JPH0437753B2 - - Google Patents

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JPH0437753B2
JPH0437753B2 JP8412587A JP8412587A JPH0437753B2 JP H0437753 B2 JPH0437753 B2 JP H0437753B2 JP 8412587 A JP8412587 A JP 8412587A JP 8412587 A JP8412587 A JP 8412587A JP H0437753 B2 JPH0437753 B2 JP H0437753B2
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JP
Japan
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spray
tank
liquid
heat pump
cleaning liquid
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JP8412587A
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English (en)
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JPS63248486A (ja
Inventor
Junta Hirata
Shigetoshi Myazaki
Yoshimasa Hara
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Hitachi Plant Technologies Ltd
Original Assignee
Hitachi Plant Technologies Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はスプレー洗浄装置に係り、特にフロン
等のような低沸点溶剤を洗浄液として用い、これ
を被洗浄物に加圧スプレーして汚れを除去する場
合に適用するのに好適なスプレー洗浄装置に関す
る。
〔従来の技術〕
被洗浄物に洗浄液を加圧噴射して洗浄をなす従
来装置は、一般にスプレーノズルが配置されたス
プレー室と、ヒータを設置した乾燥室とを隣接配
置するとともに、これら2室の前後に洗浄液の蒸
気が系外に漏洩しないように設けられた前室と後
室とを配置した直列の合計4室から構成されてい
る。また、各室を貫通して被洗浄物を搬送するコ
ンベアが設けられ、コンベア駆動によつて被洗浄
物を順次各室に搬入させるようにしている。
ところで、この種の装置では、フロン113の
ような低沸点溶剤をスプレー洗浄液として使用す
るが、この場合にはスプレー室内に空気が存在す
ると容易に気化し、気化熱を被洗浄物から奪つて
表面温度を低下せしめ、空気中の水分が被洗浄物
に結露してしまう問題があつた。
このようなことから、出願人は結露に伴う問題
を改善して乾燥効果を高めることができるととも
に、洗浄液の回収率も向上させた新たなスプレー
洗浄装置を提案した。この装置は、第3図に示す
ように、本体中央部に洗浄室となるスプレー槽1
0を備え、スプレー槽10内に設置したスプレー
ノズル12にて被洗浄物14に洗浄液(フロン)
を噴射させるようにしている。スプレー槽10の
下部には一定量の洗浄液を貯えるとともに、スプ
レー槽10から流下した洗浄液を受ける受液槽1
6が接続配置されている。受液槽16内の洗浄液
はプレイフイルタ18、ポンプ20、フイルタ2
2を経てスプレーノズル12に加圧供給され、ノ
ズル12からスプレー噴射される。なお、受液槽
16内にはフロンの液化を図るための冷却コイル
24が設けられている。
前記受液槽16に隣接して蒸気発生手段として
の蒸気発生槽26が設けてられている。この蒸気
発生槽26には洗浄液の一部が収容されており、
内部の電気ヒータ28により加熱され、洗浄液を
蒸発させるようにしている。発生蒸気を前記スプ
レー槽10に送給すべく、蒸気発生槽26とスプ
レー槽10とを接続するダクト30が設けられ、
スプレー槽10の側面に設けた通気孔32を経て
送給し、スプレー槽10内をフロン蒸気にて充満
させ得るようになつている。
また、前記スプレー槽10の上面部には被洗浄
物14を導入するための導入筒部34が一体的に
立設され、この導入筒部34の上端入口開口36
から被洗浄物14を降下させてスプレーノズル1
2と対面する位置に移動させるものとしている。
導入筒部34の内壁面部には冷却コイル38が被
洗浄物14の昇降移動を妨げないように配置さ
れ、スプレー槽10内に充満させているフロン蒸
気の界面位置をスプレー槽10自身の開口位置に
