JPH04358615A - 搬送装置 - Google Patents

搬送装置

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JPH04358615A
JPH04358615A JP13275691A JP13275691A JPH04358615A JP H04358615 A JPH04358615 A JP H04358615A JP 13275691 A JP13275691 A JP 13275691A JP 13275691 A JP13275691 A JP 13275691A JP H04358615 A JPH04358615 A JP H04358615A
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conveying device
raised
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Tomoji Inoue
井上 友次
Mitsunori Tamura
田村 光範
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加工部品を加熱させる
と共に、目的の場所に搬送する搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置としては、例えば、
特開平1−181965号公報に記載されたものがある
。この装置は、図9に示すように、リフロー炉を用いて
、プリント基板上へ素子をはんだ付けするのもである。 このリフロ−炉によるはんだ付け工法を例に従来の搬送
方式について説明する。リフロ−工法は、これまでの溶
融はんだ槽に素子の載った基板をディップするフロ−工
法と異なり、はんだの微細粒子とペ−ストからなるクリ
−ム状はんだを基板の所定位置に塗布した後、素子を置
き、赤外線により加熱溶融させて、はんだ付けするとい
うものである。
【0003】図9において、101はコンベア、102
は基板、103は発熱体、104は加熱室、105は入
口側排気口、106は出口側排気口である。加熱室10
4はトンネル状で、かつ内部が水平方向に空洞となって
おり、この加熱室104内を基板搬送用のコンベア10
1が、走行するようになっている。一定速度vで動くコ
ンベア101上で、素子を載せた基板102は、一定の
熱量を発熱し続ける発熱体103により加熱される。加
熱室104の前半部は予熱部であり、後半部で本加熱、
はんだ付けされる。そして、出口からはんだ付けされた
ものが取り出される。なお、入口側排気口105、出口
側排気口106は、室内へはんだ蒸気を出さないための
ものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなコンベア101による搬送では、機器異常による
停止が発生したとき、加熱室104内に素子の載せられ
た基板102が取り残され、通常加熱時間以上に加熱さ
れることになる。このため、図8(a)に示すように、
熱過渡加工の場合、目的の加工温度以上に加熱され、部
品破損を引き起こす可能性がある。また、図8(b)の
ような熱飽和加工の場合でも、部品破損に直結すること
はないが、異常停止ごとの復帰時間の差による部品の熱
履歴差が発生し、部品の信頼性に直接影響を与えてしま
う。このように、従来の搬送装置では、異常停止時に、
搬送中の部品が過度に加熱されて、部品の信頼性が低下
してしまうことがあるという問題点がある。これは、こ
のリフロ−炉のみならず、ヒートブロックに部品を接触
させて加熱させるヒ−トブロック加熱方式においても、
同様に発生する問題である。
【0005】本発明は、このような従来の問題点につい
て着目してなされたもので、異常停止しても、搬送中の
部品が過度に加熱されることなく、部品の信頼性を維持
することができる搬送装置、加熱搬送装置、および搬送
装置の運転方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明では、加熱方式としてヒ−トブロック加熱を
用いる機構において、部品が、過剰に加熱されること、
