JPH04356467A - 2,5−ジ置換ピリミジン誘導体 - Google Patents

2,5−ジ置換ピリミジン誘導体

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JPH04356467A
JPH04356467A JP3129422A JP12942291A JPH04356467A JP H04356467 A JPH04356467 A JP H04356467A JP 3129422 A JP3129422 A JP 3129422A JP 12942291 A JP12942291 A JP 12942291A JP H04356467 A JPH04356467 A JP H04356467A
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JP
Japan
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liquid crystal
compound
formula
trans
compound shown
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Pending
Application number
JP3129422A
Other languages
English (en)
Inventor
Masashi Osawa
大沢 政志
Sadao Takehara
貞夫 竹原
Haruyoshi Takatsu
晴義 高津
Kiyobumi Takeuchi
清文 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DIC Corp
Original Assignee
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電気光学的表示材料とし
て有用な、新規ピリミジン系液晶化合物に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示セルの代表的なものにエム・シ
ャット(M.Schadt)等〔APPLIED PH
SICS LETTERS 18, 127〜128 
(1971)〕によって提案された電界効果型セル(フ
ィールド・エフェクト・モード・セル)またはジー・エ
イチ・ハイルマイヤー(G.H.Heilmeier)
等〔PROCEEDING OF THE I.E.E
.E. 56 1162〜1171 (1968)〕に
よって提案された動的光散乱型セル(ダイナミック・ス
キャッタリング・モード・セル)又はジー・エイチ・ハ
イルマイヤー(G.H.Heilmeier)等〔AP
PLIED PHYSICS LETTERS 13,
 91 (1968)〕あるいはディー・エル・ホワイ
ト(D.L.White)等〔JOURNAL OF 
APPLIED PHYSICS 45,4718 (
1974)〕によって提案されたゲスト・ホスト型セル
などがある。
【0003】これらの液晶表示セルには種々の特性が要
求されているが、広い温度範囲で駆動可能なことと、し
きい値電圧が低いことは、特に重要な要求特性である。 液晶組成物のネマチック相−等方性液体相転移温度(以
下、N−I点という。)を上昇させ、同時にしきい値電
圧をあまり上昇させない化合物は、車載用液晶表示セル
や液晶テレビ等の液晶セルに有用な液晶材料である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】現在、液晶組成物のN
−I点を上昇させる目的で用いられている優れた化合物
としては、式(a)
【0005】
【化2】
【0006】の化合物が知られている。しかしながら、
上記の式(a)の化合物は、液晶組成物のN−I点を上
昇させることができるものの、同時にしきい値電圧も上
昇させてしまうという問題点を有していた。
【0007】本発明が解決しようとする課題は、現在、
ネマチック液晶材料として汎用されている母体液晶に添
加した場合、母体液晶のN−I点を上昇させ、且つしき
い値電圧を上昇させない化合物を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、一般式(I)
【0009】
【化3】
【0010】(式中、R1は炭素原子数1〜5の直鎖状
アルキル基を表わすが、特にメチル基が好ましく、R2
は炭素原子数1〜7の直鎖状アルキル基を表わすが、特
にエチル基、プロピル基又はブチル基が好ましく、nは
2〜7の整数を表わすが、特に2〜4の整数が好ましく
、シクロヘキサン環はトランス配置を表わす。)で表わ
される化合物を提供する。
【0011】本発明に係わる一般式(I)で表わされる
化合物は、例えば、次の製造方法に従って製造すること
ができる。
【0012】
【化4】
【0013】(上記(II)〜(VII)の各式中で、
R1は炭素原子数1〜5の直鎖状アルキル基を表わし、
R2は炭素原子数1〜7の直鎖状アルキル基を表わし、
nは2〜7の整数を表わし、シクロヘキサン環はトラン
