JPH04360496A - ホームバス接続機器 - Google Patents

ホームバス接続機器

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JPH04360496A
JPH04360496A JP16250491A JP16250491A JPH04360496A JP H04360496 A JPH04360496 A JP H04360496A JP 16250491 A JP16250491 A JP 16250491A JP 16250491 A JP16250491 A JP 16250491A JP H04360496 A JPH04360496 A JP H04360496A
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JP
Japan
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control
devices
status
equipment
request
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Application number
JP16250491A
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English (en)
Inventor
Yasuyuki Yamamoto
靖之 山本
Yasuo Kusagaya
草ケ谷 康夫
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、双方向バスによって接
続されバスシステムとして構成することのできるホーム
バス接続機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、複数のAV(オーディオ/ビジュ
アル)機器間を映像信号ライン及び音声信号ライン(以
下、これらをAV信号ラインという)によって接続し、
システム化して使用することが一般に行なわれている。
【0003】このようなAVシステムにおいては、AV
信号ラインだけでなく、制御信号等を機器間で授受でき
るようにシステム制御バス(以下、単にバスという)を
用いてシステム化することにより、機器間で所定の連携
動作の実行を自動的に判断できるようになり、ユーザー
のシステム操作を非常に簡略化することができる。例え
ば、ユーザーがVTRの再生操作を行なうと、その動作
情報や制御信号がバスを介してモニタ装置に供給され、
モニタ装置はこれに従ってユーザーが操作をしなくても
自動的に電源をオンとするようなシステム連携動作が可
能になる。
【0004】特にAVシステムとして接続される機器数
や種別が増えてシステムが大規模になるに従って、この
ようにバス通信情報によってシステム内の機器間の複雑
な連携動作が自動的に実現されることで、システム操作
性は著しく向上する。
【0005】ところでこのようなホームバスシステムの
連携動作を管理する方式としてはセンターコントロール
方式とローカルコントロール方式が知られている。セン
ターコントロール方式は、システム内の全機器の構成、
状態を1つのコントローラとなる機器が把握する。そし
て、他の各機器は何らかの状態変化があるとその状態情
報(以下、ステイタス情報という)をコントローラに報
告し、コントローラはこのステイタス情報によってシス
テム全体の状況を判断して、適切な機器に必要なコマン
ド信号を送ることによって、そのシステムにおいて実現
されるべく付加されている所定の連携動作(システムフ
ユーチャー)を実行するものである。
【0006】例えば図5のようにテレビジョン1がAV
信号端子T1 ,T2 ,T3 において、VTR2,
3、及びビデオディスクプレーヤ(VDP)4とAV信
号ラインLAVによってそれぞれ接続され、さらにこれ
らの各機器とコントローラ5がバスBによって接続され
たシステムにおいて、VTR2の再生が実行された場合
を例にあげると、VTR2は再生動作と実行と共にコン
トローラ5に対して再生動作実行を示すステイタス情報
を送出する。
【0007】すると、VTR2の再生信号がテレビジョ
ン1のAV信号端子T1 を介してテレビジョン1に入
力されてモニタ出力されるように、コントローラ5は例
えばテレビジョン1に対して電源オンや内部セレクタの
