JPH04373370A - オートフォーカスビデオカメラ - Google Patents

オートフォーカスビデオカメラ

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Publication number
JPH04373370A
JPH04373370A JP3151970A JP15197091A JPH04373370A JP H04373370 A JPH04373370 A JP H04373370A JP 3151970 A JP3151970 A JP 3151970A JP 15197091 A JP15197091 A JP 15197091A JP H04373370 A JPH04373370 A JP H04373370A
Authority
JP
Japan
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focus
lens
focusing
mode
lens group
Prior art date
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Application number
JP3151970A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Tsujino
辻野 和廣
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、変倍機能を持ち、焦点
距離に応じて結像位置が変化するインナー方式レンズを
用いた焦点制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】変倍機能を持ち、焦点距離に応じて結像
位置が変化するレンズ系で、ズーム動作時に結像位置を
一定にする、所謂インナーフォーカス方式は、特公昭5
2−15226号公報(G02B7/04)にも開示さ
れ、合焦動作の迅速化を実現できるという利点から近年
賞用されつつある。このインナー方式では、焦点距離に
応じて結像位置が変化する構造上、一旦合焦位置に達し
たフォーカスレンズは望遠〜広角のズーミング動作に連
動して補正する必要があり、しかもこの補正量はカメラ
と被写体までの距離(被写体距離)に応じて予め決めら
れた数値である。また、インナー方式に限らず、ビデオ
カメラにはオートフォーカス機能が通常搭載されている
。このオートフォーカス機能の一例としては、特開昭6
3−125910号公報(G02B7/11)に示す様
に撮像輝度信号の高周波成分を1フィールド分の積分値
を焦点評価値として取り出し、この評価値が最大となる
様にレンズを制御するTTL山登り方式があるが、この
方式ではレンズを変位させて評価値が最大となる位置を
サーチし、最大となる位置を発見すればレンズを停止さ
せ、更に評価値に変動が生じた時にサーチ動作を再開さ
せる手法を採用しており、このオートフォーカス機能は
前記インナー方式にも利用できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述のオートフォーカ
ス機能をインナー方式のカメラに採用した場合、ズーム
動作に伴うフォーカスレンズ位置補正中にもレンズ変位
による合焦動作が実行され得る。この場合、フォーカス
レンズは予め決められた位置に移動させれば良いだけで
あり、この期間に改めて合焦動作を行ってレンズの方向
決定等にレンズを変位させれば所定位置へのレンズ移動
に不要な経路を経ることになり、ズーム中にレンズ補正
により合焦動作が追従されるにもかかわらず、かえって
不要な合焦動作によるレンズ変位によりピンボケ状態を
生じてしまう。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、変倍作用の機
能を持ち、焦点距離に応じて結像位置が変化するレンズ
系において、焦点距離を司るレンズ群を移動させて倍率
を可変する焦点距離可変手段と、撮像輝度信号の所定期
間にわたる高域成分レベルが最大となる様に、被写体像
の撮像素子上への合焦を司るレンズ群を移動させる合焦
制御手段と、焦点距離を司るレンズ群の位置を検出する
第1検出手段と、合焦を司るレンズ群の位置を検出する
第2検出手段と、焦点距離を司るレンズ群の移動時に、
