JPH04371247A - 着脱式ノズル - Google Patents

着脱式ノズル

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JPH04371247A
JPH04371247A JP15045991A JP15045991A JPH04371247A JP H04371247 A JPH04371247 A JP H04371247A JP 15045991 A JP15045991 A JP 15045991A JP 15045991 A JP15045991 A JP 15045991A JP H04371247 A JPH04371247 A JP H04371247A
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JP
Japan
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nozzle body
adapter
nozzle
main body
axis
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Withdrawn
Application number
JP15045991A
Other languages
English (en)
Inventor
Norio Onishi
憲男 大西
Satoshi Tanaka
田中 訓
Masaki Fukushima
福島 正樹
Akio Shimizu
明男 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
H Ikeuchi and Co Ltd
Original Assignee
H Ikeuchi and Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、着脱式ノズルに関し、
詳しくは、配管等に間隔をあけて多数個取付けるスプレ
ーノズル等に好適に用いられるもので、配管に固定して
いるアダプターに対してノズル本体をワンタッチで迅速
に着脱できるようにするものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば図15に示すような着
脱式ノズルが提供されている(特開昭58−84067
号公報参照)。上記のようなノズルでは、ノズル本体1
の周面に係合突起2を間隔3をあけて複数個設けると共
に、配管等に固定したアダプター4に上記係合突起2と
係合する断面鈎形状の係合部5を周方向に間隔6をあけ
て設けている。
【0003】上記ノズル本体1をアダプター4の孔部4
aに取付ける場合には、ノズル本体1を矢印Aで示すよ
うに軸線L1回りに回転して、上記ノズル本体1の係合
突起2がアダプター4の係合部5の間隔6の部分と対向
して、係合突起2と係合部5が干渉しないように角度位
置に調節する。
【0004】次に、矢印Bで示すようにノズル本体1を
軸線L1方向に移動してアダプター4に挿入した後、再
度ノズル本体1を矢印A方向に回転し、孔部4a内に配
置した弾性手段7によりノズル本体1を付勢して係合突
起2と係合部5を係合させ、よって、ノズル本体1をア
ダプター4に取付けている。
【0005】取外時には、上記取付時とは反対の操作を
行う。即ち、ノズル本体1を矢印A方向に回転させて係
合突起2と係合部5が干渉しない位置とした後、ノズル
本体1を矢印Cで示すように軸線L1方向に移動させ、
よって、ノズル本体1をアダプター4から離脱させる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の着脱式スプレー
ノズルの取付又は取外時には、上記のように係合突起2
と係合部5が干渉しないようにノズル本体1を軸線L1
回りに回転して角度位置を調節する操作と、ノズル本体
1を軸線L1方向に移動させる操作の二つの操作が必要
である。そのため、ノズル本体1を迅速に着脱するのは
困難であり、特に、大量のノズル本体1を交換する場合
には作業時間が長くなってしまう。また、上記したよう
にノズル本体1をアダプター4の孔部4aに挿入した後
に、更に、ノズル本体1を矢印A方向に回転する必要が
あり、アダプター4を取付ける部分には、十分な作業空
間を設ける必要がある。
【0007】更に、上記のようにノズル本体1の係合突
