JPH0437774B2 - - Google Patents
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- JPH0437774B2 JPH0437774B2 JP3065784A JP3065784A JPH0437774B2 JP H0437774 B2 JPH0437774 B2 JP H0437774B2 JP 3065784 A JP3065784 A JP 3065784A JP 3065784 A JP3065784 A JP 3065784A JP H0437774 B2 JPH0437774 B2 JP H0437774B2
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Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Refrigerator Housings (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、冷蔵庫、冷凍庫、温蔵庫、冷凍プレ
ハブ、携帯用冷温蔵庫等の断熱体に利用する断熱
板に関するものである。
ハブ、携帯用冷温蔵庫等の断熱体に利用する断熱
板に関するものである。
従来例の構成とその問題点
第1図は従来の断熱板を示している。以下にこ
の従来例の構成について第1図を参考に説明す
る。
の従来例の構成について第1図を参考に説明す
る。
図において、1は断熱板であり、フエノール樹
脂発泡体の様な、連続気泡を有する発泡体2をプ
ラスチツクスラミネートフイルム等より成る袋3
に挿入した後、袋3内部を0.05Torr程度まで減
圧したのち、袋3の開口部を熱融着により封止し
て形成している。
脂発泡体の様な、連続気泡を有する発泡体2をプ
ラスチツクスラミネートフイルム等より成る袋3
に挿入した後、袋3内部を0.05Torr程度まで減
圧したのち、袋3の開口部を熱融着により封止し
て形成している。
しかしながら、上記従来例においては、発泡体
2が脆く、特に発泡体2の表面は粉化し易いため
袋3に発泡体を挿入する際に袋3の開口部に粉末
が付着して熱融着が不完全になり、ガスが熱融着
部より浸入することがあつた。また、袋3そのも
のも完全なガス非透過材質でないので経年変化で
ガスが侵入することがあつた。このことにより減
圧した袋3内部の圧力が上昇し、断熱板1の熱伝
導率が増大し、断熱板の断熱性能が劣化するとい
つた欠点があつた。
2が脆く、特に発泡体2の表面は粉化し易いため
袋3に発泡体を挿入する際に袋3の開口部に粉末
が付着して熱融着が不完全になり、ガスが熱融着
部より浸入することがあつた。また、袋3そのも
のも完全なガス非透過材質でないので経年変化で
ガスが侵入することがあつた。このことにより減
圧した袋3内部の圧力が上昇し、断熱板1の熱伝
導率が増大し、断熱板の断熱性能が劣化するとい
つた欠点があつた。
発明の目的
本発明は、上記従来例の欠点を除去するもので
あり、断熱性能の経時劣化を防止し、さらに断熱
性能を向上させることを目的とする。
あり、断熱性能の経時劣化を防止し、さらに断熱
性能を向上させることを目的とする。
発明の構成
本発明は上記目的を達成するために、金属光沢
を有する二枚の遮蔽板の間に注入発泡した連続気
泡を有する発泡体と、前記遮蔽板をプラスチツク
スラミネートフイルム等のプラスチツクスを主成
分とする袋に挿入し、袋内部を減圧後、袋の開口
部を封止したことにより、発泡体の表面が粉化せ
ず、袋開口部の粉末付着による熱融着不良が防止
されるようにしたものである。また、袋のガス非
透過性が見掛上向上しガスの侵入が減少して、断
熱性能の経時劣化が小さくなるようにしたもので
ある。
を有する二枚の遮蔽板の間に注入発泡した連続気
泡を有する発泡体と、前記遮蔽板をプラスチツク
スラミネートフイルム等のプラスチツクスを主成
分とする袋に挿入し、袋内部を減圧後、袋の開口
部を封止したことにより、発泡体の表面が粉化せ
ず、袋開口部の粉末付着による熱融着不良が防止
されるようにしたものである。また、袋のガス非
透過性が見掛上向上しガスの侵入が減少して、断
熱性能の経時劣化が小さくなるようにしたもので
ある。
実施例の説明
以下、本発明の一実施例を第2図及び第3図を
参考に説明する。尚、従来と同一構成については
同一番号を付してその詳細な説明を省略する。
参考に説明する。尚、従来と同一構成については
同一番号を付してその詳細な説明を省略する。
図において、4は断熱板、5はアルミ箔の遮蔽
板、6はフエノール樹脂の発泡体で、二枚の遮蔽
板5の間に注入発泡した後、遮蔽板5を両面に着
けたまま、縦250mm、横250mmの正方形に切り出し
てプラスチツクスラミネートフイルム等よりなる
袋3に収容され、袋3内部を0.05Torrに減圧し
た後、開口部を熱融着により封止して断熱板4を
形成している。
板、6はフエノール樹脂の発泡体で、二枚の遮蔽
板5の間に注入発泡した後、遮蔽板5を両面に着
けたまま、縦250mm、横250mmの正方形に切り出し
てプラスチツクスラミネートフイルム等よりなる
袋3に収容され、袋3内部を0.05Torrに減圧し
