JPH043589B2 - - Google Patents
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- JPH043589B2 JPH043589B2 JP13789884A JP13789884A JPH043589B2 JP H043589 B2 JPH043589 B2 JP H043589B2 JP 13789884 A JP13789884 A JP 13789884A JP 13789884 A JP13789884 A JP 13789884A JP H043589 B2 JPH043589 B2 JP H043589B2
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- 239000000284 extract Substances 0.000 claims description 5
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 20
- 238000000034 method Methods 0.000 description 14
- 230000010363 phase shift Effects 0.000 description 12
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 7
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 3
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
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- 230000003321 amplification Effects 0.000 description 1
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- 238000003199 nucleic acid amplification method Methods 0.000 description 1
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- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B20/00—Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
- G11B20/22—Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor for reducing distortions
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Signal Processing Not Specific To The Method Of Recording And Reproducing (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は雑音低減システム自動判別方式に係
り、さらに詳しくは複数種類の雑音低減システム
(以下NRシステムと称する)を備えたテープレ
コーダにおいて、再生時には、記憶時に用いた
NRシステムの種類を検出して、このNRシステ
ムを自動的に設定するようにしたNRシステム自
動判別方式に関する。
り、さらに詳しくは複数種類の雑音低減システム
(以下NRシステムと称する)を備えたテープレ
コーダにおいて、再生時には、記憶時に用いた
NRシステムの種類を検出して、このNRシステ
ムを自動的に設定するようにしたNRシステム自
動判別方式に関する。
従来より複数種類のNRシステムを備えたテー
プレコーダが実用化されている。
プレコーダが実用化されている。
しかし、各NRシステムについては互換性がな
く、記録時に所定のNRシステムで処理した磁気
テープを再生する場合には、上記所定のNRシス
テムと同じものを用いなければ、記録信号の忠実
な再生ができず、雑音低減効果も発揮できない。
しかも、現状でのNRシステムの選択は操作者が
手動の選択スイツチを操作してその都度切換える