起2とアダプター4の係合部5の係合状態を維持するた
めに、弾性部材7が必要であるため、部品点数が多く、
構造が複雑になってしまう。
【0008】本発明は、上記のような従来の着脱式ノズ
ルにおける問題を解決するためになされたものであり、
簡単な構造で容易かつ迅速にワンタッチでノズル本体を
着脱することができる着脱式ノズルを提供することを目
的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】外周面に挿入方向に向か
って縮小するテーパー部を有すると共に、該テーパー部
の拡大部側に係止用の切欠部を有するノズル本体と、上
記ノズル本体の挿入に応じて上記テーパー部で弾性的に
押し広げられる弾性係止部を有し、ノズル本体が所定位
置まで挿入された時に上記切欠部に係合する爪部を上記
弾性係止部に突設しているアダプターとを備える着脱式
ノズルを提供するものである。
【0010】好適には、上記ノズル本体に設けた切欠部
の周方向の縁部にアールを設ける。上記アダプターは、
例えば、ノズル本体の流入口側を収容する円筒状部を備
え、上記弾性係止部は上記切欠部と対向するように周方
向に間隔をあけて上記円筒状部の端面から突出させた弾
性を有する腕部であって、該腕部の先端に上記切欠部と
嵌合する断面L字状の爪部を設けている。
【0011】あるいは、上記弾性係止部として円筒状部
の端面から弾性を有する薄肉円筒部を同軸に突設し、該
薄肉円筒部の開口端付近の内側に上記ノズル本体の切欠
部に対応する爪部を設ける構成としてもよい。
【0012】更に、円筒状部の端面から突出する剛性棒
部の先端にスプリング孔を設け、該スプリング孔の底面
に一端を接続したスプリングの他端にスプリング孔に摺
動自在に挿入した固定ピンを接続し、上記スプリングに
より、固定ピンを内側に弾性的に付勢して弾性係止部を
構成してもよい。
【0013】
【作用】本発明に係る着脱式ノズルでは、上記のような
構成としているため、まず、ノズル本体の切欠部がアダ
プターの弾性係止部と対応するように、ノズル本体の角
度位置を調節して、その後ノズル本体をアダプターに挿
入すると、弾性係止部はテーパー部に沿って押し広げら
れる。更にノズル本体を挿入してノズル本体が所定位置
となると、弾性係止部の爪部が切欠部に嵌合し、ノズル
本体の軸線方向の位置と軸線回りの角度位置とをワンタ
ッチで位置決めして、アダプターに取付けることができ
る。
【0014】また、取外時には、ノズル本体を軸線回り
に回転して弾性係止部を切欠部から離脱させると、ノズ
ル本体のテーパー部を弾性係止部の爪部が弾性的に挟み
込み、よって、ノズル本体をアダプターから自動的に押
し出すことができる。特に、切欠部の周方向の縁部にア
ールを設ければ、小さいトルクでノズル本体を軸線回り
に回転させて、爪部を切欠部から離脱させることができ
る。
【0015】また、上記のように、弾性係止部を薄肉円
筒部に爪部を設けて構成した場合には、ノズル本体をア
ダプターに挿入すると、爪部がテーパー部の表面を進む
に連れて薄肉円筒部が弾性的に押し広げられる。更にノ
ズル本体を移動して所定位置となると爪部が切欠部に軸
線方向から嵌合し、よって、ノズル本体はアダプターに
取付、保持される。取外時には、ノズル本体を軸線回り
に回転して爪部を切欠部から離脱させると、上記のよう
に押し広げられた薄肉円筒部がもとの形状に復帰しよう
とするため、爪部がテーパー部を弾性的に挟み込み、ノ
ズル本体は自動的にアダプターから押し出される。
【0016】更に、上記のように、スプリング孔の底面
に一端を接続したスプリングの他端にスプリング孔に摺
動自在に挿入した固定ピンを接続して弾性係止部を構成
した場合にも、取付時にノズル本体をアダプターに挿入
していくと、固定ピンが上記スプリングの付勢力に抗し
て外側に弾性的に押し広げられる。ノズル本体を所定位
置まで挿入すると上記固定ピンがスプリングの付勢力に
より切欠部に嵌合してノズル本体がアダプターに保持さ
れる。取外時にノズル本体を回転して固定ピンを切欠部
から離脱させるとテーパー部を固定ピンが弾性的に挟み
込むため、ノズル本体はアダプターから自動的に押し出
される。
【0017】
【実施例】次に、図面に示す実施例に基づき本発明につ
いて詳細に説明する。図1から図7に示す本発明の第1
実施例に係る着脱式ノズルはスプレーノズルを構成し、
アダプター11とノズル本体12を備えている。