た後、開口部を熱融着により封止して断熱板4を
形成している。
上記断熱板4の作成にあたり、発泡体6の表面
の大部分は遮蔽板5で被われているので、発泡体
6を袋3に収容する際に発泡体6の表面に粉化し
ない。そのため袋3の開口部に粉末が付着せず、
熱融着が完全に行なわれる為、ガスが熱融着部よ
り侵入することがない。また、遮蔽板5が袋3に
密着するので、袋3のガス非透過性を見掛上向上
し、袋3内部へのガスの侵入量が減少するため、
袋3内部の圧力上昇が抑制され、断熱板4の断熱
性能経時劣化が少さくなる利点がある。
の大部分は遮蔽板5で被われているので、発泡体
6を袋3に収容する際に発泡体6の表面に粉化し
ない。そのため袋3の開口部に粉末が付着せず、
熱融着が完全に行なわれる為、ガスが熱融着部よ
り侵入することがない。また、遮蔽板5が袋3に
密着するので、袋3のガス非透過性を見掛上向上
し、袋3内部へのガスの侵入量が減少するため、
袋3内部の圧力上昇が抑制され、断熱板4の断熱
性能経時劣化が少さくなる利点がある。
また、遮蔽板5はまた金属光沢による鏡面効果
により輻射熱を遮断し、輻射による熱伝達を妨げ
るので断熱板4の熱伝導率を低下させ、優れた断
熱性能が得られる利点がある。
により輻射熱を遮断し、輻射による熱伝達を妨げ
るので断熱板4の熱伝導率を低下させ、優れた断
熱性能が得られる利点がある。
さらに、遮蔽板5は金属光沢があり表面の摩擦
抵抗が小さいので、発泡体6が2枚の遮蔽板5の
間に注入された後、発泡しながら遮蔽板5の間に
拡がつていく時に流動が滑らかになる為、気泡が
均一に発生し、また、気泡径が微小化される。気
泡径が微小になることにより、発泡体6中でのガ
スの対流による熱伝達が妨げられ断熱板4の熱伝
導率が低下し、優れた断熱性能が得られる利点が
ある。さらに気泡径が微少になることにより、減
圧による熱伝導率低下効果が比較的低真空から得
られるので、減圧に要する時間が短縮され、生産
効率が向上する利点がある。
抵抗が小さいので、発泡体6が2枚の遮蔽板5の
間に注入された後、発泡しながら遮蔽板5の間に
拡がつていく時に流動が滑らかになる為、気泡が
均一に発生し、また、気泡径が微小化される。気
泡径が微小になることにより、発泡体6中でのガ
スの対流による熱伝達が妨げられ断熱板4の熱伝
導率が低下し、優れた断熱性能が得られる利点が
ある。さらに気泡径が微少になることにより、減
圧による熱伝導率低下効果が比較的低真空から得
られるので、減圧に要する時間が短縮され、生産
効率が向上する利点がある。
尚、本実施例において、遮蔽板5はアルミ箔を
用いたが、銅、鉄、ステンレス等の金属、あるい
は、蒸着、スパツタリング、メツキ等の手段を用
いて金属光沢を付加したプラスチツクス等も使用
可能である。また、発泡体6はフエノール樹脂を
用いたが、ウレタン樹脂等、他の樹脂でも2枚の
遮蔽板5の間に注入発泡できるものであれば、材
料に制限なく使用可能である。
用いたが、銅、鉄、ステンレス等の金属、あるい
は、蒸着、スパツタリング、メツキ等の手段を用
いて金属光沢を付加したプラスチツクス等も使用
可能である。また、発泡体6はフエノール樹脂を
用いたが、ウレタン樹脂等、他の樹脂でも2枚の
遮蔽板5の間に注入発泡できるものであれば、材
料に制限なく使用可能である。
発明の効果
以上のように本発明は、金属光沢を有する二枚
の遮蔽板の間に注入発泡した連続気泡を有する発
泡体と、前記遮蔽板をプラスチツクスを主成分と
する袋を挿入し、袋内部を減圧後、袋の開口部を
封止したことにより、以下に示す効果が得られる
ものである。
の遮蔽板の間に注入発泡した連続気泡を有する発
泡体と、前記遮蔽板をプラスチツクスを主成分と
する袋を挿入し、袋内部を減圧後、袋の開口部を
封止したことにより、以下に示す効果が得られる
ものである。
(a) 発泡体の表面の大部分が遮蔽板で被われてい
るため、発泡体を袋に収容する際に発泡体の表
面が粉化せず、袋の開口部に粉末が付着しない
ので、袋開口部の熱融着が完全な行なわれ、ガ
スが熱融着部より侵入することがない。
るため、発泡体を袋に収容する際に発泡体の表
面が粉化せず、袋の開口部に粉末が付着しない
ので、袋開口部の熱融着が完全な行なわれ、ガ
スが熱融着部より侵入することがない。
(b) また、遮蔽板が袋に密着するので、袋のガス
非透過性が見掛上向上し、袋内部へのガスの侵
入量が減少するので、袋内部の圧力の上昇が抑
制され、断熱板の断熱性能経時劣化が小さくな
り、断熱板は長期にわたり優れた断熱性能を維
持することができる。
非透過性が見掛上向上し、袋内部へのガスの侵
入量が減少するので、袋内部の圧力の上昇が抑
制され、断熱板の断熱性能経時劣化が小さくな
り、断熱板は長期にわたり優れた断熱性能を維
持することができる。
(c) 遮蔽板は金属光沢による鏡面効果により、輻
射熱を遮断し、輻射による熱伝達を妨げるため
断熱板の熱伝導率を低下させ、断熱性能の非常
に優れた断熱板を得ることができる。
射熱を遮断し、輻射による熱伝達を妨げるため
断熱板の熱伝導率を低下させ、断熱性能の非常
に優れた断熱板を得ることができる。
(d) 遮蔽板は表面の摩擦抵抗が小さいので、発泡
