JPH04363571A - 冷飲料供給装置 - Google Patents

冷飲料供給装置

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JPH04363571A
JPH04363571A JP16352191A JP16352191A JPH04363571A JP H04363571 A JPH04363571 A JP H04363571A JP 16352191 A JP16352191 A JP 16352191A JP 16352191 A JP16352191 A JP 16352191A JP H04363571 A JPH04363571 A JP H04363571A
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door
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drink
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Yasuo Hara
安夫 原
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Hoshizaki Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は飲料を冷却した状態で供
給するための冷飲料供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の装置の一例として、従来より冷
蔵庫に付設される冷水器がある。その一般的構成は、例
えば実公昭51−51506号公報に記載されるように
、冷蔵庫内に冷却タンクを配置すると共に、その冷却タ
ンク内の水を吸い上げるポンプを設け、冷蔵庫の扉の外
側には飲料水を注出する注出口体を配置してこれにポン
プの吐出口を連結する構成である。この場合、ポンプと
してはケーシング内にインペラを設けた渦巻形のものを
利用するのが一般的で、インペラを含んで構成されてい
る吸引部は冷却タンクの水中に没する状態で使用される
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の装置は冷飲
料水の供給装置としては一般化している。しかし、この
装置を、そのままジュース、日本酒或いはミネラルウォ
ータ等の専用容器に充填されて流通しており、且つ、変
質し易い性質を有する飲料の冷却・供給装置として使用
しようとすると、次のような問題を生ずる。
【0004】即ち、これを例えば瓶に充填されて流通し
ている冷用日本酒の供給装置として使用する場合には、
まず日本酒を瓶から冷却タンクに移し替えてこれを冷蔵
庫内の所定位置にセットし、その冷却タンクにポンプの
吸引部を挿入するようにセットして蓋をすることになる
。ところが、上述のように飲料を冷却タンクに移し替え
る作業や、冷却タンクにポンプを投入する作業は面倒で
あるばかりか、その作業の折りに飲料中にゴミ、ほこり
、雑菌等が侵入し易いという問題がある。特に、日本酒
等のデリケートな飲料では雑菌が飲料内で繁殖し易く、
これによって味が著しく低下したり濁りを生じたりして
飲用に供し得なくなってしまう。また、これらの飲料で
は、冷却タンクやポンプ或いは注出管路の内壁に析出物
が付着し易く、これを放置すると次第に層状に堆積し、
ついにはこれが飲料中に剥落・混入してしまうこともあ
る。
【0005】このような雑菌の繁殖や析出物の混入を防
止するには、冷却タンクやポンプ等の飲料注出系の内部
を十分に且つ頻繁に洗浄する必要がある。しかし、従来
構造の装置では、このような作業は大変に面倒であり、
特に注出管路内やケーシング内にインペラを配置した複
雑な構造を有する渦巻形のポンプ内を十分に洗浄するこ
とは実際には容易ではない。しかも、仮に温水等によっ
て十分に洗浄できたとしても、飲料注出系の内壁に付着
している温水が飲料中に混入しないようこれを十分に除
去しなくてはならない。ところが、そのような乾燥作業
