JPH04366098A - Lng貯蔵タンクにおける層状化防止装置 - Google Patents
Lng貯蔵タンクにおける層状化防止装置Info
- Publication number
- JPH04366098A JPH04366098A JP3142872A JP14287291A JPH04366098A JP H04366098 A JPH04366098 A JP H04366098A JP 3142872 A JP3142872 A JP 3142872A JP 14287291 A JP14287291 A JP 14287291A JP H04366098 A JPH04366098 A JP H04366098A
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- JP
- Japan
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- tank
- liquid
- lng
- stratification
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- Pending
Links
- 238000013517 stratification Methods 0.000 title claims abstract description 16
- 238000003860 storage Methods 0.000 claims description 13
- 230000002265 prevention Effects 0.000 claims description 8
- 239000007788 liquid Substances 0.000 abstract description 43
- 238000004064 recycling Methods 0.000 abstract description 6
- 238000009826 distribution Methods 0.000 abstract description 3
- 238000003756 stirring Methods 0.000 abstract description 3
- 239000003949 liquefied natural gas Substances 0.000 description 13
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 7
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 4
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、LNG(液化天然ガス
)貯蔵タンクにおける層状化防止装置に関するものであ
る。
)貯蔵タンクにおける層状化防止装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】LNG貯蔵タンク内における層状化現象
は、軽質液と重質液が同一タンク内に貯蔵された場合に
、飽和温度が低く密度の軽い液が上層域を形成し、飽和
温度が高く密度の重い液が下層域を形成し、層界面を境
にして夫々独立した対流域を形成することにより発生す
る。これを放置すると、やがてロールオーバーを誘因す
ることから、従来は次のような対策がとられている。
は、軽質液と重質液が同一タンク内に貯蔵された場合に
、飽和温度が低く密度の軽い液が上層域を形成し、飽和
温度が高く密度の重い液が下層域を形成し、層界面を境
にして夫々独立した対流域を形成することにより発生す
る。これを放置すると、やがてロールオーバーを誘因す
ることから、従来は次のような対策がとられている。
【0003】■ 同一タンク内には同一産地(組成)
のLNGのみを貯蔵する。
のLNGのみを貯蔵する。
【0004】■ 図4に示すようにタンク1内にLN
Gを受け入れる際に、この受け入れ用のフィード管2の
先端をタンク1内底部まで挿入し、図5に示すように逆
T字状或いは図6に示すように斜めにカットしたフィー
ド口3からLNGをタンク1内液中に噴出させ、この噴
出運動エネルギーによりタンク1内の液を攪拌しながら
受け入れる。
Gを受け入れる際に、この受け入れ用のフィード管2の
先端をタンク1内底部まで挿入し、図5に示すように逆
T字状或いは図6に示すように斜めにカットしたフィー
ド口3からLNGをタンク1内液中に噴出させ、この噴
出運動エネルギーによりタンク1内の液を攪拌しながら
受け入れる。
【0005】■ 図4に示すようにポンプ5付のジェ
ットミキシング設備4をタンク1に取り付けておき、層
状化が確認されると、ポンプ5でタンク1の下部の重い
液を一旦タンク1外に吸い出し、再びタンク1内の下部
からタンク内上方に向けて勢いよく噴出し、この噴出エ
ネルギーでタンク1内の液を攪拌し、混合する。
ットミキシング設備4をタンク1に取り付けておき、層
状化が確認されると、ポンプ5でタンク1の下部の重い
液を一旦タンク1外に吸い出し、再びタンク1内の下部
からタンク内上方に向けて勢いよく噴出し、この噴出エ
ネルギーでタンク1内の液を攪拌し、混合する。
【0006】■ 図7に示すようにポンプ5付のリサ
イクリング設備10をタンク1に取り付けておき、層状
化が確認されるとタンク1の下部の重い液をポンプ5で
