JPH04358638A - 画像形成装置の用紙取扱い装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は高速プリンタ等の装置に
用いられる給紙および排紙装置に関し、特に、プリンタ
等の画像形成装置に設けられる本体給排紙部に対して、
多数のトレイを収容する用紙コンテナ収容装置を別体に
設けておき、該用紙コンテナ収容装置と本体の給排紙部
との間で、コンテナを交換出来るように構成してなる画
像形成装置の用紙取扱い装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】電子複写機やプリンタ等の画像形成装置
においては、装置本体に設けた記録部に対して用紙を送
り込むための給紙装置を設け、作成された記録紙を排出
トレイ等の排出装置に向けて送り出すような手段を用い
ている。一般的な画像形成装置では、図６に示されるよ
うに、画像形成装置２に対して給紙装置３と排紙装置５
とを配置して、給紙装置３に設けた給紙トレイから給紙
し、記録紙を排紙装置５に設けた排出トレイに収容させ
るように構成している。前記図６に示される装置では、
給紙装置３に４個の給紙トレイ４〜４ｃを配置して、そ
れ等の給紙トレイに同一のサイズの用紙を収容するか、
または、異なるサイズと紙質の用紙を収容させて、画像
形成装置において選択した用紙を用いて記録紙を作成出
来るようにする。また、画像形成装置により作成された
記録紙は、その種類等に応じて、２つの排出トレイのう
ちの任意のものに向けて排出される。

【０００３】前述したような一般の画像形成装置におい
ては、給紙装置３に装着する給紙トレイに、２５０枚ま
たは５００枚程度の用紙を収容させることにより、通常
の複写の作業には十分に対応が可能である。また、コピ
ーを排出トレイに収容する場合でも、各排出トレイの収
容枚数を、５００枚ないし１０００枚程度の容量を有す
るもので十分に対応が出来るものとなる。これに対して
、記録紙をその種類別に仕分ける必要がある場合には、
排紙装置５にソーターを接続し、該ソーターのトレイに
記録紙を収容させる手段を用いる場合もある。そして、
前述したように、ソーターのトレイに記録紙を収容させ
る場合には、その記録紙の種類ごとに、または、指定し
た部数の記録紙を頁を揃えた状態で仕分けを行い、後処
理を容易に行い得るようにすることができる。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たような画像形成装置において、例えば、画像形成装置
が非常に高速の装置であり、毎分１２０枚以上の記録紙
を作成可能な装置であると、通常の給紙トレイのように
２５０〜５００枚程度の用紙収容能力を有するものでは
、用紙の補給の作業を頻繁に行うことが必要となる。 また、前記給紙装置３に対して、大容量給紙トレイを接
続し、該大容量トレイに２５００枚程度の用紙を収容し
たとしても、その大容量トレイに対して、２０分毎に用
紙の補給を行わなければならないという問題が発生する
。そして、前記用紙の補給の都度、画像形成装置の動作
を中断することになるために、高速プリンタ等を用いた
場合でも、その性能を十分に発揮させることができない
という問題がある。

【０００５】そこで、前述したような問題を解決するた
めに、例えば、特開昭６０−１４８８３５号公報等に示
されるような手段を用いることも考えられる。前記従来
例の装置では、複数の用紙収納トレイを上下に重ねた状
態で給紙部に配置し、その用紙収納トレイに対してそれ
ぞれ多数枚の用紙を収容させている。そして、前記用紙
収容手段に対して、用紙取り出し手段を移動させて、必
要とする用紙を記録部に向けて送ることができるように
している。しかしながら、前記従来例に示されるような
給紙機構を用いる場合には、用紙の補給を行う際には、
上下に積み重ねた状態の給紙トレイに対して、それぞれ
多数枚の用紙を補給するために、その上部の給紙トレイ
に対する用紙の補給等の作業が、オペレータにとって負
担になるという問題がある。

【０００６】前記給紙装置の他に、排紙装置においても
、高速の装置を用いる場合には、記録紙の整理や仕分け
の際に、その記録紙の取り扱いに同様な問題が発生する
。つまり、前記図６に示されたような２つの排出トレイ
のみを用いる場合には、記録紙の種類が頻繁に変化する
場合には、異なる種類の記録紙を排出トレイ別に仕分け
ることが困難であり、同一の排出トレイに複数種類の記
録紙を収容させるようにすると、後処理が困難になる。 そこで、少数部の記録紙を仕分けるために、例えば、ソ
ーターを用いる場合に、通常のソーターのトレイでは５
０枚程度の収容能力を有するものであるために、大量に
記録紙を収容する場合には、トレイの数を非常に多くす
ることが必要とされる。したがって、そのためのソータ
ーを非常に大きいものを使用することが要求され、ソー
ターの占める床面積が大きくなるという問題が発生する
。

