JPH04357968A - パチンコ式スロットマシン - Google Patents

パチンコ式スロットマシン

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JPH04357968A
JPH04357968A JP3223151A JP22315191A JPH04357968A JP H04357968 A JPH04357968 A JP H04357968A JP 3223151 A JP3223151 A JP 3223151A JP 22315191 A JP22315191 A JP 22315191A JP H04357968 A JPH04357968 A JP H04357968A
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ball
game
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prize
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Nobuaki Mizukai
伸明 水貝
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Newgin Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、パチンコ式スロット
マシンに係り、更に詳しくは毎回のゲーム開始に対する
遊技媒体及び入賞成立に対する褒賞媒体にパチンコ球が
使用されるスロットマシンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように従来のスロットマシンでは
、図柄表示遊技部をなす複数列の図柄表示装置(回転図
柄ドラムともいう)における各図柄同志の組合せ(整列
)結果において、各々の入賞成立ラインに基づく入賞成
立の有無が判定される図柄組合せゲームを奏するもので
、近年においては、遊技媒体及び褒賞媒体として、在来
のコイン(メダルともいう)に代えてパチンコ球を使用
するようにした型式が提案されつつある。従って斯るパ
チンコ式スロットマシンにあっては、機枠の開口前側に
開閉可能に組付けられた前枠において、基本的な構成の
一つである図柄表示遊技部及び遊技操作制御手段等の他
に、パチンコ球に係る必要構成として、遊技球及び賞球
に係る球収容送出部材及び毎回のゲーム開始に際して所
定数の遊技球の取込み排出をなす球投入処理制御手段、
そして貯留した相当数の賞球を入賞成立に対して所定数
毎に排出して球収容送出部材へ通出する賞球貯留排出部
が必要となる。
【0003】このためこの種のマシンでは、現行のパチ
ンコ式遊技機で使用されている各部材を利用することの
着想において、前述したパチンコ球に係る構成の主体部
分として、前枠の前面側に前記球収容送出部材としての
上球皿及び下球皿を夫々別設する一方、裏側に賞球貯留
送出経路及び賞球排出装置等を装備している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述したパチンコ式ス
ロットマシンにあっても、図柄組合せゲームを奏するも
のである限り、図柄表示装置を含む図柄表示遊技部につ
いては、当然のことながらできるだけ広面域であること
が望ましく、またマシン全体のグレードアップを図る目
的においても各種の表示手段や装飾手段等をも併設し得
ることが好ましいことは言うまでもない。しかし現実に
おいて、この種マシンは、それぞの遊技店においてパチ
ンコ式遊技機と共通の設置機台(通称「島」)に配列さ
れて遊技に施されることから、遊技機と同一の縦横外形
サイズとされており、このサイズ制限のために前枠の前
面に前述した上球皿及び下球皿が別設されている状況の
もとでは、前枠の正面内部に設置されるべき前記図柄表
示遊技部が狭くなってしまう。
