JPH04373260A - 画像符号化装置 - Google Patents

画像符号化装置

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JPH04373260A
JPH04373260A JP3175874A JP17587491A JPH04373260A JP H04373260 A JPH04373260 A JP H04373260A JP 3175874 A JP3175874 A JP 3175874A JP 17587491 A JP17587491 A JP 17587491A JP H04373260 A JPH04373260 A JP H04373260A
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JP
Japan
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processing unit
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image
quantized
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JP3175874A
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English (en)
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Hisafumi Yanagihara
尚史 柳原
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像符号化装置に関し
、特に画像データを離散余弦変換によって高能率符号化
する画像符号化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像データを伝送したり、例えば磁気テ
ープ等の記録媒体に記録するとき、画像情報圧縮のため
の種々の符号化が採用されている。例えば所謂予測符号
化、変換符号化、ベクトル量子化等が知られている。
【0003】ところで、上記変換符号化は、画像信号の
有する相関性を利用し、標本値(以下画像データという
)を相互に直交する軸に変換して画像データ間の相関を
無相関化し、データ量の削減を行うものであり、所謂基
底ベクトルが互いに直交し、変換前の平均信号電力の総
和と直交変換により得られる所謂変換係数の平均電力の
総和が等しく、低周波成分への電力集中度に優れた直交
変換が採用されており、例えば所謂アダマール変換、ハ
ール変換、カールネン・ルーベ(K−L)変換、離散余
弦変換(以下DCT:Discrete Cosine
 Transform という)、離散正弦変換(以下
DST:Discrete Sine Transfo
rm という)、傾斜(スラント)変換等が知られてい
る。
【0004】ここで、上記DCTについて簡単に説明す
る。DCTは、画像を空間配置における水平・垂直方向
ともにn個(n×n)の画素からなる画像ブロックに分
割し、画像ブロック内の画像データを余弦関数を用いて
直交変換するものである。このDCTは、高速演算アル
ゴリズムが存在し、画像データの実時間変換を可能にす
る1チップの所謂LSIが実現したことにより画像デー
タの伝送や記録に広く用いられるようになっている。ま
た、DCTは、符号化効率として、効率に直接影響する
低周波成分への電力集中度の点で最適な変換である上記
K−L変換と殆ど同等の特性を有するものである。した
がって、DCTにより得られる変換係数を、電力が集中
する成分のみを符号化することにより、全体として情報
量の大幅な削減が可能となる。
【0005】具体的には、画像データをDCTして得ら
れる変換係数を例えばCij(i=0〜n−1,j=0
〜n−1)で表すと、変換係数C00は画像ブロック内
の平均輝度値を表す直流成分に対応し、その電力は、通
常、他の成分に比べてかなり大きくなる。そこで、この
直流成分を粗く量子化した場合、視覚的に大きな画質劣
化として感じられる直交変換符号化特有の雑音である所
謂ブロック歪みが生じるところから、変換係数C00に
多くのビット数(例えば8ビット以上)を割り当てて均
等量子化し、直流成分を除く他の成分(以下交流成分と
いう)の変換係数Cij(C00を除く)には、例えば
視覚の空間周波数が高域では低下するという視覚特性を
利用して、高周波成分ほどビット数の割り当てを減少さ
せて量子化するようになっている。
【0006】そして、画像データの伝送や記録では、画
像データをDCTして得られる変換係数を上述のように
量子化した後、さらに圧縮を行うために所謂ハフマン符
号化(Huffman coding)やランレングス
符号化(Run Length coding )等の
可変長符号化を施し、得られる符号化データに同期信号
やパリティ等を付加して伝送や記録を行うようになって
いる。
【0007】さらに、例えば映像信号をディジタル信号
として磁気テープに記録するディジタルビデオテープレ
コーダ(以下単にVTRという)では、編集や変速再生
等を考慮すると1フレームあるいは1フィールドのデー
タ量が一定(固定長)であることが望ましく、また回路
規模を考慮すると、符号化データを所定の画像ブロック
数分集めた処理単位も固定長であることが望ましい。そ
