JPH04364384A - 誘導電動機の抵抗推定起動装置 - Google Patents
誘導電動機の抵抗推定起動装置Info
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- JPH04364384A JPH04364384A JP3163390A JP16339091A JPH04364384A JP H04364384 A JPH04364384 A JP H04364384A JP 3163390 A JP3163390 A JP 3163390A JP 16339091 A JP16339091 A JP 16339091A JP H04364384 A JPH04364384 A JP H04364384A
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- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 5
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- NAWXUBYGYWOOIX-SFHVURJKSA-N (2s)-2-[[4-[2-(2,4-diaminoquinazolin-6-yl)ethyl]benzoyl]amino]-4-methylidenepentanedioic acid Chemical compound C1=CC2=NC(N)=NC(N)=C2C=C1CCC1=CC=C(C(=O)N[C@@H](CC(=C)C(O)=O)C(O)=O)C=C1 NAWXUBYGYWOOIX-SFHVURJKSA-N 0.000 description 1
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- Control Of Ac Motors In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、三相誘導電動機をイン
バータにより駆動する技術に関するものである。
バータにより駆動する技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】三相誘導電動機の制御方式は、速度検出
装置を必要とせず、高速高精度にトルクや速度が制御で
きる、速度センサレスベクトル制御方式が近年脚光を浴
びており、例えば、平成2年電気学会全国大会講演論文
集の第6分冊の第6−43〜6−44頁に記載された論
文「瞬時空間ベクトル理論を応用した速度センサレスベ
クトル制御」等にも発表されている。
装置を必要とせず、高速高精度にトルクや速度が制御で
きる、速度センサレスベクトル制御方式が近年脚光を浴
びており、例えば、平成2年電気学会全国大会講演論文
集の第6分冊の第6−43〜6−44頁に記載された論
文「瞬時空間ベクトル理論を応用した速度センサレスベ
クトル制御」等にも発表されている。
【0003】図2は、速度センサレスベクトル制御の一
例のブロック図であり、この図によって従来技術をを説
明する。
例のブロック図であり、この図によって従来技術をを説
明する。
【0004】PWMインバータ1により電力が供給され
る三相誘導電動機2の三相の一次電圧vu , vv
,vw を電圧検出器3で検出する。また三相一次電流
iu ,iv ,iw を電流検出器4で検出する。状
態変数演算器5では、検出された一次電圧vu , v
v ,vw および一次電流iu ,iv ,iw よ
り、 V1 =√(2/3)[vu −vv /2−vw
/2+j√(3)/2(vv −vw )]
(1) I1 =√(2/3)[iu −iv
/2−iw /2+j√(3)/2(iv −iw )
] (2) Ψ2 =∫{L2/M (v
1 −R1 I1)−K(Ψ2 −Ψ2i)}dt
−(L1 L2 /M−M)I1
(3) Ψ2i=∫(M/L2 I1 −R
2/L2 Ψ2i+jωm Ψ2i)dt
(4) ω2 =d/dt(tan−1
ψ2q/ψ2d)
(5)
ωs =R2 M/L2(ψ2di1q−ψ2qi1d
) / (ψ2d2 +ψ2q2) (
6) ωm =ω2 −ωs
(7) Ψ1 =M/L
