JPH04372065A - 対話型ｃａｄ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、対話型ＣＡＤ装置に関
する。

【０００２】

【従来の技術】一般に、対話型ＣＡＤ装置は、機械設計
や建築設計などのような設計業務に使われ、キーボード
，マウスなどの入力装置から逐次入力して作成する図面
や、装置中に格納されている既設計の図面などをＣＲＴ
ディスプレイなどに表示し、その表示面を見ながら必要
な追加，修正，削除を行い図面を完成させる。完成した
図面は、プロッタにより描画出力したり、装置内に格納
したりする。

【０００３】図面の作成あるいは修正段階においては、
点，線，円などの既存要素を認識する必要がある。認識
方法は処理の種類により様々であるが、その処理に適し
た検索方法であり、簡単且つ適確な検索が要求される。

【０００４】従来の対話型ＣＡＤ装置の一例を図７に示
す。

【０００５】図７において、操作者によるデータ入力手
段１は、タブレット，マウス，キーボード，ファンクシ
ョンキーボードなどで構成され、入力された追加，修正
，削除などの動作要求を動作制御手段２へ送る。動作制
御手段２は、操作者から要求された動作要求を解析し、
それぞれ要求に見合った作業場制御手段３，出力制御手
段６に指示を出す。作業場制御手段３は、動作制御手段
２から受けとったデータに従って図面データの生成，更
新，検索，削除する手段であり、入力データに誤りがな
ければ、作業場ファイル４に図面データの生成，更新，
検索，削除を行い、誤りがあった場合には、動作制御手
段２に異常を通知するとともに、再入力の要求を動作制
御手段２に出す。また、動作制御手段２から図面データ
ベース５に図面格納や図面検索の要求があった場合には
、作業場ファイル４の図面データを図面データベース５
に格納したり、図面データベース５から作業場ファイル
４にデータの読み込みを行う。

【０００６】図面データベース５は、完成または途中ま
で作成した図面データを保存しておくための記憶装置で
ある。出力制御手段６は、動作制御手段２からの実行結
果を操作者に知らせるか否かを判断し表示手段７に送る
。表示手段７は、出力制御手段６からの情報を操作者が
視認できる形として表示するＣＲＴディスプレイなどを
主体として構成される。

【０００７】動作制御手段２の中には、点，線，円など
の要素を生成する生成系コマンド制御手段１１と、既存
の要素の削除などを行う削除系コマンド制御手段１２と
、既存の要素の検索を行う検索系コマンド制御手段１３
がある。さらに、検索系コマンド制御手段１３には、要
素の指示などに使用する座標値検索２３、要素を矩形で
囲み認識する矩形検索３３、要素の端点が接続されてい
る場合に有効な端点検索４３などがある。

【０００８】このような構成の対話型ＣＡＤ装置で、閉
領域を認識する場合は多くの要素を指示する必要があっ
た。

【０００９】

【発明が解決しようとする課題】上述した従来の対話型
ＣＡＤ装置においては、閉領域を認識するには少なくと
も４回の操作が必要となり設計効率が向上しない。そこ
で、本発明の目的は、以上の操作性を解消し１回の操作
で閉領域を認識できる対話型ＣＡＤ装置を提供すること
にある。

【００１０】

【課題を解決するための手段】本発明の対話型ＣＡＤ装
置は、座標値検索，矩形検索．端点検索など従来の検索
機能に他に、点，線，楕円などの要素データで囲まれた
領域の任意の位置を指示することにより、閉領域を自動
的に認識する閉領域自動認識機能を備えたことを特徴と
する。

【００１１】

【作用】操作者は、表示手段から得た情報をもとに、点
，線，円などの要素データを操作する情報を入力する。 動作制御手段は、これらの要求を解析し、生成，削除，
検索要求の場合には、それぞれの生成系コマンド制御手
段，削除系コマンド制御手段，検索系コマンド制御手段
に動作指示を行う。また、図面データベースに要求デー
タを保存する場合には、作業場制御手段に動作指示を行
う。生成，削除，検索の各制御は、それぞれの手法に基
き要素データの操作を行う。