前記両検出手段出力に基ずき決定される位置に合焦を司
るレンズ群を移動させて合焦状態を維持するズームフォ
ーカス手段と備え、焦点距離を司るレンズ群の移動時に
合焦制御手段による合焦動作を禁止することを特徴とす
る。
【0005】
【作用】本発明は、上述のように構成したので、一旦合
焦状態となった後のズーム動作に伴うフォーカスレンズ
位置補正中には、合焦動作を最小限に抑えることができ
る、レンズ補正中のピンボケ状態の発生を抑えることが
できる。
【0006】
【実施例】以下、図面に従い本発明の一実施例について
説明する。図1において、1はインナーフォーカス方式
のレンズユニットであり、変倍機能を有するズームレン
ズ10と被写体像の撮像素子上への合焦を司るリアレン
ズ(以下フォーカスレンズ11と称す)にて構成される
。ここで、ズームレンズ10は図示省略の機構部を介し
てズームモータ2の駆動力により光軸方向に進退し、フ
ォーカスレンズ11も図示省略の機構部を介してフォー
カスモータ4に駆動力により光軸方向に進退する。
【0007】3はズームレンズ10の光軸方向のレンズ
位置を検知するためのズームエンコーダで、5はフォー
カスレンズ11の移動量に応じてパルスを発生するパル
ス発生器であり、具体的にはフォーカスモータ4の回転
状態を検出してモータの一回転に所定個のパルスを発す
るように構成されている。6はフォーカスレンズ11の
基準位置を検出する位置検出する位置検出スイッチであ
り、フォーカスレンズ11の可動限界を示す端点スイッ
チと兼用している。フォーカスレンズ11の位置は、パ
ルス発生器5の出力パルス数をカウンタ12でカウント
して検出するが、フォーカスレンズ11が所定位置(例
えば無限遠点)に達した時に位置検出スイッチがオンし
てカウンタ12をリセットする。尚、カウンタ12はレ
ンズ11が近点方向に移動する様にモータが回転してい
る場合には、パルス発生器5からの出力をカウントアッ
プし、逆に無限遠点方向に移動する様にモータが回転し
ている場合には、カウントダウンする。
【0008】撮像素子に結像された被写体像は、撮像回
路7にて光電変換されて撮像映像信号になり、この映像
信号の輝度信号が図2に示す合焦制御回路8に供給され
、更にこの合焦制御回路8の合焦制御の結果はモータ制
御回路9に出力され、モータ制御回路9はズーム及びフ
ォーカスモータ2、4の駆動を制御する。
【0009】合焦制御回路8に供給された輝度信号は、
エリア抽出回路21にて撮像画面の中央に設定されたフ
ォーカスエリア内の輝度信号のみを時分割的に抜きだし
て、後段の2個のHPF22、23に出力する。ここで
エリア抽出回路21は、具体的には輝度信号内の垂直及
び水平同期信号にて抜き出し同期分離回路、これらの同
期信号及び固定の発振器出力を用いてフォーカスエリア
内で開状態となるように輝度信号を入力とするゲート回
路の開閉を制御することにより実現される。
【0010】HPF22、23は夫々カットオフ周波数
が異なるもので具体的には、HPF22のカットオフが
600KHZ、HPF23のカットオフが200KHZ
に設定されている。エリア抽出回路21より出力される
輝度信号はHPF22、23を経てその高域成分のみが
取り出され、夫々の出力をディジタル積分回路24、2
5にて1フィールド毎に該当フィールド分をディジタル
積分する。こうしてディジタル積分回路24より比較的
周波数の高い高域成分の積分値V1が出力され、一方、
ディジタル積分回路25より積分値V1より低い周波数
成分も含む高域成分の積分値V2が出力される。尚、フ
ォーカスレンズ位置と各積分値V1、V2との関係は図
4に示すようになる。
【0011】積分値V1は、初期値及び最大値メモリ3
1、30、位置メモリ35、第1〜第3比較器により実
行される山登り合焦動作に焦点評価値として用いられる
。この山登り合焦動作は、動作開始直後のフォーカスレ
ンズ11の移動方向を決定する方向判別モード(MOD
E=1)、焦点評価値が大きくなる様にレンズを変位さ
せる山登りモード(MODE=2)、一旦合焦位置を通
過した後に合焦位置に復帰させる合焦点復帰モード(M
ODE=3)の3モードにて構成される。
【0012】次にこの合焦動作について図3を用いて説
明する。合焦動作開始直後に実行される方向判別モード
では、最初に得られる焦点評価値が最大値メモリ30と
初期値メモリ31に保持される。その後、モータ制御回