【0005】言換えると従来のパチンコ式スロットマシ
ンにおいては、パチンコ球に係る球皿を上下に別設して
いることのために制限されて、図柄表示遊技部を有効な
広面域にすることが到底困難とされ、実のところ案内狭
くなっている。そしてこれに関連して図柄表示遊技部の
ための透視窓部についても、図柄表示装置の入賞成立ラ
インに係る図柄部分が透視できる程度の必要最小透視面
域とされており、前述した各種の表示手段や装飾段等を
併設した場合にこれらを含めて透視可能とすることは到
底期待できなかった。
【0006】本発明は、前述の課題を好適に解決すべく
提案されたもので、遊技媒体及び褒賞媒体に係る球収容
排出部を、集約化した1基用のものにして前枠の前面下
部に設置し、これにより前枠の正面内部に形成される図
柄表示遊技部をできるだけ広面域とし得、そしてこの図
柄表示遊技部を前側から透視し易くしたパチンコ式スロ
ットマシンを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、先の述べた課
題を克服すると共に前述の目的を達成するための技術手
段として、機枠の開口前側に開閉可能に組付けられた前
枠の正面内部に設置された図柄表示遊技部と、前枠の前
面に設置されて図柄表示遊戯部を前面から透視可能に覆
った透視窓部と、この透視窓部の前面下部に設置されて
図柄表示遊技部の駆動制御操作をなす遊技操作制御部と
、前枠の前面下部に設置されて遊技球用収容排出部及び
賞球用取出し部を有する1基の球収容排出部と、この球
収容排出部における遊技球排出側の対応部位に設置され
て球投入操作に基づいて遊技球を所定個数毎に取込んで
排出する球投入処理制御部と、前枠の裏側に装備されて
相当量の賞球を貯留すると共に入賞成立に対して所定数
の賞球を排出して球収容排出部へ通出する賞球貯留排出
部とを備えて構成している。
【0008】
【作用】前枠の前面下部に1基の球収容排出部材が設置
されることにより、同部材を除いた前枠の前面全体が大
きく開放され、このもとで図柄表示遊技部が他の部材に
制約されずできるだけ広面域に形成されると共に、透視
窓部が広い透視面域とし得、この透視窓部により図柄表
示遊技部を全面域に亘り見易くすると共に良好に透視す
ることが可能とされる。
【0009】
【実施例】次に本発明に係るパチンコ式スロットマシン
の好適な実施例を挙げて、添付図面を参照して説明する
【0010】本実施例のスロットマシンでは、現行のパ
チンコ式遊技機と同様な枠体型式及びサイズに基づいて
、機枠(図示しない)の開口前側に開閉及び着脱可能に
組付けられた前枠Aの各部分に、図1及び図2に略示す
るように各種必要な構成部材が搭載された型式のものを
前提としている。そして全体の基本的構成としては、前
枠Aにおいて、正面内部に設置された図柄表示遊技部B
と、前面中央の広範囲に設置されて図柄表示遊技部Bを
前面から覆った透視窓部Cと、この透視窓部Cの前面下
部に設置されて遊技に必要な操作をなす遊技操作制御部
Dと、前面下端部に設置されて遊技球の収容及び賞球の
排出を可能にした1基共用の球収容排出部Eと、裏側に
装備されて賞球を貯留及び送出すると共に適時排出して
球収容排出部Eへ供給し得る賞球貯留排出部Fと、そし
て毎回のゲーム開始にあたり球収容排出部Eからの遊技
球を所定数ずつ取り込んで排出処理する球投入処理制御
部G等を備えている。
【0011】先ず前記図柄表示遊技部Bでは、図1,2
に示すように回転ドラム式の3個の表示器1aを配列セ
ットした下段の第1図柄表示装置1と、回転ドラム式の
3個の表示器2aを配列セットした上段の第2図柄表示
装置2とが互いに整列状態で配列されている。そしてこ
の両装置1,2は駆動制御手段(図示しない)で適宜制
御される条件のもとで、各列の表示器1a,2aが、ス
タート操作時に一切に回転開始され、各ストップ操作順
に停止されるようになっている。なお、第2図柄表示装
置2の上部は表示面部B1とされてその中央部にゲーム
