JPH0436496Y2 - - Google Patents

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JPH0436496Y2
JPH0436496Y2 JP1987017602U JP1760287U JPH0436496Y2 JP H0436496 Y2 JPH0436496 Y2 JP H0436496Y2 JP 1987017602 U JP1987017602 U JP 1987017602U JP 1760287 U JP1760287 U JP 1760287U JP H0436496 Y2 JPH0436496 Y2 JP H0436496Y2
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mirror
concave mirror
sunlight
convex mirror
shaft
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【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、地下室等の建物内部に太陽光を取入
れる太陽追尾採光装置に関する。
〈従来の技術〉 太陽光が入射しない地下室等の建物内部に太陽
光を取入れる為に、外部に連通した光ダクト、即
ち採光用のダクトが建物内部に垂設される。そし
てこの光ダクトに太陽光を入射させる為に太陽追
尾採光装置が屋上等建物の外部に設けられる。
第3図は二枚の平面鏡を用いた従来の太陽追尾
採光装置を示す側断面概略図で、太陽光Lを平面
鏡M1,M2に順次反射させて光ダクトDに入射さ
せている。
〈考案が解決しようとする問題点〉 しかし平面鏡M1,M2は、太陽光を常に平行光
線として反射して光ダクトDに入射させる為、太
陽の高度及び方位によつて太陽光の平面鏡M1
M2への入反射角が大きくなるほど受光し得る平
面鏡M1,M2の有効な面積が小さくなり、従つて
反射し得る太陽光の量は少なくなる。即ち、反射
鏡としての平面鏡M1,M2が有効に使用されず、
よつて所定の光量を確保する為には大きな平面鏡
M1,M2が必要になり、装置自体も大きなものと
なる。
〈問題点を解決するための手段〉 本考案は上記問題点を解決すべく案出されたも
ので、太陽の方位に応じて水平面内で回動する回
転基台に、太陽の高度に応じて鉛直面内で回動す
る一枚の凹面鏡と一枚の凸面鏡とを取付けて成る
太陽追尾採光装置である。そして前記回転基台の
回転中心部に透光部を設け、且つ前記回転基台上
面には前記透光部に対して対称な位置に一対の支
持部を設ける。更に前記凹面鏡に固定されたアー
ムを前記支持部に回動自在に取付けるとともに、
前記凸面鏡を前記透光部の上方において前記支持
部に軸承したことを特徴とする太陽追尾採光装置
である。
〈作用〉 上記構成の太陽追尾採光装置により、凹面鏡へ
入射した太陽光は反射且つ集光されて凸面鏡へ入
射する。そして凸面鏡で反射された太陽光は回転
基台の透光部から建物内部へ取入れられる。
〈実施例〉 以下、図面に基づいて本考案の一実施例を説明
する。
第1図は太陽追尾採光装置の斜視概略図であ
る。
図で示す様に、この太陽追尾採光装置1は回転
基台2に凹面鏡3と凸面鏡4とを取付けて構成さ
れたものである。回転基台2は円盤状で、回転中
心部には孔より成る透光部21が設けられ、この
透光部21は回転基台2の中空な回転軸22に連
通されている。更に回転基台2の上面周辺には、
透光部21に対して対称な位置に一対の柱状の支
持部23,24が立設されている。そして回転基
台2の側周に形成された歯列25に、モータT1
により駆動される歯車G1が係合されている。
一方、凹面鏡3は適宜な形状例えば円形で、左
右の端部には鏡面の前方へ延出されたアーム3
1,32が固定されている。そしてこれらのアー
ム31,32の先端は、軸33を介して回転基台
2の支持部23,24に回動自在に取付けられて
いる。更に軸33には歯車34が取付けられてお
り、この歯車34にはモータT2で駆動される歯
車G2が係合されている。
又凸面鏡4は、後述の如く凹面鏡3で反射且つ
集光された太陽光全てを常に鉛直下方へ反射し得
る大きさの適宜な形状例えば円形状で、上記軸3
3を遊挿させた筒状軸41に固定されている。更
に筒状軸41には歯車42が取付けられており、
この歯車42にはモータT3で駆動される歯車G3
が係合されている。
上記凹面鏡3と凸面鏡4との距離、つまりアー
ム31,32の長さは次の様に設定される。即ち
凹面鏡3と凸面鏡4が後述の如く回動された場合
に、太陽光が凹面鏡3により一点に集光されるべ
き凹面鏡3の焦点位置と、凸面鏡4の焦平面とが
常に略一致した状態となり得る距離である。従つ
て太陽光は凸面鏡4に反射された後、再び略平行
な光束となる。
次に上記構成の太陽追尾採光装置1の作動並び
に機能を説明する。
即ち、モータT1を制御して太陽の方位に応じ
て回転基台2を水平面内で回動させるとともに、
