JPH04356778A - テープカートリッジ - Google Patents

テープカートリッジ

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JPH04356778A
JPH04356778A JP15508591A JP15508591A JPH04356778A JP H04356778 A JPH04356778 A JP H04356778A JP 15508591 A JP15508591 A JP 15508591A JP 15508591 A JP15508591 A JP 15508591A JP H04356778 A JPH04356778 A JP H04356778A
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shutter
case
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bottom wall
body case
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JP15508591A
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Takashi Sumida
隅田 孝志
Shigeo Sasaki
佐々木 成雄
Takao Ketori
毛取 嵩夫
Kazuhiro Fujita
和弘 藤田
Kenji Ogiji
荻路 憲治
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Hitachi Ltd
Maxell Ltd
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Hitachi Ltd
Hitachi Maxell Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、本体ケースの前面にテ
ープローディング用ポケットを有し、本体ケースの底壁
の下面に該ポケットを開閉する摺動式のシャッターを備
えたテープカートリッジにおいて、該シャッターの摺動
ロック手段に特徴を有する。
【0002】
【従来の技術】この種のテープカートリッジにおいては
、本体ケースの前面に凹設したテープローディング用ポ
ケットの下面がプレイヤー側のテープローディング部材
の突入を許すために開口状態にある。そのため、本体ケ
ースにテープの前面外側をカバーする前蓋を付設しただ
けでは、不使用時に該ポケットの開口下面を介してテー
プに塵埃が付着するし、指先その他がテープに触れてこ
れを疵つけるおそれがある。そこで、従来技術としては
未だ公開されていないが、本出願人によって本体ケース
の底壁にシャッターを前後方向に進退摺動自在に装着し
、不使用時にはシャッターでポケットの開口下面を閉じ
ておき、プレイヤーに装填するとシャッターが後退摺動
してポケットの下面を開放状態にするものが提案されて
いる(例えば、特願昭58−238426号、同58−
243272号、同58−243273号)。とくに、
本体ケースの底壁の外側下面に摺動式のシャッターを装
着した形態も提案されている(例えば、特願昭59−3
2104号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、本体ケース
の底壁にシャッターを前後摺動自在に装着する形態では
、ケース底壁にシャッターを全面的に密着する状態で摺
接させると、僅かな製作精度誤差それに内部歪や熱によ
る僅かな変形で摺接抵抗が過大になり、シャッターが作
動不良および作動不能に陥りやすい。
【0004】かといって、ケース底壁とポケットカバー
との間に全面的に余裕隙間を設けると、ガタついてこじ
れが生じ、これまたシャッターの作動不良や作動不能を
招く。
【0005】本発明の目的は、このような不具合を解消
して、本体ケースの底壁に沿ってシャッターがガタつき
なく円滑に摺動できるようにすることにある。また、と
くにケース底壁の外面側にシャッターを装着する形態で