ス配置を表わす。) 第1段階:一般式(II)で表わされる化合物をエーテ
ル中、エタノールと塩化水素と反応させ、一般式(II
I)で表わされる化合物を製造する。 第2段階:一般式(III)で表わされる化合物をエタ
ノール中、アンモニアと反応させ、一般式(IV)で表
わされる化合物を製造する。 第3段階:一般式(IV)で表わされる化合物と一般式
(V)で表わされる化合物をエタノール中、ナトリウム
エトキシド等の強塩基で処理し、一般式(VI)で表わ
される化合物を製造する。 第4段階:一般式(VI)で表わされる化合物をオキシ
塩化リン等の塩素化剤で処理することにより、一般式(
VII)で表わされる化合物を製造する。 第5段階:一般式(VII)で表わされる化合物を溶媒
中、パラジウムカーボン等の触媒を用いて接触還元し、
本発明に係わる一般式(I)で表わされる化合物を製造
する。
【0014】斯くして製造された一般式(I)で表わさ
れる化合物の代表的なものの相転移温度を第1表に掲げ
る。
【0015】
【表1】
【0016】(表中、Cは結晶相、Nはネマチック相、
Iは等方性液体相をそれぞれ表わす。)本発明に係わる
一般式(I)で表わされる化合物は、例えば、正又は負
の誘電率異方性を有する他のネマチック液晶化合物との
混合物の状態で電界効果型表示セルの材料として使用す
ることができる。
【0017】このように、一般式(I)で表わされる化
合物と混合して使用することのできる好ましいものの代
表例としては、例えば、4−置換安息香酸4−置換フェ
ニルエステル、4−置換シクロヘキサンカルボン酸4−
置換フェニルエステル、4−置換シクロヘキサンカルボ
ン酸4′−置換ビフェニルエステル、4−(4−置換シ
クロヘキサンカルボニルオキシ)安息香酸4−置換フェ
ニルエステル、4−(4−置換シクロヘキシル)安息香
酸4−置換フェニルエステル、4−(4−置換シクロヘ
キシル)安息香酸4−置換シクロヘキシルエステル、4
,4’−置換ビフェニル、1−(4−置換フェニル)4
−置換シクロヘキサン、4,4”−置換ターフェニル、
1−(4’−置換ビフェニリル)4−置換シクロヘキサ
ン、2−(4−置換フェニル)5−置換ピリミジンなど
を挙げることができる。
【0018】下記第2表は、ネマチック液晶材料として
現在汎用されている母体液晶(A)80重量%及び第1
表に示した一般式(I)で表わされるNo.1の化合物
20重量%から成る混合液晶について測定したN−I点
と20℃におけるしきい値電圧を掲示し、比較のために
母体液晶80重量%及び式(a)の公知化合物20重量
%から成る混合液晶、また、母体液晶(A)についても
同様に測定したN−I点としきい値電圧を掲示したもの
である。
【0019】尚、母体液晶(A)は、
【0020】
【化5】
【0021】から成るものである。
【0022】
【表2】
【0023】上記第2表から、一般式(I)で表わされ
る化合物は、母体液晶(A)のN−I点を上昇させ、且
つ式(a)の化合物に比べしきい値電圧を上昇させない
ことが理解できる。
【0024】
【実施例】以下に本発明の実施例を示し、本発明を更に
説明する。しかしながら、本発明はこれらの実施例に限
定されるものではない。
【0025】(実施例1)  2−[4−(トランス−
4−プロピルシクロヘキシル)フェニル]−5−(3−
メトキシプロピル)ピリミジン(第1表中のNo.1の
化合物)の合成 (1−a)  4−(トランス−4−プロピルシクロヘ
キシル)ベンズイミド酸エチル塩酸塩の合成4−(トラ
ンス−4−プロピルシクロヘキシル)ベンゾニトリル2
5.0g(111ミリモル)及びエタノール6.1gを
、エーテル125mlに溶解し、氷冷下、塩化水素ガス
を飽和させた。この混合物を室温で2日間攪拌した後、
溶媒を減圧下で留去し、得られた残渣にエーテル300
mlを加え、析出した結晶を濾取し、これを真空乾燥さ
せて表記化合物15.0g(49ミリモル)を得た。
【0026】(1−b)  4−(トランス−4−プロ
ピルシクロヘキシル)ベンズアミジン塩酸塩の合成実施
例(1−a)で得られた4−(トランス−4−プロピル
シクロヘキシル)ベンズイミド酸エチル塩酸塩15.0
g(49ミリモル)をエタノール150mlに溶解し、
氷冷下、アンモニアガスを飽和させた。この混合物を室
温で2日間攪拌した後、溶媒を減圧下で留去し、得られ
た残渣にエーテル300mlを加え、析出した結晶を濾
取し、これを真空乾燥させて表記化合物12.7g(4
6ミリモル)を得た。
【0027】(1−c)  2−[4−(トランス−4
−プロピルシクロヘキシル)フェニル]−5−(3−メ
トキシプロピル)−4,6−ジヒドロキシピリミジンの
合成 エタノール70ml及びナトリウム1.6gから調製し
たナトリウムエトキシド溶液に、2−(3−メトキシプ
ロピル)マロン酸ジエチル5.0g(22ミリモル)及
び実施例(1−b)で得られた4−(トランス−4−プ
ロピルシクロヘキシル)ベンズアミジン塩酸塩6.0g
(22ミリモル)を加え、13時間加熱還流させた。反
応終了後、室温まで放冷し、反応混合液のpHが1にな
るまで濃塩酸を加え、更に水200mlを加え、析出し
た結晶を濾取し、これを真空乾燥させて表記化合物6.