2 Ψ2i+ (L1 −M2/L2)I1
(8)
T=ψ1di1q−ψ1qi1d
(9)の演算をする。ここで、 V1 ;一次電圧ベクトル I1 ;一次電流ベクトル Ψ2 ,Ψ2i;二次鎖交磁束ベクトルω2 ;Ψ2
の回転角周波数 ωs ;Ψ2 に対する回転子のすべり角周波数ωm
;回転子の回転角周波数 Ψ1 ;一次鎖交磁束ベクトル T ;トルク ψ2d,ψ2q;Ψ2 のd,q軸成分ψ1d,ψ1q
;Ψ1 のd,q軸成分L1 ,L2 ;一次,二次イ
ンダクタンスM ;相互インダクタンス K ;積分ドリフト補償ゲイン R1 ,R2 ;一次,二次抵抗 j ;ベクトルを複素数表現した時の虚数部を意味し
、それはベクトルのq軸に相当する。 である。またd−q軸は静止した座標軸である。そして
以下ωm を速度と称することにする。
る三相誘導電動機2の三相の一次電圧vu , vv
,vw を電圧検出器3で検出する。また三相一次電流
iu ,iv ,iw を電流検出器4で検出する。状
態変数演算器5では、検出された一次電圧vu , v
v ,vw および一次電流iu ,iv ,iw よ
り、 V1 =√(2/3)[vu −vv /2−vw
/2+j√(3)/2(vv −vw )]
(1) I1 =√(2/3)[iu −iv
/2−iw /2+j√(3)/2(iv −iw )
] (2) Ψ2 =∫{L2/M (v
1 −R1 I1)−K(Ψ2 −Ψ2i)}dt
−(L1 L2 /M−M)I1
(3) Ψ2i=∫(M/L2 I1 −R
2/L2 Ψ2i+jωm Ψ2i)dt
(4) ω2 =d/dt(tan−1
ψ2q/ψ2d)
(5)
ωs =R2 M/L2(ψ2di1q−ψ2qi1d
) / (ψ2d2 +ψ2q2) (
6) ωm =ω2 −ωs
(7) Ψ1 =M/L
2 Ψ2i+ (L1 −M2/L2)I1
(8)
T=ψ1di1q−ψ1qi1d
(9)の演算をする。ここで、 V1 ;一次電圧ベクトル I1 ;一次電流ベクトル Ψ2 ,Ψ2i;二次鎖交磁束ベクトルω2 ;Ψ2
の回転角周波数 ωs ;Ψ2 に対する回転子のすべり角周波数ωm
;回転子の回転角周波数 Ψ1 ;一次鎖交磁束ベクトル T ;トルク ψ2d,ψ2q;Ψ2 のd,q軸成分ψ1d,ψ1q
;Ψ1 のd,q軸成分L1 ,L2 ;一次,二次イ
ンダクタンスM ;相互インダクタンス K ;積分ドリフト補償ゲイン R1 ,R2 ;一次,二次抵抗 j ;ベクトルを複素数表現した時の虚数部を意味し
、それはベクトルのq軸に相当する。 である。またd−q軸は静止した座標軸である。そして
以下ωm を速度と称することにする。
【0005】速度ωm とその指令ωm * との誤差
は、加減算器6で演算され、PI増幅器7でトルク指令
T* となる。トルク指令T* はトルク制限器8を通
して最大値が制限されてT* ′となる。T* ′と磁
束指令Ψ* 及び状態変数演算器5の出力のトルクTと
一次鎖交磁束ベクトルΨ1 が、トルク磁束制御器9に
入力され、トルクTが入力されるトルク指令T* ′に
追従し、且つ一次鎖交磁束ベクトルの絶対値|Ψ1 |
が磁束指令Ψ* に追従するように、スイッチング信号
Su ,Sv ,Sw がこのトルク磁束制御器9から
PWMインバータ1に出力される。磁束指令Ψ* やト
ルク制限器8のトルク制限値TLMは、起動モード発生
器10から得られる。起動モード発生器10は、起動信
号ST を入力とし、この起動信号ST が“0”の時
は磁束指令Ψ* 及びトルク制限値TLM共に零であり
、起動信号ST が“0”から“1”に変化してからt
1時間後までに磁束指令Ψ* を50%まで増加させる
が、トルク制限値TLMはこの時まで零のままとする。 その後2t1までに磁束指令Ψ* を100%まで増加
させると共に、トルク制限値TLMも0%から 150
%まで増加させる。
は、加減算器6で演算され、PI増幅器7でトルク指令
T* となる。トルク指令T* はトルク制限器8を通
して最大値が制限されてT* ′となる。T* ′と磁
束指令Ψ* 及び状態変数演算器5の出力のトルクTと
一次鎖交磁束ベクトルΨ1 が、トルク磁束制御器9に
入力され、トルクTが入力されるトルク指令T* ′に
追従し、且つ一次鎖交磁束ベクトルの絶対値|Ψ1 |
