098B2
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Links
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- 230000003595 spectral effect Effects 0.000 claims description 18
- 238000002834 transmittance Methods 0.000 claims description 13
- 239000011521 glass Substances 0.000 claims description 9
- 238000000926 separation method Methods 0.000 claims description 7
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J29/00—Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
- H01J29/86—Vessels; Containers; Vacuum locks
- H01J29/89—Optical or photographic arrangements structurally combined or co-operating with the vessel
- H01J29/898—Spectral filters
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
- Image-Pickup Tubes, Image-Amplification Tubes, And Storage Tubes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、周波数分離方式単管カラー撮像管の
色再現性と画質の改良に関するものである。
色再現性と画質の改良に関するものである。
従来、単管カラー撮像管には、位相分離、周波
数分離、三電極方式などがあり、それぞれ特徴を
もつている。周波数分離方式は、２個のフイルタ
を使うため、他の方式に比べ、赤、緑、青の３原
色を独立にフイルタによつて決定できないという
欠点をもつており、シアンフイルタが緑と赤、イ
エローフイルタが緑と青の色再現性に大きな影響
を与える。
数分離、三電極方式などがあり、それぞれ特徴を
もつている。周波数分離方式は、２個のフイルタ
を使うため、他の方式に比べ、赤、緑、青の３原
色を独立にフイルタによつて決定できないという
欠点をもつており、シアンフイルタが緑と赤、イ
エローフイルタが緑と青の色再現性に大きな影響
を与える。
受像管の蛍光体の分光特性と良好にマツチング
する理想の撮像分光特性は、赤のピーク感度が
600nm、緑のピーク感度が540nm、青のピーク感
度が450nmと言われている。しかし、従来の
TiO2やSiO2を用いた無機のシアンフイルタの分
光透過率の透過領域からしや断領域への透過率50
％付近の透過特性の傾斜は、波長対透過率で0.3
〜0.4nm／％であり、この傾斜の半値波長をシフ
トさせたフイルタを光導電膜表面に形成しても、
赤、緑の理想のピークの感度に波長を合わせるこ
とは無理であつた。すなわち、赤を600nmに合わ
せれば、緑が560nm程度になり、緑を540nmに合
わせれば、赤が580nm程度になり、色分離が悪い
ことになる。
する理想の撮像分光特性は、赤のピーク感度が
600nm、緑のピーク感度が540nm、青のピーク感
度が450nmと言われている。しかし、従来の
TiO2やSiO2を用いた無機のシアンフイルタの分
光透過率の透過領域からしや断領域への透過率50
％付近の透過特性の傾斜は、波長対透過率で0.3
〜0.4nm／％であり、この傾斜の半値波長をシフ
トさせたフイルタを光導電膜表面に形成しても、
赤、緑の理想のピークの感度に波長を合わせるこ
とは無理であつた。すなわち、赤を600nmに合わ
せれば、緑が560nm程度になり、緑を540nmに合
わせれば、赤が580nm程度になり、色分離が悪い
ことになる。
また、多層膜干渉フイルタであるシアンフイル
タおよびイエローフイルタの２種類のストライプ
フイルタを交差して積層すると、表面に凹凸が生
じるので、その凹凸表面を平滑化するととともに
従来のように接着剤等を用いず、ストライプフイ
ルタと光導電膜とを近接して接合できる。
タおよびイエローフイルタの２種類のストライプ
フイルタを交差して積層すると、表面に凹凸が生
じるので、その凹凸表面を平滑化するととともに
従来のように接着剤等を用いず、ストライプフイ
ルタと光導電膜とを近接して接合できる。
その近接効果として斜め入射光によるクロスト
ークが軽減でき、良好な色再現をもたらす。また
平滑化されたガラス薄膜上に透明導電性膜および
光導電膜を蒸着するので断線による画像欠陥を防
止できる。本発明は、シアンおよびイエローの２
種類のストライプフイルタを用いた周波数分離方
式単管カラー撮像管ターゲツトにおいて、多層膜
干渉を利用した無機のストライプシアンフイルタ
の分光透過率の傾斜を変更して、赤、緑色の撮像
分光特性を理想のピーク感度波長に合わせること
ができ、また光のクロストークが少なくて、画像
欠陥の少ない撮像管ターゲツトの提供を目的とす
る。
ークが軽減でき、良好な色再現をもたらす。また
平滑化されたガラス薄膜上に透明導電性膜および
光導電膜を蒸着するので断線による画像欠陥を防
止できる。本発明は、シアンおよびイエローの２
種類のストライプフイルタを用いた周波数分離方
