JPH0437463A - 金型用ガス抜き装置 - Google Patents

金型用ガス抜き装置

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JPH0437463A
JPH0437463A JP14151890A JP14151890A JPH0437463A JP H0437463 A JPH0437463 A JP H0437463A JP 14151890 A JP14151890 A JP 14151890A JP 14151890 A JP14151890 A JP 14151890A JP H0437463 A JPH0437463 A JP H0437463A
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Minoru Kuriyama
稔 栗山
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/26Moulds
    • B29C45/34Moulds having venting means

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ダイカストマシンや射出成形機などの射出成
形装置による射出成形時に金型のキャビティからガスを
抜き取る金型用ガス抜き装置に関するものである。
〔従来の技術〕
本発明に類する従来技術としては、特開昭63−600
59号公報に記載されている技術がある。
この技術は、お互いに絶縁された2電極から成る溶湯検
知センサにキャビティよりの溶湯が到達して溶湯検知セ
ンサが短絡し、これによりスイッチング回路が直ちに作
用して、エア電磁弁または電磁コイルが作動することに
よりガス抜き弁を閉じるものである。
〔発明が解決しようとする課題〕
前記従来技術においては、キャビティからの溶湯が塊状
になってガス抜き通路内を移動してくる場合には容易に
溶湯を検知でき、ガス抜き弁を閉じることにより溶湯は
ガス抜き弁内に侵入することはない。しかしながら、実
際の鋳造時には、キャビティからの溶湯が塊状になって
ガス抜き通路内を移動してくることは希であり、一般に
はフレーク状であったり粒状であったりすることが多い
溶湯検知センサがお互いに絶縁された2電極からなって
いるため、これらのフレークや粒を検知することができ
ず、したがってガス抜き弁を閉じることができず、この
ガス抜き弁内に溶湯のフレークや粒が侵入し、これらが
弁のシート面に噛み込むことにより、大量に溶湯がガス
抜き弁内に侵入することがあった。
〔課題を解決するための手段〕
このような課題を解決するために本発明の第1の発明は
、ガス抜き用通路の途中に配置されて溶湯の通過を溶湯
がガス抜き用通路の壁面に衝突する際に発生する弾性波
を検出する検出装置と、検出信号レベルを基準レベルと
比較し、検出信号レベルが基準レベルより大きい場合に
電気信号により弁を閉じる弁閉機構とを設け、ガス抜き
用通路と金型キャビティとの接続個所を金型キャビティ
内で溶湯が最後に到達する位置に設けるようにしたもの
である。
また、本発明の第2の発明は、ガス抜き用通路の途中に
配置されて溶湯の通過を溶湯がガス抜き用通路の壁面に
衝突する際に発生する弾性波を検出する検出装置と、検
出信号レベルを基準レベルと比較し、検出信号レベルが
基準レベルより大きい場合に電気信号により弁を閉じる
弁閉機構とを設け、検出装置の周囲を制振材で取り囲む
ようにしたものである。
〔作用〕
金型キャビティを通過した後、ガス抜き昇方向に向かっ
てガス抜き通路を移動する溶湯が金型壁に衝突する際に
発生する弾性波を検出装置により検出し、検出信号レベ
ルが基準レベルより大きい場合に溶湯が音波検出装置部
まで来たという電気信号を発し、この電気信号によりガ
ス抜き弁を閉じる。
〔実施例〕
第1図は本発明による金型用ガス抜き装置の一実施例に
おける弁制御装置を示し、1は検出信号レベルS1の信
号を出力する弾性波検出装置、2は前置増幅器、3は帯
域フィルタ、4は主増幅器、5は基準レベルS2の信号
を出力する基準弾性波設定装置、6はS1≧82のとき
弁閉信号を出力する比較器、7は弁閉機構である。
第2図および第3図は、本発明による金型用ガス抜き装
置の一実施例におけるガス抜き装置と金型を示す断面図
である。第2図および第3図において、固定金型または
可動金型、あるいは一方の金型の分離面部にはガス抜き
ブロック1)が取り付けられていて、その上面に固定さ
れたブラケット1)a上には、流体圧シリンダ12が固
定されており、その流体圧で進退するピストンロッド1
2aの作用端であるフランジ12bには、全体を符号1
3で示す金型用ガス抜き装置の本体が、上端部のホルダ
14をボルト止めすることにより固定されている。この
金型用ガス抜き装置の本体13は、ホルダ14で上端部
を挟持された有底円筒状のスプール15を備えており、
このスプール15の下端小径段部15aは、ガス抜きブ
ロック1)のスプール穴16に着脱自在に嵌合されてい
る。
そして、射出成形時にこの金型用ガス抜き装置の本体1
3を用いて金型キャビティ22内のガスを排出したり弁
を閉じるときにはピストンロッド12aが前進して小径
段部15aとスプール穴16とが第2図に示すごとく嵌
合するようにしてあり、射出後、型開して弁頭部などを
掃除するときには、ピストンロフト12aが後退して小
径段部15aとスプール穴16とのが解かれ、小径段部
15aや弁頭部はガス抜きブロック1)の外に位置する
ように設けられている。スプール15は上下の部材15
’b、  15 cに分割されていて、その間には内孔
15dに嵌合された弁ガイド17のフランジが挟持され
ており、上下の部材15b、15cが一体化されている
。18は弁ガイド17の上方に位置してスプール15の
部材15bの内孔15dに摺動自在に嵌合されたピスト
ンであって、その中心ねし孔には、弁ガイド17の内孔
17aに進退自在に嵌合されてスプール15の下端小径
段部15a内を貫通する弁棒19のねじ部が螺入されて
一体化されており、この弁棒19の下端には後程詳述す
る弁頭部20が一体化されている。
一方、前記ガス抜きブロック1)とこれが接合固定され
た金型21とは、図の紙面を境にして手前側と紙背側と
に分割されており、金型21にはキャビティ22が形成
されている。ガス抜きブロック1)と金型21には、キ
ャビティ22に連続するガス抜き溝23が形成されてお
り、このガス抜き溝23と、前記スプール15が嵌合さ
れたスプール穴16との間には、大径部の穴24aと小
径部の穴24bとで段付き円筒状に形成された弁室24
が設けられている。前記弁頭部20は、弁室24の小径
部の穴24bに摺動自在に嵌合された円柱状の大径部2
0aと、この大径部20aからガス抜き溝23方向に突
出するテーパ付きの小径部20bとで段状に一体形成さ
れており、その中心部端面倒には、口径がガス抜き溝2
3の幅よりも大きい円錐穴20cが設けられている。弁
頭部20の基端フランジ部20dの上端外周には、スプ
ール15の下端内面部に形成された弁座15eとで弁開
閉部を構成するテーパ部20eが形成されている。そし
てキャビティ22からの溶湯で弁頭部20を押上げるこ
とによりテーパ部20eが弁座15eに押圧されて弁が
閉じるように構成されている。なお、弁は制御装置から
の指令でピストン18の上側の室にエアまたは油が送ら
れることにより開くが、図示と詳しい説明を省略する。
また、ピストン18は下側の室にエアまたは油を供給す
ることにより弁を強制的に閉じるようにしておくことも
できる。また、ピストン18の下部のフランジがある室
内にエア又は油を作用させておけば、ピストン18が閉
動作で少しでも浮き上がれば、前記室内のエア又は油は
ピストン18の下側にも作用するので、この力の付加に
よりピストン18はより一層速く上昇し、したがって弁
閉動作も速く行なわれる。
ガス抜き溝23に続くバイパスとも呼ぶことができるガ
ス抜きill路25は、弁頭部20のテーパ付きの小径
部20bの端面と周面とに沿うように形成されていてガ
ス抜き溝23と連通する通路25aと、小径部20bの
側面部から発し弁座I5eの直前の弁室24に連通ずる
一対の迂回通路25bとによって形成されている。第2
図に示した実施例では、迂回通路25bは少し横方向に
進んでいったん下方へ向かい、次に外側横方向へ進んだ
のち上方向へ向かい、最後に内側横方向へ向かって弁座
15eの直前に至っている。ただしこれは必要充分な長
さを有していれば、他の形状にしてもよい。前記スプー
ル15の内孔15dには、排気孔15fが開口されてお
り、キャビティ22内のガスは、弁開状態のとき、ガス
抜き溝23゜通路25a、迂回通路25b、弁室24の
上側大径部の穴24a内を経てスプール15の内孔15
dに入り、排気孔15fから外部へ排出されるように構
成されている。
第2図においては、弁室24の小径部の穴24bの内面
に摺動自在に設けられた弁頭部2oの大径部20aの厚
みは、弁開き寸法、すなわち弁開状態における弁座15
eとテーパ部20e間の軸線方向の距離よりも厚くし、
弁が閉じるとき、溶湯が大径部20aの外周を通って弁
室24の大径部の穴24aへ直接行かないようにした。
また、弁頭部20のテーパ付きの小径部20bの軸線方
向の長さは、弁開状態のとき小径部2゜bの根元部から
横方向へ延びている部分の迂回通路25bの幅よりも長
くした。この小径部20bの軸線方向の長さは、できれ
ば迂回通路25bの幅の2倍以上にするが、あるいは、
迂回通路25bの幅に弁開度寸法を加えた寸法よりも長
くするのが好ましい。それは、ガス抜き溝23がら弁頭
部20の端面横方向に入ってきた溶湯が簡単に迂回通路
25b内へ進まないようにするためである。
弁開状態のときの弁頭部2oのテーパ付きの小径部20
bの端面と周面とに沿うように形成される通路25aは
適宜狭くした状態の通路25aとし、ガスの排気能力は
充分にあってしかも溶湯は少し進むにくい状態を保ち得
る寸法にした。すなわち、通路25aのうち、弁頭部2
0の端面に沿っている部分は下側の面を先細りのテーパ
面とし、弁頭部20の端面の外周付近で溶湯の流れを絞
り得るようにした。ただし、この絞り部は、弁が開いて
いて弁頭部20に溶湯が衝突する瞬間は有効に作用す゛
るが、いったん弁が閉じ始めたら、ここの空間は急激に
広がり、絞り効果はすぐ薄れてしまう。それに対して、
弁頭部20のテーパ付き小径部20bの外周に設けられ
た通路25aの部分は、ガスの排出を充分に行なえる範
囲で狭くしておけば、弁が閉じ始めても絞り効果がほと
んど変わることがなく、弁頭部20が軸線方向へ動いて
も絞った状態を保っている。これら絞り部を弁頭部20
の小径部20bの端面と周面に沿って設けたので、ガス
は容易に通っても、溶湯は容易に行きにくい。なお、小
径部20bは必ずしもテーパ付きにせずに円柱状にして
もよいが、緩やかなテーパ付きにしておけば、絞り効果
があるだけでなく、射出後に凝固金属部から弁頭部2o
を抜き出す際に円滑に作用する効果もある。
一方、弁頭部20の端面から内部に向かっては、円錐状
の穴20cを設け、その際、円錐穴20cの入口の直径
は、ガス抜き溝23の幅よりも大きくしたが、これは、
ガス抜き溝23から真直くに突進してくる溶湯の最初の
部分をこの円錐穴2゜CO中へ確実に侵入させ、溶湯が
通路25aに行こうとする前に弁を確実に素早く閉しさ
せるためである。その上、弁頭部20に穴20cを設け
たのは、弁頭部20自体を軽くし、弁頭部2oがより軽
い力で押下げられるようにしたためである。
なお、円錐穴20cにしたのは、抜き勾配を持たせるた
めと、弁頭部20自体の強度を必要以上に落としたくな
いためである。
金型2Iは、第3図に示すように、弾性波検出装置1と
弾性波センサ1aとキャビティ22とガス抜き通路23
と制振材28とを有する。キャビティ22内には溶湯1
0が示されている。また、29はプランジャである。上
記制振材28は、矢印BRで示すように金型21を伝搬
してくる弾性波をセンサlaで検出するのを防止するた
め、センサ1aの周囲を取り巻くように形成されていて
、その材質は、たとえばFe−3%C−2%Si、Fe
−12%Cr−3%Alなどである。サラニ、第2図に
おいて、26は電磁コイル、27はコアであり、これら
は弁頭部20の上下動を制御する。
なお、第3図でガス抜き溝23とキャビティ22の接続
位置Pを図のような位置としたのは、キャビティ22内
の溶湯10は矢印ARのような運動をすると考えられ、
このとき最も遅く溶湯10が到達する位置がPと考えら
れるからである。
以上のように構成された金型用ガス抜き装置の動作を説
明する。この金型用ガス抜き装置の動作としては慣性動
作と電気的動作の2つがある。慣性動作とは、弁頭部2
0を溶湯10が押し上げることを利用するものであり、
電気的動作とは、電磁コイル26への通電、非通電によ
り弁の開閉を制御するものである。
まず、慣性動作について説明する。第2図に示した状態
に金型用ガス抜き装置の本体13をセ。
トし、弁開状態のもので金型21のキャビティ22内へ
溶湯10が射出されると、キャビティ22内のガスは、
ガス抜きa23を経て通路25aに入り、両方の迂回通
路25bに別れた後、迂回して弁座15e直前の弁開き
部からスプール15内に入り、排気孔15fから外部へ
排出される。この場合、通路25aの断面積は、ガスの
排出に充分必要な程度に設定されており、かつ比較的に
広幅の迂回通路25bがこれに連通されているので、ガ
スの通過が容易であり、排気能力が大きい。なお、ガス
は排気孔15fから大気開放することもあるが、排気孔
15fに図示しない電磁切替弁と真空装置を接続してガ
スを真空吸引することが多い。
溶湯10がキャビティ22に充満すると、この溶湯10
はガス抜き溝23内へ勢いよく上昇し、通路25aに入
る前に弁頭部20の小径部20bの端面に確実に作用す
るので、弁頭部20が上昇してテーパ部20eが弁座1
5eに密着し、弁は確実に全閉される。このあと溶湯1
0は通路25aを経て迂回通路25bへ進むので、迂回
通路25に入った溶湯や飛沫状または小粒状の溶湯固化
物が弁開閉部へ詰まったりスプール15内へ侵入したり
することがない。
この場合、弁開状態では弁頭部20の小径部20bの水
平な端面に沿った通路25aは弁頭部20の外周側があ
る程度絞られた状態になっており、また、弁頭部20の
小径部20bの外周面もテーバ状になっていて小径部2
0bの外周に沿った通路25aもある程度絞られた状態
になっているので、ガスは充分に排出できるが、溶湯は
これら絞り部の作用で通路25aを通って迂回通路25
bに円滑には流入しにくい。なお、弁開状態では小径部
20bの端面部と外周部との両方で絞られる状態になる
が、弁が閉じ始めたら小径部20bの外周部のみが弁開
開始にともなって小径部20bの端面部の絞り部の作用
が急に薄れてきても、そのときは弁が閉じているときで
あるので、なんら差支えはない。
このように溶湯が通路25aや迂回通路25bへ行きに
<<シている一方では、弁頭部2oの端面から奥へ円錐
穴20cを設けて弁頭部20自体を少しでも軽くして押
し上げられやすくするとともに、円錐穴20cの入口の
直径をガス抜き溝23の幅よりも幾分大きくしているの
で、ガス抜き溝23から勢いよく直進してきた溶湯は、
最初にほとんどのものが円錐穴20cに入り、弁頭部2
0を容易に押し上げる。
このように、弁頭部20に溶湯を確実に作用させる効果
と、溶湯を通路25aや迂回通路25b側へできるだけ
進ませないようにした通路25aの絞り効果との相乗効
果によって、溶湯や溶湯の飛沫を弁座15部やそれ以陣
に詰まらせることもなく、弁を毎回確実に素早く閉じる
ことができる。
そして、このような構造にしたことによって、ガス抜き
溝23から溶湯が多量に固まって直進した場合は勿論の
こと、わずかな量の溶湯が来た場合や勢いが多少弱い溶
湯が進んで来た場合のように溶湯の慣性力が幾分弱い場
合でも、素早く確実に弁を閉じることができる。
溶湯が加圧冷却されると、シリンダ12によってガス抜
き装置の本体13全体を上昇させ、ガス抜き溝23行な
うガス抜き通路25内に充満して凝固した凝固金属から
弁頭部20を離したのち・型開して製品を取り出す。
次に、電気的動作について第1図、第2図および第3図
を用いて説明する。これは、溶湯10がガス抜き溝23
の壁に衝突した時に発生する弾性波の振幅を検出するこ
とによって、溶湯lOが来たことを弾性波検出装置1で
検出するものである。
溶湯10が到達したことを検出する弾性波検出装置1で
検出されたデータ、すなわち、溶湯10の衝突時に発生
する弾性波の振幅の大きさSlは、基準弾性波設定装置
5であらかじめ設定しである基準数値、すなわち、あら
かじめ経験ないしテストによって求めておいた溶湯10
が到達したことを検知できる最低限の弾性波の振幅の大
きさS2と、比較器6で比較されて、前記データが基準
数値以上の場合(Sl≧82の場合)、溶湯10が到達
したと判断し、弁閉の指令信号を弁閉機構7を構成する
ソレノイド26に出すように形成されている。これによ
り、弁頭部20は上側へ引き上げられ、弁は閉じる。こ
のように、ガス抜き溝23で発生する弾性波を検知する
ことによっても弁を閉しることができる。
上記慣性動作と電気的動作のいずれを選択してもよいが
、何らかの原因で溶湯の射出速度が遅くなった場合、弁
頭部20は溶湯によって動かされず、溶湯がガス抜き通
路25を通って侵入してくる可能性がある。これを避け
るために、射出速度を検出して、射出速度が所定値以下
の場合には電気的動作を行なうようにする。射出速度が
所定値以上の場合には、慣性動作のみを行なわせてもよ
(、また慣性動作と電気的動作を並行して行なわせても
よい。
第4図は本発明の他の実施例を示すブロック系統図であ
る。この実施例の動作について説明する。
弾性波を受信した弾性波検出装置1の出力信号(レヘル
Saの信号)を前置増幅器2で増幅し、帯域フィルタ3
を通し、主増幅器4にて再度増幅してレベルsbの信号
とした後、あらかじめ基準弾性波設定装置5で設定して
パルス信号発生器31に入力しである基準信号のレベル
Scと比較し、sb≧Scの場合にパルス信号発生器3
1はパルス信号を発生する。このパルス信号をパルスカ
ウンタ32で計数し、計数したパルス数Sdが基準パル
ス数設定装置33からの設定パルス数Seより多ければ
弁閉信号を弁閉機構34のソレノイド26へ出力する。
これにより弁頭部20は上側へ引き上げられ、弁は閉じ
る。このように、ガス抜き溝23で発生する弾性波を検
知することによっても弁を閉じることができる。
第5図は本発明の更に他の実施例を示すブロック系統図
である。この実施例の動作について説明する。衝突時の
弾性波を弾性波検出装置1で受信し、検出装置1の出力
信号(レベルSaの信号)を前置増幅器2で増幅し、帯
域フィルタ3を通し、主増幅器4にて再度増幅してレベ
ルsbの信号とした後、あらかじめ基準弾性波設定装置
5で設定してパルス信号発生器31に入力しである基準
信号のレベルScと比較し、sb≧Scの場合にパルス
信号発生器31はパルス信号Sdを発生する。
このパルス信号Sdは、検出信号レベルsbが基準レベ
ルSCを越える毎に所定時間(第1所定時間)だけrH
Jレベルとなり、上記所定時間内に検出信号レベルが基
準レベルを越えた時には連続してrHJレベルとなる信
号である。即ち、パルス信号発生器31は、sb≧Sc
の信号によりリトリガされる回路である。なお、基準弾
性波設定装置5から出力される基準信号のレベルScの
大きさは、あらかじめ経験ないしテストによって求めて
おいた、溶湯9が到達したことを検知できる最低限の弾
性波の大きさを示すレベルである。
時間比較回路32aは、信号Sdaのパルス信号と基準
時間設定装置33aからの基準時間信号Seaとを入力
