JPH04371852A - ワイヤードットヘッド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータの周辺端
末プリンタ等に用いられるインパクトドットプリンタの
印字機構であるインパクトドットヘッドに関する。

【０００２】

【従来の技術】図５はワイヤードットヘッドの概略図で
ある。フレーム２のコア３部に差し込まれたコイル４に
通電する事により、アーマチュア５が吸引され、アーマ
チュア５の先端に接合されたワイヤー６が数枚のガイド
７に案内され、印字を行う。

【０００３】またワイヤー６の運動を適正に保つために
は、数枚のガイド７を保持するガイドホルダー１１とコ
ア３の位置関係を正しく確保しなければならない。この
為コア３を基準にして、フレーム２にガイドホルダー１
１との位置決め穴として１０ａ、１０ｂを切削加工にて
施していた。ここで１０ｂは位置決め穴の穴間距離の誤
差を補正する為の長穴になっていた。フレーム２として
は通常純鉄や１％珪素鋼が使用されいた。またガイドホ
ルダーにも位置決め穴１２ａ、１２ｂが設けられて、ピ
ン１３にてフレームとの位置決めが行われていた。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかし近年、ワイヤー
ドットヘッドのより一層の高性能化（高速度化、高出力
化）に伴い、フレーム材料として、１％を越えるシリコ
ンを含む珪素鋼や鉄コバルト合金のような高磁性材料が
使用されるようになってきた。また磁気回路を構成する
アーマチュア、ガイド、ヨークに対しても高磁性材料が
使用されるようになってきた。これらの材料は切削性が
非常に悪いので、 １）位置決め穴の加工時に工具がすぐに摩耗してしまう
、２）トラック穴加工時に工具が逃げてしまい正しい加
工ができない、 ３）加工に非常に時間がかかる、 ４）細かい穴径の場合は工具が折れてしまうというよう
な現象が発生し生産性が悪く、コストが高いという問題
があった。

【０００５】

【課題を解決するための手段】そこで本発明はワイヤー
ドットヘッドにおいてその磁気回路構成部品であるフレ
ームにロストワックスや鍛造、プレスの素材段階で概略
穴を設け、前記穴に快削材から成るブッシュを打ち込み
、前記ブッシュにたいして位置決め穴加工をフレームに
施すこと、さらに、ワイヤードットヘッドにおいて磁性
回路構成部品であるフレームにロストワックスや鍛造、
プレスの素材段階で概略穴を設け、前記穴にインサート
成形により合成樹脂から成る位置決め穴を直接設けるこ
とを特徴とする。

【０００６】

【実施例】

実施例１ 図１、図２は本発明の実施例を示す概略図である。

【０００７】プレス加工により概略の外形形状に加工さ
れたフレームとなる部材に概略穴１をドリルにより開け
る。加工が容易な部材であるアルミからなるブッシュ１
３を打ち込み、次にフレーム２のコア３を位置基準とし
てフレームにφ３ｍｍ穴１０ａ及び３ｍｍ幅の長穴１０
ｂをエンドミルで加工する。

【０００８】この方法により加工工具の摩耗が少なく高
寿命となる。又、難削材に直接加工しない為穴加工時で
の加工工具の逃げがなくなり、高精度な位置決め穴加工
ができる。

【０００９】アルミの代わりの快削材（例、真鍮、プラ
スチック）を用いても、同様の効果が得られる。

【００１０】実施例２ 図３、図４は本発明の実施例を示す概略図である。

【００１１】前記と同様に素材段階において部材に概略
穴１を設け、フレーム２のコア３を基準にインサート成
形により合成樹脂から成る位置決め穴１０ａ，１０ｂを
直接成形する。つまり、成形穴に設けられたピンに対応
して位置決め穴１０ａ，１０ｂが成形されるので正確な
形状の穴が正確な位置に成形され、切削工程による位置
決め穴加工が廃止出来、直接位置決め穴を成形できる。

【００１２】

【発明の効果】以上述べたように、難削材に対して素材
段階で概略穴を設け当該穴に加工容易な真鍮やアルミを
打ち込んでの位置決め穴加工及び、当該穴へのインサー
ト成形による位置決め穴加工と言う簡単な方法により１
％を越える珪素を含む珪素鋼や鉄コバルト合金のような
難削材の高磁性材料に簡単に位置決め穴を加工する事が
出来、現状の加工に使用している刃具の摩耗により５〜
１０個で交換していたが、部材への加工により５０００
個以上の加工が出来、生産性の確保や低コスト化を図る
事が出来る。

【００１３】又、位置決め穴加工に失敗したとしてもブ
ッシュの入れ替えまたは、インサート成形での再処理に
より当該磁性材料の再利用が可能という効果もある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施例１による製品の平面図。

【図２】本発明の実施例１による製品の平面図。

【図３】本発明の実施例２による製品の平面図。

【図４】本発明の実施例２による製品の平面図。

【図５】ワイヤードットヘッドの概略断面図。

【符号の説明】

１　　　　概略穴 ２　　　　フレーム ３　　　　コア ４　　　　コイル ５　　　　アーマチュア ６　　　　ワイヤー ７　　　　ガイド １０ａ　　位置決め穴（丸穴） １０ｂ　　位置決め穴（長穴） １１　　　　ガイドホルダー １２ａ　　位置決め穴（丸穴） １２ｂ　　位置決め穴（長穴） １３　　　　ピン

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　ワイヤードットヘッドにおいて、その
   磁気回路構成部品であるフレームにロストワックスや鍛
   造、プレスの素材段階で概略穴を設け、前記穴に快削材
   から成るブッシュを打ち込み、前記ブッシュに対して位
   置決め穴開け加工を施したフレームを有することを特徴
   とするワイヤードットヘッド。
2. 【請求項２】　　ワイヤードットヘッドにおいて磁気回
   路構成部品であるフレームにロストワックスや鍛造、プ
   レスの素材段階で概略穴を設け、前記穴にインサート成
   形により合成樹脂から成る位置決め穴を設ける事を特徴
   とするワイヤードットヘッド。