AV信号端子T1 への切換を実行させるコマンド信号
を送出する。するとテレビジョン1は電源オン及びT1
 端子の選択動作が、ユーザー操作がなくても実行され
、VTR2からの再生映像がモニタ出力されることとな
る。センターコントロール方式では例えばこのようにシ
ステム連携動作が達成される。なお、コントローラ5が
存在しない場合でも特定の機器(例えばテレビジョン1
)にコントローラとして機能させることも考えられる。
【0008】一方、ローカルコントロール方式とは、全
機器の状態を把握するセンター機器は存在せず、複数の
機器又は全機器がコントローラとしての機能を有してお
り、これらの機器はそれぞれ自己と接続された他の機器
との接続状況のみを把握している。そして、自己のステ
イタス変化に応じて必要な他の機器のステイタス情報を
収集し、所定の連携動作に必要なコマンド信号を必要な
機器に対して送出するものである。
【0009】例えば前記図5においてコントローラ5が
存在せず、各機器がコントロール機能を有してローカル
コントロール方式が採用されている場合を想定し、VT
R2が再生された場合を例にあげると、VTR2はAV
信号ラインLAVの接続先であるテレビジョン1のステ
イタスを確認する。すなわち、電源オン/オフ状態及び
AV端子選択状態等が確認される。そして、必要であれ
ば電源オン又はAV端子T1 の選択コマンド信号をテ
レビジョン1に対して送信することになる。ローカルコ
ントロール方式ではこのように各機器が自己の状態に応
じて他の必要機器を制御することによって連携動作を達
成するものである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】センターコントロール
方式の場合には、1つのコントローラが全機器のステイ
タスを把握しているため複雑な連携動作も容易に実現さ
せることができるという利点がある。つまり、ローカル
コントロール方式のように機器間でそれぞれ独自にステ
イタス情報等のやり取りを行ない、各機器が別々に判断
処理を行なった結果、或る連携動作が実行されるもので
はない。従って、機器どうしの制御の調整は不要であり
、また制御の競合も発生しないためである。
【0011】ところが、このシステム管理を行なうコン
トローラには大容量のメモリー手段を有することが要求
される。すなわち、メモリー容量に十分な余裕がないと
接続機器が増えシステム規模が拡大するにつれて、全機
器の接続データやステイタス情報の保持を行なうことが
困難になり、従って全機器の管理を行なうことができな
くなる。言換えれば、どのような規模のシステムにも対
応してシステム管理を行なうことができるコントローラ
を適切なコストで製造することは非常に困難であるとい
う大きな問題がある。
【0012】またセンターコントロールを行なうことが
できるようになされた機器がシステム内に複数個存在し
てしまうと、主導権の調停が困難となり、制御の混乱が
発生する場合があるという欠点もある。
【0013】これに対してローカルコントロール方式の
場合は、各機器が管理すべき情報が限られており、各機
器が莫大なメモリ容量を持つことは不要であるため、シ
ステム拡張にも問題なく対応できる。しかしながら、連
携動作を行なう場合は、各機器が他の機器にステイタス
情報を問い合わせる動作を行なう必要があり、かつ各機
器間で制御動作の分業調整を行なうため、センターコン
トロール方式に比べて複雑な処理ソフトウエアが必要と
されており、特に複雑な連携動作が要求された場合、処
理ソフトウエアの複雑度が増大しコストアップにつなが
るという問題がある。
【0014】さらに、他の機器から収集すべきステイタ
ス情報が刻々と変化するものである場合は、コントロー
ルを行なう側の機器において、収集したステイタス情報
をチェックしてから所定の動作を実行するまでの時間遅
れやバス占有時間の長大化が問題となる。
【0015】例えばCDプレーヤの再生信号をテープデ
ッキで録音している場合で、テープデッキがコントロー
ラとして機能し、CDプレーヤから再生されている曲の
途中でテープエンドに到達しないようにCDプレーヤに
対して連携動作制御を行なう場合を想定する。
【0016】この場合テープデッキは自己のテープの残
り時間を常時判別する一方、CDプレーヤに対して短い
インターバルで、曲と曲の間を検出するためのステイタ
ス情報を繰り返し要求し、その応答を受信することにな
る。そして、曲と曲の間が検出された或る時点でテープ
