JPH04372761A - テープ記録再生装置 - Google Patents

テープ記録再生装置

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Publication number
JPH04372761A
JPH04372761A JP3151653A JP15165391A JPH04372761A JP H04372761 A JPH04372761 A JP H04372761A JP 3151653 A JP3151653 A JP 3151653A JP 15165391 A JP15165391 A JP 15165391A JP H04372761 A JPH04372761 A JP H04372761A
Authority
JP
Japan
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tape
gear
reel
tooth
rotation
Prior art date
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Pending
Application number
JP3151653A
Other languages
English (en)
Inventor
Susumu Hisatomi
晋 久冨
Motoharu Fukuda
福田 元治
Etsushi Ueda
上田 悦史
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、テープカセット内か
らテープを引き出して記録再生ヘッドに接触させること
により記録再生を行なうテープ記録再生装置に係り、特
にそのテープローディング及びテープアンローディング
時にリールの回転規制を行なうものに関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、例えばカセット式ビデオ
テープレコーダ等にあっては、テープカセット内からテ
ープを引き出して、消去ヘッドや回転ドラムに支持され
た記録再生ヘッドに接触させるべく、所定のテープ走行
経路を形成するテープローディング動作と、このテープ
ローディングされたテープをテープカセット内に収容す
るテープアンローディング動作とが行なわれる。
【0003】ここで、テープアンローディング動作を行
なった後、再びテープローディング動作を行なうことを
考えた場合、テープアンローディング動作が行なわれる
直前に回転ドラムに接触されていたテープ上の部位と同
一の部位が、テープローディング動作が行なわれたとき
再び回転ドラムの同じ位置に接触されることが望ましい
ことになる。
【0004】このため、通常のカセット式ビデオテープ
レコーダ等では、テープローディング動作でテープカセ
ットの外に引き出されるテープの供給と、テープアンロ
ーディング動作でテープカセット内に収容されるテープ
の巻取とを、共に記録再生時にテープ供給側となるリー
ルだけを回転させることによって行ない、テープ巻取側
となるリールは回転しないように固定するのが一般的で
ある。
【0005】このように供給側リールのみを回転させ巻
取側リールを固定する手段として、従来では、巻取側リ
ールのみをメインブレーキで固定するか、または、巻取
側リールに連動して回転する歯車に回転防止用部材に形
成された歯爪を係止させるようにしている。そして、後
者の手段の場合、歯車に対する歯爪の係脱は、テープロ
ーディング及びテープアンローディング機構部を制御す
るためのカム部材によって、回転防止用部材を強制的に
位置制御することで行なわれている。
【0006】しかしながら、上記のようにテープローデ
ィング及びテープアンローディング動作時に巻取側リー
ルを固定する従来の手段では、構成が複雑で大型化する
とともに、テープカセットをテープ記録再生装置に装着
するスロットインからテープローディングが終了するま
での全体のローディング時間、及びテープアンローディ
ングが開始されてからテープカセットをテープ記録再生
装置から離脱させるスロットアウトまでの全体のアンロ
ーディング時間が長くかかるという問題が生じている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
テープ記録再生装置では、構成が複雑で全体のローディ
ング及びアンローディング動作に要する時間が長くかか
るという問題を有している。
【0008】そこで、この発明は上記事情を考慮してな
されたもので、簡易な構成で小型化に適するとともに、
全体のローディング及びアンローディング動作に要する
時間を短縮することができる極めて良好なテープ記録再
生装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係るテープ記
録再生装置は、テープ供給側リールを回転可能としテー
プ巻取側リールを固定して、テープカセットからテープ
