JPH0436912Y2 - - Google Patents

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JPH0436912Y2
JPH0436912Y2 JP10218787U JP10218787U JPH0436912Y2 JP H0436912 Y2 JPH0436912 Y2 JP H0436912Y2 JP 10218787 U JP10218787 U JP 10218787U JP 10218787 U JP10218787 U JP 10218787U JP H0436912 Y2 JPH0436912 Y2 JP H0436912Y2
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ceramic
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rubber
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  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は内面に超耐摩耗性のセラミツクス埋
設層を有するゴムホースに関する。
(従来の技術) 従来より、ゴムホースを用いて金属粉、穀物、
砂その他各種の粉体や塊状体を空気輸送したり液
晶体スリラー状で搬送したりすることが行われて
いる。而してこの目的のために用いられるゴムホ
ースは、内面が超耐摩耗性を有することが必要で
あり、このためかかるゴムホースにおいてはその
内面に耐摩耗性に優れたセラミツクス埋設層を形
成することが行われている。
ゴムホースの内面にセラミツクス埋設層を形成
する手段は種々考えられるが、その1つが本出願
人によつて提案されている。(実開昭60−31574
号)。第8図及び第9図はその一例を示している。
図示のようにこの技術手段は、セラミツクスタイ
ル100に貫通孔を形成し、ここに可撓性の細線
材102を通して多数のセラミツクスタイル10
0を連結し、そしてこの連結体104を螺旋状に
巻いてホース106内面のゴム層内に埋設し、以
てセラミツクス埋設層108と成したものであ
る。
ゴムホースの内面にセラミツクス埋設層を形成
する手段として、このようなセラミツクスタイル
100を内面ゴム層に個々に埋設することも考え
られるが、この場合、セラミツクスタイル100
同士で凹凸差が生じ易くなる。凹凸差が生じれば
突出した方のセラミツクスタイル100に塊状体
等が衝突して同タイル100が脱落し易くなる。
しかも1つのセラミツクスタイル100が脱落す
ると隣接するセラミツクスタイル100が続いて
脱落し、そしてこれが繰り返されてゴムホース内
面のセラミツクスタイル100が連鎖的に脱落し
て、ゴムホースの寿命が著しく短くなつてしま
う。
これに対し、上記のようにセラミツクスタイル
100を細線材で連結した場合、セラミツクスタ
イル100同士で凹凸差が生じなくなり、また1
つ1つのセラミツクスタイル100が互いに繋が
れていることから、それらタイル100が脱落し
難くなつてゴムホースの寿命が延びる利点が生じ
る。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、反面、このようにセラミツクス
タイル100を細線材102で連結した場合、連
結体104に可撓性を与えるため、或いはゴムホ
ース106自体に可撓性を与えるために、セラミ
ツクスタイル100とセラミツクスタイル100
との間に一定の隙間110を確保しなければなら
ず、このためにセラミツクスタイル100を連結
する際、それらタイル100が位置ずれしないよ
うに、隙間110を空けた状態でタイル100を
細線材102に接着・固定することが必要とな
る。しかしながらその作業は面倒であり、このた
めにホース製造工程が複雑となつて多大な手間と
時間がかかつてしまう不具合を生じる。
またこの外、セラミツクスタイル100と10
0との間の隙間110部分はセラミツクス埋設層
が存在しないこととなり、従つて同部分の耐摩耗
性が弱くなつてそこが集中的に損耗する問題も生
じる。
(問題点を解決するための手段) 本考案はこのような問題点を解決するためにな
されたものであり、その要旨は、球状ないし長球
状のセラミツクス玉にその中心を通る貫通孔を形
成して該貫通孔に可撓性細線材を挿通し、該細線
