JP4334049B2 - Mri装置 - Google Patents

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    • A61B5/418Evaluating particular organs or parts of the immune or lymphatic systems lymph vessels, ducts or nodes

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、磁気共鳴現象に基づいて被検体内部を画像化する磁気共鳴(MR)イメージング(MRI)に係り、とくに、リンパ管、リンパ節など、血液に比べて流れが遅く且つ細い流体の描出ができるMRイメージングに関する。
【0002】
なお、本発明に従うリンパ管の撮像法を、“MR Lymphangiography"と呼ぶことにする。
【0003】
【従来の技術】
磁気共鳴イメージングは、静磁場中に置かれた被検体の原子核スピンをそのラーモア周波数の高周波信号で磁気的に励起し、この励起に伴って発生するMR信号から画像を再構成するイメージング法である。
【0004】
従来、この磁気共鳴イメージングの分野において、血管を撮影するMRアンギオグラフィ(MRA)には、タイムオブフライト(time of flight:TOF)法、位相コントラスト(phase contrast:PC)法、造影MRアンギオ法などが用いられている。
【0005】
しかし、体内を流れる、例えば胸管(リンパ管)については、同じ流体でありながら、リンパ液の流速が血液よりも遅く、またその管路も細いということから、MRIの分野では胸管は今のところ画像化されていない。
【0006】
従来、リンパ管を撮像する手法は、専ら、被検体に造影剤を投与してX線撮影を行うX線リンパ撮像法(X-ray Lymphography)に頼っている。また、リンパ節については、被検体に造影剤を投与してMR撮像を行うことで可能であるという報告もある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来のリンパ管やリンパ節を撮影する手法にあっては、いずれにしても造影剤を投与しなければならない。この造影剤の投与には数時間の長い時間が必要であるから、被検体(患者)は精神的にも体力的にもその負担は非常に大きい。また、造影剤が被検体の体質に合わないこともあり、必ずしもオールマイティなイメージング法ではなかった。つまり、リンパ系疾患を容易に診断できるMRイメージング法が無いのが現状であった。
【0008】
本発明は、このような従来技術が直面する現状を打破するためになされたもので、被検体に造影剤を投与することなく、リンパ管やリンパ節におけるリンパ液の流れを容易に描出できるようにすることを、その目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明のMRI装置は、エコー間隔(ETS)が3〜7msの値に設定され、かつ被検体内における血液よりは遅い速度で移動するリンパ管内のリンパ液の描出に合わせて血液のT1(spin-lattice relaxation)緩和時間よりも長い120〜800msの値に設定された実効エコー時間(TEeff)のFSE(高速FE)法またはFASE(高速AsymmetricSE)法によるパルスシーケンスを実行して造影剤を投与せずにMR信号を収集する撮像手段と、前記MR信号から前記リンパ液を強調し、かつ血管を前記リンパ液よりも低い信号レベルで描出した画像を生成する画像生成手段とを備えたことを主要な特徴とする。
【0013】
また、前記画像生成手段は、前記エコー信号に基づいて3次元の画像データを生成するとともに当該画像データを最大値投影処理に付すことで前記画像を得る手段であってもよい。
【0014】
さらに、別の態様として、前記被検体の心時相を表わす信号を検出する時相検出手段を備え、前記撮像手段は、前記心時相を表す信号に含まれる心臓の鼓動に因る参照波形に一定の遅延時間をもって同期して各回の前記パルスシーケンスを実行させるスキャン開始手段を有することを特徴とする。
【0015】
