JPH04361851A - 鋳造用金型装置 - Google Patents

鋳造用金型装置

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JPH04361851A
JPH04361851A JP13678791A JP13678791A JPH04361851A JP H04361851 A JPH04361851 A JP H04361851A JP 13678791 A JP13678791 A JP 13678791A JP 13678791 A JP13678791 A JP 13678791A JP H04361851 A JPH04361851 A JP H04361851A
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JP
Japan
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casting
mold
molded product
block
blocks
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Pending
Application number
JP13678791A
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English (en)
Inventor
Takahiro Shigenobu
重信 貴大
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Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種の成形品を鋳造す
る金型装置に係り、特に金型を設計変更することなく一
つの金型で成形品の形状や大きさ等に合わせて良好な鋳
造ができるようにした鋳造用金型装置に関する。
【0002】
【従来の技術】各種鋳物製品や成形品の金属中子等の製
造には、鋳型を利用して鋳造する方法が採用されている
。この鋳型には砂型及び金型が一般的に利用されている
が、量産品の場合には生産性や成形品の鋳造精度の面か
ら金型のほうが好ましいとされている。
【0003】図5はシャワー設備のシャワーヘッドを樹
脂成形するための低融点合金を素材とした中子を製造す
るための金型装置の一例を示す図である。なお、この金
型装置は左右に別れる方式のもので、図では成形品の鋳
造空間を示すものとして描いている。
【0004】金型装置の金型50には、シャワーヘッド
の内部形状に合わせた外郭を持つように中子が成形され
る成形空間51が設けられている。この成形空間51に
は、低融点合金(溶融温度は摂氏45〜140度程度)
を送り込む湯路52が連通し、外部からの湯(ここでは
低融点合金を融解したものをいう)をこの湯路52を介
して成形空間51に送り込む。また、鋳造時のガス抜き
のためのガス抜き路53を成形空間51の最も高いレベ
ルの位置に連通させて開けている。
【0005】このような構造が金型装置の最も典型的な
例であり、湯路52から低融点合金の湯を送り込み、鋳
込み時及び鋳造凝固時に発生するガスをガス抜き路53
から抜きながら一点鎖線のハッチングで示す中実の成形
品Pを鋳造する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】各種成形品の鋳造にお
いて、金型を利用する場合では砂型に比べるとガス抜き
をどのように行うかが大きな課題である。このため、ガ
ス抜き路53の成形空間51に対する配置や個数や大き
さはきわめて重要であり、ガス抜きだけでなく成形空間
51に対してどの位置から鋳込むかも成形品Pの良否に
大きな影響を与える。たとえば、図5の湯路52及びガ
ス抜き路53の配置の例では、図6に示すように鋳造後
の成形品Pにはガス抜き路53に対応していた部分にガ
ス欠陥に起因する欠損P−1や下部側では湯の回りが不
十分なことによる湯回り不良P−2等が発生した。
【0007】このような成形品Pの不良発生を防ぐには
、湯路52やガス抜き路53の位置を変更したり、その
数や大きさを適正なものとすればよい。しかしながら、
鋳造の良否を決めるこれらの位置や数及び大きさ等のフ
ァクタは、成形品Pの形状や大きさ,湯の量及び鋳造速
度等によって様々に変化する。このため、成形品Pの形
状等を考慮して経験的に金型50を設計して実際に鋳込
み作業して成形品Pの良否を観察し、これに基づいて試
行錯誤的に湯路52やガス抜き路53の位置や数を決め
てゆく作業が必要になる。
【0008】また、鋳造においては、成形空間51の下
側から湯を鋳込み上側からガス抜きすることが最良とさ
れている。そして、このような鋳込み作業のため、図5
の場合では金型50の左側を下に右側を上に斜めに傾け
ることが好ましい。しかしながら、このように成形空間
51を上下に傾けてしまうと、成形空間51が上下に立
ち上がるのでヘッド差を生じる。このため、ヘッド差が
大きくなると湯の温度変化及び分布の障害を生じること
になり、このことが鋳込み条件の新たなファクタとして
加わる。したがって、湯路52及びガス抜き路53の位
置及びその数や大きさの設定も、このファクタを加入し
て考慮しなければならない。
【0009】このように、特に金型を用いる場合では成