留めるように蒸気冷却を行い、蒸気漏洩を防止し
ている。そして、導入筒部34の上端入口開口3
6にはスライド扉40が設けられ、被洗浄物14
の出入りの際にのみ開閉させることにより、導入
筒部34を含むスプレー槽10の内部が密閉され
た空間となるようにしている。
このような構成の装置では、蒸気発生槽26に
よる洗浄液蒸気の供給により、スプレー槽10内
に空気がないため被洗浄物14の表面結露がなく
なり、かつ蒸気を常に供給することにより、スプ
レー後の被洗浄物14は短時間のうちに加温さ
れ、乾燥する。このため、スプレー槽10内で洗
浄と乾燥が行える利点が得られるのである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、蒸気改良装置においては、洗浄液が
蒸気の雰囲気内でスプレーされるため、その温度
が容易に上昇する。特に洗浄液としてフロン11
3を用いた場合、液温が30℃以上になるとスプレ
ー用のポンプ20内でキヤビテーシヨンが発生
し、ポンプ20が充分な機能を果たせなくなるた
め、洗浄液を常に30℃以下になるように受液槽1
6内の冷却コイル24で冷却する必要がある。こ
の冷却熱量は蒸気発生槽26における電気ヒータ
28の加熱量に依存している。そして、当該装置
では蒸気発生槽26の加熱源として電気ヒータ2
8を用いるとともに、受液槽16での冷却には冷
却コイル24に冷水を通流させる等の手段を講
じ、かつ加熱と冷却とは各々独立して行つていた
のである。したがつて、斯かる装置では、スプレ
ー液の回収性能は良好であるものの、これらの加
熱・冷却に多大なエネルギを要し、ランニングコ
ストが大きくなつてしまう問題があつた。
本発明の目的は、上記従来の問題に着目し、フ
ロン等の低沸点溶剤を洗浄液として使用した場合
の乾燥効果が高く、かつ設備のコンパクト化が図
れる利点を生かしつつ、洗浄液の加熱・冷却のた
めの省エネルギ化を図つたスプレー洗浄装置を提
供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明に係るスプ
レー洗浄装置は、洗浄液を加圧スプレーするスプ
レー手段を内蔵するとともに被洗浄物を搬入し得
るほぼ密閉されたスプレー槽と、このスプレー槽
に併設され通気路を介して前記洗浄液を加熱して
得られた蒸気をスプレー槽に供給する蒸気発生槽
と、前記スプレー槽のスプレー液を受けて冷却す
る受液槽と、少なくとも凝縮器と蒸発器とを有す
るヒートポンプとを具備してなり、このヒートボ
ンプの凝縮器を前記蒸気発生槽の加熱手段とする
とともに該ヒートポンプの蒸発器を前記受液器の
冷却手段に適用した構成としている。
〔作用〕
上記構成により、スプレーによつて加温された
洗浄液の熱を受液槽からヒートポンプの蒸気器に
より回収し、これを、蒸気発生槽に設けたヒート
ポンプの凝縮器を通じて加熱源として再利用する
ことができる。これにより省エネルギの熱回収シ
ステムを組み込んだスプレー洗浄装置とすること
ができる。
〔実施例〕
以下に、本発明に係るスプレー洗浄装置の実施
例を図面を参照して説明する。なお、第3図に示
した装置の構成部材と同一の部材には同一番号を
付して説明を省略する。
第1図は実施例に係るスプレー洗浄装置の断面
図を示したものである。洗浄装置本体はスプレー
ノズル12を内蔵したスプレー槽10、その下部
に位置する受液槽16、スプレー槽10に隣接し
ダクト30で接続された蒸気発生槽26、受液槽
16内の洗浄液をスプレーノズル12に圧送する
ポンプ20などから構成されている。
このような主要構成において、当該実施例では
前記受液槽16と蒸気発生槽26との間にヒート
ポンプ42を配設したものである。このヒートポ
ンプ42は圧縮器44、凝縮器46、膨張弁4
8、および蒸発器50を配管52により直列に接
続したもので、蒸発器50を受液槽16の洗浄液
内に浸漬し、また凝縮器46を蒸気発生槽26の
洗浄液内に浸漬して配置している。これにより、
ヒートポンプ42の蒸発器50は洗浄液の冷却手
段として、凝縮器46は加熱手段としてそれぞれ
作用する。
このような構成のため、ヒートポンプ42の凝
縮器46の凝縮熱により加熱された蒸気発生槽2
6内における洗浄液としてのフロンは約47℃で蒸
発し、その蒸気ダクト30、通気孔32を経てス
プレー槽10内に充満する。この蒸気雰囲気中で
スプレー洗浄が開始されると、フロンのスプレー
液はフロン蒸気により加温されるため、受液槽1
6内に溜められたフロン洗浄液は温度上昇する。
このとき、ヒートポンプ42の蒸発器50が受液
槽16内に存在するため、受液槽16内フロン洗
浄液から熱を吸収して冷却する。ヒートポンプ4
2は圧縮器44により熱媒体を凝縮器46に送給
し、蒸気発生槽26での凝縮熱で槽内フロン液を
加熱するのである。
このような実施例によれば、ヒートポンプ42
