JPH04364830A - 磁気共鳴イメージング撮影におけるデータ収集方法 - Google Patents
磁気共鳴イメージング撮影におけるデータ収集方法Info
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- JPH04364830A JPH04364830A JP3051681A JP5168191A JPH04364830A JP H04364830 A JPH04364830 A JP H04364830A JP 3051681 A JP3051681 A JP 3051681A JP 5168191 A JP5168191 A JP 5168191A JP H04364830 A JPH04364830 A JP H04364830A
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- Japan
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- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 16
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Landscapes
- Magnetic Resonance Imaging Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】[発明の目的]
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気共鳴イメージング
撮影におけるデータ収集方法に関し、特に呼吸同期でデ
ータ収集を行う技術の改良に関する。
撮影におけるデータ収集方法に関し、特に呼吸同期でデ
ータ収集を行う技術の改良に関する。
【0003】
【従来の技術】従来、被検体の腹部等の呼吸性移動を呈
する部位を磁気共鳴イメージング撮影する場合、呼吸同
期で又は、息止めでデータ収集を実施していた。又、腹
部血管の呼吸性移動を呈する部位をシーケンシャルに磁
気共鳴イメージング撮影する場合、息止めでデータ収集
を実施していた。
する部位を磁気共鳴イメージング撮影する場合、呼吸同
期で又は、息止めでデータ収集を実施していた。又、腹
部血管の呼吸性移動を呈する部位をシーケンシャルに磁
気共鳴イメージング撮影する場合、息止めでデータ収集
を実施していた。
【0004】そして、従来の呼吸同期によるデータ収集
は、データ収集を行わない期間には、シーケンスを流し
ていない。又、データ収集期間内に1枚以上の画像のデ
ータ収集が完了するような撮影で、且つシーケンシャル
に繰り返す必要のある撮影に対しては実施されていなか
った。
は、データ収集を行わない期間には、シーケンスを流し
ていない。又、データ収集期間内に1枚以上の画像のデ
ータ収集が完了するような撮影で、且つシーケンシャル
に繰り返す必要のある撮影に対しては実施されていなか
った。
【0005】他方、従来の息止めスキャンによるデータ
収集は、被検体が指示に従って息止めしてる期間に、デ
ータ収集シーケンスを流していたが、息止めしていない
期間はシーケンスを流していなかった。
収集は、被検体が指示に従って息止めしてる期間に、デ
ータ収集シーケンスを流していたが、息止めしていない
期間はシーケンスを流していなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
呼吸同期によるデータ収集のように、データ未収集時に
はシーケンスを流さないとしていると、スピン系の定常
状態が確保できていないままデータ収集がなされてしま
い、収集データを基に再構成された呼吸性移動を呈する
部位を対象とした磁気共鳴画像の画質が劣化することに
なる。また、被検体の呼吸とは無関係に1枚の画像を得
るためのデータ収集期間の設定をしていると、複数枚の
連続した画像を得る場合に呼吸性移動を呈する部位の各
画像が異なる位置状態で撮影されたことになり、各画像
間に位置ずれが生じ、診断能が低下してしまう。