は、ケース底壁とシャッターとの間に異物がかみ込んで
、シャッターの円滑な摺動が阻害されやすい。
【0006】本発明の他の目的は、本体ケースの底壁と
これの外面に装着したシャッターとの間に異物が紛れ込
んでも、シャッターが支障なく円滑摺動できるようにす
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、図示するごと
く本体ケース1の前面にテープローディング用のポケッ
ト20が凹設されており、本体ケース1の底壁4の外面
に該ポケット20の開口下面が閉じるシャッター30が
前後方向に進退摺動自在に装着されており、本体ケース
1の底壁4とシャッター30との間に、少なくともシャ
ッター30をこれがポケット20の開口下面を閉じる前
方進出姿勢において摺動不能にロックする摺動ロック手
段40を備えているテープカートリッジにおいて、前記
摺動ロック手段40として、本体ケース1の底壁4側に
ロック片42を設け、シャッター30側に係合孔45を
設けてあり、本体ケース1の底壁4に左右横方向に沿う
孔41を内外貫通状に設け、左右横長で前後小幅とした
ロック片42を該孔41に臨ませて該ロック片42の左
右の一方の基端側を前記底壁4に片持ち状に支持してあ
り、シャッター30には、これの前端寄り部から前端縁
にわたって前後向きの案内溝44を下面に形成し、この
案内溝44上に前記係合孔45を内外貫通状に設けてあ
り、前記ロック片42の左右の他方の遊端側に、前記係
合孔45に係脱自在に係合して前記案内溝44内に臨む
係合子43を下向きに設けてあることを特徴とする。な
お、プレイヤー側のホルダー部に対するテープカートリ
ッジの差込み装填に基づいてシャッター30は摺動する
が、この摺動は相対的なものである。シャッター30の
前端がプレイヤー側の固定部材に突き当たって固定され
た状態で、本体ケース1側が前方に移動する摺動形態の
場合もあるし、本体ケース1側が固定状態にあってプレ
イヤー側の可動部材でシャッター30をケース後方側に
摺動させることも予想している。
【0008】
【作用】しかるときは、本体ケース1に対してシャッタ
ー30が全面的に摺接せず、突部60を介して部分的に
摺接することになるので、摺接抵抗が小さくシャッター
30が円滑に摺動できる。突部60の存在で本体ケース
1とシャッター30との間に隙間gが生じるので、両者
間に侵入した異物は該隙間gにあってかみ込まれること
がない。
【0009】
【発明の効果】本発明では本体ケース1の底壁4の外面
にテープローディング用ポケット20の開口下面を閉じ
るシャッター30を前後摺動自在に装着したテープカー
トリッジにおいて、本体ケース1とシャッター30との
対向面間に少なくとも一方の面から突設されて他方の面
に摺接する突部60を介在させた。したがって、この突
部60の介在により、本体ケース1の外面にシャッター
30の内面が全面的に摺接する形態とはならず、部分的
に摺接するものとなるから、それだけ本体ケース1とシ
ャッター30との相対摺動時における摺接抵抗を軽減で
き、シャッター30の摺動をスムーズなものにできる。 また、突部60の部分のみ成形精度を高めてこれが部分
的な摺動基準面になるものとしたので、シャッター30
はこの点でもガタつきなく円滑に摺動できるものとなる
。更に、前記突部60の存在により本体ケース1とシャ
ッター30との間には僅かな隙間gが生じるが、両者1
・30間に侵入した異物は該隙間g内にとどまり、かみ
込むことが可及的に防止できるから、本体ケース1の底
壁4の外面にシャッター30を配置する形態において特
に有効である。
【0010】
【実施例】図1ないし図13は本発明に係るテープカー
トリッジの第1実施例を示す。具体的にはディジタル記
録方式のオーディオ用テープカートリッジが例示されて
いる。図2および図3において、1は本体ケースである
。本体ケース1はプラスチック製の上下ケース1a・1
bを蓋合わせ状にねじ接合してなり、内部左右にテープ
2が巻かれるハブ3・3を有する。これらのハブ3・3
は本体ケース1の底壁4に透設した左右の各駆動軸挿入
孔5・5上にあって回転し、デッキに装填するとデッキ
