JPH04371851A - インクジェット記録ヘッドのクリーニング方法 - Google Patents

インクジェット記録ヘッドのクリーニング方法

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JPH04371851A
JPH04371851A JP15042591A JP15042591A JPH04371851A JP H04371851 A JPH04371851 A JP H04371851A JP 15042591 A JP15042591 A JP 15042591A JP 15042591 A JP15042591 A JP 15042591A JP H04371851 A JPH04371851 A JP H04371851A
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cleaning
recording head
carriage
cleaning member
inkjet recording
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JP15042591A
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Haruo Uchida
春男 内田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクを吐出して被記
録部材に記録を行うインクジェット記録ヘッドのクリー
ニング方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、インクジェット記録ヘッドの吐出
口面に付着した異物を除去する方法として、以下に示す
方法が知られている。
【0003】まず、要部の構成としては、図3に示すよ
うに、4個のインクジェット記録ヘッド101、102
、103、104を搭載するキャリッジ105が、ガイ
ドレール106に、矢印Aおよび矢印D方向に移動自在
に嵌合されている。また、各インクジェット記録ヘッド
101、102、103、104の吐出口面101a、
102a、103a、104aに対向する一部位には、
矢印Bおよび矢印C方向に移動可能に設けられたホルダ
107に、ウレタンゴム等からなるブレード108が取
付けられている。
【0004】そして、各吐出口面101a、102a、
103a、104aに付着したインクや塵埃等の異物1
30をクリーニングする際は、キャリッジ105がブレ
ード108と対向しない部位にある状態でホルダ107
を矢印B方向に移動させ、ブレード108をクリーニン
グ位置に待機させる(図示する位置)。そののち、キャ
リッジ105を矢印D方向に移動させ、キャリッジ10
5を図示一点鎖線部の位置まで移動させる。このことに
よってキャリッジ105の前面(ブレード108と対向
する面)および各吐出口面101a、102a、103
a、104aは、ブレード108の先端部に摺擦され、
各吐出口面101a、102a、103a、104aの
異物130はブレード108に保持されて各吐出口面1
01a、102a、103a、104aから取り除かれ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例においては、ブレードは、クリーニングを必要とし
ないキャリッジの前面をも摺擦することになる。このた
め、ブレードの摩耗や欠けが発生しやすくなり、ブレー
ドの耐久性が低下するという問題点があった。
【0006】また、ブレードがクリーニングを終了し、
キャリッジから離れる瞬間には、ブレードは弾性変形か
ら瞬間的に解放されるため、ブレードが激しく振動し、
ブレードが保持する異物が周囲に飛散し、場合によって
は前記飛散した異物が被記録部材に付着して記録品位が
低下するという問題点もあった。
【0007】さらに、キャリッジ前面の、記録ヘッドが
設けられていない部位には、被記録部材の浮きを検知す
るセンサや、被記録部材の大きさを検知するセンサが設
けられたり、被記録部材の浮きを抑える機構が設けられ
る場合がある。この場合には、一旦、ブレードが保持し
た異物が、前記各センサや前記機構に再付着し、前記各
センサの検知不良を発生させたり、前記機構に再付着し
た異物が前記機構の動作時に被記録部材に転写して記録
品位を低下させるおそれがあった。
【0008】本発明は、上記従来の技術の有する問題点
に鑑みてなされたものであり、異物を飛散させずに、ク
リーニングが必要な最小限の部位のみのクリーニングを
可能にする、インクジェット記録ヘッドのクリーニング