【0018】アダプター11は、樹脂あるいは金属製(
本実施例では樹脂製)であって、円筒状部14と該円筒
状部14の一方の端面14aから軸線L2方向に突出し
て弾性係止部を構成する一対の腕部15A、15Bを備
えている。
【0019】上記円筒状部14は、図5に示すように、
上記腕状部15A、15Bが突出する端面14aと反対
側の端面14bから腕部15A、15B側に向かって縮
小する軸線方向の長さT1のテーパー螺からなる雌螺部
16を備え、該雌螺部16を配管等に設けた雄螺部(図
示せず)と螺合して取付ける構成としている。
【0020】上記雌螺部16の端面14a側には、該雌
螺部16の端面14a側よりも小さい径を有し、軸線L
2方向の長さT2に設定した小径部18を軸線  L2
方向に向けて連続して設けている。更に、ノズル本体1
2の先端部30を挿入可能な径に設定すると共に、上記
腕部15A、15Bを突設した端面14aにおいて開口
する挿入室19を小径部18に連続して設けている。
【0021】上記腕部15A、15Bは、上記したよう
に180°間隔で対向するように上記円筒状部14の端
面14aに一体に形成している。また、腕部15A、1
5Bは、外径が円筒状部14と同径であって、内径を上
記円筒状部14の端面14aよりわずかに大きく設定し
た円筒形状の周方向の一部分を形成し、断面形状が略円
弧状である。更に、腕部15A、15Bの先端部は、そ
れぞれ内側に屈曲させて、断面L字状で厚さH1、幅W
1の爪部21A、21Bを突設している。
【0022】ノズル本体12の一方の端面12a側の外
周部は、軸線L2方向の外径D1を一定に設定した先端
部30としている。該先端部30の外径D1は、先端部
30を上記アダプター11の挿入室19に自在に挿入す
ることができるような大きさに設定している。先端部3
0の上記端面12a付近の周面には円環状の凹部31を
設け、該凹部31にO−リング32を嵌合している。O
−リング32は、先端部30を挿入室19内に挿入した
状態で、先端部30の外周部と挿入部19の内周部の間
をシールする構成としている。
【0023】また、ノズル本体12の外周面には上記先
端部30と連続して、該先端部30の外径D1と等しい
径から軸線L1方向に向けて半径が拡大するテーパー部
34を設けている。該テーパー部34はノズル本体12
の一方の端部を構成する短円柱状のつまみ部35の上面
35aに接続しており、該上面35aに接続する部分に
おいて、テーパー部34は最大の外径D2を有する。即
ち、第1実施例では、テーパー部34はノズル本体12
の噴口43側から流入口40a側に向けて、即ち挿入方
向に向けて縮小するテーパー形状を呈し、そのテーパー
角θを10°〜20°(本実施例では15°)としてい
る。
【0024】上記テーパー部34の拡大側であるテーパ
ー部34とつまみ部35の上面35aが接続する部分に
は、切欠部36A、36Bを周方向に180°間隔で対
向して設けている。該切欠部36A、36Bは、テーパ
ー部34を周方向に帯状に切欠いてなり、軸線L2方向
ではテーパー部34の表面と段部を形成する一方、周方
向ではテーパー部34の表面と連続している。また、切
欠部36A、36Bは爪部21A、21Bを着脱自在に
嵌合することができるように幅W2、深さH2及び長さ
M1を設定しており、底面が略長方形の平坦面を形成し
ている。
【0025】また、それぞれの切欠部36A、36Bの
周方向の縁部37には、アール(1R〜5R程度)を設
けており、後述するように、ノズル本体12を軸線L2
回りに回転させれば、爪部21A、21Bが切欠部36
A、36Bから容易に離脱することができるようにして
いる。
【0026】上記短円柱状のつまみ部35の外径は上記
テーパー部34の最大径D2より大きく設定しており、
その外周部35bに滑り止め用溝38を刻設している。 上記のような外形を呈するノズル本体12には、上記先
端部30側の端面12aから軸線L2方向に連続して流
入口40aを備え液室40、縮流室41及び噴口室42
を連続して設け、上記つまみ部35の下面35cに噴口
43を開口している。
【0027】次に、上記構成からなる第1実施例の着脱
式ノズルの作動的特徴について説明する。アダプター1
1は、雌螺部16を配管等と連通する他の部材(図示せ
ず)の雄螺部(図示せず)に螺合して取付けている。
【0028】上記アダプター11にノズル本体12を取