さらには、前記撮像手段によって前記パルスシーケンスが実行されている間は息止めを行うように前記被検体に息止めを指令する息止め指令手段を備えることもできる。
【0016】
また、前記撮像手段を、時相検出手段により検出された前記被検体の心時相を表わす信号に同期して複数心拍毎にイメージングスキャンを実行することによって前記MR信号を収集するように構成することができる。この場合、前記被検体の心時相を表わす信号に同期して所定スライスエンコード量分のエコー信号を収集する動作を、複数心拍毎に繰り返す3次元スキャンを前記イメージングスキャンとすることができる。また、前記撮像手段を、コロナル方向にイメージングスキャンを実行することによって前記MR信号を収集するように構成し、前記画像生成手段を、前記MR信号からコロナル画像を生成するように構成することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る1つの実施の形態を、図1〜図7を参照して説明する。
【0018】
この実施形態に係るMRI(磁気共鳴イメージング)装置の概略構成を図1に示す。
【0019】
このMRI装置は、被検体としての患者Pを載せる寝台部と、静磁場を発生させる静磁場発生部と、静磁場に位置情報を付加するための傾斜磁場発生部と、高周波信号を送受信する送受信部と、システム全体のコントロール及び画像再構成を担う制御・演算部と、被検体Pの心時相を表す信号としてのECG信号を計測する心電計測部と、患者Pに息止めを指令するための息止め指令部とを備えている。
【0020】
静磁場発生部は、例えば超電導方式の磁石1と、この磁石1に電流を供給する静磁場電源2とを備え、被検体Pが遊挿される円筒状の開口部(診断用空間)の軸方向(Z軸方向)に静磁場H0 を発生させる。なお、この磁石部にはシムコイル14が設けられている。このシムコイル14には、後述するホスト計算機の制御下で、シムコイル電源15から静磁場均一化のための電流が供給される。寝台部は、被検体Pを載せた天板を磁石1の開口部に退避可能に挿入できる。
【0021】
傾斜磁場発生部は、磁石1に組み込まれた傾斜磁場コイルユニット3を備える。この傾斜磁場コイルユニット3は、互いに直交するX、Y及びZ軸方向の傾斜磁場を発生させるための3組(種類)のx,y,zコイル3x〜3zを備える。傾斜磁場部はまた、x,y,zコイル3x〜3zに電流を供給する傾斜磁場電源4を備える。この傾斜磁場電源4は、後述するシーケンサ5の制御のもと、x,y,zコイル3x〜3zに傾斜磁場を発生させるためのパルス電流を供給する。
【0022】
傾斜磁場電源4からx,y,zコイル3x〜3zに供給されるパルス電流を制御することにより、物理軸である3軸X,Y,Z方向の傾斜磁場を合成して、互いに直交するスライス方向傾斜磁場Gs、位相エンコード方向傾斜磁場Ge、および読出し方向(周波数エンコード方向)傾斜磁場Grの各論理軸方向を任意に設定・変更することができる。スライス方向、位相エンコード方向、および読出し方向の各傾斜磁場は、静磁場H0に重畳される。
【0023】
送受信部は、磁石1内の撮影空間にて被検体Pの近傍に配設されるRFコイル7と、このコイル7に接続された送信器8T及び受信器8Rとを備える。この送信器8T及び受信器8Rは、後述するシーケンサ5の制御のもとで動作する。送信器8Tは、核磁気共鳴(NMR)を起こさせるためのラーモア周波数のRF電流パルスをRFコイル7に供給する。受信器8Rは、RFコイル7が受信したMR信号(高周波信号)を取り込み、これに前置増幅、中間周波変換、位相検波、低周波増幅、フィルタリングなどの各種の信号処理を施した後、A/D変換してMR信号に応じたデジタル量のデータ(原データ)を生成する。
【0024】
さらに、制御・演算部は、シーケンサ(シーケンスコントローラとも呼ばれる)5、ホスト計算機6、演算ユニット10、記憶ユニット11、表示器12、入力器13、および音声発生器16を備える。この内、ホスト計算機6は、記憶したソフトウエア手順により、シーケンサ5にパルスシーケンス情報を指令するとともに、装置全体の動作を統括する機能を有する。
【0025】
