JPH04362512A - 磁気記録テープ - Google Patents
磁気記録テープInfo
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- JPH04362512A JPH04362512A JP13747991A JP13747991A JPH04362512A JP H04362512 A JPH04362512 A JP H04362512A JP 13747991 A JP13747991 A JP 13747991A JP 13747991 A JP13747991 A JP 13747991A JP H04362512 A JPH04362512 A JP H04362512A
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Landscapes
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- Magnetic Record Carriers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオ、オーディオ機
器あるいはコンピュータ等に用いる磁気記録テープに関
するものであり、さらに詳細には、長時間用に適した薄
手の磁気記録テープおよびその支持体に関するものであ
る。
器あるいはコンピュータ等に用いる磁気記録テープに関
するものであり、さらに詳細には、長時間用に適した薄
手の磁気記録テープおよびその支持体に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、これらの各種磁気記録媒体は高密
度記録に向い、そのために記録波長は短く、記録トラッ
ク幅は狭く、記録媒体厚は薄くという方向にある。その
結果、S/N比、感度、周波数特性が一般に不利になっ
てくるが、この対策として、磁性粉の微粉末化や磁性層
の高平滑化という方法が採られている。しかし以上の対
策のみでは、磁性層の表面性が上がるために摩擦係数が
増大し、走行性、耐久性の面で不利になることから、一
般に前記の如き高性能磁気記録テープにおいては支持体
上の磁性層面とは反対の面にバックコート層を設けるこ
とが知られている。
度記録に向い、そのために記録波長は短く、記録トラッ
ク幅は狭く、記録媒体厚は薄くという方向にある。その
結果、S/N比、感度、周波数特性が一般に不利になっ
てくるが、この対策として、磁性粉の微粉末化や磁性層
の高平滑化という方法が採られている。しかし以上の対
策のみでは、磁性層の表面性が上がるために摩擦係数が
増大し、走行性、耐久性の面で不利になることから、一
般に前記の如き高性能磁気記録テープにおいては支持体
上の磁性層面とは反対の面にバックコート層を設けるこ
とが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな従来の方法では、耐久性、特に磁気記録テープの変
形、電磁変換特性の低下等の問題があった。
うな従来の方法では、耐久性、特に磁気記録テープの変
形、電磁変換特性の低下等の問題があった。
【0004】本発明は上記問題に鑑み、電磁変換特性に
優れ、かつ磁気記録テープの変形、電磁変換特性の低下
等に優れた高耐久性の磁気記録テープを提供するもので
ある。
優れ、かつ磁気記録テープの変形、電磁変換特性の低下
等に優れた高耐久性の磁気記録テープを提供するもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明は厚さ10μm以下の非磁性支持体上に磁
性層を設けた磁気記録テープであって、前記磁性層の磁
気特性における角型比が0.87以上であり、かつ前記
非磁性支持体の長さ方向および幅方向の引張りヤング率
が600Kg/mm2 以上であり、さらに磁気記録テ
ープの長さ方向の引張りヤング率が700Kg/mm2
以上、幅方向の引張りヤング率が600Kg/mm2
以上であることを特徴とし、耐久性、電磁変換特性に
優れた磁気記録テープを得るものである。
めに、本発明は厚さ10μm以下の非磁性支持体上に磁
性層を設けた磁気記録テープであって、前記磁性層の磁
気特性における角型比が0.87以上であり、かつ前記
非磁性支持体の長さ方向および幅方向の引張りヤング率
が600Kg/mm2 以上であり、さらに磁気記録テ
ープの長さ方向の引張りヤング率が700Kg/mm2
