JPH04372209A - 車載用放送受信装置 - Google Patents

車載用放送受信装置

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JPH04372209A
JPH04372209A JP15020291A JP15020291A JPH04372209A JP H04372209 A JPH04372209 A JP H04372209A JP 15020291 A JP15020291 A JP 15020291A JP 15020291 A JP15020291 A JP 15020291A JP H04372209 A JPH04372209 A JP H04372209A
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JP
Japan
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vehicle
station
broadcast
desired station
antenna
Prior art date
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Pending
Application number
JP15020291A
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English (en)
Inventor
Tadao Noguchi
野口 直男
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Alpine Electronics Inc
Original Assignee
Alpine Electronics Inc
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Publication date
Application filed by Alpine Electronics Inc filed Critical Alpine Electronics Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車載用放送受信装置に係
り、特に、車両の移動に関わらず、常に、地上放送局の
良好な受信ができるようにした車載用放送受信装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】車載ラジオ、車載TVなどの地上放送局
を対象とした車載用放送受信装置では、車両の移動で車
両方位が時々刻々変化するため、無指向性アンテナを用
いて、車両から見て希望局がいずれの方向にあっても、
受信できるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、無指向
性アンテナを用いた受信装置では、希望局の近くの周波
数に存在する隣接局により隣接妨害を受けたり、マルチ
パスノイズが発生したりし易く、良好な受信状態が得難
いという問題があった。
【0004】以上から本発明の目的は、車両の移動に関
わらず、常に、地上放送局の良好な受信ができる車載用
放送受信装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題は本発明の1つ
においては、複数の地上放送局の位置情報を記憶した放
送局位置データ記憶手段と、車両位置及び車両方位を検
出する車両位置・車両方位検出手段と、車両に設置され
て、異なる方向に指向性を有する複数の指向性アンテナ
と、複数の指向性アンテナの中から1つを選択するアン
テナ切替手段と、複数の地上放送局の中から選局された
希望局に同調して放送受信を行う放送受信手段と、希望
局を受信中、放送局位置データ記憶手段から読み出した
希望局の位置情報と、車両位置及び車両方位の関係から
、車両から見た希望局の方向を計算する希望局方向計算
手段と、希望局方向計算手段の計算結果に基づき、アン
テナ切替手段を制御して、複数の指向性アンテナの中か
ら希望局の受信に最適な指向性アンテナに切り換えさせ
るアンテナ切替制御手段と、を設けたことにより達成さ
れる。
【0006】また本発明の他の1つにおいては、複数の
地上放送局の位置情報を記憶した放送局位置データ記憶
手段と、車両位置及び車両方位を検出する車両位置・車
両方位検出手段と、車両の所定箇所に設置された指向性
アンテナと、指向性アンテナの向きを変えるアンテナ方