方式が主流であり、操作者は記録時に用いたNR
システムの種類を正確に記憶しておかなければな
らず、磁気テープのラベルやケース等にメモ書き
しておく等の煩わしい対策を施さなければならな
い。また手動であるため上記選択スイツチの切換
ミス、切換わすれを誘発する危険性もあつた。
く、記録時に所定のNRシステムで処理した磁気
テープを再生する場合には、上記所定のNRシス
テムと同じものを用いなければ、記録信号の忠実
な再生ができず、雑音低減効果も発揮できない。
しかも、現状でのNRシステムの選択は操作者が
手動の選択スイツチを操作してその都度切換える
方式が主流であり、操作者は記録時に用いたNR
システムの種類を正確に記憶しておかなければな
らず、磁気テープのラベルやケース等にメモ書き
しておく等の煩わしい対策を施さなければならな
い。また手動であるため上記選択スイツチの切換
ミス、切換わすれを誘発する危険性もあつた。
上記した手動操作による煩わしさを解消するた
め、NRシステムの種類に応じてそれぞれ周波数
の異なる識別信号を設定し、磁気テープにこの識
別信号記録専用のトラツクを設け、情報の記録時
に使用されているNRシステムに対応する識別信
号を上記専用トラツクに記録しておき、この磁気
テープの再生時には、上記専用トラツクより再生
された識別信号を判別することによつて記録時と
同じNRシステムを作動させる方法が考えられ
る。
め、NRシステムの種類に応じてそれぞれ周波数
の異なる識別信号を設定し、磁気テープにこの識
別信号記録専用のトラツクを設け、情報の記録時
に使用されているNRシステムに対応する識別信
号を上記専用トラツクに記録しておき、この磁気
テープの再生時には、上記専用トラツクより再生
された識別信号を判別することによつて記録時と
同じNRシステムを作動させる方法が考えられ
る。
しかしながら、この方法では磁気テープに識別
信号記録専用のトラツクを形成する必要があり、
情報の記録領域が狭くなり、記録情報の品質を悪
化させる危険性があつた。又、識別信号用の記
録、再生手段を別途設けなければならず、装置が
複雑となり、コストの大幅アツプにつながる。
信号記録専用のトラツクを形成する必要があり、
情報の記録領域が狭くなり、記録情報の品質を悪
化させる危険性があつた。又、識別信号用の記
録、再生手段を別途設けなければならず、装置が
複雑となり、コストの大幅アツプにつながる。
又、上記した識別信号を用いる自動判別方法の
他のものとして、可聴周波数帯域外の超低域周波
数信号(20Hz未満)を識別信号として、1つの
NRシステムに対して周波数の異る2種類の識別
信号の組合せを設定し、且つ各NRシステムごと
に識別信号の組合せを変えるようになし(例え
ば、NRシステムAに10Hzと12.5Hzの識別信号の
組合せを対応させ、NRシステムBには7Hzと10
Hzの識別信号の組合せを対応させる)、記録動作
時、継続的に、用いられるNRシステムに対応す
る上記2つの識別信号の一方をLチヤンネル記録
信号に重畳し、他方をRチヤンネル記録信号に重
畳して磁気テープに記録しておき、再生時には、
再生信号中より2つの識別信号をそれぞれ抽出
し、検出された識別信号の組合せに応じて記録時
に用いたNRシステムの種類を判別し、この結果
に基づいて自動的に使用すべきNRシステムを選
択する方法が提案されている。
他のものとして、可聴周波数帯域外の超低域周波
数信号(20Hz未満)を識別信号として、1つの
NRシステムに対して周波数の異る2種類の識別
信号の組合せを設定し、且つ各NRシステムごと
に識別信号の組合せを変えるようになし(例え
ば、NRシステムAに10Hzと12.5Hzの識別信号の
組合せを対応させ、NRシステムBには7Hzと10
Hzの識別信号の組合せを対応させる)、記録動作
時、継続的に、用いられるNRシステムに対応す
る上記2つの識別信号の一方をLチヤンネル記録
信号に重畳し、他方をRチヤンネル記録信号に重
畳して磁気テープに記録しておき、再生時には、
再生信号中より2つの識別信号をそれぞれ抽出
し、検出された識別信号の組合せに応じて記録時
に用いたNRシステムの種類を判別し、この結果
に基づいて自動的に使用すべきNRシステムを選
択する方法が提案されている。
この方法では、磁気テープに識別信号専用の記
録トラツクを設ける必要がないため、従来の記録
フオーマツトを変更する必要がなく、磁気テープ