残量が次の曲の録音ができないとされた場合は、テープ
デッキはCDプレーヤに対して一時停止制御を行ない、
また録音も停止してテープを早送りして記録面を例えば
A面からB面に反転させた後、CDプレーヤに対して再
生制御を行ない録音を再開するという連携動作を行なう
ことになる。
【0017】すなわち、CDプレーヤにおける曲と曲の
間の検出のためにはテープデッキはほぼ常時ステイタス
要求及び受信を実行している必要があり、従ってバスは
この間占有され、他の機器における動作に支障を来す。 また、曲と曲の間の検出から一時停止制御までの時間遅
れが発生すると、すでにCDプレーヤ側では次の曲の再
生を始めている場合も発生し、正確な連携動作は実現さ
れないことになる。
【0018】さらにローカルコントロール方式の問題点
として、各機器の制御動作が競合して誤動作を行なうと
いう危険性がある。例えば上述したCDプレーヤとテー
プデッキの例で、テープデッキが上記コントロールを行
なう一方で、CDプレーヤ側もコントローラとしての機
能を有し、テープデッキのテープエンドを検出して、録
音されている曲が途中でテープエンドに達しないように
制御を行なってしまった場合、両機器の制御が交錯し、
正確な連携動作は不能となってしまう。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
点に鑑みて、双方向バスを介してバスシステムとして接
続された際に適切なシステムコントロールを行なうこと
ができるホームバス接続機器を提供するものである。
【0020】すなわち、双方向バスによってバスシステ
ムとして接続された状態で他の機器との間で各種情報の
授受を行ない、当該バスを介して得られた情報に基づい
て自己又は他の機器の動作制御を行なうことのできるホ
ームバス接続機器において、その制御手段は、コントロ
ール機器としてシステム内の1又は複数の他の機器に対
して連携動作制御を行なうように機能する場合は、当該
1又は複数の他の機器に対して所定の状態情報を逐次報
告させるように報告要求制御を行ない、かつ、その連携
動作制御に関連のある自己の状態情報についてシステム
内の他の機器から報告要求がなされても、その要求を拒
否するようにし、また、被制御機器として機能するべく
、コントロール機器として機能する他の機器から所定の
状態情報を逐次報告するように報告要求制御がなされた
場合は、当該状態情報に基づく自己の動作制御を実行し
ないようにし、かつ、その状態情報についてコントロー
ル機器として機能する機器以外の機器から報告要求がな
されても、その要求を拒否するようにするものである。
【0021】
【作用】上記構成のホームバス接続機器が接続されたバ
スシステムでは、各機器が接続機器に対して所定の制御
を行なうように形態的にローカルコントロールを採用す
ることができ、従ってシステム拡張性を備えることがで
きる。また、上記ホームバス接続機器が他の機器に対し
てある連携動作を行なわせる場合は、自己がその連携動
作についてはセンターコントローラとして機能し、さら
に、上記ホームバス接続機器が他の機器から連携動作を
指示される被制御機器となった場合は、当該相手機器を
その連携動作についてはセンターコントローラとして機
能させることができ、従ってセンターコントローラ方式
の利点である、処理ソフトウエアの簡略化、処理の簡易
・迅速化及び複雑な連携動作に対応できることになると
ともに、制御の交錯は発生しない。
【0022】
【実施例】以下、本発明のホームバス接続機器の一実施
例を図1のフローチャートを参照して説明する。図1は
、実施例となるホームバス接続機器における制御手段が
有する機能を示したものであり、このような処理を行な
う制御手段を搭載するホームバス接続機器としてはホー
ムバスに接続されることのできるAV機器等の全ての機
器に該当することができる。
【0023】すなわち、ホームバスに接続されている他
の機器から何らかのステイタス情報の報告が要求された
場合に(F100)、現在そのステイタス情報について
は既に他の所定の機器から報告要求が課せられているか
(F101)、或は現在そのステイタス情報に関連のあ
る動作について何らかの連携動作を行なうために自己が
該当機器に対してステイタス情報報告要求を行なってい
るか(F102)を判断し、これらが行なわれていない
場合は、ステップF100で要求されたステイタス情報
の変化に関して、自己が有する制御機能を停止させ(F