側の駆動軸が各挿入孔5を介して各ハブ3に嵌係合する
。本体ケース1の前方左右にテープガイド部材6・6を
有し、これらガイド部材6・6を介してテープ2は一方
のハブ3からケース前面に導出されて他方のハブ3に巻
き取られる。
【0011】図2および図3において、本体ケース1の
前面にはテープ保護用の前蓋10を有する。この前蓋1
0は本体ケース1の前面を左右間にわたって閉合する前
面板11と、前面板11の左右両端から後方に連出した
連結片12・12と、連結片12・12の内面に対向状
に突設した枢軸13・13とを有するプラスチック成形
品である。本体ケース1の左右側壁7・7の前端部に左
右の連結片12・12が外嵌した状態で枢軸を介して枢
支されている。これで前蓋10は該枢軸まわりに本体ケ
ース1の前面を閉じる姿勢と上向きの開き姿勢とにわた
って回動し、図外のばね部材で常に閉じ姿勢に回動付勢
されている。テープカートリッジの不使時に前蓋10は
閉じられていて、テープ2の前面外側をカバーして保護
する。テープカートリッジをプレイヤーに装填すると、
前蓋10が開いてテープ2がケース前方に引き出し可能
なスタンバイ状態になる。
【0012】図2、図3および図5において、本体ケー
ス1の前方中央部位にはテープローディング用ポケット
20が大きく入り込み状に凹設形成されている。このポ
ケット20の上面は上ケース1a側の上壁8で閉じられ
ているが、前面および下面は開放状態にある。テープカ
ートリッジをプレイヤーに装填すると、前蓋10が上開
き回動したのち、プレイヤー側のテープローディング部
材が該ポケット20にこれの下方から突入して来てテー
プ2をケース前方に引き出す。
【0013】本体ケース1には不使用時に前記ポケット
20の開口下面を閉じるためのシャッター30がケース
底壁4の外面側に装着されている。図1および図2にお
いて、シャッター30はケース底壁4に添う平板状で中
央部の左右に前述の駆動軸挿入孔5・5に対応する透孔
31・31を有し、左右端から側壁板32・32が略垂
直に立ち上げ連出されたプラスチック成形品である。一
般には自己潤滑性にすぐれたポリアセタール樹脂などで
成形される。
【0014】シャッター30はケース底壁4の外側下面
に配置され、その左右側壁板32・32がケース左右側
壁7・7の横外側面に沿うよう装着され、左右側壁板3
2・32を介してケース左右側壁7・7に抜け止め状に
連結されて前後方向に進退摺動する。すなわち、シャッ
ター30はその前端部30aがポケット20の開口下面
を完全に閉じる前方への進出姿勢と、ポケット20の下
面を完全に開放状態にする後方への退入姿勢とにわたっ
て前後摺動自在である。シャッター30が完全に後退し
たとき、前記透孔31・31が駆動軸挿入孔5・5と同
心状に合致し、ケース下方からプレイヤー側の駆動軸が
ハブ3・3に係合するのを許す状態になる。
【0015】図2および図4において、シャッター30
の左右側壁板32・32には上端の前後に抜け止め片3
3・33をそれぞれ内向きに突出形成する。本体ケース
1の左右側壁7・7には上下ケース1a・1bの合わせ
目間にスリット34・34をそれぞれ形成する。そして
、各スリット34を介して各抜け止め片33をケース内
方に位置させることにより、ケース側壁7の内面に対す
る各抜け止め片33の接当でシャッター30は本体ケー
ス1から抜け外れるのが規制されて前後摺動する。左右
の各ケース側壁7において、上ケース1aの側壁部分7
aは少なくともシャッター30の摺動領域にわたって下
ケース1bの側壁部分7bよりも外方に突出しており、
上ケース側壁部分7aの外側面がシャッター側壁板32
の外側面とほぼ面一状に設定されている。
【0016】シャッター30が前後方向に自由に摺動変
位するのを防止し、不使用時にポケット20の開口下面
をシャッター30で常に閉じておくために、シャッター
30を前方へ摺動付勢する手段を備えている。具体的に
は図3に示すごとくケース底壁4の前方部位における内
面側の部材36とシャッター30の前端部内面に設けた
ばね受け37との間にわたってばね部材38を装着し、
このばね部材38の弾発力がシャッター30を前方に摺