形品Pの形状や金型50の姿勢等によって、湯路52や
ガス抜き路53の位置や数の最適なものが変わる。この
ため、良好な成形品Pを得るには、金型50の設計と実
験とを繰り返し、試行錯誤的にこれらの湯路52及びガ
ス抜き路53の最適なものを決定する必要がある。
【0010】しかしながら、金型50を変更することは
、費用及び時間を大幅に費やすことになり、製品の開発
から実際の製造までの期間が長くなるほか、製品コスト
にも大きな影響を与える。このように、従来の金型装置
では、湯路52やガス抜き路53が成形空間51に対し
て固定された位置及び数に制限されていたので、良好な
成形品Pを得るまで大きな問題を含んでいた。
【0011】本発明において解決すべき課題は、鋳造金
型装置において、金型自体を設計変更したり修正したり
することなく良好な成形品の鋳造を可能とすることにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、内部に成形品
の創成空間を成形し、該創成空間に連通する湯路及びガ
ス抜き路を備える金型装置であって、前記創成空間に連
通して外部に開口する複数の空洞部を金型に設け、これ
らの空洞部に湯路用、ガス抜き用又は栓用等のブロック
を互換性を持たせて着脱可能としたことを特徴とする。
【0013】
【作用】空洞部には湯路用,ガス抜き用又は栓用等の各
ブロックを任意に組み合わせて任意の位置の空洞部に組
み込むことができる。このため、創成空間に対する、鋳
込み部やガス抜き部の位置や数も変えることができ、創
成空間で鋳造される成形品の形状や大きさ及び鋳造速度
等によって決まる鋳造条件に最適な鋳込み及びガス抜き
が得られるようになる。また、各ブロックを任意の組合
せで差し替えるだけで、鋳造の最適化が図られ、金型自
体の修正も不要となる。
【0014】
【実施例】図1は本発明の金型装置をその成形空間の軸
線を含んで切った縦断面図、図2はその切欠正面図であ
る。なお、これらの図においては、合成樹脂製のシャワ
ーヘッドを製造するのに必要な可融性中子を対象成形品
とするものであり、湯として合成樹脂の溶融温度(摂氏
200度程度)よりも低い溶融温度の低融点合金を使用
する。
【0015】図において、金型装置は左右の第1金型1
及び第2金型2とを備え、これらの第1,2金型1,2
は図2のように離れた位置から互いに合体する位置まで
移動し、図3に示す成形空間3を創成する。そして、供
給した湯によって成形空間3の内部には、図中の一点鎖
線で示すように中実の成形品Pが鋳造され、この成形品
Pを可融性中子として外型とともに合成樹脂製のシャワ
ーヘッドを樹脂成形する。
【0016】第1,第2金型1,2の合体面の上部には
、それぞれ第1切欠4a,4b,第2切欠5a,5b及
び第3切欠6a,6bを形成している。これらの切欠4
a〜6bは、図3の概略平面図に示すように、第1,第
2金型1,2の対向面を合体させて創成空間3を作ると
き、それぞれに対応する切欠4a〜6bが整合する位置
に設けられる。そして、これらの切欠4a〜6bの横断
面はいずれも同じ形状を持つように形成され、したがっ
て第1,第2金型1,2を合体したときには、3個の同
じ横断面形状を持つ空洞部4,5,6が形成される。
【0017】これらの空洞部4,5,6は、図1に示す
ように創成空間3に連通し、それぞれの空洞部には湯路
用ブロック7,ガス抜き用ブロック8及び補助湯路用ブ
ロック9がそれぞれ着脱自在に組み込まれる。図4にブ
ロック7,8,9の概要を示す。
【0018】図4の(a)は湯路用ブロック7を示すも
のであり、図面を簡単にするために湯路の形状を縦方向
に延ばしたものとして描いている。湯路用ブロック7は
第1,第2ブロック7a,7bとによって鋳造時に湯路
7cを形成するものであり、これらの第1,第2ブロッ
ク7a,7bはそれぞれ第1,第2金型1,2の第1切
欠4a,4bに予め組み込まれる。そして、第1,第2
金型1,2を合体させたときには、図1に示すように湯
路7cが創成空間3に連通するものとなる。また、補助
湯路用ブロック9も同様に2個の第1,第2ブロックの
合体によって第1,第2金型1,2の第3切欠6a,6
bに組み込まれるものであり、第1,第2金型1,2を
合体したときには、図1に示すように湯路9aを創成空
間3に向けて連通させる。
【0019】図4の(b)はガス抜き用ブロック8を示
すものであり、これも湯路用ブロック7と同様に2個の
第1ブロック8a及び第2ブロック8bとによって構成
され、これらの第1,第2ブロック8a,8bはそれぞ
れ第1,第2金型1,2の第2切欠5a,5bに予め組
み込まれる。そして、第1,第2ブロック8a,8bを
合体したときには、図示のようにガス抜き路8cが形成
され、このガス抜き路8cが創成空間3に連通するもの
となる。
【0020】更に、図4の(c)は空洞部4〜6のうち
不要なものに栓をするためのプラグブロック10を示す
ものである。このプラグブロック10も湯路用ブロック
7等と同様に2個の第1ブロック10a及び第2ブロッ
ク10bとによって構成されるものである。
【0021】これらの各ブロック7〜10はいずれも共
通の横断面形状の空洞部4〜6に組み込まれるので、い
ずれのブロック7〜10の横断面も同じものとなるよう
に製作する。これによって、各ブロック7〜10はどの
空洞部4〜6の中にでも組み込むことができる。また、