こで、VTRでは、量子化幅が互いに異なる複数の量子
化器を準備しておき、処理単位内の全ての画像ブロック
に対しては1つ量子化器を用いる条件のもとに、処理単
位のデータ量が所定値以下であって量子化幅が最小の量
子化器を選択して量子化を行うようになっている。これ
は、処理単位内の画像ブロック毎に量子化器を切換選択
して量子化を行うと、用いた量子化器の情報を画像ブロ
ック毎に伝送しなければならず、そのためにデータ量(
オーバヘッド)が増えるので、それを回避するためであ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
に、1フレームあるいは1フィールドの画像データを所
定数の画像ブロックからなる処理単位に細分化すると共
に、処理単位を固定長にすると、各処理単位で生じる情
報の伝達に寄与しない余剰ビットが累積され、1フレー
ムあるいは1フィールドでかなりの量のビットを情報の
伝達に使用しないことになる。換言すると、符号化効率
が低下することになる。
【0009】また、画像データを、例えば所謂輝度信号
Y及び色差信号U、Vのデータ(以下輝度データ、色差
データという)として伝送や記録を行う場合、人間の眼
が小さな面積では色の識別ができなくなるという視覚特
性を有することから、輝度データを細かく(多くのビッ
ト数を割り当てて)量子化し、輝度データの量子化歪み
を抑えると、全体として同じデータ量であっても画質の
向上を図ることができる。しかし、輝度データと色差デ
ータのビット配分を、例えば輝度データに多くのビット
を割り当てるように、一義的に決定して量子化を行うと
、絵柄によっては、かえって画質の劣化を招くことがあ
る。
【0010】本発明は、このような実情に鑑みてなされ
たものであり、所定数のブロックからなる処理単位の各
ブロックに対して同一の量子化幅で量子化を行うと共に
、処理単位のデータ量が目標データ量以下であって最小
の量子化幅で(細かく)量子化する際に、各処理単位で
生じる余剰ビット(情報の伝達に使用されないビット)
の累積による1フレームあるいは1フィールド全体の余
剰ビットの発生を抑えことができ、符号化効率が高い画
像符号化装置の提供を目的とするものである。
【0011】また、輝度信号と色差信号の処理単位にそ
れぞれ割り当てられたデータ量の合計が所定値以下であ
って、色差信号に対する量子化歪みを増加することなく
、輝度信号の量子化歪みを低減し得、結果的に画質の向
上を図ることができる画像符号化装置の提供を目的とす
るものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記課題を
解決するために、画像データを空間配置におけるn×n
個を1ブロックとするブロックに分割するブロック化手
段と、該ブロック化手段からの各ブロックの画像データ
を余弦関数を用いて直交変換して変換係数を算出する離
散余弦変換手段と、該離散余弦変換手段からの変換係数
を量子化して量子化データを形成し、該量子化データを
出力する量子化手段と、所定数のブロックからなる処理
単位の量子化データのデータ量と目標データ量の差であ
る余剰データ量を検出し、該余剰データ量を所定のデー
タ量に加算して次の処理単位の目標データ量とすると共
に、目標データ量以下であって最小の量子化幅で変換係
数を量子化するように上記量子化手段を制御する制御手
段とを有することを特徴とする。
【0013】また、本発明では、輝度データと色差デー
タを空間配置におけるn×n個を1ブロックとするブロ
ックにそれぞれ分割するブロック化手段と、該ブロック
化手段からの各ブロックの輝度データと各ブロックの色
差データを余弦関数を用いてそれぞれ直交変換して輝度
データと色差データの変換係数を算出する離散余弦変換
手段と、該離散余弦変換手段からの輝度データの変換係
数と色差データの変換係数を量子化して輝度データと色
差データの量子化データを形成し、該量子化データを出
力する量子化手段と、所定数のブロックからなる色差デ
ータの処理単位の量子化データのデータ量と第1の目標
データ量の差である余剰データ量を検出し、該余剰デー
タ量を所定のデータ量に加算して輝度データの処理単位
の第2の目標データ量とすると共に、上記第1の目標デ
ータ量以下であって最小の量子化幅で色差データの変換
係数を量子化し、上記第2の目標データ量以下であって
最小の量子化幅で輝度データの変換係数を量子化するよ
うに上記量子化手段を制御する制御手段とを有すること
を特徴とする。
【0014】
【作用】本発明に係る画像符号化装置では、画像データ
を空間配置におけるn×n個を1ブロックとするブロッ
クに分割し、各ブロックの画像データを余弦関数を用い
て直交変換して変換係数を算出し、この変換係数を量子
化して量子化データを形成し、量子化データを出力する
際に、所定数のブロックからなる処理単位の量子化デー
タのデータ量と目標データ量の差である余剰データ量を
検出し、余剰データ量を所定のデータ量に加算して次の
処理単位の目標データ量とすると共に、目標データ量以
下であって最小の量子化幅で変換係数を量子化する。
【0015】また、本発明に係る画像符号化装置では、
輝度データと色差データを空間配置におけるn×n個を
1ブロックとするブロックにそれぞれ分割し、各ブロッ
クの輝度データと各ブロックの色差データを余弦関数を
用いてそれぞれ直交変換して輝度データと色差データの
変換係数を算出し、これらの輝度データの変換係数と色
