JPH04364781A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JPH04364781A
JPH04364781A JP3140419A JP14041991A JPH04364781A JP H04364781 A JPH04364781 A JP H04364781A JP 3140419 A JP3140419 A JP 3140419A JP 14041991 A JP14041991 A JP 14041991A JP H04364781 A JPH04364781 A JP H04364781A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
dielectric
transistor
base layer
base
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3140419A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasutaka Tamura
泰孝 田村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
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  • Electrodes Of Semiconductors (AREA)
  • Superconductor Devices And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
  • Bipolar Transistors (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置に関し、よ
り詳しくは、電気的信号を増幅あるいはスイッチングす
るために使用される誘電体ベーストランジスタを備えた
半導体装置に関する。
【0002】コンピュータに代表される情報処理用エレ
クトロニクス装置の分野においては電気的信号を増幅し
たり、スイッチング動作を行うトランジスタが重要な役
割を果たしている。装置の中に使用されているトランジ
スタの性能を向上させることは、情報処理装置の性能を
向上させる上で第一義的に重要なことである。特にトラ
ンジスタのスイッチング速度の向上は直接的に情報処理
装置の処理速度向上に結びついている。
【0003】トランジスタの高速度化には種々な方向が
あるが、その基本になるのは素子寸法の小型化、縮小化
である。素子寸法を小さくすれば、それに伴って静電容
量やインダクタンスは減少し、高速化に有効である。ま
た、トランジスタの中のキャリア走行距離が短くなるこ
とによる高速化も期待できるのである。寸法を極限まで
小さくしたトランジスタを従来の半導体材料だけでなく
、金属、酸化物、金属超伝導体或いは酸化物超伝導体を
用いて構成することができれば、トランジスタの応用範
囲が大きく広がることになり、産業上有用と考えられる
【0004】
【従来の技術】情報処理装置の処理速度向上の要求に応
えるトランジスタとして、誘電体ベーストランジスタが
提案されている。
【0005】この誘電体ベーストランジスタはベース領
域に誘電体を用いたトランジスタの総称であり、図3(
A) に例示するような構造をしている。
【0006】即ち、高誘電率のSrTiO3基板よりな
る誘電体ベース層31の平坦な面の上に、厚さ6nmの
シリコンよりなるトンネルバリア層32,33が間隔を
おいて2つの領域に形成され、それらの上にエミッタ層
34とコレクタ層35がぞれぞれ形成されている。また
、高誘電率のベース層31の下面にはベース電極36が
接触され、この電極36に与えた電位により誘電体ベー
ス層31の電位が制御される。
【0007】そして、エミッタ層34から供給された電
子は、トンネル効果によりトンネルバリア層32を抜け
て誘電体ベース層31を走行し、他方のトンネルバリア
層33を超えてコレクタ層35に到達することになる。 そして、ベース電極36から誘電体ベース層31に印加
する電圧を変化して、エミッタ層34から誘電体ベース
層31に注入されるキャリアの量を変え、これによりト
ランジスタの電流を制御することになる。
【0008】ところで、このトランジスタは図4に示す
ような電流−電圧特性を有し、また、その電圧ゲインは
約2倍が得られるが、電流ゲインはベース層31が絶縁
性であるためにベース電流が流れず、極めて高い値とな
る。
【0009】したがって、誘電体ベーストランジスタは
、FETと同様に極めて大きな電流ゲインをもつという
特徴があるが、相互コンダクタンスの大きさをエミッタ
の単位長さで正規化すると約10mS/mmとなり、さ
らに大きなものが要求されている。
【0010】トランジスタの相互コンダクタンスは、誘
電体ベース層31内のキャリアの走行時間で制限され、
走行時間が短いほど相互コンダクタンスは大きくなり、
キャリア走行時間を短縮する最も効果的な方法の一つと
して、エミッタとコレクタの距離を短縮することが考え
られる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記したよう
