JPH04370578A - 光情報記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、光情報記録再生装置に
関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、書き替え型光ディスクに対してデ
ータの記録再生及び消去を行う光情報記録再生装置では
、データの記録を行う前の光ディスクの初期化時にサー
ボエラーやデータエラーが発生する欠陥セクタを検出し
、これに対応する交代セクタを所定のエリアに登録して
おく。そして、データの記録等のためドライブが、この
欠陥セクタにアクセスしたときには、この交代セクタに
アクセスするようにしている。

【０００３】また、データ記録中にフォーカシングエラ
ーやトラッキングエラー等のドライブエラーが発生した
場合や、データ記録後のデータベリファイ時に、記録し
たデータにエラーが発見された場合には、このセクタは
欠陥セクタとして無効とし、このセクタに書き込まれる
べきデータは交代セクタに書き込まれる。

【０００４】なお、これらの欠陥セクタのアドレスデー
タを交代セクタに書き込んでおくことにより、情報の記
録再生及び消去を行うためドライブがこの欠陥セクタに
アクセスした後、所定のエリアに登録されている当該欠
陥セクタの交代セクタに直ちにアクセスすることができ
る。

【０００５】一方、追記型光ディスクは一度データの記
録を行うとデータを消去することができないため、従来
の追記型光ディスクに対してデータの記録再生を行う光
情報記録再生装置では、データの記録を行う前の検査時
に全てのセクタをトラックすることにより、サーボエラ
ー等のドライブエラーを発生させるセクタや検出するこ
とのできないセクタを調べ、これら欠陥セクタに対応す
る交代セクタを所定のエリアに登録している。

【０００６】また、データの記録中に何らかのドライブ
エラーが発生した場合や、記録後のデータベリファイ時
にデータエラーが発見された場合には、書き替え型光デ
ィスクの記録再生装置と同様に、このセクタを無効とし
、このセクタに書き込まれるべきデータは他の交代セク
タに書き込むようにしている。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなセ
クタ交代処理を行う従来の光情報記録再生装置において
は、欠陥セクタにアクセスした場合には、データの記録
再生等を行うためには、一旦欠陥セクタにアクセスした
後に、所定のエリアに登録されている交代セクタにアク
セスしなければならず、データの記録再生等に時間がか
かるという問題がある。

【０００８】また、ドライブが何らかの原因で不良とな
りドライブエラーが発生した場合には、このドライブエ
ラーが発生したセクタのアドレスは交代セクタに書き込
まれたアドレスデータにより知ることができるが、これ
だけではドライブの不良となった原因を調査する手がか
りにはならない。

【０００９】本発明は、データの記録再生等を短時間で
行うことができると共に、ドライブの不良原因を調査す
ることのできる光情報記録再生装置を提供することを目
的とする。

【００１０】

【課題を解決するための手段】本発明は、光情報記録媒
体に対し情報の記録再生を行う光情報記録再生装置にお
いて、光情報記録媒体の記録面に設けられた第１エラー
登録エリアに光情報記録媒体の初期化又は検査時にエラ
ーが発生したセクタのアドレス及びエラー内容を記録し
、この第１エラー登録エリアとの間に情報記録エリアを
挾んで上記光情報記録媒体の記録面に設けられた第２エ
ラー登録エリアに情報の記録再生時にエラーが発生した
セクタのアドレス、エラー内容及び発生時期を記録する
ものである。

【００１１】

【作用】この構成により、初期化又は検査時にエラーが
発生したセクタのアドレス及びエラー内容を第１エラー
登録エリアに記録できると共に、指定されたセクタにア
クセスする前、指定されたセクタが欠陥セクタかどうか
を判断できる。また、情報の記録再生時にエラーが発生
したセクタのアドレス、エラー内容及び発生時期を第２
エラー登録エリアに記録できる。