103)、当該ステイタス報告要求を受諾する(F10
4)。つまり、ステップF100で報告要求を行なった
機器をセンターコントロール機器として把握し、本機は
当該ステイタス情報に関する動作についてコントロール
機能を放棄するものである。
【0024】一方、ステイタス報告要求がなされたとき
に、既に他の機器からのステイタス報告要求を受諾して
いる場合は、既に本機を制御するセンターコントロール
機器が存在しているため、ステップF100で行なわれ
た新たなステイタス報告要求を拒否する (F101→
F105) 。
【0025】さらに、ステイタス報告要求がなされたと
きに、本機が他の機器に対してステイタス報告要求をし
ているとき、つまり本機がそのステイタスに関連する連
携動作について他の機器を制御するセンターコントロー
ル機器として機能している場合も、そのステイタス情報
に関して新たなセンターコントロール機器が実現されな
いようにステップF100で行なわれた新たなステイタ
ス報告要求を拒否する (F102→F105) 。
【0026】以上の動作を実行する本発明のホームバス
接続機器における制御原則を整理すると次の(a)(b
)(c)の通りである。
【0027】(a)バス通信を用いた動作制御(連携動
作制御)を実行しようとする場合は、その連携動作の制
御対象となる機器に対して、その連携動作に関係のある
ステイタスの変化に応じてその情報を報告することを要
求し、これによって逐次送信されてくるステイタス変化
情報に基づいて連携動作制御を行なうセンターコントロ
ーラとして機能する。
【0028】(b)或る連携動作について他の機器がセ
ンターコントローラとなり、本機に対してその連携動作
に関するステイタス変化情報を逐次報告すべく要求して
きた場合は、そのステイタス変化が発生した際に本機が
実行すべきとされている動作制御を放棄し、本機はセン
ターコントローラとして機能する他の機器によって制御
される被制御機器として機能する。
【0029】(c)すでに上記(a)又は(b)の状態
にある場合は、その連携動作のコントローラとして機能
している機器以外の機器から新たにステイタス変化情報
の報告を要求してきた場合、つまり被制御機器として機
能することが要求された場合は、この要求を拒否し、そ
の機器をセンターコントローラとした被制御機器として
は一切機能しない。
【0030】制御手段がこのような処理を行なうことに
より、本発明のホームバス接続機器によって構成された
バスシステムでは、センターコントロール方式の利点と
ローカルコントロール方式の利点を兼ね備えたコントロ
ール方式が可能とされる。以下、各種動作について具体
例をあげて説明する。
【0031】図2は、テープデッキ10に対してCDプ
レーヤ11及びFM/AMチューナ12が接続され、テ
ープデッキ10において、CDプレーヤ11からの音声
信号をダビングし又はFM/AMチューナ12からの音
声信号を録音(エアチェック)することができるように
AV信号ラインLAVが接続されているAVシステムを
示し、各機器はその制御部(システムコントローラ)1
0a,11a,12a間がバスBで接続され、所定の情
報を授受できるバスシステムとされている。そして各機
器における制御部10a,11a,12aはそれぞれ上
記図1の動作を実行するソフトウエアが形成されている
ものである。
【0032】このシステムにおいて、CDプレーヤ11
において再生される楽曲をテープデッキ10でダビング
する際に、テープデッキ10がセンターコントローラと
して機能する場合の動作を例にあげる。この場合、CD
の楽曲再生箇所が曲の切れ目に達した時に、テープデッ
キにおいて録音中のテープの残り時間が次の楽曲の録音
に不足している場合に、CDプレーヤ11の再生動作を
一時停止させておいて録音中のテープをテープエンドま
で早送りし、録音方向を反転させてCDプレーヤの再生
を再開させるという連携動作が行なわれるような制御を
行なうものとする。
【0033】まずテープデッキ10はバスBを介してC
Dプレーヤ11に対して、実行中の動作(再生、一時停
止等)の変化、再生部分(曲の途中か、曲と曲の間か)
の変化等の、ステイタス変化があったらその情報を逐次
報告するように要求する。この時点でテープデッキ10
は上記(a)の原則に基づいた状態をとり、CDプレー
ヤ11からのダビングに掛かる動作について、CDプレ
ーヤ11に対するコントロール機器となる。
【0034】一方、CDプレーヤ11はテープデッキ1