路9は、フォーカスモータ4を予め決められた方向(例
えば、近点方向)に回転せしめ、これに応じてレンズ1
1を光軸方向に変位させ、第2比較器33出力を監視す
る。第2比較器33は、フォーカスモータ駆動後に得ら
れる焦点評価値と初期値メモリ31に保持されている初
期評価値を比較し、その大小を出力する。
【0013】モータ制御回路9は、第2比較器33出力
が大または小という出力を発するまで最初の方向にフォ
ーカスモータ4を回転せしめ、最新の評価値が初期評価
値よりも大であるという出力が為された場合には、その
ままの回転方向を保持し、最新の評価値が初期評価値よ
り小である場合にはフォーカスモータ4の回転方向を逆
転して、次に山登りモードとなって第1比較器32の出
力を監視する。
【0014】第1比較器32は最大値メモリ30に保持
されている今までで最大の評価値と最新の評価値を比較
し、最新の評価値が最大値メモリ30の内容に比べて大
きい(S1)、または充分小さい(S2)の2通りの比
較信号を出力する。ここで最大値メモリ30は、第1比
較器32出力S1に基づいて、最新の評価値が最大値メ
モリ30の内容より大きい場合にその値が更新され、常
に現在までの評価値の最大値が保持される。
【0015】35はカウンタ12のカウント値をレンズ
11の位置として記憶する位置メモリであり、最大値メ
モリ30と同様に第1比較器32の出力S1に基づいて
、最大評価値となった場合のレンズ位置を常時保持する
様に更新される。
【0016】モータ制御回路9は、第2比較器33出力
に基づいて決定された方向にフォーカスモータ4を回転
させながら、第1比較器32出力を監視し、評価値の雑
音による誤動作を防止するために、第1比較器32出力
にて最新の評価値が最大評価値より閾値幅L以上に充分
に小さいという出力S2が発せられると、合焦点復帰モ
ードとなって同時にフォーカスモータ4を逆転させる。 この逆転後、位置メモリ35の内容と、現在のレンズ位
置を示すカウンタ12のカウント値が第3比較器36に
て比較され、一致した時、即ちレンズ11が焦点評価値
が最大となる位置に戻った時にフォーカスモータ4を停
止させる様にモータ制御回路9は動作する。同時にモー
タ制御回路9は山登り完了信号LSを出力する。以上で
一連の合焦動作が完了する。
【0017】また一連の山登り合焦動作により、フォー
カスレンズが合焦位置に達すると、引き続き微調整動作
を第1メモリ42及び第4比較器44が実行する。この
微調整動作について詳述すると、山登り合焦動作が完了
すると山登り完了信号を発すると同時に第1メモリ42
に山の頂点の焦点評価値を記憶させた後に、山登り合焦
動作時のフィールド当りのフォーカスレンズ11の変位
量よりも著しく小さく、撮像画面上では画角の変化が認
められない程度の微少量を1単位分として所定方向、例
えば無限遠点方向にレンズが変位するようにフォーカス
モータ4を駆動させて、最初に得られる焦点評価値と第
1メモリ42の保持値を比較して、最新焦点評価値の方
が小さい場合には、逆方向即ち近点方向に2単位分だけ
変位させ、次フィールドで得られる最新焦点評価値と第
1メモリ42の内容を比較し、最新焦点評価値の方が小
さい場合には、第1メモリの保持内容が最大値を維持し
ているとして、図6に示す様に再び遠点方向に1単位分
変位させてレンズ位置が山の頂点であることを確認して
所定期間レンズを停止させる。また、この頂点確認時に
レンズ位置が山の頂点ではないと確認されたときには、
微調整が為される。即ち、図7に示すように、微小変位
開始時の焦点評価値が山の頂点より僅かに近点方向にず
れていれば遠点方向に1単位変位させると、最新の焦点
評価値の方が大きい状況が生じ、この時、最新の焦点評
価値にて第1メモリ42の内容を更新して、この位置を
確認すべき山の頂点としてこの位置より再び頂点確認を
やり直す。図7の例では、結果的に遠点方向に2単位分
変位させ2度頂点確認をやり直すことにより山の頂点に
レンズが微調整されることになる。この微調整はレンズ
位置が合焦位置より僅かにずれているときには有効であ
るが、ずれが大きい場合には合焦状態に達するまでに時
間を要することになり、むしろ前述の山登り合焦動作に
て迅速に対応するほうが好ましい。例えば、微小変位開
始時の焦点評価値が山の頂点より無限遠点側に大きくず
れていれば、図8Aの様に無限遠点方向にレンズ位置を