方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、キャリッジに少なくとも1つ以上搭載された
インクジェット記録ヘッドの吐出口面に対面するクリー
ニング部材を非クリーニング位置からクリーニング位置
へ移動させ、前記クリーニング部材が前記吐出口面を摺
擦することにより、前記吐出口面に付着した異物を除去
する、インクジェット記録ヘッドのクリーニング方法に
おいて、前記キャリッジを一方向に移動させながら、前
記キャリッジが前記クリーニング部材と対向する領域の
中で、所定のインクジェット記録ヘッドの吐出口面が前
記クリーニング部材と対向する位置に達する前に、前記
クリーニング部材を前記クリーニング位置に移動させ、
前記所定のインクジェット記録ヘッドの吐出口面が前記
クリーニング部材と対向する位置から外れたあとに、前
記クリーニング部材を前記非クリーニング位置に移動さ
せることを特徴とする。
【0010】また、キャリッジに少なくとも1つ以上搭
載されたインクジェット記録ヘッドの吐出口面に対面す
るクリーニング部材を非クリーニング位置からクリーニ
ング位置へ移動させ、前記クリーニング部材が前記吐出
口面を摺擦することにより、前記吐出口面に付着した異
物を除去する、インクジェット記録ヘッドのクリーニン
グ方法において、前記キャリッジを一方向に移動させ、
前記キャリッジが前記クリーニング部材と対向する領域
の中で、所定のインクジェット記録ヘッドの吐出口面が
前記クリーニング部材と対向する位置に達する前に、前
記キャリッジの移動を停止させてから、前記クリーニン
グ部材を前記クリーニング位置に移動させ、前記クリー
ニング部材をクリーニング位置に移動させたのち、再び
前記キャリッジを前記方向に移動させ、前記キャリッジ
が前記クリーニング部材と対向する領域の中で、前記所
定のインクジェット記録ヘッドの吐出口面が前記クリー
ニング部材と対向する位置から外れたあとに、前記キャ
リッジの移動を停止させてから、前記クリーニング部材
を前記非クリーニング位置に移動させることを特徴とす
る。
【0011】さらに、インクジェット記録ヘッドは、熱
エネルギーを利用して吐出口からインクを吐出させるも
ので、前記熱エネルギーを発生させる手段として電気熱
変換体を備えているものや、被記録部材の記録領域の全
幅にわたって吐出口が形成されているフルラインタイプ
であるものでもよい。
【0012】
【作用】上記のように構成された本発明の、インクジェ
ット記録ヘッドのクリーニング方法においては、キャリ
ッジを一方向に移動させながら、所定のインクジェット
記録ヘッドの吐出口面がクリーニング部材と対向する位
置に達する前にクリーニング部材をクリーニング位置に
移動させ、前記所定のインクジェット記録ヘッドの吐出
口面がクリーニング部材と対向する位置から外れたあと
に、クリーニング部材を非クリーニング位置に移動させ
ることで、前記所定のインクジェット記録ヘッドの吐出
口面は、クリーニング部材に摺擦される。このことによ
って、前記所定のインクジェット記録ヘッドの吐出口面
に付着していた異物はクリーニング部材によって保持さ
れ、前記吐出口面から取り除かれる。
【0013】また、クリーニング部材の移動を、キャリ
ッジがクリーニング部材と対向する領域内で行うことで
、クリーニング部材が摺擦する範囲が狭くなるとともに
、クリーニング部材の摺擦状態(弾性変形)からの解放
が徐々に行われ、クリーニング部材が保持している異物
の周囲への飛散が抑えらえる。このことは、キャリッジ
を停止させた状態で行うことによって、より効果的に作
用する。
【0014】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0015】まず、本発明の実施に使用されるインクジ
ェット記録装置について、図1および図2を用いて説明
する。
【0016】4個の記録ヘッド1、2、3、4を搭載し
たキャリッジ5は、ガイドレール6に矢印Aおよび矢印
D方向に摺動自在に嵌合され、キャリッジモータ9の出
力軸に固着されたプーリ10と回転自在に軸支されたプ
ーリ11とにかけまわされたタイミングベルト12の一
部位に結合されている。各記録ヘッド1、2、3、4は
、インクを吐出するために利用される熱エネルギを発生
する発熱素子である図示しない電気熱変換体が備えられ
ており、所望の記録信号に応じて図示しない吐出口から
インクを吐出する。
【0017】被記録部材である記録紙13は、ペーパー
パン16によってガイドされ、ピンチローラで圧接させ
られている図示しない紙送りローラによって搬送される
。この搬送は、紙送りモータ18を駆動源として行われ
る。搬送された記録紙13は、排紙ローラ15と拍車1