向移動手段と、複数の地上放送局の中から選局された希
望局に同調して放送受信を行う放送受信手段と、希望局
を受信中、放送局位置データ記憶手段から読み出した希
望局の位置情報と、車両位置及び車両方位の関係から、
車両から見た希望局の方向を計算する希望局方向計算手
段と、希望局方向計算手段の計算結果に基づき、アンテ
ナ方向移動手段を制御して、指向性アンテナを希望局の
受信に最適な方向に移動させるアンテナ方向移動制御手
段と、を設けたことにより達成される。
【0007】
【作用】本発明の1つによれば、複数の地上放送局の位
置情報を放送局位置データ記憶手段に記憶しておくとと
もに、異なる方向に指向性を有する複数の指向性アンテ
ナを車両に設置しておき、複数の地上放送局の中から選
局された希望局を受信中、放送局位置データ記憶手段か
ら読み出した希望局の位置情報と、車両位置・車両方位
検出手段で検出された車両位置及び車両方位の関係から
、車両から見た希望局の方向を計算し、該計算結果に基
づき、アンテナ切替手段を制御して、複数の指向性アン
テナの中から希望局の受信に最適な指向性アンテナに切
り換えさせる。これにより、車両の移動により車両方位
が時々刻々変化しても、常に、希望局の方向に指向性の
合ったアンテナで当該希望局の受信を行うことができ、
隣接妨害やマルチパス妨害を受け難くなるので、良好な
受信状態を保つことができる。
【0008】また本発明の他の1つによれば、複数の地
上放送局の位置情報を放送局位置データ記憶手段に記憶
しておくとともに、車両の所定箇所に指向性アンテナを
設置しておき、複数の地上放送局の中から選局された希
望局を受信中、放送局位置データ記憶手段から読み出し
た希望局の位置情報と、車両位置・車両方位検出手段で
検出された車両位置及び車両方位の関係から、車両から
見た希望局の方向を計算し、該計算結果に基づき、アン
テナ方向移動手段を制御して、指向性アンテナを希望局
の受信に最適な方向に移動させる。これにより、車両の
移動により車両方位が時々刻々変化しても、常に、希望
局の方向にアンテナの指向性を合わせて当該希望局の受
信を行うことができ、隣接妨害やマルチパス妨害を受け
難くなるので、良好な受信状態を保つことができる。
【0009】
【実施例】図1は、本発明の一実施例に係わる車載用放
送受信システムを示す全体構成図である。
【0010】1はナビゲーションシステムであり、車両
位置と車両方位を検出し、車両位置周辺の地図を画面に
表示するとともに、画面の地図上に車両位置をマーキン
グする。1aは地図データとAM,FM,TV等の地上
局の放送データを記憶したCD−ROM、1bは距離セ
ンサとガスレートジャイロ等の方位センサを含み、車両
が一定距離走行する毎に、積分航法により車両位置及び
車両方位を計算し、車両位置データ及び車両方位データ
を出力する車両位置・車両方位検出部、1cは画面に地
図画像を表示するCRTディスプレイ、1dは地図選択
操作等を行う操作部、1eは操作部1dで選択された縮
尺で、車両位置周辺の地図データをCD−ROM1aか
ら読み出し、CRTディスプレイ1cの画面に車両位置
マーカとともに地図画像を表示させるための制御を行う
マイコン構成のナビゲーションコントローラである。
【0011】ナビゲーションコントローラ1eは、後述
する音声認識部から選局データを入力したとき、CD−
ROM1aから現在の車両位置をサービスエリアに含む
局の内、選局データの示す局の放送データを読み出して
後述する放送受信部のコントローラに出力する機能も有
している。
【0012】2はユーザが希望局の選局を音声で行うマ
イク、3は音声入力された内容を認識する音声認識部で
あり、3aはマイク入力された音声の特徴を抽出する特
徴抽出部、3bは種々の音声と特徴データを対応して記
憶した音声辞書メモリ、3cは特徴抽出部3aで抽出さ
れた特徴データを音声辞書メモリ3bと照合しながら入
力された音声内容を決定する照合部、3dはマイコン構
成のコントローラであり、照合部3cから選局に係る音
声内容データを入力すると、選局データをナビゲーショ
ンコントローラ1eと後述する放送受信部のコントロー
ラへ出力する。
【0013】4a、4b、4cは、各々、車両のリアガ
ラス、左サイドガラス、右サイドガラスに設置されて水
平面内で指向性を有する指向性アンテナである。これら
の指向性アンテナ4a、4b、4cは水平にエレメント
がガラスプリントてなり、水平面内の指向性は図2に示
す如く、エレメントと直角方向に8の字形を成す。指向
性アンテナ4aは車両の前後方向に存在する希望局の受
信、指向性アンテナ4bは車両の左方向に存在する希望