1単位移動させた後に、逆方向に2単位移動させると、
移動後の評価値の方が移動開始前の評価値に比べ大きく
なるので、第1メモリ42の内容を更新して更に近点方
向に1単位移動させて比較し、更新を繰り返すことにな
り、頂点への到達までにかなりの時間を要する。そこで
、これに対応するために、図8Bの様に元の位置より位
置方向に合計6単位移動しても頂点に到達しない時には
、微調整動作を中止して再び山登り合焦動作を再開する
。尚、この際、合焦動作を再開するか否かの閾値となる
「6」は、予め設定された許容ステップ数Mと称する。
【0018】上述の一連の山登り合焦動作が完了して、
微調整動作が実行されるとこれに並行して、合焦状態に
ある被写体が移動あるいは変化して、ピンボケ状態とな
り、再度合焦動作をやり直す必要が生じたか否かを後述
の相対比を用いて監視する被写体監視動作が、相対比算
出回路41、第2メモリ、43、第5比較器45により
実行される。
【0019】この被写体監視動作について詳述すると、
まず相対比算出回路41は、積分値V1、V2が積分回
路24、25より発せられる毎に、両者の比を相対比R
として出力する。この相対比(V1/V2)と被写体の
ボケ度合(合焦時のレンズ位置よりの移動量あるいはズ
レ量)との関係をグラフに示すと、図5に示すような単
調減少特性曲線となる。
【0020】これは、前記相対比なる状態量は、焦点評
価値と同じ様に被写体の合焦状態(ボケ度合)を表現で
きる関数値であり、比率で表現されているため一種の正
規化された状態量であり、被写体の置かれている環境の
影響をあまり受けにくい性質を有している。例えば、被
写体の照度が変化した場合に、焦点評価値の絶対値は変
化するが、相対比としては大きな変化はない。通常、上
記の性質は被写体の種類を問わぬものである故に、この
相対比をボケ度合のパラメータとして使用することが可
能となる。
【0021】上述の様に相対比は、ボケ度合を表わす状
態量である故に、この相対比の変化を監視することによ
り被写体の変化を判定することができる。そこで、相対
比算出回路41から1フィールド毎に出力される相対比
Rは、モータ制御回路9から出力されるタイミング信号
TSの出力時に第2メモリ43に基準相対比RMAXと
して保持され、これ以後に得られる相対比は第5比較器
45にて第2メモリ43の保持内容と比較される。この
比較にて、最新の相対比が基準相対比に対して±50%
の許容範囲内に、即ち最新の相対比と基準相対比との差
が、基準相対比の1/2以上のときに被写体が移動した
として、再開指令信号をモータ制御回路に出力する。モ
ータ制御回路9は、この指令信号を受けると直ちに合焦
動作を再開する。尚、上述の微調整動作及びこの動作に
伴う許容ステップ数Mを越えた際の合焦再開決定、更に
被写体監視動作は全て被写体監視モードにて実行され、
前述の4モードでオートフォーカス動作が構成される。
【0022】37は操作者が合焦動作を自動または手動
のいずれで行うかを選択するAF/MF選択スイッチで
あり、自動(AF)モードを選択すれば、前述の山登り
合焦動作を実行した後に被写体監視モード(MODE=
4)となるオートフォーカス動作を実行し、手動(MF
)モードを選択すれば、フォーカスレンズ11を手動で
進退させることが可能となる。
【0023】次に、図9に示されたフローチャートに沿
ってオ−トフォ−カス動作について説明する。まず、デ
ィジタル積分器24、25及び相対比算出回路41から
該当フィールドの焦点評価値V1及び相対比Rを導出す
る(ステップ100)。次いでオートフォーカス時にズ
ーム動作が為され、インナーフォーカス方式独特のレン
ズ位置補正(後述)を実行する必要がある時にセットさ
れるAZフラグがセットされているか否かを判定し(ス
テップ101)、セットされている時には、ズーム動作
中か否かの判定を為し(ステップ104)、セットされ
ていない時には、オートフォーカスモード(AFモード
)かマニュアルモード(MFモード)かを判定する(ス
テップ102)。ここで、いずれのモードであるかは、
操作者がAF/MF切換スイッチ37を操作して手動で
選択する。この判定の結果、MFモ−ドであると判定さ
れた場合には、更に操作者が手動フォーカススイッチ(
MFスイッチ)38を操作して、フォーカスモータ4に
所定電圧を印加してフォーカスレンズ11を所望位置に
