JPH04370887A - 図形編集方法および装置 - Google Patents

図形編集方法および装置

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JPH04370887A
JPH04370887A JP3147674A JP14767491A JPH04370887A JP H04370887 A JPH04370887 A JP H04370887A JP 3147674 A JP3147674 A JP 3147674A JP 14767491 A JP14767491 A JP 14767491A JP H04370887 A JPH04370887 A JP H04370887A
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point
editing
graphic
input device
coordinates
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JP3147674A
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Haruo Midorikawa
治雄 緑川
Kazuhiro Murakawa
和弘 村川
Toshikazu Kase
加瀬 俊和
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Hitachi Ltd
Hitachi Keiyo Engineering Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Keiyo Engineering Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、図形編集装置に係り、
特に、線、帯が大半を占める配管系統図作成支援システ
ム、道路マップ作成支援システム、回路図CAD等の図
形編集装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図形編集装置において、図形(ま
たは図形の一部)を移動させようとする場合、移動の対
象領域をポインティングデバイスで指示して、その領域
内の図形に対し編集をしたり(特開昭63−22956
8号、特開昭60−54073号)、領域を指定しない
方法の場合でも、特定の場合はやはり、過度の操作が供
なっていた(特開昭60−207968号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、配管系統図
のような線や帯で構成される図形の編集は、図形がつな
がっている(ルートと呼ぶ)ため、移動したり新たにコ
ーナーを作ったりする場合でも各線分の接続関係を維持
する必要がある。
【0004】これに対して、上記従来技術では、図形デ
ータ自身では、データ間を結びつける関係を保有してお
らず、編集時に、マウス等を使って、領域を指定し、そ
の指定した領域内にある図形データを、全図形データの
中から探し出し、一時的な関係付けを行った上で処理を
行っていた。又、指定のための制約があるため、拡大/
縮小が必要な場合もあり、場合によってはかなりの手順
を要していた。
【0005】本発明は、指定した点(線分)を移動すれ
ば、その点(線分)に関係を持つ全ての点(線分)に対
し、線分の接続関係を保ちながら移動する編集機能と、
移動では解決出来ない形状を変えるオペレーションであ
る変形編集機能(コブ、ナラシ、カエシ‥‥)を有する
図形編集装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による、表示画面
上で図形を編集する図形編集方法は、複数の連結された
線分からなる図形の一点を入力デバイスから指定し、該
指定点を含む直線上に位置する図形の構成点以外の構成
点を自動的に不動点として定め、前記指定点を移動させ
る移動先の点を入力デバイスから指定し、該指定点の移
動により図形を構成する線分の相互の接続の有無が変化
せず、かつ接続角度も保存されるという条件下で、前記
指定点を前記移動先へ移動させるよう各構成点の座標を
変更するようにしたものである。
【0007】本発明による他の、表示画面上で図形を編
集する図形編集方法は、図形を構成する線分の中途部に
コブ部を作成するコブ作成コマンドを設け、入力デバイ
スからコブ作成コマンドの実行を指示し、入力デバイス
から線分を指定することにより、前記指定された線分の
中途部に予め定められた大きさのコブ部の図形データを
自動的に生成するようにしたものである。
【0008】本発明によるさらに他の、表示画面上で図
形を編集する図形編集方法は、図形を構成する線分のL