モータT2を制御して太陽の高度に応じて軸33
を鉛直面内で回動させることにより、凹面鏡3は
その光軸が太陽に常に一致すべく偏向される。従
つて第2図a,bの光路図で示す様に、太陽の高
度及び方位に拘らず常に凹面鏡3の面積いつぱい
に最大の効率で太陽光Lを受光し得る。そして凹
面鏡3で反射された全ての太陽光L2は集光され
て常に凸面鏡4へ入射される。
一方、凸面鏡4は、モータT3を制御して太陽
の高度に応じて筒状軸41を鉛直面内で回動させ
ることにより、第2図a,bで示す様に、太陽光
L2の入射方向に拘らず全ての太陽光L2を常に鉛
直下方へ反射させる。そして凸面鏡4で反射され
た太陽光L3は、前述の如く略平行な光束となつ
て回転基台2の透光部21へ入射し、更に回転軸
22内を透過して回転軸22に連設された光ダク
ト、光フアイバー等(図示せず)により建物内部
へ取入れられる。この太陽光L3の略平行な光束
の太さは、凹面鏡3と凸面鏡4の曲率により任意
に設定し得る。
〈考案の効果〉 以上述べた様に本考案の太陽追尾採光装置によ
れば、太陽の高度及び方位に拘らず常に最大の効
率で太陽光を建物内部へ取入れることができる。
従つて従来の太陽追尾採光装置の様に大きな平面
鏡を用いることなく所定の光量を確保できて装置
を小型化し得る。
更に、光束を細くして建物内部へ取入れる為、
建物に設ける光ダクトも細いもので済み、又光フ
アイバー等他の採光設備への応用範囲も拡大され
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の太陽追尾採光装置の斜視概
略図、第2図は、本考案の太陽追尾採光装置の光
路図、第3図は、従来の太陽追尾採光装置の側断
面概略図である。 1……太陽追尾採光装置、2……回転基台、2
1……透光部、23,24……支持部、3……凹
面鏡、31,32……アーム、4……凸面鏡。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 太陽の方位に応じて水平面内で回動する回転基
    部に、太陽の高度に応じて鉛直面内で回動する一
    枚の凹面鏡と一枚の凸面鏡とを取付けてなる太陽
    追尾採光装置において、 前記回転基台は回転筒の上部において水平回転
    可能に設けられるとともに、該回転基台の回転中
    心部に設けた透光部と該回転筒とが連通し、 前記回転基台の上面周辺上方に設けた一対の支
    持部に対して回転可能に軸が架設され、該軸の両
    端には凹面鏡を固定したアームが取付けられると
    ともに前記軸の支持部間には該軸に対し回転可能
    に筒状軸が遊挿され、該筒状軸に対して凸面鏡が
    固定されたものであつて、 前記凹面鏡の焦点位置に前記凸面鏡の焦平面が
    配置されることを特徴とする太陽追尾採光装置。
JP1987017602U 1987-02-09 1987-02-09 Expired JPH0436496Y2 (ja)

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JP1987017602U JPH0436496Y2 (ja) 1987-02-09 1987-02-09

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JP1987017602U JPH0436496Y2 (ja) 1987-02-09 1987-02-09

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JPS63125305U JPS63125305U (ja) 1988-08-16
JPH0436496Y2 true JPH0436496Y2 (ja) 1992-08-28

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0810291B2 (ja) * 1988-03-09 1996-01-31 株式会社日立製作所 太陽光採光システム
JP6044349B2 (ja) * 2013-01-09 2016-12-14 株式会社ニコン マグネシウム精錬装置およびマグネシウム精錬方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6330801A (ja) * 1986-07-25 1988-02-09 Fujita Corp 太陽光集光伝送装置

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JPS6330801A (ja) * 1986-07-25 1988-02-09 Fujita Corp 太陽光集光伝送装置

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JPS63125305U (ja) 1988-08-16

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