移動させている途中か否かを判定し(ステップ103)
、MFスイッチ38を操作中ではないと判定された時に
、操作者がズームスイッチ39を操作して、ズームモー
タ2を駆動させてズーム動作を実行中か否かの判定がな
される。尚、こうしてAZフラグが既にセットされてい
るか、あるいはMFモードでMFスイッチ38が操作さ
れていない状況下で、ズーム動作を実行している場合に
のみ、ズーム時のフォーカス補正量(結像位置を一定に
すべき補正量)の決定を行う。この補正量の決定とは、
インナーフォーカス方式に特有のもので、ある被写体距
離(被写体とカメラ間の距離)の被写体に対して合焦状
態を維持できるレンズ位置にフォーカスレンズ11があ
る場合に、望遠(TELE)あるいは広角(WIDE)
側にズーム動作を実行すると、このズーム動作、即ち焦
点距離の変化に応じてフォーカスレンズの位置を補正し
てやる必要があり、例えば図11に示すように、被写体
距離が無限遠である被写体に対しては直線L1に沿った
補正が必要で、また被写体距離が1mの被写体に対して
は直線L2に沿った補正が必要である。尚、補正用の直
線は被写体距離に応じて夫々異なり、これらの直線は予
めレンズユニット設計時に準備され、各直線はモータ制
御回路9に記憶されている。従って、合焦位置にあるフ
ォーカスレンズ11の位置及びこの時点での焦点距離を
カウンタ12及びズームエンコーダ3より得ることによ
りより被写体距離を検知した上で、ズーム動作により変
位するズームレンズのレンズ位置に対応する焦点距離を
入力することにより、これらの直線を用いてフォーカス
補正量をモータ制御回路9にて演算する(ステップ10
5)。尚、AZフラグがセット状況下で、AFモードあ
るいはMFスイッチの操作中、更にはズーム非動作中に
は上述の補正量の決定は為されない。
【0024】次に図10のAZフラグ設定サブルーチン
(ステップ106)が実行される。まず、被写体監視モ
ード(MODE=4)であれば、タイミング信号TSを
発して、最新の相対比を基準相対比RMAXとして第2
メモリ43に記憶する(ステップ199)。尚、この被
写体監視モード以外のモードであれば、基準相対比は更
新されず、前回MODE=4であったときの値がそのま
ま残る。次にズームスイッチ39を操作しているか否か
の判定が為され(ステップ200)、操作中であれば、
ズームスイッチ39にて指定される方向にズームモータ
2を駆動させ(ステップ201)、相対比を用いたとき
の合焦再開の判定は、|R−RMAX|>RMAX/2
の比較が為される(ステップ202)。こうして最新相
対比Rと基準相対比RMAXとの差が、基準相対比の1
/2を上回る場合には、合焦状態から大きく外れたとし
てAZフラグをリセットする(ステップ206)。この
ステップ206の働きにより、被写体監視モードでは、
相対比の変化を監視し、基準相対比RMAXに対して所
定量の変化があれば、レンズ位置補正動作は実行しない
ことを意味する。また、この時、MFモード(MODE
=5)であればMODE=1にして合焦動作の再開を指
示する(ステップ204、205)。また、ステップ2
06の働きにより、被写体監視モードでは、最新相対比
と基準相対比との差が、基準相対比の1/2を下回る場
合には、合焦状態を維持しているものとして、MODE
=5にしてMFモードとしオートフォーカス動作を止め
、レンズ位置補正動作を実行するべくAZフラグをセッ
トする(ステップ203)。これにより、オートフォー
カス動作を一切せずにMFモード下でのレンズ位置補正
動作が実行される。
【0025】一方、ズームスイッチ39を操作中でなけ
れば、ズームモータ2を停止させた状態(ステップ21
0)で、AZフラグがセットされているか否かを判定す
る(ステップ211)。フラグがセット状態であれば、
|R−RMAX|>RMAX/2の比較を為し(ステッ
プ212)、差が基準相対比の1/2を下回り、ズーム
モータ2が停止した直後であれば、被写体監視モード(
MODE=4)となり、更に微調整時の許容ステップ数
Mを6から12に変更する(ステップ213)。この許
容ステップ数Mの増加により、合焦動作の再開が行われ
にくくなる。また、差が基準相対比の1/2を上回る場
合には、ステップ204または206に至り、前述と同
一の動作を実行する。
【0026】上述のAZフラグ設定サブルーチン実行後