以上、幅方向の引張りヤング率が600Kg/mm2
以上であることを特徴とし、耐久性、電磁変換特性に
優れた磁気記録テープを得るものである。
【0006】
【作用】本発明は上記の構成によって、電磁変換特性が
向上し、かつ耐久性に優れた磁気記録テープが得られる
。つまり、電磁変換特性に優れた磁気記録テープを得る
ために磁性層の磁気特性における角型比を0.87以上
に設計すると、磁気記録テープ長手方向の引張りヤング
率が向上するものの、幅方向の引張りヤング率は逆に低
下することになり耐久性に問題が生じる。そこで磁気記
録テープにバランスよく一定以上の機械的強度を付与す
るために、非磁性支持体の長手方向および幅方向の引張
りヤング率を限定し、耐久性、特にテープダメージ、エ
ンベロープ平坦率、オーディオレベル変動等に優れた磁
気記録テープを得る。
向上し、かつ耐久性に優れた磁気記録テープが得られる
。つまり、電磁変換特性に優れた磁気記録テープを得る
ために磁性層の磁気特性における角型比を0.87以上
に設計すると、磁気記録テープ長手方向の引張りヤング
率が向上するものの、幅方向の引張りヤング率は逆に低
下することになり耐久性に問題が生じる。そこで磁気記
録テープにバランスよく一定以上の機械的強度を付与す
るために、非磁性支持体の長手方向および幅方向の引張
りヤング率を限定し、耐久性、特にテープダメージ、エ
ンベロープ平坦率、オーディオレベル変動等に優れた磁
気記録テープを得る。
【0007】さらに、磁気記録テープ磁性層側とは反対
側の非磁性支持体の表面性が磁性層面に形状転写し、表
面性が低下することによる悪影響を妨げることにより、
電磁変換特性、特にC/N比に優れた磁気記録テープを
得ることができる。
側の非磁性支持体の表面性が磁性層面に形状転写し、表
面性が低下することによる悪影響を妨げることにより、
電磁変換特性、特にC/N比に優れた磁気記録テープを
得ることができる。
【0008】さらに詳細に説明すると、磁気記録テープ
、たとえばビデオテープレコーダ用磁気記録テープでは
各種ポストに対して一定の角度で巻き付けられて走行し
ているが各種ポストの高さ方向の位置規制をおこなうた
めに下側規制や上側規制のポストが設けられている。 その規制ポストに対してテープが離脱して走行しようと
する場合には基本的にはテープ自体の剛性により離脱し
ないように走行しなければならない。ところが、テープ
全体の厚みが薄くなってくるとテープの剛性が小さくな
り、結果的にテープが折れたり、テープ端部がワカメ状
になったり、最悪の場合には、テープが破断して重要な
情報を損なうといった状況に陥る。本発明のように非磁
性支持体上に磁性層を設けた磁気記録テープにおいて、
磁性層の磁気特性における角型比が0.87以上であっ
ても、非磁性支持体の長さ方向および幅方向の引張りヤ
ング率が600Kg/mm2 以上であり、さらに磁気
記録テープの長さ方向の引張りヤング率が700Kg/
mm2 以上、幅方向の引張りヤング率が600Kg/
mm2 以上であることにより、テープが局部的に曲げ
られようとするときに弾性率がバランスよく高いがゆえ
に反力が働き、テープの曲げ剛性やねじり剛性が大きく
なって、耐久性、特にテープの変形が大きく改善される
ことになる。
、たとえばビデオテープレコーダ用磁気記録テープでは
各種ポストに対して一定の角度で巻き付けられて走行し
ているが各種ポストの高さ方向の位置規制をおこなうた
めに下側規制や上側規制のポストが設けられている。 その規制ポストに対してテープが離脱して走行しようと
する場合には基本的にはテープ自体の剛性により離脱し
ないように走行しなければならない。ところが、テープ
全体の厚みが薄くなってくるとテープの剛性が小さくな
り、結果的にテープが折れたり、テープ端部がワカメ状
になったり、最悪の場合には、テープが破断して重要な
情報を損なうといった状況に陥る。本発明のように非磁
性支持体上に磁性層を設けた磁気記録テープにおいて、
磁性層の磁気特性における角型比が0.87以上であっ
ても、非磁性支持体の長さ方向および幅方向の引張りヤ
ング率が600Kg/mm2 以上であり、さらに磁気
記録テープの長さ方向の引張りヤング率が700Kg/
mm2 以上、幅方向の引張りヤング率が600Kg/
mm2 以上であることにより、テープが局部的に曲げ
られようとするときに弾性率がバランスよく高いがゆえ
に反力が働き、テープの曲げ剛性やねじり剛性が大きく
