JPH0437836Y2 - - Google Patents

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JPH0437836Y2
JPH0437836Y2 JP7009686U JP7009686U JPH0437836Y2 JP H0437836 Y2 JPH0437836 Y2 JP H0437836Y2 JP 7009686 U JP7009686 U JP 7009686U JP 7009686 U JP7009686 U JP 7009686U JP H0437836 Y2 JPH0437836 Y2 JP H0437836Y2
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rudder
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hull
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JP7009686U
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は舶用舵装置の改良に係り、詳しくは、
ラダーホーンや舵軸などがプラツトホームと一体
に形成されたフラツプラダー装置に関する。
〔従来の技術〕
マリナー型舵における舵装置は、第2図に示す
ように、主舵20、ラダーホーン21、舵軸2
2、軸受23,24および25、船体31、クラ
ンク27およびクランク27を駆動させる舵取機
(図示せず)などにより構成される。
主舵20は、その上端が舵軸22にボルト28
により固定されると共に、中程の位置に舵軸22
と同一軸芯上にボルト29により突起固定される
支軸30がラダーホーン21の下部に設けられた
軸受23に枢支される。ラダーホーン21は主舵
20の前方に配置され、船体31下部に一体固定
に形成され、ほぼ主舵20の中央部まで垂下され
る。上記舵軸22は、船底に設けられる軸受24
を貫通して軸支れ、その上部は船体31上に配置
される軸受25に軸支され、上端部には回動用の
クランク27が固着される。したがつて、上記の
舵軸22および主舵20に設けられる支軸30
は、同一軸芯上の、異なる3箇所に個別に配置さ
れる軸受23,24および25に軸支される。そ
して、上記のクランク27が船体31上に配置さ
れた舵取機により駆動され、舵軸22が回動操作
される。
ところで、従来のラダーの取付け作業にあつて
は、まず船体31にラダーホーン21を溶接し、
次いで軸受23、24および25を仕上げ代を残
して取付け、上記の軸受23、24および25
は、軸芯を一致させるために、船台で精密な孔加
工を行つていた。また、船体31上に配置される
舵取機と舵軸22側に取付けられるクランク27
とを組付調整する作業も船台で行われていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが、上記各軸受23、24および25の
孔加工や舵取機とクランク27との組付調整作業
は、作業環境のきびしい建造中の船体31上に工
作機械などを搬入して行われるので、煩瑣で手間
のかかる仕事になつていた。
本考案は、このような事情を考慮してなされも
ので、船台での取付け作業が容易なフラツプラダ
ー装置を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達成するための本考案の手段は、
船舶に搭載されるフラツプラダー装置であつて、
第1図に示すように、船体1に据付けるためのプ
ラツトホーム2の上面部に舵取機3の取付座4が
設けられ、プラツトホーム2の下面部にフラツプ
駆動手段5の取付座6が設けられると共に、ラダ
ーホーン7が一体に形成され、プラツトホーム2
を貫通して舵軸8が回動自在に軸支されたことで
ある。
〔考案の効果〕
本考案のフラツプラダー装置は、船体とは別に
独立して製作されるプラツトホームの上面部に舵
取機の取付座が設けられ、プラツトホームの下面
部にフラツプ駆動手段の取付座が設けられると共
に、ラダーホーンが一体に形成され、プラツトホ
ームを貫通して舵軸が回動自在に軸支され、装置
全体が予め一体的に形成されるので、船台での取
付作業がきわめて容易となる。
〔実施例〕
以下、本考案をその実施例に基づいて詳細に説
明する。
本実施例のフラツプラダー装置は、第1図に示
すように、船体1に据付けるためのブラケツトホ
ーム2の上面部に舵取機3の取付座4が設けら
れ、プラツトホーム2の下面部にフラツプ駆動手
段5の取付座6が設けられると共に、ラダーホー
ン7が一体に形成され、プラツトホーム2の上面
部に軸受2a、下面部に軸受2bがそれぞれ形成