、AF/MFの切り替え処理を行う(ステップ107)
。これは、操作者がAF/MF切換スイッチ37の操作
した時の処理で、該当フィールド期間にAFモードかM
Fモードの切換を操作者が実行した際、MFモードが指
定されていると、現在動作しているオートフォーカス動
作がいずれのモード(MODE1〜4)であっても、強
制的にMODE=5のMFモ−ドに切り換え、AFモー
ドが指定されると、MODE=1として方向判別モード
から実行する。
【0027】こうしてMODE1〜5のいずれかのモー
ドに対応する動作を実行して、1フィールド分の動作を
完了する。ここで、MFモード(MODE=5)では、
上のステップ105が実行されレンズ位置補正量が決定
されていれば、レンズ位置の補正動作を実行して、決定
された補正量だけズーム動作に連動してフォーカスレン
ズ11を変位させる。また、このMFモードでは、MF
スイッチ38を操作してフォーカスモータ4に所定電圧
を印加して駆動し、レンズを変位させて操作者の所望位
置にレンズ11を移行させることができる。尚、ステッ
プ105にて補正量が決定されていない場合には、補正
動作は為されず、逆にMFスイッチ38が操作中でなけ
れば、モータ4への所定電圧の印加も為されない。
【0028】以上がオートフォーカス動作を実行するA
Fルーチンであり、このAFルーチンは、1フィールド
毎に繰り返し実行される。
【0029】
【発明の効果】上述の如く本発明によれば、一旦合焦状
態となった後のズーム動作に伴うフォーカスレンズの位
置補正中に被写体に変化がなければ、不要な合焦動作を
阻止して、レンズ補正中のピンボケ状態の発生等、不安
定な撮影画面の発生を抑えつつ迅速な合焦動作が可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の全体の回路ブロック図であ
る。
【図2】本発明の一実施例の要部回路ブロック図である
【図3】山登り合焦動作を説明する図である。
【図4】レンズ位置と焦点評価値の関係を示す図である
【図5】ボケ度合と相対比の関係を示す図である。
【図6】微調整動作の説明図である。
【図7】微調整動作の説明図である。
【図8】微調整動作の説明図である。
【図9】オートフォーカス動作を実行する際のメインル
ーチンを示す。
【図10】オートフォーカス動作を実行する際のサブル
ーチンを示す。
【図11】フォーカスレンズ位置と焦点距離の関係を示
す図である。
【符号の説明】
10  ズームレンズ 11  フォーカスレンズ 3  ズームエンコーダ 12  カウンタ 9  モータ制御回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  変倍作用の機能を持ち、焦点距離に応
    じて結像位置が変化するレンズ系において、焦点距離を
    司るレンズ群を移動させて倍率を可変する焦点距離可変
    手段と、撮像輝度信号の所定期間にわたる高域成分レベ
    ルが最大となる様に、被写体像の撮像素子上への合焦を
    司るレンズ群を移動させる合焦制御手段と、前記焦点距
    離を司るレンズ群の位置を検出する第1検出手段と、前
    記合焦を司るレンズ群の位置を検出する第2検出手段と
    、前記焦点距離を司るレンズ群の移動時に、前記両検出
    手段出力に基ずき決定される位置に前記合焦を司るレン
    ズ群を移動させて合焦状態を維持するズームフォーカス
    手段と備え、前記焦点距離を司るレンズ群の移動時に前
    記合焦制御手段による合焦動作を禁止することを特徴と
    する焦点制御装置。
JP3151970A 1991-06-24 1991-06-24 オートフォーカスビデオカメラ Pending JPH04373370A (ja)

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JP (1) JPH04373370A (ja)

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JP2013047773A (ja) * 2011-07-22 2013-03-07 Nikon Corp アダプター、カメラシステム、および、アダプター制御プログラム

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