呼吸同期によるデータ収集のように、データ未収集時に
はシーケンスを流さないとしていると、スピン系の定常
状態が確保できていないままデータ収集がなされてしま
い、収集データを基に再構成された呼吸性移動を呈する
部位を対象とした磁気共鳴画像の画質が劣化することに
なる。また、被検体の呼吸とは無関係に1枚の画像を得
るためのデータ収集期間の設定をしていると、複数枚の
連続した画像を得る場合に呼吸性移動を呈する部位の各
画像が異なる位置状態で撮影されたことになり、各画像
間に位置ずれが生じ、診断能が低下してしまう。
【0007】他方、従来の繰り返しの息止めを必要とす
るシーケンシャルの撮影の場合、被検体となる患者が老
人等の場合に指示通りに繰り返し息止めすることができ
ないため、被検体対象者が限定される。しかも息止め毎
に息止めの状態がばらつくため、撮影断面をシーケンシ
ャルにずらしていく撮影で異なる各スライス息止め間で
呼吸性移動を呈する部位の複数枚の画像間で画像処理を
行うと異なる呼吸停止位置状態で撮影された複数画像間
で行ったことになり、画像間での呼吸停止位置ずれによ
り診断能が低下してしまう。
るシーケンシャルの撮影の場合、被検体となる患者が老
人等の場合に指示通りに繰り返し息止めすることができ
ないため、被検体対象者が限定される。しかも息止め毎
に息止めの状態がばらつくため、撮影断面をシーケンシ
ャルにずらしていく撮影で異なる各スライス息止め間で
呼吸性移動を呈する部位の複数枚の画像間で画像処理を
行うと異なる呼吸停止位置状態で撮影された複数画像間
で行ったことになり、画像間での呼吸停止位置ずれによ
り診断能が低下してしまう。
【0008】従って、従来の磁気共鳴イメージング撮影
におけるデータ収集方法の場合においては、呼吸性移動
を呈する部位を対象とした磁気共鳴画像の画質が劣化し
たり、呼吸性移動を呈する部位の複数画像が異なる呼吸
停止位置状態で撮影されたものとなっての診断能が低下
してしまうという不具合があった。
におけるデータ収集方法の場合においては、呼吸性移動
を呈する部位を対象とした磁気共鳴画像の画質が劣化し
たり、呼吸性移動を呈する部位の複数画像が異なる呼吸
停止位置状態で撮影されたものとなっての診断能が低下
してしまうという不具合があった。
【0009】本発明は、係る課題に着目してなされたも
ので、第1の目的とするところは、呼吸同期のデータ収
集期間にてスピン系の定常状態を確保することができる
磁気共鳴イメージング撮影におけるデータ収集方法を提
供することにある。また、第2の目的とするところは、
呼吸性移動を呈する部位の撮影時刻の異なる複数画像の
それぞれが等価に近い位置状態で撮影されたことになる
磁気共鳴イメージング撮影におけるデータ収集方法を提
供することにある。
ので、第1の目的とするところは、呼吸同期のデータ収
集期間にてスピン系の定常状態を確保することができる
磁気共鳴イメージング撮影におけるデータ収集方法を提
供することにある。また、第2の目的とするところは、
呼吸性移動を呈する部位の撮影時刻の異なる複数画像の
それぞれが等価に近い位置状態で撮影されたことになる
磁気共鳴イメージング撮影におけるデータ収集方法を提
供することにある。
【0010】[発明の構成]
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記第1の目
的を達成するため、被検体の呼吸性移動を呈する部位を
磁気共鳴イメージング撮影する際、被検体の呼吸に合せ
て、その吸気期間はデータ収集を回避し、その呼気期間
にデータ収集を行うとともに、前記吸気期間では傾斜磁
場の印加を除去したシーケンスを流すことを特徴とする
。
的を達成するため、被検体の呼吸性移動を呈する部位を
磁気共鳴イメージング撮影する際、被検体の呼吸に合せ
て、その吸気期間はデータ収集を回避し、その呼気期間
にデータ収集を行うとともに、前記吸気期間では傾斜磁
場の印加を除去したシーケンスを流すことを特徴とする
。
【0012】また、上記第2の目的を達成するため、被
検体の呼吸に合せて、その吸気期間はデータ収集を回避
し、その呼気期間にデータ収集を行うとともに、前記呼