の情報記録領域が縮少されて、記録情報の品質に
悪影響を与えることもない。また、識別信号を記
録再生する専用の記録手段および再生手段を設け
る必要がないため、構成がより簡素なものとな
り、製造コストの削減、小型化に寄与できる。
録トラツクを設ける必要がないため、従来の記録
フオーマツトを変更する必要がなく、磁気テープ
の情報記録領域が縮少されて、記録情報の品質に
悪影響を与えることもない。また、識別信号を記
録再生する専用の記録手段および再生手段を設け
る必要がないため、構成がより簡素なものとな
り、製造コストの削減、小型化に寄与できる。
しかしながら、この方法では、再生時にLチヤ
ンネル、Rチヤンネルそれぞれの再生信号中より
各識別信号を抽出し、検出するために、識別信号
検出系路を2系統設けなければならず、しかも、
用いられる識別信号の数に比例して各系路に識別
信号検出手段を設ける必要があり、識別信号検出
系路の構成が膨大なものとなるとともにきわめて
複雑なものとなつた。又、識別信号検出系路には
バンドパスフイルタ、信号識別回路等、特性の調
整を必要とする手段を多く含み、特にこの方法で
は、識別信号間の周波数差がきわめて小さいた
め、厳密な調整を必要とすることから、調整作業
がきわめて煩わしいものとなる。
ンネル、Rチヤンネルそれぞれの再生信号中より
各識別信号を抽出し、検出するために、識別信号
検出系路を2系統設けなければならず、しかも、
用いられる識別信号の数に比例して各系路に識別
信号検出手段を設ける必要があり、識別信号検出
系路の構成が膨大なものとなるとともにきわめて
複雑なものとなつた。又、識別信号検出系路には
バンドパスフイルタ、信号識別回路等、特性の調
整を必要とする手段を多く含み、特にこの方法で
は、識別信号間の周波数差がきわめて小さいた
め、厳密な調整を必要とすることから、調整作業
がきわめて煩わしいものとなる。
これらの要因によつて上述したNRシステム自
動判別装置は装置の小型化に何等寄与せず、製造
コストの高騰を招くものであつた。
動判別装置は装置の小型化に何等寄与せず、製造
コストの高騰を招くものであつた。
本発明は上述したNRシステム自動判別装置の
持つ欠点を解決するものであり、識別信号検出系
の構成を簡素化するとともに調整の簡略化をも図
つたNRシステム自動判別方式を提供することを
目的とする。
持つ欠点を解決するものであり、識別信号検出系
の構成を簡素化するとともに調整の簡略化をも図
つたNRシステム自動判別方式を提供することを
目的とする。
本発明では、各NRシステムごとに周波数が異
り、かつその周波数が可聴周波数帯域未満の識別
信号を設定し、記録時には、この識別信号で可聴
周波数帯域未満のキヤリア信号を変調して得られ
た被変調信号と記録すべき信号とを同一トラツク
に記録しておき、再生時には分離された被変調信
号を復調して識別信号を抽出し、得られた識別信
号よりNRシステムの種類を判別する。
り、かつその周波数が可聴周波数帯域未満の識別
信号を設定し、記録時には、この識別信号で可聴
周波数帯域未満のキヤリア信号を変調して得られ
た被変調信号と記録すべき信号とを同一トラツク
に記録しておき、再生時には分離された被変調信
号を復調して識別信号を抽出し、得られた識別信
号よりNRシステムの種類を判別する。
以下図示の実施例に基づき本発明を説明する。
第1図aおよびbはそれぞれ本発明のテープレ
コーダに装備されているNRシステム自動判別装
置の識別信号記録系および識別信号検出系を示
し、先ず第1図aに示す識別信号記録系より説明
すると、1a,1b,1cは識別信号発振器であ
り、本実施例ではそれぞれ、0.8Hz、1Hz、1.5Hz
の超低周波数信号を出力するように設定されてい
る。
コーダに装備されているNRシステム自動判別装
置の識別信号記録系および識別信号検出系を示
し、先ず第1図aに示す識別信号記録系より説明
すると、1a,1b,1cは識別信号発振器であ
り、本実施例ではそれぞれ、0.8Hz、1Hz、1.5Hz
の超低周波数信号を出力するように設定されてい
る。
2はNRシステムの選択スイツチであり、この
実施例では2種類のNRシステムを装備(図示さ
れていない)するものとして、これらより1つを
選択するためのNR1,NR2の各選択位置と両
NRシステムをキヤンセルするOFF位置との3段
階に切換可能とする。
実施例では2種類のNRシステムを装備(図示さ