及び長時間加熱されること、並びに異常停止ごとの加熱
時間差による部品の熱履歴差に起因する熱的悪影響を防
ぐため、異常停止発生時、部品をヒ−トブロック表面と
非接触とするようにした。
【0007】つまり、前記目的を達成するための搬送装
置は、加工部品をヒートブロックに接触させて加熱させ
ると共に、該加工部品を該ヒートブロックに対して相対
移動させる搬送装置において、前記相対移動の異常停止
指令を受けると、前記加工部品を前記ヒートブロックか
ら離す離隔手段を備えていることを特徴とするものであ
る。
【0008】また、前記目的を達成するための他の搬送
装置は、所定の加工部品が載置される載置台と、前記載
置台を、ヒートブロックに接して加熱されている前記加
工部品よりも下方の初期位置と、該初期位置から上昇し
て該ヒートブロックに接している該加工部品を持ち上げ
ることができる上昇位置と、該上昇位置から一定距離だ
け前進した上昇前位置と、該上昇前位置から下降して該
加工部品を目的の場所に降ろすことができる下降前位置
とに、移動させることができる載置台移動機構と、前記
載置台移動機構に対して、定常運転時には、前記初期位
置、前記上昇位置、前記上昇前位置、前記下降前位置、
再び前記初期位置の順で繰り返して前記載置台が移動す
るよう指示し、前記加工部品を搬送させ、異常停止指令
を受けると、前記載置台が前記上昇位置に移動するよう
指示する制御手段とを備えていることを特徴とするもの
である。
【0009】異常停止指令を受けて、加工部品をヒート
ブロックから離す動作は、このように加工部品を搬送す
るため機構を用いて行なってもよいが、この機構とは別
に、独自に加工部品をヒートブロックから離す機構を設
けてもよい。このように、独自の機構を設けることによ
り、部品を搬送するための機構自体が故障した場合でも
、加工部品をヒートブロックから離すことができる。
【0010】ここで、前記目的を達成するための他の搬
送装置に、前記載置台の位置を監視する位置監視手段を
設け、前記制御手段で、前記異常停止指令を受けた際の
前記載置台の位置に応じて、前記上限位置までの移動経
路を変えさせることが好ましい。また、前記目的を達成
するための他の搬送装置に、部品搬送を再開する際に、
前記加工部品を初めて前記ヒートブロックに接触させて
加熱させる加熱時間を記憶しておく記憶手段を設け、前
記制御手段で、部品搬送を再開する際、前記載置台を前
記上昇位置から前記初期位置まで下降させて、前記加工
部品と前記ヒートブロックに接触させ、前記加工時間が
経過した後に、前記載置台を前記初期位置から前記上昇
位置に上昇させることが好ましい。
【0011】
【作用】加工部品をヒートブロックに接触させて加熱さ
せている際に、異常停止指令が発せられると、離隔手段
は、これを受けて加工部品をヒートブロックから直ちに
離す。このため、加工部品は、通常の加熱量よりも過度
に加熱されることはなくなり、部品の信頼性を維持する
ことができる。
【0012】載置台、載置台移動機構等を備えているも
のでは、定常運転時においては、載置台が初期位置から
上昇位置に移動する過程で、ヒートブロックに接触して
加熱されている加工部品を持ち上げる。次に、加工部品
を持ち上げたまま載置台が上昇位置から前進して上昇前
位置に至り、そこから下降前位置に下降する。この下降
過程で、加工部品は、次のヒートブロックまたは次工程
の台の上に載せられる。加工部品を置いてきた載置台は
、下降前位置から後退して再び初期位置に戻る。定常運
転時には、これを繰り返して行ない加工部品を搬送して
行く。
【0013】異常停止指令が発せられたときには、載置
台移動機構は、制御手段からの指示に従って、載置台を
上昇位置に移動させて、加工部品をヒートブロックから
離す。  載置台の移動先は、このように上昇位置でな
くとも、加工部品とヒートブロックとが離れている上昇
前位置でもよいが、載置台を初期位置に戻す場合、異常
停止時の移動先が上昇位置のときには、単に載置台を下
降させるだけで初期位置に戻るため、移動先が上昇位置
の方が搬送再開時の起動時に都合が良い。
【0014】ところで、載置台が如何なる位置にある場
合でも、異常停止発生時に直ちに載置台を上昇させたの