が磁束指令Ψ* に追従するように、スイッチング信号
Su ,Sv ,Sw がこのトルク磁束制御器9から
PWMインバータ1に出力される。磁束指令Ψ* やト
ルク制限器8のトルク制限値TLMは、起動モード発生
器10から得られる。起動モード発生器10は、起動信
号ST を入力とし、この起動信号ST が“0”の時
は磁束指令Ψ* 及びトルク制限値TLM共に零であり
、起動信号ST が“0”から“1”に変化してからt
1時間後までに磁束指令Ψ* を50%まで増加させる
が、トルク制限値TLMはこの時まで零のままとする。 その後2t1までに磁束指令Ψ* を100%まで増加
させると共に、トルク制限値TLMも0%から 150
%まで増加させる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来技術において速度
ωm やトルクT、一次鎖交磁束ベクトルΨ1 がそれ
ぞれ指令値ωm * やT* ′、Ψ* に追従するよ
うに制御される。そのωm やT、及びΨ1 は一次電
圧ベクトルV1 や一次電流ベクトルI1 より、電動
機定数のR1 、R2 、L1 、L2 、Mを用いて
演算されるので、もしそれらの定数が実際の値と違って
いると、演算される速度ωm やトルクT、一次鎖交磁
束ベクトルΨ1 もそれぞれの真の値と違うようになっ
て、ωm * 、T* ′、Ψ* と実際のωm 、T
、|Ψ1 |との間に誤差を生じるようになる。
ωm やトルクT、一次鎖交磁束ベクトルΨ1 がそれ
ぞれ指令値ωm * やT* ′、Ψ* に追従するよ
うに制御される。そのωm やT、及びΨ1 は一次電
圧ベクトルV1 や一次電流ベクトルI1 より、電動
機定数のR1 、R2 、L1 、L2 、Mを用いて
演算されるので、もしそれらの定数が実際の値と違って
いると、演算される速度ωm やトルクT、一次鎖交磁
束ベクトルΨ1 もそれぞれの真の値と違うようになっ
て、ωm * 、T* ′、Ψ* と実際のωm 、T
、|Ψ1 |との間に誤差を生じるようになる。
【0007】電動機定数のうちL1 、L2 、Mは運
転中にほとんど変化しないので、最初に正確な値を状態
変数演算器5に設定しておけば、上記の問題は生じない
。しかしながら、電動機定数のうちR1 とR2 とは
電動機の温度によって変動するので、設定したR1 、
R2 の値と実際のR1 、R2 の値との間に誤差を
生じるようになる。例えば、電動機の温度がR1 、R
2 の設定温度よりも高かったならば、起動時に充分な
起動トルクを発生できず、起動できなかったり速度指令
よりも高速で回転してしまったりする。本発明はこのよ
うな問題点を解決しようとするものである。
転中にほとんど変化しないので、最初に正確な値を状態
変数演算器5に設定しておけば、上記の問題は生じない
。しかしながら、電動機定数のうちR1 とR2 とは
電動機の温度によって変動するので、設定したR1 、
R2 の値と実際のR1 、R2 の値との間に誤差を
生じるようになる。例えば、電動機の温度がR1 、R
2 の設定温度よりも高かったならば、起動時に充分な
起動トルクを発生できず、起動できなかったり速度指令
よりも高速で回転してしまったりする。本発明はこのよ
うな問題点を解決しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記従来技術の問題点を
解決するために、本発明は電動機の起動時に、すなわち
起動信号ST が零から立ち上がった直後から一定時間
、直流電圧または脈流電圧を一時的に印加する直流また
は脈流電圧発生手段と、該電動機の1相の起動電流を検
出する起動電流検出手段と、基準温度での該電動機の一
次抵抗や二次抵抗および起動電流を記憶している基準値
記憶手段と、前記起動電流検出手段の出力と基準値記憶
手段の出力とを入力して該電動機の一次抵抗と二次抵抗
とを推定する抵抗推定手段とを具えていることを特徴と
する。
解決するために、本発明は電動機の起動時に、すなわち
起動信号ST が零から立ち上がった直後から一定時間
、直流電圧または脈流電圧を一時的に印加する直流また
は脈流電圧発生手段と、該電動機の1相の起動電流を検
出する起動電流検出手段と、基準温度での該電動機の一