【００１２】

【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。

【００１３】図１は、本発明の一実施例に係る光情報記
録再生装置のブロック構成図である。

【００１４】同図において、システム制御部１は、この
光情報記録再生装置全体の動作を制御するためのもので
あり、ホストインタフェース回路２は、この光情報記録
再生装置を外部記録装置として用いるホスト装置（図示
略）との間で、種々のデータをやりとりするためのもの
である。バッファ制御部３は、記録データおよび再生デ
ータのやりとりを制御するためのものであり、それらの
記録データおよび再生データは、データバッファ４に一
時的に保存される。

【００１５】光ディスク駆動装置インタフェース回路５
は、光ディスク６にデータを記録再生等を行う光ディス
ク駆動装置７との間で種々のデータをやりとりするため
のものであり、システム制御部１と光ディスク駆動装置
７との間でのデータのやりとりは、所定のコマンド形式
で行われる。

【００１６】ここで、光ディスク６には、図２に示すよ
うに光ディスク駆動装置７により実際にデータを記録す
る前に、追記型光ディスクに対しては全てのセクタをト
ラックすることにより、また書き替え型光ディスクに対
しては初期化を行うことにより検出した欠陥セクタのフ
ォーカシングエラーやトラッキングエラー等のエラー内
容及びアドレスを記録する第１エラー登録エリア６１を
光ディスク６の最内周のセクタに設けている。

【００１７】さらに、この光ディスク６は、データの記
録再生時にエラーが発生したセクタのアドレス、エラー
内容及び発生時期を記録する第２エラー登録エリア６２
を最外周のセクタに設けている。なお、この第１、第２
エラー登録エリア６１，６２に対するデータの記録はシ
ステム制御部１が行う。

【００１８】このように構成された光情報記録再生装置
のデータの記録再生動作について次に述べる。

【００１９】システム制御部１は、データの記録を行う
前にホスト装置からの指令により、光ディスク駆動装置
７を駆動し、データを記録する前に光ディスク６の検査
又は初期化を行なって欠陥セクタを検出し、検出された
欠陥セクタのアドレス及びエラー内容を第１エラー登録
エリア６１に書き込む。

【００２０】そして、光ディスク６にデータを記録する
際には、光ディスク駆動装置７を第１エラー登録エリア
６１にアクセスさせ（処理１１）、指定されたセクタが
欠陥セクタかどうかを判定する（判断１２）。ここで、
指定されたセクタが欠陥セクタとして登録されていない
場合には（判断１２のＮ）、光ディスク駆動装置７を指
定されたセクタにアクセスさせ（処理１３）、このセク
タに対しデータの記録再生を行なう（処理１４）。

【００２１】また、指定されたセクタが欠陥セクタとし
て第１エラー登録エリア６１に登録されている場合には
（判断１２のＹ）、このエリアに登録されている交代セ
クタにアクセスすることにより（処理１５）、欠陥セク
タを避けて記録再生を行なうことができ（処理１４）、
セクタ交代処理の発生する機会を少なくすることにより
、見かけのドライブの動作は早くなる。

【００２２】一方、システム制御部１は、データの記録
再生中にエラーが発生するかを監視し（判断１６）、エ
ラーが発生したことを光ディスク駆動装置７からのデー
タにより検知すると（判断１６のＹ）、そのエラーの内
容、発生したセクタアドレス及びエラーの発生は記録前
であるか記録中であるか又は再生前であるか再生中であ
るか等のエラー発生時期についてのデータを第２エラー
登録エリア６２に記録する（処理１７）。

【００２３】そして、光情報記録再生装置のドライブが
動作不良となった場合には、そのドライブを使用した際
に記録されたエラーの内容等を光ディスク６の第１、第
２エラー登録エリア６１，６２から読み出し、ドライブ
の不良原因を調査する。

【００２４】ここで、エラーの内容等を読み出した結果
、例えばトラック番号は異なっても同じ番号のセクタに
同じエラーが連続して起きている場合には、光ディスク
６表面に目に見えないるキズがあると推定したり、そう
ではなく同じエラーが周期的に起きている場合には光情
報記録再生装置に異常があると推定したりする。

