JPS595412B2 - 樹脂製輸送パイプの製造方法及び構造 - Google Patents
樹脂製輸送パイプの製造方法及び構造Info
- Publication number
- JPS595412B2 JPS595412B2 JP49010639A JP1063974A JPS595412B2 JP S595412 B2 JPS595412 B2 JP S595412B2 JP 49010639 A JP49010639 A JP 49010639A JP 1063974 A JP1063974 A JP 1063974A JP S595412 B2 JPS595412 B2 JP S595412B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin
- pipe
- particles
- manufacturing
- transport pipe
- Prior art date
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- Expired
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- Laminated Bodies (AREA)
- Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は塵芥など固形の粗い物質を空気輸送するために
、内表面を砂、小石、ガラスなどの粒子にて一面に覆つ
てなる耐摩耗性、耐蝕性、経済性に優れた樹脂製輸送パ
イプの製造方法に関するものである。
、内表面を砂、小石、ガラスなどの粒子にて一面に覆つ
てなる耐摩耗性、耐蝕性、経済性に優れた樹脂製輸送パ
イプの製造方法に関するものである。
一般に塵芥など粗い物質を空気輸送するためのパイプは
樹脂、鉄などを材料として製作されている。
樹脂、鉄などを材料として製作されている。
しかし、樹脂製のパイプは塵芥中の金属片、石、その他
固形物がパイプ内壁と摩擦することにより摩耗し易く、
パイプの耐久性の面で問題があり、また、鉄製のパイプ
は塵芥中の塩分、酸などによつてパイプ内壁が侵蝕され
、パイプに穴があくなどの問題がある。本発明は上記の
問題点を解決するパイプを提供することを目的とするも
のである。
固形物がパイプ内壁と摩擦することにより摩耗し易く、
パイプの耐久性の面で問題があり、また、鉄製のパイプ
は塵芥中の塩分、酸などによつてパイプ内壁が侵蝕され
、パイプに穴があくなどの問題がある。本発明は上記の
問題点を解決するパイプを提供することを目的とするも
のである。
以下図面により本発明の実施例について説明すると、第
1図、第2図においてPは本発明による樹脂製輸送パイ
プで、内面材1及び樹脂層2により形成されている。
1図、第2図においてPは本発明による樹脂製輸送パイ
プで、内面材1及び樹脂層2により形成されている。
内面材1は紙、布、ビニールなど容易に摩耗又は溶融す
る薄いシート状基材3の表面に、耐蝕性、耐摩耗性のあ
る砂、小石、ガラスなどの粒子若しくはこれらに石英長
石、珪酸アルミなどのより耐蝕性、耐摩耗性を有するも
のを含有した粒子4を一面に接着したもので、サンドペ
ーパの如き形状をなす。樹脂層2は内面材1の粒子4間
に侵入する如く積層されたポリエステルなどの樹脂から
なり、パイプの強度部材である本体をなす。樹脂層2は
強度的に大きくなる様にガラスクロス5、ローピング6
など積層したFRPを用いてもよい。
る薄いシート状基材3の表面に、耐蝕性、耐摩耗性のあ
る砂、小石、ガラスなどの粒子若しくはこれらに石英長
石、珪酸アルミなどのより耐蝕性、耐摩耗性を有するも
のを含有した粒子4を一面に接着したもので、サンドペ
ーパの如き形状をなす。樹脂層2は内面材1の粒子4間
に侵入する如く積層されたポリエステルなどの樹脂から
なり、パイプの強度部材である本体をなす。樹脂層2は
強度的に大きくなる様にガラスクロス5、ローピング6
など積層したFRPを用いてもよい。
次に、上記の樹脂製輸送パイプPを製造する方法の具体
例を第3図及び第4図について説明する。
例を第3図及び第4図について説明する。
今、第3図aのシート状の内面材1を使用してパイプを
製造する場合には、先ず基材3に粒子4を接着させ、そ
の後第4図aの如く、略パイプ内径に相当する外径を有
するマンドレル(芯型)7に内面材1を粒子4が表面に
出るように順次隙間なく、且つ一層のみパイプ長さ以上
巻付ける。次に、第4図b及びcに示す如く、内面材1
の粒子4側にマンドレルTを回転しつつポリエステル樹
脂8などを粒子4の隙間に侵入するように塗1 布又は
スプレーアップし、パイプに所定の強度が得られる厚み
まで積層する。積層が終り、ポリエステル樹脂8が硬化
すれば脱型し、パイプを得ることができる。
製造する場合には、先ず基材3に粒子4を接着させ、そ
の後第4図aの如く、略パイプ内径に相当する外径を有
するマンドレル(芯型)7に内面材1を粒子4が表面に
出るように順次隙間なく、且つ一層のみパイプ長さ以上
巻付ける。次に、第4図b及びcに示す如く、内面材1
の粒子4側にマンドレルTを回転しつつポリエステル樹
脂8などを粒子4の隙間に侵入するように塗1 布又は