次抵抗や二次抵抗および起動電流を記憶している基準値
記憶手段と、前記起動電流検出手段の出力と基準値記憶
手段の出力とを入力して該電動機の一次抵抗と二次抵抗
とを推定する抵抗推定手段とを具えていることを特徴と
する。
【0009】
【作用】例えば、直流または脈流電圧発生手段の出力電
圧Eを、標準温度で停止している三相誘導電動機のV−
W相端子を短絡し、U−V相端子間に印加した場合に、
図3に実線で示したようにU相電流iu が流れたとす
る。この時、流し始めてからの時間が充分に長いt2時
間後に流れる電流は、標準温度における抵抗をR1nと
すると2E/3R1nである。起動時の温度が標準温度
より高い場合には抵抗R1 が大きくなりR1 >R1
nで示した破線のように電流が流れる。逆に起動時の温
度が標準温度より低い場合には抵抗R1 は小さくなり
R1 <R1nで示した破線のように電流が流れる。抵
抗値R1 と電流の値とは反比例する。時間t2より相
当短い時間t1後の電流についても図3に示したように
電流の大小関係は同じであって、その値も正確ではない
がほぼ反比例の関係にあるとみなすことができる。よっ
て予め標準温度における一次抵抗R1 及び二次抵抗R
2 において前記t1時間後の電流Iを測定し、これを
基準温度における起動電流In として、標準温度にお
ける一次抵抗R1n及び二次抵抗R2nと共に、基準値
記憶手段内に記憶しておく。かくして、起動時に予め決
められた一定の直流電圧を該誘導電動機に印加して、予
め決められた時間t1後の起動電流Iを起動電流検出手
段で検出し、抵抗推定手段において、基準値記憶手段の
出力である基準温度での起動電流In と一次抵抗R1
n及び二次抵抗R2nとから、 Ar1=Kr1(I
n −I)/I
(10)
Ar2=Kr2(In −I)/I
(11) R1 =(Ar1+1)R1n
(12) R
2 =(Ar2+1)R2n
(13) の演算をし、一次抵抗R1 と二
次抵抗R2 とを推定する。ここでAr1とAr2とは
それぞれ一次抵抗と二次抵抗との補正率であり、Kr1
とKr2とは補正率の補正係数である。一次抵抗と二次
抵抗との温度がいつでも同じならば、Kr1=Kr2=
1でもよいが、実際には温度上昇した状態においては二
次抵抗の温度の方が高いので、Kr1<1及びKr2>
1とする必要がある。
圧Eを、標準温度で停止している三相誘導電動機のV−
W相端子を短絡し、U−V相端子間に印加した場合に、
図3に実線で示したようにU相電流iu が流れたとす
る。この時、流し始めてからの時間が充分に長いt2時
間後に流れる電流は、標準温度における抵抗をR1nと
すると2E/3R1nである。起動時の温度が標準温度
より高い場合には抵抗R1 が大きくなりR1 >R1
nで示した破線のように電流が流れる。逆に起動時の温
度が標準温度より低い場合には抵抗R1 は小さくなり
R1 <R1nで示した破線のように電流が流れる。抵
抗値R1 と電流の値とは反比例する。時間t2より相
当短い時間t1後の電流についても図3に示したように
電流の大小関係は同じであって、その値も正確ではない
がほぼ反比例の関係にあるとみなすことができる。よっ
て予め標準温度における一次抵抗R1 及び二次抵抗R
2 において前記t1時間後の電流Iを測定し、これを
基準温度における起動電流In として、標準温度にお
ける一次抵抗R1n及び二次抵抗R2nと共に、基準値
記憶手段内に記憶しておく。かくして、起動時に予め決
められた一定の直流電圧を該誘導電動機に印加して、予
め決められた時間t1後の起動電流Iを起動電流検出手
段で検出し、抵抗推定手段において、基準値記憶手段の
出力である基準温度での起動電流In と一次抵抗R1
n及び二次抵抗R2nとから、 Ar1=Kr1(I
n −I)/I
(10)
Ar2=Kr2(In −I)/I
(11) R1 =(Ar1+1)R1n
(12) R
2 =(Ar2+1)R2n
(13) の演算をし、一次抵抗R1 と二
次抵抗R2 とを推定する。ここでAr1とAr2とは
それぞれ一次抵抗と二次抵抗との補正率であり、Kr1
とKr2とは補正率の補正係数である。一次抵抗と二次
抵抗との温度がいつでも同じならば、Kr1=Kr2=