付ける場合には、まず、図6に示すように、ノズル本体
12の切欠部36A、36Bが上記アダプター11の腕
部15A、15Bと対向するような角度位置となるよう
に矢印Gで示すようにノズル本体12を軸線L2に対し
て回転させて、次に、矢印Eで示すようにノズル本体1
2を先端部30からアダプター11に挿入していく。ノ
ズル本体12の先端部30は腕部15A、15Bの爪部
21A、21Bに接触せずに通過するが、上記テーパー
部34の部分が爪部21A、21Bの部分にさしかかる
と、該爪部21A、21Bの先端部とテーパー部34が
接触し、よって、腕部15A、15Bはテーパー部34
のテーパー角θに対応して外側に弾性的に押し広げてい
く。
【0029】ノズル本体12を更に移動すると、ノズル
本体12の先端部30がアダプター11の挿入室19内
に挿入され、やがて図5に示すように爪部21A、21
Bが軸線L2方向からそれぞれ切欠部36A、36Bに
嵌合する。そのため、ノズル本体12は軸線方向の位置
及び軸線回りの角度位置が共に位置決めされた状態で、
アダプター11への取付が完了する。
【0030】上記のようにノズル本体12を取付けた後
、アダプター11の雌螺部16に液体を加圧供給すると
、該液体はアダプター11の雌螺部16、ノズル本体1
2の液室40、縮流室41、噴口室42を介して噴口4
3から液体を噴霧することができる。
【0031】次に、アダプター11からノズル本体12
を取外す方法について説明する。図7に示すように、ノ
ズル本体12を軸線L2回りに回転させて爪部21A、
21Bを周方向の縁部37を通過して切欠部36A、3
6Bから離脱させる。この時、上記したように切欠部3
6A、36Bの周方向の縁部37にはアールを設けてい
るため、比較的小さいトルクでノズル本体12を回転さ
せて容易に爪部21A、21Bを切欠部36A、36B
から離脱させることができる。また、つまみ部35の外
周に滑り止め用溝38を設けているため、手で加えたト
ルクを確実に爪部21A、21Bに伝達することができ
る。
【0032】上記のように爪部21A、21Bが切欠部
36A、36Bから離脱すると、爪部21A、21Bは
、テーパー部34の最も外径の大きい部分に位置する。 この状態で腕部15A、15Bは外側に押し広げられた
状態にあり、該腕部15A、15Bはノズル本体12を
挿入する前の状態に復帰するために内側に集結しようと
する。そのため、爪部21A、21Bの先端がテーパー
部34の表面を挟み込み、該腕部15A、15Bの弾性
的な力によりアダプター11の内部から自動的に押し出
される。そのため、ノズル本体12を手で矢印F方向に
引き出す必要がない。
【0033】図8に示す本発明の第2実施例に係る着脱
式ノズルでは、アダプター11は、円筒状部14の端面
14aに周方向に120°間隔で弾性を有する3本の腕
部15A、15B、15Cを突設している。また、ノズ
ル本体12のテーパー部34とつまみ部35が接続する
部分に上記腕部15A、15B、15Cの先端に設けた
爪部21A、21B、21Cに対応して周方向に120
°間隔で3箇所に切欠部36A、36B、36Cを設け
ている。
【0034】第2実施例の着脱式ノズルも、上記した第
1実施例と同様に、それぞれ上記爪部21A、21B、
21Cとノズル本体12の切欠部36A、36B、36
Cが対向するようにノズル本体12の軸線L2回りの角
度位置を調節した状態でノズル本体12をアダプター1
1に挿入することにより、軸線L2方向の位置及び軸線
L2回りの角度位置を一度に位置決めして、ワンタッチ
で取付けることができる。
【0035】また、ノズル本体12を取外す場合にも、
ノズル本体12を軸線L2回りに回転させて爪部21A
、21B、21Cを切欠部36A、36B、36Cから
離脱させれば、押し広げられた腕部15A、15B、1
5Cの先端の爪部21A、21B、21Cがテーパー部
34を弾性的に挟み込み、ノズル本体12をアダプター
12から自動的に押し出す。第2実施例のその他の構成
及び作動的特徴は上記した第1実施例と同様であるので
、同様の符号を付して説明を省略する
【0036】図9
に示す第3実施例の着脱式ノズルでは、アダプター11
の円筒状部14の端面14aから4本の腕部15A、1
5B、15C、15Dを周方向に90°間隔で突設する
と共に、ノズル本体12に該腕部15A、15B、15
C、15Dの先端に設けた爪部21A、21B、21C