され、舵軸8がプラツトホーム2を貫通して軸受
2aおよび2bに回動自在に軸支される。舵取機
3の一端はクランク機構3aを介して舵軸8と連
結され、他端は上記取付座4にボルト4aにより
取付けられる。以上のように構成されるフラツプ
ホルダー装置は、ユニツト化された製品として、
工場にて予め一体的に形成される。
そして、舵軸8の下端は、主舵9の上端に設け
られた舵軸孔9aに嵌入され、ボルト10によつ
て主舵9に締着固定される。主舵9の中程の位置
に舵軸8と同一軸芯上となるよう、ボルト11に
より上方に向けて突設固定された支軸12が、主
舵9の前方に配置されるラダーホーン7下部の軸
受13に枢支される。主舵9の後端には、フラツ
プ14がヒンジ15を介して回動自在に連結さ
れ、フラツプ14の上端はフラツプ駆動手段5で
あるリンク機構を介してプラツトホーム2下部に
設けられた取付座6に水平方向に回動自在に連結
される。主舵9、フラツプ14およびリンク機構
5は、前記のフラツプラダー装置とは別に、予め
一体に組立られる。
以上のように構成されるフラツプラダーの船台
への取付作業は、まず、前記したようにユニツト
化されたフラツプホルダー装置を船台に搬入し、
そのプラツトホーム2を船体1に据付ける。次い
で、予め一体に組立てられている主舵9、フラツ
プ14およびリンク機構5を搬入し、主舵9に取
付けられた支軸12をラダーホーン7の軸受13
に嵌合させると共に、主舵9の舵軸孔9aに舵軸
8を搬入し、ボルト10にて主舵9に締着固定す
る。そして、リンク機構5の取付端5aをプラツ
トホーム2の下部に設けられた取付座6にボルト
6aにより組付ければ作業は完了する。したがつ
て、従来のように、船台で舵軸用の軸受を精密に
孔加工する必要がなく、取付作業がきわめて容易
となる。なお、主舵9およびフラツプ14が組立
られた状態にて、船体1側に設けられるプラツト
ホーム2の据付用孔径に挿通できる大きさであれ
ば、予め主舵9、フラツプ14およびフラツプ駆
動手段5などを前記のフラツプラダー装置に組付
けた状態で、これらユニツト化された一体物を船
台に搬入し、プラツトホーム2のみを船体1に据
付ける作業で、さらに容易にラダーの取付作業を
完了することができる。
以上のように構成されるフラプラダーは、ブリ
ツジからの操舵指令により舵取機3が駆動され、
クランク機構3aを介して舵軸8が回動されるこ
とにより、主舵9が転舵操作される一方、フラツ
プ14がフラツプ駆動手段5により、主舵9の転
舵動作に追従して主舵9より大きな舵角で回動さ
れるようになつている。例えば、主舵9が35度転
舵されると、フラツプ14は90度転舵される。な
お、上記プラツトホーム2の内部空間をオイルタ
ンクとして利用し、上部に配置される舵取機3の
油圧容器などへ容易にオイルを供給することもで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に示すフラツプラダー
装置の部分断面図、第2図はフラツプラダー装置
の従来例を示す部分断面図である。 1……船体、2……プラツトホーム、3……舵
取機、4……取付座、5……フラツプ駆動手段、
6……取付座、7……ラダーホーン、8……舵
軸。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 船舶に搭載されるフラツプラダー装置であつ
    て、 船体に据付けるためのプラツトホームの上面部
    舵に取機の取付座が設けられ、 プラツトホームの下面部にフラツプ駆動手段の
    取付座が設けられると共に、ラダーホーンが一体
    に形成され、 プラツトホームを貫通して舵軸が回動自在に軸
    支されたことを特徴とするフラツプラダー装置。
JP7009686U 1986-05-09 1986-05-09 Expired JPH0437836Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP7009686U JPH0437836Y2 (ja) 1986-05-09 1986-05-09

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7009686U JPH0437836Y2 (ja) 1986-05-09 1986-05-09

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62181499U JPS62181499U (ja) 1987-11-18
JPH0437836Y2 true JPH0437836Y2 (ja) 1992-09-04

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