材にて多数のセラミツクス玉を互いに密接する状
態に珠数状に連結し、該珠数状連結体を螺旋状に
巻回して内面のゴム層内部に埋設し、以て前記セ
ラミツクス埋設層と成したことにある。
(作用) このように、本考案においてはセラミツクス玉
が球状ないし長球状を成しており、このためこれ
を互いに密接する状態に珠数状に連結しても、各
セラミツクス玉が球面(厳密には球面若しくは球
面に近い曲面)同士で互いに接触することから、
連結体自身が可撓性を失わない。即ちセラミツク
ス玉とセラミツクス玉との間に可撓性付与のため
の隙間を設ける必要がないのであり、このために
セラミツクス玉を連結する作業、ひいてはゴムホ
ース内面にセラミツクス埋設層を形成するための
作業が大幅に楽となる。
同時に、ゴムホース内面はほぼ全面的にセラミ
ツクス玉にて隙間なく埋められる形となり、しか
も各セラミツクス玉の表面は曲面を成しているか
ら粉体等が当つたときに大きな衝撃力が作用しな
い。即ち、前述のような角形のセラミツクスタイ
ルを用いてセラミツクス埋設層を形成した場合、
塊状体等の輸送時にかかる塊状体等がセラミツク
スタイルの露出した角部に当つて同タイルが欠け
たり、ゴムホース内面から脱落したりする不具合
を生じるが、本考案においては表面が曲面状のセ
ラミツクス玉が用いられているため、このような
不具合を生じないのである。
(実施例) 次に本考案の実施例を図面に基づいて詳しく説
明する。
第1図及び第2図において10はゴムホース
で、内面ゴム層12と、その内部に埋設された多
数のセラミツクス玉14から成るセラミツクス埋
設層16と、補強層20及び外面ゴム層22とで
構成されている。
セラミツクス埋設層16は、第4図に示すよう
に長球状を成す多数のセラミツクス玉14を可撓
性の細線材23(第1図及び第5図)で連結し
て、これを螺旋状に巻いた形態のものである。即
ち第4図に示すように、中央の円板部24とその
両側の球体部26とから成り且つその円板部24
の軸心方向に径の大きい長球状セラミツクス玉1
4に貫通孔28を形成してここに可撓性の細線材
23を通し、かかる細線材23にて多数のセラミ
ツクス玉14を珠数状に密接して連結するととも
に、この珠数状連結体を螺旋状に且つ内面ゴム層
12に埋込状態に密に巻くことによつて、セラミ
ツクス埋設層16が構成されている。尚、セラミ
ツクス玉14は、短い方の径dが3.0〜15.0φ程度
であり、貫通孔28の径は0.5〜1.5φ程度である。
また細線材23は、これを貫通孔28に通したと
き貫通孔28の内面と細線材23との間に多少の
隙間が生じる程度の径のものが用いられ、その材
質はステンレス等の鋼製のものや然り繊維等が用
いられる。
本例のゴムホース10は次のようにして成形・
構成することができる。即ちゴムホース10の内
径に対応した寸法のマンドレル30(第3図)の
外周面に薄いテープ状の未加硫ゴム(内面ゴム層
12)を巻回し(場合によつてはこの工程を省略
しても良い)、その上から長球状のセラミツクス
玉14の珠数状連結体(セラミツクス玉14の外
表面及び貫通孔28内面には予め接着処理を施し
ておく)を螺旋状に密に巻く。更にその上に厚肉
の未加硫ゴムテープ(内面ゴム層12)を巻いた
後、その上に補強層20、外面ゴム層22を同様
の手法にて順次積層・形成して行き、そして最後
に加圧用の布テープを巻いて、その積層体を加硫
缶内で加圧・加熱加硫する。その際内面ゴム層1
2は流動してセラミツクス玉14とセラミツクス
玉14との隙間を完全に埋め、セラミツクス玉1
4が内面ゴム層12の内部に埋まり込んだ状態と
なる(但し内面側の一部は露出する)。そして同
時に予め施された接着剤にて内面ゴム層に接着・
固定される。
尚、ゴムホース10に挿通された状態の前記マ
ンドレルは、加硫後ゴムホース10から抜き取ら
れる。
本例のゴムホース10にあつては、接着処理し
たセラミツクス玉14に細線材23を通してその
珠数状連結体をマンドレル30に巻いて行くだけ
でセラミツクス埋設層16を形成することがで
き、しかもその際にセラミツクス玉14とセラミ
ツクス玉14との間に隙間を設けておく必要がな
い。このためかかるセラミツクス埋設層16を容
易、簡単に形成することができる。またセラミツ
クス玉14は長球状を成していてゴムホース10
の内面に隙間なく密に充填されること、また各セ
ラミツクス玉14の表面が曲面を成していて粉体
等の衝撃力が緩和されること、各セラミツクス玉
14は細線材23にて互いに繋がれており、加え