字状連結部を内側に折り返すカエシコマンドを設け、入
力デバイスからカエシコマンドの実行を指示し、入力デ
バイスから前記L字状連結部を指定し、入力デバイスか
ら折り返されたL字状連結部の頂点を指定することによ
り、前記指定されたL字状連結部を前記指定された頂点
の位置へ折り返すよう図形データの消去・生成を自動的
に行なうようにしたものである。
【0009】また、本発明の図形編集装置は、図形の編
集操作の指示および座標の指定を行なう入力部と、図形
データを格納する図形データ格納部と、前記編集操作の
指示を解読して各種編集コマンドを発行する入力制御部
と、前記編集コマンドおよび前記指定された座標に応じ
て、前記図形データに対して編集処理を行なう編集処理
部と、前記図形データを表示する表示部とを備えたもの
である。
【0010】
【作用】本発明の図形編集方法によれば、複数の相互に
連結された線分からなる図形について、その移動編集で
は、図形を構成する1個以上の点を不動点として他の点
を移動させることにより、線分の相互の接続関係(接続
の有無および接続角度)を保存しながら、変形を伴う図
形の移動を行なうことが可能になる。この移動編集のた
めの点や線分の削除、追加等は不要であり、迅速な図形
部分の移動を行なうことができる。不動点の指定は、自
動的にも手動的にも実行することができる。
【0011】また、この移動編集で対処できない図形の
変形編集では、入力デバイスからの対象の指定と、編集
コマンドの実行指示によって、簡単な操作で迅速に、コ
ブ作成操作、カエシ操作等が行なえる。
【0012】上記方法を実現するために、好ましくは、
図形を構成する各点の図形データ自身に座標データ以外
の情報(すなわち、線分で連結された隣の点の識別子、
抽出状態変数、座標仮移動量、マーク変数等)を持たせ
ることにより、操作者からは最小限の入力で効率的な編
集操作が行なえるようにしている。
【0013】具体的には、図形編集装置において、入力
デバイスとして例えばマウスを採用し、マウスの釦が押
されたとき、入力制御部は、その座標と釦の種類を取り
込み、これを解析し、何をどう処理するかを定めるコマ
ンドを編集処理部へ与える。マウスによる連続作業があ
るため、入力制御部は好ましくは編集作業のステータス
を持っている。編集処理部は、コマンドに応じた作業を
行なう。例えば、移動なら関係ロジック部を参照して編
集対象となる点を抽出し、これらの点の図形データを変
更する(点のx、y座標を更新する。)このようにして
変更された図形データの内容は、表示部により表示画面
上に表示される。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例について詳細に説明す
る。本実施例は、配管系統作成支援システムに適用した
ものであるが、道路マップ作成、回路図作成、その他、
線または帯状の図形を扱うシステムに適用することがで
きる。
【0015】図1に、本発明による図形編集装置の一実
施例の機能を表すブロック図を示す。この図形編集装置
は、マウス等の入力デバイスからなる入力部1と、この
入力部1からの入力データを処理するマウス入力データ
コントロール部2と、図形データ編集処理部3と、ディ
スプレイデバイスからなる表示部4と、図形データテー
ブル5と、編集ステータス部6と、関係ロジック部7と
を備えている。入力データコントロール部2、データ編
集処理部3、図形データテーブル5、編集ステータス部
6、関係ロジック部7は、ハードウエアとしては、中央
処理装置(CPU)、メモリ(ROM,RAM,磁気デ
ィスク装置等)、その他関連部品によって構成される。 関係ロジック部7は、編集処理部3の編集プログラムの
外に独立して設けている。
【0016】入力装置1を用いて、操作者は、座標や操
作している人間の意図を予め定められた取り決めにそっ
て、コントロール部2へ入力する。例えば、マウスの釦
が押されたとき、座標と釦の種類とが取り込まれ、結果
が入力データコントロール部2へ渡される。この入力を
受けたコントロール部2は、取り決めに従って入力を解
釈し、保持していた編集ステータス部6の内容も考慮し
て、一連のコマンドをデータ編集処理部3へ通知する。 (単に編集ステータス部6の内容を変えるだけで、以下
に続く処理を行わないこともある。)なお、マウスによ
る連続作業があるため、編集ステータス部6に編集作業
のステータスを持っている。図形データ処理部3は編集
内容に応じた作業(具体的には、図形データを参照しな
がら、移動なら関係(作用)ロジックにより抽出される
点全てを移動させる動作)を行う。このとき、図形デー
タテーブル5の該当する点のx、y座標を更新する。表
示部4は、図形データテーブル5の内容を参照して描画