式単管カラー撮像管ターゲツトにおいて、多層膜
干渉を利用した無機のストライプシアンフイルタ
の分光透過率の傾斜を変更して、赤、緑色の撮像
分光特性を理想のピーク感度波長に合わせること
ができ、また光のクロストークが少なくて、画像
欠陥の少ない撮像管ターゲツトの提供を目的とす
る。
以下、実施例を図面に従つて説明する。
第１図は単管カラー撮像管ターゲツトの構造図
であり、フエースガラス１の上にストライプフイ
ルタ２を形成し、またその上にフイルタの凹凸を
平滑にするためのガラス薄膜３、透明導電性膜
４、そして最後に、光導電膜５を形成してターゲ
ツトとする。これにより、光導電膜５とストライ
プフイルタ２を近接することができ、また透明導
電性膜４や光導電膜５の断線を防止できる。
であり、フエースガラス１の上にストライプフイ
ルタ２を形成し、またその上にフイルタの凹凸を
平滑にするためのガラス薄膜３、透明導電性膜
４、そして最後に、光導電膜５を形成してターゲ
ツトとする。これにより、光導電膜５とストライ
プフイルタ２を近接することができ、また透明導
電性膜４や光導電膜５の断線を防止できる。
第２図は本発明に用いたシアンフイルタの分光
透過率であり、透過領域Ａからしや断領域Ｂへ透
過率50％付近での傾斜は0.8nm／％、半値波長透
過率50％での波長580nmである。フイルタの分光
特性は透過率50％（半値波長）付近の傾斜にて評
価が可能であり、この付近の傾斜がフイルタ全体
の分光特性を特徴づけている。
透過率であり、透過領域Ａからしや断領域Ｂへ透
過率50％付近での傾斜は0.8nm／％、半値波長透
過率50％での波長580nmである。フイルタの分光
特性は透過率50％（半値波長）付近の傾斜にて評
価が可能であり、この付近の傾斜がフイルタ全体
の分光特性を特徴づけている。
第３図はZnSeを第１層とし、Zn1-xCdxTe（In）
を第２層として光導電膜を赤外カツトして、3200
〓の色感度で測定した分光感度特性である。
を第２層として光導電膜を赤外カツトして、3200
〓の色感度で測定した分光感度特性である。
第４図は第２図のシアンフイルタと第３図の光
導電膜とによつて得られる緑色（曲線40G）と赤
色（曲線40R）の分光感度を示している。
導電膜とによつて得られる緑色（曲線40G）と赤
色（曲線40R）の分光感度を示している。
第４図から、緑、赤とも理想のピーク感度
540nm、600nmに波長が合つていることが分か
る。
540nm、600nmに波長が合つていることが分か
る。
第５図の51G，51Rは、シアンフイルタの透過
率50％付近の透過特性の傾斜が1.0nm／％の時の
第３図の光導電膜によつて得られる、緑、赤の分
光感度特性である。緑のピーク感度は540nmとな
つているが、赤のピーク感度は610nmになつてお
り、理想より10nm長波長にシフトしている。ま
た緑が、長波長まで感度をもつており、色再現性
上、あまり好ましくない。
率50％付近の透過特性の傾斜が1.0nm／％の時の
第３図の光導電膜によつて得られる、緑、赤の分
光感度特性である。緑のピーク感度は540nmとな
つているが、赤のピーク感度は610nmになつてお
り、理想より10nm長波長にシフトしている。ま
た緑が、長波長まで感度をもつており、色再現性
上、あまり好ましくない。
第５図の52G，52Rは、シアンフイルタの透過
率50％付近の透過特性の傾斜が0.6nm／％の時の
第３図の光導電膜によつて得られる緑、赤の分光
感度特性である。緑のピーク感度は、理想の
54nmになつているが、赤のピーク感度が590nm
になつており、理想より10nm短波長にシフトし
ており、色再現性上あまり好ましくない。
率50％付近の透過特性の傾斜が0.6nm／％の時の
第３図の光導電膜によつて得られる緑、赤の分光
感度特性である。緑のピーク感度は、理想の
54nmになつているが、赤のピーク感度が590nm
になつており、理想より10nm短波長にシフトし
ており、色再現性上あまり好ましくない。
また、透過率50％付近の透過特性の傾斜を
0.9nm／％とすると、緑のピーク感度540nm、赤
のピーク感度605nmになり、同じく傾斜を
0.7nm／％とすると、緑のピーク感度540nm、赤
のピーク感度595nmになり、理想のピークより、
5nmシフトしているが、色再現上は余り差がない
結果が得られた。
0.9nm／％とすると、緑のピーク感度540nm、赤
のピーク感度605nmになり、同じく傾斜を
0.7nm／％とすると、緑のピーク感度540nm、赤
のピーク感度595nmになり、理想のピークより、
5nmシフトしているが、色再現上は余り差がない
結果が得られた。
以上の説明のように、緑、赤の理想の撮像分光
特性に近いシアンフイルタの透過率50％付近の透
過特性の傾斜は、0.7〜0.9nm／％の範囲にあり、
特に0.8nm／％が最適であることが分かる。
特性に近いシアンフイルタの透過率50％付近の透
過特性の傾斜は、0.7〜0.9nm／％の範囲にあり、
特に0.8nm／％が最適であることが分かる。
このようにすることにより、３原色を独立して
決定できないシアンイエローの２種類のストライ
プフイルタを用いても、特に人間の目が最も敏感
な人間の肌色のような赤系に関する色再現を良好
なものとすることが可能となる。
決定できないシアンイエローの２種類のストライ
プフイルタを用いても、特に人間の目が最も敏感
な人間の肌色のような赤系に関する色再現を良好
なものとすることが可能となる。
なお、多層膜の干渉を利用した無機フイルタの
傾斜を変化させる方法にはいくつか上げられる
が、その中で、例えばaH（HL）nbH（ａ＜１，１