動付勢した。図のばね部材38は線状ばねとしたが、こ
れの種類、掛け方は任意に設定できる。
【0017】更にシャッター30はポケット20の開口
下面を閉じる前方進出姿勢と、ポケット20の下面を開
放状態にする後退摺動姿勢の2位置において摺動不能に
ロックしておくことが望まれる。そのための摺動ロック
手段40を備えている。この摺動ロック手段40として
は、ケース底壁4の適所、図では右方寄りの前後中央部
位に孔41を明けて、この孔41内に前後に長い左右小
幅のロック片42をこれの後端がケース底壁4につなが
る片持ち状態で切り起こし状に一体成形する。このロッ
ク片42は連設基端部を支点にして上下方向(内外方向
)に弾性変形でき、遊端部(前端部)に下向きの係合子
43を有し、該係合子43が自由状態において図6に示
すごとくケース底壁4の外側下面より下方に突出する程
度にくせ付け形成されている。このロック片42に対応
させてシャッター30には、図2および図5に示すごと
く前端寄り部から前端縁にわたって案内溝44を下面に
形成し、該案内溝44上において後方部位に第1係合孔
45を透設するとともに前端に第2係合孔46を切欠き
形成してある。この案内溝44の後端面44aは第1係
合孔45より後方に位置する。しかるときは、シャッタ
ー30がポケット20の開口下面を閉じる前方進出姿勢
にあるとき、つまり不使用状態において係合子43はシ
ャッター30の第1係合孔45に図5に示すごとく嵌係
合しており、シャッター30の前後摺動を完全にロック
する。この状態において、シャッター30は前記ばね部
材38で前方に摺動付勢されているので、常態では係合
子43の後ろ側の上方に形成した垂直係合面48と第1
係合孔45の後端縁とが接当係合して、シャッター30
の前方への摺動がガタつきなくロックしている。もっと
も、シャッター30はこれの一部を本体ケース1側の部
材に突き当てて前方進出限界を接当規制してもよい。 なお、ロック片42はシャッター30の上面で受け止め
支持するとともに、係合子43の上下厚みを一定に設定
して組付け状態で係合子43の下端がシャッター30の
下面より下方に突出して他物と接当干渉することがない
ものとしてある。不使用時に、指先や他物50が例えば
図7に示すごとく係合子43をケース内方側に強く突き
上げると、ロック片42が塑性変形してしまうので、該
係合子43の直上にこれを突き上げ限界を規制する部材
51を有する。図の規制部材51はケース上壁8から垂
設されている。いま、プレイヤーのホルダー部にテープ
カートリッジをケース前方側から水平に差し込み装填す
ると、差し込み途中の状態においてプレイヤー側に固定
のロック解除部材53が、前蓋10の前面板11の右寄
り下端に形成した切欠き部55(図2および図5参照)
を介して案内溝44に導入されてき、該ロック解除部材
53が図7に示すごとく係合子43に接当してこれを蹴
り上げる。すなわち、ロック解除部材53の後ろ側の上
端角部53a(傾斜面に形成されている)が係合子43
の前側の下方に形成した傾斜逃がし面56に接当して係
合子43を蹴り上げる。引き続いて、ロック解除部材5
3は案内溝44の後端面44aに突き当たり、これでシ
ャッター30の前方への移動が阻止された状態になるが
、この状態から本体ケース1はなお前方に差し込まれて
行く。これに伴って係合子43の前記逃がし面56が第
1係合孔45の前端縁に乗り掛かってシャッター30の
内側上面に乗り上がり、本体ケース1がホルダー部に完
全にセッティングされた状態において、係合子43が図
8の仮想線で示すごとく第2係合孔46に嵌係合し、係
合子43の前記垂直係合面48と第2係合孔46の後端
縁との接当でシャッター30が前方に復帰摺動するのを
規制する。テープカートリッジをホルダ部材から抜き外
すときは、本体ケース1に対してシャッター30は摺動
不能に一体化されているので、本体ケース1の後方への
移動により、固定のロック解除部材53が図8の仮想線
で示すごとく相対的に矢印方向(前方)に動くことにな
り、ロック解除部材53の前側上端部53b(傾斜逃が
し面に形成されている)に係合子43の後ろ側の下方に