を行う。マウスからの入力がある度に、以上の動作を繰
り返す。
【0017】本実施例では、コマンドには例えば、「座
標テスト」、「追加」、「移動」、「削除」等がある。
【0018】さらに具体的には、データ編集処理部3は
、コマンドを受け取ると、まず図形データ5を調べ、コ
マンド毎に定められた関係ロジックを保持した関係ロジ
ック部7によって、編集されるべき点を抽出し、コマン
ド毎に定められた編集処理を、図形データテーブル5の
図形データに適用する。例えば、「座標テスト」コマン
ドなら座標付近の点を検索し、あれば、注目点として記
憶する。「移動」コマンドなら、注目点を出発点として
関係ロジック部7の内容に従って3方向リストをたどっ
て編集すべき点を抽出し、座標からわかる移動量を図形
データ5内の座標に加算し更に記憶する。これらのため
に図形データ5は、図形の各点の座標、3方向リスト(
3個までの他の点の識別子)を保持しておく。
【0019】表示部4は図形データテーブル5を読んで
表示を行う。
【0020】本実施例では、図形データテーブル5内の
図形データを図2のように定義する。図形を構成する各
点について、同図に示すように、その点の座標5−1だ
けでなく、線分で接続されている隣の点の識別子5−2
(この例ではa,b,cの3個)、付加データの識別子
5−3、抽出状態変数5−4、座標仮移動量5−5、マ
ーク変数5−6の情報が付加される。本実施例では、水
平および垂直の線分を扱うものを対象とし、識別子5−
2には、座標5−1の点に対して、水平または垂直の3
方向に線分を介して隣接する3個までの点の情報を格納
しうる。識別子5−2は隣の点がなければ0(NULL
)にしておく。実用的には、線分だけを扱うのでなく、
機器などを表す何らかのデータや文字等を、点や線分と
関連付けて、点の上や脇に表示することが多いので、そ
の目的で付加データ識別子5−3を保持しておく。付加
データ識別子5−3についても、データがなければ0に
しておく。抽出された状態を表す抽出状態変数5−4は
、データ編集部3がコマンドを受け取って編集するべき
点を一旦抽出してから、後でまとめて編集処理を適用で
きるように、抽出された状態を表す変数を各点毎に保持
しておくためのものである。座標仮移動量5−5は、「
移動」コマンドを実行するときなど、抽出状態変数によ
って各点ごとに違う座標移動させ、かつ移動のキャンセ
ルも出来るように、各点について座標仮移動量を一旦保
持するためのものである。又、マーク変数5−6はチェ
ーン上の点を全て列挙する時に、調べが済んだら印をつ
けて、無限循環を防ぐためのものである。これはその点
を調べたかどうかだけでなく、隣の点を調べたかどうか
を知るためにも使う。
【0021】図6に、具体的な内容を保持した図形デー
タの例を示す。同図(a)は、点P1に連結された隣の
点が0個の場合であり、孤立した点を示す。同図(b)
は点P1,P2相互に隣の点が1個存在する場合であり
、両点は線分の端点を示す。同図(c)は、P1,P2
を端点にもつ線分と孤立点P3とを表す各図形データを
示す。同図(d)は、点P4を中心に左、右、上の各方
向に隣合う点P1,P2,P3が存在する場合の各図形
データを示す。ある点について、隣の点が2個ある場合
は、その点は中間点(曲がり角等)であり、隣の点が3
個ある場合は分岐点である。本実施例では、4方向以上
の分岐点を表したい時は、分岐点を2個以上連続して同
じ座標におく。すなわち、同じ座標点について、複数の
図形データを設ける。
【0022】なお、1つの図形データ(図5)には隣の
点の識別子5−2を3個もつ構成としたが、4個以上も
つ構成とすることもできる。
【0023】一方、編集部3に保持するデータテーブル
を図3のように定義する。このデータテーブルは、連結
されている点の集合(チェーン)毎に持つ。取手点の識
別子3−1はチェーンの入り口を表す。チェーンのどこ
か任意の1点である。第1および第2注目点の識別子3
−2a,bは指示された編集対象を表す。第1注目点3
−2aのみが存在する(0でない)場合には“点”に注
目し、第2注目点3−2bも存在する場合には“線分”
に注目しているものとする。注目点の値は、主に「座標
テスト」コマンドでセットされる。ほとんどのコマンド
がこの注目点(線)に対して作用する。工事点の識別子
3−3は、最後に追加した点を表す。工事点が存在する
場合、「追加」コマンドで新たに点を追加したら、工事
点と結んで(隣の点の識別子5−2を更新して)線分と
する。そして新たに追加した点を工事点とする。
【0024】以下、図1の図形編集装置の具体的な動作
を説明する。
【0025】まず、図形の一部の点を不動点として指定
点を移動させる動作を図4により説明する。この例では
、図形は垂直線および水平線のみからなり、移動後も各