気期間毎に画像1枚以上のデータ収集が完了するような
撮影で、且つシーケンシャルに繰り返す必要のある撮影
に対して、請求項1記載の方法を適用することを特徴と
する。
検体の呼吸に合せて、その吸気期間はデータ収集を回避
し、その呼気期間にデータ収集を行うとともに、前記呼
気期間毎に画像1枚以上のデータ収集が完了するような
撮影で、且つシーケンシャルに繰り返す必要のある撮影
に対して、請求項1記載の方法を適用することを特徴と
する。
【0013】
【作用】上記第1の目的を達成するために発明した本発
明のデータ収集方法であれば、非データ収集期間となる
吸気期間にシーケンスを流すから、データ収集期間とな
る呼気期間ではスピン系の定常状態が確保される。従っ
て、収集データを基に再構成された動きを呈する部位を
対象とした磁気共鳴画像の画質が良好に維持される。
明のデータ収集方法であれば、非データ収集期間となる
吸気期間にシーケンスを流すから、データ収集期間とな
る呼気期間ではスピン系の定常状態が確保される。従っ
て、収集データを基に再構成された動きを呈する部位を
対象とした磁気共鳴画像の画質が良好に維持される。
【0014】また、上記第2の目的とするために発明し
た本発明のデータ収集方法であれば、撮影時刻の異なる
複数画像それぞれが等価に近い状態で撮影されたことに
なるから、複数枚の画像間での画像処理を行った場合、
画像間で位置ずれがほとんど無く、診断能が良好に維持
される。
た本発明のデータ収集方法であれば、撮影時刻の異なる
複数画像それぞれが等価に近い状態で撮影されたことに
なるから、複数枚の画像間での画像処理を行った場合、
画像間で位置ずれがほとんど無く、診断能が良好に維持
される。
【0015】
【実施例】図1は、本発明のデータ収集方法で適用され
た磁気共鳴イメージング装置の概略を示すシステム構成
図である。
た磁気共鳴イメージング装置の概略を示すシステム構成
図である。
【0016】この磁気共鳴イメージング装置は、システ
ム全体の制御中枢をなすコンピュータシステム1の制御
下で、シーケンサ2によりX,Y,Zの各軸傾斜磁場電
源3,4,5、送信器6、受信器7をシーケンス動作さ
せる。これにより主磁石8による静磁場空間の中に配置
された被検体Pに対してプローブ9により励起パルスが
印加され、傾斜磁場コイル10によりX,Y,Z各軸の
傾斜磁場が印加されて、被検体Pに磁気共鳴信号が生じ
、この磁気共鳴信号がプロープ9にて受信され受信器7
にて検波されてコンピュータシステム1にて順次収集さ
れる。コンピュータシステム1は、順次収集した磁気共
鳴信号を基に磁気共鳴画像を再構成してディスプレイ1
1上に表示することになる。
ム全体の制御中枢をなすコンピュータシステム1の制御
下で、シーケンサ2によりX,Y,Zの各軸傾斜磁場電
源3,4,5、送信器6、受信器7をシーケンス動作さ
せる。これにより主磁石8による静磁場空間の中に配置
された被検体Pに対してプローブ9により励起パルスが
印加され、傾斜磁場コイル10によりX,Y,Z各軸の
傾斜磁場が印加されて、被検体Pに磁気共鳴信号が生じ
、この磁気共鳴信号がプロープ9にて受信され受信器7
にて検波されてコンピュータシステム1にて順次収集さ
れる。コンピュータシステム1は、順次収集した磁気共
鳴信号を基に磁気共鳴画像を再構成してディスプレイ1
1上に表示することになる。
【0017】このような基本構成に加えて、本実施例で
は被検体Pの腹部に装着したエアバック12にエアチュ
ーブ13を介して呼吸同期コントローラ14と結び、こ
の呼吸同期コントローラ14において被検体Pの呼吸動
作を測定し、測定データをコンピュータシステム1へ加
える呼吸同期システムを構築している。
は被検体Pの腹部に装着したエアバック12にエアチュ
ーブ13を介して呼吸同期コントローラ14と結び、こ
の呼吸同期コントローラ14において被検体Pの呼吸動
作を測定し、測定データをコンピュータシステム1へ加
える呼吸同期システムを構築している。
【0018】更に、コンピュータシステム1自体は、被
検体Pの呼吸に合せて、その吸気期間はデータ収集を回