なって、耐久性、特にテープの変形が大きく改善される
ことになる。
【0009】
【実施例】以下、本発明を説明する。ここで本発明に用
いるバインダ、架橋剤、研摩剤、必要に応じて添加する
分散剤、可塑剤、帯電防止剤、さらにバックコート層等
は従来公知のものを使用することができる。
いるバインダ、架橋剤、研摩剤、必要に応じて添加する
分散剤、可塑剤、帯電防止剤、さらにバックコート層等
は従来公知のものを使用することができる。
【0010】以下、本発明の実施例を挙げて具体的に説
明するが、本発明はこれに限定されるものではない。な
お実施例に示している成分比の「部」は全て「重量部」
を示している。
明するが、本発明はこれに限定されるものではない。な
お実施例に示している成分比の「部」は全て「重量部」
を示している。
【0011】(実施例1)磁性塗料は次の様にして調製
した。
した。
【0012】
Fe系合金磁性粉末
100部
[保持力HC =1550 Oe、BET比表面積=
56m2 /g、 飽和磁化量σS =12
7emu/g、針状比=9/1] 塩化ビニル樹脂
1
0部 ポリウレタン樹脂
10部 研摩剤(Al2O
3)[平均粒径=0.2μm]
6部 カーボンブラック
[平均粒径=20mμ]
2部 ミリスチン酸
1部 ステアリン酸ブチル
1部 メチルエチルケトン
100部 トルエン
100部 シクロヘキサノン
60部上記組成物を加圧ニーダーとサンドミ
ルを用いて混練分散をおこない磁性塗料を調製した。得
られた磁性塗料にポリイソシアネート化合物[バイエル
社製、デスモジュールL]4部を加え、高速撹伴器で十
分混合撹伴した後、平均孔径1μmのフイルタで濾過し
て磁性塗料の準備をおこなった。
100部
[保持力HC =1550 Oe、BET比表面積=
56m2 /g、 飽和磁化量σS =12
7emu/g、針状比=9/1] 塩化ビニル樹脂
1
0部 ポリウレタン樹脂
10部 研摩剤(Al2O
3)[平均粒径=0.2μm]
6部 カーボンブラック
[平均粒径=20mμ]
2部 ミリスチン酸
1部 ステアリン酸ブチル
1部 メチルエチルケトン
100部 トルエン
100部 シクロヘキサノン
60部上記組成物を加圧ニーダーとサンドミ
ルを用いて混練分散をおこない磁性塗料を調製した。得
られた磁性塗料にポリイソシアネート化合物[バイエル
社製、デスモジュールL]4部を加え、高速撹伴器で十
分混合撹伴した後、平均孔径1μmのフイルタで濾過し
て磁性塗料の準備をおこなった。
【0013】次に上記磁性塗料を7.5μm厚で長さ方
向の引張ヤング率が680Kg/mm2 、幅方向の引
張ヤング率が620Kg/mm2 、表面自乗平均平方
根粗さが0.023μmのポリエチレンテレフタレート
フイルム支持体上に塗布、磁場配向、乾燥処理を施した
後、スーパーカレンダーロールによる鏡面加工処理を施
し、2.6μm厚の磁性層を有する原反ロールを得た。 この原反ロールに50℃、24時間硬化処理をおこない
、次いで磁性層の反対面に0.5μm厚のバックコート
層を設け、1/2インチ幅に裁断してビデオテープ試料
(250m長)を作製した。
向の引張ヤング率が680Kg/mm2 、幅方向の引
張ヤング率が620Kg/mm2 、表面自乗平均平方
根粗さが0.023μmのポリエチレンテレフタレート
フイルム支持体上に塗布、磁場配向、乾燥処理を施した
後、スーパーカレンダーロールによる鏡面加工処理を施
し、2.6μm厚の磁性層を有する原反ロールを得た。 この原反ロールに50℃、24時間硬化処理をおこない
、次いで磁性層の反対面に0.5μm厚のバックコート
層を設け、1/2インチ幅に裁断してビデオテープ試料
(250m長)を作製した。
【0014】(比較例1)(実施例1)のポリエチレン
テレフタレートフイルム支持体を、厚さ10.8μm、
表面自乗平均平方根粗さが0.027μmのものにかえ
た以外は(実施例1)と同様にしてビデオテープ試料を
作製した。
テレフタレートフイルム支持体を、厚さ10.8μm、
表面自乗平均平方根粗さが0.027μmのものにかえ
た以外は(実施例1)と同様にしてビデオテープ試料を
作製した。
【0015】(比較例2)(実施例1)のFe系合金磁
性粉末を、Fe系合金磁性粉末[保持力HC =153
0 Oe、BET比表面積=54m2 /g、飽和磁化
量σS =132emu/g、針状比=6/1]のもの
にかえた以外は(実施例1)と同様にしてビデオテープ
試料を作製した。