な誘電体ベース層31の平坦面にエミッタ層34、コレ
クタ層35を形成する構造によれば、通常のフォトリソ
グラフィー法を用いて形成できるそれらの層の間隔は1
μm前後であり、誘電体ベーストランジスタの相互コン
ダクタンスを飛躍的に改善するには不十分である。
【0012】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであって、相互コンダクタンスの大きな誘電体ベース
トランジスタを備えた半導体装置を提供することを目的
とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記した課題は、図1に
例示するように、誘電性物質よりなるベース層1と、前
記ベース層1に段差のある面を形成する段部2と、前記
ベース層1より誘電率の低いバリア層4,6を介して、
前記段部2の上段と下段のそれぞれの面に形成された第
一、第二の導電性膜3,5と、前記ベース層1の前記段
部2のない面に接触させた第三の導電膜7とを備えてな
る誘電体ベーストランジスタを有することを特徴とする
半導体装置によって達成する。
【0014】または、図2に例示するように、前記第三
の導電膜7を絶縁性基板11に接触させて、前記誘電体
ベーストランジスタを該絶縁性基板11の上に形成する
ことを特徴とする前記半導体装置により達成する。
【0015】または、前記第一、第二、第三の導電膜3
,5,7のうち少なくとも一つが、超伝導を示す金属又
は酸化物材料で構成されていることを特徴とする前記半
導体装置によって達成する。
【0016】
【作  用】第1の発明によれば、エミッタ、コレクタ
となる第一の導電性膜3と第二の導電性膜5の間隙を段
部2の段差によって形成することになる。
【0017】この場合、厚さ方向となる段部2の段差の
制御が容易であり、その間隙を数百nmと小さくできる
ため、ベース走行時間が短縮されてトランジスタの電流
レベルと相互コンダクタンスを改善できる。
【0018】また、第2の発明によれば、誘電体ベース
トランジスタを絶縁性基板11の上に形成しているため
、集積化が可能になる。
【0019】さらに、第3の発明によれば、エミッタ、
コレクタとなる導電性膜3,5を超伝導材料により形成
しているために、これらの間に超伝導電流を流せ、高速
化、低消費電力化が図れる。
【0020】
【実施例】
(a)本発明の第1の実施例の説明 図1は、本発明の一実施例を示す装置の断面図とそのエ
ネルギーバンド図を示している。
【0021】図において符号1は、SrTiO3のよう
な絶縁体的バンド構造をもつ物質よりなる誘電体ベース
層で、その上面には段部2が形成され、その上段面には
段部2の縁に至るエミッタ層3が第1のトンネルバリア
層4を介して形成され、またその下段面には、コレクタ
層5が第2のトンネルバリア層6を介して形成されてい
る。さらに、誘電体ベース層1の下面にはベース電極7
が形成されている。
【0022】ところで、その段部2は、イオンミリング
法、エッチング法等によって誘電体ベース層1の一部を
均等に除去して形成されるものである。そして、その上
にトンネルバリア層となるSiO2をCVDにより形成
し、ついで、Ta等の金属材を蒸着法により堆積すれば
、その金属材は段差によって不連続になって分離され、
分離した金属材をそれぞれエミッタ層3、コレクタ層5
として適用することになる。
【0023】また、エミッタ層3、コレクタ層5の間隔
は段部2の段差によって決定され、その段差の制御は数
百nmまで可能であり、段差を300nmとした場合に
それらの層3,5の厚さを150nm程度にすればよい
【0024】ところで、段部2の立上がり面が僅かに下
方向に傾くようにイオンミリング等を行えば、その側壁
面とコレクタ層5の間に僅かな隙間が形成され、それら
が接触することはなくなる。
【0025】8は、誘電体ベース層1、エミッタ層3及
びコレクタ層5を覆うSiO2等の層間絶縁膜で、20
0nm程度の厚さに形成され、この膜には、エミッタ層
3、コレクタ層5の一部をそれぞれ露出するコンタクト
ホール8a,8bが形成され、各コンタクトホール8a
,8bにはエミッタ電極9及びコレクタ電極10が形成
されている。
【0026】次に、上記した誘電体トランジスタの作用
を説明する。
【0027】上述した実施例において、エミッタ電極9
とコレクタ電極10の間に電圧を印加してエミッタ層3
がコレクタ層5よりも低電位となるようにすると、上記
した誘電体ベーストランジスタの模式的バンド図は図1
(B) に示すようになる。
【0028】なお、この図は、キャリアが電子の場合に
対するものであるが、キャリアが正孔の場合でも同様な
説明が可能である。
【0029】この状態で、ベース電極7に所定の電圧を
印加してベース層1のポテンシャルを低下させると、エ
ミッタ層3内のキャリアは、第1のトンネルバリア層4
をトンネルして誘導体ベース層1に注入され、ついで段
部2の領域を通り、第2のトンネルバリア層6を超えて
コレクタ層5に到達する。
【0030】この場合、ベース電極7の電圧を変化する
と電流の通路(チャネル)のポテンシャルも変化し、ト