＜ｂ）のｎを変化させる層数の変化で変える方
法、または3HaL（L3H）n（ａ〜１，ｂ：最適化
が必要）構造、またはその逆構造を基本構造とし
てａの値を変化させて傾斜を変える方法が便利で
ある。
傾斜を変化させる方法にはいくつか上げられる
が、その中で、例えばaH（HL）nbH（ａ＜１，１
＜ｂ）のｎを変化させる層数の変化で変える方
法、または3HaL（L3H）n（ａ〜１，ｂ：最適化
が必要）構造、またはその逆構造を基本構造とし
てａの値を変化させて傾斜を変える方法が便利で
ある。
以上の実施例では、光導電膜にZn1-xCdxTe
（In）を使用した例について説明したが、その他
の光導電膜、例えば、Sb2S3やCdSe等に対しても
適用される。
（In）を使用した例について説明したが、その他
の光導電膜、例えば、Sb2S3やCdSe等に対しても
適用される。
以上本発明では、周波数分離方式単管カラー撮
像管の多層膜干渉無機ストライプフイルタのシア
ンフイルタの分光透過率の傾斜を改良すること
と、凹凸をなくするガラス薄膜をストライプフイ
ルタ上に形成することにより、画像欠陥の少な
い、赤、緑の色分離および色再現性を良くする撮
像管ターゲツトが得られる。
像管の多層膜干渉無機ストライプフイルタのシア
ンフイルタの分光透過率の傾斜を改良すること
と、凹凸をなくするガラス薄膜をストライプフイ
ルタ上に形成することにより、画像欠陥の少な
い、赤、緑の色分離および色再現性を良くする撮
像管ターゲツトが得られる。
第１図は単管カラー撮像管ターゲツトの断面
図、第２図は本発明にかかるストライプフイルタ
のシアンフイルタの分光透過率特性図、第３図は
本発明にかかる光導電膜の分光感度特性図、第４
図、第５図は本発明にかかる緑、赤の撮像分光感
度特性図である。 １……フエースガラス、２……ストライプフイ
ルタ、３……ガラス薄膜、４……透明導電性膜、
５……光導電膜。
図、第２図は本発明にかかるストライプフイルタ
のシアンフイルタの分光透過率特性図、第３図は
本発明にかかる光導電膜の分光感度特性図、第４
図、第５図は本発明にかかる緑、赤の撮像分光感
度特性図である。 １……フエースガラス、２……ストライプフイ
ルタ、３……ガラス薄膜、４……透明導電性膜、
５……光導電膜。
Claims (1)
- １ シアンフイルタとイエローフイルタの２種類
のストライプフイルタと光導電膜とを積層してな
る周波数分離方式単管カラー撮像管ターゲツトに
おいて、フエースガラス上に交差して積層形成さ
れた多層膜干渉フイルタである前記シアンフイル
タおよびイエローフイルタのストライプフイルタ
と、そのストライプフイルタ上に形成されたその
ストライプフイルタの凹凸表面を平滑化するため
のガラス薄膜と、そのガラス薄膜上に形成された
透明導電性膜と、その透明導電性膜上に形成され
た光導電膜とを有し、前記シアンフイルタの分光
透過率特性の、透過領域から遮断領域における透
過率50％付近の傾斜を0.7nm／％〜0.9nm／％と
したことを特徴とする撮像管ターゲツト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15644385A JPS6151732A (ja) | 1985-07-16 | 1985-07-16 | 撮像管タ−ゲット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15644385A JPS6151732A (ja) | 1985-07-16 | 1985-07-16 | 撮像管タ−ゲット |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP53118330A Division JPS5914219B2 (ja) | 1978-09-25 | 1978-09-25 | 撮像管タ−ゲット |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6151732A JPS6151732A (ja) | 1986-03-14 |
| JPH0438098B2 true JPH0438098B2 (ja) | 1992-06-23 |
Family
ID=15627859
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15644385A Granted JPS6151732A (ja) | 1985-07-16 | 1985-07-16 | 撮像管タ−ゲット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6151732A (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5914219A (ja) * | 1982-07-16 | 1984-01-25 | 富士電機株式会社 | 直流電磁接触器 |
-
1985
- 1985-07-16 JP JP15644385A patent/JPS6151732A/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5914219A (ja) * | 1982-07-16 | 1984-01-25 | 富士電機株式会社 | 直流電磁接触器 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6151732A (ja) | 1986-03-14 |
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