4とによりテンションを加えられていて、弾性部材で形
成される紙押え板19によってヒータ17に圧接させら
れているため、ヒータ17に密着させられながら搬送さ
れる。各記録ヘッド1、2、3、4により噴射されたイ
ンクが付着した記録紙13は、ヒータ17によって温め
られ、付着したインクはその水分が蒸発して記録紙13
に定着する。
【0018】回復ユニット20は、各記録ヘッド1、2
、3、4の吐出口に付着した異物や粘度の高くなったイ
ンクを除去することにより、吐出特性を正規の状態に維
持するためのものである。
【0019】前記回復ユニット20にはキャップ21a
が設けられており、各記録ヘッド1、2、3、4の吐出
口をキャッピングして、目詰まりの発生を防止するため
のものである。前記キャップ21aの内部にはインク吸
収体21が配設されている。また、前記回復ユニット2
0の記録領域側には、ウレタンゴム等からなるクリーニ
ング部材としてのブレード8が、ホルダ7に取付けられ
ている。ホルダ7は、図示しない駆動手段により矢印B
方向および矢印C方向に移動可能となっており、クリー
ニング時にはホルダ7が矢印B方向に移動してブレード
8をクリーニング位置に位置させる。クリーニング位置
では、キャリッジ5がブレード8と対向する領域にある
とき、ブレード8は各吐出口面やキャリッジ5の前面に
弾性変形した状態で当接する。
【0020】一方、クリーニングを行わないときにはホ
ルダ7は矢印C方向に移動して、ブレード8を非クリー
ニング位置に位置させる。非クリーニング位置では、キ
ャリッジ5がブレード8と対向する領域にあっても、ブ
レード8は各吐出口面およびキャリッジ5の前面のいず
れとも当接しない。
【0021】次に、上述のインクジェット記録装置によ
る、記録ヘッドのクリーニング工程について、図2を用
いて説明する。
【0022】まず、図2(A)に示すように、キャリッ
ジ5を矢印D方向に移動させておいて、最初の記録ヘッ
ド1の吐出口面1aがブレード8と対向する位置に達す
る直前でホルダ7を矢印B方向に移動させ、ブレード8
をクリーニング位置に位置させる(一点鎖線部参照)。
【0023】この状態で、さらにキャリッジ5を矢印D
方向に移動させると、ブレード8の先端部は各吐出口面
1a、2a、3a、4aに順次摺擦する。ブレード8の
摺擦によって、各吐出口面1a、2a、3a、4aに付
着していた、インクや塵埃等の異物30はブレード8に
保持され、各吐出口面1a、2a、3a、4aから取り
除かれる。
【0024】次に、図2(B)に示すように、4番目の
記録ヘッド4の吐出口面4aがブレード8と対向する位
置を通過して、各記録ヘッド1、2、3、4のクリーニ
ングが終了したら、その直後にホルダ7を矢印C方向へ
移動させ、ブレード8を非クリーニング位置に位置させ
る(一点鎖線部参照)。
【0025】ブレード8が非クリーニング位置に位置し
たら、キャリッジ5を矢印A方向に戻し、再び次の記録
を行う。
【0026】以上説明したようにブレード8を動作させ
ることで、ブレード8は、クリーニングが不要な部位で
ある、図2(A)に示すe部および図2(B)に示すf
部を摺擦しない。このため、ブレード8が摺擦する範囲
が狭くなり、ブレード8が摺擦することによる摩耗や欠
けが発生しにくくなり、その結果、ブレード8の耐久性
が向上する。また、前記e部およびf部に、各種検知手
段や紙浮きを抑える機構等が構成されていても、ブレー
ド8が前記検知手段や紙浮きを抑える機構等に接触する
ことがない。このため、前記検知手段に、ブレード8が
保持している異物30が付着して発生する検知不良を防
止することができるし、前記紙浮きを抑える機構に前記
異物30が付着し、それがさらに被記録部材に付着して
記録品位を低下させることがなくなる。また、ブレード
8がクリーニング位置から非クリーニング位置に戻る際
には、ブレード8はキャリッジ5の前面から徐々に遠ざ
かっていくため、ブレード8の弾性変形量は徐々に小さ
くなり、ブレード8の摺擦状態から解放される瞬間に発
生するブレード8の振動が抑えられ、ブレード8が保持
した異物30の飛散を抑えることができる。
【0027】以上述べた実施例では、各記録ヘッド1、
2、3、4を1回のホルダ7の動作で一括してクリーニ
ングしたが、各記録ヘッド1、2、3、4の間隔が大き
くとられている場合には、まず、最初の記録ヘッド1の
クリーニングが終了したらブレード8を非クリーニング
位置に移動させ、2番目の記録ヘッド2がブレード8と
対向する位置に達する直前で、ブレード8を再びクリー
ニング位置に移動させ、2番目の記録ヘッドのクリーニ
ングを行う。以下同様に3番目の記録ヘッド3および4
番目の記録ヘッド4をクリーニングしてもよい。こうす