局の受信、指向性アンテナ4cは車両の右方向に存在す
る希望局の受信に用いられる。
【0014】5はAMラジオ放送、FMラジオ放送、T
V音声放送を受信する放送受信部である。5aはアンテ
ナ切替回路であり、後述するコントローラの切り替え制
御を受けて、指向性アンテナ4a、4b、4cの中から
択一的に1つの指向性アンテナを選択する。5bはアン
テナ切替回路5aから出力されるアンテナ受波信号から
後述するコントローラの同調制御に基づき希望局の放送
信号を選択して音声信号を復調するチューナ回路、5c
はナビゲーションコントローラ1eから放送局位置デー
タを含む放送データ、車両位置データ、車両方位データ
を入力して、チューナ回路5bに対し同調制御をしたり
、希望局を受信中、希望局と車両の位置関係を監視して
指向性アンテナ4a、4b、4cの中から希望局を聴取
するのに最適なものを探し、アンテナ切替回路5aに対
するアンテナ切り替え制御を行うマイコン構成のコント
ローラである。
【0015】6はチューナ回路5bから出力された音声
信号を増幅する増幅器(アンプ)、7は増幅器6で増幅
後の音声信号を入力して音響変換するスピーカである。
【0016】地図データ CD−ROM1aには、図3に示すようにナビゲーショ
ンシステム1で扱う最大の地図(以下、マスターマップ
と呼ぶ。例えば日本全土や米国全体)をレベルL0 と
し、このレベルL0 の地図と、L0 をL1 〜L3
 の各レベルに細分化した地図(図3の黒塗りの範囲)
の情報が格納されている。
【0017】放送データ また、CD−ROM1aには、マスターマップで示され
る地理上の範囲を適当な大きさで複数に分割した各領域
別に、該領域にサービスエリアの入る放送局に関する所
定の放送データが格納されている。マスターマップが例
えば日本全土のとき、領域は、関東、関西などの大きな
レベルでなく、東京、神奈川などの県単位程度の大きさ
に分割したものである。但し、この実施例では、説明の
便宜上、図4に示すようにマスターマップ10を4つの
領域に分け、領域を記号Rで表すこととして各領域に対
応してR00,R10,R01,R11の領域コードを
対応付けする。領域R00は、マスターマップ10をX
Y座標で区分けしたとき、X0 Y0 −X1 Y1 
の対角線を有する方形範囲であり、以下、同様にして、
R10:X1 Y0 −X2 Y1 ,R01:X0 
Y1 −X1 Y2 ,R11:X1 Y1 −X2 
Y2 の範囲である。
【0018】そして、CD−ROM1aには、図5に示
すように、放送データディレクテリ記憶領域と、放送デ
ータ記憶領域が設けられている。放送データディレクト
リ記憶領域には現在の車両位置を含む領域の放送データ
を引き出す際に参照する放送データディレクトリが記憶
されている。放送データ記憶領域には、地上放送局毎に
、領域R、局名C$、放送周波数F、AMラジオ放送,
FMラジオ放送,TV音声放送の放送形式M、放送局の
位置(送信アンテナの位置)Tなどが対応して記憶され
ている。簡単のため、マスターマップ10上にサービス
エリアの入る放送局の数が18局存在し、領域R00,
R10,R11がAMラジオ放送,FMラジオ放送,T
V音声放送を含めて6局づつ、領域R01が5つの局を
受信可能であるとする。
【0019】局名(コールサイン)C$は図6に示す如
く局別のC0 〜C17の局名文字データで表し、放送
周波数Fは局毎の周波数データF0 〜F17で表し(
図5参照)、放送形式Mは図7に示す如くAMラジオ放
送が0,FMラジオ放送が1,TV音声放送が2で表し
、放送局の位置はXY座標で表す。局名はユーザの選局
に用いられ、周波数データFと放送形式は同調制御に用
いられ、放送局の位置データはアンテナ切替制御に用い
られる。
【0020】図8は放送受信部5のコントローラ5cに
よる車両から見た希望局の方向の計算方法の説明図であ
る。受信中の希望局の位置がT、車両位置がP、車両方
位がX軸から時計方向に計ってθのとき、車両から見た
希望局の方向は、Pを中心にしてTが、θ−45°  
〜θ+45°  の範囲にあるとき・・・前方 θ+45°  〜θ+136°の範囲にあるとき・・・
右方 θ+135°〜θ+225°の範囲にあるとき・・・後
方 θ+225°〜θ−45°  の範囲にあるとき・・・
左方 として希望局の方向を求める。
【0021】そして、コントローラ5cは計算結果に基
づき、希望局の方向が前方と後方のときは指向性アンテ
ナ4a、左方のときは指向性アンテナ4b、右方のとき
は指向性アンテナ4cを最適アンテナとして選定し、ア