避し、その呼気期間にデータ収集を行う機能と、上記吸
気期間では傾斜磁場の印加を除去した(除去しなくても
よい)シーケンスを流す旨の制御信号をシーケンサ2に
加える機能とが与えられている。これによりシーケンサ
2は、上記吸気期間毎にX,Y,Z各軸の傾斜磁場電源
3,4,5を駆動停止の状態(駆動停止しなくてもよい
)で送信器6をシーケンス動作させることになるもので
ある。
検体Pの呼吸に合せて、その吸気期間はデータ収集を回
避し、その呼気期間にデータ収集を行う機能と、上記吸
気期間では傾斜磁場の印加を除去した(除去しなくても
よい)シーケンスを流す旨の制御信号をシーケンサ2に
加える機能とが与えられている。これによりシーケンサ
2は、上記吸気期間毎にX,Y,Z各軸の傾斜磁場電源
3,4,5を駆動停止の状態(駆動停止しなくてもよい
)で送信器6をシーケンス動作させることになるもので
ある。
【0019】更に、シーケンサ2自体は、上記呼気期間
毎に画像1枚以上のデータ収集を行うのに必要なシーケ
ンスプログラムが格納されており、コンピュータシステ
ム1の制御信号に従ってそのシーケンスプログラムを実
行し、X,Y,Zの各軸傾斜磁場電源3,4,5、送信
器6、受信器7をシーケンス動作させることができる。 なお、図1中、15は静磁場制御系である。
毎に画像1枚以上のデータ収集を行うのに必要なシーケ
ンスプログラムが格納されており、コンピュータシステ
ム1の制御信号に従ってそのシーケンスプログラムを実
行し、X,Y,Zの各軸傾斜磁場電源3,4,5、送信
器6、受信器7をシーケンス動作させることができる。 なお、図1中、15は静磁場制御系である。
【0020】前述の如くの機能構成とされたコンピュー
タシステム1及びシーケンサ2によりシステム全体を制
御動作することにより、被検体Pの腹部を磁気共鳴イメ
ージング撮影する際、被検体Pの呼吸に合せて、図2に
示す関係でデータ収集を行える。
タシステム1及びシーケンサ2によりシステム全体を制
御動作することにより、被検体Pの腹部を磁気共鳴イメ
ージング撮影する際、被検体Pの呼吸に合せて、図2に
示す関係でデータ収集を行える。
【0021】即ち、被検体Pを呼吸同期コントローラ1
4にて被検体Pの呼吸測定がなされている際、その被検
体Pの呼吸に合せて、図2のようにその呼吸期間ではデ
ータの取込み許可が無し、その呼吸期間にデータの取込
み許可が有りとされるため、上記呼吸期間においてのみ
データ収集がなされる。また、上記呼吸期間ではRFパ
ルスを印加するが、スライス,リード,エンコード用の
各傾斜磁場はGz ,Gy ,Gx の印加しないシー
ケンス(印加してもよい)を流す一方、上記呼気期間で
は、RFパルス及びスライス,リード,エンコード用の
各傾斜磁場Gz ,Gy ,Gx をそれぞれ印加する
。そのため、上記吸気期間はデータ収集無しのから打ち
期間となり、これにより上記呼気期間では、スピン系の
定常状態が確保され、データ収集時の回復時間効果が安
定に保たれる。従って、コンピュータシステム1におい
て収集データを基に再構成されディスプレイ11上に表
示される動きを呈する部位を対象として磁気共鳴画像は
、画質が良好に維持される。
4にて被検体Pの呼吸測定がなされている際、その被検
体Pの呼吸に合せて、図2のようにその呼吸期間ではデ
ータの取込み許可が無し、その呼吸期間にデータの取込
み許可が有りとされるため、上記呼吸期間においてのみ
データ収集がなされる。また、上記呼吸期間ではRFパ
ルスを印加するが、スライス,リード,エンコード用の
各傾斜磁場はGz ,Gy ,Gx の印加しないシー
ケンス(印加してもよい)を流す一方、上記呼気期間で
は、RFパルス及びスライス,リード,エンコード用の
各傾斜磁場Gz ,Gy ,Gx をそれぞれ印加する
。そのため、上記吸気期間はデータ収集無しのから打ち
期間となり、これにより上記呼気期間では、スピン系の
定常状態が確保され、データ収集時の回復時間効果が安
定に保たれる。従って、コンピュータシステム1におい
て収集データを基に再構成されディスプレイ11上に表
示される動きを呈する部位を対象として磁気共鳴画像は