、21Dに対応する切欠部36A、36B、36C、3
6D(尚、36Dは図示されていない)を周方向に90
°間隔で4箇所に配置している。
【0037】図10に示す第4実施例では、筒状部14
の端面14aから1本の腕部15を突設しており、ノズ
ル本体12には該腕部15の先端に設けた爪部21に対
応する切欠部36を1箇所に設けている。該第4実施例
では、アダプター11の挿入室19の軸線L2方向の長
さT3を上記第1実施例から第3実施例の場合よりも長
く設定しており、上記のように1本の腕部15であって
も、アダプター11に装着したノズル本体12がアダプ
ター11に対して同軸に保持されるようにしている。
【0038】図11から図13に示す第5実施例に係る
着脱式ノズルにおいて、ノズル本体12は上記第1実施
例と同一のものであり、テーパー部34がつまみ部35
の上面35aと接続する部分に周方向に180°間隔で
一対の切欠部36A、36Bを設けている。アダプター
51は一方側の端面51aから上記第1実施例と同様に
、配管等の部材に設けた雄螺部に螺合する雌螺部、小径
部及び上記ノズル本体12の先端部30を挿入配置する
挿入室(図示せず)を軸線L2方向に連続して設けてい
る。円筒状部52と連続して、外径を円筒状部12と等
しく設定した弾性を有する断面円環状の薄肉筒部53を
同軸に設けている。
【0039】弾性係止部を構成する薄肉筒部53の開口
端53aの内周部には、上記ノズル本体12の切欠部3
6A、36Bと嵌合する一対の爪部54A、54Bを周
方向に180°間隔で対向して設けている。第5実施例
において、ノズル本体12をアダプター51に装着する
場合には、ノズル本体12の軸線L3回りの角度位置を
調節して、アダプター51の薄肉筒部53の爪部54A
、54Bとノズル本体12の切欠部36A、36Bが対
向する状態とした後、矢印Eで示すようにノズル本体1
2を軸線L3方向に移動していく。ノズル本体12の先
端部30が爪部54A、54Bの部分を通過して、爪部
54A、54Bの先端部がテーパー部34に当接すると
、アダプター51の薄肉筒部53は、図13に示すよう
に断面惰円状に弾性的に変形する。ノズル本体12を更
に挿入していくと、爪部54A、54Bが軸線L3方向
から切欠部36A、36Bに嵌合してノズル本体12は
アダプター51に保持される。上記のようにノズル本体
12をアダプター11に取付けた状態では、薄肉筒部5
3の断面形状は円環状に復帰する。
【0040】取外時には、ノズル本体12を軸線L3回
りに回転させて、爪部54A、54Bを切欠36A、3
6Bから離脱させると、再び断面惰円状となった薄肉筒
部53が図12に示すように、断面円環状の状態に弾性
的に復帰しようとするため、爪部34がノズル本体12
のテーパー部34を挟み込み、よって、ノズル本体12
はアダプター51から自動的に押し出される。
【0041】図14に示す第6実施例では、ノズル本体
12は上記第1実施例と同一の構成である。また、アダ
プター61の円筒状部62には、第1実施例と同様に、
一方の端部62bから雌螺部63、小径部64及び挿入
室65を軸線L4方向に連続して設けている
【0042
】しかしながら、第6実施例では、円筒状部62の端面
62aに一対の剛性棒部67A、67Bを突設している
。該剛性棒部67A、67Bは上記円筒状部62と一体
に設けており、変形しないように厚肉としている。剛性
棒部67A、67Bの先端部の内側にはスプリング孔6
8A、68Bを設け、該スプリング孔68A、68Bの
底面に一端を接続したスプリング69A、69Bの他端
をスプリング孔68A、68Bに摺動自在に配置した固
定ピン70A、70Bに接続し該固定ピン70A、70
Bを内側に向けて弾性的に付勢している。
【0043】第6実施例では、ノズル本体12をアダプ
ター61に挿入していくと、固定ピン70A、70Bが
スプリング69A、69Bの弾性に抗して押し広げられ
、ノズル本体12がアダプター61に対して所定位置と
なると上記固定ピン70A、70Bをノズル本体12の
切欠部36A、36Bに嵌合し、よって、ノズル本体1
2をアダプター61に取付ける。取外時には、固定ピン
70A、70Bがテーパー部34を弾性的に挟み込んで
ノズル本体12をアダプター61から自動的に押し出す
【0044】尚、本発明は上記した実施例に限定される
ものではなく種々の変形が可能である。例えば、上記の