れていない)するものとして、これらより1つを
選択するためのNR1,NR2の各選択位置と両
NRシステムをキヤンセルするOFF位置との3段
階に切換可能とする。
SWは切換スイツチであり、前記選択スイツチ
2に連動して、発振器1a,1b,1cより出力
される識別信号のいずれかを選択し、振幅変調器
3の識別信号入力に供給する。
2に連動して、発振器1a,1b,1cより出力
される識別信号のいずれかを選択し、振幅変調器
3の識別信号入力に供給する。
振幅変調器3は上記の如く、変調信号として識
別信号を用い、キヤリア信号発振器4より供給さ
れるキヤリア信号C(第2図イ)を識別信号D(第
2図ロ)で振幅変調した振幅変調信号E(第2図
ハ)を出力する。なお、本実施例におけるキヤリ
ア信号周波数は9Hzとする。
別信号を用い、キヤリア信号発振器4より供給さ
れるキヤリア信号C(第2図イ)を識別信号D(第
2図ロ)で振幅変調した振幅変調信号E(第2図
ハ)を出力する。なお、本実施例におけるキヤリ
ア信号周波数は9Hzとする。
すなわち、選択スイツチ2のNR1位置では発
振器1aより出力される0.8Hz信号が、NR2位置
では発振器1bより出力される1Hz信号が、
OFF位置では発振器1cより出力される1.5Hz信
号がそれぞれ変調信号(識別信号D)として振幅
変調器3に供給される。
振器1aより出力される0.8Hz信号が、NR2位置
では発振器1bより出力される1Hz信号が、
OFF位置では発振器1cより出力される1.5Hz信
号がそれぞれ変調信号(識別信号D)として振幅
変調器3に供給される。
5は増幅器であり、振幅変調器3からの振幅変
調信号Eを増幅する。6はインバータであり、増
幅器5を経た振幅変調信号Eの逆相信号を得るた
めのものである。
調信号Eを増幅する。6はインバータであり、増
幅器5を経た振幅変調信号Eの逆相信号を得るた
めのものである。
増幅器5を経た振幅変調信号Eは、一方におい
てLチヤンネル記録増幅器7aでLチヤンネル記
録信号REC・Lと混合され、Lチヤンネル記録
磁気ヘツドLRHを介して磁気テープTのLチヤ
ンネルに記録され、他方において上記した如くイ
ンバータ6で逆相にされ、Rチヤンネル記録増幅
器7bでRチヤンネル記録信号REC・Rと混合
され、Rチヤンネルを記録磁気ヘツドRRHを介
して磁気テープTのRチヤンネルに記録される。
すなわち、磁気テープのLチヤンネル、Rチヤン
ネルには互に逆相関係にある振幅変調信号が記録
されたことになる。
てLチヤンネル記録増幅器7aでLチヤンネル記
録信号REC・Lと混合され、Lチヤンネル記録
磁気ヘツドLRHを介して磁気テープTのLチヤ
ンネルに記録され、他方において上記した如くイ
ンバータ6で逆相にされ、Rチヤンネル記録増幅
器7bでRチヤンネル記録信号REC・Rと混合
され、Rチヤンネルを記録磁気ヘツドRRHを介
して磁気テープTのRチヤンネルに記録される。
すなわち、磁気テープのLチヤンネル、Rチヤン
ネルには互に逆相関係にある振幅変調信号が記録
されたことになる。
このように被変調信号のみ逆相関係で記録する
理由は、後に説明する如く、本実施例の識別信号
検出系でL・R両チヤンネルの再生信号を差動増
幅器により加算してLチヤンネル・Rチヤンネル
の信号中に含まれる同相の雑音を相殺するととも
に被変調信号の信号レベルを増加させて分離すべ
き被変調信号のN/Sを改善するためのものであ
る。たとえば、デイスクからの再生信号を磁気テ
ープに記録する場合、デイスクのそりによつて発
生する0.5Hz〜10数Hzの雑音、信号記録系路内に
用いられている能動素子より発生するフリツカ雑
音(1/f雑音、f……周波数)あるいは記録系
に用いられる機器において、電源電圧の変動で発
生するような雑音はL・R両チヤンネル間で同相
であり、これら雑音が識別信号の正確な抽出およ
び識別に悪影響を与える場合には、上述したよう
な信号処理を用いて誤動作を防止することができ
る。
理由は、後に説明する如く、本実施例の識別信号
検出系でL・R両チヤンネルの再生信号を差動増
幅器により加算してLチヤンネル・Rチヤンネル
の信号中に含まれる同相の雑音を相殺するととも
に被変調信号の信号レベルを増加させて分離すべ
き被変調信号のN/Sを改善するためのものであ
る。たとえば、デイスクからの再生信号を磁気テ
ープに記録する場合、デイスクのそりによつて発