ホスト計算機6は、位置決め用スキャン(図示しない)などの準備作業に引き続いて、図2に示すパルスシーケンスに基づいてイメージングスキャンを実施する。このイメージングスキャンは、画像再構成に必要なエコーデータの組を収集するMRスキャンであり、ここでは3次元スキャンに設定されている。イメージングスキャンは、患者が息を吸った状態または吐いた状態で息を止める息止め法、および、ECG信号に依るECGゲート法を併用して行われる。なお、この息止め法およびECGゲート法、またはその一方は場合によっては併用しなくてもよい。
【0026】
このパルスシーケンスとしては、3次元(3D)スキャンまたは2次元(2D)スキャン)である。そのパルス列の形態としては、SE(スピンエコー)法、FSE(高速SE)法、FASE(高速 Asymmetric SE)法(すなわち、高速SE法にハーフフーリエ法を組み合わせたイメージング法)、EPI(エコープラナーイメージング)法、などが用いられる。とくに、サスセプタビリティ(susceptibility)などの影響を受け難いFASE法やFSE法が好適である。
【0027】
シーケンサ5は、CPUおよびメモリを備えており、ホスト計算機6から送られてきたパルスシーケンス情報を記憶し、この情報にしたがって傾斜磁場電源4、送信器8T、受信器8Rの動作を制御するとともに、受信器8Rが出力したMR信号のデジタルデータを一旦入力し、これを演算ユニット10に転送するように構成されている。ここで、パルスシーケンス情報とは、一連のパルスシーケンスにしたがって傾斜磁場電源4、送信器8Tおよび受信器8Rを動作させるために必要な全ての情報であり、例えばx,y,zコイル3x〜3zに印加するパルス電流の強度、印加時間、印加タイミングなどに関する情報を含む。
【0028】
また、演算ユニット10は、受信器8Rが出力したデジタルデータ(原データまたは生データ)を、シーケンサ5を通して入力し、その内部メモリ上のフーリエ空間(k空間または周波数空間とも呼ばれる)に原データを配置し、この原データを各組毎に2次元または3次元のフーリエ変換に付して実空間の画像データに再構成する。また演算ユニットは、必要に応じて、画像に関するデータの合成処理、差分演算処理などを行うことができる。
【0029】
この合成処理には、複数フレームの画像データを対応する画素毎に加算する処理、3次元データに対して視線方向の最大値を各視線毎に選択する最大値投影(MIP)処理などが含まれる。また、上記合成処理の別の例として、フーリエ空間上で複数フレームの軸の整合をとって原データのまま1フレームの原データに合成するようにしてもよい。なお、加算処理には、単純加算処理、加算平均処理、重み付け加算処理などが含まれる。
【0030】
記憶ユニット11は、再構成された画像データのみならず、上述の合成処理や差分処理が施された画像データを保管することができる。表示器12は画像を表示する。また入力器13を介して、術者が希望する撮影条件、パルスシーケンス、画像合成や差分演算に関する情報をホスト計算機6に入力できる。
【0031】
また、息止め指令部の一要素として音声発生器16を備える。この音声発生器16は、ホスト計算機6から指令があったときに、息止め開始および息止め終了のメッセージを音声として発することができる。
【0032】
さらに、心電計測部は、被検体の体表に付着させてECG信号を電気信号として検出するECGセンサ17と、このセンサ信号にデジタル化処理を含む各種の処理を施してホスト計算機6およびシーケンサ5に出力するECGユニット18とを備える。この心電計測部による計測信号は、イメージングスキャンを実行するときにシーケンサ5により用いられる。これにより、ECGゲート法(心電同期法)による同期タイミングを適切に設定でき、この同期タイミングに基づくECGゲート法のイメージングスキャンを行ってデータ収集できるようになっている。
【0033】
本実施形態の構成において、磁石1、静磁場電源2、傾斜磁場コイルユニット3、傾斜磁場電源4、シーケンサ5、ホスト計算機6、RFコイル7、送信器8T、受信器8R、記憶ユニット11、音声発生器16、ECGセンサ17、およびECGユニット18が本発明の撮像手段の主要部を成し、また、演算ユニット10、シーケンサ5、ホスト計算機6、および記憶ユニット11が画像生成手段の主要部を成す。