体が2枚の遮蔽板の間に注入された後、発泡し
ながら遮蔽板の間に拡がる際の流動が滑らかに
なり、気泡が均一に発生し、また、気泡径が微
小化される。
体が2枚の遮蔽板の間に注入された後、発泡し
ながら遮蔽板の間に拡がる際の流動が滑らかに
なり、気泡が均一に発生し、また、気泡径が微
小化される。
(e) 気泡径が微小になることにより、発泡体の中
でのガスの対流による熱伝達が妨げられ断熱板
の熱伝導率が低下し、非常に優れた断熱性能の
断熱板を得ることができる。
でのガスの対流による熱伝達が妨げられ断熱板
の熱伝導率が低下し、非常に優れた断熱性能の
断熱板を得ることができる。
(f) さらに、気泡径が微小になる事により、減圧
による熱伝導率低下効果が比較的低真空で得ら
れるため、減圧に要する時間が短縮され、生産
効率が向上する利点がある。
による熱伝導率低下効果が比較的低真空で得ら
れるため、減圧に要する時間が短縮され、生産
効率が向上する利点がある。
第1図は従来の断熱板の断面図、第2図は本発
明の一実施例における断熱板の断面図、第3図は
第2図の遮蔽板の間に注入発泡された発泡体の斜
視図である。 5……遮蔽板、6……発泡体、3……袋、4…
…断熱板。
明の一実施例における断熱板の断面図、第3図は
第2図の遮蔽板の間に注入発泡された発泡体の斜
視図である。 5……遮蔽板、6……発泡体、3……袋、4…
…断熱板。
Claims (1)
- 1 金属光沢を有する二枚の遮蔽板と、前記二枚
の遮蔽板の間に注入発泡した連続気泡を有する発
泡体と、前記遮蔽板と発泡体を収容し、かつ減圧
するプラスチツクスを主成分とする袋とよりなる
断熱板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3065784A JPS60174639A (ja) | 1984-02-20 | 1984-02-20 | 断熱板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3065784A JPS60174639A (ja) | 1984-02-20 | 1984-02-20 | 断熱板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60174639A JPS60174639A (ja) | 1985-09-07 |
JPH0437774B2 true JPH0437774B2 (ja) | 1992-06-22 |
Family
ID=12309835
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3065784A Granted JPS60174639A (ja) | 1984-02-20 | 1984-02-20 | 断熱板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60174639A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017134862A1 (ja) * | 2016-02-04 | 2017-08-10 | 三菱電機株式会社 | 保温体、真空断熱材および真空断熱材の製造方法 |
JP2019094962A (ja) * | 2017-11-21 | 2019-06-20 | トヨタ自動車株式会社 | 断熱パネル |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2543041B2 (ja) * | 1986-06-20 | 1996-10-16 | 松下冷機株式会社 | 断熱体 |
JPWO2007122856A1 (ja) * | 2006-04-24 | 2009-09-03 | 株式会社ニコン | 光学素子冷却装置および露光装置 |
-
1984
- 1984-02-20 JP JP3065784A patent/JPS60174639A/ja active Granted
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017134862A1 (ja) * | 2016-02-04 | 2017-08-10 | 三菱電機株式会社 | 保温体、真空断熱材および真空断熱材の製造方法 |
JP6266162B2 (ja) * | 2016-02-04 | 2018-01-24 | 三菱電機株式会社 | 保温体、真空断熱材および真空断熱材の製造方法 |
JPWO2017134862A1 (ja) * | 2016-02-04 | 2018-02-08 | 三菱電機株式会社 | 保温体、真空断熱材および真空断熱材の製造方法 |
JP2019094962A (ja) * | 2017-11-21 | 2019-06-20 | トヨタ自動車株式会社 | 断熱パネル |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60174639A (ja) | 1985-09-07 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |