JPH0437391Y2 - - Google Patents

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JPH0437391Y2
JPH0437391Y2 JP1986090695U JP9069586U JPH0437391Y2 JP H0437391 Y2 JPH0437391 Y2 JP H0437391Y2 JP 1986090695 U JP1986090695 U JP 1986090695U JP 9069586 U JP9069586 U JP 9069586U JP H0437391 Y2 JPH0437391 Y2 JP H0437391Y2
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JP
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blade
crankshaft
bolt
circular hole
axis
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JP1986090695U
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、原動機のクランク軸(クランク軸に
直結される刈取駆動軸を含む)にブレードを直接
的に止着して構成する直結型の草刈機に係り、特
に、前記クランク軸にブレードを止着する装置の
改良構造に関するものである。
(ロ) 従来の技術 直結型草刈機において、ブレードが石等の障害
物に衝突することがあれば、その衝突負荷によつ
てブレードやクランク軸が変形したり破損される
ようなことになり易いので、そのような事態にな
ることを阻止するために、従来から、ブレード取
着部分に過負荷回避手段を介設することが行なわ
れている(例えば、実開昭61−29号公報、実公昭
57−56665号公報、実開昭56−111628号公報参
照)。
(ハ) 考案が解決しようとする課題 ところで、従来の技術に述べた実開昭61−29号
公報にみられるものは、ブレードをクランク軸側
に結合する部分に剪断ピンを組み入れ、障害物と
の接当で設定値を越える衝撃力がかかると剪断ピ
ンが切れてブレードが位置ずれしてクランク軸側
との摩擦力によつて衝撃力を吸収するように構成
されるものであつたので、剪断ピンの切断後に
は、剪断ピンの破片を取り除き且つ剪断ピン挿通
孔の変形等を修正して新たな剪断ピンを挿し込む
一連の修復作業が必要で、その作業に著しく手間
がかかり、剪断ピンのスペアを常時携行しなけれ
ばならないという不便さもあつた。
その点、従来技術に述べたものの後二者は、剪
断ピンを必要としないもので、修復に手数がかか
るというものではなかつたが、それらのうちの前
者(実公昭57−56665号公報)は、回転板へ自由
回転状態にボルト止した刃体が、遠心力で回転板
の周縁外方に起立突出して草を切断し、作動中に
刃体が障害物に接触すると、前記ボルトを中心に
して刃体が回転後方に回倒するもので、刃体が障
害物に接当して回倒しても障害物との接当が解か
れれば直ぐ起立状態に復して再び障害物に衝突す
ることを繰り返すことになるから、障害物に触れ
るとその場所から直ちに他個所に移動できる刈払
タイプの草刈機であればさして問題にならないに
しても、ブレードがケーシング内で回転するタイ
プの草刈機で、ブレードとケーシングの間に障害
物を噛み込む事態が起きるものには適切なもので
あつた。
また、後者(実開昭56−111628号公報)のもの
は、カツター軸に相対回転自在に装したカツター
を、カツター軸の軸心部に貫通する締付ボルトで
弾性的に締め付けて摩擦圧接力によりカツターと
カツター軸を非回転状態に保ち、過負荷が作用す
ると摩擦圧接面に滑りを生じて回転後方にカツタ
ーが逃げる構造のもので、カツター軸とボルトを
二重軸構造にしなければならないため構造複雑に
なる難点のあるものであつた。
そこで、本考案は、従来の技術における上記
諸々問題点を解消する草刈機のブレード止着装置
を得ることを目的としてなされたものである。
(ニ) 課題を解決するための手段 そして、本考案における草刈機のブレード止着
装置は、クランク軸1にボス体2を楔着固定し、
そのボス体2の下面に当接するブレード取付ガイ
ド3に、前記クランク軸1の軸心近傍を中心とす
る円上で位置を異ならせて複数の長孔4,4を開
口するとともに、ブレード5を嵌め込み状に支持
する嵌入抱持部6を設け、且つ、前記ブレード5