を引き出し所定の走行経路に装着するテープローディン
グ動作と、このテープローディング動作により所定の走
行経路に装着されたテープを、テープ巻取側リールを固
定しテープ供給側リールを回転駆動させて巻き取り、テ
ープカセット内に収容するテープアンローディング動作
とを行なうものを対象としている。
【0010】そして、テープ巻取側リールに連動して回
転する歯車と、この歯車の歯に係合してテープ巻取側リ
ールの回転を阻止する歯爪を有する回転阻止部材と、こ
の回転阻止部材をその歯爪が歯車から離脱する方向に付
勢する弾性部材と、テープローディング動作及びテープ
アンローディング動作に連動して回転阻止部材をその歯
爪が歯車の歯に係合する位置に規制するカム部材とを備
え、テープアンローディング動作が終了しカム部材によ
る回転阻止部材の位置規制が解除された状態で、テープ
の張力によりテープ巻取側リールに加わる回転付勢力に
よって、回転阻止部材の歯爪が歯車の歯から離脱しない
ように構成したものである。
【0011】
【作用】上記のような構成によれば、テープアンローデ
ィング動作が終了した状態で、回転阻止部材の歯爪と歯
車の歯との係合が保持されテープ巻取側リールが固定さ
れるので、テープローディング動作によりテープカセッ
トから引き出されたテープを巻き取るためのテープ供給
側リールの回転が完全に停止されなくても、残留テープ
張力やテープ供給側リールの慣性モーメントにより、引
き出された分以上にテープがテープ供給側リールによっ
て巻き取られてしまうことを防止することができる。こ
のため、テープ供給側リールの回転が完成に停止するま
で待つ時間を省略でき、全体のローディング及びアンロ
ーディング動作に要する時間を短縮することができる。 また、構成も簡易で小型化に適するものである。
【0012】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照して詳細に説明する。図1は、カセット式ビデオテー
プレコーダのリール台とその周辺の構造で、テープロー
ディングが終了した状態を示している。すなわち、図1
中11はメインベースであり、該メインベース11に植
設された一対の回転軸12,13に、供給側リール台1
4及び巻取側リール台15がそれぞれ回転自在に支持さ
れている。
【0013】これら供給側及び巻取側リール台14,1
5には、その底部にそれぞれ同軸的かつ一体的に歯車1
6,17が形成されている。また、これら供給側及び巻
取側リール台14,15は、ベルト18,クラッチ機構
19及びアイドラ20,21を介して伝達されるモータ
22の回転力により選択的に回転駆動されて、テープカ
セット23内のテープ24を所定方向に走行させる。
【0014】このテープローディング状態では、テープ
カセット23内から引き出されたテープ24が、供給側
リール台14側から送り出されて、ガイドピン25,2
6,テンションローラ27,消去ヘッド28,ガイドロ
ーラ29,ローディングローラ30及びコントロールピ
ン31を介して、図示しない記録再生ヘッドを支持する
回転ドラム32の外周面の略半周に接触された後、コン
トロールピン33,ローディングローラ34,テンショ
ンローラ35,固定ヘッド部36,キャプスタン37,
ピンチローラ38及びガイドピン39を介して、巻取側
リール台15側によって巻き取られるテープ走行経路を
通過することになる。
【0015】また、テープローディング動作は、ガイド
ピン26,39,ローディングローラ30,34及びピ
ンチローラ38等が、メインベース11に植設された回
動軸40を中心として回動するカム部材41による制御
に基づいて、それぞれテープカセット23内の供給側リ
ール台14側からテープ24を引き出し、図示のような
テープ走行経路を形成させることによって行なわれる。
【0016】すなわち、このカム部材41は、その一部
に形成された歯部42が、図示しないローディング用モ
ータの回転力が伝達される歯車に噛合されて回動される
ことにより、その周面に形成された各種形状のカム部に
よって、ガイドピン26,39,ローディングローラ3
0,34及びピンチローラ38等を図示の位置まで移動
させる作用を行なっている。
【0017】なお、テープアンローディング時には、カ
ム部材41をテープローディング動作時と逆方向に回動
させれば、ガイドピン26,39,ローディングローラ
30,34及びピンチローラ38等が、テープローディ
ング動作時と逆に移動するとともに、テープ24が供給
側リール台14によって巻き取られテープカセット23
内に戻される。
【0018】次に、上記巻取側リール台15の周辺の詳
細な構造について、図2を参照して説明する。すなわち
、巻取側リール台15の近傍には、上記メインベース1
1に植設された回動軸43に一端部が回動自在に支持さ
れた回転阻止レバー44が設けられている。この回転阻
止レバー44の他端部には、巻取側リール台15の歯車
17の歯45に係止可能な歯爪46が形成されている。