差データの変換係数を量子化して輝度データと色差デー
タの量子化データを形成し、該量子化データを出力する
際に、所定数のブロックからなる色差データの処理単位
の量子化データのデータ量と第1の目標データ量の差で
ある余剰データ量を検出し、該余剰データ量を所定のデ
ータ量に加算して輝度データの処理単位の第2の目標デ
ータ量とすると共に、上記第1の目標データ量以下であ
って最小の量子化幅で色差データの変換係数を量子化し
、上記第2の目標データ量以下であって最小の量子化幅
で輝度データの変換係数を量子化する。
【0016】
【実施例】以下、本発明に係る画像符号化装置の実施例
を図面を参照しながら説明する。図1は、本発明を適用
した画像符号化装置の第1の実施例の回路構成を示すも
のであり、図2は、この画像符号化装置を適用したディ
ジタルビデオテープレコーダ(以下単にVTRという)
の記録系の回路構成を示すものであり、図3は、該VT
Rの再生系の回路構成を示すものである。
【0017】まず、このVTRについて説明する。この
VTRは、図2に示すように、アナログ映像信号をディ
ジタル信号に変換し、得られる画像データに所謂変換符
号化等のデータ処理を施してデータ圧縮を行った後、磁
気ヘッド21を介して磁気テープ1に記録する記録系と
、図3に示すように、磁気テープ1から磁気ヘッド31
によって再生される再生信号を2値化すると共に、復号
化等のデータ処理を施した後、アナログ信号に変換して
アナログ映像信号を再生する再生系とから構成される。
【0018】上記記録系は、上述の図2に示すように、
映像信号をサンプリングし、ディジタル信号に変換して
画像データを形成するアナログ/ディジタル変換器(以
下A/D変換器という)11と、該A/D変換器11か
らの画像データを空間配置におけるn×n個を1ブロッ
クとする画像ブロックGh (h=0〜H、Hは1フレ
ームあるいは1フィールドの画素数及び1画像ブロック
の画素数n2 に依存する)に分割すると共に、所定数
の画像ブロックGh からなる、例えばデータ処理や伝
送の1単位となる処理単位を形成するブロック化回路1
2と、該ブロック化回路12からの画像データを余弦関
数を用いて直交変換(以下DCT:Discrete 
Cosine Transform という)して各画
像ブロックGh の変換係数Cij(i=0〜n−1,
j=0〜n−1)を算出する離散余弦変回路(以下DC
T回路という)13と、該DCT回路13からの変換係
数Cijを処理単位毎に量子化して量子化データを形成
する量子化回路14と、該量子化回路14からの量子化
データを、例えば所謂可変長符号により符号化して符号
化データVLCij(i=0〜n−1,j=0〜n−1
)を形成する符号化回路15と、該符号化回路15から
の符号化データVLCijに、例えばエラー検出やエラ
ー訂正のためのパリティを処理単位毎に付加するパリテ
ィ付加回路17と、該パリティ付加回路17からのパリ
ティが付加された符号化データVLCijに、同期信号
と画像ブロックGh の番号h等を識別する識別ビット
(以下IDという)を処理単位毎に付加して伝送データ
を形成する同期信号挿入回路18と、該同期信号挿入回
路18からパラレルデータとして送られてくる伝送デー
タをシリアルデータに変換するパラレル/シリアル(以
下P/Sという)変換器19と、該P/S変換器19か
らの伝送データに、例えば所謂スクランブルやNRZI
変調処理を施して記録信号を生成し、上記磁気ヘッド2
1に供給するチャンネルエンコーダ(以下ENCという
)20とから構成される。
【0019】そして、この記録系は、端子2を介してア
ナログ信号として供給される映像信号を画像データに変
換した後、例えば1フレームあるいは1フィールド分の
画像データを画像ブロックGh に分割し、各画像ブロ
ックGh の画像データをDCTして変換係数Cijを
算出し、この変換係数Cijを処理単位毎に量子化して
量子化データを形成すると共に、可変長符号により量子
化データを符号化して符号化データVLCijを形成す
るようになっている。また、この記録系は、符号化デー
タVLCijに同期信号等を処理単位毎に付加して伝送
データを形成した後、この伝送データに記録に適した変
調、例えばスクランブルやNRZI変調処理を施し、磁
気ヘッド21よって磁気テープ1に記録するようになっ
ている。
【0020】かくして、本発明に係る画像符号化装置、
すなわち上述のように構成されるVTRの要部は、上記
ブロック化回路12〜量子化回路14から構成され、具
体的には、以下のようになっている。
【0021】上記ブロック化回路12は、例えば図1に
示すように、例えば1フレームあるいは1フィールド分
の記憶容量を有し、画像データを記憶するメモリ12a
と、該メモリ12aから画像データを空間配置における
n×n個を1ブロックとする画像ブロックGh に分割
すると共に、1フレームあるいは1フィールド分を複数
に分割した所定数の画像ブロックGh からなる処理単
位毎に読み出すブロック化器12bとから構成される。
【0022】そして、このブロック化回路12は、端子
4を介して供給される画像データをメモリ12aに1フ
レームあるいは1フィールド毎に記憶すると共に、この
メモリ12aに記憶されている画像データを空間配置に
おける例えば8×8個を1ブロックとする画像ブロック
Gh に分割すると共に、所定数の画像ブロックGh 
