JPH0436522B2 - - Google Patents

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JPH0436522B2
JPH0436522B2 JP61047700A JP4770086A JPH0436522B2 JP H0436522 B2 JPH0436522 B2 JP H0436522B2 JP 61047700 A JP61047700 A JP 61047700A JP 4770086 A JP4770086 A JP 4770086A JP H0436522 B2 JPH0436522 B2 JP H0436522B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wood
dyed
dye
grass
mordant
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP61047700A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62206090A (ja
Inventor
Hisao Suzuki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MARUJU KK
Original Assignee
MARUJU KK
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Publication date
Application filed by MARUJU KK filed Critical MARUJU KK
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  • Chemical And Physical Treatments For Wood And The Like (AREA)
  • Coloring (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、茶托や皿、鉢、盆等の台所用品と
か、壁パネルや床板等の建築用材、ブローチやブ
レスレツト等の装身具として用いられる草染めに
より独特な風合を呈した木地製品およびその製造
方法に関するものである。
(従来の技術) 山野に自生する草木の色素を染料として麻や木
綿等より製織された布地を染色することは古来か
ら行われているが、この染色技法を木地に応用し
た技術はまだ開発されていない。
発明者は木地の染色技法開発の為に長年試作研
究を重ねたが、今般、量産に適する製造方法を完
成した。
(発明が解決しようとする問題点) この発明は、山野に自生するよもぎ草の煎汁で
木地素材の表面を染色することを要旨としたもの
で、木地の木目とよもぎ草の緑色をうまく調和さ
せ、渋みのある独特な風合を有した新規な木地製
品およびその製造方法を提供しようとするもので
ある。
(問題点を解決するための手段) 上述の如く、木地の木目を生かし、よもぎ草の
緑色と好都合に調和され、渋みのある独特な風合
を有する木地製品を製作するには、新鮮なよもぎ
草を採集し、これの煎汁(染め液)を作ると共
に、硫酸鉄等を水で薄めた媒染液を作成する。
そして、ロクロ等の機械で切削加工された茶托
や皿等の木地表面を前述の染め液で先染めし、次
に前述の媒染液で木地表面を染め、更に、前記染
め液で再度後染めした後よく乾燥させ、乾燥した
木地表面をウレタン塗装による下地塗装を施し、
研磨した後仕上げ塗装するものである。
(実施例) 以下、この発明に係る草染めした木地製品の製
造方法の一実施例を詳述すると、茶托や皿等の木
地製品は、栃やけやき等の素材をロクロ等によつ
て切削加工して所望形状の木地を作成する。
又、食用や薬用として古来から費用されている
新鮮なよもぎ草を採集し、該よもぎ草と水を容器
に入れ、煮煎して煎汁(染め液)をつくると共
に、硫酸鉄や塩化鉄を水に対して5〜8%程度加
えた媒染剤の水溶液(媒染液)を各々つくる。
次に、栃やけやき等を所望形状に切削加工した
木地表面を前述した染め液で先染めする。
その際、先染めは1〜3回程度が適当で、複数
回行う場合は前回の染めが7分程度乾いたとき行
うのが望ましい。
このようにすると前記染め液が木地内部に染み
込み、染めが十分行われる。
上記先染め作業が完了したら、上述の如く先染
めした木地表面を前述の媒染液で染めつける。
そうすると染め液の色素が発色し、木目が浮き
出ると共に、木地表面に濃淡が具現する。
この後、媒染液で染めて発色した木地表面を先
染めと同要領で1〜5回程度前述の染め液で後染
めし、よく乾燥させる。
次いで、上述の如くして染めつけた木地表面に
ウレタン塗装を行い、サンドペーパー等による研
磨作業後、更に、仕上げ塗料、例えば、ウレタン
塗料を吹きつけるのである(第1図参照)。
なお、紋様等の加飾は、最終の後染めが完了し
てから行う。
(作用と効果) この発明の草染めした木地製品とその製造方法
は上述の如きもので、前記草染め木地製品は染め
が剥げないばかりか、木地の木目と染め液の緑色
が濃淡を有して好都合に調和し、今迄にない渋み
のある独特な風合を有している。
又、この発明の製造方法によると、よもぎ草の
緑色をした煎汁(染め液)と栃やけやき等から切
削加工された木地素材の木目が好都合に調和し、
今迄にない渋みのある独特な風合をし、染めが剥
げない木地製品を容易に製作できるものである。
なお、よもぎ草は山野に自生し、その採集が容
易であり、又、毒性がないので台所用品として使
用されることが多い木地製品の染料としては最適
である。
更に、媒染液はよもぎ草の煎汁、即ち、染め液
の色素を発色させる作用をし、これの使用によつ
て木地製品の木目が浮き出る効果と色調の濃淡が
好都合に具現するものである。
更に又、染め液による先染めは、木地内部に染
め液が十分に染め込み、染めが剥げない効果があ
り、染め液による後染めは、木地表面の木目を浮
き出させる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る草染め木地製品の製造
工程を示す説明図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 所望形状の木地表面をよもぎ草の煎汁で先染
    めし、その後硫酸鉄等を含有する媒染液で媒染す
    ると共に、前記煎汁で後染めして乾燥させ、更
    に、上記木地表面に下地塗装を施こし、該塗装面
    を研磨して仕上げ塗装したことを特徴とする草染
    め木地製品。 2 所望形状に切削加工された木地表面を、よも
    ぎ草の煎汁(染め液)で先染めし、その後硫酸鉄
    等を含有する媒染液で媒染すると共に、前述の染
    め液で再度後染めした後よく乾燥させ、更に、上
    述の如く染めつけられた木地表面を下地塗装し、
    該塗装面を研磨して仕上げ塗装することを特徴と
    した草染め木地製品の製造方法。
JP61047700A 1986-03-05 1986-03-05 草染め木地製品およびその製造方法 Granted JPS62206090A (ja)

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JP4403214B2 (ja) * 2001-03-22 2010-01-27 山田化学工業株式会社 合成ポリアミド繊維の染色方法
CN107030839A (zh) * 2017-05-27 2017-08-11 福建农林大学 一种自净茶盘的制作方法

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