生する0.5Hz〜10数Hzの雑音、信号記録系路内に
用いられている能動素子より発生するフリツカ雑
音(1/f雑音、f……周波数)あるいは記録系
に用いられる機器において、電源電圧の変動で発
生するような雑音はL・R両チヤンネル間で同相
であり、これら雑音が識別信号の正確な抽出およ
び識別に悪影響を与える場合には、上述したよう
な信号処理を用いて誤動作を防止することができ
る。
以上の構成により、記録時において、例えば第
1図aの如くNRシステムNR2を選択した場合
には、識別信号Dとして発振器1bから1Hz信号
が選択され、切換スイツチSWを経て振幅変調器
3の変調信号入力に供給される。振幅変調器3で
は発振器4からのキヤリア信号C(9Hz)を変調
信号(識別信号D)1Hzで振幅変調した振幅変調
信号Eを得、この信号を記録信号とともに磁気テ
ープのLチヤンネルに、又インバータを介して逆
相にした後、記録信号とともに磁気テープのRチ
ヤンネルにそれぞれ記録される。なお、この場
合、振幅変調信号Eは記録信号の有無にかかわら
ず記録動作中常に各チヤンネルに記録したほうが
よい。それは、曲間等の無記録部分より再生を行
う場合、磁気テープの記録部分が到来するまで
NRシステムの判別ができず、記録部分の到来後
に判別選択するようでは再生の始端で記録時とは
異るNRシステムを用いるという不都合を生ず
る。
1図aの如くNRシステムNR2を選択した場合
には、識別信号Dとして発振器1bから1Hz信号
が選択され、切換スイツチSWを経て振幅変調器
3の変調信号入力に供給される。振幅変調器3で
は発振器4からのキヤリア信号C(9Hz)を変調
信号(識別信号D)1Hzで振幅変調した振幅変調
信号Eを得、この信号を記録信号とともに磁気テ
ープのLチヤンネルに、又インバータを介して逆
相にした後、記録信号とともに磁気テープのRチ
ヤンネルにそれぞれ記録される。なお、この場
合、振幅変調信号Eは記録信号の有無にかかわら
ず記録動作中常に各チヤンネルに記録したほうが
よい。それは、曲間等の無記録部分より再生を行
う場合、磁気テープの記録部分が到来するまで
NRシステムの判別ができず、記録部分の到来後
に判別選択するようでは再生の始端で記録時とは
異るNRシステムを用いるという不都合を生ず
る。
次に第1図bに示す識別信号検出系について説
明すると、Lチヤンネル再生磁気ヘツドLPH、
Rチヤンネル再生磁気ヘツドRPHよりそれぞれ
ピツクアツプされた再生信号は再生増幅系L・
PB、R・PBに供給されるとともに差動増幅器8
に供給される。
明すると、Lチヤンネル再生磁気ヘツドLPH、
Rチヤンネル再生磁気ヘツドRPHよりそれぞれ
ピツクアツプされた再生信号は再生増幅系L・
PB、R・PBに供給されるとともに差動増幅器8
に供給される。
差動増幅器8ではL・Rチヤンネル間で逆相の
被変調信号が加算され、上述したデイスクのそり
による雑音およびフリツカ雑音等のL・Rチヤン
ネル間で同相の信号は相殺される。
被変調信号が加算され、上述したデイスクのそり
による雑音およびフリツカ雑音等のL・Rチヤン
ネル間で同相の信号は相殺される。
次に、差動増幅器8の出力信号はキヤリア同調
回路9に加えられ、振幅変調信号Eのみ取り出さ
れ、これをエンベロープ検波(検波器10)する
ことにより、第2図ニに示す如く振幅変調信号E
のエンベロープFを抽出する。
回路9に加えられ、振幅変調信号Eのみ取り出さ
れ、これをエンベロープ検波(検波器10)する
ことにより、第2図ニに示す如く振幅変調信号E
のエンベロープFを抽出する。
次に、エンベロープFをバンドパスフイルタ1
1に供給することによりキヤリア信号成分(9
Hz)を除去し、変調信号すなわち識別信号D(第
2図ホ=第2図ロ)のみ抽出する。
1に供給することによりキヤリア信号成分(9
Hz)を除去し、変調信号すなわち識別信号D(第
2図ホ=第2図ロ)のみ抽出する。
抽出された識別信号Dを識別する方法は種々考
えられるが、本実施例ではシユミツトトリが回路
12を用いて、所定のレベルhで識別信号Dのレ
ベル識別を行い、識別パルスG(第2図ヘ)を得、
この識別パルスの立上り間隔時間あるいは立下り
間隔時間すなわち識別信号Dの周期を測定する方
法を用いる。
えられるが、本実施例ではシユミツトトリが回路
12を用いて、所定のレベルhで識別信号Dのレ
ベル識別を行い、識別パルスG(第2図ヘ)を得、