内容の表示に必要とされる別の表示具3が配置されてい
る。また、この種マシンにおけるゲーム内容の説明や図
柄組合せ案内等に係る案内表示手段や装飾的手段等につ
いては、図示しないが第2図柄表示装置2や表示具3の
両側面部等に付設可能とされる。
【0012】前記透視窓部Cでは、図1に示すように前
枠Aの前面周囲に取着された縦長方形の窓枠部材4にお
いて、前記第1,第2図柄表示装置1,2を覆う正方形
の第1透視窓5Aと、前記表示具3を覆う横長方形の第
2透視窓5Bが形成されており、第1透視窓5Aの内側
には第1図柄表示装置1に対して設定された図柄組合せ
に係る入賞成立ライン(得点成立ラインともいい、水平
3本と斜状交差2本を図示)6aが形成されると共に、
各ライン6aの一側に表示灯を含む権利表示部6bが形
成されている。なお夫々透視窓5A,5Bは、透明なガ
ラス板や合成樹脂板で形成されて、前記図柄表示遊技部
B及び表示面部B1を夫々全面的に透視し得る面域とさ
れている。また権利表示部6bは、毎回のゲーム開始条
件として遊技媒体(球)の投入数量に応じた入賞成立範
囲に係る権利を、数字「1〜3」を以って遊技者に表示
案内するもので、各図柄表示装置1,2における図柄組
合せに対して予め設定された得点とは別のものである。
【0013】前記遊技操作制御部Dでは、図1に示すよ
うに前記窓枠部材4の下部前面において、図示左側から
順に前記第1,第2図柄表示装置1,2に対する1個の
スタートレバー7と、3個のストップボタン8が配置さ
れており、そして右端部に毎回のゲーム開始において前
記権利に対応した遊技球の使用球の使用投入数を選択し
て球の投入操作をなし得る球投入ボタン9が設置されて
いる。ただし各ストップボタン8は、両表示装置1,2
における左列、中央列、右列毎の表示器1a,2aに対
応され、そのストップ操作順に従って当該列の表示器1
a,2aが停止される。なお球投入ボタン9の右側には
、毎回のゲーム終了において前記各入賞成立ライン6a
に係る得点に対応する賞球個数を表示する賞球数表示器
10が設置されている。
【0014】また前記球収容排出部Eでは、図1に示す
ように前枠Aの前面下端部に1基の球受け容器11が装
着されており、この容器11において図3及び図4に示
すようにその上面にゲームに直接使用されるパチンコ球
(遊技球ともいい、獲得排出された賞球を含む)を収容
して整列状に流出し得る皿部11aが適宜下流勾配で形
成されて、その下流端に送出口11bが開口される一方
、皿部11aの下方に前記賞球貯留排出部Fの下流端と
連通された賞球用の取出し口24が形成されてその前面
が開口されている。なおこの球受け容器11の右端には
灰皿11cが付設されており、また同容器11上方の右
端部と左端部に、第1,第2の球抜き操作ボタン12,
13が夫々配置されている。
【0015】一方前記賞球貯留排出部Fでは、図2に示
すように在来のパチンコ式遊技機の場合と基本的には同
様に、必要時に補給される相当数のパチンコ球を呼び賞
球として貯留する上流端のタンク14から下流順に、複
数個の賞球を収容して整流するタンクレール15及び変
向送出樋16が連絡されて整列送出経路が構成され、こ
の経路の下流端に入賞成立に対する賞球を排出する賞球
排出装置17が設置されている。そしてこの排出装置1
7の出口下流部から適宜広さの球収容空間を有する内側
の賞球排出路18と、この外側の球抜き路19が互いに
分岐状態で区画形成されており、図3及び図4に示すよ
うに賞球排出路18の下流から変向連通されて前枠A前
面に開口された排出口22が、前記球受け容器11の皿
部11aの上流端に連通されている。
【0016】ただし、両路18,19の分岐部分には適
宜手段(図示しない)で操作される球流れ切換弁20が
設けてあり、同切換弁20の閉鎖(図2参照)と開放の
切換え変化に基づいて、賞球排出装置17から排出され
る賞球を、賞球排出路18側と球抜き路19側に区分し