し、信号Sdaの溶湯検出パルスの総発生時間と基準時
間信号Seaの示す時間とを比較し、信号Sdaの溶湯
検出パルス信号の総発生時間が第1所定時間より長い基
準時間(第2所定時間)を越えると、弁閉機構34を閉
とするため閉信号S[をソレノイド26へ出力する。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明の第1の発明は、金型キャビ
ティからのガス抜き用通路内の終端部に設けたガス抜き
用の弁と、ガス抜き用通路の途中に配置されて溶湯の通
過を溶湯がガス抜き用通路の壁面に衝突する際に発生す
る弾性波を検出する検出装置と、検出信号レベルを基準
レベルと比較し、検出信号レベルが基準レベルより大き
い場合に電気信号により弁を閉じる弁閉機構とを備え、
ガス抜き用通路と金型キャビティとの接続個所を金型キ
ャビティ内で溶湯が最後に到達する位置に備えたことに
より、ガス抜きを最も効果的に行なうことができ、溶湯
がガス抜き弁内へ多量に侵入すること無しに常に安定し
て製品キャビティ内のガス抜きができる効果がある。
また、本発明の第2の発明は、金型キャビティからのガ
ス抜き用通路内の終端部に設けたガス抜き用の弁と、ガ
ス抜き用通路の途中に配置されて溶湯の通過を溶湯がガ
ス抜き用通路の壁面に衝突する際に発生する弾性波を検
出する検出装置と、検出信号レベルを基準レベルと比較
し、検出信号レベルが基準レベルより大きい場合に電気
信号により弁を閉じる弁閉機構とを備え、検出装置の周
囲を制振材で取り囲んだことにより、溶湯がガス抜き弁
内へ多量に侵入すること無しに常に安定して製品キャビ
ティ内のガス抜きができると共に、検出装置の誤動作を
防止できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による金型用ガス抜き装置の一実施例に
おける弁制御装置を示す系統図、第2図および第3図は
本発明による金型用ガス抜き装置の一実施例におけるガ
ス抜き装置および金型を示す断面図、第4図は本発明の
他の実施例を示す系統図、第5図は本発明の更に他の実
施例を示す系統図である。 1・・・弾性波検出装置、2・・・前置増幅器、3・・
・帯域フィルタ、4・・・主増幅器、5・・・基準弾性
波設定装置、6・・・比較器、7・・・弁閉機構、28
・・・制振材、P・・・接続位置。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)金型キャビティからのガス抜き用通路内の終端部
    に設けたガス抜き用の弁と、ガス抜き用通路の途中に配
    置されて溶湯の通過を溶湯が前記ガス抜き用通路の壁面
    に衝突する際に発生する弾性波を検出する検出装置と、
    検出信号レベルを基準レベルと比較し、検出信号レベル
    が基準レベルより大きい場合に電気信号により前記弁を
    閉じる弁閉機構とを備え、前記ガス抜き用通路と金型キ
    ャビティとの接続個所を金型キャビティ内で溶湯がおお
    むね最後に到達する位置に備えたことを特徴とする金型
    用ガス抜き装置。
  2. (2)金型キャビティからのガス抜き用通路内の終端部
    に設けたガス抜き用の弁と、ガス抜き用通路の途中に配
    置されて溶湯の通過を溶湯が前記ガス抜き用通路の壁面
    に衝突する際に発生する弾性波を検出する検出装置と、
    検出信号レベルを基準レベルと比較し、検出信号レベル
    が基準レベルより大きい場合に電気信号により前記弁を
    閉じる弁閉機構とを備え、前記検出装置の周囲を制振材
    で取り囲んだことを特徴とする金型用ガス抜き装置。
JP14151890A 1990-06-01 1990-06-01 金型用ガス抜き装置 Expired - Lifetime JPH0790345B2 (ja)

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