0からのステイタス変化情報の報告要求を受諾し、この
時点で上記(b)の原則に基づいた状態をとる(F10
4)。 従って、当該ダビングに掛かる連携動作について制御部
11aは制御機能を働かせることを放棄し、テープデッ
キ10によって制御される被制御機器となる。
【0035】そして、テープデッキ10及びCDプレー
ヤ11は上記(c)の原則により、他の機器からの制御
を介入を拒否することとなり、すなわちテープデッキ1
0及びCDプレーヤ11による領域内では、ダビングに
係る連携動作については、テープデッキ10のみが唯一
のセンターコントローラとして位置付けされる。
【0036】従って、CDプレーヤ11はステイタス変
化が発生するたびにそのステイタス変化情報をテープデ
ッキ10に送信し、テープデッキ10の制御部10はそ
れに応じて自己の動作及びCDプレーヤ11の動作を制
御することになる。すなわち、テープ残量と曲の切れ目
の検出に基づいて適当な時点でCDプレーヤの一時停止
、テープ早送り、リバース録音開始、CDプレーヤの再
生再開という動作制御を行ない、ダビングにかかる適正
な連携動作が実現される。
【0037】ここで、例えばFM/AMチューナ12が
テープデッキ10にエアチェック録音を実行させる制御
手段を有しているとき、つまり、使用者がFM/AMチ
ューナ12のエアチェック操作を行なうとFM/AMチ
ューナ12がテープデッキを制御し、テープの残量を検
出しながら録音を行なわせる連携動作機能を有している
場合をであって、上記CDプレーヤ11からのダビング
を行なっている最中にこのエアチェック機能が実行され
た場合を想定する。
【0038】この場合、FM/AMチューナ12はテー
プデッキ10に対してコントロール機器の立場を取る必
要があるためにステイタス変化情報の報告を要求するこ
とになる。しかしながらテープデッキ10は、すでに同
一のステイタス情報に係る連携動作について、CDプレ
ーヤ11に対してコントロール機器として機能して連携
動作制御実行中であるため、上記(c)の動作原則によ
りFM/AMチューナ12からのステイタス変化情報の
送信要求を拒否し (F102→F105) 、被制御
機器として機能することはない。
【0039】同様に、FM/AMチューナ12が何らか
の連携動作を目的として、CDプレーヤ11に対してス
テイタスの変化情報の送信要求を行なっても、そのステ
イタスがCDプレーヤ11において現在実行中の連携動
作に関係するものであるときは、CDプレーヤ11は上
記(c)の動作原則によりこの要求を拒否する (F1
01→F105) 。このように(c)の原則に基づく
ことによって制御の交錯によってシステム制御動作が混
乱を来すことは防止される。
【0040】また、上記例の場合CDプレーヤ11がダ
ビングに係る連携動作に関しては完全に被制御機器とな
り、ステイタス変化に応じてステイタス変化情報をコン
トロール機器に送信するようになされることにより、機
器間で短いインターバルでステイタス情報の要求及び受
信を繰り返す必要はないためバスを長時間占有する必要
はなく、たとえ多数の他の機器がバス接続されていても
、それらの機器に対する支障はない。さらに、ステイタ
ス変化情報は、従来のローカルコントロール方式のよう
に他の機器からの要求毎に送出するものではなく、従来
のセンターコントロール方式のように被制御機器側が自
己の状態変化に応じて送出するものであることから、セ
ンター機器側がステイタス変化の検知タイミングが遅れ
て制御が遅れるということもない。
【0041】次に、図3はCDプレーヤ20、セレクタ
ー21、テープデッキ22、23がバスシステムとして
構成された例である。図2と同様に各機器の制御部20
a,21a,22a,23aは図1の動作を行なうよう
になされている。ここでCDプレーヤ20から再生され
る楽曲を2台のテープデッキ22,23がそれぞれ60
分テープと46分テープにダビングする場合の動作を例
にあげる。そして、連携動作としてはいづれのテープデ
ッキ22,23においても再生している曲の途中で録音
テープがテープエンドに達することがないようにセレク
ター21がコントロール機器となって制御を行なう例を
あげる。
【0042】すなわち、セレクター21はまず、CDプ
レーヤ20,テープデッキ22,23に対してステイタ
ス変化報告要求を行ない、CDプレーヤ20,テープデ
ッキ22,23がこれを受諾することによってセレクタ