からなる処理単位毎に読み出し、この読み出した画像デ
ータをDCT回路13に供給するようになっている。
【0023】上記DCT回路13は、例えば所謂DSP
(Digital Signal Processor
)等から構成され、ブロック化回路12から処理単位毎
に供給される画像データを上述のように余弦関数を用い
て直交変換して、変換係数Cijを算出し、この変換係
数Cijを量子化回路14に供給するようになっている
【0024】上記量子化回路14は、同じく図1に示す
ように、上記DCT回路13からの変換係数Cijを記
憶するバッファメモリ14aと、互いに異なる量子化幅
を有し、上記バッファメモリ14aから読み出された変
換係数Cijをそれぞれ量子化して、同一処理単位に対
して互いに異なるデータ量の量子化データをそれぞれ形
成する量子化器Qm (m=1〜M)と、該各量子化器
Qm の出力の1つを選択するセレクタ14bと、上記
DCT回路13からの変換係数Cijを処理単位毎に量
子化して処理単位のデータ量を算出し、このデータ量に
基づいて上記セレクタ14bを制御するデータ量算出回
路14cとから構成される。
【0025】そして、この量子化回路14は、処理単位
の量子化データのデータ量が目標データ量以下であって
量子化歪みが最小となるように、DCT回路13からの
各処理単位の変換係数Cijを、各処理単位で目標とさ
れる目標データ量以下であって最小の量子化幅で量子化
して量子化データを形成し、この量子化データを符号化
回路15に供給するようになっている。
【0026】具体的には、データ量算出回路14cは、
DCT回路13からの変換係数Cijを処理単位毎に複
数の量子化幅で量子化して、処理単位の量子化データの
データ量を検出し、処理単位のデータ量が目標データ量
以下であって最小の量子化幅を検出すると共に、目標デ
ータ量との差である余剰データ量を検出する。そして、
検出された量子化幅に対応する量子化器Qm を選択す
るための量子化器選択信号、例えば量子化器Qm の番
号mをセレクタ14b及び端子6を介して上述の図2に
示すパリティ付加回路17に供給すると共に、検出され
た余剰データ量を所定のデータ量に加算して次の処理単
位の目標データ量を算出する。
【0027】一方、量子化器Qm は、例えば図4に示
すように、画像ブロックGh の変換係数Cijの領域
80を3つの領域81、82、83に分割し、例えば量
子化器Q1 は、3つの領域81、82、83において
所定の量子化幅qで量子化を行い、例えば量子化器Q2
 は、領域81、82において量子化幅qで量子化を行
うと共に、領域83において量子化幅2qで量子化を行
い、例えば量子化器Q3 は、領域81において量子化
幅qで量子化を行うと共に、領域82、83において量
子化幅2qで量子化を行い、例えば量子化器Q4 は、
3つの領域81、82、83において量子化幅2qで量
子化を行い、・・・のようになっており、バッファメモ
リ14aから処理単位毎に読み出された変換係数Cij
を、同一処理単位に対して互いに異なるデータ量の量子
化データをそれぞれ形成し、これらの量子化データをセ
レクタ14bに供給する。
【0028】セレクタ14bは、データ量算出回路14
cからの量子化器選択信号に基づいて、各量子化器Qm
 の出力の1つを選択し、選択した量子化データを符号
化回路15に供給する。
【0029】この結果、セレクタ14bからは、処理単
位のデータ量が目標データ量に収まり、かつデータ量が
最大となるように最小の量子化幅で量子化されて得られ
る量子化データが出力される。そして、このとき、前の
処理単位の余剰データ量を所定のデータ量に加算したの
もを次の処理単位の目標データ量とすることにより、1
フレームあるいは1フィールドのデータ量を所定のデー
タ量以下(固定)とすると共に、各処理単位での余剰ビ
ット(情報の伝達に使用されないビット)の累積による
1フレームあるいは1フィールド全体の余剰ビットの発
生を少なくすることができ、符号化効率を向上させるこ
とができる。
【0030】例えば、1フレームを固定長とし、1フレ
ームの画像ブロック数をAで表し、処理単位の画像ブロ
ック数をBで表し、量子化データの伝送レートを20M
bpsとすると、各処理単位に割り当てられる所定のデ
ータ量Cは、下記式(1)で求められる。 C=20×106 /30×(A/B)・・・(1)

0031】そこで、例えばフレームの先頭からk番目の
処理単位をPk で表し、この処理単位Pk の目標デ
ータ量をTk で表し、この目標データ量と実際のデー
タ量の差である余剰ビット数(余剰データ量)をRk 
で表すと、処理単位Pk+1 の目標データ量Tk+1
 は、下記式(2)で求めることができる。 Tk+1 =C+Rk ・・・(2)
【0032】すなわち、処理単位Pk で生じた余剰ビ
ットを次の処理単位Pk+1 に繰り越し、次の処理単
位Pk+1 はこの余剰データ量Rk が加算されたも
のを目標データ量Tk+1 とすることにより、各処理
単位で生じる余剰ビットの累積(ΣRk )を最小限に
することができ、効率が高い量子化を行うことができる
【0033】上記符号化回路15は、可変長符号化を行
う例えば所謂ハフマン符号(Huffman code
)器とランレングス符号(Run Length co
de )器等から構成され、この符号化回路15は、セ
レクタ14bで選択された量子化データをハフマン符号
とランレングス符号によりそれぞれ符号化して符号化デ