も容易ではない。従って、上述したような冷飲料水の供
給装置を日本酒等の変質し易い飲料の供給装置として利
用することはメンテナンスや衛生面から全く実用的では
ないのである。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
、飲料へのゴミや雑菌等の侵入を防止でき、しかも、掃
除等のメンテナンスが簡単な冷飲料供給装置を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の冷飲料供給装置
は、扉を開放することにより内部に飲料容器を収納可能
な断熱箱体と、この断熱箱体内を冷却するための冷却装
置とを備え、前記扉の前面には自吸式のポンプを設ける
と共に、このポンプの吐出側には先端が断熱箱体の外に
位置する注出口体を連通して設ける。そして、扉には貫
通孔を設け、この貫通孔内に一端がポンプの吸入側に連
なると共に他端が断熱箱体内に収納した飲料容器内に連
なる給液チューブを出し入れ可能な状態で設ける。
【0008】また、上記給液チューブは、飲料に溶出し
難いシリコン樹脂等の材料により形成することが好まし
い。
【0009】
【作用】飲料を冷却するには、扉を開放して断熱箱体の
内部に飲料容器をそのまま収納し、ポンプに連なる給液
チューブを飲料容器内側に接続する。このように飲料を
、別容器に移し替えるのではなく、飲料本来の容器に入
れたまま冷却できることは、その分、ゴミ、ホコリ、雑
菌等が侵入する機会が少なくなることを意味する。
【0010】冷却された飲料を注出するには、断熱箱体
の外部に位置する注出口体の下方に別容器を置いてポン
プを作動させればよい。ポンプは自吸式であるから、吸
引経路に空気があっても、まず自ら空気を吸引して飲料
容器内の飲料を吸い出し、これを注出口体からコップ内
に必要な量だけ供給することができる。
【0011】飲料注出系の掃除を行うには、まず給液チ
ューブを扉の貫通孔から引き抜き、例えば温水等の洗浄
液中に投入してポンプを必要時間だけ作動させる。これ
にて、洗浄液が給液チューブ、ポンプ及び注出口体を順
に流れるから、それらの内壁面に飲料の析出物が付着し
ていたとしても、これを除去することができる。また、
このような洗浄が終わった後は、ポンプを作動させたま
ま給液チューブを洗浄液中から取り出せば、自吸式ポン
プに吸引された空気が給液チューブ、ポンプ及び注出口
体を順に流れるから、飲料注出系の内壁に付着していた
温水は次第に除去される。
【0012】作業終了後は、給液チューブを扉の貫通孔
に貫通させて断熱箱体内に挿入し、これを再び飲料容器
中に接続すれば、装置は再使用可能になる。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば次のような効果が得られ
る。
【0014】飲料容器を断熱箱体内に直接に収納して冷
却する構成であるから、飲料を冷却タンクに移し替える
ことに起因するゴミや雑菌等の侵入を確実に防止でき、
飲料を長期間にわたり高品質に維持しておくことができ
る。
【0015】また、ポンプは扉の前面側に設けられ、且
つ給液チューブは扉の貫通孔から引き抜くことができる
。このため、簡単に、飲料注出系の全体を断熱箱体の外
に位置させることができるので、その掃除等のメンテナ
ンス作業は扉を閉じたままで行うことができ、メンテナ
ンス作業中でも断熱箱体内は温度上昇を来さない。勿論
、ポンプが扉の前面側に設けられているため、ポンプか
らの熱が断熱箱体内に侵入して冷却装置の熱負荷になる
ことも防止できる。
【0016】更に、飲料注出系の掃除は、飲料注出用の
ポンプを利用して簡単に行うことができるので、メンテ
ナンス作業が極めて容易であり、析出物が飲料注出系の
内壁に付着し易い性質の飲料であっても、前述した雑菌
の侵入機会が少ないという事情とあいまって、高品質保
存が可能になる。
【0017】更に、給液チューブを、シリコン樹脂等の
飲料に溶出し難い材料により製造した場合には、飲料の
味を劣化させることも防止できる。
【0018】
【実施例】以下、本発明を冷用酒の冷却・供給装置とし