形成した傾斜逃がし面57が乗り掛かってシャッター3
0の内側上面に乗り上がり、係合子43が第2係合孔4
6から外れる。テープカートリッジをホルダ部から完全
に抜き外すと、ロック片42の弾性で係合子43が第1
係合孔45に再び嵌係合した元の状態に自動復帰する。 本体ケース1に対してシャッター30はガタつきなく円
滑に摺動案内させる必要がある。この点に関して、シャ
ッター30の平板状主体部の内面の左右、および左右側
壁板32・32の内面の上下中間部には、それぞれ前後
方向に走る線条突部60を一体に突設し、これらの各突
部60が本体ケース1の底壁4の外側下面および左右側
壁7・7の外側面にそれぞれ接触するものとした。 なお、図示例ではシャッター30の主体部に形成された
右側の突部60を利用して前述の案内溝44が形成され
ている。しかるときは、リブ状の突部60はシャッター
30の主体部および左右側壁板32・32を薄肉化した
ときでも、これらをよく補強する。そのうえで、ケース
底壁4の下面に接触する突部60・60は本体ケース1
に対する上下方向ガタを吸収し、ケース左右側壁7・7
に接触する突部60・60は左右方向ガタを吸収する。 これら突部60の介在で本体ケース1の外面とシャッタ
ー30の内面との間には、図14に示すごとく小さな隙
間gが形成され、本体ケース1対しシャッター30は突
部60を介して部分的に摺接しながら前後移動すること
になる。
【0018】テープカートリッジの不使用時に左右の各
ハブ3・3が自由に回転すると、テープ弛みが生じ、テ
ープローディング不良その他のトラブルの原因になる。 これを防止するためのハブ回り止め手段を備えている。 図3および図5において、まず各ハブ3は外周にテープ
2が巻かれる主体部3aの上方にこれよりも小径の係合
部62を有し、該係合部62の円形外周面に縦方向の係
合溝が全周にわたって形成されている。本体ケース1内
にはプラスチック製のブレーキ部材63を組み込む。こ
のブレーキ部材63としては、図3および図4に示すご
とく水平の板部63aと該板部63aの左右端から一体
に垂設した脚部63b・63bとを有する門型形状とし
、水平板部63aが両ハブ3・3よりもケース内の前方
に位置して内装部品とくにテープ2に接当干渉しないよ
うにケース上壁8の直下を左右間にわたって走るよう配
置し、左右の脚部63b・63bの下端がケース底壁4
の内面で前後摺動自在に受け止め支持されるとともに、
ケース左右側壁7・7の内面に接当して前後方向にガタ
つきなく摺動案内されるものとした。このブレーキ部材
63と本体ケース1との間にばね部材64を装着してあ
り、このばね部材64でブレーキ部材63これ全体がケ
ース後方側に摺動付勢されている。図ではケース上壁8
と水平板部63aとの間にばね部材64を掛け渡したが
、このばね部材64の種類や装着方は必要に応じて変更
できる。ブレーキ部材63の水平板部63aの後端左右
からは、図3および図8に示すごとく左右の各ハブ3・
3の係合部62・62に接当作用する係合片65・65
が後ろ向きに片持ち連出されている。この各係合片65
は左右方向に弾性変形でき、連出基端部65aも前後方
向に弾性変形する。各ハブ3は各駆動軸挿入孔5上で径
方向に一定範囲内を限って遊動自在であるが、各ハブ3
が最大限に遊動してもこれに対応する各係合片65の先
端が常にハブ中心より左右方向の外側に位置する状態で
係合部62の外周に前方から接当係合するよう位置設定
してある。ブレーキ部材63の左右の脚部63b・63
bの下端にガイド66・66を前後方向に長く一体形成
してあり、具体的には該ガイド66・66がケース底壁
4に摺接するとともに、ケース左右側壁7・7の内面に
摺接する。そして、前方に延出したガイド66・66の
先端部66a・66aを外向きのL字形状に折り曲げ、
この先端部66a・66aが本体ケース1の左右外側方
に露出して前記前蓋10の左右の連結片12・12の下
方に位置する。更に詳しくは図12および図13に示す
ごとく、前蓋10の連結片12が枢結されるケース左右
側壁7・7の前端部は外側面が内側に入り込んでいるが
、下ケース1aの側壁部分7bは上ケース1aの側壁部