【００２５】また、例えばフォーカシングエラーが多発
している場合はフォーカシングサーボに異常があると判
断でき、さらにフォーカシングエラーの発生時期からフ
ォーカシングサーボのどの系統に異常があるのかを推定
できる。

【００２６】このように、光ディスク６の第１、第２エ
ラー登録エリア６１，６２に記録されているエラーが発
生したセクタのアドレス、エラー内容及び発生時期を読
み出すことによりドライブの不良原因を調査でき、更に
これまでこのドライブによりデータの記録再生等が行わ
れた光ディスクを全て調査することにより、ドライブの
故障に至るまでの経過を知ることができる。

【００２７】なお、これまでの説明において、第１エラ
ー登録エリアは光ディスクの最内周のセクタに設け、第
２エラー登録エリアは光ディスクの最外周のセクタに設
けるものとしたが、光ピックアップの移動方向に応じて
第１エラー登録エリアを光ディスクの最外周のセクタに
、第２エラー登録エリアは光ディスクの最内周のセクタ
にそれぞれ設けるものとしてもよい。

【００２８】また、データの保管を確実にするため、デ
ィスクの最外周及び最内周のそれぞれのセクタに第１エ
ラー登録エリア及び第２エラー登録エリアをそれぞれ設
けるようにしても良い。

【００２９】

【発明の効果】以上のように本発明によれば、初期化又
は検査時にエラーが発生したセクタのアドレス及びエラ
ー内容を第１エラー登録エリアに記録できると共に、指
定されたセクタにアクセスする前、指定されたセクタが
欠陥セクタかどうかを判断できる。また、情報の記録再
生時にエラーが発生したセクタのアドレス、エラー内容
及び発生時期を第２エラー登録エリアに記録できる。こ
れにより、データの記録再生等を短時間で行うことがで
きると共に、ドライブの不良原因を調査することができ
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例に係る光情報記録再生装置の
ブロック構成図。

【図２】光ディスク上の第１エラー登録エリア及び第２
エラー登録エリアの位置を示す図。

【図３】上記光情報記録再生装置のデータの記録再生動
作を表わすフローチャート。

【符号の説明】

１　　システム制御部 ６　　光ディスク ７　　光ディスク駆動装置 ６１　　第１エラー登録エリア ６２　　第２エラー登録エリア

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　光情報記録媒体に対し情報の記録再生
   を行う光情報記録再生装置において、上記光情報記録媒
   体の記録面に設けられたエラー登録エリアに、上記光情
   報記録媒体の初期化又は検査時にエラーが発生したセク
   タのアドレス及びエラー内容を記録することを特徴とす
   る光情報記録再生装置。
2. 【請求項２】　　上記光情報記録媒体の記録面に設けら
   れたエラー登録エリアに情報の記録再生時にエラーが発
   生したセクタのアドレス、エラー内容及び発生時期を記
   録することを特徴とする光情報記録再生装置。
3. 【請求項３】　　上記光情報記録媒体の記録面に設けら
   れたエラー登録エリアに上記光情報記録媒体の初期化又
   は検査時にエラーが発生したセクタのアドレス及びエラ
   ー内容を記録すると共に、情報の記録再生時にエラーが
   発生したセクタのアドレス、エラー内容及び発生時期を
   記録することを特徴とする光情報記録再生装置。
4. 【請求項４】　　上記光情報記録媒体の記録面に設けら
   れた第１エラー登録エリアに上記光情報記録媒体の初期
   化又は検査時にエラーが発生したセクタのアドレス及び
   エラー内容を記録し、上記第１エラー登録エリアとの間
   に情報記録エリアを挾んで上記光情報記録媒体の記録面
   に設けられた第２エラー登録エリアに情報の記録再生時
   にエラーが発生したセクタのアドレス、エラー内容及び
   発生時期を記録することを特徴とする光情報記録再生装
   置。
5. 【請求項５】　　上記光情報記録媒体の記録面の最外周
   に第１エラー登録エリア又は第２エラー登録エリアの一
   方を設けると共に、最内周に他の一方を設けたことを特
   徴とする請求項４記載の光情報記録再生装置。