では、下降部品が破損してしまう可能性がある。すなわ
ち、載置台が下降前位置から初期位置への後退途中で、
異常が発生した場合に、載置台が直ちに上昇し、加工部
品を持ち上げたのでは、加工部品が載置台の正規位置に
置かれず、このまま再起動すると、加工部品が正規の位
置に置かれていることを前提として設けられている各種
装置等が正常に作動できず、加工部品ばかりか装置等自
身も破損してしまうことがある。そこで、このような危
険性を回避するため、載置台の位置を監視する位置監視
手段を設け、異常が発生したときに、載置台が下降前位
置から初期位置への後退途中であると判断されたときに
は、載置台をそのまま後退させて初期位置に戻したから
、上昇させて、上昇位置に至るようにしている。
【0015】また、記憶手段を備えているものでは、搬
送再開時に、加工部品を初めてヒートブロックに接触さ
せて加熱させる加熱時間として、加工部品が目標温度を
得ることができる時間を記憶させておくことにより、部
品加工に必要な温度を確実に確保ができる上に、異常停
止ごとの加熱時間の均一化も図れる。また、異常停止時
における以上の動作を手動にてできるようにしておけば
、手動で、載置台を上昇位置または上昇前位置に移動さ
せておき、この状態のときに部品を載置台に載せてから
、通常の部品搬送を再開させることで、通常では、処理
出来ない途中形状の部品も処理することができる。また
、定常運転時に前記載置台を移動させる駆動源と、異常
停止指令を受けたときに前記載置台を移動させる駆動源
とが異なっているものでは、定常運転時の駆動源が故障
して異常停止指令が発せられた場合でも、異常時におけ
る加工部品の退避動作を確保することができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1から図8を用
いて説明する。本実施例は、部品を搬送する搬送装置と
、部品を加熱するヒートブロックとを有して構成される
加熱搬送装置である。ここで、部品は、基板とこれにハ
ンダ付けされている電子素子とから成っている。搬送装
置は、図1から図3に示すように、架台(図示しない)
に固設されたスタンド1と、このスタンド1に鉛直方向
に移動可能に設けられているベ−ス2と、ベース2に固
設されている水平動用ガイド3と、水平動用ガイド3に
水平方向に移動可能に支持ガイド4を介して設けられて
いるスライドベ−ス5と、スライドベ−ス5に支持フレ
−ム6を介して固設されているトランスファ−7と、ト
ランスファ−7を移動させるトランスファー移動機構と
、これを制御するための制御装置30とを有して構成さ
れている。
【0017】トランスファー7は、図5に示すように、
互いに平行な2枚の板で構成され、その上部に部品21
を搭載できるように、部品21の大きさに対応した溝が
形成されているものである。また、ヒートブロック18
は、このトランスファー7を構成する2枚の板の間に、
直列的に複数配されている。
【0018】トランスファー移動機構は、トランスファ
ー7を移動させるための駆動源となる駆動モータ23と
、この駆動モータ23からの回転駆動力が伝達されるカ
ム回転軸8と、カム回転軸8に固設されているトランス
ファ−上下動用カム9及びトランスファ−水平動用カム
10と、トランスファ−上下動用カム9のカム面に接し
O点を中心として揺動するトランスファー上下動用カム
フォロー13と、トランスファ−水平動用カム10のカ
ム面に接し、O’点を中心として揺動するトランスファ
ー水平動用カムフォロー14と、これらのカムフォロー
13,14を対応するカム9,10のカム面に接触する
方向に付勢するバネ11,12と、カムフォロー13,
14の動作を伝達するトランスファ−上下動用ロッド1
5及びトランスファ−水平動用ロッド16と、トランス
ファ−水平動用ロッド16の上下動作を水平動作に変換
するためのL字ガイド17と、カムフォロー13,14
を対応するカム9,10のカム面から離すと共に、対応
するロッド15,16を上下動させるトランスファ−上
昇用シリンダー19及びトランスファ−後退用シリンダ
ー20とを有して構成されている。カム回転軸8には、
トランスファー7の位置を監視するためのエンコーダ2
2が設けられている。シリンダ19,20は、いわゆる