、画質が良好に維持される。
【0022】また、データの取込み許可が有るデータ収
集期間(呼気期間)において、画像1枚以上(本実施例
では2枚分)のデータ収集が完了するような撮影で、且
つシーケンシャルに繰り返す必要のある撮影に対して、
呼気期間のみデータ収集を実施すると、被検体Pの腹部
がほぼ動きの少い状態にあるときに収集した複数枚の画
像を得ることになるから、各画像のそれぞれが等価に近
い位置状態で撮影されたことになる。従って、撮影時刻
の異なる複数画像の位置ずれがほとんど無く、複数画像
処理にて得た画像での診断能が良好に維持される。
集期間(呼気期間)において、画像1枚以上(本実施例
では2枚分)のデータ収集が完了するような撮影で、且
つシーケンシャルに繰り返す必要のある撮影に対して、
呼気期間のみデータ収集を実施すると、被検体Pの腹部
がほぼ動きの少い状態にあるときに収集した複数枚の画
像を得ることになるから、各画像のそれぞれが等価に近
い位置状態で撮影されたことになる。従って、撮影時刻
の異なる複数画像の位置ずれがほとんど無く、複数画像
処理にて得た画像での診断能が良好に維持される。
【0023】このように本実施例では、被検体の腹部を
撮影するため、被検体の呼吸に合せて、吸気期間毎にか
ら打ち(傾斜磁場の印加を除去したあるいは除去しない
シーケンスを流すとともにデータ収集を行わない)を実
施し、呼気期間毎に通常のシーケンスで画像1枚以上の
データ収集を行ったが、本発明によれば例えば腹部血管
等の被検体の呼吸性移動を呈する部位を上記実施例と同
様に呼吸同期で撮影することもできる。
撮影するため、被検体の呼吸に合せて、吸気期間毎にか
ら打ち(傾斜磁場の印加を除去したあるいは除去しない
シーケンスを流すとともにデータ収集を行わない)を実
施し、呼気期間毎に通常のシーケンスで画像1枚以上の
データ収集を行ったが、本発明によれば例えば腹部血管
等の被検体の呼吸性移動を呈する部位を上記実施例と同
様に呼吸同期で撮影することもできる。
【0024】なお、本発明に従って吸気期間にシーケン
スを流すが傾斜磁場を印加しないと、傾斜磁場を印加す
る割合が低下し、騒音防止の観点から好都合となる。ま
た、吸気期間に通常のシーケンスを流して呼気期間に撮
影時刻の異なる各画像を得ることも本発明に包含される
ものである。但し、吸気期間毎にデータ収集を行わない
ことが要求される。
スを流すが傾斜磁場を印加しないと、傾斜磁場を印加す
る割合が低下し、騒音防止の観点から好都合となる。ま
た、吸気期間に通常のシーケンスを流して呼気期間に撮
影時刻の異なる各画像を得ることも本発明に包含される
ものである。但し、吸気期間毎にデータ収集を行わない
ことが要求される。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、被
検体の呼吸に合せて、その吸気期間はデータ収集を回避
し、その呼気期間にデータ収集を行う呼吸同期制御を実
施する際、上記吸気期間にシーケンスを流すので、これ
によりデータ収集時の回復時間効果が安定に保たれ、再
構成画像の画質が良好に維持される。また、上記呼吸同
期制御をシーケンシャル撮影に対して実施すると、デー
タ収集時の位置再現性が安定して保たれ、撮影時刻の異
なる各画像間の位置ずれがほとんど無く、複数画像処理
にて得た画像での診断能が良好に維持される。また、こ
のように呼吸同期制御を行うため、従来のシーケンシャ
ル撮影における息止めスキャンの不具合を一挙に解決す
ることができる。
検体の呼吸に合せて、その吸気期間はデータ収集を回避
し、その呼気期間にデータ収集を行う呼吸同期制御を実
施する際、上記吸気期間にシーケンスを流すので、これ
によりデータ収集時の回復時間効果が安定に保たれ、再
構成画像の画質が良好に維持される。また、上記呼吸同
期制御をシーケンシャル撮影に対して実施すると、デー
タ収集時の位置再現性が安定して保たれ、撮影時刻の異
なる各画像間の位置ずれがほとんど無く、複数画像処理
にて得た画像での診断能が良好に維持される。また、こ
のように呼吸同期制御を行うため、従来のシーケンシャ