ータVLCijを形成し、この符号化データVLCij
を端子5を介して上述の図2に示すパリティ付加回路1
7に供給するようなっている。
【0034】そして、上述の図2に示すパリティ付加回
路17と同期信号挿入回路18は、符号化回路15から
の符号化データVLCij、量子化回路14からの選択
された量子化器Qm の番号mを時分割多重すると共に
、パリティ、同期信号を付加して伝送データを形成する
。この結果、例えば、1処理単位が先頭から順に同期信
号、ID、処理単位で採用された量子化器Qm の番号
m、所定数の画像ブロックGh の符号化データVLC
ij、パリティからなる伝送データが出力される。
【0035】以上のように、この画像符号化装置は、端
子4を介して供給される画像データをメモリ12aに一
旦記憶し、記憶した画像データを、空間配置におけるn
×n個を1ブロックとする画像ブロックGh に分割す
ると共に、所定数の画像ブロックGh からなる処理単
位毎に読み出し、各画像ブロックGh の画像データを
DCTした後、得られる変換係数Cijを各処理単位の
目標データ量内で量子化幅が最小の量子化器Qm を用
いて量子化し、この量子化データを可変長符号化し、得
られる符号化データVLCijを端子5を介して出力す
る際に、前の処理単位で発生した余剰ビットのデータ量
(余剰データ量)を加算したものを次の処理単位の目標
データ量とすることにより、1フレームあるいは1フィ
ールドを固定長とすると共に、各処理単位の余剰ビット
(情報の伝達に使用されないビット)の累積による1フ
レームあるいは1フィールド全体の余剰ビットの発生を
少なくすることができ、符号化効率を向上させることが
できる。
【0036】つぎに、このVTRの再生系について説明
する。この再生系は、上述の図3に示すように、磁気テ
ープ1から磁気ヘッド31によって再生される再生信号
にNRZI復調等の信号処理を施して伝送データを再生
するチャンネルデコーダ(以下単にDECという)32
と、該DEC32からシリアルデータとして送られてく
る伝送データをパラレルデータに変換するシリアル/パ
ラレル(以下S/Pという)変換器33と、該S/P変
換器33からの伝送データの同期を引き込むと共に、符
号化データVLCijを再生する同期信号検出回路34
と、該符号化データVLCijの再生の際に生じる時間
軸の変動を補正する時間軸補正回路(以下TBC:Ti
me Base Corrector という)35と
、該TBC35からの符号化データVLCijのエラー
訂正を行うと共に、エラー訂正できなかった符号化デー
タVLCijに対してエラーフラグEFをセットするエ
ラー訂正回路36と、該エラー訂正回路36からの記録
の際に可変長符号化された符号化データVLCijを復
号化して量子化データを再生する復号化回路37と、該
復号化回路37からの量子化データに逆量子化の信号処
理を施して変換係数Cijを再生する逆量子化回路38
と、該逆量子化回路38からの変換係数Cijを直交変
換して画像データを再生する逆離散余弦変換回路(以下
IDCT回路という)39と、該IDCT回路39から
画像ブロックGh 毎に供給される画像データから1フ
レームあるいは1フィールド分の画像データを形成する
逆ブロック化回路40と、上記エラー訂正回路36から
のエラーフラグEFに基づいて上記逆ブロック化回路4
0からの画像データにエラー補正を施すエラー補正回路
41と、該エラー補正回路41からの画像データをアナ
ログ信号に変換して出力するディジタル/アナログ変換
器(以下D/A変換器という)42とから構成される。
【0037】つぎに、以上のように構成される再生系の
動作について説明する。DEC32は、磁気テープ1か
ら磁気ヘッド31によって再生される再生信号を2値化
した後、NRZI復調すると共に、ディスクランブル処
理を施して伝送データを再生し、この伝送データをS/
P変換器33を介して同期信号検出回路34に供給する
【0038】同期信号検出回路34は、S/P変換器3
3でパラレルデータに変換された伝送データから同期信
号を検出して同期を引き込むと共に、符号化データVL
Cijを再生し、この符号化データVLCijをTBC
35に供給する。
【0039】TBC35は、符号化データVLCijの
時間軸補正を行い、再生の際に生じる時間軸の変動を吸
収し、この時間軸補正された符号化データVLCijを
エラー訂正回路36に供給する。
【0040】エラー訂正回路36は、符号化データVL
Cijのエラー訂正を記録の際に付加されたパリティを
用いて行うと共に、エラー訂正能力を超えたエラーを有
する符号化データVLCijに対してエラーフラグEF
をセットし、エラー訂正された符号化データVLCij
を復号化回路37に供給する。
【0041】復号化回路37は、記録の際にハフマン符
号及びランレングス符号により符号化されている符号化
データVLCijを復号化して量子化データを再生し、
この量子化データを逆量子化回路38に供給する。
【0042】逆量子化回路38は、符号化データVLC
ijと共に再生される各処理単位の量子化器Qm の番
号mに基づいて、記録の際に用いられた各処理単位の量
子化器Qm を認識し、これらの量子化器Qm に対応
する量子化幅で各処理単位の量子化データをそれぞれ逆
量子化して変換係数Cijを再生し、この変換係数Ci
jをIDCT回路39に供給する。
【0043】IDCT回路39は、記録の際に用いられ