エアーシリンダであり、遠隔操作できるものであるが、
手動でシリンダヘッドを駆動することもできる。
【0019】制御装置30は、図1に示すように、駆動
モータ23を駆動させるための駆動回路36と、シリン
ダー19,20を動作させるための駆動回路37と、各
種プログラム及びデータ等が記憶されているRAM33
及びROM32と、この記憶されているプログラムに基
づき、駆動モータ23、トランスファ−上昇用シリンダ
ー19及びトランスファ−後退用シリンダー20等の動
作を指示するCPU31と、エンコーダ22からの位置
信号やインターロック信号を取り込むと共に、回路36
,37とCPU31とをつなぐインターフェース38と
、キーボード34と、CRT35とを有して構成されて
いる。
【0020】次に、本実施例の各機構の動作について説
明する。まず、通常運転時の動作について説明する。こ
の際のトランスファー移動機構の動作は、駆動モ−タ2
1の回転で、トランスファ−上下動用ロッド15及びト
ランスファ−上下動用ロッド15を上下運動させて行な
う。駆動モ−タ21が駆動すると、カム回転軸8を介し
て、トランスファ−上下動用カム9及びトランスファ−
水平動用カム10が回転して、トランスファ−上下動用
カムフォロ−13及びトランスファ−水平動用カムフォ
ロ−14は、両カム曲線に倣って、O,O’点を中心と
して揺動する。この揺動により、トランスファ−上下動
用ロッド15及びトランスファ−水平動用ロッド16は
、上下運動する。トランスファ−水平動用ロッド16の
上下動は、L字ガイド17の作用により、水平方向動作
に変換される。以上のようなトランスファー移動機構の
動作によって、トランスファー7は、図4に示すように
、初期位置Aから、順次、上昇位置B、上昇前位置C、
下降前位置Dへと移動して、再び、初期位置Aに戻る。
【0021】以下、各位置における詳細な状態、及び次
位置に移る際の動作について説明する。トランスファー
7の初期位置Aでは、部品21とヒートブロック18と
が接触しており、部品21は加熱されている。また、ト
ランスファー7は、その上端面が部品21の下面よりも
下方に位置しており、部品21とは接触していない。ト
ランスファー7の初期位置Aから上昇位置Bへ動作は、
トランスファ−上下動用カム9の回転により、トランス
ファ−上下動用ロッド15が上昇することで行なわれる
。このロッド15の上昇により、ベ−ス2、ベ−ス2に
固設されている水平動用ガイド3、支持ガイド4、スラ
イドベ−ス5、フレ−ム6及びトランスファ−7が上昇
して、上昇位置Bの状態となる。このとき、トランスフ
ァー7は、水平移動(前進)時に、ヒートブロック18
と干渉しない高さまで上昇している。また、部品21は
、トランスファ−7の上昇過程で、トランスファー7上
に載置され、ヒートブロック18の加熱表面から離れる
【0022】トランスファー7の上昇位置Bから上昇前
位置Cへの動作は、トランスファ−水平動用カム10の
回転により、トランスファ−水平動用ロッド16が下降
し、この下降動作がL字ガイド17により、前進動作に
変換されることにより行なわれる。この前進動作により
、スライドベ−ス5、フレ−ム6及びトランスファ−7
が、水平動用ガイド3に沿って、前進して、上昇前位置
Cの状態となる。このとき、トランスファー7上に載置
されている部品21は、トランスファ−7の移動に伴い
、次のヒートブロック18の真上まで水平移動している
【0023】トランスファー7の上昇前位置Cから下降
前位置Dへの動作は、トランスファ−上下動用カム9の
回転により、トランスファ−上下動用ロッド15が下降
することで行なわれる。トランスファ−上下動用ロッド
15の下降に伴って、トランスファー7が下降し、下降
前位置Dの状態となる。このとき、トランスファ−7は
、水平動作(後退)時に部品21と干渉しない位置まで
下降する。また、トランスファー7上に載置されていた
部品21は、トランスファー7の下降過程で、先に載置
されていたヒートブロック18の前にあるヒートブロッ
ク18上に載置され、トランスファー7から離れる。
【0024】下降前位置Dから初期位置Aへの動作は、
トランスファ−水平動用カム10の回転により、トラン