ランジスタ電流がベース層1に与えた電位によって制御
されることになる。
【0031】ここで、エミッタ層3とコレクタ層5との
間の間隔は段部2の段差によって形成され、しかも、そ
の段差をイオンミリング等により数百Åと極めて小さく
することができる。従って、段差を小さくすることによ
りベース走行時間は短縮され、トランジスタの電流レベ
ルと相互コンダクタンスが改善される。
【0032】(b)本発明のその他の実施例の説明第1
の実施例装置は単体のトランジスタについて説明したが
、図2に示すように、この誘電体ベーストランジスタの
ゲート電極をLaAlO3等の絶縁性基板11の上に接
触させて形成する構造を採れば、複数の誘電体ベースト
ランジスタを同一基板11の上に集積できることになる
【0033】また、第1の実施例では、エミッタ層3、
コレクタ層5及びベース層1をTa等の金属材料により
形成し、トンネルバリア層4,6をSiO2により形成
したが、エミッタ層3、コレクタ層5及びベース層1を
YBa2Cu3OX 等の酸化物超伝導材料により形成
するとともに、トンネルバリア層をYAlO3 によっ
て構成することもできる。
【0034】これによれば、エミッタ・コレクタ間の間
隙が段差により小さく形成された上記装置において、超
伝導電流を流すことができるという利点がある。
【0035】なお、エミッタ層3,コレクタ層5の材料
としては、その他にNbやPb合金等の金属系超伝導体
、半導体がある。
【0036】また、トンネルバリア層4,6の材料は、
SiO2、YAlO3 に限定されるものではなく、誘
電体ベース層1よりも誘電率が低く、しかも、キャリア
の流れに対してトンネルバリアとして働く薄い絶縁体で
あればよい。
【0037】さらに、第1の実施例においては、誘電体
ベース層1をSrTiO3によって形成したが、KTa
1−XNbX O3のような他の材料により形成するこ
ともできる。そして、KTa1−XNbX O3を用い
れば、例えば液体窒素温度で誘電率が最大になるように
組成比xを調整して、その温度で良好な特性をもつよう
に素子を設計することができる利点がある。その組成比
xを0.05とすれば、液体窒素温度での比誘電率が数
万となる。
【0038】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、エミ
ッタ、コレクタとなる第一の導電性膜と第二の導電性膜
の間隙を、制御が容易な段部の段差によって形成したの
で、その間隙を数百nmと小さくでき、ベース走行時間
を短縮してトランジスタの電流レベルと相互コンダクタ
ンスを改善することができる。
【0039】また、第2の発明によれば、誘電体ベース
トランジスタを絶縁性基板の上に形成しているので、集
積化が可能になる。
【0040】さらに、第3の発明によれば、エミッタ、
コレクタとなる導電性膜を超伝導材料により形成してい
るので、これらの間に超伝導電流を流すことができ、高
速化、低消費電力化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例装置を示す断面図及びそ
のエネルギーバンド図である。
【図2】本発明の第2実施例装置を示す断面図である。
【図3】従来装置の一例を示す断面図及びそのエネルギ
ーバンド図である。
【図4】誘電体ベーストランジスタの特性図である。
【符号の説明】
1    誘電体ベース層 2    段部 3    エミッタ層(導電膜) 4    トンネルバリア層 5    コレクタ層(導電膜) 6    トンネルバリア層 7    ベース電極 8    層間絶縁膜

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】誘電性物質よりなるベース層(1)と、前
    記ベース層(1)に段差のある面を形成する段部(2)
    と、前記ベース層(1)より誘電率の低いバリア層(4
    ,6)を介して、前記段部(2)の上段と下段のそれぞ
    れの面に形成された第一、第二の導電性膜(3,5)と
    、前記ベース層(1)の前記段部(2)のない面に接触
    させた第三の導電膜(7)とを備えてなる誘電体ベース
    トランジスタを有することを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】前記第三の導電膜(7)を絶縁性基板(1
    1)に接触させて、前記誘電体ベーストランジスタを該
    絶縁性基板(11)の上に形成することを特徴とする請
    求項1記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】前記第一、第二、第三の導電膜(3,5,
    7)のうち少なくとも一つが、超伝導を示す金属又は酸
    化物材料で構成されていることを特徴とする請求項1,
    2記載の半導体装置。
JP3140419A 1991-06-12 1991-06-12 半導体装置 Withdrawn JPH04364781A (ja)

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Effective date: 19980903