ー21が唯一のコントロール機器となり、他の各機器は
ダビング時の各ステイタス変化に関して有する連携動作
機能の実行を全て放棄し、被制御機器としてのみ機能す
ることになる。
【0043】従って、セレクター21はCDプレーヤに
おける曲の切れ目、テープデッキ22、23におけるテ
ープ残量等を報告されるステイタス変化情報から把握し
ており、これに基づいて連携動作制御を行なう。例えば
一方のテープデッキ23のテープ残量がCDプレーヤ2
0で再生される次の楽曲を録音するには不足しているこ
とが検出されたら、CDプレーヤ20及びテープデッキ
22の動作を一時停止させ、テープデッキ23のテープ
をテープエンドまで早送りしてリバース録音制御を行な
い、CDプレーヤ20及びテープデッキ22の動作を再
開させる。
【0044】このように、セレクター21が唯一のコン
トロール機器として機能することにより、複数のコント
ロール機器がいちいちステイタス情報のやり取りを行な
ってから必要な制御を判断して、その制御を行なうとい
う手順をふむ必要はなく、複雑な連携動作制御も簡単に
実行されることになり、複雑な制御ソフトウエアが要求
されるものではない。例えば、従来のローカルコントロ
ール方式のように、テープデッキ22とテープデッキ2
3、またはこれらとCDプレーヤ20の間でそれぞれス
テイタス情報及び制御信号のやり取りを行なう必要はな
く、これらの動作を調整する複雑なソフトウエアを各機
器が有することは不要である。もちろん本例の場合も制
御の交錯による動作異常は発生せず、またバス占有時間
の長大化も発生しない。
【0045】図4はテレビジョン30、VTR31,3
2がバスシステムとして構成された例である。上記各例
と同様に各機器の制御部30a,31a,32aは図1
の動作を行なうソフトウエアを有する。ここでテレビジ
ョン30には、画面上に現在出力されている映像と同じ
ものをVTRにおいて録画させるように連携動作を行な
わせ機能を有しているものとする。
【0046】この機能を実行する際、テレビジョン30
はまず、VTR31,32に対してステイタス変化報告
要求を行ない、VTR31,32がこれを受諾すること
によってテレビジョン30がコントロール機器となり、
VTR31,32は報告要求を受諾した各ステイタス変
化に関して有する連携動作機能の実行を全て放棄し、被
制御機器としてのみ機能することになる。
【0047】従って、テレビジョン30においてVTR
32からの映像信号がモニタ出力されている場合であっ
たなら、このVTR32の出力映像信号をVTR31に
供給するとともに録画動作を実行させる。
【0048】また、テレビジョン30が内部チューナで
所定のチャンネルを選択してその映像を画面表示してい
る場合は、その信号がVTR31に供給されるようにし
、VTR31に録画動作を実行させる。もちろん、この
連携動作実行中にVTR32が他の操作をされ、コント
ロール機器として機能することを目的としてテレビジョ
ン30又はVTR31に対してステイタス変化報告要求
を行なっても、テレビジョン30又はVTR31はこれ
を拒否し、VTR32をコントロール機器とする被制御
機器として機能することはない。
【0049】このような連携動作の際に、上記各例と同
様に或る連携動作について関連機器間で単一のコントロ
ール機器が存在し、関連する他の機器は被制御機器とし
てのみ機能することにより、複雑な連携動作制御が簡易
に実現されるとともに、制御の交錯による動作異常及び
バス占有時間の長大化は発生しない。
【0050】以上の各例から分かるように、本発明のホ
ームバス接続機器によって構成されたバスシステムでは
、形態的にローカルコントロール方式が採用されるよう
に各機器が所定の機器に対して連携動作を実行させるよ
うに制御することのできる制御手段を有するため、単一
のコントロール機器が膨大な容量のメモリーを備えるこ
となくても各機器が自己に与えられた連携動作制御機能
に応じたメモリ容量を備えていればよい。従って、シス
テム拡張性に優れており、どのような規模のシステムに
も適応できるという利点がある。
【0051】そしてさらに、ある連携動作が実行される
際には、その連携動作の関連機器間(及び関連サブデバ
イス間)ではセンターコントロール方式が採用され、す
なわち、一つのコントロール機器に対して他の機器は連
携動作制御を行なわない被制御機器としてのみ機能する
ようになされるため、当該設定されたコントロール機器
によってその連携動作に関する全てのシステム動作制御
