JPH04367554A - 寸法安定性に優れたセメント製品の製造方法 - Google Patents

寸法安定性に優れたセメント製品の製造方法

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JPH04367554A
JPH04367554A JP16757791A JP16757791A JPH04367554A JP H04367554 A JPH04367554 A JP H04367554A JP 16757791 A JP16757791 A JP 16757791A JP 16757791 A JP16757791 A JP 16757791A JP H04367554 A JPH04367554 A JP H04367554A
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JP
Japan
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cement
weight
silica sand
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silica
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Masashi Koizumi
昌士 小泉
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Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は寸法安定性に優れたセ
メント製品の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、壁板などの建材としてセメント配
合物より成形した無機質壁板が非常に広く使用されてい
る。この種壁板は同一材質のものが容易に大量生産でき
、しかも如何に大量生産しても木材のように資源枯渇、
資源保護の問題とも無縁であるので非常に有利であると
いった利点を有する。
【0003】
【従来の技術の問題点】しかし、この種無機質壁板は吸
水性を有し、これらの含有水分の乾燥により収縮を起こ
しやすいといった問題があり、例えば厚さ5mm〜1c
m、長さ3mの壁板の場合乾燥により4〜5mm収縮す
ることがあり、ビス等による壁板止着部に収縮の際に生
じる応力に起因してクラックが入る欠点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記問題
点に鑑み、乾燥収縮を生じにくいセメント製品を製造で
きる製造方法を提供することを目的としてなされたもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、この発明の寸法安
定性に優れたセメント製品の製造方法は、セメント、珪
砂、及び補強繊維からなる常法における建材板用のセメ
ント配合において、珪砂の内の3〜5重量%をブレーン
値10000cm2/g以上の微粉珪砂あるいはシリカ
ヒュームと置換し、さらにセメント配合物中に3〜7重
量%のマイカを添加して均一混合し、加水の上賦形し養
生硬化させることを特徴とするものである。
【0006】
【作用】この発明におけるセメント製品の材料配合量は
従来使用されているものが適用され、例えばセメント3
5〜45重量%、珪砂35〜45重量%、補強繊維 5
〜10重量%、軽量骨材 0〜10重量%、その他必要
な充填材等からなる配合とされる。本発明において、上
記配合中シリカ分として、従来の珪砂の内3〜7重量%
がブレーン値10000cm2/g以上の微粉珪砂ある
いはシリカヒュームと置換され、また充填材として3〜
7重量%、望ましくは5重量%のマイカが使用される。
【0007】上記においてブレーン値10000cm2
/g以上の微粉珪砂あるいはシリカヒュームに置換する
のは、セメントマトリックスの結合強度を向上させるた
めと、後述のマイカとの共同による寸法安定性の相乗効
果を発揮させるためである。ブレーン値を10000c
m2/g以上の微粉珪砂あるいはシリカヒュームとする
のは、これよりブレーン値が低いとマトリックスの十分
な結合強度が得られないからである。
【0008】本願発明においてマイカを使用するのは板
材への寸法安定性を改良するためであり、前述の高ブレ
ーン値のシリカ分との併用により飛躍的に寸法安定性の
向上が図れる本発明らの知見による。即ち、寸法安定性
の改良にはマイカの使用が好ましいことは従来より知ら
れていたのであるが、このマイカを非常にブレーン値の
高いシリカ分と併用すると予想される以上の寸法安定化
が達成されることが確認されたのである。このマイカの
添加量を3〜7重量%とするのは3重量%より少ないと
十分な寸法安定化が得られず、また7重量%より多くし
ても添加に見合った寸法安定化の改良は得られずこれ以
上の添加は実用上無駄となることによる。
【0009】
【実施例】次にこの発明の実施例を説明する。 実施例1 まずセメント45重量%、珪砂45重量%、パルプ繊維
5重量%、及びマイカ5重量%の配合において、上記珪
砂のうちの5重量%をブレーン値10000cm2/g
以上の微粉珪砂に置換し、これを均一混合の上加水して
さらに均一混合し、該加水セメント配合物より厚さ5m
m、幅45cm長さ3m の板材を成形し、オートクレ
ーブにより養生し板材を得た。
【0010】実施例2 実施例1における微粉珪砂に替え、同量のブレーン値1
0000cm2/g以上のシリカヒュームを使用して、
実施例1と同様に板材を得た。
【0011】比較例1 セメント47.5重量%、珪砂47.5重量%、パルプ
繊維5重量%、合計 100重量%の配合とした他は実
施例1と同様にして板材を成形した。
【0012】比較例2 セメント47.5重量%、珪砂42.5重量%、パルプ
繊維5重量%、及びシリカヒュームを5重量%、合計 
100重量%の配合とした他は実施例1と同様にして板
材を得た。
【0013】比較例3 セメント45重量%、珪砂45重量%、パルプ繊維5重
量%、及びマイカを5重量%、合計 100重量%の配
合とした他は実施例1と同様にして板材を得た。上記実
施例1、2及び比較例1〜3で得た板材について乾燥時
の寸法変化率を測定したところ表1の結果となった。
【0014】
【表1】   表1において*1はブレーン値10000cm2/
g以上の微粉珪砂を使用、*2はブレーン値10000
cm2/g以上のシリカヒュームを使用。
【0015】表1の結果より明らかなようにシリカヒュ
ームまたはマイカ単味の添加に比べ著しい寸法安定化の
効果が得られることが判明した。
【0016】
【発明の効果】この発明は以上説明したようにシリカヒ
ュームとマイカの併用によりそれぞれ単味の添加に比し
著しい寸法安定化の効果が得られ、釘、ビス等によりリ
ジットな固定を行ってもクラック発生等が有効に防止可
能なセメント製品が得られるのである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  セメント、珪砂、及び補強繊維からな
    る常法における建材板用のセメント配合において、珪砂
    の内の3〜7重量%をブレーン値10000cm2/g
    以上の微粉珪砂あるいはシリカヒュームと置換し、さら
    にセメント配合物中に3〜7重量%のマイカを添加して
    均一混合し、加水の上賦形し養生硬化させることを特徴
    とする寸法安定性に優れたセメント製品の製造方法。
JP16757791A 1991-06-11 1991-06-11 寸法安定性に優れたセメント製品の製造方法 Expired - Fee Related JP2648253B2 (ja)

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