【０００７】そこで、高速の画像形成装置に対して、例
えば、特開平１−１２７５５４号公報等に示されるよう
に、大容量の排出トレイを組み合わせて使用することが
考えられる。前記従来例に示される装置では、記録紙が
排出されるにしたがって、積載トレイを順次下降させる
動作を行うことにより、非常に大量の記録紙を堆積させ
ることができるようにされている。ところが、前述した
ような排出トレイを用いる場合には、その排出トレイに
堆積される用紙を乱すことなしに、取り扱うことが面倒
であるという問題が発生する。また、同一の排出トレイ
に異なる種類の記録紙を収容する場合には、その後での
処理の作業が面倒になるという問題もある。

【０００８】

【発明の目的】本発明は、前述したような従来の装置の
欠点を解消するもので、給紙装置と排紙装置のいずれか
一方、または双方に、多数のコンテナを収容する用紙コ
ンテナ収容装置を配置し、給紙装置と排紙装置に対して
、それぞれコンテナを交換出来るようにする手段を設け
て、大量の用紙の給紙と、記録紙の取り扱いとを行い得
るような装置を提供することを目的としている。

【０００９】

【課題を解決するための手段および作用】本発明は、画
像形成装置に対して給紙手段と排紙手段とを接続し、給
紙手段から記録部に向けて送り込まれる用紙に画像情報
の記録を行い、記録紙として作成されたものを排紙手段
の排出トレイに収容させるように構成してなる装置に関
する。本発明の装置においては、前記給紙手段および排
紙手段のいずれか一方または双方に、多数のコンテナを
収容可能な大容量用紙収容手段を配置し、前記用紙収容
手段には多数のコンテナを収容装置内で循環させる手段
と、画像形成装置に設ける給紙手段または排紙手段に対
してコンテナを交換する手段とを配置し、任意のコンテ
ナを給紙部と排紙部とに位置させて、前記コンテナを用
いて給紙および排紙を行い得るように構成している。

【００１０】前述したように構成することにより、本発
明の画像形成装置の用紙取扱い装置においては、用紙コ
ンテナ収容装置に対して多数のコンテナを装着し、それ
等のコンテナを、２０００枚程度の用紙の収容能力を有
するものとして構成することにより、非常に多数枚の用
紙を給紙または収容させることができる。したがって、
非常に高速で記録紙を作成する画像形成装置に対して、
本発明の給排紙装置を設ける場合には、用紙の補給の回
数を少なくすることができるので、その用紙の補給のた
めに装置の動作を中断することがなく、画像形成装置の
性能を十分に発揮させることができる。また、記録紙を
取り扱う場合でも、仕分けの役割をコンテナに負担させ
ることにより、異なる種類の記録紙を大量に作成しても
、その記録紙を容易に仕分けて収容することができ、記
録紙の後処理を容易に行うことができる。

【００１１】

【実施例】図示される例にしたがって、本発明の画像形
成装置の用紙取扱い装置を説明する。図１に示される本
発明の実施例では、高速複写装置１を構成する画像形成
装置２に対して、その給紙装置３に従来の装置の場合と
同様に複数の給紙トレイ４、４ａ〜４ｃを設けている。 そして、それ等の給紙トレイに同一のサイズの用紙を収
容するか、あるいは、種類やサイズの異なる用紙を収容
しておき、画像形成装置２に設定された書き込み情報に
対応する用紙を任意に選択して、用紙を記録部に向けて
送り出し得るように構成している。また、前記画像形成
装置２に対して設けられる排紙装置５は、２つの排出ト
レイを装着出来るように構成しているが、該排紙装置５
に対して大容量排出装置１０を接続し、大容量排出装置
に収容するコンテナａ−１〜ａ−１１のうち、任意のコ
ンテナを排紙装置５に向けて移動させ、記録紙を収容さ
せ得るように構成している。