【００１２】

【実施例】以下、本発明の一実施例について図を参照し
て説明する。図１に示すように、本発明の対話型ＣＡＤ
装置は、データ入力手段１と、動作制御手段２と、作業
場制御手段３と、作業場ファイル４と、図面データベー
ス５と、出力制御手段６と、表示手段７で構成され、動
作制御手段２は、生成系コマンド制御手段１１、削除系
コマンド制御手段１２、検索系コマンド制御手段１３で
構成され、さらに検索系コマンド制御手段１３は、座標
値検索２３、矩形検索３３、端点検索４３、閉領域自動
認識５３で構成される。

【００１３】また、データ入力手段１は、タブレット，
マウス，キーボード，ファンクションキーボードなどで
構成され、入力された追加，削除，検索などの動作要求
を動作制御手段２へ送る。

【００１４】動作制御手段２は、操作者から入力された
動作要求を解析し、生成，削除，検索などの処理種別に
みあった生成系コマンド制御手段１１，削除系コマンド
制御手段１２，検索系コマンド制御手段１３の動作指示
を行う。また、これらの各制御手段から送られてきた情
報を出力制御手段６に送る。

【００１５】作業場制御手段３は、生成系コマンド制御
手段１１，削除系コマンド制御手段１２，検索系コマン
ド制御手段１３から入力されたデータに従って図面デー
タの生成，更新，検索，削除を行う手段であり、入力デ
ータに誤りがなければ作業場ファイル４に図面データの
生成，更新，検索，削除を行い、誤りがあった場合には
生成系コマンド制御手段１１，削除系コマンド制御手段
１２，検索系コマンド制御手段１３に異常を通知すると
ともに再入力の要求をだす。また、動作制御手段２から
図面格納や図面検索の要求があった場合には、作業場フ
ァイル４の図面データを図面データベース５に格納した
り、図面データベース５から作業場ファイル４にデータ
の読み込む手段である。

【００１６】図面データベース５は、完成または途中ま
で作成した図面データを保存しておく手段である。出力
制御手段６は、動作制御手段２からの結果を操作者に知
らせるか否かを判断し、操作者に知らせる情報のみを表
示手段７に送る。生成系コマンド制御手段１１と削除系
コマンド制御手段１２と検索系コマンド制御手段１３は
、動作制御手段２から指示された生成，更新，検索，削
除の情報を解析し、作業場制御手段３に動作指示を行う
。

【００１７】次に、本発明の特徴である検索系コマンド
制御手段１３の検索方法である座標値検索２３，矩形検
索３３，端点検索４３，閉領域自動認識５３について図
２から図６を参照しながら説明する。

【００１８】座標値検索２３は、図２に示すように、タ
ブレット，マウスなどの操作者によるデータ入力手段１
で指示された座標値（Ｘ・Ｙ）から作業場ファイル４に
存在している要素データ（点、線，円など）へＺ軸方向
に垂線を引きその垂線と要素データの交点を求める検索
方法である。この場合、交点が求められたときは動作制
御手段２へ要素データを返し、求められなかったときは
エラーを返す。

【００１９】矩形検索３３は、図３に示すように、２点
指示により決定した領域と作業場ファイル４に存在して
いる要素データ（点、線，円など）の位置関係を求める
検索方法である。位置関係には矩形外，矩形内，矩形上
の３種類があるが、矩形上の判断の仕方は、矩形枠と要
素データの交点が求められたら矩形上と判断する。矩形
外と矩形内の判断の仕方は、要素データ上の一点からＸ
方向へ仮想線を引き、その仮想線と矩形枠との交点の数
によって判断する。仮想線と矩形枠との交点の数が偶数
だった場合は、矩形外、奇数だった場合は、矩形内と判
断する。

【００２０】端点検索４３は、図４に示すように、作業
場ファイル４に存在している要素データ（線，円など）
を指示することによって、端点と端点がつながっている
要素データを検索する方法である。検索方法は、指示さ
れた要素データから一定方向の端点Ａに関して端点が一
致している要素データを検索し、その要素データの逆側
の端点Ｂについて同様の検索をし、端点Ｄが検索される
まで行う。検索された要素データのが閉区間を生成しな
くても検索される。