一旦タンク1外に吸い出し、タンク1の頂部からタンク
1内に再噴出させる。
イクリング設備10をタンク1に取り付けておき、層状
化が確認されるとタンク1の下部の重い液をポンプ5で
一旦タンク1外に吸い出し、タンク1の頂部からタンク
1内に再噴出させる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記対策にお
いては次のような欠点がある。
いては次のような欠点がある。
【0008】a.■のタンクを産地別に分ける方式の場
合、タンク設備が大規模になり、用地の確保がむずかし
い。
合、タンク設備が大規模になり、用地の確保がむずかし
い。
【0009】b.■の噴出運動エネルギーを利用して混
合する場合、数10万klのタンク内の液を混合するに
は運動エネルギーが不十分で、特にタンク内底部の液の
混合はむずかしい。
合する場合、数10万klのタンク内の液を混合するに
は運動エネルギーが不十分で、特にタンク内底部の液の
混合はむずかしい。
【0010】c.■、■のジェットミキシング及びリサ
イクリング方式の場合、設置費とこの運転に多くの費用
がかかる。
イクリング方式の場合、設置費とこの運転に多くの費用
がかかる。
【0011】本発明の目的は、上記a〜cに記した欠点
を解消した層状化防止装置を提供することである。
を解消した層状化防止装置を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の構成は次のとお
りである。
りである。
【0013】タンク内底部に挿入したフィード管のフィ
ード口に吸引管を取り付けて成るLNG貯蔵タンクにお
ける層状化防止装置。
ード口に吸引管を取り付けて成るLNG貯蔵タンクにお
ける層状化防止装置。
【0014】
【作用】フィード管を経由して受け入れられるLNGは
フィード口からタンク内に噴出する際、吸引管のベンチ
ュリー効果によりタンク内底部の重質液又は軽質液を吸
引管内に連行し、この管内で混合しながらタンク内底部
に噴出する。タンク内底部においては、この混合した液
が噴出し、この噴出運動エネルギーがタンク内の液を攪
拌し、液密度及び液温分布を均一化する。
フィード口からタンク内に噴出する際、吸引管のベンチ
ュリー効果によりタンク内底部の重質液又は軽質液を吸
引管内に連行し、この管内で混合しながらタンク内底部
に噴出する。タンク内底部においては、この混合した液
が噴出し、この噴出運動エネルギーがタンク内の液を攪
拌し、液密度及び液温分布を均一化する。
【0015】
【実施例】図1に本発明を実施した貯蔵タンクを示す。
【0016】符号の1は貯蔵タンク、2はフィード管に
して、このフィード管2のフィード口3はタンク1内底
部において図2に示すように逆T字状に形成され、夫々
にベンチュリー効果を奏する吸引管6が取り付けられて
いる。図中7は吸引管6のスロート部、8は重質液吸入
口(又は軽質液吸入口)、9はタンク1の底板である。
して、このフィード管2のフィード口3はタンク1内底
部において図2に示すように逆T字状に形成され、夫々
にベンチュリー効果を奏する吸引管6が取り付けられて
いる。図中7は吸引管6のスロート部、8は重質液吸入
口(又は軽質液吸入口)、9はタンク1の底板である。
【0017】なお、フィード口3は図3に示すようにL
字状或いは上向きに傾斜させて形成し、吸引管6もこれ
に伴って上向きに取り付け.混合液が上向きに噴出する
ようにしてもよい。又、実施例は吸引管6の吸入口8を
タンク1内底部の重質液又は軽質液を集中的に吸引する
目的から、下側にのみ開口させてあるが、これは上下双
方に開口させてもよい。
字状或いは上向きに傾斜させて形成し、吸引管6もこれ
に伴って上向きに取り付け.混合液が上向きに噴出する
ようにしてもよい。又、実施例は吸引管6の吸入口8を
タンク1内底部の重質液又は軽質液を集中的に吸引する
目的から、下側にのみ開口させてあるが、これは上下双
方に開口させてもよい。
【0018】上記実施例においては、フィード管2を経
由して受け入れられたLNGはフィード口3から吸引管
6のスロート部7に噴出し、ベンチュリー効果で吸入口
8からタンク1内の液を吸入して連行し、スロート部7
内において混合しながらタンク1内の液中に噴出する。 この結果、タンク1内の液を噴出運動エネルギーにより
強制的に攪拌する。
由して受け入れられたLNGはフィード口3から吸引管
6のスロート部7に噴出し、ベンチュリー効果で吸入口
8からタンク1内の液を吸入して連行し、スロート部7
内において混合しながらタンク1内の液中に噴出する。 この結果、タンク1内の液を噴出運動エネルギーにより
強制的に攪拌する。
【0019】この作用により、タンク1内の液密度及び
液温度分布は均一化され、飽和温度の違う軽質液と重質
液との分離による層状化現象が阻止される。この結果、
ロールオーバーの危険が無くなる。
液温度分布は均一化され、飽和温度の違う軽質液と重質
液との分離による層状化現象が阻止される。この結果、
ロールオーバーの危険が無くなる。
【0020】
【発明の効果】本発明は以上のように、単にフィード口
から受け入れLNGをタンク内に噴出するのではなく、
タンク内に残留していたタンク内底部の重質液又は軽質
液を一旦吸引管内に連行し、受け入れ液と混合し、これ
をタンク内に噴出し、この噴出運動エネルギーで更にタ
ンク内の液を強制的に攪拌するようにした。この結果、
次の如き効果を奏する。