この識別パルスの立上り間隔時間あるいは立下り
間隔時間すなわち識別信号Dの周期を測定する方
法を用いる。
すなわち、第2図ホ,ヘに示す如く識別信号D
をレベルhで識別して識別パルスGを得、周期検
出回路13a〜13cに供給する。周期検出器1
3a〜13cはそれぞれ識別信号0.8Hz、1Hz、
1.5Hzの各周期を測定するものであり、パルス波
Gの立上りエツジ間隔の時間t1あるいは立下りエ
ツジ間隔の時間t2を検出する。
をレベルhで識別して識別パルスGを得、周期検
出回路13a〜13cに供給する。周期検出器1
3a〜13cはそれぞれ識別信号0.8Hz、1Hz、
1.5Hzの各周期を測定するものであり、パルス波
Gの立上りエツジ間隔の時間t1あるいは立下りエ
ツジ間隔の時間t2を検出する。
この場合、1波だけの周期でなく、ある期間継
続的に周期測定を行うことにより(たとえば、第
2図ヘに示す如く周期t1、t2、t3を検出する。)、
単発的な雑音等を誤検出する危険性が大幅に改善
されて検出精度を高めることができる。
続的に周期測定を行うことにより(たとえば、第
2図ヘに示す如く周期t1、t2、t3を検出する。)、
単発的な雑音等を誤検出する危険性が大幅に改善
されて検出精度を高めることができる。
各検出器からの検出出力はNRシステム選択制
御回路14に供給され、いずれの検出器からの検
出出力かに応じて適合するNRシステム(又は
OFF)への切換制御を行う。
御回路14に供給され、いずれの検出器からの検
出出力かに応じて適合するNRシステム(又は
OFF)への切換制御を行う。
例えば、シユミツトトリガ回路からの識別パル
スの周期が1秒の場合には、このことを検出器1
3bが検出し、NRシステム選択制御回路14に
その検出情報を与え、この制御回路13の作動で
NRシステムNR2を選択することとなる。
スの周期が1秒の場合には、このことを検出器1
3bが検出し、NRシステム選択制御回路14に
その検出情報を与え、この制御回路13の作動で
NRシステムNR2を選択することとなる。
なお、本実施例では2チヤンネル記録形式に適
用した場合について説明したが、より多チヤンネ
ルの場合およびモノラルノ場合にも適用できるこ
とは明らかである。
用した場合について説明したが、より多チヤンネ
ルの場合およびモノラルノ場合にも適用できるこ
とは明らかである。
次に第3図に示すブロツク図は本発明の他の実
施例を示し、上記実施例における振幅変調方式に
代えてキヤリア信号を識別信号の周期ごとにその
位相を180°シフトする位相シフト変調方式を採用
したものである。
施例を示し、上記実施例における振幅変調方式に
代えてキヤリア信号を識別信号の周期ごとにその
位相を180°シフトする位相シフト変調方式を採用
したものである。
なお、第3図において上記第1図aに示す実施
例と同等の構成には同符号を付与する。
例と同等の構成には同符号を付与する。
第3図に示すブロツク図は識別信号記録系であ
り、21は9Hzのキヤリア信号(パルス)を出力
するキヤリア信号発振器で、その出力パルスは
180°位相シフト変調器23のキヤリア入力端子に
供給される。22a,22b,22cは識別信号
発振器であり、それぞれ0.8Hz、1Hz、1.5Hzのパ
ルスを出力し、NRシステム選択スイツチ2に連
動する切換スイツチSWを介して位相シフト変調
器23の制御入力端子に供給される。
り、21は9Hzのキヤリア信号(パルス)を出力
するキヤリア信号発振器で、その出力パルスは
180°位相シフト変調器23のキヤリア入力端子に
供給される。22a,22b,22cは識別信号
発振器であり、それぞれ0.8Hz、1Hz、1.5Hzのパ
ルスを出力し、NRシステム選択スイツチ2に連
動する切換スイツチSWを介して位相シフト変調
器23の制御入力端子に供給される。
ここで位相シフト変調器23の動作について第
4図に示す波形を用いて説明する。
4図に示す波形を用いて説明する。
今、切換スイツチSWを介して識別信号H〔1
Hz〕(第4図イ)が識別信号発振器22bより位
相シフト変調器23に供給されているとすると、
この識別信号H(第4図イ)の1周期ごと(1秒)
に対応して到来するキヤリア信号I(第4図ロ)
のパルスを180°位相シフトする。すなわち、キヤ
リア信号Iの9パルス毎にパルスの後エツジを
180°位相シフトして位相シフト変調信号J(第4
図ハ)を得る。