て具体化した一実施例について図1ないし図8を参照し
ながら説明する。
【0019】図1は縦断面にて全体構造を示している。 ここに示すように、断熱箱体1は前面を開放した角形を
なしており、内部の冷却室2は日本酒用の飲料容器3(
一升瓶)を立てた状態で収納することができる大きさで
ある。この断熱箱体1の前面側部には断熱性の扉4が横
方向に開閉可能に枢着され、扉4を閉めた状態で扉4と
断熱箱体1の前縁部との間はガスケット5にてシールさ
れる。
【0020】上記断熱箱体1は例えば鋼板製の外箱6と
プラスチック製の内箱7との間に発泡ウレタン等の断熱
材8を充填して構成され、背部には前記冷却室2とは熱
的に絶縁された機械室9が設けられている。この機械室
9内には、公知の圧縮式の冷凍サイクルを構成するため
のコンプレッサ10及び凝縮器11等が配設されると共
に、これらを冷却するための冷却ファン12が取り付け
られている。
【0021】冷却室2内の奥部は上記機械室9を形成す
るために底面が段付状に高くなっており、ここにカバー
13を取り付けて冷却器室14が構成され、その冷却器
室14内に前記冷凍サイクルの一部を構成する冷却器1
5が配置されている。そして、その冷却器15の上方に
は循環ファン16が設けられており、冷却室2内の空気
をカバー13の下部に形成した吸引口13aから吸入し
て冷却器15に接して流通させ、カバー13の上部に形
成した冷気吐出口13bから冷却室2内に吐出すること
ができる。
【0022】上記したコンプレッサ10、凝縮器11及
び冷却器15は断熱箱体1内を冷却するための冷却装置
として機能するもので、冷凍サイクルとしては図3に示
す通り一般的な構成である。なお、同図において17は
ドライヤ、18は絞り弁としてのキャピラリチューブ、
19は冷却器15の除霜時に開放してホットガスを冷却
器15内に供給するための除霜用バルブである。
【0023】一方、前記扉4は、本体枠21に裏板22
を組み合わせると共に、両者間に断熱材23を充填して
構成されている。そして、扉4の前面上部にはポンプ2
4がネジ25にて固定され、ここに下向きに注出口体2
6が取り付けられている。上記ポンプ24はベローズタ
イプの自吸式であり、その内部構造は詳細には図4に示
すようになっている。
【0024】即ち、モータケース30内に図示しないモ
ータが配設され、このモータによって回転板31が回転
駆動される。この回転板31の偏心位置にはクランクピ
ン32が立設され、ここにコネクティングロッド33の
一端部が連結されている。また、モータケース30には
上下に伸縮可能なベローズ34が取り付けられ、そのベ
ローズ34の下部に前記コネクティングロッド33の上
端部が固定されている。ベローズ34内は吸入口体35
及び吐出口体36に連なり、各口体35,36の根元部
には吸入弁37及び吐出弁38が設けられている。従っ
て、モータが通電されて回転板31が回転されると、コ
ネクティングロッド33が上下に往復動してベローズ3
4が伸縮し、これに伴い気体或いは液体が吸入口体35
から吸入されて吐出口体36から吐出されるようになる
。なお、上記吐出口体36は図示しないチューブによっ
て前述の注出口体26に連結されている。
【0025】さて、上記ポンプ24の吸入口体35には
柔軟性がある給液チューブ41が連結されると共に、図
1に示すように、その先端には硬質の給液管体42が連
結されている。両者とも飲料に溶出し難い材質によって
製造され、例えば給液チューブ41はシリコン樹脂製で
、給液管体42はジュラコン樹脂製或いはステンレス鋼
製である。このうち給液チューブ41は、一端部がポン
プ24の吸入口体35に連結されると共に、扉4を貫通
して設けたガイドパイプ43により構成される貫通孔4
3a内を貫通して冷却室2内に導入されている。このガ
イドパイプ43は、図5に示すように円筒状をなし、そ
の貫通孔43aの内径は給液チューブ41の外径とほぼ
等しいか僅かに大きく、従って給液チューブ41は上記
貫通孔43a内を出し入れ可能に貫通した状態にある。
【0026】なお、上記給液管体42は基端側がほぼ直