ンテナ切替回路5aに対する切り替え制御を行う。
【0022】図9は放送受信部5のコントローラ5cの
動作を示す第1の流れ図、図10はコントローラ5cの
動作を示す第2の流れ図、図11はコントローラ5cの
内部メモリに格納される放送データの説明図であり、以
下、これらの図に従って説明する。
【0023】なお、選局操作は、ここでは、局名を音声
入力して行うものとする。また、放送受信部5のコント
ローラ5cの内部メモリのラストデータエリアには、予
め、前回電源スイッチオン直前の受信局に係る放送デー
タと、アンテナ切替位置データが図11(1)の如く記
憶されているものとする。図11(1)では、局名C$
=C5 (=ラジオ日本)、受信周波数F=F5 (=
1422kHz )、放送形式M=0(=AM)、放送
局位置T5 、アンテナ切替位置S=4aとなっている
【0024】まず、出発地で使用者がナビゲーションシ
ステム1の電源スイッチをオンしてシステムを起動し、
操作部1dで希望の尺度の地図選択操作を行うと、ナビ
ゲーションコントローラ1eが車両位置・車両方位検出
部1bから出発地の車両位置データと車両方位データを
入力し、これらの車両位置データと車両方位データに基
づき、該車両位置周辺の地図データをCD−ROM1a
から読み出し、所定方向を向けた車両位置マーカと共に
、CRTディスプレイ1cの画面に表示させる。車両の
移動で車両位置が変化するに従い、ナビゲーションコン
トローラ1eは車両位置・車両方位検出部1bから入力
した車両位置データと車両方位データに基づき、画面の
車両位置マーカの位置及び向きを移動し、該車両位置マ
ーカが画面から外れるときは、次の地図データをCD−
ROM1aから読み出して地図画像の切り換えを行う。 なお、ナビゲーションコントローラ1eは放送受信部5
のコントローラ5cから車両位置データ及び車両方位デ
ータの転送要求を入力すると、車両位置・車両方位検出
部1bからそれまでに入力した最新の車両位置データ及
び車両方位データをコントローラ5cへ転送する。
【0025】一方、使用者が放送受信部5の電源スイッ
チをオンすると、コントローラ5cは所定の初期設定処
理を行い、内部メモリの受信周波数F5 と放送形式M
=0を参照して、チューナ回路5bに対し同調制御を行
って前回電源スイッチをオフする直前に受信していたA
M放送局であるラジオ日本に同調させる。そして、内部
メモリのアンテナ切替位置Sを参照してアンテナ切替回
路5aに対しアンテナ切り替え制御を行って前回電源ス
イッチをオフする直前に選択していた指向性アンテナ4
aに切り替えさせ、電源スイッチオフ直前の受信状態を
再現する(図9のステップ101)。車両が受信局のサ
ービスエリアに入っていれば、AM放送がスピーカ7か
ら流れる。
【0026】続いて、コントローラ5cはナビゲーショ
ンシステム1のナビゲーションコントローラ1eに対し
車両位置データと車両方位データの転送要求を出してこ
れらのデータを入力する(ステップ102、103)。 そして、内部メモリの放送局位置データTa を参照し
て、前述した図8に示す方法により、車両から見て受信
局が前後左右の内、いずれの方向に存在するか計算し(
ステップ104)、計算結果に基づき受信局に対し最適
な指向性アンテナを決定する(ステップ105)。そし
て、内部メモリのSと比較してそれまで選択されていた
指向性アンテナと同一か判断し(ステップ106)、同
一のときはアンテナ切り替え制御はせず、異なるときア
ンテナ切替回路5aに対し切替制御を行い(ステップ1
07)、内部メモリのSを書き換える(ステップ108
)。例えば、ステップ104の計算で受信局の方向が車
両の左方となれば、指向性アンテナ4bに切り替わり、
S=4bとなる。この結果、指向性が受信局の方向にあ
る指向性アンテナ4bで放送の受信がなされるので、受
信電界強度が高くなるとともに、受信局の近くの周波数
に他局があっても、通常は指向性アンテナ4bの指向性
と向きが異なるので隣接妨害を受けず、また、受信局の
マルチパスも指向性アンテナ4bと指向性を有する方向
と向きが異なるのでマルチパス妨害も受けない。
【0027】コントローラ5cは、ステップ108の処
理の後、音声認識部3のコントローラ3dからの選局デ
ータの入力があるか判断し(ステップ109)、なけれ
ば、ステップ102側に戻って、再度、ナビゲーション
コントローラ1eから最新の車両位置データと車両方位
データを入力し(ステップ103)、現在の車両から見
て受信局が前後左右の内、いずれの方向に存在するか計