から受け入れLNGをタンク内に噴出するのではなく、
タンク内に残留していたタンク内底部の重質液又は軽質
液を一旦吸引管内に連行し、受け入れ液と混合し、これ
をタンク内に噴出し、この噴出運動エネルギーで更にタ
ンク内の液を強制的に攪拌するようにした。この結果、
次の如き効果を奏する。
【0021】a.タンク内において軽質液と重質液の分
離が行われないため、層状化の心配がなく、よって、産
地の異なるLNGを同一タンク内に受け入れることがで
きるので、産地ごとにタンクを設ける必要がない。この
結果、貯蔵タンクの数を少なくすることができるので、
用地の確保が容易になる。
離が行われないため、層状化の心配がなく、よって、産
地の異なるLNGを同一タンク内に受け入れることがで
きるので、産地ごとにタンクを設ける必要がない。この
結果、貯蔵タンクの数を少なくすることができるので、
用地の確保が容易になる。
【0022】b.ジェットミキシング或いはリサイクリ
ング設備が不要となり、この設備費と運転経費が節約で
きる。
ング設備が不要となり、この設備費と運転経費が節約で
きる。
【図1】本発明に係る層状化防止装置の説明図。
【図2】フィード口に取り付けた吸引管の説明図。
【図3】L字状フィード口に取り付けた吸引管の説明図
。
。
【図4】従来のボトムフィード方式を採用したLNG貯
蔵タンクにジェットミキシング設備を取り付けた説明図
。
蔵タンクにジェットミキシング設備を取り付けた説明図
。
【図5】従来の逆T字状フィード口の説明図。
【図6】従来の斜めにカットしたフィード口の説明図。
【図7】従来のボトムフィード方式を採用したLNG貯
蔵タンクにリサイクリング設備を取り付けた説明図。
蔵タンクにリサイクリング設備を取り付けた説明図。
1 貯蔵タンク
2 フィード管
3 フィード口
4 ジェットミキシング設備
5 ポンプ
6 吸引管
7 スロート部
8 吸入口
9 底板
10 リサイクリング設備
Claims (4)
- 【請求項1】 タンク内底部に挿入したフィード管の
フィード口に吸引管を取り付けて成るLNG貯蔵タンク
における層状化防止装置。 - 【請求項2】 フィード管の先端を左右に分岐し、夫
々のフィード口に吸引管を取り付けた請求項1に記載の
LNG貯蔵タンクにおける層状化防止装置。 - 【請求項3】 フィード管の先端をL字状に形成し、
このフィード口に吸引管を取り付けた請求項1に記載の
LNG貯蔵タンクにおける層状化防止装置。 - 【請求項4】 フィード口及び吸引管を斜め上向きに
構成して成る請求項1に記載のLNG貯蔵タンクにおけ
る層状化防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3142872A JPH04366098A (ja) | 1991-06-14 | 1991-06-14 | Lng貯蔵タンクにおける層状化防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3142872A JPH04366098A (ja) | 1991-06-14 | 1991-06-14 | Lng貯蔵タンクにおける層状化防止装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04366098A true JPH04366098A (ja) | 1992-12-17 |
Family
ID=15325564
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3142872A Pending JPH04366098A (ja) | 1991-06-14 | 1991-06-14 | Lng貯蔵タンクにおける層状化防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04366098A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102913755A (zh) * | 2012-10-23 | 2013-02-06 | 张家港富瑞特种装备股份有限公司 | 一种可避免液化天然气储罐内液体分层的方法 |
CN108533955A (zh) * | 2018-06-06 | 2018-09-14 | 张家港艾普能源装备有限公司 | Lng储罐 |
CN111207297A (zh) * | 2020-01-06 | 2020-05-29 | 阜阳国祯燃气有限公司 | 一种lng储罐防分层装置 |
-
1991
- 1991-06-14 JP JP3142872A patent/JPH04366098A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102913755A (zh) * | 2012-10-23 | 2013-02-06 | 张家港富瑞特种装备股份有限公司 | 一种可避免液化天然气储罐内液体分层的方法 |
CN108533955A (zh) * | 2018-06-06 | 2018-09-14 | 张家港艾普能源装备有限公司 | Lng储罐 |
CN111207297A (zh) * | 2020-01-06 | 2020-05-29 | 阜阳国祯燃气有限公司 | 一种lng储罐防分层装置 |
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