角に屈曲すると共に途中部位に代用栓体44が嵌合され
、その代用栓体44を飲料容器3の開口部に嵌め込むこ
とによって給液管体42の先端が飲料容器3内に挿入さ
れ、ひいては給液チューブ41が飲料容器3内に連なっ
た状態になっている。また、飲料容器3は、扉4の裏面
側に取り付けた容器受け台45上に載置される。
【0027】一方、扉4の前面側に位置する前記注出口
体26の下方には、置き台46がネジ47によって上下
位置調節可能に扉4に取り付けられると共に、更にその
下方に受け皿48が固定されている。置き台46には、
図1に示すように小分け容器49を置くことができ、こ
の小分け容器49にて前記注出口体26から注出される
冷用酒を受けることができる。
【0028】扉4の前面には前記ポンプ24を覆う角形
のカバー50が取り付けられている。このカバー50は
上縁部を扉4の上部に固定したフック部51に引っかけ
、下端鍔部をネジ52にて扉4に固定することで扉4に
取付状態となっており、内部に制御ユニット53が設け
られている。この制御ユニット53は、扉4の閉鎖時に
冷却室2内に位置するように取り付けられた温度センサ
54からの信号に基づき前記コンプレッサ10の運転を
制御すると共に、前記ポンプ24の作動を制御する機能
を有し、図2に示すようにカバー50の前面に摘み55
,56、押しボタンスイッチ57,58及び冷却室2内
の温度を表示するための表示器59が設けられている。 押しボタンスイッチ57を押すと、これを押している間
だけ前記ポンプ24が作動して所望量の冷用酒を注出す
ることができ、また押しボタンスイッチ58を押すと、
予め設定された時間だけポンプ24が作動して一定量の
冷用酒が注出される。また、摘み55を操作すれば冷却
室2内の温度を所望の値に設定でき、摘み56を操作す
れば押しボタンスイッチ58を操作したときのポンプ2
4の作動時間を所望の値に設定することができる。
【0029】次に、本実施例の作用について説明する。
【0030】扉4を開放して、図1に示すように容器受
け台45上に栓を開けた一升瓶(飲料容器3)を載置し
、ここに給液管体42を挿通させた代用栓体44を嵌合
して栓をしておく。これにより給液管体42が飲料容器
3内の冷用酒内に挿入された状態となり、注出準備が整
ったことになる。このように飲料を冷却専用の別容器に
移し替えることなく、一升瓶のまま用いることができる
から、ゴミや雑菌の混入機会は従来の構造に比べて大き
く減少する。なお、冷却室2内の奥方の余剰空間には、
図1に示すように開栓していない一升瓶(飲料容器3)
を予備的に収納しておくとよい。
【0031】そして、扉4を閉めて電源投入状態にして
おけば、コンプレッサ10が運転され、冷却室2内ひい
ては飲料容器3内の冷用酒が冷却される。冷却室2内が
設定温度にまで冷却されると温度センサ54からの信号
に基づいてコンプレッサ10の運転が停止され、以下、
制御ユニット53は冷却室2内を設定温度に維持するよ
うにコンプレッサ10の運転を制御する。
【0032】冷用酒の注出を行うには、置き台46上に
小分け容器49を置いて制御ユニット53の例えば押し
ボタンスイッチ58を押し操作する。すると、一定時間
だけポンプ24が運転され、飲料容器3内の冷用酒が給
液管体42及び給液チューブ41を通って吸引されるた
め、飲用適温にまで冷却された冷用酒が注出口体26か
ら小分け容器49内に供給される。ここで、仮に給液管
体42や給液チューブ41に空気が入っていたとしても
、ポンプ24は自吸式であるから、まず給液チューブ4
1内から空気を吸引し、それにつれて飲料容器3内の冷
用酒も吸引することができる。従って、飲料の残量等に
は全く影響を受けることなく、常に確実に飲料を小分け
容器49に供給することができる。
【0033】上述のような注出を繰り返し行うことによ
り飲料容器3内の冷用酒が空になった場合には、給液管
体42を空になった飲料容器3から引き抜いて新しい飲
料容器3内に差し替えればよい。それには、まず扉4を
開けて予備の飲料容器3を取り出し、その栓を開けて容
器受け台45上の空になった飲料容器3と交換し、その
