JPH0436049Y2 - - Google Patents

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JPH0436049Y2
JPH0436049Y2 JP4947385U JP4947385U JPH0436049Y2 JP H0436049 Y2 JPH0436049 Y2 JP H0436049Y2 JP 4947385 U JP4947385 U JP 4947385U JP 4947385 U JP4947385 U JP 4947385U JP H0436049 Y2 JPH0436049 Y2 JP H0436049Y2
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ball
gate valve
valve
valve body
holding plate
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は電子顕微鏡用仕切弁、特に電子顕微
鏡の陽極室と鏡筒を仕切る仕切弁に関するもので
ある。
〔従来の技術〕
第3図は電子顕微鏡の陽極室と鏡筒を仕切る従
来の仕切弁(エアロツク弁)の断面図、第4図お
よび第5図はその動作状態を示す一部の断面図で
ある。図において、1は電子顕微鏡の陽極室、2
は鏡筒で、これらを仕切る仕切弁3が設けられて
いる。仕切弁3は、陽極室1および鏡筒2間に形
成された弁座4を閉じるように、陽極室1側に形
成された仕切弁取付穴5内を移動可能に設けられ
ている。
仕切弁3は、Oリング6を介して弁座4にスラ
イド可能に当接する弁体7と、この弁体7の上に
重合される押え板8と、弁体7および押え板8の
対向面に形成された三角溝9,10間に挿入され
たボール11と、押え板8を弁体7側に押圧する
ばね(板ばね)12と、先端部がボール11に係
合し他端にピストン13を有するロツド14と、
ピストン13を移動させるエアシリンダ15と、
ピストン13を仕切弁取付穴5側に押圧するばね
16と、ピストン13の移動位置を限定するスト
ツパ17と、エアシリンダ15にエアを供給する
給気口18とを有している。
第4図は仕切弁3が開いている状態を示し、第
5図は閉じている状態を示している。
上記仕切弁3はばね16により閉じ、エアによ
り開かれる。仕切弁3を閉じるときは、エアシリ
ンダ15へのエアの供給を停止すると、ばね16
の押圧力によりピストン13が左側に押され、ボ
ール11が三角溝9,10に系合した状態で、ロ
ツト14がボール11を押し、これにより弁体7
および押え板8も仕切弁取付穴5内を前進する。
第4図に示すように、弁体7および押え板8が取
付穴5の奥壁19に当り、さらにばね16の力に
よりロツド14がボール11を押すと、第5図に
示すように、ボール11が三角溝9,10の中心
からはずれて、弁体7および押え板8を押し広
げ、これによつてOリング6が弁座4に押し付け
られシールが行われる。
仕切弁3を開くときは、給気口18にエアを供
給すると、ばね16に抗してピストン13がスト
ツパ17に当るまで右に移動し、これによりボー
ル11が引かれて三角溝9,10の中心部に戻
り、さらにロツド14が移動すると弁7および押
え板8が取付穴5内を引出され、弁座4が開放さ
れる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような従来の仕切弁におい
ては、ボール11が三角溝9,10の斜面に載つ
て弁体7を押しているため、鏡筒2を大気にした
とき、大気圧でボール11およびロツド14が押
し戻され、Oリング6を押える力が弱くなつて陽
極室1に大気が流入するという問題点があつた。
この考案は上記問題点を解決するためのもの
で、ボールを平面で支持することにより、十分逆
圧に耐え、かつ部品の寸法誤差を吸収でき、加工
精度が低くてもよい電子顕微鏡用仕切弁を提供す
ることを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は、シール部材を介して弁座に当接す
る弁体と、この弁体に重合される押え板と、前記
弁体および押え板の対向面に形成されたボール収
納溝と、このボール収納溝に収納されかつボール
収納溝から出て弁体および押え板の対向面間に移
動可能に設けられたボールと、このボールを移動
させるように係合するロツドと、前記押え板を弁
体側に押圧するばねと、前記押え板および仕切弁
取付部の上壁間に設けられた弾性体とを備えた電
子顕微鏡用仕切弁である。
シール部材としてはOリング等が使用できる。
ボール収納溝は三角溝が好ましいが、他の構造の
ものでもよい。ボールは2個づつ並べて対向する
ボール収納溝に収納しかつ移動できるようにする
のが好ましい。ロツドはボールと係合した状態で
移動できるようにし、ばねおよび(または)エア
シリンダ等の流体圧シリンダで移動させるのが好
ましいが、手動にすることもできる。仕切弁取付
部は仕切弁取付穴その他の仕切弁を取付けてシー
ルを行う部分である。
〔作用〕
以上のように構成された仕切弁を閉じるとき
は、仕切弁取付部においてロツドを移動させる
と、ボールがボール収納溝から出て弁体および押
え板の対向面間に移動して弁体および押え板を押
し広げ、これによりシール部材が弁座に押し付け
られてシールが行われ、押え板に取付けられた弾
性体は仕切弁取付部の上壁に押し付けられて押え
板を支持する。
この状態ではボールが弁体および押え板の対向
面間にあるため弁体に対する逆圧に十分耐えるこ
とができる。また弁体および押え板の寸法誤差は
弾性体により吸収されるため部品の加工精度は低
くてもよい。
仕切弁を閉くときは、ロツドを逆方向に移動さ
せると、ボールはボール収納溝に戻り、押え板が
下つて弾性体と上壁間にすき間ができ、そのまま
ロツドを引くとボールとともに弁体および押え板
が引出され、シールは解除される。
〔実施例〕
以下、この考案を図面の実施例により説明す
る。第1図はこの考案の一実施例を示す一部の断
面図であり、仕切弁が閉じた状態を示し、第3図