スプレーアップし、パイプに所定の強度が得られる厚み
まで積層する。積層が終り、ポリエステル樹脂8が硬化
すれば脱型し、パイプを得ることができる。
尚、上記のポリエステル樹脂8を積層するに際・ し、
パイプに大きな強度を持たせる必要がある場合にはガラ
スクロス、ローピングなど積層したFRPとしてもよい
。
パイプに大きな強度を持たせる必要がある場合にはガラ
スクロス、ローピングなど積層したFRPとしてもよい
。
以上の製造方法によつて得られる樹脂製輸送パイプPは
内面側から順に基材3、粒子4、樹脂層2から成るが、
パイプPを塵芥など固形の粗い物質を空気輸送するため
に使用すると、これら物質とパイプ内壁との摩擦により
、紙、布、ビニールなど薄い材料にてなる基材3は容易
に除去され、パイプ内壁は粒子4が一面に敷きつめられ
た状態に露出し、パイプ本体部である樹脂層2を保護す
る。
内面側から順に基材3、粒子4、樹脂層2から成るが、
パイプPを塵芥など固形の粗い物質を空気輸送するため
に使用すると、これら物質とパイプ内壁との摩擦により
、紙、布、ビニールなど薄い材料にてなる基材3は容易
に除去され、パイプ内壁は粒子4が一面に敷きつめられ
た状態に露出し、パイプ本体部である樹脂層2を保護す
る。
また、粒子4は樹脂層2が侵入して各粒子が抱持される
ため剥離することがない。
ため剥離することがない。
本発明は以上の如く基材に粒子を接着した内面材に樹脂
を積層するのみであるから極めて簡単であり、経済的に
行うことができ、またパイプ内面に粒子を均等に万遍無
く設けることができる。
を積層するのみであるから極めて簡単であり、経済的に
行うことができ、またパイプ内面に粒子を均等に万遍無
く設けることができる。
第1図は樹脂製輸送パイプの断面図、第2図は第1図パ
イプ断面の部分拡大図、第3図aはシート状内面材、同
図bは筒状内面材を示す。 第4図a乃至dはパイプの製造順序を示す。pは樹脂製
輸送パイプ、1は内面材、2は樹脂層、3は基材、4は
粒子、5はガラスクロス、6はローピング、7はマンド
レル、8はポリエステル樹脂である。
イプ断面の部分拡大図、第3図aはシート状内面材、同
図bは筒状内面材を示す。 第4図a乃至dはパイプの製造順序を示す。pは樹脂製
輸送パイプ、1は内面材、2は樹脂層、3は基材、4は
粒子、5はガラスクロス、6はローピング、7はマンド
レル、8はポリエステル樹脂である。
Claims (1)
- 1 耐蝕性、耐摩耗性を有する粒子をシートの表面に接
着して内面材を作成し、該内面材を、略輸送パイプ内径
に相当する内径を有するとともに内面材表面が外側に位
置する如く筒状体に形成し、該筒状体の外面には上記粒
子間に侵入する如く所定厚さに樹脂を積層する樹脂製輸
送パイプの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP49010639A JPS595412B2 (ja) | 1974-01-24 | 1974-01-24 | 樹脂製輸送パイプの製造方法及び構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP49010639A JPS595412B2 (ja) | 1974-01-24 | 1974-01-24 | 樹脂製輸送パイプの製造方法及び構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS50104273A JPS50104273A (ja) | 1975-08-18 |
JPS595412B2 true JPS595412B2 (ja) | 1984-02-04 |
Family
ID=11755770
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP49010639A Expired JPS595412B2 (ja) | 1974-01-24 | 1974-01-24 | 樹脂製輸送パイプの製造方法及び構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS595412B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59104930A (ja) * | 1982-12-09 | 1984-06-18 | 株式会社クボタ | 強化プラスチック管の製造方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4865270A (ja) * | 1971-12-10 | 1973-09-08 |
-
1974
- 1974-01-24 JP JP49010639A patent/JPS595412B2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4865270A (ja) * | 1971-12-10 | 1973-09-08 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS50104273A (ja) | 1975-08-18 |
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