スファ−水平動用ロッド16が上昇し、この上昇動作が
L字ガイド17により、後退動作に変換されることによ
り行なわれる。この後退動作により、スライドベ−ス5
、フレ−ム6及びトランスファ−7が、水平動用ガイド
3に沿って、後退して、初期位置Aの状態となる。トラ
ンスファー7及びトランスファー移動機構は、制御装置
30の指示に従って、以上の動作を繰り返して、部品2
1を次工程まで前進させて行く。ここで、本実施例にお
ける次工程は、加熱された部品の電子素子を基板から取
り外す加工工程である。なお、以上の説明において、あ
たかも、トランスファ−上下動用カム9及びトランスフ
ァ−水平動用カム10は、別々に回転するように記載し
たが、実際には、カム回転軸8と共に一体と成って回転
し、それぞれのカム面の形状によって、トランスファ−
上下動用ロッド15及びトランスファ−水平動用ロッド
16が適宜上下動するようになっている。また、トラン
スファー7の位置は、カム回転軸8に設けられているエ
ンコーダ22により、常時監視されている。
【0025】次に、前工程または前記加工工程等の装置
からインターロック信号が出力された場合の動作につい
て説明する。他の装置からインターロック信号が発せら
れると、これを制御装置30が受信して、制御装置30
のCPU31から、インターフェース38及び回路37
を介して、トランスファ−上昇用シリンダー19及びト
ランスファ−後退用シリンダー20に駆動指令が出力さ
れる。トランスファ−上昇用シリンダー19及びトラン
スファ−後退用シリンダー20が駆動すると、カムフォ
ロー13,14がカム9,10のカム面から離れて、カ
ム9,10の回転とは関係なく、ロッド15,16が上
下動し、トランスファー7が移動する。
【0026】以上のインターロック動作について、図5
から図7を用いて詳細に説明する。まず、トランスファ
ー7が下降前位置Dのときのインターロック動作につい
て、図5に基づき説明する。図5(a)に示すように、
トランスファー7が下降前位置Dのときのインターロッ
ク信号が発せられると、トランスファー上昇用シリンダ
19が駆動し、トランスファ−上下動用カム9のカム面
からトランスファ−上下動用カムフォロ−13が離れる
と共に、トランスファ−上下動用ロッド15が上昇する
。この上昇により、トランスファー7は、図5(b)に
示すように、上昇前位置Cの状態となり、前述のトラン
スファー7上昇動作と同様に、部品21がヒートブロッ
ク18の表面から離れる。その後、トランスファー後退
用シリンダ20が駆動し、トランスファー水平動用カム
フォロー14がトランスファー水平動用カム10のカム
面から離れると共に、トランスファー水平動用ロッド1
6が上昇する。この上昇によって、トランスファー7は
、上昇状態のまま、前述の後退動作と同様に後退して、
図5(c)に示すように、上昇位置Bの状態となる。
【0027】次に、トランスファー7が初期位置Aから
下降前位置Dまでの間(下降前位置Dから初期位置Aま
で間を除く)のときのインターロック動作について説明
する。  この状態のときのインターロック動作は、ト
ランスファー7が下降前位置Dのときにインターロック
信号が発せられたときのインターロック動作と、基本的
に同じであり、トランスファー上昇用シリンダ19、ト
ランスファー後退用シリンダ20の順で、駆動し、最終
的に、トランスファー7を上昇位置Bの状態にする。 
 具体的には、例えば、トランスファー7が初期位置A
から上昇位置Bまでの間の状態のときにインターロック
信号が発せられると、まず、トランスファー上昇用シリ
ンダ19により、トランスファー7は上昇して上昇位置
Bの状態にする。次に、トランスファー後退用シリンダ
20が駆動するが、トランスファー7は前進前の状態(
後退している状態))であり、トランスファー水平動用
ロッド16は上昇位置にあるため、このロッド16は動
かず、ここからトランスファー7がさらに後退すること
はない。
【0028】また、トランスファー7が上昇位置Bから
上昇前位置Cまでの間のときにインターロック信号が発
せられると、前述したように、トランスファー上昇用シ
リンダ19が駆動するものの、トランスファー上下動用