ることによって、ブレード8の摺擦領域をより吐出口面
に限定することができ、効率のよいクリーニングが行え
る。
【0028】また、記録ヘッドごとにインクの吐出頻度
が異なったり、記録ヘッドごとのインクの種類によるイ
ンクの付着性が異なる等、記録ヘッドごとに、付着する
インクの量が大きく異なるような場合には、インクの付
着量の多い記録ヘッドについてはクリーニング回数を増
やすなど、任意の記録ヘッドを選択的にクリーニングす
ることもできる。
【0029】さらに、ブレード8の移動は、キャリッジ
5の移動を一時停止させた状態で行ってもよい。こうす
ることにより、キャリッジ5とブレード8との相対速度
が小さくなり、ブレード8が摺擦状態(弾性変形)から
解放される際のブレード8の振動がより抑えられる。ま
た、キャリッジ5の前面の、各記録ヘッド1、2、3、
4が設けられていない部位に、ブレード8に保持された
異物を吸収させる吸収部材を備えている場合には、ブレ
ード8がキャリッジ5から離れる前にキャリッジの移動
が停止することで、前記吸収部材がブレード8の異物を
吸収する時間が与えられ、ブレード8が保持している異
物30は、前記吸収部材に確実に吸収される。
【0030】なお、以上の説明では、記録ヘッドが4個
設けられている場合について述べてきたが、記録ヘッド
の数は4個に限らず、その数は必要に応じて増減するこ
とができる。また、記録ヘッドは、被記録部材の記録領
域の全幅にわたって吐出口が形成されているフルライン
タイプであってもよい。
【0031】本発明は、特にインクジェット記録方式の
中でもキヤノン(株)が提唱している、熱エネルギーを
利用してインクを吐出する方式の記録ヘッド、インクジ
ェット記録装置において、優れた効果をもたらすもので
ある。
【0032】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型、
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも一つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギーを発生
せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰させて、効果的
にこの駆動信号に一対一対応し液体(インク)内の気泡
を形成できるので有効である。この気泡の成長、収縮に
より吐出用開口を介して液体(インク)を吐出させて、
少なくとも一つの滴を形成する。この駆動信号をパルス
形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が行われるの
で、特に応答性に優れた液体(インク)の吐出が達成で
き、より好ましい。このパルス形状の駆動信号としては
、米国特許第4463359号明細書、同第43452
62号明細書に記載されているようなものが適している
。尚、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特
許第4313124号明細書に記載されている条件を採
用すると、更に優れた記録を行うことができる。
【0033】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組合わせ構成(直線状液流路又は直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書、米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に有効である
。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通のスリッ
トを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示する特開昭
59年第123670号公報や熱エネルギーの圧力波を
吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示する特開
昭59年第138461号公報に基づいた構成としても
本発明は有効である。
【0034】更に、インクジェット記録装置が記録でき
る最大記録媒体の幅に対応した長さを有するフルライン
タイプの記録ヘッドとしては、上述した明細書に開示さ
れているような複数記録ヘッドの組合わせによって、そ
の長さを満たす構成や一体的に形成された一個の記録ヘ
ッドとしての構成のいずれでも良いが、本発明は、上述
した効果を一層有効に発揮することができる。
【0035】加えて、装置本体に装着されることで、装