線分の傾きを保持するものとする。図中、ハッチを施し
た矢印は、マウスの指定を示す。今、図形を構成する点
Pをマウスで指定し、点Pと離れた点P′まで点Pを移
動させる場合を考える。まず、操作者が入力装置1を通
じて、座標と移動させたいという意図とを、予め定めた
取り決めに従って入力する。この入力情報はコントロー
ル部2により解釈され、コントロール部2が「座標テス
ト」コマンドを当該座標と共に編集部3に通知する。 編集部3は、取手点3−1を出発点に、マーク変数5−
6を使いながら連結された点をたどって、座標が一致す
る点を探す。この際、例えば、入力指定誤差を考慮して
、指定した座標点の周囲の予め定めた範囲内に点が存在
すれば、「一致」したと判断する。一致する点が見つか
れば、その点を第1注目点識別子3−2aにセットし、
第2注目点識別子3−2bは0とする。点が見つからな
ければ、編集部3は取手3−1を出発点に、更に点をた
どって、隣の点との線分上に乗っているか調べる。 この場合も、指定にある程度の許容誤差は認められる。 指定点が線分に乗っていた場合は、その線分の両端を成
す点を第1、第2注目点とする。このような線分が見つ
からなければ、第1注目点識別子3−2aを0(注目点
なし)とする。この例では、点Pの座標が第1注目点と
なり、第2注目点は存在しない。
【0026】続いてコントロール部2は「移動準備」コ
マンドを編集3に通知する。編集部3は、関係ロジック
部7を参照し、注目点(線)を出発点にして移動の候補
となる点を抽出する。点の座標が同一なら3、点が垂直
に並んでいたら2、水平に並んでいたら1という値を、
抽出状態変数5−4にセットする。これを水平又は垂直
に並んでいる限り繰り返す。(この繰り返しを抑え、注
目点(線)のみを抽出すると従来のCADシステムのよ
うな動作になる。)P点が属する線上にある点の座標は
P点の移動により直接的に影響を受ける。図4の例では
、このような影響を受けない点は、点Q1,Q4,Q7
のみである。これらの点が不動点となりうるが、この例
では点Pが移動する側の点Q7について不動点であるこ
とを自動的に解除し、点Q1,Q4を不動点として選択
している。不動点が複数定まる場合に、さらに、手動で
任意の不動点を解除するようにすることも可能である。 すべての不動点を解除すれば、単なる図形全体の平行移
動となる。
【0027】なお、P点を指定する前に、不動点を指定
するようにしてもよい。この場合、移動不可能な点を移
動点として指定しても拒絶されようにする。
【0028】続いて、表示部4が図形データテーブル5
を読んで表示する。本実施例では、抽出状態変数に従っ
て、該当する点や線の表示属性(色、輝度、反転、ブリ
ンク等)を変化させる強調表示を行なう。この表示を見
て、操作者は移動の影響を受ける点を確認し、入力装置
1を通じてどこまで移動させたいかという意図を座標又
は移動量X,Yと共に入力する。例えば、マウスにより
移動の目標点P′を指示する。
【0029】これをコントロール部2が解釈し、「仮移
動」コマンドを座標と共に編集部3に通知する。編集部
3は注目点3−2を出発点に、連結された点をたどって
、抽出状態変数5−4が0でない点の座標仮移動量5−
5をセットする。この際、抽出状態変数5−4の値が3
なら、通知された移動量をX、Y共にセットし、2なら
Xのみセットし、Yは0とする。また、1ならYのみセ
ットし、Xは0とする。
【0030】表示部4が図形データテーブル5の図形デ
ータを読んで、座標に仮移動量を加えて表示する。その
結果、図4のように水平、垂直の並びの関係を保ったま
ま移動する効果が得られる。この表示を見て、操作者が
入力装置1を通じて移動確定させたいという意図を入力
すると、これをコントロール部2が解釈し、「移動確定
」コマンドを編集部3に通知する。編集部3は注目点3
−2を出発点に、連結された点をたどって、座標仮移動
量5−5を座標5−1に加算し、座標仮移動量5−5は
クリアする。
【0031】次に、図5により図形変形動作を説明する
【0032】まず、操作者が入力装置1を通じて座標を
入力する。これをコントロール部2が解釈し、「座標テ
スト」コマンドを座標と共に編集部3に通知する。編集
部3は前述と同様に注目点(線)を求める処理を行う。 続いて操作者が入力装置1を通じて、例えば「コブ作成
」の意図を入力する。線分の座標の指定はこの後に行な
うようにしてもよい。続いて、コブの高さ(PN1とP
N2の間隔)を示すために指定した線分から離れた点を
指定する。コントロール部2は「コブ作成」コマンドを
編集部3に通知する。編集部3は、注目線があれば、そ
の線上に点を4つ挿入すると共に各点に注目線分座標か
ら適切な座標を算出し、新たな図形データに所定内容を
セットし、図5(a)のようなコブ図形を作成する。表