算し(ステップ104)、計算結果に基づき受信局に対
し最適な指向性アンテナを決定し、それまで選択されて
いたものと異なれば、アンテナ切替回路5aに対し切替
制御を行うとともに、内部メモリのSを書き換える(ス
テップ105〜108)。例えば、車両の移動で車両か
ら見て右方に受信局の方向が来たとき、指向性アンテナ
4cに切り替わり、S=4cとなる。以下、選局データ
入力があるまで同様の処理を繰り返す。この結果、車両
の移動に関わらず、常に、受信局の方向に指向性がある
指向性アンテナに切り替えて受信がなされるので、良好
な受信状態が保たれる。
【0028】その後、車両がマスターマップ10上の例
えば領域R00に在るときに、使用者が例えば東京FM
の放送を聴取したいとき、マイク2に向かってまず「東
京FM」と話す。すると、音声認識部3の特徴抽出部3
aはマイク入力された音声の特徴を抽出し、特徴データ
を照合部3cへ出力する。特徴データを入力した照合部
3cは音声辞書メモリ3bを参照して、音声入力された
内容を決定し、音声内容データ「東京FM」をコントロ
ーラ3dへ出力する。コントローラ3dは「東京FM」
の音声データを入力すると、選局がなされたと判断し、
選局データとして東京FMを示す局名文字データをナビ
ゲーションコントローラ1eと放送受信部5のコントロ
ーラ5cへ出力する。
【0029】局名文字データを入力したナビゲーション
コントローラ1eは、まず、CD−ROM1aに記憶さ
れた放送データディレクトリを参照して、その時点での
車両位置に対応するマスターマップ10上の領域Rを決
定する。ここでは、領域R00と決定されるものとする
。 そして、ナビゲーションコントローラ1eはCD−RO
M1aに記憶された放送データを参照して、局名C$が
東京FM、領域RがR00となっている局があるか判断
し、ここでは局C2 が該当するので、周波数F=F2
 、放送形式M=1、放送局位置T=T2 を放送デー
タとして放送受信部5のコントローラ5cへ出力する。
【0030】一方、東京FMの局名文字データを入力し
た放送受信部5のコントローラ5cは内部メモリのバッ
ファエリアにC$=C2 (=東京FM)として登録し
、放送データの入力を待つ(ステップ110、111)
。 一定時間内にナビゲーションコントローラ1eから放送
データ(F=F2 ,M=1,T=T2 )を入力する
と、入力した放送データを内部メモリのラストデータエ
リアに登録するとともに、バッファエリアのC$=東京
FMでラストデータエリアのC$を書き換える(図10
のステップ201、202、図11(2)参照)。なお
、車両の現在走行している領域に該当する局がない場合
など、一定時間内に放送データの入力がないときは、図
9のステップ103へ戻る(ステップ111でNOの判
断)。
【0031】ステップ202のあと、コントローラ5c
は、まず、M=1(FM)に基づきチューナ回路4eに
対しFM受信モードへの切り換え制御を行い、次いで、
周波数データF2 に基づきチューナ回路5bに対し受
信周波数変更制御を行い、チューナ回路5bを局C2 
に同調させる(ステップ203)。この結果、使用者は
、音声入力で選局した東京FMの放送を聴取できる。
【0032】ステップ203の処理が終わると、コント
ローラ5cは、図9のステップ102に戻って、ナビゲ
ーションコントローラ1eから最新の車両位置データと
車両方位データを入力し(ステップ103)、現在の車
両から見て現在の希望局(東京FM)が前後左右の内、
いずれの方向に存在するか計算し(ステップ104)、
計算結果に基づき受信局に対し最適な指向性アンテナを
決定し、それまで選択されていたものと異なれば、アン
テナ切替回路5aに対し切替制御を行い、内部メモリの
Sを書き換える(ステップ105〜108)。例えば、
車両の移動で車両から見て後方に希望局の方向が来たと
き、指向性アンテナ4aに切り替わり、S=4aとなる
【0033】ステップ108の処理の後、コントローラ
5cは、音声認識部3のコントローラ3dからの新たな
選局データの入力があるか判断し(ステップ109)、
なければ、ステップ102側に戻って、再度、ナビゲー
ションコントローラ1eから最新の車両位置データと車
両方位データを入力し(ステップ103)、現在の車両
から見て受信局が前後左右の内、いずれの方向に存在す
るか計算し(ステップ104)、計算結果に基づき受信
局に対し最適な指向性アンテナを決定し、それまで選択
されていたものと異なれば、アンテナ切替回路5aに対
し切替制御を行い、内部メモリのSを書き換える(ステ