図4の例では各ブロック7,8,10の底面が平坦なも
のとして描いているが、この底面部の全体又は一部が創
成空間3を形成するものにもなるので、実際には図1に
示すように底面形状をその組み込み位置に応じて変えた
ものとする。
【0022】各空洞部4〜6の位置は、成形品Pの鋳造
に際して予想される最適な鋳込み部及びガス抜き部を想
定して決められる。すなわち、従来技術の項でも説明し
たように、成形品Pの形状や大きさ及び鋳造速度等によ
って、鋳込み位置及びその数やガス抜きの位置等の最適
なものは様々に変化する。これに対し、複数の空洞部4
〜6を設け、これらの空洞部4〜6の中に鋳込み用又は
ガス抜き用更には栓をする組み合わせによって、成形品
Pの鋳造に最も条件のよい鋳込みとガス抜きとを図るこ
とができる。
【0023】たとえば、図1の例では、成形品Pの長手
方向に対して両端側に湯路用ブロック7及び補助湯路用
ブロック9による鋳込み部を設け、中央部には創成空間
3の最も高いレベルに合わせてガス抜き用ブロック8を
組み込んでいる。もし、このような組み合わせが成形品
Pの鋳造に最適でなければ、たとえばガス抜き用ブロッ
ク8と補助湯路用ブロック9とを入れ換え、更に第1,
第2金型1,2の右側を上に傾けるようにして鋳造する
こともできる。無論この場合では、ガス抜き用ブロック
8及び補助湯路用ブロック9の底面部を創成空間3の形
状に合うように加工する必要がある。しかし、このよう
な加工は金型自体の変更ではないので費用及び時間の面
での支障は少ない。
【0024】更に、図1の例において、補助湯路用ブロ
ック9が不要で湯路用ブロック7からのみの鋳込みで十
分であれば、この補助湯路用ブロック9に代えてプラグ
ブロック10を空洞部6に組み込むようにすればよい。
【0025】このように、成形品Pの形状や大きさ及び
鋳造速度等の条件に対し、予想される最適な鋳込み位置
やガス抜き位置及びそれらの数に対応して空洞部4〜6
を設け、これらに必要とする湯路用,ガス抜き用または
栓等のブロックを組み込むことができる。このため、成
形品Pを最初に試作するときでも、これらの空洞部4〜
6及び各ブロック7〜10の組み合わせによって、第1
,第2金型1,2を修正する必要はない。したがって、
試作の段階で各ブロック7〜10の位置及び数の最適な
ものを見つけ出せば、第1,第2金型1,2を別なもの
に変更したり設計変更する必要はなく、良好な成形品P
の鋳造が可能となる。
【0026】なお、実施例ではシャワーヘッド用の中子
の成形について述べたが、その他の鋳造製品を製作する
金型装置にも本発明が適用できることは無論である。
【0027】
【発明の効果】本発明では、成形品の創成空間に対する
鋳込み部やガス抜き部の位置や数も変えることができ、
生成品の形状や大きさ及び鋳造速度等によってきまる鋳
造条件に最適な鋳込み及びガス抜きが得られるようにな
る。このため、各ブロックの位置交換や数又は大きさの
変更等の試験を繰り返すだけで、最適な鋳造用の金型と
して利用でき、金型自体の修正は不要となる。したがっ
て、金型修正のための費用や時間の問題がなくなり、製
品コストも改善される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の金型装置における成形品の創成空間を
含む面で切った要部の縦断面図である。
【図2】金型装置の左右の金型を互いに離して示す一部
切欠正面図である。
【図3】第1,第2金型に設ける切欠及びこれによって
形成される空洞部の配置を示す第1,第2金型を合体し
たときの概略平面図である。
【図4】空洞部に組み込む各ブロックを示す斜視図であ
る。
【図5】従来の金型装置を示す要部の縦断面図である。
【図6】図5による金型装置で鋳造した成形品の欠陥を
示す概略図である。
【符号の説明】
1    第1金型 2    第2金型 3    創成空間 4    空洞部 5    空洞部 6    空洞部 7    湯路用ブロック 8    ガス抜き用ブロック 9    補助湯路用ブロック 10  プラグブロック P    成形品

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  内部に成形品の創成空間を形成し、該
    創成空間に連通する湯路及びガス抜き路を備える金型装
    置であって、前記創成空間に連通して外部に開口する複
    数の空洞部を金型に設け、これらの空洞部に湯路用,ガ
    ス抜き用又は栓用等のブロックを互換性を持たせて着脱
    可能としたことを特徴とする鋳造用金型装置。
JP13678791A 1991-06-07 1991-06-07 鋳造用金型装置 Pending JPH04361851A (ja)

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JP13678791A JPH04361851A (ja) 1991-06-07 1991-06-07 鋳造用金型装置

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JP13678791A JPH04361851A (ja) 1991-06-07 1991-06-07 鋳造用金型装置

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