JPH04114371A - セクタ管理方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、情報の書換が可能な光メモリ装置において、
光学的情報記録媒体の記録領域を管理するセクタ管理方
法に関する。

［従来の技術］ 従来、光ディスクなどを用いた光メモリ装置は、情報の
書換えが可能なばかりでなく、大容量の記憶装置として
期待されている。特に、フロ・ソビーディスク、ハード
ディスク、磁気テープなどに代わるコンピュータの外部
記憶装置として有望である。一般に、この種の装置では
その使用目的から、データの高信頼性が要求され、エラ
ーレートとしては１０−”以下が必要である。しかし、
光学的情報記録媒体としては、現在のところ製造技術、
コストなどからエラーレートは１０−４〜１０−５程度
であるというのが実情である。そこで、従来においては
エラー訂正技術（以下、ＥＣＣという）や、欠陥セクタ
を代替セクタに交替する交替処理技術により、エラーレ
ートの問題を解決していた。

［発明が解決しようとしている課題］ しかしながら、上記従来のエラー救済技術では、エラー
レートを初期的には向上できるものの、将来的には完全
なものとは言えない。即ち、記録媒体は経時変化や環境
変化などによって、潜在的に将来欠陥セクタが発生する
可能性がある。

そのため、上記エラー救済技術を用いて光メモリシステ
ムを構築する際、より高い信頼性を実現するには、でき
る限りエラー原因を回避することが望まれていた。

本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、その
目的は交替管理情報の信頼性を高めることにより、より
高水準の信頼性を実現できるセクタ管理方法を提供する
ことにある。

［課題を解決するための手段］ 上記目的を達成するため、記録媒体の記録領域を複数の
セクタに分割してセクタ単位で管理すると共に、欠陥セ
クタが生じたときは代替えセクタと交替する処理を行い
、その交替管理情報を前記媒体の管理情報領域に記録し
、この管理情報に基づいてセクタの管理を行うセクタ管
理方法において、前記記録媒体の管理情報領域にテスト
パターンを記録し、その後前記テストパターンが正しく
記録できたかどうかを検証するベリファイチェックを行
い、そのチェックの結果、エラーが生じなかったセクタ
のみを前記管理情報領域として使用することを特徴とす
るセクタ管理方法が提供される。

［実施例］ 以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら詳
細に説明する。まず、光メモリシステムの構成を第２図
を用いて説明する。１０は情報記録媒体であるところの
光メモリディスク、１１はこのディスク１０に情報を記
録、あるいは記録情報を再生するディスクドライブ装置
、１２はこのドライブ装置１１を制御するコントローラ
である。また、１３は上位制御装置であるところのホス
トコンピュータであり、第２図のようにホストコンピュ
ータ１３により光メモリ装置を制御するのが一般的であ
る。従って、ホストコンピュータ１３は記録を行う場合
、記録情報をコントローラ１２へ転送し、光メモリ装置
ではディスク１０の指定された領域に情報の記録を行う
。また、再生を行う場合、光メモリ装置ではホストコン
ピュータ１３の再生命令に従って指令領域の記録情報を
再生し、再生データをホストコンピュータ１３へ転送す
る。

光メモリディスク１０は、第３図に示すように円盤状の
形状を有し、例えばその中心から外周へ向けてスパイラ
ル状に、あるいは同志円状にトラックが形成されている
。また、各トラックは複数のセクタに分割されており、
情報の記録及び再生はセクタ単位で管理される。更に、
光メモリディスク１０のトラック、即ち記録領域には、
データを記録するためのユーザ領域のほかに、欠陥セク
タの代替セクタとなる交替セクタ領域、交替管理情報を
記録するための管理情報領域などが設けられている。第
３図の例では、斜線で示すトラックｉからｉ＋ｊが管理
情報領域１４として使用されている。この管理情報領域
１４には、欠陥セクタのアドレス、交替先のアドレスな
どの交替管理情報やインデックス情報などが記録される
。