ップ105〜108)。若し、前回と同じく車両から見
て後方に希望局があるとき、指向性アンテナ4aのまま
となる(ステップ106でYESの判断)。以下、新た
な選局データ入力があるまで同様の処理を繰り返す。こ
の結果、車両の移動に関わらず、常に、希望局(東京F
M)の方向に指向性がある指向性アンテナに切り替えて
受信がなされるので、良好な受信状態が保たれる。
【0034】使用者が音声入力で他の希望局の選局をし
たときも、全く同様にして、新たに選局された希望局が
車両の現在走行している領域をサービスエリアとしてい
る場合、放送受信部5の受信周波数が新たな希望局に変
わったあと、該希望局の受信中に、コントローラ5cが
、逐次、CD−ROM1aから読み出した希望局の位置
データと車両位置・車両方位検出部1bで検出された車
両位置データ及び車両方位データの関係から、車両から
見た希望局の方向を計算し、計算結果に基づき、アンテ
ナ切替回路5aを制御して、3つの指向性アンテナ4a
、4b、4cの中から希望局の受信に最適な指向性アン
テナに切り換えさせる。よって、車両の現在位置で受信
可能ないずれの放送局を受信する場合でも、車両の移動
に関わらず、常に、受信局の方向に指向性がある指向性
アンテナに切り替えて受信がなされるので、良好な受信
状態が保たれる。
【0035】なお、上記した実施例では、局名の音声入
力で選局するようにしたが、予め、放送受信部のコント
ローラに複数の放送局の周波数をプリセットしておき、
所定の操作部に設けたチャンネルキーの操作でプリセッ
ト選局するようにしてもよく、この場合、プリセット選
局された希望局の周波数データを放送受信部のコントロ
ーラからナビゲーションコントローラへ送り、該ナビケ
ーションコントローラは、CD−ROMから現在車両が
走行中の領域の放送データの中で、周波数が一致する局
の位置データを読み出して放送受信部のコントローラへ
出力することで、放送受信部のコントローラが車両から
見た希望局の方向を計算できるようにすればよい。
【0036】また、上記した実施例では、複数の指向性
アンテナとアンテナ切替回路を設けておき、放送受信部
のコントローラは、希望局の位置と車両位置及び車両方
位の関係から、車両から見た希望局の方向を前後左右の
4つの区分で計算し、該方向に指向性がある指向性アン
テナに切り替えるようにしたが、これと異なり、1つの
単一指向性アンテナ(八木アンテナ、パラボラアンテナ
等)と、サーボモータ等を含み単一指向性アンテナの向
きを変えるアンテナ方向移動装置を設け、放送受信部の
コントローラは、希望局を受信中、希望局の位置情報と
車両位置及び車両方位の関係から、車両から見た希望局
の方向を数度程度の精度で計算し、計算結果に基づき、
アンテナ方向移動装置を制御して、単一指向性アンテナ
を希望局の方向に向けさせるようにしてもよい。
【0037】更に、都市部では、特にVHF帯以上(F
M、TVなど)の場合、電波の直進性か強く、建物等に
よる反射で、希望局の方向とは異なった方向の方が受信
状態が良くなる場合があるので、CD−ROMから読み
出した車両位置周辺の道路データ量の大小などから、車
両が現在都市部を走行していか否か判別し、都市部を走
行していないときは、前述した方法で希望局の方向に指
向性があるアンテナに切り替えるようにし、都市部を走
行しているときは、放送受信部に設けた受信状態モニタ
ー部で、受信中のアンテナにおける受信電界強度、マル
チパスノイズ等の受信状態をモニターし、受信状態の悪
化が判別されたとき、他のアンテナに自動的に切り替え
るようにしたり、或いは、定期的に、短時間だけ各アン
テナの切り替え走査を行い、受信状態モニター部で最良
の受信状態と判別されたアンテナに次の走査を行うまで
切り替えておくようにしてもよい。
【0038】また、上記した実施例では、車両位置と車
両方位は積分航法により検出するようにしたがGPS等
の衛星航法により検出してもよい。
【0039】
【発明の効果】以上本発明の1つによれば、複数の地上
放送局の位置情報を放送局位置データ記憶手段に記憶し
ておくとともに、異なる方向に指向性を有する複数の指
向性アンテナを車両に設置しておき、複数の地上放送局
の中から選局された希望局を受信中、放送局位置データ
記憶手段から読み出した希望局の位置情報と、車両位置
・車両方位検出手段で検出された車両位置及び車両方位
の関係から、車両から見た希望局の方向を計算し、該計
算結果に基づき、アンテナ切替手段を制御して、複数の
指向性アンテナの中から希望局の受信に最適な指向性ア
ンテナに切り換えさせるように構成したから、車両の移