【0019】そして、回転阻止レバー44は、図中反時
計方向に回動されたとき、その歯爪46が歯車15の歯
45に係止されて、歯車17つまり巻取側リール台15
の回転を阻止し、図中時計方向に回動されたとき、その
歯爪46が歯車15の歯45から離脱されて、巻取側リ
ール台15の回転を許容する。また、この回転阻止レバ
ー44には、その一側部に突設されたピン47とメイン
ベース11に植設されたピン48との間に係着されたコ
イル状のスプリング49により、図中時計方向の回動付
勢力(モーメントM1)が付与されている。
【0020】さらに、上記回転阻止レバー44の回動軸
43の近傍には、ピン50が突設されており、前記カム
部材41の周面に形成されたカム部51が対向されてい
る。そして、テープローディング及びテープアンローデ
ィング動作に伴って、カム部材41が回動されることに
より、そのカム部51が回転阻止レバー44のピン50
に係脱し、回転阻止レバー44が回動される。
【0021】ここで、図3(a)〜(c)は、上記実施
例の動作タイミングを示している。図の横軸は、時間と
共に回転していくカム部材44の回転角度を示しており
、横軸を正方向(図中右方向)にたどる場合がローディ
ング動作で、負方向(図中左方向)にたどる場合がアン
ローディング動作を示している。なお、ここでいうロー
ディングとは、テープカセット23をテープ記録再生装
置に装着するスロットインとテープローディングとを合
わせた記録再生の準備動作全体を指し、アンローディン
グとは、テープカセット23をテープ記録再生装置から
離脱させるスロットアウトとテープアンローディングと
を合わせた動作全体を指している。
【0022】すなわち、図3(a)は、カム部51の変
位量とピン50に対する拘束方向を模式的に示しており
、同図(b)は、リール駆動用のモータ22のオン及び
オフを示し、同図(c)は、回転阻止レバー41の変位
量を模式的に示したもので、ONは歯爪46が歯車17
の歯45に係合している状態で、OFFは歯爪46が歯
車17の歯45から離脱している状態を示している。 また、図3(b),(c)では、ローディング時の経路
をAで示し、アンローディング時の経路をBで示してい
る。さらに、図2において、時点aはスロットイン及び
スロットアウト、時点bは後述するショートREW(リ
ワインド)であり、区間d〜eはテープローディング及
びテープアンローディングである。
【0023】ここで、図3(a)〜(c)を左から右に
追い、経路Aで示されたローディング動作から説明する
。まず、ローディングは、時点aのスロットインから始
まり時点bのショートREWに移行する。この区間a〜
bでは、図4(a)に示すように、回転阻止レバー44
は、そのピン50がカム部51の規制を受けず、スプリ
ング49の付勢力のみを受けているため、歯爪46が歯
車17の歯45から離脱し、巻取側リール台15が回転
可能になっており、区間b〜cでショートREWが可能
となる。
【0024】ショートREW終了後、区間c〜dを経て
区間d〜eのテープローディングが行なわれる。この区
間d〜eでは、図4(b)に示すように、回転阻止レバ
ー44は、そのピン50がカム部51の規制を受け、ス
プリング49の付勢力に抗して歯爪46が歯車17の歯
45に係合する方向に回動されるので、巻取側リール台
15のテープ24の引き出し方向の回転(図4(b)中
反時計方向の回転)が禁止され、テープローディングの
ためのテープ24の供給は供給側リール台14側からの
み行なわれる。また、以上のローディング動作中、モー
タ22は、図3(b)の経路Aに示すように停止された
ままである。
【0025】次に、図3(a)〜(c)を右から左に追
い、経路Bで示されたアンローディング動作を説明する
。まず、区間e〜dでは、テープアンローディングが行
なわれる。この区間e〜dでは、図4(b)に示すよう
に、回転阻止レバー44は、そのピン50がカム部51
の規制を受け、スプリング49の付勢力に抗して歯爪4
6が歯車17の歯45に係合する方向に回動されるので
、巻取側リール台15のテープ24の引き出し方向の回
転(図4(b)中反時計方向の回転)が禁止され、テー
プアンローディング時のテープ24の巻き取りは供給側
リール台14側によってのみ行なわれる。
【0026】テープアンローディング終了後、区間d〜
c〜bを経て区間b〜aのスロットアウトに移行する。 この区間c〜aでは、図4(c)に示すように、回転阻
止レバー44は、そのピン50がカム部51の規制を受
けないが、アンローディング時には、全体を通してテー
プ24にある程度の張力が発生するので、巻取側リール
台15がテープ24の引き出し方向の回転(図4(c)
中反時計方向の回転)力(モーメントM2)を受けるた
め、歯車17の歯45が歯爪46を押圧し歯爪46と歯
車17の歯45とが係合したままになる。
【0027】つまり、このモーメントM2は、図2に示
すように、歯車17の歯45と歯爪46との接点Pから