Hz〕(第4図イ)が識別信号発振器22bより位
相シフト変調器23に供給されているとすると、
この識別信号H(第4図イ)の1周期ごと(1秒)
に対応して到来するキヤリア信号I(第4図ロ)
のパルスを180°位相シフトする。すなわち、キヤ
リア信号Iの9パルス毎にパルスの後エツジを
180°位相シフトして位相シフト変調信号J(第4
図ハ)を得る。
このように、識別パルスの1周期に対応するキ
ヤリア信号のパルスを180°位相シフト変調して得
られた位相シフト変調信号をローパスフイルタ2
4に供給して正弦波状の位相シフト変調信号Kと
なし(第4図ニ)、この被変調信号をLチヤンネ
ル記録信号REC・LとともにLチヤンネル記録
磁気ヘツドLRHを介して磁気テープTのLチヤ
ンネルに記録されると同時に被変調信号をインバ
ータ6で逆相した後、Rチヤンネル記録信号とと
もにRチヤンネル記録磁気ヘツドRRHを介して
磁気テープTのRチヤンネルに記録される。
ヤリア信号のパルスを180°位相シフト変調して得
られた位相シフト変調信号をローパスフイルタ2
4に供給して正弦波状の位相シフト変調信号Kと
なし(第4図ニ)、この被変調信号をLチヤンネ
ル記録信号REC・LとともにLチヤンネル記録
磁気ヘツドLRHを介して磁気テープTのLチヤ
ンネルに記録されると同時に被変調信号をインバ
ータ6で逆相した後、Rチヤンネル記録信号とと
もにRチヤンネル記録磁気ヘツドRRHを介して
磁気テープTのRチヤンネルに記録される。
一方、再生時における識別信号検出系路は第1
図bとほぼ同一であるが、キヤリア信号同調回路
9として9.0Hz±0.2%程度の急岐な共振特性を有
するバンドパスフイルタを使用することによつて
同調回路9の出力は前述実施例と同様にキヤリア
信号(9Hz)を識別信号で振幅変調した振幅変調
信号(第2図ハ)とほぼ同等の波形が得られる。
図bとほぼ同一であるが、キヤリア信号同調回路
9として9.0Hz±0.2%程度の急岐な共振特性を有
するバンドパスフイルタを使用することによつて
同調回路9の出力は前述実施例と同様にキヤリア
信号(9Hz)を識別信号で振幅変調した振幅変調
信号(第2図ハ)とほぼ同等の波形が得られる。
したがつて、以下、識別信号抽出および検出制
御動作は前述実施例と全く同一である。
御動作は前述実施例と全く同一である。
上述各実施例では、識別信号でキヤリア信号を
それぞれ振幅変調した場合と位相シフト変調した
場合とについて述べたが、本発明ではこれらの変
調方式に限らず、他の変調方式も使用できる。例
えば、識別信号でキヤリア信号を周波数変調した
被変調信号を用いた場合には、キヤリア同調回路
の後にFM検波器を設け、識別信号のみ抽出し、
識別信号検出手段に加える。すなわち、用いられ
る変調方式に応じて識別信号記録系の変調回路お
よび識別信号検出系の復調回路(検波回路)を換
えるだけでよく、本発明の主旨を逸脱するもので
ない。
それぞれ振幅変調した場合と位相シフト変調した
場合とについて述べたが、本発明ではこれらの変
調方式に限らず、他の変調方式も使用できる。例
えば、識別信号でキヤリア信号を周波数変調した
被変調信号を用いた場合には、キヤリア同調回路
の後にFM検波器を設け、識別信号のみ抽出し、
識別信号検出手段に加える。すなわち、用いられ
る変調方式に応じて識別信号記録系の変調回路お
よび識別信号検出系の復調回路(検波回路)を換
えるだけでよく、本発明の主旨を逸脱するもので
ない。
本発明によれば、可聴周波数帯域未満の単一識
別信号を変調波として、可聴周波数帯域未満のキ
ヤリア信号を変調することにより被変調信号の形
で情報とともに磁気テープに記録し、再生時に
は、再生信号中より被変調信号を分離し、これを
復調することによつて識別信号を抽出するように
したので、専用の記録トラツクを設ける必要がな
く、記録すべき情報とともに同一トラツクに記録
され、さらに、磁気テープのトラツク数、用いら
れる識別信号の数と無関係に1系統の識別信号検
出手段を設けるだけで良く、識別信号検出系の構
成が大幅に簡素化され、回路調整個所も減少する
ため、NRシステム自動判別装置の小型化と製造
コストの低減を図ることができる。
別信号を変調波として、可聴周波数帯域未満のキ
ヤリア信号を変調することにより被変調信号の形
で情報とともに磁気テープに記録し、再生時に
は、再生信号中より被変調信号を分離し、これを