により蒸気発生槽26に要する加熱源と受液槽1
6に要する冷却源との間で熱回収システムを組む
ことができ、受液槽16での冷却熱量が蒸気発生
槽26の加熱量に依存しているという相関関係を
有効に利用しつつ、省エネルギ化が図れる。この
結果、第3図に示した例のように独立に加熱、冷
却する場合に比較して、消費電力では約1/6以下
に低減でき、省エネルギの実効を図ることができ
た。
なお、第1図において、スプレー槽10の上面
部には大きな空間容積をもつ容器体54が設けら
れ、この容器体54は側部に搬入扉56を有する
搬入側張出部54Aと、搬出扉58を有する搬出
側張出部54Bとを設けている。また、各張出部
54A,54Bの下方位置には搬入扉56の下方
まで被洗浄物14を搬送する搬入コンベア60
と、被洗浄物14を搬出扉58から受け取り、こ
れを系外に搬送する搬出コンベア62とが設置さ
れている。一方、容器体54の内部には、搬送装
置64が備えられ、先端に把持具66を有する昇
降アーム68を設けている。昇降アーム68は昇
降ガイドするとともに、各昇降ガイドの上端で水
平ガイドするE字形のガイド機械70によつて、
図中矢印で示したように、昇降動と水平移動を繰
り返しながら被洗浄物14を案内移動させる。容
器体54には環境通風装置が備えられ、フアン7
2からHEPAフイルタ74を介して容器体54
の内部に吹き出し、下位の取入口からダクト76
を通じてフアン72が吹き込むように構成されて
いる。
次に、第2図には第2実施例に係るスプレー洗
浄装置を示す。この実施例は、第1実施例の構成
に加えて、スプレー槽10の上部に設けてある導
入筒部34側の冷却コイル38の冷却熱源として
ヒートポンプ42を利用するようにしている。す
なわち、ヒートポンプ42の凝縮器46と膨張弁
48の途中に三方電磁弁78を介装し、分岐管8
0を前記冷却コイル38に対し第2膨張弁82を
介して接続している。また、冷却コイル38の出
側はバイパス管84によりヒートポンプ圧縮器4
4の入側に接続している。更に、スプレー槽10
と導入筒部34との間に開閉蓋86を配し、この
蓋86が閉鎖されているときに分岐管80が遮断
され、逆に蓋86の開放時には分岐管80側が開
放されるように三方電磁弁78と連動させてい
る。なお、図中88はヒートポンプ42の圧縮器
44の出側に設けられた補助冷却器である。
このような第2実施例ではスプレー槽10から
フロン蒸気が漏れることを防止するために必要な
冷却熱源にも回収熱を利用でき、更に省エネルギ
化を図りつつ、洗浄液回収率を向上させることが
できる利点がある。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、相互に
関連する少なくとも受液槽の冷却熱源と蒸気発生
槽の加熱源とをヒートポンプを用いた熱回収シス
テム中に組み入れた構成としたため、消費電力の
低減、省エネルギ化を図りつつ、フロン等の低沸
点溶剤を洗浄液として使用した場合の乾燥効果と
設備のコンパクト化を図れるスプレー洗浄装置を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例に係るスプレー洗
浄装置の断面図、第2図は第2実施例に係る同装
置断面図、第3図は先行スプレー洗浄装置の断面
図である。 10……スプレー槽、12……スプレーノズ
ル、16……受液槽、20……ポンプ、26……
蒸気発生槽、42……ヒートポンプ、46……凝
縮器、50……蒸発器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 洗浄液を加圧スプレーするスプレー手段を内
    蔵するとともに被洗浄物を搬入し得るほぼ密閉さ
    れたスプレー槽と、このスプレー槽に併設され通
    気路を介して前記洗浄液を加熱して得られた蒸気
    をスプレー槽に供給する蒸気発生槽と、前記スプ
    レー槽のスプレー液を受けて冷却する受液槽と、
    少なくとも凝縮器と蒸発器とを有するヒートポン
    プとを具備してなり、このヒートポンプの凝縮器
    を前記蒸気発生槽の加熱手段とするとともに該ヒ
    ートポンプの蒸発器を前記受液器の冷却手段に適
    用したことを特徴とするスプレー洗浄装置。
JP8412587A 1987-04-06 1987-04-06 スプレ−洗浄装置 Granted JPS63248486A (ja)

Priority Applications (1)

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JP8412587A JPS63248486A (ja) 1987-04-06 1987-04-06 スプレ−洗浄装置

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