置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給
が可能になる交換自在なチップタイプの記録ヘッド、あ
るいは記録ヘッド自体に一体的に設けられたカートリッ
ジタイプの記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効で
ある。
【0036】又、本発明のインクジェット記録装置の構
成として設けられる、記録ヘッドに対しての回復手段、
予備的な補助手段等を付加することは本発明の効果を一
層安定できるので好ましいものである。これらを具体的
に挙げれば、記録ヘッドに対しての、キャピング手段、
クリーニング手段、加圧あるいは吸引手段、電気熱変換
体あるいはこれとは別の加熱素子あるいはこれらの組合
わせによる予備加熱手段、記録とは別の吐出を行う予備
吐出モードを行うことも安定した記録を行うために有効
である。
【0037】更に、インクジェット記録装置の記録モー
ドとしては黒色等の主流色のみの記録モードだけではな
く、記録ヘッドを一体的に構成するか複数個の組合わせ
によってでもよいが、異なる色の複色カラー又は、混色
によるフルカラーの少なくとも一つを備えた装置にも本
発明は極めて有効である。
【0038】以上説明した本発明各実施例においては、
インクを液体として説明しているが、室温やそれ以下で
固化するインクであって、室温で軟化もしくは液体ある
いは、上述のインクジェットではインク自体を30℃以
上70℃以下の範囲内で温度調整を行ってインクの粘性
を安定吐出範囲にあるように温度制御するものが一般的
であるから、使用記録信号付与時にインクが液状をなす
ものであれば良い。加えて、積極的に熱エネルギーによ
る昇温のインクの固形状態から液体状態への態変化のエ
ネルギーとして使用せしめることで防止するか又は、イ
ンクの蒸発防止を目的として放置状態で固化するインク
を用いるかして、いずれにしても熱エネルギーの記録信
号に応じた付与によってインクを液化してインク液状と
して吐出するものや記録媒体に到達する時点ではすでに
固化し始めるもの等のような、熱エネルギーによって初
めて液化する性質のインク使用も本発明には適用可能で
ある。このような場合インクは、特開昭54−5684
7号公報あるいは特開昭60−71260号公報に記載
されるような、多孔質シート凹部又は貫通孔に液状又は
固形物として保持された状態で、電気熱変換体に対して
対向するような形態としても良い。本発明においては、
上述した各インクに対して最も有効なものは、上述した
膜沸騰方式を実行するものである。
【0039】
【発明の効果】本発明は上記のように構成されているの
で、以下に記載する効果を奏する。
【0040】クリーニング部材の、非クリーニング位置
からクリーニング位置への移動および、クリーニング位
置から非クリーニング位置への移動を、キャリッジがク
リーニング部材と対向する領域の中で行うので、クリー
ニング部材が摺擦する範囲を、クリーニングが必要な部
位に限定することができる。このため、クリーニング部
材の耐久性が向上するとともに、キャリッジの、吐出口
側の面に検知手段や紙浮きを抑える機構等を設けても、
前記検知手段や紙浮きを抑える機構等がクリーニング部
材によって摺擦されずにすむので、前記検知手段や紙浮
きを抑える機構等に異物が付着することがなくなり、検
知精度や記録品位を向上させることができる。
【0041】また、クリーニング部材の移動を、キャリ
ッジがクリーニング部材と対向する領域の中で行うこと
で、クリーニング部材の摺擦状態からの解放が徐々に行
われ、クリーニング部材が保持している異物の周囲への
飛散を抑えることができる。さらに、クリーニング部材
の移動を、キャリッジの移動を停止させた状態で行うこ
とで、クリーニング部材が保持している異物の飛散をよ
り効果的に抑えることができ、記録品位を向上させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインクジェット記録ヘッドのクリーニ
ング方法の実施に使用されるインクジェット記録装置の
一例の概略斜視図である。
【図2】図1に示すブレードおよびキャリッジの動作を
吐出口面側から見た平面図であり、(A)はクリーニン
グ前の図、(B)はクリーニング後の図である。
【図3】従来のインクジェット記録装置のクリーニング
部付近の概略平面図である。
【符号の説明】
1、2、3、4    記録ヘッド 1a、2a、3a、4a    吐出口面5    キ