性粉末を、Fe系合金磁性粉末[保持力HC =153
0 Oe、BET比表面積=54m2 /g、飽和磁化
量σS =132emu/g、針状比=6/1]のもの
にかえた以外は(実施例1)と同様にしてビデオテープ
試料を作製した。
【0016】(実施例2)(実施例1)のポリエチレン
テレフタレートフイルム支持体を、長さ方向の引張ヤン
グ率が800Kg/mm2 、幅方向の引張ヤング率が
750Kg/mm2、表面自乗平均平方根粗さが0.0
18μmの7.3μm厚ポリエチレンナフタレートフイ
ルム支持体にかえた以外は(実施例1)と同様にしてビ
デオテープ試料を作製した。
テレフタレートフイルム支持体を、長さ方向の引張ヤン
グ率が800Kg/mm2 、幅方向の引張ヤング率が
750Kg/mm2、表面自乗平均平方根粗さが0.0
18μmの7.3μm厚ポリエチレンナフタレートフイ
ルム支持体にかえた以外は(実施例1)と同様にしてビ
デオテープ試料を作製した。
【0017】(比較例3)(実施例1)のポリエチレン
テレフタレートフイルム支持体を、長さ方向の引張りヤ
ング率が850Kg/mm2 、幅方向の引張ヤング率
が450Kg/mm2 のものにかえた以外は(実施例
1)と同様にしてビデオテープ試料を作製した。
テレフタレートフイルム支持体を、長さ方向の引張りヤ
ング率が850Kg/mm2 、幅方向の引張ヤング率
が450Kg/mm2 のものにかえた以外は(実施例
1)と同様にしてビデオテープ試料を作製した。
【0018】(比較例4)(実施例1)のポリエチレン
テレフタレートフイルム支持体を、長さ方向の引張りヤ
ング率が540Kg/mm2 、幅方向の引張ヤング率
が720Kg/mm2 のものにかえた以外は(実施例
1)と同様にしてビデオテープ試料を作製した。
テレフタレートフイルム支持体を、長さ方向の引張りヤ
ング率が540Kg/mm2 、幅方向の引張ヤング率
が720Kg/mm2 のものにかえた以外は(実施例
1)と同様にしてビデオテープ試料を作製した。
【0019】(実施例3)(実施例1)のポリエチレン
テレフタレートフイルム支持体を、表面自乗平均平方根
粗さが0.013μmのものにかえた以外は(実施例1
)と同様にしてビデオテープ試料を作製した。
テレフタレートフイルム支持体を、表面自乗平均平方根
粗さが0.013μmのものにかえた以外は(実施例1
)と同様にしてビデオテープ試料を作製した。
【0020】(比較例5)(実施例1)のポリエチレン
テレフタレートフイルム支持体を、表面自乗平均平方根
粗さが0.008μmのものにかえた以外は(実施例1
)と同様にしてビデオテープ試料を作製した。
テレフタレートフイルム支持体を、表面自乗平均平方根
粗さが0.008μmのものにかえた以外は(実施例1
)と同様にしてビデオテープ試料を作製した。
【0021】(比較例6)(実施例1)のポリエチレン
テレフタレートフイルム支持体を、表面自乗平均平方根
粗さが0.028μmのものにかえた以外は(実施例1
)と同様にしてビデオテープ試料を作製した。
テレフタレートフイルム支持体を、表面自乗平均平方根
粗さが0.028μmのものにかえた以外は(実施例1
)と同様にしてビデオテープ試料を作製した。
【0022】(実施例4)(実施例1)のポリイソシア
ネート化合物を加えた磁性塗料に、さらに塩化ビニル樹
脂の硬化促進剤トリアジンジチオール0.5部を加えた
磁性塗料を準備し、(実施例1)と同様にしてビデオテ
ープ試料を作製した。
ネート化合物を加えた磁性塗料に、さらに塩化ビニル樹
脂の硬化促進剤トリアジンジチオール0.5部を加えた
磁性塗料を準備し、(実施例1)と同様にしてビデオテ
ープ試料を作製した。
【0023】(比較例7)(実施例1)の磁性塗料に加
えたポリイソシアネート化合物4部を、1部に減らした
以外は(実施例1)と同様にしてビデオテープ試料を作
製した。
えたポリイソシアネート化合物4部を、1部に減らした
以外は(実施例1)と同様にしてビデオテープ試料を作
製した。
【0024】(実施例5)(実施例1)の50℃24時
間硬化処理を、60℃24時間硬化処理にかえた以外は
(実施例1)と同様にしてビデオテープ試料を作製した
。
間硬化処理を、60℃24時間硬化処理にかえた以外は
(実施例1)と同様にしてビデオテープ試料を作製した
。
【0025】(比較例8)(実施例1)の50℃24時
間硬化処理を、硬化処理なしにかえた以外は(実施例1
)と同様にしてビデオテープ試料を作製した。