てその貫通孔28内には内面ゴム層12が入り込
んで投錨効果を発揮し、これによつて1つ1つの
セラミツクス玉14が脱落し難いこと、などから
ゴムホース10内面における優れた耐摩耗特性が
得られ、従つてゴムホース10の寿命も一段と向
上する。
以上本考案の実施例を詳述したが、本考案はそ
の他の形態で構成することも可能である。
例えば上例のようにセラミツクス玉として長球
状の玉14を用いれば、或いは第6図Aに示すよ
うな卵形状の玉34を用いれば、第5図及び第7
図に示すように筒体32等の方向選別手段を用い
てセラミツクス玉14,34の方向、つまりその
貫通孔28の方向を揃えることができ、従つてこ
れら貫通孔28に細線材23を通す作業が簡便と
なる利点が生ずるが、かかるセラミツクス玉とし
て第6図Bに示すような真珠形状の玉36や、或
いは真球に近い曲面を備えたセラミツクス玉、同
図Cに示すセラミツクス玉38その他の形状の各
種セラミツクス玉を用いることも可能である。こ
の外、セラミツクス玉が内面ゴム層内に完全に隠
れる状態にセラミツクス埋設層を形成することも
可能であるなど、本考案はその主旨を逸脱しない
範囲において、様々な変形を加えた形態で構成す
ることが可能である。
(考案の効果) このように、本考案は球状ないし長球状のセラ
ミツクス玉を珠数状に連結して、その螺旋巻体を
もつてゴムホース内面のセラミツクス埋設層を構
成するようにしたものである。
これにより、ゴムホースの製造工程が簡便とな
り、加えてその内面の耐摩耗特性も向上してホー
スの寿命が延びる等の優れた効果が生じる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例であるゴムホースの
一部切欠要部斜視図であり、第2図はそのゴムホ
ースの断面図である。第3図は第1図及び第2図
のセラミツクス埋設層の構成を説明するために示
した要部斜視図であり、第4図は第1図〜第3図
のセラミツクス玉の正面図、第5図はそのセラミ
ツクス玉の方向を揃える手段を説明するための説
明図である。第6図A〜Cは本考案の他の実施例
におけるセラミツクス玉の各正面図であり、第7
図はセラミツクス玉として第6図Aに示すものを
用いた場合の方向選別手段の説明図である。第8
図及び第9図は従来のゴムホースにおけるセラミ
ツクス埋設層の構成を説明するための説明図であ
つて、第8図はそのセラミツクス埋設層を構成す
るセラミツクスタイル連結体の要部斜視図であ
り、第9図はそのセラミツクス埋設層を形成した
状態のゴムホースの一部切欠要部正面図である。 10……ゴムホース、14,34,36,38
……セラミツクス玉、16……セラミツクス埋設
層、23……可撓性細線材、28……貫通孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 内面に超耐摩耗性のセラミツクス埋設層を形成
    したゴムホースにして、 球状ないし長球状のセラミツクス玉にその中心
    を通る貫通孔を形成して該貫通孔に可撓性細線材
    を挿通し、該細線材にて多数のセラミツクス玉を
    互いに密接する状態に珠数状に連結し、該珠数状
    連結体を螺旋状に巻回して内面のゴム層内部に埋
    設し、以て前記セラミツクス埋設層と成したこと
    を特徴とする超耐摩耗性ゴムホース。
JP10218787U 1987-07-02 1987-07-02 Expired JPH0436912Y2 (ja)

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JP10218787U JPH0436912Y2 (ja) 1987-07-02 1987-07-02

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JP10218787U JPH0436912Y2 (ja) 1987-07-02 1987-07-02

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JPS647527U JPS647527U (ja) 1989-01-17
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JPS647527U (ja) 1989-01-17

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