ないし第5図と同一符号は同一または相当部分を
示す。
この実施例は基本的な構成は従来のものとほぼ
同様になつているが、ボール11はボール収納溝
である三角溝9,10に収納された状態から図の
ように弁体7および押え板8の対向面(平面)2
0,21間に移動できるようになつている。この
ように移動可能とするためには、ばね12の押圧
力よりもばね16の押圧力を大きくする。ばね1
2は、押え板8の上部中央部に形成されたばね取
付溝22に弁体7から突出する取付ロツド23の
先端部に取付けられている。押え板8の上面24
と仕切弁取付穴5の上壁25間には弾性体26が
設けられており、ボール11が三角溝9,10内
に収納されているときは上壁25との間にすき間
が形成され、ボール11が対向面20,21間に
あるときは上壁25に押し付けられるようになつ
ている。他の構成は第3図ないし第5図と同様で
ある。
以上のように構成された仕切弁3の開閉の操作
は、従来のものとほぼ同様に行われる。仕切弁3
を閉じるには、給気口18へのエアの供給を停止
すると、ばね16の押圧力によりピストン13が
押され、これによりロツド14が移動して弁体7
および押え板8が奥壁19に当つた後、ボール1
1が三角溝9,10から対向面20,21の平面
に乗り上げて弁体7および押え板8を押し広げ、
これによりシール部材であるOリング6が弁座4
に押し付けられてシールが行われ、押え板8の上
面24に取付けられた弾性体26は仕切弁取付穴
5の上壁25に押し付けられて押え板8を支持す
る。
仕切弁3を閉じるときは、ロツド14を逆方向
に移動させると、ボール11は三角溝9,10内
に戻り、押え板8が下つて弾性体26と上壁25
との間にすき間ができ、そのままロツド14を引
くとボール11とともに弁体7および押え板8が
引出され、シールは解除される。
仕切弁3が閉じた状態ではボール11が弁体7
および押え板8の対向面20,21間にあるため
弁体7に対する逆圧に十分耐えることができる。
また弁体7および押え板8の寸法誤差は弾性体2
6により吸収されるため部品の加工精度は低くて
もよい。
第2図は他の実施例を示す一部の断面図であ
る。この実施例ではばね12としてコイルばねが
使用され、弾性体26としてOリングが使用され
ているほかは第1図と同様の構成となつており、
ほぼ同様の作用効果を有する。
なお、以上の実施例ではロツド14をばね16
で押圧するようにしたが、ロツド14の駆動源は
空圧または油圧でも可能である。
〔考案の効果〕
この考案によれば、ボールが弁体および押え板
の対向面の平面に当るため、ロツドを戻す力が働
かず、シールが確実で、逆圧に十分耐えることが
できる。また部品の寸法操作は弾性体で吸収でき
るため、加工精度を低くすることができ、製造コ
ストの引下げが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はそれぞれこの考案の別の
実施例を示す一部の断面図、第3図は従来の仕切
弁の断面図、第4図および第5図はその一部の拡
大断面図である。 各図中、同一符号は同一または相当部分を示
し、3は仕切弁、4は弁座、6はOリング、7は
弁体、8は押え板、9,10は三角溝、11はボ
ール、12,16はばね、13はピストン、14
はロツド、15はエアシリンダ、18は吸気口、
26は弾性体である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) シール部材を介して弁座に当接する弁体と、
    この弁体に重合される押え板と、前記弁体およ
    び押え板の対向面に形成されたボール収納溝
    と、このボール収納溝に収納されかつボール収
    納溝から出て弁体および押え板の対向面間に移
    動可能に設けられたボールと、このボールを移
    動させるように係合するロツドと、前記押え板
    を弁体側に押圧するばねと、前記押え板および
    仕切弁取付部の上壁間に設けられた弾性体とを
    備えた電子顕微鏡用仕切弁。 (2) シール部材がOリングである実用新案登録請
    求の範囲第1項記載の電子顕微鏡用仕切弁。 (3) ボール収納溝が三角溝である実用新案登録請
    求の範囲第1項または第2項記載の電子顕微鏡
    用仕切弁。 (4) ロツドがばねおよび(または)流体圧シリン
    ダにより移動するものである実用新案登録請求
    の範囲第1項ないし第3項のいずれかに記載の
    電子顕微鏡用仕切弁。
JP4947385U 1985-04-03 1985-04-03 Expired JPH0436049Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP4947385U JPH0436049Y2 (ja) 1985-04-03 1985-04-03

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JP4947385U JPH0436049Y2 (ja) 1985-04-03 1985-04-03

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61166466U JPS61166466U (ja) 1986-10-15
JPH0436049Y2 true JPH0436049Y2 (ja) 1992-08-26

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ID=30566709

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JP4947385U Expired JPH0436049Y2 (ja) 1985-04-03 1985-04-03

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JPS61166466U (ja) 1986-10-15

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