には、前記クランク軸1の軸心近傍を中心とする
円孔を対応して穿設し、前記ブレード5は、前記
長孔4,4と円孔に通すボルト7,7により前記
ボス体2に締着するとともに、ブレード取付ガイ
ド3およびブレード5には前記クランク軸1に締
着したボルト13の頭部よりも大径の円孔を穿設
したものとすることにより上記目的を達成するも
のである。
(ホ) 実施例 以下、本考案の実施例について図面を参照して
説明する。
本考案による草刈機の全体レイアウト構成は第
5図と第6図に示されており、前後左右に配置さ
れる車輪8…の接地転動で走行する機体Aをハン
ドル9部で運転操作する走行操縦型に構成され、
機体Aの主構成部材であるケーシング10の上部
に搭載するエンジン11のクランク軸1を前記ケ
ーシング内に垂設し、同軸1の下端部に装着する
ブレード5の回転作動で草茎を切断して、切断し
た刈草をケーシングの排草路から集草器12内に
送出するようにして構成されている。
そして、前記ブレード5をクランク軸1に止着
する部分に本考案が実施されるのであり、その具
体例を第1図〜第4図に示している。
第1図〜第4図において、ケーシング内に垂下
突出するクランク軸1にはボス体2がクランク軸
とともに回転するように外嵌楔着され、クランク
軸1下端からその軸心に沿つて刻設された雌ネジ
に螺着するボルト13とそれに貫挿する抜止め体
14と抜け止め固定され、そのボス体2には、ク
ランク軸1の軸心近傍を中心として対称となる位
置に雌ネジ体15,15が固定配置される。
一方、ブレード取付ガイド3は、その幅方向の
両縁部を下向きに折り曲げて断面形状が略門形と
なる嵌入抱持部6を具備して形成され、その嵌入
抱持部6にブレード5の中央基部を嵌め込み得る
ように構成される。
また、前記ボス体2下面に当接するブレード取
付ガイド3aの長手方向中央には、前記抜止め体
14よりも大径の孔16が開設され、その孔中心
つまりクランク軸1の軸心近傍を中心として描か
れる同一円上において180度位相が異なる位置に
は2個の長孔4,4が対向して開設される。
さらに、前記ブレード5の長手方向中心には、
前述ボルト13の頭部よりも大径の孔17が開口
されるとともに、前記各長孔4,4に対応する2
個の挿通孔18,18が、孔17中心で対称状に
開口される。
そして、ブレード取付ガイド3の嵌入抱持部6
にブレード5を嵌め込んで両者の中央孔16,1
7をセンター合せして、ブレードの挿通孔18,
18をブレード取付ガイドの長孔4,4の回転方
向(第2図のイ方向)後端部に合致させ、しかる
後、ブレード取付ガイド3とブレードの両中央孔
16,17を抜止め体14およびボルト13にそ
れぞれ外嵌しながら各長孔4,4を雌ネジ体1
5,15に合せて、挿通孔18,18から挿し込
んで長孔4,4に通すボルト7,7を雌ネジ体1
5,15に設定トルクで締付けると、ブレード5
ならびにブレード取付ガイド3がクランク軸1に
止着されるようになされているのである。
上記のように組付けられた後にクランク軸1が
回転されれば、それに伴つてブレード取付けガイ
ド3とそれに抱持されるブレード5が矢印イ方向
に回転されて、ブレードの刃部が植立草茎を切断
するのであるが、その作動中に、例えば第4図の
右方においてブレードが障害物に接当して過大な
衝撃力を受けると、その衝撃力がボルト7の締付
け力に打ち勝つて、ブレードとそれを抱持するブ
レード取付ガイドが第4図仮想線のように回転後
方に位置ずれすることとなつて、ボルト挿通部に
おける部材の摩擦力により衝撃力を吸収して、ク
ランク軸側への衝撃力の伝達を防止し、ブレード
やクランク軸等の各部の変形、破損が回避される
のである。
そして、ブレード等の位置ずれが起きると、そ
れらとクランク軸との心ずれが大きくなり振動が
激しくなるから、ブレード等の位置ずれを的確に
知ることができ、位置ずれを知るとブレード取付
ガイドを正規の位置に戻してボルトを増し締めす
るだけでごく簡単に元に復せるのである。
(ヘ) 考案の効果 以上のように、本考案では、クランク軸1にボ
ス体2を楔着固定し、そのボス体2の下面に当接
するブレード取付ガイド3に、前記クランク軸1
の軸心近傍を中心とする円上で位置を異ならせて
複数の長孔4,4を開口するとともに、ブレード
5を嵌め込み状に支持する嵌入抱持部6を設け、
且つ、前記ブレード5には、前記クランク軸1の
軸心近傍を中心とする円孔を対応して穿設し、前
記ブレード5は、前記長孔4,4と円孔に通すボ
ルト7,7により前記ボス体2に締着するととも
に、ブレード取付ガイド3およびブレード5には