示部4がこれを表示する。コブの位置は線分の中央とし
、コブの幅(PN2とPN3の間隔)は予め定めた値(
デフォルト値)としておけば、「コブ作成」コマンドの
入力、マウスによる対象線分の指定によりコブ作成が行
なえる。コブの位置、幅を任意に指定したい場合には、
点PN1,PN4をマウスで指定すればよい。
【0033】逆に、コブ状態の図形を平坦にする操作を
「ツブシ」といい、線分PN2PN3の指定と「ツブシ
」コマンドによりツブシを行なうことができる。この場
合、点PN1,PN2,PN3,PN4の図形データは
抹消してよい。
【0034】尚、「座標テスト」と「コブ作成」を操作
者が2度に分けて指示するとしたが、1度に指示するこ
とも取り決め次第で可能である。同様に先の「移動」の
例で指示を2度に分けてもよい。この時に編集ステータ
ス6を指示の解釈に使用する。
【0035】線でなく、帯の扱いは、表示部4の表現だ
けの問題であり、ここでは詳述しない。
【0036】次に、図5(b)によりカエシおよびモド
シの編集操作を説明する。カエシは、同図に示すように
、L字状に連結された2本の線分P2P3およびP3P
4の連結点の部分を内側に折り返して新たな線分PN1
P3′およびP3′PN2を作成する操作であり、モド
シはこの逆の操作である。カエシの操作も、「カエシ」
コマンドの入力、マウスによる点P3の指定および点P
3′の指定により実行される。カエシのXおよびY方向
の幅は予め定めた大きさ(デフォルト値)としておいて
もよい。その場合には、点P3′の指定は不要である。 モドシ操作は、「モドシ」コマンドの入力と、点P3′
の指定で実行される。
【0037】上記実施例では、隣の点の識別子5−2と
付加データの識別子5−3の格納場所を区別したが、こ
れら4つの識別子格納場所を平等に扱う実現方法もある
。その時は、隣の点の有り無しと種別判定を同時に行え
ばよい。
【0038】上記移動編集と変形編集を組み合わせて使
うことで、従来編集操作より、マウスによるモードの選
択(メニュー、アイコン等を使って選択)といったマウ
スの動作が減り、ひいては操作性のアップ、疲労の軽減
にもつながる。操作も“何か図形を選択して、オペレー
ション”という形式に統一出来るため、複雑なオペレー
ションでミスをまねくという事もなくなる。更に上記の
操作の組み合わせでほとんど全ての配管系統図の修正が
、容易に行う事が可能となった。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、線分の接続関係を保持
した移動編集と変形編集とを合わせ持つことにより、配
管系統図等の作成と修正の操作性が大幅に向上させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による図形編集装置の構成を示すブロッ
ク図。
【図2】本発明の実施例に用いる図形データの説明図。
【図3】図1の編集部に保持するデータテーブルの説明
図。
【図4】本発明の実施例における移動編集の例の説明図
【図5】本発明の実施例における変形編集の例の説明図
【図6】図2の図形データを用いた3方向リストによる
内部表現の説明図。
【符号の説明】
1…入力部、2…マウス入力データコントロール部、3
…図形データ編集処理部、4…表示部、5…図形データ
テーブル、6…編集ステータス部、7…関係ロジック部
、@pn…pnの所在(アドレス)、NULL…データ
が無い(アドレスが無い)。

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表示画面上で図形を編集する図形編集方法
    において、複数の連結された線分からなる図形の一点を
    入力デバイスから指定し、該指定点を含む直線上に位置
    する図形の構成点以外の構成点を自動的に不動点として
    定め、前記指定点を移動させる移動先の点を入力デバイ
    スから指定し、該指定点の移動により図形を構成する線
    分の相互の接続の有無が変化せず、かつ接続角度も保存
    されるという条件下で、前記指定点を前記移動先へ移動
    させるよう各構成点の座標を変更することを特徴とする
    図形編集方法。
  2. 【請求項2】前記指定点の移動方向に応じて、前記座標
    の変更前に前記不動点のいずれかにつき不動点であるこ
    とを自動的に解除することを特徴とする請求項1記載の
    図形編集方法。
  3. 【請求項3】前記自動的に定まった不動点の任意のもの
    について、前記座標の変更前に、前記入力デバイスから
    の指示により不動点であることを解除することを特徴と
    する請求項1記載の図形編集方法。
  4. 【請求項4】表示画面上で図形を編集する図形編集方法
