JPH0436808Y2 - - Google Patents

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JPH0436808Y2
JPH0436808Y2 JP13399187U JP13399187U JPH0436808Y2 JP H0436808 Y2 JPH0436808 Y2 JP H0436808Y2 JP 13399187 U JP13399187 U JP 13399187U JP 13399187 U JP13399187 U JP 13399187U JP H0436808 Y2 JPH0436808 Y2 JP H0436808Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は生体電気測定用電極、特に、生体に電
圧を印加して、その時に流れる電流を測定する生
体電気測定用電極に関するものである。
〔従来技術とその問題点〕
生体の電気的測定のためには、その目的に応じ
て様々な電極が考案されている。心電図、脳波図
の如く、電極間の微小な電圧変化を検出する計測
においては電極部分における分極を抑えることが
最も必要なことである。また、電圧変化を検出す
る場合に、電極と生体との界面における接触抵抗
や、電極そのものの抵抗は、測定装置側の入力イ
ンピーダンスが充分大きければ無視することがで
きる。
しかるに、例えば鍼灸における各種の電気的診
断器におけるように、生体に電圧を印加して、そ
の時に流れる電流を測定する場合には、電極の接
触抵抗や電極自身の抵抗が常に一定でなければな
らない。すなわち、生体と接触する電極の面積を
一定に保ち、生体と電極との界面の状態のゆらぎ
を最小に抑えなければならない。
従来、電流を測定するこの種の生体電気測定用
電極としては、 (1) 金属棒による点状接触電極 (2) 生理食塩水等電解質溶液を脱脂綿等にしみ込
ませて形成した電極 (3) 心電図用のゼリー状使い捨て電極 (4) ケラチンクリーム等の導電性糊を生体との接
触面積が一定となるように充填した特殊な形状
の電極 などがある。
これら生体電気測定用電極のうち、(1)の電極
は、接触状態が極めて不安定で、押しつける圧力
や、皮膚の状態に敏感で精度の良い測定はできな
い。
(2)の電極は、皮膚との接触面積が一定しない。
接触面積の変化を補償するために印加電圧を調整
する方法をとることができるが、この方法は、測
定している現象が線型であるときにのみ有効であ
り、一般性に欠ける。
(3)の電極は、一箇所に一個の電極を固定するの
で、任意の測定点を順次測定したいときには、不
向きである。また使い捨てであるため、測定点が
多いと不経済である。さらに従来の心電図用電極
では、小面積の測定が不可能である。
(4)の電極は、導電性クリームの流動性が低いた
め、電極と生体との接触状態を良好かつ一定に保
つためには、一度固定した後は動かさない等の細
心の注意を要し、使用上不便である。
本考案の目的は、上述のような従来の生体電気
測定用電極の種々の問題点を解決し、生体の電気
的測定を高精度で定量的に行うことのできる生体
電気測定用電極を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の生体電気測定用電極は、一定の断面積
を有するフエルトと、このフエルトを埋め込み保
持する金属部とからなる電極チツプと、 一端に前記電極チツプの前記金属部が着脱可能
な金属棒と、少なくともこの金属棒の側面部を絶
縁する絶縁体とからなる把持部と、 前記フエルト側の電極チツプを覆うように前記
電極チツプに取り付けられるフエルト保護用布
と、 この保護用布を前記電極チツプに取り付けるた
めの取付具とを備えることを特徴としている。
〔実施例〕
第1図は本考案の生体電気測定用電極の一実施
例の斜視図、第2図はその断面図、第3図はその
分解斜視図である。この生体電気測定用電極は、
円柱状のフエルト1と、このフエルトを支持する
金属よりなるフエルト保持部2とから構成される
電極チツプ3と、この電極チツプと着脱可能な把
持部4と、フエルト1側の電極チツプ部分を覆
い、フエルトを保護するためのフエルト保護用布
5と、このフエルト保護用布を電極チツプ2に取
り付けるためのOリング6とから構成されてい
る。
フエルト1は、生体電気測定用電極を生体に押
しつけたときに、生体表面との接触面積を一定に
保持するためのものであり、電極の生体表面への
押圧力が多少変化しても体表面との良好な接触を
得るには、フエルト1は固すぎず、柔らかすぎず
適度の弾力を持つことが必要である。本実施例で
は、フエルト1は直径が6mm、高さが4mm程度の
大きさを有しており、保持部2の一端に設けられ
た凹部7に埋め込まれている。一方、保持部2の
他端にはめねじが切られた凹部8が設けられてい
る。
把持部4は、金属棒9とこの金属棒の側面を覆
うプラスチツク等の絶縁体10とから構成されて
おり、金属棒9の一端には、おねじが切られた凸
部11が設けられている。この凸部を、フエルト
保持部2に設けられた凹部8にねじ込むことによ
り、電極チツプ3と把持部4に取り付けることが
できる。またこのとき、金属よりなるフエルト保
持部2と金属棒9とは、電気的に接続される。
一方、金属棒9の他端にはバナナチツプのめす
穴12が設けられており、リード線の脱着が容易
にできるようになつている。第1図では、リード
線13が接続されたバナナチツプ14がめす穴1
2に差し込まれた状態を示している。なお、めす
穴12が設けられている金属棒9の他端は、絶縁
体10によつて覆われている。
電極チツプ3のフエルト1側は、フエルト保護
用布5、例えば目の荒いガーゼ等により覆われ、
Oリングによつて電気チツプ3に固定される。こ
のフエルト保護用布5の機能を説明する。フエル
ト1は、前述したように電極の生体表面への押圧
力が多少変化しても生体表面との良好な接触を得