【0034】
次に、図2〜7を参照して、本実施形態のMRI装置によるイメージングスキャンの動作を説明する。
【0035】
ホスト計算機6は、図示しない所定のメインプログラムを実行することにより、図3に示す如く、イメージングスキャンを、一例として3次元のFASE(高速 Asymmetric SE)法で実行する。このイメージングスキャンには息止め法およびECGゲート法が併用される。
【0036】
まず、ホスト計算機6は、図示しない所定のメインプログラムを実行する中で、入力器13からの操作情報に応答して図3に示す処理を実行する。
【0037】
これを詳述すると、ホスト計算機6は、最初に、予め適宜に決めてあるECGゲート法用の遅延時間TDLを例えば入力器13を介して入力する(ステップS20)。次いで、ホスト計算機6は操作者が入力器13から指定したスキャン条件(撮影条件)の情報(3D FASE法に基づくパルスシーケンス、位相エンコードの方向、エコー間隔(ETS)、各スライスエンコード量のスキャン間の待機時間、マトリクスサイズ、実効エコー時間TEeffなど)を入力し、遅延時間TDLを含むそれらの情報を制御データに処理し、その制御データをシーケンサ5および演算ユニット10に出力する(ステップS21)。
【0038】
いま、診断対象部位が胸管(リンパ管)である。上記スキャン条件の設定処理により、パルスシーケンスとして「3D FASE法」が指定され、そのシーケンスの実効エコー時間TEeff=240ms,エコー間隔ETS=5msに設定される。胸管を流れるリンパ液の流速はその周辺の血流速度に比べて遅く、またその管路も細い。そこで、実効エコー時間は、血液のT1緩和時間およびT2緩和時間よりも長い値に合わせる。とくに、T2緩和時間より長いときにその効果が大きい。これにより、リンパ液からの信号を高い値で検出することができる。
【0039】
さらに、胸管が患者の体軸方向に走行していること及び主要な血管もその付近ではほぼ体軸方向に走行しているので、位相エンコード方向は患者の上下方向(superior-inferior direction)に一致するように設定されている。これにより、位相エンコード方向の信号値の解像度が改善される。この手法は、例えば、
“Miyazaki M, et al., A novel MR angiography technique:SPEED acquisition using half-Fourier RARE, J. Magn. Reson. Imaging 1998; 8: 505-507"で示されている。
【0040】
次いで、スキャン前の準備完了の通知があったと判断できると(ステップS22)、ステップS23で息止め開始の指令を音声発生器14に出力する(ステップS23)。これにより、音声発生器14は一例として「息を十分に吸ってから止めて下さい」といった内容の音声メッセージを発するから、これを聞いた患者は息を十分に吸った状態で息を止めることになる。
【0041】
この後、ホスト計算機6はシーケンサ5にイメージングスキャンの開始を指令する(ステップS24および図4参照)。
【0042】
シーケンサ5は、図4に示す如く、イメージングスキャン開始の指令を受けると(ステップS24−1)、ECG信号の読み込みを開始し(ステップS24−2)、ECG信号におけるR波(参照波形)のピーク値の所定n回目の出現を、そのピーク値に同期させたECGトリガ信号から判断する(ステップS24−3)。ここで、R波の出現をn回(例えば2回)待つのは、確実に息止め状態に移行した時期を見計らうためである。これにより、n個目のR波の出現を待つ調整時間Tspが設定される(図2参照)。
【0043】
所定n回目のR波が出現すると、予め適宜に設定した遅延時間TDLだけ待機する処理を行う(ステップS24−4)。この遅延時間TDLは、リンパ液を撮像する上で最もエコー信号の強度が高くなり、その描出能が高くなるように最適化されている。一例として、遅延時間TDLは200ms〜500msの間の値に設定される。
【0044】