従って、ホストコンピュータ１３が情報の記録あるいは
再生を指示した場合、コントローラ１２は最初に管理情
報領域１４をアクセスし、指定されたセクタに欠陥セク
タがあるかどうかをチェックする。そして、欠陥セクタ
があれば交替管理情報により交替先の代替セクタをアク
セスする。

また、一般的に光メモリディスク１０は、製品の出荷時
あるいは初めて使用するときに記録面全体のチェックが
行われ、欠陥セクタは他の代替セクタと交替する交替処
理が行われる。即ち、初期的に欠陥セクタの摘出を行い
、交替管理情報を管理情報領域１４に記録しておく。も
ちろん、製品の使用時に欠陥セクタが生じた場合は、そ
の都度交替処理が行われ、交替管理情報が書換えられる
。

次に、本発明のセクタ管理方法について説明する。本発
明は、前述のように未使用の光デイスクメモリの検査時
などに、初期的に管理情報を記録する際に好適に使用で
きるもので、管理情報領域の決定を行うところに特徴が
ある。その具体的フローチャートを第１図に示しである
。

第１図において、ホストコンピュータ１３は未使用の光
メモリディスクを初めて使用する場合、Ｏ３（オペレー
ションシステム）に従ったフォーマットを実行するが、
このときコントローラ１２は管理情報領域１４にアクセ
スする（Ｓｌ）。コントローラ１２は、管理情報領域１
４において所定数のセクタ（例えば３セクタ）を消去し
、そのセクタにテストパターンを記録する（Ｓ２）。そ
の後、テストパターンを再生し、テストパターンが正し
く記録できたかどうかを検証するベリファイチェックを
行う（Ｓ３）。なお、ベリファイチェック時においては
エラー訂正機能は使用せず、エラーの発生のみをチェッ
クする。

Ｓ４においては、ベリファイチェックの結果から合否判
定を行い、エラーが１つもなかったセクタを交替管理情
報を記録するための管理情報領域として合格したセクタ
とする。即ち、エラーが１つも発生しなければ、そのセ
クタは将来エラーが発生する可能性が少ないと判断する
。一般に、加速試験でも確認されているように、エラー
の発生は製造時の条件の違いなどにより、局所的に集中
する傾向にある。従って、エラーが１つも発生しなかっ
たセクタは、将来的にも信頼性の高いセクタであると判
断する。Ｓ５では合格したセクタのテストパターンを消
去し、管理情報の記録を行う。一方、Ｓ４でエラーが発
生したセクタがあれば、そのセクタは不合格とし、不合
格のセクタ分だけ新しいセクタを採用すべ（、次のセク
タへアクセスする（Ｓ６）。次に、再度Ｓ２で新しいセ
クタにテストパターンを記録し、Ｓ３でベリファイチェ
ックを行う。このようにしてエラーのない所定数のセク
タを合格とし、これを管理情報記録用のセクタとして決
定する。

［発明の効果１ 以上説明したように本発明によれば、エラーが１つも発
生しなかったセクタに交替管理情報を記録するので、交
替管理情報にエラーが発生する確率が非常に少な（、確
実に欠陥セクタの交替先へアクセスすることができ、装
置の信頼性をより一層高めることができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のセクタ管理方法を示すフローチャート
、第２図は光メモリシステムの概略構成図、第３図は光
メモリディスクの記録面を示す説明図である。 １０・・・光メモリディスク １１・・・ディスクドライブ装置 １２・・・コントローラ １３・・・ホストコンピュータ １４・・・管理情報領域 第１図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 　情報記録媒体のセクタの交替に関する情報を前記記録
   媒体の所定領域に記録し、該交替管理情報により交替処
   理が行われたセクタの交替先を指示するようにしたセク
   タ管理方法において、 前記交替管理情報を記録する領域にテストパターンを記
   録し、その後前記テストパターンが正しく記録されたか
   どうかを検証するベリファイチェックを行い、そのチェ
   ックの結果、エラーが生じなかったセクタのみを前記交
   替管理情報を記録するための記録領域として使用するこ
   とを特徴とするセクタ管理方法。