【００１２】前記大容量排出装置１０においては、多数
のコンテナａ−１〜ａ−１１を収容しておき、各コンテ
ナに対して、例えば、２０００枚程度の記録紙を収容可
能に構成する。そして、図２に示されるように、それ等
のコンテナを装置の内部に設けたコンテナ循環装置１１
により、矢印方向に循環させるように構成しており、排
紙装置５に対応する位置に配置したコンテナ受け渡し装
置１２を用いて、大容量排出装置１０と排紙装置５との
間で、コンテナの交換を行うことができるようにしてい
る。そして、画像形成装置により作成された記録紙の種
類や他の仕分け情報にしたがって、大容量排出装置１０
からコンテナを排紙装置５に向けて移動させ、記録紙の
収容の動作を行うことができるようにする。また、同一
の種類の記録紙を大量に連続して作成する場合には、２
つの空のコンテナａ−１、ａ−２を排紙装置５に移動さ
せて、記録紙を収容する動作を行わせ、１つのコンテナ
が満杯になると、次の空のコンテナを満杯のコンテナと
交換する動作を繰り返して行い、非常に多数枚の記録紙
を大容量排出装置１０に収容させることができるように
する。

【００１３】なお、前記図１に示される高速複写装置に
おいては、給紙装置３に収容される用紙の枚数は比較的
少ないものとなるので、該給紙装置に配置する給紙トレ
イに対しては、全部の用紙がなくなる前に、随時用紙を
補給することが必要となる。前述したようにして、排紙
装置５に対して大容量排出装置１０を接続し、該大容量
排出装置との間でコンテナを交換することにより、非常
に大量の記録紙を大容量排出装置に収容した後で、その
記録紙の処理を行うことができることになる。したがっ
て、本発明の図１に示される装置では、例えば、２００
０枚収容可能なコンテナを１１個配置すると、約２万枚
の記録紙が収容されるまでは、オペレータは記録紙の取
り扱いを行う必要がなく、毎分１２０枚の記録紙作成能
力のある画像形成装置に対して大容量排出装置を配置す
る場合には、約３時間の余裕時間を取ることができる。

【００１４】（大容量給紙装置を設ける場合）図３に示
される本発明の実施例では、高速複写装置１を構成する
画像形成装置２に対して、その給紙装置３に対応させて
大容量給紙装置１５を配置し、該大容量給紙装置１５に
対して多数のコンテナｂ−１〜ｂ−１１を設けている。 そして、各コンテナに用紙を収容した状態で、給紙装置
３に向けて移動させ、給紙装置に設けた給紙装置を用い
て、記録部に向けて給紙出来るようにしている。また、
前記大容量給紙装置１５においては、図４に示されるよ
うに、多数のコンテナｂ−１〜ｂ−１１を設けて、各コ
ンテナに対して、例えば、２０００枚程度の記録紙を収
容可能に構成する。そして、それ等のコンテナを装置の
内部に設けたコンテナ循環装置１６により、矢印方向に
循環させるように構成しており、給紙装置３に対応する
位置に配置したコンテナ受け渡し装置１７を用いて、大
容量給紙装置１５と給紙装置３との間で、コンテナの交
換を行うことができるようにしている。

【００１５】そして、画像形成装置に必要とされる用紙
のサイズや、種類等の情報にしたがって、大容量給紙装
置１５から給紙装置３に向けてコンテナを移動させ、用
紙を記録部に向けて送り出す動作を行わせるようにする
。また、同一の種類の記録紙を大量に連続して作成する
場合には、大容量給紙装置１５の内部に配置される各コ
ンテナｂ−１〜ｂ−１１に対して、同一の種類の用紙を
収容させ、給紙装置３に移動させたコンテナが空になる
都度、用紙を収容している別のコンテナを給紙装置に向
けて移動させるようにする。したがって、前述したよう
に給紙部を構成する場合には、大容量給紙装置１５内に
収容される全部の用紙を使い終えるまで、記録紙の作成
作業を継続することができる。なお、前記実施例では、
排紙装置５に配置する排出トレイの収容能力が少ないの
で、記録紙の処理を頻繁に行う必要がある。

【００１６】（大容量給排紙手段を設ける場合）図５に
示される本発明の別の例では、前記図１と図３に示され
る大容量排出装置１０と大容量給紙装置１５とを、画像
形成装置２の給紙装置３と排紙装置５とにそれぞれ対応
させて配置し、大量に給紙出来るようにするとともに、
その画像形成装置で作成された記録紙を、大量に収容さ
せ得るように構成している。前記大容量排出装置１０と
大容量給紙装置１５には、前記各実施例に示されたよう
に、多数のコンテナを配置し、それ等のコンテナを循環
させながら、給紙装置と排紙装置とに移動させるように
する。したがって、前述のようにして、各装置に配置す
るコンテナを、例えば、２０００枚程度の用紙収容能力
を有するものとして構成することにより、そのコンテナ
の数に応じた給紙能力と、記録紙収容能力を持たせるこ
とができる。