ル撮影における息止めスキャンの不具合を一挙に解決す
ることができる。
【図1】本発明のデータ収集方法が適用された磁気共鳴
イメージング装置の概略を示すシステム構成図である。
イメージング装置の概略を示すシステム構成図である。
【図2】本発明による呼吸同期でデータ収集する一例を
示すタイミングチャートである。
示すタイミングチャートである。
1 コンピュータシステム
2 シーケンサ
3,4,5 傾斜磁場電源
6 送信器
7 受信器
8 主磁石
9 プローブ
10 傾斜磁場コイル
11 ディスプレイ
12 エアバッグ
13 エアチューブ
14 呼吸同期コントローラ
15 静磁場制御系
Claims (2)
- 【請求項1】 被検体の呼吸性移動を呈する部位を磁
気共鳴イメージング撮影する際、被検体の呼吸に合わせ
て、その吸気期間付データ収集を回避し、その呼気期間
にデータ収集を行うとともに、前記吸気期間では傾斜磁
場の印加を除去したシーケンスを流すことを特徴とする
磁気共鳴イージング撮影におけるデータ収集方法。 - 【請求項2】 被検体の呼吸性移動を呈する部位を磁
気共鳴イメージング撮影する際、被検体の呼吸に合わせ
て、その吸気期間はデータ収集を回避し、その呼気期間
にデータ収集を行うとともに、前記呼気期間毎に画像1
枚以上のデータ収集が完了するような撮影で、且つシー
ケンシャルに繰り返す必要のある撮影に対して請求項1
記載の方法を適用することを特徴とする磁気共鳴イメー
ジング撮影におけるデータ収集方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3051681A JPH04364830A (ja) | 1991-03-15 | 1991-03-15 | 磁気共鳴イメージング撮影におけるデータ収集方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3051681A JPH04364830A (ja) | 1991-03-15 | 1991-03-15 | 磁気共鳴イメージング撮影におけるデータ収集方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04364830A true JPH04364830A (ja) | 1992-12-17 |
Family
ID=12893630
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3051681A Pending JPH04364830A (ja) | 1991-03-15 | 1991-03-15 | 磁気共鳴イメージング撮影におけるデータ収集方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04364830A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008119034A (ja) * | 2006-11-08 | 2008-05-29 | Ge Medical Systems Global Technology Co Llc | 磁気共鳴イメージング装置 |
JP2009034485A (ja) * | 2007-07-11 | 2009-02-19 | Toshiba Corp | 磁気共鳴イメージング装置 |
-
1991
- 1991-03-15 JP JP3051681A patent/JPH04364830A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008119034A (ja) * | 2006-11-08 | 2008-05-29 | Ge Medical Systems Global Technology Co Llc | 磁気共鳴イメージング装置 |
JP2009034485A (ja) * | 2007-07-11 | 2009-02-19 | Toshiba Corp | 磁気共鳴イメージング装置 |
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