1でもよいが、実際には温度上昇した状態においては二
次抵抗の温度の方が高いので、Kr1<1及びKr2>
1とする必要がある。
【0010】このようにして求められた一次抵抗R1
及び二次抵抗R2 は必ずしも実際の値に一致はしない
が、標準温度における一次抵抗R1n及び二次抵抗R2
nよりは実際に近い値となるので、速度ωm やトルク
T、一次鎖交磁束ベクトルΨ1 の演算誤差が少なくな
り、前記の起動トルク不足等の問題が緩和される。
及び二次抵抗R2 は必ずしも実際の値に一致はしない
が、標準温度における一次抵抗R1n及び二次抵抗R2
nよりは実際に近い値となるので、速度ωm やトルク
T、一次鎖交磁束ベクトルΨ1 の演算誤差が少なくな
り、前記の起動トルク不足等の問題が緩和される。
【0011】予め決められた時間t1を、t2のように
充分長くすれば、起動電流Iと一次抵抗R1 との関係
は完全に反比例となり、式(10)のKr1=1とする
ことによって、正確な一次抵抗R1 得ることができる
が、t1が秒単位となり起動時間がかかり過ぎる不具合
が生じる。
充分長くすれば、起動電流Iと一次抵抗R1 との関係
は完全に反比例となり、式(10)のKr1=1とする
ことによって、正確な一次抵抗R1 得ることができる
が、t1が秒単位となり起動時間がかかり過ぎる不具合
が生じる。
【0012】
【実施例】本発明を図2に示した従来技術による速度セ
ンサレスベクトル制御に適用した一実施例を図1に示す
。図2と同一部分については説明を省略し、図1につい
て詳細に説明する。
ンサレスベクトル制御に適用した一実施例を図1に示す
。図2と同一部分については説明を省略し、図1につい
て詳細に説明する。
【0013】図2の起動モード発生器10は、スイッチ
12とスイッチ14とを操作する信号S1 とS2 と
を新たに出力するために、起動モード発生器10′に変
更されている。スイッチ12を操作する信号S1 は、
起動信号ST が“0”から“1”に立ち上がってから
、磁束指令Ψ* が50%まで立ち上がるまでの時間t
1の間“1”となり、他は“0”である。また、スイッ
チ14を操作する信号S2 は、信号S1 が“1”か
ら“0”に立ち下がる瞬間のみ“1”となる。よって、
起動信号ST が“1”になった直後からt1時間だけ
スイッチ12は“1”側に切り換わり、直流電圧信号発
生器11の出力Su ,Sv ,Sw がPWMインバ
ータ1に入力される。PWMインバータ1はパルス幅制
御で平均的に直流電圧Eを三相誘導電動機2のU相−V
相間に印加する。この時Su =Sw とすることによ
って、V相−W相間は短絡された状態と同じになる。直
流電圧Eの値は、時間t1の間に磁束が50%立ち上が
る大きさにする必要がある。電流検出器4のU相の電流
iu は、PWM制御によるリップルを除くために低域
通過フィルタ13を通って平滑化され、スイッチ14を
介して抵抗推定演算器15へ入力される。破線で取り囲
んだように、この電流検出器4のU相分と低域通過フィ
ルタ13とスイッチ14とで起動電流検出器17を構成
している。スイッチ14は起動してからt1時間後の瞬
間だけ閉じるので、抵抗推定演算器15には起動電流I
が入力されることになる。抵抗推定演算器15には基準
値記憶器16の出力である基準温度での起動電流In
と一次抵抗R1n及び二次抵抗R2nを入力して、式(
10),(11),(12),(13)により一次抵抗
R1 と二次抵抗R2 とを推定し、状態変数演算器5
へ出力される。起動信号ST が“1”になってからt
1時間後の動作は図2に示した従来技術と同じであるが
、状態変数演算器5で用いる抵抗値がR1nとR2nの
代わりに、抵抗推定演算器15の出力のR1 とR2
とになる点が異なっている。
12とスイッチ14とを操作する信号S1 とS2 と
を新たに出力するために、起動モード発生器10′に変
更されている。スイッチ12を操作する信号S1 は、
起動信号ST が“0”から“1”に立ち上がってから
、磁束指令Ψ* が50%まで立ち上がるまでの時間t
1の間“1”となり、他は“0”である。また、スイッ
チ14を操作する信号S2 は、信号S1 が“1”か
ら“0”に立ち下がる瞬間のみ“1”となる。よって、
起動信号ST が“1”になった直後からt1時間だけ