て排出可能にしている。また賞球排出路18の上流部内
に排出された賞球の貯留量(レベル)を検出するスイッ
チ21が設定されており、このスイッチ21が設定され
ており、このスイッチ21の検出作動時には賞球充満状
態として後述の球投入装置27が一旦停止されるように
設定されている。
【0017】そして、前記排出口22の下底面に開口さ
れた下出口22aと、球受け容器11の取出し口24の
後部との間に、余剰賞球排出に係る球抜き通路23が連
通形成される。一方、下出口22aに対して電磁ソレノ
イド26で切換え作動さそれる球抜き用の開閉弁25が
設置されている。この開閉弁25はその一端が支持され
たもとでソレノイド26のロッド26aに連繋されてお
り、ソレノイド26の作動条件に基づいて、下出口22
aに対する通常の閉鎖状態と球抜き開放状態に保持され
るようになっている。ただし開閉弁25は、閉鎖状態で
は排出口22内の賞球の流出案内をなし、開放状態では
球抜き通路23への賞球流出案内をなし得る。またソレ
ノイド26は、前記第2球抜き操作ボタン13の操作前
、操作時に基づいて、通常の休止状態と作動状態(通電
励磁)に制御変化されるように設定されている。
【0018】そして、前記遊技球用の球投入処理制御部
Gでは、図2に示すように前枠Aの裏側下部に球投入装
置27が定置されている。この装置27は、前記球投入
ボタン9の毎回操作に対して球受け容器11からの遊技
球を一定個数単位で取込んで排出させるもので、図5〜
図7に示されるようにケース本体27Aにおいて、相当
数の遊技球を通入出する通路28と、この通路28の下
流出口に分岐連通された処理路31及び戻し路30が形
成される一方、第1の電磁ソレノイド33に連繋されて
通路28内の遊技球を一定個数毎に取込んで排出させる
球切り制御部材34と、第2の電磁ソレノイド36に連
繋されて通路28内の遊技球を戻し路30側へ通出可能
にする球戻し部材35が組込まれて全体がユニット化さ
れている。
【0019】すなわち通路28は、一定個数以上の賞球
を1例で収容し得る長さに形成されて、その上端の導入
口29を介して前記球受け容器11の送出口11bに連
通されている。また図示右側の処理路31は、通路28
から排出された一定個数の賞球を毎回のゲームに対する
投入済み球として下方へ排出処理することに対して、左
側の戻し路30は、ゲーム終了等に際して通路28内の
全遊技球を外部へ抜出す。なお処理路31は、図2中に
部分的に示す排出樋31Aを介して前記球抜き路19と
合流され、また戻し路30は、図2に示すように球戻し
通路32を介して前記球抜き通路23に連通されている
【0020】一方、前記第1の電磁ソレノイド33は、
前記球投入ボタン9の操作毎に基づいて1回ずつ作動さ
れてその下端に突出した吸着盤(コアともいう)33a
に磁着力を作用し得るようになっている。そして球切り
制御部材34は、図示5個の遊技球を収容し得るサイズ
の枠形状とされてその中央部がソレノイド33側の支持
アーム33bに係支されて傾動可能とされており、その
上端(図示左端)には通路28内の所定位置(図示6個
目)の遊技球の係止及び解放をなす上流規制片34aが
形成され、下端(図示右端)には通路28の下流出口の
開閉及び最先行球(図示1個目)の賞球の係止及び解放
をなす下流規制片34bが形成されている。そして同部
材34は、ソレノイド33の休止及び作動磁着力の停止
及び作用の制御変化に対して、図5に示す球止め(球詰
め)状態と、図6に示す球切り(排出)状態に変化され
る。また、第2の電磁ソレノイド36は、前記第1の球
向き操作ボタン12の操作に基づいて適宜作動されてバ
ネ37付きのロッド36aを図示左方へ牽引するように
なっている。このロッド36aに連結された球戻し部材
35は、通路28の下方において図示左右の水平方向に
移動可能に保持されており、その前端部(図示右端部)
に戻し路30の上端入口に対する開閉部35aが形成さ
れている。そしてこの部材35は、ソレノイド36の休