た変換行列に対応する転置行列を用いて変換係数Cij
を直交変換して画像データを画像ブロックGh 毎に再
生し、この画像データを逆ブロック化回路40に供給す
る。
【0044】逆ブロック化回路40は、画像ブロックG
h 毎に再生される画像データから1フレームあるいは
1フィールド分の画像データを形成してエラー補正回路
41に供給する。
【0045】エラー補正回路41は、例えば、上述のエ
ラー訂正回路36においてエラー訂正できなった画像デ
ータの近隣のエラーがない画像データを用いて補間処理
を行うことにより、エラー訂正できなった画像データの
エラー補正を行い、このエラーが補正された画像データ
をD/A変換器42に供給する。
【0046】D/A変換器42は、エラー補正された画
像データをアナログ信号に変換し、端子3からアナログ
映像信号を例えば輝度信号Y及び色差信号U、Vとして
出力する。
【0047】以上のように、記録の際に、例えば1フレ
ームを固定長とし、所定数の画像ブロックGh からな
る処理単位の各画像ブロックGh の変換係数Cijを
同一の量子化幅で量子化する際に、処理単位で生じる余
剰ビットを次の処理単位に繰り越して量子化し、量子化
データの記録を行うと共に、各処理単位で用いられた量
子化器Qm の番号mを記録しておくことにより、再生
の際に、1フレームあるいは1フィールドを固定長とす
ることができ、編集や変速再生等を簡単に行うことがで
きる。また、例えば1フレームのデータ量が同じ(固定
長)であっても、本発明に係る画像符号化装置の符号化
効率は高いので、従来の装置に比して再生画全体の画質
を良くすることができる。
【0048】つぎに、本発明に係る画像符号化装置の第
2の実施例を説明する。この第2の実施例の画像符号化
装置は、例えば図5に示すように、端子4を介してそれ
ぞれ供給される輝度データY、色差データU、Vを記憶
するメモリ61と、該メモリ61から輝度データY、色
差データU、Vを、それぞれ空間配置におけるn×n個
を1ブロックとする画像ブロックGh に分割すると共
に、所定数の画像ブロックGh からなる色差データU
の処理単位、色差データVの処理単位、輝度データYの
処理単位毎に読み出すブロック化回路62と、該ブロッ
ク化回路62から処理単位毎に供給される色差データV
、色差データU、輝度データYをそれぞれDCTして、
色差データU、V、輝度データYの各変換係数Cijを
算出するDCT回路63と、該DCT回路63からの処
理単位毎の色差データU、色差データV、輝度データY
の変換係数Cijを、処理単位のデータ量が目標データ
量以下であって最小の量子化幅で色差データU、色差デ
ータV、輝度データYの順に量子化して各処理単位の量
子化データを形成すると共に、色差データU、Vの処理
単位の余剰ビットを繰り越して輝度データYの処理単位
の目標データ量を決定する量子化回路64と、該量子化
回路64からの量子化データを、例えば可変長符号によ
り符号化して符号化データVLCijを形成する符号化
回路65とから構成される。
【0049】上記量子化回路64は、互いに異なる量子
化幅を有し、上記DCT回路63からの処理単位毎に供
給される色差データU、色差データV、輝度データYの
変換係数Cijをそれぞれ量子化し、同一の処理単位に
対して互いに異なるデータ量の量子化データをそれぞれ
形成する量子化器Qm (m=1〜M)と、該各量子化
器Qm からの互いに異なるデータ量の量子化データを
それぞれ記憶するバッファメモリBUFm (m=1〜
M)と、該バッファメモリBUFm に記憶されている
データ量を検出して、処理単位のデータ量が目標データ
量以下であって最小の量子化幅を検出すると共に、検出
された量子化幅に対応する色差データU、Vのデータ量
と目標データ量との差である余剰データ量をそれぞれ検
出し、色差データU、Vの各余剰データ量を所定のデー
タ量に加算して輝度データYの処理単位の目標データ量
とする制御回路64aと、該制御回路64aの制御の下
に、上記各量子化器Qm の出力の1つを選択するセレ
クタ64bとから構成される。
【0050】つぎに、以上のように構成される画像符号
化装置の動作について説明する。メモリ61は、例えば
1フレームあるいは1フィールド分の記憶容量を有し、
端子4を介して供給される輝度データY、色差データU
、Vを記憶する。
【0051】ブロック化回路62は、メモリ61から輝
度データY、色差データU、Vを、空間配置におけるn
×n個、例えば8×8個を1ブロックとする画像ブロッ
クGh にそれぞれ分割すると共に、所定数の画像ブロ
ックGh からなる処理単位毎に色差データU、色差デ
ータV、輝度データYの順に読み出してDCT回路63
に供給する。
【0052】DCT回路63は、例えばDSP等から構
成され、ブロック化回路62からそれぞれ処理単位毎に
供給される色差データU、色差データV、輝度データY
を、それぞれ上述のように余弦関数を用いて直交変換し
て、色差データU、色差データV、輝度データYの各変
換係数Cijを算出し、これらの変換係数Cijを量子
化器Qm に供給する。
【0053】各量子化器Qm は、DCT回路63から
の色差データU、色差データV、輝度データYの変換係
数Cijを処理単位毎に、色差データU、色差データV
、輝度データYの順にそれぞれ量子化して、同一の処理
単位に対して互いに異なるデータ量の量子化データをそ
れぞれ形成し、これらの互いに異なるデータ量の量子化