分7aよりも更に外面が内側に位置している。各ガイド
66はこの下ケース1bの側壁部分7bの外面に添う状
態にあり、下ケース1bから外向きに連出した受け壁6
7で受け止め支持され、この状態で上ケース1aの側壁
部分7aの外面よりもガイド66は内側に、ガイド先端
部66aのみが外側にそれぞれ位置する。図4および図
5において、ケース上壁8の内側には剛性のあるシート
68が小隙間を設けて張設されている。このシート68
はケース上壁8の内面から突設のリブ68aを利用して
溶着固定してあり、ケース上壁8と該シート68との間
にブレーキ部材63の水平板部63aを摺動自在に挟み
込み、該シート68の下面に図5にのみ示すごとくスリ
ップシートSが介装されている。かくして上ケース1a
側にブレーキ部材63を先組みして該シート68で固定
する形態を可能にし、両シート68・Sがテープ2およ
びハブ3の存在領域に在って特にテープ2が水平板部6
3aに接触して疵つくのを防止している。テープカート
リッジの不使用時にはブレーキ部材63がばね部材64
で後方に摺動付勢されており(図3)、左右の各抜止片
65・65の先端部が、図11に示すごとく左右の各ハ
ブ3・3の係合部62・62の横外側寄り部位にそれぞ
れ前方から接当係合し、これで各ハブ3の回転にブレー
キをかけている。ブレーキ部材63がガイド66・66
を介して前後に摺動するとき、左右で多少のガタつきを
生じる可能性があるが、そのときはハブ中心に対して各
係合片65を横外側方にズラしてあること、各係合片6
5これ自体が基本的に左右方向へ弾性変形すること、各
係合片65の基端部65aも基本的に前後方向へ弾性変
形できること、が相埃って左右の一方のハブ3にのみ片
利き状態でブレーキが掛かるといった不具合を招かない
。テープカートリッジをプレイヤーに装填すると、前蓋
10が上開き回動するが、これに伴って前蓋10の連結
片12・12が図12に示すごとく左右の各ガイド先端
部66a・66aの後側面に上方から回動してきて接当
し、ブレーキ部材63の全体をばね部材64に抗してケ
ース前方側に移動させる。このブレーキ部材63の前方
への移動量はごく僅かである。これで左右の係合片65
・65が図8および図10に示すごとく左右のハブ3・
3の係合部62・62からそれぞれ外れ、各ハブ3が自
由回転になる。なお、前蓋10の各連結片12は前記ガ
イド66の延出先端部に接当干渉しない筈ではあるが寸
法的には僅かな余裕しかないので該ガイド66が何等か
の事情で上ケース1aの側壁部分7aの外面より外側に
出る可能性なしとしない。その場合には連結片12がガ
イド66の上端角部に当たって重大なトラブルを招く。 そこで、このガイド66の外側の上端角部69は図12
および図13に示すごとく角落としされている。図では
面取りしたがアール面にしてもよい。因に、プレイヤー
のホルダー部にテープカートリッジを差し込み装填する
と、まずシャッター30が前述の要領で開き操作される
。次にホルダー部が下方のロード位置に押し下げられて
行く。この押し下げ時にプレイヤー側の部材が前蓋10
の前面板11の下端に接当作用して前蓋10を上方に開
き操作し、次に遅れて各ハブ3のブレーキが外れる。ロ
ード位置に完全にセッティングした状態において、プレ
イヤー側のテープローディング部材がポケット20に、
駆動軸が駆動軸挿入孔5にそれぞれ係入する。ハブ3の
ブレーキ解除のタイミングを遅らせてあるので、駆動軸
が各ハブ3に係合したのち、ハブ3のブレーキが外れる
。したがって、最後までテープ弛みの防止が図られてい
る。
【0019】(別実施例)図1ないし図14に示す第1
実施例の詳細は以上の通りであるが、本発明はこれに限
られるものではない。次に、各部の変形例のいくつかを
説明する。なお、以下の図において第1実施例と同一の
部材には同一の符号を付してある。例えば、本体ケース
1に対するシャッター30の装着形態に関しては、プレ
イヤーのホルダー部に本体ケース1を基準にして差し込
み装着するか、又はシャッター30を基準にして差し込
み装着するか、で若干の相違が出る。この点に関して、
本体ケース1を基準にする場合には前述の図1において