回転阻止レバー44に作用し、歯爪46が歯車17の歯
45に食い込んだままとなる。このため、スロットアウ
トが終了するまで、巻取側リール台15が不要に回転す
ることによるテープ24の弛みを防止するすることがで
きる。また、以上のアンローディング動作中、モータ2
2は、図3(b)の経路Bに示すように、供給側リール
台14を駆動する方向に回転されている。
【0028】次に、図4(c)に示したように、アンロ
ーディング時に、回転阻止レバー44のピン50がカム
部51の規制を受けなくなっても、歯車17の歯45と
歯爪46との係合状態が保持されるための条件について
説明する。まず、スプリング49が回転阻止レバー44
に与えるモーメントを前述したようにM1とし、アンロ
ーディング時にテープ24の張力が巻取側リール台15
に付与するモーメントをm2とし、このモーメントm2
が歯車17の歯45と歯爪46との接点Pを介して回転
阻止レバー44に付与するモーメントをM2とし、回転
阻止レバー44に作用している摩擦モーメントをM3と
する。ただし、回転阻止レバー44に作用する各モーメ
ントM1,M2,M3の符号は、歯車17の歯45から
歯爪46が離脱する方向を正としている。
【0029】上記のような各モーメントM1,M2,M
3が回転阻止レバー44に作用しているとき、歯爪46
が歯車17の歯45から離脱しないための条件は、各モ
ーメントM1,M2,M3の合計M1+M2+M3が0
以下となることである。図2に示す構成の場合、モーメ
ントM2を0未満にする必要がある。このためには、歯
車17の歯45と歯爪46との接点Pにおける接線Fの
法線Gが、回転阻止レバー44の回動中心よりも図2中
矢印E側を通っている必要がある。
【0030】ここにおいて、上記回転阻止レバー44を
制御するための従来の構成を説明して、上述した実施例
との効果の差異を述べる。すなわち、従来では、図5(
a)に示すように、カム部材41に形成された溝状カム
部52内に回転阻止レバー44のピン50を遊嵌させ、
カム部材41の回動に応じて回転阻止レバー44の位置
を規制するようにしている。
【0031】そして、図3(d)〜(f)は、上記従来
例の動作タイミングを示している。すなわち、図3(d
)は、溝状カム部52の変位量とピン50に対する拘束
方向を模式的に示しており、同図(e)は、リール駆動
用のモータ22のオン及びオフを示し、同図(f)は、
回転阻止レバー44の変位量を模式的に示したもので、
ONは歯爪46が歯車17の歯45に係合している状態
で、OFFは歯爪46が歯車17の歯45から離脱して
いる状態を示している。また、図3(e),(f)では
、ローディング時の経路をA´で示し、アンローディン
グ時の経路をB´で示している。
【0032】ここで、図3中ローディング時の区間a〜
cでは、図5(a)に示すように、回転阻止レバー44
は溝状カム部52の規制によって、歯爪46が歯車17
の歯45から離脱し、巻取側リール台15が回転可能に
なっており、区間d以降では、図5(b)に示すように
、回転阻止レバー44は溝状カム部52の規制により、
歯爪46が歯車17の歯45に係合する方向に回動され
るので、巻取側リール台15のテープ24の引き出し方
向の回転(図5(b)中反時計方向の回転)が禁止され
る。また、アンローディング時の区間c〜aでは、図5
(c)に示すように、回転阻止レバー44は溝状カム部
52の規制によって、歯爪46が歯車17の歯45から
離脱し、巻取側リール台15が回転可能になる。
【0033】すなわち、従来では、アンローディング中
の時点cにおいて、歯爪46が歯車17の歯45から離
脱することになる。このため、もし、時点d以降もリー
ル駆動用のモータ22が回転していると、巻取側リール
台15に対する回転阻止レバー44の規制が解除された
とたん、残留テープ張力とリールの慣性モーメントとに
より、テープ24が供給側リール台14に必要以上に巻
き上げられてしまうことになる。このため、従来では、
時点dまでにモータ22の回転を止めるか動力伝達経路
を立つ必要が生じ、このモータ22の減速または動力伝
達経路遮断に要する区間d´〜dが加わる分、モータ2
2を回転させたままアンローディングを行なえる上記実
施例に比して、ローディングに時間がかかることになる
【0034】したがって、上記実施例のような構成によ
れば、テープローディング及びテープアンローディング
動作の間は、カム部51により強制的に歯爪46を歯車
17の歯45に係止させ、巻取側リール台15を固定さ
せるようにしたので、テープローディング中は供給側リ
ール台14側からのみテープ24が引き出され、テープ
アンローディング中はテープローディングされた分のテ
ープ24だけが供給側リール台14により巻き取られる
【0035】また、スロットイン及びスロットアウト動
作とテープローディング及びテープアンローディング動
作との間には、前記ショートREW動作を設定すること