新たな飲料容器3に空になった飲料容器3から引き抜い
た給液管体42を挿入する。この場合にも、冷用酒を一
升瓶から別容器に移し替える必要がなく、給液管体42
を差し替えるだけで済むから、作業が簡単である上に、
ゴミや雑菌の混入機会はやはり極めて少ない。
【0034】また、特に日本酒のような変質し易い飲料
を保存して供給する場合には、飲料注出系はできるだけ
頻繁に掃除を行うことが品質保持上好ましい。そこで、
本例装置では、次のようにして簡単に掃除を行うことが
できるようになっている。
【0035】まず、扉4を開放して給液管体42を飲料
容器3から抜き出し、給液管体42を給液チューブ41
から分離して外に取り出し、扉4を閉める。取り出した
給液管体42は例えば温水中でブラシ等を使用して擦れ
ば、給液管体42の外壁に付着した日本酒の析出成分等
を簡単に除去することができる。
【0036】更に、扉4前面のネジ52を外し、カバー
50を軽く上に持ち上げてその上縁部をフック部51か
ら外す。これによりカバー50が扉4から分離されるか
ら、これを例えば断熱箱体1の上に置いておく。そして
、扉4を閉めたまま、給液チューブ41を手前に引っ張
る。すると、給液チューブ41は図6に示すように貫通
孔43a内を通って外側に徐々に引き出され、最後には
断熱箱体1内から完全に引き出される。そこで、引き出
した給液チューブ41の先端に再び給液管体42を取り
付け、図7に示すようにその先端を例えばバケツ60等
に貯留した洗浄用の温水中に投入しておく。一方、ポン
プ24の注出口体26には排水チューブ61を接続し、
その排水チューブ61の先端は例えば排水受け用のバケ
ツ62内に投入しておく。
【0037】この状態で制御ユニット53の押しボタン
スイッチ58をオン操作すれば、ポンプ24の作動によ
りバケツ60中の洗浄用の温水が給液管体42及び給液
チューブ41を通ってポンプ24のベローズ34内に吸
引され、更に注出口体26から排水チューブ61を通っ
てバケツ62内に排出される。このように温水が流れれ
ば、給液管体42、給液チューブ41或いはベローズ3
4等の飲料注出系の内壁に付着した析出物は次第に洗い
流され、本装置を長期間使用しても析出物が堆積するお
それはなくなる。
【0038】この後は、バケツ60内に温水がない状態
でポンプ24の運転を続ければ、今度は給液管体42や
給液チューブ41等の飲料注出系の全体に空気が流れる
から、内壁に付着している温水はこれによって蒸発され
、特に温風乾燥機等を使用して乾燥させなくとも、飲料
注出系全体を十分に乾燥させることができる。
【0039】以上の作業によって飲料注出系は十分に清
浄化されたことになる。そこで、給液チューブ41を扉
4の貫通孔43aに外側から貫通させて断熱箱体1内に
挿入し、扉4を開けて給液チューブ41の先端に給液管
体42を接続して飲料容器3内に挿入し、扉4を閉めて
カバー50を元通りに扉4に取り付ければ、掃除作業は
全て終了する。
【0040】このように本例装置を使用するにあたって
は、日本酒の専用容器として一般的に流通している一升
瓶をそのまま利用することができ、飲料の移し替え作業
は不要である。この種の容器は、十分に滅菌した上で内
部に飲料が充填されているから、内部の雑菌量は極めて
少なく、これをそのまま貯蔵・冷却用としても利用でき
ることは極めて合理的である。しかも、上述のように飲
料の移し替え作業が不要であることは、取扱い上簡便で
あるばかりか、その作業に起因してゴミや雑菌等が飲料
内に侵入する機会が無くなることを意味するから、飲料
(本実施例では冷用酒)の保存上、その品質を長期間に
わたって高く維持できることになる。
【0041】また、上述したようにポンプ24及び注出
口体26は扉4の前面側に位置し、且つ、給液チューブ
41は貫通孔43aから断熱箱体1の外に引き抜くこと
ができる。従って、給液チューブ41を貫通孔43aか
ら引き抜けば、飲料注出系の全体が断熱箱体1の外に位
置することになり、その掃除等のメンテナンス作業を扉
4を閉じたままで行うことができる。このことはメンテ
ナンス作業中でも断熱箱体1内が温度上昇を来さないこ