止及び作動の制御変化に対して、図5,図6に示す閉鎖
状態と図7に示す球戻し開放状態に変化される。なお、
同部材35の閉鎖状態において、開閉部35aが通路2
8の出口下底面を形成して遊技球の通出案内をなし得る
【0021】前述のように構成された本実施例のパチン
コ式スロットマシンは、その全体が図1に示されるよう
に前枠Aの前面下部に前記1基の球収容排出部Eが設置
されたことにより、図柄表示遊技部Bが相当広面域とさ
れて透視窓部Cの第1透視窓5Aから遊技部B全体が見
易くされている。このようなマシンにあって、毎回のゲ
ームに際しては在来のコインに代わる遊技球の投入毎に
開始可能とされ、そして遊技操作制御部Dの操作に基づ
いてい図柄表示遊技部Bが当該回の図柄組合わせゲーム
を展開し、そのゲーム終了結果における入賞成立に対し
て、賞球貯留排出部Fから賞球が排出されて遊技者側つ
まり球収容排出部Eに提供される。
【0022】そこで斯るマシンの作用として各部の操作
並びに作動について順次説明する。先ずゲーム開始に先
立ち、球収容排出部Eの球受け容器11に投入された遊
技球は、皿部11a内において整列化されつつ流通して
その送出口11bから球投入処理制御部Gに向けて流出
され、そして図5に示す状態の球投入装置27の通路2
8内に通入されて球切り制御部材34で収容保持された
球詰め状態とされる。そしてこのもとで遊技操作制御部
Dにおける球投入ボタン9が操作されると、その信号に
基づいて適宜電気制御手段(図示しない)を介して球投
入装置27内の第1の電磁ソレノイド33が作動されて
その吸着盤33aに磁着力を発生する。これにより球切
り制御部材34が磁着力を受けて図6に示す水平の球切
り状態に動作変化されて、上流規制片34aを通路28
の上流部内に突入させて遊技球を通入阻止する一方、下
流規制片34bを通路28の出口外上方へ退避させて最
先行球を解放する。
【0023】この結果、通路28内の定数遊技球が処理
路31へ排出されて投入済み球(使用済み球)として処
理されることになり、このもとでゲームが開始状態にセ
ットされる。そして遊技球の投入処理後においては、前
記ソレノイド33が再び休止状態に復帰され、磁着力の
消滅により球切り制御部材34が元の球詰め状態に復帰
されて次回分の遊技球を収容し、球切り可能な状態で待
機保持される(図5参照)。以降は前述と同様に球投入
ボタン9の操作に対して、ソレノイド33の作動及び球
切り制御部材34の球切り動作に基づいて定数球が投入
処理される。
【0024】なお毎回のゲーム開始条件において、在来
のコインでは一度に最高3枚までが投入可能であること
に合わせて、前記球投入ボタン9は、3回まで連続的に
操作可能とされており、これに対応して前記ソレノイド
33及び球切り制御部材34が、ボタン操作回数分に亘
り1回ずつ作動されて定数球を排出する。ちなみにボタ
ン9の操作条件において、1回では前記権利表示部6b
の「1」に係る1本の入賞成立ライン6a、2回では「
2」までに係る3本の入賞成立ライン6a、そして3回
では「3」までに係る5本(全体)の入賞成立ライン(
6a)における図柄組合せの入賞成立権利が得られる。
【0025】前述したゲーム開始状態以後においては、
在来のマシンの場合と同様に遊技操作制御部Dのスター
トレバー7が操作されると、その信号に基づいて適宜駆
動制御手段(図示しない)を介して図柄表示遊技部Bの
第1、第2図柄表示装置1,2が一斉に作動されて夫々
の表示器1a,2aを所定方向へ回転開始させて図柄を
変動させる。次いで夫々のストップボタン8,8が操作
されると、その操作順における各々の信号に基づいて、
双方の装置1,2の表示器1a,2aが各ボタン操作順
に対応する列毎に適宜タイミングで順次停止される。そ
して全ての表示器1a,2aの図柄固定表示後に入賞成
立の有無が判定されることになり、第1図柄表示装置1
では、遊技球投入条件に対する権利表示部6bに係る入