間硬化処理を、硬化処理なしにかえた以外は(実施例1
)と同様にしてビデオテープ試料を作製した。
【0026】以上の各実施例および比較例で得られたビ
デオテープ試料について、それぞれ以下に示す評価試験
をおこなった。(1)表面粗さテーラーホブソン社製タ
リステップ触針型表面粗さ計を用い、粗さチャートにお
いて高さの自乗平均平方根粗さを算出して求めた。 (2)角型比振動試料型磁力計を用いて、測定磁場5K
Oe、スイープ速度1分/5KOeの条件でBrとBm
を測定し、その比(Br/Bm)を算出して求めた。 (3)引張りヤング率シンコー(株)製引張り試験機(
Model TCM−50)を用い、1/2インチ幅
、100mm長の試料を1mm/分の速度で引張り、0
.5%伸びにおけるヤング率を算出して求めた。 (4)エンベロープ出力平坦率記録再生ヘッドにアモル
ファス合金ヘッドを用いているVHS方式VTR(NV
−FS900、松下電器(株)製)を用い、各ビデオテ
ープ試料を40℃80%RHの環境下で200パス走行
させた前後の記録周波数7MHz におけるエンベロー
プ出力平坦率を測定した。(5)C/N比上記(4)の
試験前に記録周波数7MHz におけるC/N比を測定
した。標準テープとしては、MザフオーマットVTR用
カセットテープ(松下電器(株)製、AU−M90L)
を用い、そのC/N比を0dBとした。(6)テープの
変形上記(4)による試験後に、各テープ試料の変形を
目視により状態観察をし、5段階評価をおこなった。評
価は実用的に全く問題のないものを5とし、実用的に問
題を発生したものを1とした。(7)オーディオレベル
変動オーディオヘッド出力を整流し、その出力のレベル
変動を、上記(4)による試験後に測定した。(8)ド
ロップアウト上記(4)による試験前後に映像信号の瞬
間的な欠落をドロップアウトカウンタ((株)シバソク
製、VH01BZ)で測定した。ドロップアウトは試験
前に対する試験後の変化率を倍率で示した。
デオテープ試料について、それぞれ以下に示す評価試験
をおこなった。(1)表面粗さテーラーホブソン社製タ
リステップ触針型表面粗さ計を用い、粗さチャートにお
いて高さの自乗平均平方根粗さを算出して求めた。 (2)角型比振動試料型磁力計を用いて、測定磁場5K
Oe、スイープ速度1分/5KOeの条件でBrとBm
を測定し、その比(Br/Bm)を算出して求めた。 (3)引張りヤング率シンコー(株)製引張り試験機(
Model TCM−50)を用い、1/2インチ幅
、100mm長の試料を1mm/分の速度で引張り、0
.5%伸びにおけるヤング率を算出して求めた。 (4)エンベロープ出力平坦率記録再生ヘッドにアモル
ファス合金ヘッドを用いているVHS方式VTR(NV
−FS900、松下電器(株)製)を用い、各ビデオテ
ープ試料を40℃80%RHの環境下で200パス走行
させた前後の記録周波数7MHz におけるエンベロー
プ出力平坦率を測定した。(5)C/N比上記(4)の
試験前に記録周波数7MHz におけるC/N比を測定
した。標準テープとしては、MザフオーマットVTR用
カセットテープ(松下電器(株)製、AU−M90L)
を用い、そのC/N比を0dBとした。(6)テープの
変形上記(4)による試験後に、各テープ試料の変形を
目視により状態観察をし、5段階評価をおこなった。評
価は実用的に全く問題のないものを5とし、実用的に問
題を発生したものを1とした。(7)オーディオレベル
変動オーディオヘッド出力を整流し、その出力のレベル
変動を、上記(4)による試験後に測定した。(8)ド
ロップアウト上記(4)による試験前後に映像信号の瞬
間的な欠落をドロップアウトカウンタ((株)シバソク
製、VH01BZ)で測定した。ドロップアウトは試験
前に対する試験後の変化率を倍率で示した。
【0027】得られた結果を(表1)、(表2)に示す
。
。
【0028】
【表1】
【0029】
【表2】
【0030】(表1)、(表2)から明らかなように、
厚さ10μm以下の非磁性支持体上に磁性層を設けた磁
気記録テープであって、磁性層の磁気特性における角型
比が0.87以上であり、かつ非磁性支持体の長さ方向
および幅方向の引張りヤング率が600Kg/mm2
以上であり、さらに磁気記録テープの長さ方向の引張り
ヤング率が700Kg/mm2 以上、幅方向の引張り
ヤング率が600Kg/mm2 以上とすることにより
、耐久性、電磁変換特性に優れた磁気記録テープを得る