ロッド15は上昇位置にあるため、ロッド15は動かず
、トランスファー7は、ここからさらに上昇することは
ない。その後、トランスファー後退用シリンダ20が駆
動して、トランスファー7を後退させて、上昇位置Bの
状態にする。
【0029】このように、インターロック信号が発せら
れると、最終的に、トランスファー7を上昇位置Bの上
昇位置状態にするのは、部品21をヒートブロック18
から離して、部品21が過剰に加熱されるのを防ぐと共
に、インターロック状態から部品搬送を再開する場合に
、トランスファー7の下降動作のみによって、直ちに初
期位置Aの初期状態から起動することができるからであ
る。
【0030】次に、トランスファー7が下降前位置Dか
ら初期位置Aまで間のとき、つまり、トランスファー7
が後退動作をしているときのインターロック動作につい
て、図6に基づき説明する。図6(b)に示すように、
トランスファー7が後退動作をしているときに、インタ
ーロック信号が発せられてられた場合、先に説明したイ
ンターロック動作と同様に、まず、トランスファー上昇
用シリンダ19が駆動してから、トランスファー後退用
シリンダ20が駆動したのでは、部品21は、図6(c
),(d)に示すように、トランスファー7の正規の位
置に載置されない状態で、持ち上げられる。そのため、
インターロック状態から、部品搬送を再開する時、前述
の部品搬送再開動作に従い、トランスファー7は下降動
作のみ行うため、部品21は、図6(e)に示すように
、正規のヒートブロック18上に載置されず、ヒートブ
ロック18によって正規の温度上昇効果が得られないう
え、各種機構は、部品21が正規の位置にあることを前
提としているために、部品破損が発生する危険性を生じ
る。
【0031】そこで、この危険性を回避するため、トラ
ンスファー7が後退動作をしているときにインターロッ
ク信号が発せられたときには、シリンダ19,20の駆
動順序を変えて、まず、トランスファー後退用シリンダ
20を駆動してから、トランスファー上昇用シリンダ1
9を駆動させる。このように、シリンダ19,20を駆
動することにより、トランスファー7は、初期位置Aの
状態になってから、上昇位置Bの状態になるので、初期
位置Aから上昇位置Bへの上昇過程において、部品21
がトランスファー7の正規の位置に載置され、前述した
ような危険性を回避することができる。
【0032】以上のインターロック信号が発せられたと
きのCPU31の動作について、図7のフローチャート
に基づき説明する。まず、CPU31がインターロック
信号を受信すると(ステップ1)、トランスファー7の
位置を監視しているエンコーダ22からのデータを取得
して、トランスファー7が初期位置Aから下降前位置D
までの間にあるか否かを判断する(ステップ2)。そし
て、トランスファー7が初期位置Aから下降前位置Dま
での間にあると判断したときには、まず、トランスファ
ー上昇用シリンダ19に対して、駆動指令を出力し(ス
テップ3)、次に、トランスファー後退用シリンダ20
に対して駆動指令を出力する(ステップ4)。また、ト
ランスファー7が下降前位置Dから初期位置Aまでの間
にあると判断したときには、トランスファー後退用シリ
ンダ20に対して駆動指令を出力した後(ステップ5)
、トランスファー上昇用シリンダ19に対して駆動指令
を出力する(ステップ6)。以上のCPU31の動作は
、ROM32またはRAM33に記憶されているプログ
ラムに基づいて行なわれている。
【0033】次に、インターロック動作によって上昇位
置Bの状態になってから、部品搬送を再開するときの動
作について説明する。部品搬送を再開するときには、ま
ず、駆動モータ23を駆動して、カム9,10の位置を
、トランスファー7が初期位置Aを維持できる位置にし
てから、シリンダ19,20を下降させて、トランスフ
ァー7を初期位置Aにする。このとき、カムフォロー1
3,14は、シリンダ19,20の下降により、再び、
カム9,10と接触することとなる。トランスファー7
が下降して、初期位置Aの状態になると、部品21とヒ
ートブロック18とが接触して、再び、加熱され始める
【0034】このときの加熱時間は、部品21の種類及