本体ケース1の左右間の外径寸法がシャッター30の左
右間の外径寸法と同等か好ましくはこれ以上になるよう
に設定することが望まれる。そして、例えば図15およ
び図16に示すごとく本体ケース1の下面の後端部分7
0を左右間にわたって突出形成し、シャッター30の前
端部の左右に前後向きの長孔71・71を透設し、ケー
ス底壁4から突設したガイドピン72・72を該長孔7
1・71を介してシャッター30の下方に突出させる。 そして、前記後端部分70とピン72・72のそれぞれ
の下端を基準受け面に形成し形態にしてもよい。これに
よるときは不使用時にシャッター30が載置面73に接
触せず、テープカートリッジを載置面73上で滑らせて
もシャッター30に無理な外力が加わらない。それにプ
レイヤーのホルダー部にテープカートリッジを装填した
とき、本体ケース1を固定した状態でプレイヤー側の可
動部材にてシャッター30をケース後方側に摺動操作さ
せることもできることになる。逆に、シャッター30を
基準にするときは図17および図18に示すごとく本体
ケース1の左右間の外径寸法(a)よりもシャッター3
0の左右間の外径寸法(b)が大になるように設定し、
前蓋10の前面板11の下端がシャッター30の下端面
より下方に突出しない形態にすることが望まれる。図1
9および図20はシャッター30をプラスチック製に代
えて金属板製にした例である。これによるときはシャッ
ター30を薄肉化しても強度的に心配はない。この場合
もケース底壁4の外面に摺接する前記突部60を図19
に示すごとくシャッター30に設けてあり、この突部6
0が補強機能を十分に果たす。図21はシャッター30
の摺動ロック手段40の配設位置に変更を加えた例であ
り、これでは図1にも示すように摺動ロック手段40を
横向きに配設してある。このように横向きの配置とした
ときは、第1実施例で示した前後向きの配置形態に比べ
て、係合子43が係合孔45・46に嵌係合した状態に
おいてシャッター30を後方に動かす外力が加わったと
してもロック片42が変形して座屈することはない利点
を有する。これに関連するが、ロック片42が前後向き
に配置されている場合に、これの後端に係合子43が存
在する形態にすれば、不使用時におけるシャッター30
の開き方向への外力に対して、係合子43が引っ掛かり
状態に係合することになるので、ロック片42の座屈防
止に有効である。また、基本的には第1実施例と同様に
形態において摺動ロック手段40を左右の中央部に配設
してもよく、この場合は左右の係合片65・65による
ハブ3・3の回り止めが片利き状態になるのをよく防止
できることになる。更に、本体ケース1の左右の一側壁
7とこれに対向するシャッター30の側壁板32との間
に摺動ロック手段40を配設することも考えられる。図
22および図23はシャッター30の摺動ロック手段4
0を更に変形した例である。これでは、まず先端に係合
子43を有するロック片42をケース底壁4とは別体に
、例えば弾性を有するプラスチック材などで成形し、ケ
ース底壁4の内面にL字形の支持片79を一体に突設し
ておき、この支持片79にロック片42の基端部を前方
または横側方から差し込んで支持固定した。また、第1
実施例の前記孔41に代わる透孔80をケース底壁4に
明け、該透孔80を介して係合子43がシャッター30
側の第1係合孔45と第2係合孔46とに選択的に係合
するものとした。なお、図において符号81は支持片7
9に成形時にアンダーカットが生じないように設けた通
孔である。この場合、ロック片42の基端部の左右幅は
該通孔81の左右幅よりも大に設定してケース底壁4で
受け止め、係合子43が常に下向きに移動するようにば
ね性を確保してある。このようにロック片42は別体に
してもよい。更にこの例では係合子43が第1係合孔4
5に嵌係合している第1実施例で述べた状態において、
図24に示すごとくシャッター30に開き方向(矢印方
向)への力が加わったときは、係合子43側の受け面8
2が透孔80の開口端縁でも受け止められ、また25図
に示すごとく係合子43が第2係合孔46に嵌係合して
いる状態においてシャッター30に閉じ方向(矢印方向