が実行されることになり、複雑な動作の実現の容易化、
及び制御の交錯の防止、バス占有時間長大化の防止が実
現されることになる。
【0052】なお、バスシステムとして接続される機器
はAV機器に限られるものではなく、従ってホームバス
によってシステム化されることのできるあらゆる機器に
おいて、本発明は有用である。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように本発明のホームバス
接続機器は、ホームバスとして接続された際に、コント
ロール機器として他の機器に対して連携動作制御を行な
う場合は、その機器に対して所定の状態情報を逐次報告
させるように報告要求制御を行ない、かつ、その動作に
関連のある自己の状態情報について報告要求がなされて
も、その要求を拒否するようにし、また、被制御機器と
して、コントロール機器として機能する他の機器から所
定の状態情報を逐次報告するように報告要求制御がなさ
れた場合は、当該状態情報に基づく自己の動作制御を実
行しないようにし、かつ、その状態情報についてコント
ロール機器として機能する機器以外の機器から報告要求
がなされても、その要求を拒否するように構成されてい
るため、ローカルコントロール方式とセンターコントロ
ール方式の各利点を兼ね備えたコントロール方式を実現
できることになる。
【0054】すなわち、システム拡張性及び適応性の向
上、複雑な連携動作の簡略化及びソフトウエアの簡略化
に伴う低コスト化、制御の交錯による連携動作異常の防
止、及びバス占有時間の長大化及びステイタス変化情報
の検出の遅れの防止という多大なる効果を奏することが
できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の動作を説明するフローチャ
ートである。
【図2】本発明の実施例を説明するAVシステムの構成
図である。
【図3】本発明の実施例を説明するAVシステムの構成
図である。
【図4】本発明の実施例を説明するAVシステムの構成
図である。
【図5】従来のコントロール方式を説明するAVシステ
ムの構成図である。
【符号の説明】
10,22,23  テープデッキ 11,20  CDプレーヤ 12  FM/AMチューナ 21  セレクター 30  テレビジョン 31,32  VTR B  バス LAV  AV信号ライン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  双方向バスによってバスシステムとし
    て接続された状態で他の機器との間で各種情報の授受を
    行ない、当該バスを介して得られた情報に基づいて自己
    又は他の機器の動作制御を行なうことのできるホームバ
    ス接続機器において、コントロール機器としてシステム
    内の1又は複数の他の機器に対して連携動作制御を行な
    う場合は、当該1又は複数の他の機器に対して所定の状
    態情報を逐次報告させるように報告要求制御を行ない、
    かつ、その連携動作制御に関連のある自己の状態情報に
    ついてシステム内の他の機器から報告要求がなされても
    、その要求を拒否するようにし、また、被制御機器とし
    て、コントロール機器として機能する他の機器から所定
    の状態情報を逐次報告するように報告要求制御がなされ
    た場合は、当該状態情報に基づく自己の動作制御を実行
    しないようにし、かつ、その状態情報についてコントロ
    ール機器として機能している機器以外の機器から報告要
    求がなされても、その要求を拒否するようにする、制御
    手段を有することを特徴とするホームバス接続機器。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH076835A (ja) * 1993-05-05 1995-01-10 Internatl Business Mach Corp <Ibm> ケーブル・アセンブリ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH076835A (ja) * 1993-05-05 1995-01-10 Internatl Business Mach Corp <Ibm> ケーブル・アセンブリ

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