【００１７】前述したように、画像形成装置２に対して
給紙装置３と排紙装置５とを配置し、それ等の給紙装置
と排紙装置に対して、大容量給紙装置１５と大容量排出
装置１０とを配置することにより、画像形成装置に対し
て大量に給紙して、大量に作成される記録紙を連続して
収容することがてきる装置を構成することができる。し
たがって、前記高速複写装置１に使用される画像形成装
置２が、非常に高性能な装置であっても、例えば、オペ
レータは午前中に１回と、午後に１回の給紙と、記録紙
の取り出しの作業を行うのみで、オペレータに大きな負
担をかけることなしに、記録紙の作成作業を行うことが
できる。

【００１８】前記図５に示されるように、大容量排出装
置１０と大容量給紙装置１５とに多数のコンテナを設け
る場合には、同一サイズの用紙を取り扱う場合の他に、
大容量排出装置１０のコンテナに対して、サイズと紙質
等の異なるものを多数の種類収容することにより、多く
の種類のことなる記録紙を容易に、しかも、大量に作成
することができる。そして、それ等の記録紙を各種類毎
に分類して、大容量排出装置１０のコンテナに収容させ
ることにより、記録紙の作製後に、後処理の作業を容易
に行い得るようにすることができるものとなる。したが
って、前述したように構成する場合には、一般のソータ
ーのように、仕分けを行って記録紙を収容するような作
業には、十分な対応は出来ないものの、比較的大量に同
一の種類の記録紙を作成する場合には、非常に有効に使
用することができる。

【００１９】

【発明の効果】本発明の高速複写装置は、前述したよう
に構成することにより、本発明の装置においては、用紙
コンテナ収容装置に対して多数のコンテナを装着し、そ
れ等のコンテナを、大量の用紙の収容能力を有するもの
として構成することにより、非常に多数枚の用紙を給紙
または収容させることができる。したがって、非常に高
速で記録紙を作成する画像形成装置に対して、本発明の
給排紙装置を設ける場合には、用紙の補給の回数を少な
くすることができるので、その用紙の補給のために装置
の動作を中断することがなく、画像形成装置の性能を十
分に発揮させることができる。また、記録紙を取り扱う
場合でも、多数の排出トレイの役割をコンテナに負担さ
せることにより、異なる種類の記録紙を大量に作成して
も、その記録紙を容易に仕分けて収容することができ、
記録紙の後処理を容易に行うことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】　　本発明の高速複写装置の構成を示す説明図
である。

【図２】　　画像形成装置に接続される大容量排出装置
の構成を示す説明図である。

【図３】　　本発明の別の実施例の構成を示す説明図で
ある。

【図４】　　画像形成装置に接続される大容量給紙装置
の構成を示す説明図である。

【図５】　　大容量排出装置と大容量給紙装置とを組み
合わせて用いる場合の説明図である。

【図６】　　従来の画像形成装置の構成を示す説明図で
ある。

【符号の説明】

１　　　　高速複写装置、　　２　　　　画像形成装置
、　　３　　　　給紙装置、５　　　　排紙装置、　　
１０　　　　大容量排出装置、１５　　　　大容量給紙
装置。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　画像形成装置に対して給紙手段と排紙
   手段とを接続し、給紙手段から記録部に向けて送り込ま
   れる用紙に画像情報の記録を行い、記録紙として作成さ
   れたものを排紙手段の排出トレイに収容させるように構
   成してなる装置において、前記給紙手段および排紙手段
   のいずれか一方または、双方に多数のコンテナを収容可
   能な大容量用紙収容手段を配置し、前記用紙収容手段に
   は多数のコンテナを収容装置内で循環させる手段と、画
   像形成装置に設ける給紙手段または排紙手段に対してコ
   ンテナを交換する手段とを配置し、任意のコンテナを給
   紙部と排紙部とに位置させて、それぞれのコンテナを用
   いて給紙および排紙を行い得るように構成することを特
   徴とする画像形成装置の用紙取扱い装置。