賞成立ライン6a上に整列された図柄組合せが判定され
、一方、第2図柄表示装置2では、各表示器2aに亘る
横一列の図柄組合せが判定されて当該回のゲームが終了
される。
【0026】前述した毎回のゲーム終了毎において、入
賞成立「有」が判定された場合には賞球貯留排出部Fか
ら賞球が排出される。すなわち前記第1及び第2の図柄
表示装置1,2の一方又は双方に入賞成立があれば、そ
の図柄組合せに対して設定された得点及び賞球数が、図
1の夫々の表示器1a,2aに表示される例のもとで、
得点分の賞球が賞球排出装置17から所定数単位毎に排
出され、以降この賞球は賞球排出路18から排出口22
を介して前記球受け容器11の皿部11aに排出されて
遊技球として充当される。そしてこの賞球排出状況にあ
って、ゲームは前述した操作に基づいて行なうことがで
き、遊技球の使用投入数に比し獲得賞球数が多い場合の
前提において、賞球(遊技球)は、皿部11a内に充填
した以降排出口22及び賞球排出路18に亘り順次貯留
され、同排出路18の上流側まで充満される。
【0027】前述した排出賞球の貯留充満過程において
、賞球排出路18内の賞球が所定レベルまで達してスイ
ッチ21を操作すると、同スイッチ21が賞球充満状態
を検出作動(ON)し、その信号に基づいて適宜電気制
御手段(図示しない)を介して前記球投入装置27の第
1の電磁ソレノイド33が一旦作動停止状態にセットさ
れ、前記球投入ボタン9の操作に拘らず装置27は、球
切り作動不能化状態に休止保持される。この状態につい
ては少なくとも賞球排出路18内の賞球を排除すること
により解除される。すなわち充満賞球の球抜きにあたり
、第2の球抜き操作ボタン13が操作されることにより
、その信号に基づいて適宜電気制御手段(図示しない)
を介して賞球貯留排出部F側の球抜き手段における電磁
ソレノイド26が作動される。これに従い開閉弁25が
図4の球抜き開放状態に変化されて排出口22の下出口
22aを開放するため、前記貯留賞球が同下出口22a
から球抜き通路23に流入して前記球受け容器11の取
出し口24に向けて通出される。
【0028】この結果前記排出路18の賞球減少により
、賞球から解放された前記スイッチ21が再び元の非検
出状態(OFF)に復帰されることに対して、前記第1
の電磁ソレノイド33が停止解除されることになり、球
投入装置27が初期の球切り作動可能状態に復帰セット
されて、ゲームが展開可能とされる。
【0029】そうしてゲームの終了にあたり遊技者の持
ち分である球を排除する場合には、夫々の球抜き操作を
行なう。すなわち、球が比較的少ない装置つまり前記球
投入装置27の通路28及び球受け容器11の皿部11
aに亘り球が残っているような状態においては、第1の
球抜き操作ボタン12が操作されることによりその信号
に基づいて適宜電気制御手段(図示しない)を介して球
投入装置27側の球抜き手段における第2の電磁ソレノ
イド36が作動される。これに従い球戻し部材35が図
7の球抜き位置に変移されてその開閉部35aで戻し路
30を開口するため、前記残り球が同戻し路30から球
戻し通路32を介して前記裏側の球抜き通路23に戻さ
れる。一方球が比較的多い状態つまり前記賞球排出路1
8側にまで相当量の賞球が残っている状態においては、
第1,第2の球抜き操作ボタン12,13をともに操作
することが望ましい。これによれば夫々のボタン13,
12の操作に基づいて前述したように裏側の排出口22
の下出口22aと、球投入装置27の戻し路30との双
方から一斉に球抜きをなして球抜き通路23に戻し得る
【0030】そして前述した球抜き操作において、最終
的には全ての球を球抜き通路23から前記球受け容器1
1の取出し口24に通出させて同口24から全面外方へ
取出すことができる。なお当然のことながら取出し口2
4から排出された全ての球については、同取出し口24
の前方下部(マシンの前側下部)に別途用意される球箱
(図示しない)に回収されるものである。ちなみにこの