データをバッファメモリBUFm にそれぞれ供給する
。そしてバッファメモリBUFm は、同一の処理単位
に対して互いに異なるデータ量の量子化データをそれぞ
れ記憶する。
【0054】制御回路64aは、バッファメモリBUF
m に記憶されている各処理単位の量子化データのデー
タ量を検出して、処理単位のデータ量が目標データ量以
下であって最大のデータ量となる最小の量子化幅を検出
する。そして、この検出された量子化幅に対応する量子
化器Qm を選択するための量子化器選択信号、例えば
量子化器Qm の番号mをセレクタ64bに供給すると
共に、この番号mを端子66を介して上述の図2に示す
パリティ付加回路17に供給する。また、この制御回路
64aは、選択される量子化器Qm で量子化されて得
られる色差データU、Vの各処理単位のデータ量と目標
データ量の差である余剰データ量をそれぞれ検出し、色
差データU、Vの各余剰データ量を所定のデータ量に加
算して次の処理単位である輝度データYの処理単位の目
標データ量とする制御を行う。
【0055】具体的には、例えば、端子4を介して供給
される画像データを、輝度データYが4、色差データU
、Vが各々2の割合である所謂4:2:2規格に準拠し
たものとし、1フレームを固定長とし、1フレームの輝
度データYの画像ブロック数をAY で表し、色差デー
タU、Vの画像ブロック数をそれぞれAUVで表し、輝
度データY、色差データU、Vの各処理単位の画像ブロ
ック数をBで表し、量子化データの伝送レートを20M
bps とすると、輝度データY、色差データU、Vの
各処理単位にそれぞれ割り当てられる所定のデータ量C
Y 、CUVは、下記式(3)、(4)で求められる。         CY =20×106 /30×(4
/8)×(AY /B)・・・(3)        
CUV=20×106 /30×(2/8)×(AUV
/B)・・・(4)
【0056】そこで、例えば色差デ
ータU、色差データV、輝度データYの処理単位の順に
量子化し、実際に量子化されて得られる色差データU、
Vの各処理単位の量子化データのデータ量と上記所定の
データ量CUVの差である余剰ビット数(余剰データ量
)をそれぞれRU 、RV で表すと、これらの余剰デ
ータ量RU 、RV を輝度データYの処理単位の所定
のデータ量CY に加算して得られる輝度データYの処
理単位の目標データ量TY は、下記式(5)によって
求めることができる。 TY =CY +RU +RV ・・・(5)
【005
7】すなわち、色差データU、Vで生じた余剰ビットを
次の処理単位である輝度データYの処理単位に繰り越し
、輝度データYの処理単位はこれらの余剰データ量が加
算されたものを目標データ量とすることにより、色差デ
ータU、Vの処理単位で生じる余剰ビット(RU +R
V に相当)を輝度データYに繰り越すことができ、色
差データU、Vの量子化歪みを犠牲にすることなく、輝
度データYの量子化幅を小さくすることができる。換言
すると、効率が高い量子化を行うことができる。なお、
さらに輝度データYで生じた余剰ビット(RY に相当
)を次の色差データUの処理単位に繰り越すようにして
もよい。
【0058】セレクタ64bは、上述した制御回路64
aからの量子化器選択信号に基づいてバッファメモリB
UFm からの量子化データの1つを選択し、選択した
量子化データを符号化回路65に供給する。この結果、
セレクタ64bからは、処理単位の量子化データのデー
タ量が目標データ量内に収まり、かつデータ量が最大と
なるように最小の量子化幅で量子化されて得られる量子
化データが出力される。すなわち、各処理単位に所定の
データ量を割り当て、色差データU、Vの各処理単位で
生じた余剰ビットを輝度データYに繰り越すことによっ
て、例えば1フレームの画像データを所定のデータ量以
下(固定長)とすると共に、色差データU、Vの量子化
歪みを犠牲とすることなく、輝度データYの量子化歪み
を向上させることができる。
【0059】符号化回路65は、可変長符号化を行う例
えばハフマン符号器とランレングス符号器等から構成さ
れ、セレクタ64bからの量子化データを、例えばハフ
マン符号とランレングス符号によりそれぞれ符号化して
符号化データVLCijを形成し、この符号化データV
LCijを端子5を介して上述の図2に示すパリティ付
加回路17に供給する。この結果、符号化回路65から
は、例えば1フレームのデータ量が固定長であり、輝度
データYが細かく量子化されて得られた符号化データV
LCijが出力される。
【0060】以上のように、この画像符号化装置は、端
子4を介して供給される輝度データY、色差データU、
Vを空間配置における例えば8×8個を1ブロックとす
る画像ブロックGh にそれぞれ分割し、各画像ブロッ
クGh の色差データU、Vと各画像ブロックGh の
輝度データYを余弦関数を用いて直交変換して変換係数
Cijをそれぞれ算出し、色差データU、Vの変換係数
Cijと輝度データYの変換係数Cijをそれぞれ量子
化して量子化データを形成し、この量子化データを出力
する際に、所定数の画像ブロックGh からなる色差デ
ータU、Vの処理単位の量子化データのデータ量と第1
の目標データ量の差である余剰データ量をそれぞれ検出
し、色差データU、Vの各余剰データ量を所定のデータ
量に加算して輝度データYの処理単位の第2目標データ
量とすると共に、第1の目標データ量以下であって最小