7g(18ミリモル)を得た。
【0028】(1−d)  2−[4−(トランス−4
−プロピルシクロヘキシル)フェニル]−5−(3−メ
トキシプロピル)−4,6−ジクロロピリミジンの合成
オキシ塩化リン25mlにN,N−ジメチルアニリン4
.7gを滴下した後、実施例(1−c)で得られた2−
[4−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)フェ
ニル]−5−(3−メトキシプロピル)−4,6−ジヒ
ドロキシピリミジン6.7g(18ミリモル)を加え、
90℃で18時間反応させた。反応終了後、減圧下でオ
キシ塩化リンを留去し、得られた残渣を水300mlに
加え、析出した結晶を濾取し、これを真空乾燥させた後
、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ト
ルエン)を用いて精製して表記化合物3.7g(9ミリ
モル)を得た。
【0029】(1−e)  2−[4−(トランス−4
−プロピルシクロヘキシル)フェニル]−5−(3−メ
トキシプロピル)ピリミジン(第1表中のNo.1の化
合物)の合成
【0030】
【化6】
【0031】実施例(1−d)で得られた2−[4−(
トランス−4−プロピルシクロヘキシル)フェニル]−
5−(3−メトキシプロピル)−4,6−ジクロロピリ
ミジン3.7g(9ミリモル)を酢酸エチル50mlに
溶解し、この溶液に5%パラジウムカーボン0.4g、
酸化マグネシウム2.0g及び水5mlを加え、この混
合物に水素ガスを導入し、常温常圧下で2日間反応させ
た。反応終了後、反応混合液を濾過し、濾液から溶媒を
留去した後、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=5/1
)を用いて精製し、更にエタノールから再結晶させて表
記化合物2.4g(7ミリモル)を得た。
【0032】(実施例2)  液晶組成物の調製
【00
33】
【化7】
【0034】から成る母体液晶(A)を調製し、N−I
点及び20℃におけるしきい値電圧を測定したところ、
以下の通りであった。 N−I点                     
   55℃しきい値電圧(20℃)      1.
60Vこの母体液晶(A)80重量%及び実施例(1−
e)で得られた式
【0035】
【化8】
【0036】の化合物20重量%から成る混合液晶を調
製し、前述と同様にN−I点及びしきい値電圧を測定し
たところ、以下の通りであった。 N−I点                     
   77℃しきい値電圧(20℃)      1.
79Vまた、比較のため母体液晶(A)80重量%及び
式(a)
【0037】
【化9】
【0038】の化合物20重量%から成る混合液晶を調
製し、同様にしてN−I点及びしきい値電圧を測定した
ところ、以下の通りであった。 N−I点                     
   75℃しきい値電圧(20℃)      2.
11V以上の結果から  本発明に係わる一般式(I)
で表わされる化合物は、ネマチック液晶材料として現在
汎用されている母体液晶に添加した場合に、母体液晶の
N−I点を上昇させ、且つ、しきい値電圧を上昇させな
いことが理解できる。
【0039】
【発明の効果】本発明の一般式(I)で表わされる化合
物は、現在ネマチック液晶として汎用されている母体液
晶との相溶性に優れており、この一般式(I)で表わさ
れる化合物を母体液晶に添加することによって、N−I
点が高く、且つ、しきい値電圧が低いネマチック液晶組
成物を作製することができる。
【0040】従って、広い温度範囲で駆動可能なことが
要求される車載用、テレビ、ワープロ等の液晶表示セル
の材料として有用である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  一般式(I) 【化1】 (式中、R1は炭素原子数1〜5の直鎖状アルキル基を
    表わし、R2は炭素原子数1〜7の直鎖状アルキル基を
    表わし、nは2〜7の整数を表わし、シクロヘキサン環
    はトランス配置を表わす。)で表わされる化合物。
  2. 【請求項2】  請求項1記載の化合物を含有する液晶
    組成物。
JP3129422A 1991-05-31 1991-05-31 2,5−ジ置換ピリミジン誘導体 Pending JPH04356467A (ja)

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