この最適な遅延時間TDLが経過した時点が最適な心電同期タイミングであるとして、シーケンサ5はイメージングスキャンを実行する(ステップS24−5)。具体的には、既に記憶していたパルスシーケンス情報に応じて送信器8Tおよび傾斜磁場電源4を駆動し、3次元スキャンのFASE法のパルスシーケンスに基づくスキャンが図2のタイムチャートに示す如く、ECGゲート法(心電同期法)の元で実行される。なお、図2のFASE法のシーケンスにおいて、位相エンコード方向の傾斜磁場Geの波形の図示は省略されている。
【0045】
これにより、最初のスライスエンコード量SE1の元(図5参照)、約600ms程度のスキャン時間で、図6に示す如く、胸管を含ませて設定した胸部の3次元撮像領域Rimaからエコー信号がRFコイル7により収集され、受信器8Rに送られる。
【0046】
この1スライスエンコード量SE1に拠る1回目のスキャンが終了すると、シーケンサ5は、最終のスライスエンコード量SEnに拠るスキャンが完了したかどうかを判断し(ステップS4−6)、この判断がNO(最終スキャンが済んでいない)の場合、ECG信号を監視しながら、例えばイメージングスキャンに使用したR波から例えば2心拍(2R−R)と、短めに設定した期間が経過するまで待機する(ステップS24−7)。つまり、この待機期間が繰返し時間TRを規定する。
【0047】
このように例えば2R−R分に相当する期間待って、例えば3個目のR波が出現すると(ステップS24−7,YES)、シーケンサ5は前述したステップS24−4にその処理を戻す。これにより、その3個目のR波ピーク値に同期したECGトリガ信号から指定遅延時間TDLが経過した時点で2回目のスライスエンコード量SE2に拠るスキャンが前述と同様に実行され、3次元撮像領域Rimaからエコー信号が収集される(ステップS24−4,5)。以下同様に、最終のスライスエンコード量SEn(例えばn=8)までスキャンが繰り返されてエコー信号が収集される。
【0048】
スライスエンコード量SEnに拠る最終回のスキャンが終わると、ステップS24−6における判断がYESとなり、シーケンサ5からホスト計算機6にイメージングスキャンの完了通知が出力される(ステップS24−8)。これにより、処理がホスト計算機6に戻される。
【0049】
ホスト計算機6は、シーケンサ5からのスキャン完了通知を受けると(ステップS25)、息止め解除の指令を音声発生器16に出力する(ステップS26)。そこで、音声発生器16は、例えば「息をして結構です」といった音声メッセージを患者に向けて発し、息止め期間が終わる(図5の息止め終了時刻参照)。
【0050】
したがって、図2のタイムチャートで説明する如く、2R−R毎にECGゲート法に基づき、スライスエンコード量毎のスキャンがn回(例えば8回)実行される。このn回のスキャンに要する時間、すなわち患者に息止めを継続してもらう時間はスキャン条件に拠って異なるが、一例として、20〜25秒程度である。
【0051】
患者Pから発生されたエコー信号は、各回のスキャン毎に、RFコイル7で受信され、受信器8Rに送られる。受信器8Rはエコー信号に各種の前処理を施し、デジタル量に変換する。このデジタル量のエコーデータはシーケンサ5を通して演算ユニット10に送られ、メモリで形成される画像の3次元k空間に配置される。ハーフフーリエ法を採用していることから、収集しなかったk空間のデータは演算により求められ、同空間内に埋められる。これによりk空間全部にエコーデータが配置される。
【0052】
このようにイメージングスキャンによるエコーデータの収集が終わると、ホスト計算機6は演算ユニット10にデータ処理および表示処理を指令する。この一連の処理を図6に示す。
【0053】
まず、演算ユニット10は、イメージングスキャンにより収集・配置されたk空間上のエコーデータに3次元フーリエ変換を施して実空間の画像データに再構成する(ステップ31)。次いで、この3次元画像データに所望視線方向に沿ったMIP処理を行なう(ステップ32)。演算ユニット10は次いで、処理されたMIP像を表示器12に表示させる(ステップ33)。
【0054】