    において、図形を構成する線分の中途部にコブ部を作成
    するコブ作成コマンドを設け、入力デバイスからコブ作
    成コマンドの実行を指示し、入力デバイスから線分を指
    定することにより、前記指定された線分の中途部に予め
    定められた大きさのコブ部の図形データを自動的に生成
    することを特徴とする図形編集方法。
  5. 【請求項5】前記コブ部の高さは、前記指定された線分
    から離れた点を入力デバイスから指定することにより定
    めることを特徴とする請求項4記載の図形編集方法。
  6. 【請求項6】前記コブ部の位置および幅は、前記線分上
    の2点を入力デバイスから指定することにより定めるこ
    とを特徴とする請求項4または5記載の図形編集方法。
  7. 【請求項7】更にツブシコマンドを設け、該ツブシコマ
    ンドの実行を入力デバイスから指示するとともに、前記
    コブ部を入力デバイスから指定することにより、前記コ
    ブ部を平坦にすることを特徴とする請求項4記載の図形
    編集方法。
  8. 【請求項8】表示画面上で図形を編集する図形編集方法
    において、図形を構成する線分のL字状連結部を内側に
    折り返すカエシコマンドを設け、入力デバイスからカエ
    シコマンドの実行を指示し、入力デバイスから前記L字
    状連結部を指定し、入力デバイスから折り返されたL字
    状連結部の頂点を指定することにより、前記指定された
    L字状連結部を前記指定された頂点の位置へ折り返すよ
    う図形データの消去・生成を自動的に行なうことを特徴
    とする図形編集方法。
  9. 【請求項9】更にモドシコマンドを設け、該モドシコマ
    ンドの実行を入力デバイスから指示するとともに、前記
    折り返されたL字状連結部の頂点を入力デバイスから指
    定することにより、前記折り返し編集を元へ戻すことを
    特徴とする請求項4記載の図形編集方法。
  10. 【請求項10】図形の編集操作の指示および座標の指定
    を行なう入力部と、図形データを格納する図形データ格
    納部と、前記編集操作の指示を解読して各種編集コマン
    ドを発行する入力制御部と、前記編集コマンドおよび前
    記指定された座標に応じて、前記図形データに対して編
    集処理を行なう編集処理部と、前記図形データを表示す
    る表示部と、を備えたことを特徴とする図形編集装置。
  11. 【請求項11】前記各種編集コマンド毎に編集対象とな
    る点の抽出条件を格納した関係ロジック部を更に有する
    ことを特徴とする請求項10記載の図形編集装置。
  12. 【請求項12】前記図形データは、図形を構成する点毎
    に、該点の座標とともに、当該座標と線分で連結された
    隣の点の識別子を有することを特徴とする請求項10記
    載の図形編集装置。
  13. 【請求項13】前記編集処理部は、線分で相互に連結さ
    れた点群からなる図形ごとに、編集対象となる点の抽出
    処理の開始点の識別子と、前記入力デバイスから指定さ
    れた点または線の両端点の識別子とを含むデータテーブ
    ルを保持することを特徴とする請求項10または11記
    載の図形編集装置。
  14. 【請求項14】前記図形データは、図形を構成する点ご
    とに、編集対象として抽出された結果の状態を保持する
    抽出状態変数をさらに有し、前記編集処理部は、前記抽
    出状態変数を参照して当該点の座標に対する各軸方向の
    座標変化量の加算の要否を判定することを特徴とする請
    求項12記載の図形編集装置。
  15. 【請求項15】前記点の座標に対する各軸方向の座標変
    化量を、仮の移動量として前記図形データに更に保持す
    ることを特徴とする請求項12記載の図形編集装置。
  16. 【請求項16】前記図形データは、図形を構成する点ご
    とに、編集対象として抽出する処理を行なったか否かの
    情報を保持するマーク変数をさらに有することを特徴と
    する請求項12記載の図形編集装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020506468A (ja) * 2017-01-20 2020-02-27 シーメンス プロダクト ライフサイクル マネージメント ソフトウェアー インコーポレイテッドSiemens Product Lifecycle Management Software Inc. 部分的な更新を行うための方法

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