の量子化幅で色差データU、Vの変換係数Cijを量子
化し、第2の目標データ量以下であって最小の量子化幅
で輝度データYの変換係数Cijを量子化することによ
り、輝度データYに対して量子化幅をより小さくするこ
とができ、結果的に、画質の向上を図ることができる。
【0061】
【発明の効果】以上の説明でも明らかなように、本発明
では、画像データを空間配置におけるn×n個を1ブロ
ックとするブロックに分割し、各ブロックの画像データ
を余弦関数を用いて直交変換して変換係数を算出し、こ
の変換係数を量子化して量子化データを形成し、この量
子化データを出力する際に、所定数のブロックからなる
処理単位の量子化データのデータ量と目標データ量の差
である余剰データ量を検出し、余剰データ量を所定のデ
ータ量に加算して次の処理単位の目標データ量とすると
共に、目標データ量以下であって最小の量子化幅で変換
係数を量子化することにより、各処理単位で生じる余剰
ビット(情報の伝達に使用されないビット)の累積によ
る1フレームあるいは1フィールド全体の余剰ビットの
発生を抑えことができ、符号化効率を従来の装置に比し
て高めることができる。
【0062】また、本発明では、輝度データと色差デー
タを空間配置におけるn×n個を1ブロックとするブロ
ックにそれぞれ分割し、各ブロックの輝度データと各ブ
ロックの色差データを余弦関数を用いてそれぞれ直交変
換して輝度データと色差データの変換係数を算出し、こ
れらの輝度データの変換係数と色差データの変換係数を
量子化して輝度データと色差データの量子化データを形
成し、この量子化データを出力する際に、所定数のブロ
ックからなる色差データの処理単位の量子化データのデ
ータ量と第1の目標データ量の差である余剰データ量を
検出し、この余剰データ量を所定のデータ量に加算して
輝度データの処理単位の第2の目標データ量とすると共
に、第1の目標データ量以下であって最小の量子化幅で
色差データの変換係数を量子化し、第2の目標データ量
以下であって最小の量子化幅で輝度データの変換係数を
量子化することにより、色差信号に対する量子化歪みを
増加することなく、輝度信号の量子化歪みを低減し得、
結果的に画質の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した画像符号化装置の第1の実施
例の回路構成を示すブロック図である。
【図2】上記画像符号化装置を適用したディジタルビデ
オテープレコーダの記録系の回路構成を示すブロック図
である。
【図3】上記画像符号化装置を適用したディジタルビデ
オテープレコーダの再生系の回路構成を示すブロック図
である。
【図4】上記画像符号化装置を構成する量子化器の量子
化幅を説明するための変換係数の領域を示す図である。
【図5】本発明を適用した画像符号化装置の第2の実施
例の回路構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
12、62・・・ブロック化回路 13、63・・・DCT回路 14、64・・・量子化回路 Qm ・・・量子化器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  画像データを空間配置におけるn×n
    個を1ブロックとするブロックに分割するブロック化手
    段と、該ブロック化手段からの各ブロックの画像データ
    を余弦関数を用いて直交変換して変換係数を算出する離
    散余弦変換手段と、該離散余弦変換手段からの変換係数
    を量子化して量子化データを形成し、該量子化データを
    出力する量子化手段と、所定数のブロックからなる処理
    単位の量子化データのデータ量と目標データ量の差であ
    る余剰データ量を検出し、該余剰データ量を所定のデー
    タ量に加算して次の処理単位の目標データ量とすると共
    に、目標データ量以下であって最小の量子化幅で変換係
    数を量子化するように上記量子化手段を制御する制御手
    段とを有することを特徴とする画像符号化装置。
  2. 【請求項2】  輝度データと色差データを空間配置に
    おけるn×n個を1ブロックとするブロックにそれぞれ
    分割するブロック化手段と、該ブロック化手段からの各
    ブロックの輝度データと各ブロックの色差データを余弦
    関数を用いてそれぞれ直交変換して輝度データと色差デ
    ータの変換係数を算出する離散余弦変換手段と、該離散
    余弦変換手段からの輝度データの変換係数と色差データ
    の変換係数を量子化して輝度データと色差データの量子
    化データを形成し、該量子化データを出力する量子化手
    段と、所定数のブロックからなる色差データの処理単位
    の量子化データのデータ量と第1の目標データ量の差で
    ある余剰データ量を検出し、該余剰データ量を所定のデ
    ータ量に加算して輝度データの処理単位の第2の目標デ
    ータ量とすると共に、上記第1の目標データ量以下であ
    って最小の量子化幅で色差データの変換係数を量子化し
    、上記第2の目標データ量以下であって最小の量子化幅
    で輝度データの変換係数を量子化するように上記量子化
    手段を制御する制御手段とを有することを特徴とする画
    像符号化装置。
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