ものである。
厚さ10μm以下の非磁性支持体上に磁性層を設けた磁
気記録テープであって、磁性層の磁気特性における角型
比が0.87以上であり、かつ非磁性支持体の長さ方向
および幅方向の引張りヤング率が600Kg/mm2
以上であり、さらに磁気記録テープの長さ方向の引張り
ヤング率が700Kg/mm2 以上、幅方向の引張り
ヤング率が600Kg/mm2 以上とすることにより
、耐久性、電磁変換特性に優れた磁気記録テープを得る
ものである。
【0031】
【発明の効果】以上、詳述したように、本発明によれば
、厚さ10μm以下の非磁性支持体上に磁性層を設けた
磁気記録テープであって、磁性層の磁気特性における角
型比が0.87以上であり、かつ非磁性支持体の長さ方
向および幅方向の引張りヤング率が600Kg/mm2
以上であり、磁気記録テープの長さ方向の引張りヤン
グ率が700Kg/mm2 以上、幅方向の引張りヤン
グ率が600Kg/mm2 以上であり、さらに非磁性
支持体の表面自乗平均平方根粗さが、少なくともいづれ
か一方の面は0.01〜0.025μmの範囲にするこ
とにより、エンベロープ出力平坦率、C/N比等、電磁
変換特性に優れ、かつ磁気テープの変形および、オーデ
ィオレベル変動、ドロップアウトの増加、等電磁変換特
性の低下に優れた高耐久性の磁気記録テープを得ること
ができ、その実用上の価値は大なるものがある。
、厚さ10μm以下の非磁性支持体上に磁性層を設けた
磁気記録テープであって、磁性層の磁気特性における角
型比が0.87以上であり、かつ非磁性支持体の長さ方
向および幅方向の引張りヤング率が600Kg/mm2
以上であり、磁気記録テープの長さ方向の引張りヤン
グ率が700Kg/mm2 以上、幅方向の引張りヤン
グ率が600Kg/mm2 以上であり、さらに非磁性
支持体の表面自乗平均平方根粗さが、少なくともいづれ
か一方の面は0.01〜0.025μmの範囲にするこ
とにより、エンベロープ出力平坦率、C/N比等、電磁
変換特性に優れ、かつ磁気テープの変形および、オーデ
ィオレベル変動、ドロップアウトの増加、等電磁変換特
性の低下に優れた高耐久性の磁気記録テープを得ること
ができ、その実用上の価値は大なるものがある。
Claims (2)
- 【請求項1】 厚さ10μm以下の非磁性支持体上に
磁性層を設けた磁気記録テープであって、前記磁性層の
磁気特性における角型比が0.87以上であり、かつ前
記非磁性支持体の長さ方向および幅方向の引張りヤング
率が600Kg/mm2 以上であり、さらに磁気記録
テープの長さ方向の引張りヤング率が700Kg/mm
2 以上、幅方向の引張りヤング率が600Kg/mm
2 以上であることを特徴とする磁気記録テープ。 - 【請求項2】 非磁性支持体の表面自乗平均平方根粗
さが、少なくともいづれか一方の面は0.01〜0.0
25μmの範囲にあることを特徴とする請求項1に記載
の磁気記録テープ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13747991A JPH04362512A (ja) | 1991-06-10 | 1991-06-10 | 磁気記録テープ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13747991A JPH04362512A (ja) | 1991-06-10 | 1991-06-10 | 磁気記録テープ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04362512A true JPH04362512A (ja) | 1992-12-15 |
Family
ID=15199592
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13747991A Pending JPH04362512A (ja) | 1991-06-10 | 1991-06-10 | 磁気記録テープ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04362512A (ja) |
-
1991
- 1991-06-10 JP JP13747991A patent/JPH04362512A/ja active Pending
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