とを意味するから、この点からも飲料の品質維持に寄与
する。
【0042】しかも、上述のような飲料注出系の掃除の
後には、自吸式のポンプ24を利用して内部の乾燥まで
行うことができるから、洗浄に使った水が飲料に混入し
て味を悪くしてしまうようなことも簡単に防止できる。
【0043】また、ポンプ24が扉4の前面側に設けら
れているから、このポンプ24にて発生する熱が断熱箱
体1内に侵入して冷却装置の熱的負荷になることを防止
でき、ランニングコストも低く抑えることができる。
【0044】更に、本実施例では、給液チューブ41を
シリコン樹脂製とし、給液管体42をジュラコン樹脂製
とし、共に飲料に溶出し難い材質によって製造してある
から、飲料の味を劣化させることがない。
【0045】なお、上記実施例では、飲用容器3として
一升瓶を利用する場合について説明したが、飲用容器の
形状はこれに限らず、一般に飲料が充填されて流通して
いる各種の専用容器を利用することができる。例えば、
現在、日本酒はキュービティナと称される大型の紙製パ
ッケージに充填されて供給されることもある。これを利
用する場合には、図8に示すように容器受け台46を扉
4から取り外して冷却室2内にそのキュービティナ70
を収納すればよい。
【0046】また、自吸式ポンプとしては上記実施例に
示したベローズタイプのものに限らず、ダイアフラムタ
イプのものでもよい。更に、注出用のポンプ24は上記
実施例のように1個のみ設けるに限らず、これを複数個
設けて図9に示すように注出口体26を複数個備えた多
連形の冷飲料供給装置としてもよい。この場合には、1
つの冷却室として1台の冷却装置で冷却できることは勿
論である。
【0047】その他、本発明は冷用酒のみに限らず、ワ
イン、ジュース、ミネラルウォータ、コーヒー、茶、ス
ープ等、冷やして飲用に供される飲料の供給用に広く利
用することができる等、要旨を逸脱しない範囲内で種々
変更して実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す縦断側面図
【図2】正
面図
【図3】冷凍サイクルの構成図
【図4】ポンプの部分断面図
【図5】ガイドパイプの斜視図
【図6】給液チューブの引き抜き操作を示すための部分
縦断面図
【図7】飲料注出系の掃除方法を示す部分縦断面図
【図
8】大型の飲料容器を収納した場合の縦断側面図
【図9
】異なる実施例を示す正面図
【符号の説明】
1…断熱箱体 2…冷却室 3…飲料容器 4…扉 10…コンプレッサ 11…凝縮器 15…冷却器 24…ポンプ 26…注出口体 41…給液チューブ 42…給液管体 43…ガイドパイプ 43a…貫通孔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  扉を開放することにより内部に飲料容
    器を収納可能な断熱箱体と、この断熱箱体内を冷却する
    ための冷却装置と、前記扉の前面側に設けられた自吸式
    のポンプと、前記断熱箱体の外側に位置して設けられ前
    記ポンプの吐出側に連通する注出口体と、前記扉に設け
    られた貫通孔と、この貫通孔内を出し入れ可能に貫通し
    一端が前記ポンプの吸入側に連なると共に他端が前記断
    熱箱体内に収納した前記飲料容器内に連なる給液チュー
    ブとを具備してなる冷飲料供給装置。
  2. 【請求項2】  給液チューブは、シリコン樹脂等の飲
    料中に溶出し難い材料により形成されていることを特徴
    とする請求項1記載の冷飲料供給装置。
JP3163521A 1991-06-07 1991-06-07 冷飲料供給装置 Expired - Lifetime JP2519134B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5520404B1 (ja) * 2013-03-05 2014-06-11 株式会社コスモライフ ウォーターサーバー

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