スイッチ12は“1”側に切り換わり、直流電圧信号発
生器11の出力Su ,Sv ,Sw がPWMインバ
ータ1に入力される。PWMインバータ1はパルス幅制
御で平均的に直流電圧Eを三相誘導電動機2のU相−V
相間に印加する。この時Su =Sw とすることによ
って、V相−W相間は短絡された状態と同じになる。直
流電圧Eの値は、時間t1の間に磁束が50%立ち上が
る大きさにする必要がある。電流検出器4のU相の電流
iu は、PWM制御によるリップルを除くために低域
通過フィルタ13を通って平滑化され、スイッチ14を
介して抵抗推定演算器15へ入力される。破線で取り囲
んだように、この電流検出器4のU相分と低域通過フィ
ルタ13とスイッチ14とで起動電流検出器17を構成
している。スイッチ14は起動してからt1時間後の瞬
間だけ閉じるので、抵抗推定演算器15には起動電流I
が入力されることになる。抵抗推定演算器15には基準
値記憶器16の出力である基準温度での起動電流In
と一次抵抗R1n及び二次抵抗R2nを入力して、式(
10),(11),(12),(13)により一次抵抗
R1 と二次抵抗R2 とを推定し、状態変数演算器5
へ出力される。起動信号ST が“1”になってからt
1時間後の動作は図2に示した従来技術と同じであるが
、状態変数演算器5で用いる抵抗値がR1nとR2nの
代わりに、抵抗推定演算器15の出力のR1 とR2
とになる点が異なっている。
【0014】
【発明の効果】三相誘導電動機の一次抵抗や二次抵抗は
該電動機の温度によって変動する。よって、従来技術で
は温度が代わる度に人の手によって抵抗値を制御器に入
力する必要があった。それができない場合にはトルクや
速度の制御精度が劣化する。しかし、本発明によると、
起動時の短い時間に直流電圧を印加して流れる電流の変
動を測定することにより、自動的に抵抗変動が推定でき
るので、起動後電動機の温度変動の少ない暫くの間はト
ルクや速度制御精度を高く保つことができる。特に従来
技術における温度変動による起動トルク不足の問題に対
しては、本発明によって完全に解決できる。
該電動機の温度によって変動する。よって、従来技術で
は温度が代わる度に人の手によって抵抗値を制御器に入
力する必要があった。それができない場合にはトルクや
速度の制御精度が劣化する。しかし、本発明によると、
起動時の短い時間に直流電圧を印加して流れる電流の変
動を測定することにより、自動的に抵抗変動が推定でき
るので、起動後電動機の温度変動の少ない暫くの間はト
ルクや速度制御精度を高く保つことができる。特に従来
技術における温度変動による起動トルク不足の問題に対
しては、本発明によって完全に解決できる。
【図1】図1は本発明を速度センサレスベクトル制御に
適用した一例のブロック線図である。
適用した一例のブロック線図である。
【図2】図2は従来の速度センサレスベクトル制御の一
例のブロック線図である。
例のブロック線図である。
【図3】図3は三相誘導電動機のV−W相間を短絡し、
U−V相間に直流電圧を印加した時のU相電流の波形を
示した波形図である。
U−V相間に直流電圧を印加した時のU相電流の波形を
示した波形図である。
1 PWMインバータ
2 三相誘導電動機
3 電圧検出器
4 電流検出器
5 状態変数演算器
6 加減算器
7 PI増幅器
8 トルク制限器
9 トルク磁束制御器
10,10′起動モード発生器
11 直流電圧信号発生器
12 スイッチ
13 低域通過フィルタ
14 スイッチ
15 抵抗推定演算器
16 基準値記憶器
17 起動電流検出器
Claims (1)
- 【請求項1】 三相誘導電動機の駆動システムにおい
て、該電動機の起動時に直流電圧または脈流電圧を一時
的に印加する直流または脈流電圧発生手段と、該電動機
の1相の起動電流を検出する起動電流検出手段と、基準
温度での該電動機の一次抵抗や二次抵抗および起動電流
を記憶している基準値記憶手段と、前記起動電流検出手
段の出力と基準値記憶手段の出力とを入力して該電動機
の一次抵抗と二次抵抗とを推定する抵抗推定手段とから
成る誘導電動機の抵抗推定起動方式。
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