動により車両方位が時々刻々変化しても、常に、希望局
の方向に指向性の合ったアンテナで当該希望局の受信を
行うことができ、隣接妨害やマルチパス妨害を受け難く
なるので、良好な受信状態を保つことができる。
【0040】また本発明の他の1つによれば、複数の地
上放送局の位置情報を放送局位置データ記憶手段に記憶
しておくとともに、車両の所定箇所に指向性アンテナを
設置しておき、複数の地上放送局の中から選局された希
望局を受信中、放送局位置データ記憶手段から読み出し
た希望局の位置情報と、車両位置・車両方位検出手段で
検出された車両位置及び車両方位の関係から、車両から
見た希望局の方向を計算し、該計算結果に基づき、アン
テナ方向移動手段を制御して、指向性アンテナを希望局
の受信に最適な方向に移動させるように構成したから、
車両の移動により車両方位が時々刻々変化しても、常に
、希望局の方向にアンテナの指向性を合わせて当該希望
局の受信を行うことができ、隣接妨害やマルチパス妨害
を受け難くなるので、良好な受信状態を保つことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る車載用放送受信システ
ムの全体構成図である。
【図2】図1中の指向性アンテナの指向特性を示す説明
図である。
【図3】CD−ROMに記憶された地図情報の構成を示
す説明図である。
【図4】マスターマップの領域分割を説明する説明図で
ある。
【図5】CD−ROMに記憶された放送データディレク
トリと放送データの説明図である。
【図6】図5の放送データの内、局名の説明図である。
【図7】図5の放送データの内、放送形式の説明図であ
る。
【図8】車両から見た希望局の方向の計算方法を示す説
明図である。
【図9】図1の放送受信部のコントローラの動作を説明
する第1の流れ図である。
【図10】図1の放送受信部のコントローラの動作を説
明する第2の流れ図である。
【図11】図1の放送受信部のコントローラの内部メモ
リに格納されるデータの説明図である。
【符号の説明】
1a  CD−ROM 1b  車両位置・車両方位検出部 1e  ナビゲーションコントローラ 2  マイク 3  音声認識部 4a、4b、4c  指向性アンテナ 5  放送受信部 5a  アンテナ切替回路 5b  チューナ回路 5c  コントローラ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  複数の地上放送局の位置情報を記憶し
    た放送局位置データ記憶手段と、車両位置及び車両方位
    を検出する車両位置・車両方位検出手段と、車両に設置
    されて、異なる方向に指向性を有する複数の指向性アン
    テナと、複数の指向性アンテナの中から1つを選択する
    アンテナ切替手段と、複数の地上放送局の中から選局さ
    れた希望局に同調して放送受信を行う放送受信手段と、
    希望局を受信中、放送局位置データ記憶手段から読み出
    した希望局の位置情報と、車両位置及び車両方位の関係
    から、車両から見た希望局の方向を計算する希望局方向
    計算手段と、希望局方向計算手段の計算結果に基づき、
    アンテナ切替手段を制御して、複数の指向性アンテナの
    中から希望局の受信に最適な指向性アンテナに切り換え
    させるアンテナ切替制御手段と、を設けたことを特徴と
    する車載用放送受信装置。
  2. 【請求項2】  複数の地上放送局の位置情報を記憶し
    た放送局位置データ記憶手段と、車両位置及び車両方位
    を検出する車両位置・車両方位検出手段と、車両の所定
    箇所に設置された指向性アンテナと、指向性アンテナの
    向きを変えるアンテナ方向移動手段と、複数の地上放送
    局の中から選局された希望局に同調して放送受信を行う
    放送受信手段と、希望局を受信中、放送局位置データ記
    憶手段から読み出した希望局の位置情報と、車両位置及
    び車両方位の関係から、車両から見た希望局の方向を計
    算する希望局方向計算手段と、希望局方向計算手段の計
    算結果に基づき、アンテナ方向移動手段を制御して、指
    向性アンテナを希望局の受信に最適な方向に移動させる
    アンテナ方向移動制御手段と、を設けたことを特徴とす
    る車載用放送受信装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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