前記クランク軸1に締着したボルト13の頭部よ
りも大径の円孔を穿設して構成しているから、つ
ぎのような利点がある。
ブレード5が障害物に接触して過負荷がかか
るようなことがあると、ブレード取付ガイド3
及びブレード5は、クランク軸1中心でなく、
障害物に接触した例とは反対がわに位置するボ
ルト7を支点とした大きな揺動量で回転後方に
位置ずれ退動するので過負荷の吸収緩和が効果
的に行なわれて有利であり、回転方向後方への
ブレードの退動で過負荷を吸収緩和するもので
ありながら、ブレード5に長孔を開設する必要
がなく、しかもブレード5の基部がブレード取
付ガイド3に嵌入抱持されるから強度的にもき
わめて有利である。
そして、ブレード取付ガイド3およびブレー
ド5の退動があれば、それらがクランク軸1に
対して芯ずれした状態で回転し、常態とは異な
つた振動状態になるため、その振動変化によつ
て障害物との衝突事態を的確に知ることができ
て損傷有無の確認等のメンテナンス作業を抜か
りなく行なうことができ、そのメンテナンス作
業において、ブレードの挿通孔18,18をブ
レード取付ガイドの長孔4,4の設定位置に合
致させてボルト7を締めるだけで正確に元の状
態に戻せるから事後所作も簡単である。
【図面の簡単な説明】
同図は本考案の一実施例を示すもので、第1図
は要部の縦断面図、第2図は第1図の矢視下面
図、第3図は第2図の−断面図、第4図は作
用説明図、第5図は本考案装置による草刈機の平
面図、第6図は同じく側面図である。 1……クランク軸、2……ボス体、3……ブレ
ード取付ガイド、4……長孔、5……ブレード、
6……嵌入抱持部、7……ボルト、13……ボル
ト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. クランク軸1にボス体2を楔着固定し、そのボ
    ス体2の下面に当接するブレード取付ガイド3
    に、前記クランク軸1の軸心近傍を中心とする円
    上で位置を異ならせて複数の長孔4,4を開口す
    るとともに、ブレード5を嵌め込み状に支持する
    嵌入抱持部6を設け、且つ、前記ブレード5に
    は、前記クランク軸1の軸心近傍を中心とする円
    孔を対応して穿設し、前記ブレード5は、前記長
    孔4,4と円孔に通すボルト7,7により前記ボ
    ス体2に締着するとともに、ブレード取付ガイド
    3およびブレード5には前記クランク軸1に締着
    したボルト13の頭部よりも大径の円孔を穿設し
    たことを特徴とする草刈機におけるブレード止着
    装置。
JP1986090695U 1986-06-13 1986-06-13 Expired JPH0437391Y2 (ja)

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JP1986090695U JPH0437391Y2 (ja) 1986-06-13 1986-06-13

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JP1986090695U JPH0437391Y2 (ja) 1986-06-13 1986-06-13

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JPS6350532U JPS6350532U (ja) 1988-04-05
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2525926Y2 (ja) * 1990-11-08 1997-02-12 株式会社クボタ 乗用型芝刈機におけるモーア伝動構造

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JPS5756665U (ja) * 1980-09-17 1982-04-02

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JPS606185Y2 (ja) * 1980-01-24 1985-02-27 株式会社クボタ モア−の衝撃緩和装置

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JPS5756665U (ja) * 1980-09-17 1982-04-02

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