びインターロック発生状態に応じた時間が制御装置30
のROM32内に記憶されており、初期位置Aの状態に
おいて、部品21が目標温度になってから、トランスフ
ァー7が上昇位置Bの状態に移るようになっている。具
体的には、例えば、部品加工機構に最も近いヒートブロ
ック18上から搬送を再開する場合には、部品21が図
8(b)に示す目標温度Tpに達する時間t1が加熱時
間として、ROM32に記憶されている。このように、
部品搬送再開時における加熱時間を適切な値に設定して
おくことにより、部品加工に必要な温度を確実に確保が
できる上に、異常停止ごとの加熱時間の均一化も図れる
【0035】なお、本実施例では、シリンダ19,20
を手動にて駆動することができるので、運転準備中の状
態において、シリンダ19,20を手動で駆動し、トラ
ンスファー7を上昇位置Bまたは上昇前位置Cにし、こ
のときに部品をトランスファー7に供給してから、通常
の部品搬送を再開させることで、通常では、処理出来な
い途中形状の部品も処理できるようになる。
【0036】以上、本実施例によれば、図8(a)に示
すように、加熱過渡を示す温度プロファイルを要求され
る加熱においても、異常停止発生時に、加工時間t0を
超えて過剰加熱されることによる部品21に与える熱ダ
メージを回避することができる。また、図8(b)に示
すように、熱飽和を示す温度プロファイルを要求される
加熱においても、異常発生時の熱飽和時間(t0−t1
)を短くし、部品の熱履歴差に起因する熱的悪影響を防
ぐことができる。また、インターロック状態から、部品
搬送を再開する場合に、部品がヒートブロック表面に接
触してから搬送を再開するまでの時間、つまり加熱時間
を部品が目標温度になる時間に設定しているので、イン
ターロックが発生しても、目標温度を確保することがで
き、常に安定した加工を行なうことができる。
【0037】なお、本実施例では、加工工程が、基板に
ハンダ付けされている電子素子を基板から取り外す工程
であるが、基板に電子素子をハンダ付けする工程であっ
てもよい。また、本実施例では、装置製造コストの削減
と装置の小型化とを図るために、定常運転時の動作を実
施する機構と、インターロック動作を実施する機構とを
、基本的に共有させているが、これらの機構を独立させ
て、定常運転時の動作を実施する機構が故障した場合で
も対応できるようにしてもよい。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、異常停止時においても
、搬送中の部品が過度に加熱されることなく、部品の信
頼性を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例の加熱搬送装置の全体構
成図である。
【図2】図1におけるII矢視図である。
【図3】図1におけるIII矢視図である。
【図4】本発明に係る一実施例の搬送装置の定常運転時
の動作を説明するための説明図である。
【図5】本発明に係る一実施例の搬送装置のインターロ
ック動作を説明するための説明図である。
【図6】インターロック動作の不備を説明するための説
明図である。
【図7】本発明に係る一実施例の搬送装置のCPUがイ
ンターロック信号を受信した際の動作を示すフローチャ
ートである。
【図8】部品の加熱温度のプロファイルを示すグラフで
ある。
【図9】従来の加熱搬送装置の断面図である。
【符号の説明】
1…スタンド、2…ベース、3…水平動用ガイド、4…
支持ガイド、5…スライドベース、6…フレーム、7…
トランスファー、8…カム回転軸、9…トランスファー
上下動用カム、10…トランスファー水平動用カム、1
1…バネ、12…バネ、13…トランスファー上下動用
カムフォロー、14…トランスファー水平動用カムフォ
ロー、15…トランスファー上下動用ロッド、16…ト
ランスファー水平動用ロッド、17…L字ガイド、18
…ヒートブロック、19…トランスファー上昇用シリン
ダー、20…トランスファー後退用シリンダー、21…
加工部品、22…エンコーダ、23…駆動モータ、30
…制御装置、31…CPU、32…ROM、33…RA
M。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加工部品をヒートブロックに接触させて加