)の力が加わったときは、係合子43側の別の受け面8
3が透孔80の対向する開口端縁で受け止められるもの
とし、以てロック片42が変形するのを有効に防止する
ものとしてある。図24はロック片から上向きに弾性舌
片88を片持ち連出し、この弾性舌片88の遊端側が前
記規制部材51の下面で受け止められるものとし、係合
子43がシャッター30側の係合孔45・46により確
実に嵌係合するようにしたものである。また、図25で
は係合子43の上面と規制部材51の下面との間に別体
のばね部材89、図では圧縮コイルばねを装着し、図2
4の例と同様の効果を狙っている。これらの図24およ
び図25の例において、ロック片42はケース底壁4と
一体でも別体のものでもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】内部の平面図である。
【図2】下方から見た全体の分解斜視図である。
【図3】内部構造を示す全体平面図である。
【図4】図3におけるA−A線断面図である。
【図5】図3におけるB−B線断面図である。
【図6】不使用状態のシャッターの摺動ロック手段の部
分拡大縦断側面図である。
【図7】使用状態のシャッターの摺動ロック手段の部分
拡大縦断側面図である。
【図8】使用状態での要部の縦断側面図である。
【図9】図8におけるC−C線断面図である。
【図10】使用状態におけるハブ回り止め手段の要部の
平面図である。
【図11】ハブにブレーキをかけた状態での部分拡大平
面図である。
【図12】ハブ回り止め手段の部分拡大斜視図である。
【図13】図12におけるD−D線断面図である。
【図14】シャッターへの装着状態を示す概略縦断正面
図である。
【図15】別実施例を示す全体の底面図である。
【図16】別実施例を示す全体の側面図である。
【図17】別実施例の概略縦断正面図である。
【図18】別実施例の側面図である。
【図19】別実施例の要部の縦断側面図である。
【図20】別実施例のシャッターの縦断正面図である。
【図21】図1におけるE−E線断面図である。
【図22】ロック片の不使用状態での部分拡大縦断側面
図である。
【図23】ロック片の使用状態での部分拡大縦断側面図
である。
【図24】摺動ロック手段の別実施例の部分拡大縦断側
面図である。
【図25】摺動ロック手段の別実施例の部分拡大縦断側
面図である。
【符号の説明】
1  本体ケース 4  本体ケースの底壁 10  前蓋 20  ポケット 30  シャッター 60  突部 g  隙間

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  本体ケース1の前面にテープローディ
    ング用のポケット20が凹設されており、本体ケース1
    の底壁4の外面に該ポケット20の開口下面が閉じるシ
    ャッター30が前後方向に進退摺動自在に装着されてお
    り、本体ケース1の底壁4とシャッター30との間に、
    少なくともシャッター30をこれがポケット20の開口
    下面を閉じる前方進出姿勢において摺動不能にロックす
    る摺動ロック手段40を備えているテープカートリッジ
    において、前記摺動ロック手段40として、本体ケース
    1の底壁4側にロック片42を設け、シャッター30側
    に係合孔45を設けてあり、本体ケース1の底壁4に左
    右横方向に沿う孔41を内外貫通状に設け、左右横長で
    前後小幅としたロック片42を該孔41に臨ませて該ロ
    ック片42の左右の一方の基端側を前記底壁4に片持ち
    状に支持してあり、シャッター30には、これの前端寄
    り部から前端縁にわたって前後向きの案内溝44を下面
    に形成し、この案内溝44上に前記係合孔45を内外貫
    通状に設けてあり、前記ロック片42の左右の他方の遊
    端側に、前記係合孔45に係脱自在に係合して前記案内
    溝44内に臨む係合子43を下向きに設けてあることを
    特徴とするテープカートリッジ。
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