図7に、本発明の手法に基づいて実際に撮像した胸部のコロナル像を示す。この図は、トータルの撮像時間を大幅に短縮できるように胸管に沿ってコロナル方向に撮像したコロナル像をマニュアルで模式的に写し取ったものである。撮像条件は、3次元FASE法に従い且つECGゲート法および息止め法を併用している。主な撮像パラメータは、繰り返し時間TR=5000ms,実効エコー時間Teff=240ms,エコー間隔ETS=5ms,マトリクスサイズ=256×256,1.4mmスライス厚の36スライスパーティション(slice partitions),アベレージング数=1,FOV=360mm×360mmである。静磁場は1.5Tの装置を使用した。トータルの撮像時間は約5分であった。血液描出を一定にするため、ECGゲーティングのR波からの遅延時間をスライスエンコード毎に合わせた。この遅延時間TDH=450ms(R−R波が900ms程度のボランティアのとき)とした。
【0055】
この結果、図7の模写図に示すように、胸部の大動脈ARに沿って走行している胸部の細い胸管(リンパ管)TDが高信号に描出された(実際の画像上では、白く光るが、図面上では濃いハッチングで示す)。また、CSF(脳脊髄液)も高信号に描出された。胸管TDの周囲の大動脈ARや静脈VEもある程度、描出されるが、その輝度は積極的に低く抑えられて、グレイスケールで表示される(図面上では薄いハッチングで示す)。
【0056】
このように、撮像条件をリンパ液の描出に合わせ、とくに、実効エコー時間Teffを、血液の緩和時間よりも長いと考えられるリンパ液に合わせることで、リンパ液を高信号に描出できる。
【0057】
また、エコー間隔ETSが短いパルスシーケンスを使用しているので、胸管の背景となる血管もある程度描出でき、グレイスケールで描出できる。このため、胸管(リンパ液)を描出できることに加え、血管をそれよりも低い信号レベルで描出できる。したがって、画像上において、胸管(リンパ管)の空間的な位置関係を把握し易くなる。これにより、リンパ系疾患の診断に役立つMR画像を提供することができる。
【0058】
さらに、本実施形態に特有の利点として、以下の事項が挙げられる。
【0059】
まず、造影剤を投与しないので、非侵襲に撮像でき、この点からも患者の精神的、体力的な負担が著しく軽くなる。同時に、造影効果のタイミングを計る必要があるなど、造影法固有の煩わしさからも解放されるとともに、造影法と違って、繰返し撮影が容易になる。
【0060】
ECGゲート法を併用しているので、心臓の動きに因る体動アーチファクトを殆ど排除するとともに、息止め法を併用してしているので、体動アーチファクトを低減した画像を提供できる。
【0061】
また、上記実施形態にあっては、FASE法に基づくパルスシーケンスのエコー間隔ETSは必ずしも5msに限定されるものではないが、背景となる血管系もある程度の信号値で描出した方が位置関係の把握に役立つことから、なるべく短いエコー間隔が望ましい。例えば、このエコー間隔は3〜7msの範囲内であれば、十分にその効果が発揮される。エコー間隔が短いと、撮像時間の短縮の観点からも望ましい。さらに、実効エコー時間も必ずしも240msに限定されることなく、リンパ液を高信号で検出し、その周囲の血流の信号を低くできる範囲、例えば120〜800msであれば、適宜な値に設定することができる。
【0062】
さらに、上述したパルスシーケンスにおいて、脂肪抑制パルスを印加するように構成してもよい。
【0063】
さらに、本発明を適用可能な対象部位はリンパ管に限らず、リンパ節であってもよい。また、被検体内の陥凹(窩、室、または洞など)に溜まっている液体にも適用可能である。例えば、pericardial recessなどの描出にも用いることができる。この場合には、パルスシーケンスの実効エコー時間を前述と同様に、pericardial recessなどの描出に合わせればよい。
【0064】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のMRI装置によれば、被検体内における血液以外の流体(例えばリンパ管やリンパ節のリンパ液、陥凹に溜まっている液体)の描出に合わせた、血液の緩和時間よりも長い実効エコー時間(TEeff)のパルスシーケンスを実行してMR信号を収集し、そのMR信号から流体を強調した画像を生成するので、被検体に造影剤を投与することなく、リンパ液などの流れや動態などを容易に描出できる、リンパ系や各種系の疾患の治療に役立つMR画像を提供することができる。