が普通である。このショートREW動作は、テープロー
ディング開始時点で供給側リール台14側のテープ残量
がテープローディングに必要な分だけない場合、テープ
24を供給側リール台14側に少しだけ巻き戻すために
行なわれる。このショートREW動作が存在するために
、スロットインからテープローディングに移行する途中
で一旦歯爪46を歯車17の歯45から離し、巻取側リ
ール台15を無規制にする必要がある。
【0036】逆に、テープアンローディングからスロッ
トアウトに移行する場合は、ショートREWの必要がな
い上にテープ24の位置ずれ防止のため歯爪46を歯車
17の歯45に係止させておく必要がある。この歯爪4
6の不可逆動作を、上記実施例では、拘束面が片面のカ
ム部51とスプリング49とを回転阻止レバー44に組
み合わせるという簡易な構成で実現している。
【0037】すなわち、テープローディング方向に動作
が移行している状態では、ショートREWの間回転阻止
レバー44はカム部51の拘束を受けず、スプリング4
9の付勢力で歯爪46が歯車17の歯45から離脱して
いる。逆に、テープアンローディング方向に動作が移行
している状態では、テープ24の張力により歯爪46が
歯車17の歯45に食い込んだままスロットアウトに至
るようにしている。なお、この発明は上記実施例に限定
されるものではなく、この外その要旨を逸脱しない範囲
で種々変形して実施することができる。
【0038】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
簡易な構成で小型化に適するとともに、全体のローディ
ング及びアンローディング動作に要する時間を短縮する
ことができる極めて良好なテープ記録再生装置を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るテープ記録再生装置の一実施例
を示す平面図。
【図2】同実施例の要部を拡大して示す平面図。
【図3】同実施例の動作を従来のテープ記録再生装置と
比較して示す図。
【図4】同実施例の各動作時点の状態を示す図。
【図5】従来のテープ記録再生装置の各動作時点の状態
を示す図。
【符号の説明】
11…メインベース、12,13…回転軸、14…供給
側リール台、15…巻取側リール台、16,17…歯車
、18…ベルト、19…クラッチ機構、20,21…ア
イドラ、22…モータ、23…テープカセット、24…
テープ、25,26…ガイドピン、27…テンションロ
ーラ、28…消去ヘッド、29…ガイドローラ、30…
ローディングローラ、31…コントロールピン、32…
回転ドラム、33…コントロールピン、34…ローディ
ングローラ、35…テンションローラ、36…固定ヘッ
ド部、37…キャプスタン、38…ピンチローラ、39
…ガイドピン、40…回動軸、41…カム部材、42…
歯部、43…回動軸、44…回転阻止レバー、45…歯
、46…歯爪、47,48…ピン、49…スプリング、
50…ピン、51…カム部、52…溝状カム部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  テープ供給側リールを回転可能としテ
    ープ巻取側リールを固定して、テープカセットからテー
    プを引き出し所定の走行経路に装着するテープローディ
    ング動作と、このテープローディング動作により所定の
    走行経路に装着された前記テープを、前記テープ巻取側
    リールを固定し前記テープ供給側リールを回転駆動させ
    て巻き取り、前記テープカセット内に収容するテープア
    ンローディング動作とを行なうテープ記録再生装置にお
    いて、前記テープ巻取側リールに連動して回転する歯車
    と、この歯車の歯に係合して前記テープ巻取側リールの
    回転を阻止する歯爪を有する回転阻止部材と、この回転
    阻止部材をその歯爪が前記歯車から離脱する方向に付勢
    する弾性部材と、前記テープローディング動作及びテー
    プアンローディング動作に連動して前記回転阻止部材を
    その歯爪が前記歯車の歯に係合する位置に規制するカム
    部材とを具備し、前記テープアンローディング動作が終
    了し前記カム部材による前記回転阻止部材の位置規制が
    解除された状態で、前記テープの張力により前記テープ
    巻取側リールに加わる回転付勢力によって、前記回転阻
    止部材の歯爪が前記歯車の歯から離脱しないように構成
    してなることを特徴とするテープ記録再生装置。
JP3151653A 1991-06-24 1991-06-24 テープ記録再生装置 Pending JPH04372761A (ja)

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ID=15523282

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