実施例では、アダプターの挿入室の内周とノズル本体の
先端部の外周をシールするためにO−リングを使用した
が、この部分におけるシールをO−リング以外の他の方
法によって行う構成としてもよい。また、上記実施例で
は、ノズル本体はスプレーノズルであったが、ノズル本
体の種類もこれに限定されるものではい。
【0045】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る着脱式ノズルでは、上記のように、ノズル本体に
噴口側から流入口側へ向けて、即ち、挿入方向に向かっ
て縮小するテーパー部を設け、該テーパー部の拡大側に
切欠部を設ける一方、アダプターに該テーパー部に押し
広げられる弾性係止部を設けているため、取付時にはテ
ーパー部と弾性係止部が対応するようにノズル本体を軸
線回りに回転させて角度位置を調節した後にノズル本体
をアダプターに挿入して弾性係止部と嵌合部を嵌合させ
るだけで、ノズル本体をアダプターに対して軸線方向の
位置及び角度位置を位置決めしてワンタッチで取付ける
ことが可能であり、軸線方向の位置決めの後に角度位置
を調節する必要がなく、容易かつ迅速に取付を行うこと
ができると共に、上記角度位置を調節するために工具を
使用する作業空間を設ける必要がない。
【0046】また、取外時には、ノズル本体を回転させ
て弾性係止部を嵌合部から離脱させると、弾性係止部が
ノズル本体のテーパー部を挟み込み、ノズル本体はアダ
プターから自動的に押し出されるため、ノズル本体を引
き抜く操作が不要となり迅速かつ容易に取外を行うこと
ができる。上記のように本発明に係る着脱式ノズルは、
取付及び取外が容易であるため、特に、大量のノズル本
体を交換する必要があるときには、作業時間を大幅に短
縮することができる。
【0047】また、本発明に係る着脱式ノズルでは、上
記のように爪部を設けた弾性を有する腕部又は薄肉円筒
部により弾性係止部を構成した場合には、ノズル本体を
アダプターに係止するためのスプリングが必要なく、部
品点数を減少して、簡単な構造とすることができる等の
種々の利点を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】  本発明に係る着脱式ノズルの第1実施例を
示す斜視図である。
【図2】  図1を左側から見た斜視図である。
【図3】  第1実施例の分解斜視図である。
【図4】  図3を左側から見た分解斜視図である。
【図5】  図2のV−V線での断面図である。
【図6】  第1実施例の作動を示す斜視図である。
【図7】  第1実施例の作動を示す斜視図である。
【図8】  本発明の第2実施例を示す斜視図である。
【図9】  本発明の第3実施例を示す斜視図である。
【図10】  本発明の第4実施例を示す断面図である
【図11】  本発明の第5実施例を示す分解斜視図で
ある。
【図12】  図11のXII−XII線での断面図で
ある。
【図13】  取付途中の薄肉筒部を示す断面図である
【図14】  本発明の第5実施例を示す断面図である
【図15】  従来の着脱式ノズルを示す正面図である
【符号の説明】
11,51,61  アダプター 12  ノズル本体 14,52,62  円筒状部 15  腕部 16  雌螺部 30  先端部 31  凹部 32  O−リング 35  つまみ部 36  切欠部 40a  流入口 40  液室 53  薄肉筒部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  外周面に挿入方向に向かって縮小する
    テーパー部を有すると共に、該テーパー部の拡大部側に
    係止用の切欠部を有するノズル本体と、上記ノズル本体
    の挿入に応じて上記テーパー部で弾性的に押し広げられ
    る弾性係止部を有し、ノズル本体が所定位置まで挿入さ
    れた時に上記切欠部に係合する爪部を上記弾性係止部に
    突設しているアダプターとを備える着脱式ノズル【請求
    項2】  上記ノズル本体に設けた切欠部の周方向の縁
    部にアールを設けている請求項1記載の着脱式ノズル。
JP15045991A 1991-06-21 1991-06-21 着脱式ノズル Withdrawn JPH04371247A (ja)

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