球箱は、ゲーム中の常時又は賞球の球抜き必要時に容易
してもよい。
【0031】前述した本実施例のパチンコ式スロットマ
シンでは、広面域に構成された図柄表示遊技部Bにおい
て、在来のマシンに採用されていた第1図柄表示装置1
に加えて第2図柄表示装置2を新設し、この双方の装置
1,2を以って図柄遊技に変化を持たせ得ると共に、マ
シン全体の美観さらにはグレードの向上を図ることがで
きる。また賞球貯留排出部Fの賞球排出装置17から排
出される賞球について、賞球排出路18から球受け容器
11における皿部11a内に常に排出させて遊技球とし
て充当させるもとで、増加分を賞球排出路18内に貯留
でき、そして必要時には開閉弁25の解放操作により、
球抜き通路23を介して球受け容器11の取出し口24
から取出すことができる。このため上下の球皿を別設し
た場合とことなり、排出された賞球を手掴みで皿部11
a内に入れ替える手間や煩わしさが解消できる。
【0032】本発明の対象とするパチンコ式スロットマ
シンでは、前述の実施例だけに限定されず、他の形態に
変更することも可能とされる。すなわち図柄表示遊技部
Bさらには表示面部B1が広面域とすることができるこ
とにおいて、第1,第2の図柄表示装置1,2を大型化
したり、他の表示装置例えば遊技開始時から現時点まで
の使用消費球一也獲得賞球総数等に係る表示手段を新設
することも可能である。一方賞球の球抜き(取出し)に
ついては、図8,図9に例示するように前枠Aの表側に
形成した球抜き通路23を、排出口22の後端と球受け
容器11の取出し口24の後端に亘り連通し、この球抜
き通路23と賞球排出路18との連通部に、電磁ソレノ
イド26で操作される開閉弁25を開閉可能に設けた形
式も推奨できる。
【0033】
【発明の効果】前述した実施例から理解できるように、
本発明のパチンコ式スロットマシンでは、前枠の前面下
部に1基の球収容排出部を設置したことにより、これを
除いた前枠の前面が広く開放されることを利用して、図
柄表示遊技部を広面域にすることができ、この遊技部を
透視窓部から良好に透視し得ると共に遊技変化状態を見
易くできる。このように図柄表示遊技部が広く見易くで
きることにより、同遊技部においては図柄表示装置とし
て大型のものや複種タイプのものを設置し得ると共に、
ゲーム内容に係る他の表示手段や装飾的手段をも設置可
能とし得、マシン全体のグレードアップを図ることがで
きる。
【0034】しかも前記球収容排出部では、その主体と
なる球受け容器において、遊技球を球投入処理制御部側
へ通出させ得る球皿等部分と、遊技球及び獲得賞球を含
めてともに外方へ排出させ得る球取出し部分とを形成し
ていることにより、球受け容器自体を小型集約化された
一つの容器に構成し得、その分前枠の前面を大きく開放
させることができる。そしてこの球収容排出部と関連し
て賞球貯留排出部では、賞球排出装置から排出された賞
球について、排出経路を介して常時球受け容器の球皿部
分へ排出させて遊技球として補充させることができるの
で、ゲーム中に賞球が排出される限りにおいては、球皿
部分内における遊技球の早期球切れ(球減少不足)を解
消し得ると共に、他部所からの球補充例えば下球皿内の
賞球の補充の手間を不要にして、ゲームを長期に亘り継
続可能として楽しむことができる。また賞球を遊技球と
して補充する前提にあって、必要補充分以上の余剰賞球
については、排出経路内に貯留させておき、必要時に球
受け容器の球取出し部分に排出可能にして、最終的には
遊技者側へ戻すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のパチンコ式スロットマシンを略示す
る正面図である。
【図2】本実施例のパチンコ式スロットマシンを略示す
る背面図である。
【図3】球収容排出部と賞球貯留排出部との間における
賞球の通常排出状態状態を示す断面図である。
【図4】球収容排出部と賞球貯留排出部との間における