【００２１】閉領域自動認識５３は、図５及び図６に示
すように、閉領域内の任意の位置を指示することによっ
て斜線部分の閉領域を構成する要素群を自動的に検索す
る方法である。検索方法を図５，図６の２パターンにつ
いて説明する。

【００２２】図５のような閉領域の場合、指示した位置
からＸ軸に直角に交わる仮想線を引きその仮想線と交点
を持つ要素データを求める。求められた要素データの中
で指示した位置と一番近い要素データＬ１を求め、今度
は要素データＬ１に交点をもつ要素データＬ２，Ｌ３を
求める。交点を持つ要素データを求める方法は、線デー
タの場合は、線データをシステム誤差で囲むような矩形
検索を行い、円データの場合は求めたい点の中心角度に
システム誤差分増やした仮想線と円データの交点で座標
値検索を行う。求められた要素データが複数存在する場
合は、指示位置から見て常に左側に向かって要素データ
を検索する。従って、図５の場合は、まず点Ａが検索さ
れ次に点Ｂが検索される、この時点で、点Ａを始点、点
Ｂを終点とした線データを作る。同様に、ＢからＣ、Ｃ
からＤ、ＤからＥ、ＥからＡの線データを生成し閉領域
を認識する。図６のＥ点のような場合は、線分ＤＥの線
データは生成せずに線分ＣＤ，ＤＦを生成する。

【００２３】以上のような検索方法により、対話型ＣＡ
Ｄ装置全体の操作性を向上させる。

【００２４】

【発明の効果】以上説明したように、本発明は、従来の
座標値検索，矩形検索．端点検索などの検索機能の他に
、閉領域を自動的に認識する閉領域自動認識機能を備え
たので、図面データ作成過程において、１回の操作で要
素の閉領域を認識することのできる対話型ＣＡＤ装置を
得ることができ、ＣＡＤによる設計作業の効率化を図る
ことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の対話型ＣＡＤ装置の一実施例を示すブ
ロック図。

【図２】本発明の対話型ＣＡＤ装置の検索系コマンド制
御手段の検索方法の中の座標値検索を示す説明図。

【図３】本発明の対話型ＣＡＤ装置の検索系コマンド制
御手段の検索方法の中の矩形検索を示す説明図。

【図４】本発明の対話型ＣＡＤ装置の検索系コマンド制
御手段の検索方法の中の端点検索を示す説明図。

【図５】本発明の対話型ＣＡＤ装置の検索系コマンド制
御手段の検索方法の中の閉領域自動認識を示す説明図。

【図６】本発明の対話型ＣＡＤ装置の検索系コマンド制
御手段の検索方法の中の図５と異なる閉領域自動認識を
示す説明図。

【図７】従来の対話型ＣＡＤ装置を示すブロック図。

【符号の説明】

１　　　　データ入力手段 ２　　　　動作制御手段 ３　　　　作業場制御手段 ４　　　　作業場ファイル ５　　　　図面データベース ６　　　　出力制御手段 ７　　　　表示手段 １１　　　　生成系コマンド制御手段 １２　　　　削除系コマンド制御手段 １３　　　　検索系コマンド制御手段。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　生成，検索，削除の動作要求を入力す
   るデータ入力手段と、操作者に情報を提供する表示手段
   と、この表示手段を制御する出力制御手段と、点，線，
   円などの要素を生成する生成コマンド制御手段と、座標
   値検索，矩形検索．端点検索などを制御する検索系コマ
   ンド制御手段と、要素の削除を行う削除系コマンド制御
   手段と、作成中の図面データをコンピュータの記憶領域
   上に持つ作業場ファイルと、作業場ファイルの入出力な
   らびに永久ファイルである図面データベースを入出力す
   る作業場制御手段とを有する対話型ＣＡＤ装置において
   、図面上要素の閉領域を自動的に認識する閉領域自動的
   認識機能を備えたことを特徴とする対話型ＣＡＤ装置。