復調することによつて識別信号を抽出するように
したので、専用の記録トラツクを設ける必要がな
く、記録すべき情報とともに同一トラツクに記録
され、さらに、磁気テープのトラツク数、用いら
れる識別信号の数と無関係に1系統の識別信号検
出手段を設けるだけで良く、識別信号検出系の構
成が大幅に簡素化され、回路調整個所も減少する
ため、NRシステム自動判別装置の小型化と製造
コストの低減を図ることができる。
第1図a,bは本発明の一実施例を示すNRシ
ステム自動判別装置のブロツク図、第2図は第1
図の実施例の動作を説明するための波形図、第3
図は本発明の他の実施例を示すブロツク図、第4
図は第3図に示す実施例の動作を説明するための
波形図である。 符号の説明、1a,1b,1c……識別信号発
振器、2……NRシステム選択スイツチ、3……
振幅変調器、4……キヤリア信号発振器、8……
差動増幅器、9……キヤリア同調回路、10……
検波器、12……シユミツトトリガ回路、13
a,13b,13c……周期検出器。
ステム自動判別装置のブロツク図、第2図は第1
図の実施例の動作を説明するための波形図、第3
図は本発明の他の実施例を示すブロツク図、第4
図は第3図に示す実施例の動作を説明するための
波形図である。 符号の説明、1a,1b,1c……識別信号発
振器、2……NRシステム選択スイツチ、3……
振幅変調器、4……キヤリア信号発振器、8……
差動増幅器、9……キヤリア同調回路、10……
検波器、12……シユミツトトリガ回路、13
a,13b,13c……周期検出器。
Claims (1)
- 1 磁気テープに情報を記録するにあたつて、用
いられる雑音低減システムの種類を表わす識別信
号を記録すべき情報とともに同一トラツクに記録
し、磁気テープ再生時には前記識別信号のみ抽出
して、記録時に用いられた雑音低減システムの種
類を判別するようにした雑音低減システム自動判
別方式であつて、前記識別信号として可聴周波数
帯域未満の信号を用い、該識別信号で可聴周波数
帯域未満のキヤリア信号を変調して被変調信号を
得、該被変調信号を記録すべき情報とともに同一
トラツクに記録し、磁気テープ再生時には再生信
号中より前記被変調信号を分離した後、前記被変
調信号を復調して前記識別信号を抽出するように
した雑音低減システム自動判別方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13789884A JPS6134701A (ja) | 1984-07-05 | 1984-07-05 | 雑音低減システム自動判別方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13789884A JPS6134701A (ja) | 1984-07-05 | 1984-07-05 | 雑音低減システム自動判別方式 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21519985A Division JPS61153804A (ja) | 1985-09-30 | 1985-09-30 | 識別信号を含む磁気テ−プ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6134701A JPS6134701A (ja) | 1986-02-19 |
JPH043589B2 true JPH043589B2 (ja) | 1992-01-23 |
Family
ID=15209251
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13789884A Granted JPS6134701A (ja) | 1984-07-05 | 1984-07-05 | 雑音低減システム自動判別方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6134701A (ja) |
-
1984
- 1984-07-05 JP JP13789884A patent/JPS6134701A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6134701A (ja) | 1986-02-19 |
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