るには、固すぎず柔らかすぎず適度の弾力を持つ
ことが必要である。しかしこの条件に適するフエ
ルトは、布5で保護しない場合には測定の際の押
圧によつて形状が変化し、使用回数の増加にした
がつて接触面積が増加し、安定した測定が行えな
いという不都合が生じる。保護用の布は、フエル
ト1のこのような変形を防止する働きをする。
次に、本実施例の生体電気測定用電極の使用方
法を説明する。
生体電気測定用電極の把持部4を手で持つて、
ガーゼ5で覆われた電極チツプ3を生理食塩水等
の適当な電界質溶液に浸す。電解質溶液が浸され
た電極チツプ3を生体の測定部位に押しあてる。
電解質溶液は、流動性が高いため、生体表面と電
極チツプ3との間に電気的に良好な界面状態が得
られる。また断面積が一定なフエルト1を使用し
ているため、電極−全体表面間の接触面積も常に
一定となる。このとき、ガーゼ等のフエルト保護
用布5によるフエルト面の保護は、前述したよう
に極めて重要な働きをしている。すなわち、保護
用布5によつてフエルト1の形状変化を防ぎ一定
の接触面積が保てるようにしている。本実施例の
生体電気測定用電極によれば、1000回以上の測定
に対しても、一定の接触面積を保つことができ
た。
第4図は、本実施例の生体電気測定用電極の安
定性を示す実験データである。この実験では、不
関電極(Ag/AgCソリツドゲル型)を手首
に付けて、本実施例の生体電気測定用電極を同じ
手の指の瓜甲の下角、すなわち鍼灸における少商
穴に接触させて、1/1000秒,3Vの矩形電圧パル
スを印加したときに流れる初期電流を測定した。
同じ箇所をくり返し測定したときの、この初期電
流値を測定の順にプロツトしたのが第4図であ
る。横軸は測定回数を、縦軸は初期電流値を示
す。この実験データによれば、1つの測定点の前
後10点をとると、どこででもその標準偏差が平均
値の3%以内におさまつている。このように本実
施例の生体電気測定用電極によれば、電気的測定
を極めて高精度で行うことができる。
以上の実施例は、本考案の一例を示すものであ
り、その他にも種々の実施例が可能である。例え
ば、電極チツプ3と把持部4との連結は、ねじに
よる螺合によらず、ねじが切られていない凹部と
凸部との嵌合によることもできる。また、電極チ
ツプ3側に凸部を、把持部4側に凹部を設けても
よい。
〔考案の効果〕
本考案の生体電気測定用電極によれば、電極と
生体との接触面積を一定に保つことができるの
で、安定した測定値が得られる。このため、従来
の電極に比べて、高い精度の測定値が得られる。
また、導電性糊を充填した電極よりも簡単に精度
を実現できる。
また、従来のゼリー状使い捨て電極や導電性糊
を充填した電極に比べて、任意の異なつた部位の
測定が容易に可能となる。
また、電極チツプを構成するフエルトは小さい
ので、鍼灸のつぼなどの小面積部位の測定にも使
用することができる。
また、電極チツプの構造は簡単であるので、測
定回数が増加してフエルトの先端の形状が変化し
た場合には、フエルトの交換は極めて容易であ
る。
さらに、衛生上の理由から測定の毎に電極チツ
プを廃棄しなければならない場合にも、容易かつ
安価であるという利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の斜視図、第2図は
その断面図、第3図はその分解斜視図、第4図は
実験データを示す図である。 1……フエルト、2……フエルト保持部、3…
…電極チツプ、4……把持部、5……フエルト保
護用布、6……Oリング、7,8……凹部、9…
…金属棒、10……絶縁体、11……凸部、12
……めす穴、13……リード線、14……バナナ
チツプ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 一定の断面積を有するフエルトと、このフエ
    ルトを埋め込み保持する金属部とからなる電極
    チツプと、 一端に前記電極チツプの前記金属部が着脱可
    能な金属棒と、少なくともこの金属棒の側面部
    を絶縁する絶縁体とからなる把持部と、 前記フエルト側の電極チツプを覆うように前
    記電極チツプに取り付けられるフエルト保護用
    布と、 この保護用布を前記電極チツプに取り付ける
    ための取付具とを備える生体電気測定用電極。 (2) 実用新案登録請求の範囲第1項に記載の生体
    電気測定用電極において、 前記フエルトの形状が円柱状であることを特
    徴とする生体電気測定用電極。 (3) 実用新案登録請求の範囲第1項または第2項
    に記載の生体電気測定用電極において、 前記金属部の形状が円柱状であり、 前記取付具がOリングであることを特徴とす
    る生体電気測定用電極。 (4) 実用新案登録請求の範囲第1項から第3項の
    いずれかに記載の生体電気測定用電極におい
    て、 前記金属部と前記金属棒とはねじにより螺合
    されることを特徴とする生体電気測定用電極。 (5) 実用新案登録請求の範囲第1項から第3項の
    いずれかに記載の生体電気測定用電極におい
    て、 前記金属部と前記金属棒とは、凹凸の嵌合に
    より結合されることを特徴とする生体電気測定
    用電極。
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JP4097453B2 (ja) * 2002-04-23 2008-06-11 有限会社アミカ 生体の電気信号測定用電極
JP2004187736A (ja) * 2002-12-06 2004-07-08 Eucalyptus:Kk 体表面心電計
WO2006001276A1 (ja) * 2004-06-25 2006-01-05 Olympus Corporation 脳波検出用電極装置およびパッケージ

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