【0065】
とくに、撮像対象の流体がリンパ管であるときに、本発明に係る “MRLymphangiography“によって、造影剤を投与しないリンパ管のMR像を今回初めて提供することができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るMRI装置の構成の一例を示す機能ブロック図。
【図2】イメージングスキャンに係るパルスシーケンスの概要を示すタイミングチャート。
【図3】ホスト計算機が実行するイメージングキャンの手順を例示する概略フローチャート。
【図4】シーケンサが実行するECGゲート法を併用したイメージングスキャンの手順を示す概略フローチャート。
【図5】3次元の撮影領域を傾斜磁場方向と共に示す説明図。
【図6】演算ユニットにより実行される処理手順を示す概略フローチャート。
【図7】実際に撮像した胸管のコロナル像を模式化して示す画像図。
【符号の説明】
1 磁石
2 静磁場電源
3 傾斜磁場コイルユニット
4 傾斜磁場電源
5 シーケンサ
6 ホスト計算機)
7 RFコイル
8T 送信器
8R 受信器
10 演算ユニット
11 記憶ユニット
12 表示器
13 入力器
16 音声発生器
17 ECGセンサ
18 ECGユニット

Claims (8)

  1. エコー間隔(ETS)が3〜7msの値に設定され、かつ被検体内における血液よりは遅い速度で移動するリンパ管内のリンパ液の描出に合わせて血液のT1(spin-lattice relaxation)緩和時間よりも長い120〜800msの値に設定された実効エコー時間(TEeff)のFSE(高速FE)法またはFASE(高速AsymmetricSE)法によるパルスシーケンスを実行して造影剤を投与せずにMR信号を収集する撮像手段と、前記MR信号から前記リンパ液を強調し、かつ血管を前記リンパ液よりも低い信号レベルで描出した画像を生成する画像生成手段とを備えたことを特徴とするMRI装置。
  2. 請求項1記載のMRI装置において、
    前記パルスシーケンスは、2次元スキャンまたは3次元スキャンによるシーケンスであることを特徴とするMRI装置。
  3. 請求項1記載のMRI装置において、
    前記画像生成手段は、前記エコー信号に基づいて3次元の画像データを生成するとともに当該画像データを最大値投影処理に付すことで前記画像を得る手段であることを特徴とするMRI装置。
  4. 請求項1乃至3の何れか一項に記載のMRI装置において、
    前記被検体の心時相を表わす信号を検出する時相検出手段を備え、前記撮像手段は、前記心時相を表す信号に含まれる心臓の鼓動に因る参照波形に一定の遅延時間をもって同期して各回の前記パルスシーケンスを実行させるスキャン開始手段を有することを特徴としたMRI装置。
  5. 請求項1乃至3の何れか一項に記載のMRI装置において、
    前記撮像手段によって前記パルスシーケンスが実行されている間は息止めを行うように前記被検体に息止めを指令する息止め指令手段を備えたことを特徴とするMRI装置。
  6. 請求項1記載のMRI装置において、
    前記撮像手段は、時相検出手段により検出された前記被検体の心時相を表わす信号に同期して複数心拍毎にイメージングスキャンを実行することによって前記MR信号を収集するように構成されることを特徴とするMRI装置。
  7. 請求項1記載のMRI装置において、
    前記撮像手段は、前記被検体の心時相を表わす信号に同期して所定スライスエンコード量分のエコー信号を収集する動作を、複数心拍毎に繰り返す3次元スキャンを前記イメージングスキャンとして実行するように構成されることを特徴とするMRI装置。
  8. 請求項1記載のMRI装置において、
    前記撮像手段は、コロナル方向にイメージングスキャンを実行することによって前記MR信号を収集するように構成され、前記画像生成手段は、前記MR信号からコロナル画像を生成するように構成されることを特徴とするMRI装置。
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