賞球の球戻し(球抜き)状態を示す断面図である。
【図5】遊技球用の球投入制御部における球詰め状態を
示す一部破断した背面図である。
【図6】遊技球用の球投入制御部における球切り状態及
び球抜き状態を示す一部破断した背面図である。
【図7】遊技球用の球投入制御部における球抜き状態を
示す一部破断した背面図である。
【図8】図3及び図4に対する別形式例として、賞球の
通常排出状態を示す断面図である。
【図9】図3及び図4に対する別形式例として、賞球の
球戻し(球抜き)状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1,2…第1,第2図柄表示装置、1a,2a…図柄表
示器、5A…透視窓、11…球受け容器、11a…皿部
、11b…送出口、17…賞球排出装置、18…賞球排
出路、23…球抜き通路、24…取出し口、A…前枠、
B…図柄表示遊技部、C…透視窓部、D…遊技操作制御
部、E…球収容排出部、F…賞球貯留排出部、G…球投
入処理制御部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  機枠の開口前側に開閉可能に組付けら
    れた前枠(A)の正面内部に設置された図柄表示遊技部
    (B)と、前枠(A)の前面に設置されて図柄表示遊技
    部(B)と、前枠(A)の前面に設置されて図柄表示遊
    技部(B)を前面から透視可能に覆った透視窓部(C)
    と、この透視窓部(C)の前面下部に設置されて図柄表
    示遊技部(B)の駆動制御操作をなす遊技操作制御部(
    D)と、前枠(A)の前面下部に設置されて遊技球用収
    容排出部及び賞球用取出し部を有する1基の球収容排出
    部(E)と、この球収容排出部(E)における遊技球排
    出側の対応部位に設置されて球投入操作に基づいて遊技
    球を所定個数毎に取込んで排出する球投入処理制御部(
    G)と、前枠(A)の裏側に装備されて相当量の賞球を
    貯留すると共に入賞成立に対して所定数の賞球を排出し
    て球収容排出部(E)へ通出する賞球貯留排出部(F)
    とを備えて構成したことを特徴とするパチンコ式スロッ
    トマシン。
  2. 【請求項2】  前記図柄表示遊技部(B)は、前枠(
    A)の正面内部において複数列の図柄表示器(1a)を
    整列した第1図柄表示装置(1)と、複数個の図柄表示
    器(2a)を配置した第2図柄表示装置(2)とが、配
    設された請求項1記載のパチンコ式スロットマシン。
  3. 【請求項3】  前記透視窓部(C)は、前枠(A)の
    前面周囲部に取着された窓枠部材(4)の内側に、前記
    図柄表示遊技部(B)のほぼ全面域を覆う透明面域の透
    視窓(5A)が形成された請求項1記載のパチンコ式ス
    ロットマシン。
  4. 【請求項4】  前記球収容排出部(E)は、前枠(A
    )の前面下端部に装着された1基の球受け容器(11)
    に、遊技球を収入して通出し得る皿部(11a)及び送
    出口(11b)が形成される一方、排出された賞球を受
    入れて皿外方へ排出可能とする取出し口(24)が形成
    された請求項1記載のパチンコ式スロットマシン。
  5. 【請求項5】  前記賞球貯留排出部(F)は、賞球整
    列送出経路の下流端に連設された賞球排出装置(17)
    の出口下流側に排出路(18)が連設され、この排出路
    (18)の下流端が、前記球収容排出部(E)の遊技球
    用収容部側に連通される一方、同排出路(18)の下流
    端に対して分岐連通された球抜き通路(23)が球収容
    排出部(E)の賞球用取出し部側に連通された請求項1
    記載のパチンコ式スロットマシン。
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