ャリッジ 6    ガイドレール 7    ホルダ 8    ブレード 9    キャリッジモータ 10、11    プーリ 12    タイミングベルト 13    記録紙 14    拍車 15    排紙ローラ 16    ペーパーパン 17    ヒータ 18    紙送りモータ 19    紙押え板 20    回復ユニット 21    インク吸収体 21a  キャップ 30    異物

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  キャリッジに少なくとも1つ以上搭載
    されたインクジェット記録ヘッドの吐出口面に対面する
    クリーニング部材を非クリーニング位置からクリーニン
    グ位置へ移動させ、前記クリーニング部材が前記吐出口
    面を摺擦することで、前記吐出口面に付着した異物を除
    去する、インクジェット記録ヘッドのクリーニング方法
    において、前記クリーニング部材を前記非クリーニング
    位置に位置させた状態で前記キャリッジを一方向に移動
    させながら、前記キャリッジが前記クリーニング部材と
    対向する領域の中で、所定のインクジェット記録ヘッド
    の吐出口面が前記クリーニング部材と対向する位置に達
    する前に、前記クリーニング部材を前記クリーニング位
    置に移動させ、前記所定のインクジェット記録ヘッドの
    吐出口面が前記クリーニング部材と対向する位置から外
    れたあとに、前記クリーニング部材を前記非クリーニン
    グ位置に移動させることを特徴とする、インクジェット
    記録ヘッドのクリーニング方法。
  2. 【請求項2】  キャリッジに少なくとも1つ以上搭載
    されたインクジェット記録ヘッドの吐出口面に対面する
    クリーニング部材を、非クリーニング位置からクリーニ
    ング位置へ移動させ、前記クリーニング部材が前記吐出
    口面を摺擦することで、前記吐出口面に付着した異物を
    除去する、インクジェット記録ヘッドのクリーニング方
    法において、前記クリーニング部材を前記非クリーニン
    グ位置に位置させた状態で前記キャリッジを一方向に移
    動させ、前記キャリッジが前記クリーニング部材と対向
    する領域の中で、所定のインクジェット記録ヘッドの吐
    出口面が前記クリーニング部材と対向する位置に達する
    前に、前記キャリッジの移動を停止させてから、前記ク
    リーニング部材を前記クリーニング位置に移動させ、前
    記クリーニング部材をクリーニング位置に移動させたの
    ち、再び前記キャリッジを前記方向に移動させ、前記キ
    ャリッジが前記クリーニング部材と対向する領域の中で
    、前記所定のインクジェット記録ヘッドの吐出口面が前
    記クリーニング部材と対向する位置から外れたあとに、
    前記キャリッジの移動を停止させてから、前記クリーニ
    ング部材を前記非クリーニング位置に移動させることを
    特徴とする、インクジェット記録ヘッドのクリーニング
    方法。
  3. 【請求項3】  インクジェット記録ヘッドは、熱エネ
    ルギーを利用して吐出口からインクを吐出させるもので
    、前記熱エネルギーを発生させる手段として電気熱変換
    体を備えている請求項1または2に記載の、インクジェ
    ット記録ヘッドのクリーニング方法。
  4. 【請求項4】  インクジェット記録ヘッドは、被記録
    部材の記録領域の全幅にわたって吐出口が形成されてい
    るフルラインタイプである請求項1、2または3に記載
    の、インクジェット記録ヘッドのクリーニング方法。
JP15042591A 1991-06-21 1991-06-21 インクジェット記録ヘッドのクリーニング方法 Pending JPH04371851A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2418087A1 (en) 2010-08-10 2012-02-15 Miyakoshi Printing Machinery Co., Ltd. Line head wiping method
WO2018176794A1 (zh) * 2017-03-27 2018-10-04 广州精陶机电设备有限公司 一种打印机组件联动平移机构

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP2418087A1 (en) 2010-08-10 2012-02-15 Miyakoshi Printing Machinery Co., Ltd. Line head wiping method
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