    熱させると共に、該加工部品を該ヒートブロックに対し
    て相対移動させる搬送装置において、前記相対移動の異
    常停止指令を受けると、前記加工部品を前記ヒートブロ
    ックから離す離隔手段を備えていることを特徴とする搬
    送装置。
  2. 【請求項2】所定の加工部品が載置される載置台と、前
    記載置台を、ヒートブロックに接して加熱されている前
    記加工部品よりも下方の初期位置と、該初期位置から上
    昇して該ヒートブロックに接している該加工部品を持ち
    上げることができる上昇位置と、該上昇位置から一定距
    離だけ前進した上昇前位置と、該上昇前位置から下降し
    て該加工部品を目的の場所に降ろすことができる下降前
    位置とに、移動させることができる載置台移動機構と、
    前記載置台移動機構に対して、定常運転時には、前記初
    期位置、前記上昇位置、前記上昇前位置、前記下降前位
    置、再び前記初期位置の順で繰り返して前記載置台が移
    動するよう指示し、前記加工部品を搬送させ、異常停止
    指令を受けると、前記載置台が前記上昇位置に移動する
    よう指示する制御手段とを備えていることを特徴とする
    搬送装置。
  3. 【請求項3】前記載置台の位置を監視する位置監視手段
    を備え、前記制御手段は、前記載置台移動機構に対して
    、前記異常停止指令を受けた際の前記載置台の位置に応
    じて、前記上限位置までの移動経路を変えさせることを
    特徴とする請求項2記載の搬送装置。
  4. 【請求項4】前記上限位置までの移動経路は、前記異常
    停止指令を受けた際の前記載置台の位置が前記上昇位置
    から前記下降前位置までの経路間であるときには、その
    位置から該載置台を、該下降前位置から上昇して前記上
    昇前位置を通り、そこから後退して該上昇位置に至る経
    路上を通る経路であり、前記異常停止指令を受けた際の
    前記載置台の位置が前記下降前位置から前記上昇位置ま
    での経路間であるときには、その位置から該載置台を、
    該下降前位置から後退して前記初期位置を通り、そこか
    ら上昇して該上昇位置に至る経路上を通る経路であるこ
    とを特徴とする請求項3記載の搬送装置。
  5. 【請求項5】部品搬送を再開する際に、前記加工部品を
    初めて前記ヒートブロックに接触させて加熱させる加熱
    時間を記憶しておく記憶手段を備え、前記制御手段は、
    部品搬送を再開する際、前記載置台を前記上昇位置から
    前記初期位置まで下降させて、前記加工部品と前記ヒー
    トブロックに接触させ、前記加工時間が経過した後に、
    前記載置台を前記初期位置から前記上昇位置に上昇させ
    ることを特徴とする請求項2、3または4記載の搬送装
    置。
  6. 【請求項6】前記載置台移動機構は、定常運転時に前記
    載置台を移動させる駆動源と、異常停止指令を受けたと
    きに前記載置台を移動させる駆動源とが異なっているこ
    とを特徴とする請求項2、3、4または5記載の搬送装
    置。
  7. 【請求項7】前記載置台移動機構は、前記載置台を各位
    置に手動で移動させることができることを特徴とする請
    求項2、3、4、5または6記載の搬送装置。
  8. 【請求項8】請求項1、2、3、4、5、6または7記
    載の搬送装置と、前記搬送装置によって搬送される前記
    加工部品を加熱する1以上のヒートブロックとを備えて
    いることを特徴とする加熱搬送装置。
  9. 【請求項9】加工部品をヒートブロックに接触させて加
    熱させると共に、該加工部品を該ヒートブロックに対し
    て相対移動させる搬送装置の運転方法において、前記相
    対移動の異常停止指令を受けると、前記加工部品を前記
    ヒートブロックから離すことを特徴とする搬送装置の運
    転方法。
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