JPH0435541Y2 - - Google Patents

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JPH0435541Y2
JPH0435541Y2 JP1985148046U JP14804685U JPH0435541Y2 JP H0435541 Y2 JPH0435541 Y2 JP H0435541Y2 JP 1985148046 U JP1985148046 U JP 1985148046U JP 14804685 U JP14804685 U JP 14804685U JP H0435541 Y2 JPH0435541 Y2 JP H0435541Y2
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JP
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turbine
nozzle
tongue
nozzle tongue
turbine housing
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JP1985148046U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は内燃機関に設けられるターボチヤージ
ヤに関し、特にタービンハウジングの構造に関す
る。
〔従来の技術および問題点〕
ターボチヤージヤのタービンハウジングスクロ
ール部には、排ガス入口部からスクロール部内に
流入した排気ガスをタービンブレードに導くため
のノズルタングが設けられる(実開昭58−100223
号公報に開示されている)。このノズルタングは
薄板状を有するが、タービンハウジングのノズル
タングが連結される部分は厚肉構造であるため、
ノズルタングとタービンハウジングの熱容量差が
大きく、したがつノズルタングに大きな熱応力が
発生しやすい。すなわち、エンジン始動直後、ノ
ズルタングはタービンハウジングよりも熱膨張し
やすいために圧縮応力が発生し、逆にエンジン停
止直後、ノズルタングはタービンハウジングより
も収縮しやすいために引張応力が発生して、亀裂
が生じるおそれがあり、ノズルタングの耐久性が
充分でないという問題があつた。
一方、実開昭58−172001号公報には、タービン
ブレードを囲繞して形成されると共にタービンブ
レードに排気ガスを導くスクロール部を有し、こ
のスクロール部内に、排ガス入口部からタービン
ブレードの外周縁に向かつて排気ガスを案内する
ノズルタングが形成されたターボチヤージヤのタ
ービンハウジングであつて、ノズルタングの幅方
向の両端は各連結部でタービンハウジングに夫々
連結せしめられ、一方の連結部近傍に溝が形成さ
れたターボチヤージヤのタービンハウジングが開
示されている。
このタービンハウジングでは、溝はその深さ方
向がノズルタングの幅方向と同一方向となるよう
に形成されており、このため溝はノズルタングの
幅方向の延長線と交差しない。
従つて、このような溝を形成しても、タービン
ハウジングはノズルタングの幅方向には剛性が低
下しないために、加熱および冷却によつてノズル
タングがその幅方向に伸張および収縮しようとし
てもタービンハウジングはほとんど撓まない。こ
のため、前述と同様に、圧縮応力および引張応力
が発生して、亀裂が生じるおそれがあり、ノズル
タングの耐久性が充分でないという問題を生ず
る。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題点を解決するため本考案によれば、ロ
ータ軸の端部に固定されたタービンブレードを収
容し、このタービンブレードを囲繞して形成され
ると共にタービンブレードに排気ガスを導くスク
ロール部を有し、このスクロール部内に、排ガス
入口部からタービンブレードの外周縁に向つて排
気ガスを案内するためスクロール部のほぼ周方向
に延びるノズルタングが形成されたターボチヤー
ジヤのタービンハウジングであつて、ノズルタン
グの幅方向の両端は各連結部でタービンハウジン
グに夫々連結せしめられ、連結部のうち少なくと
もいずれか一方の連結部近傍にノズルタングに沿
つてスクロール部のほぼ周方向に延びる溝を形成
するとともに、この溝をノズルタングの幅方向の
延長線と交差せしめるように形成している。
〔実施例〕
以下図示実施例により本考案を説明する。
第1図において、タービンハウジング11はベ
アリングハウジング12に固定され、タービンブ
レード13はベアリングハウジング12内に回転
自在に支持されたロータ軸14の端部に固定され
るとともにタービンハウジング11内に収容され
る。タービンハウジング11のタービンブレード
13の周囲には、このタービンブレード13に排
気ガスを導くためのスクロール部15がタービン
ブレード13を囲繞して形成される。スクロール
部15は、第2図に示すように排ガス入口部16
からタービンブレード13の中心へ向かう渦巻き
状を有し、排ガス入口部16とタービンブレード
13との間に設けられた壁部17の端部には、排
ガス入口部16からタービンブレード17の外周
縁に向つて排気ガスを案内するためスクロール部
15のほぼ周方向に延びる薄板状のノズルタング
18が形成される。ノズルタング18の幅方向の
両端は各連結部18−1および18−2でタービ
ンハウジング11に夫々連結される。
なお、環状のバツクプレート19は、その内周
部がベアリングハウジング12の内周端部に固定
され、また外周部がベアリングハウジング12と
タービンハウジング11とに挾持されており、排
ガス通路を構成するとともにタービンハウジング
11内の熱がベアリングハウジング12側へ伝導
するのを防止する。
タービンハウジング11のベアリングハウジン
グ12側の壁部21には、ロータ軸14を囲繞す
る壁面22で、ノズルタング18の連結部18−
1近傍にノズルタング18に沿つてスクロール部
15のほぼ周方向に延びる溝23が刻設される。
本実施例において溝23はノズルタング18に近
傍する部分のみに形成されるが、壁面22の全周
にわたつて環状に形成されてもよく、また他端連
結部18−2近傍に設けてもよい。溝23は断面
U字状を有する。溝23の深さ方向は、第1図に
示されるように、ノズルタング18の幅方向の延
長線と垂直方向とされ、溝23の底部24は第1
図においてノズルタング18の上面に対応する位
置近くまで延びている。従つて、溝23はノズル
タング18の幅方向の延長線と交差している。こ
のため、連結部18−1側のタービンハウジング
11のノズルタング18の幅方向の剛性が低下し
撓み易くなる。
したがつて、エンジンが始動されてタービンハ
ウジング11の温度が上昇しつつある時、ノズル
タング18が先に熱膨張するが、溝23が形成さ
れているために、タービンハウジング11のノズ
ルタング18近傍の剛性が低下してノズルタング
18の熱膨張に対する拘束力が小さくなつてお
り、タービンハウジング11は若干撓む。したが
つて、ノズルタング18には大きな圧縮応力が発
生することはない。同様に、タービンハウジング
11が冷却されつつある時、ノズルタング18が
先に収縮するが、このノズルタング18に大きな
引張応力が発生することはない。
〔考案の効果〕
以上のように本考案にれば、ノズルタングに大
きな熱応力が発生するおそれがなくなり、ノズル
タングの耐久性を向上させることができる。した
がつて、ノズルタングの耐久性向上のためにノズ
ルタングの材質を変更したり特別な構造のものに
する必要がなく、ターボチヤージヤのコストを低
く抑えることができる。また、ノズルタングの熱
応力の発生を防止するために暖機あるいは冷却方
法を変えること(例えば長時間の暖機運転やホト
ツソーク運転)が不要であり、従来の運転のまま
ノズルタングの耐久性を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す部分断面図、
第2図は第1図の−線に沿う断面図である。 11……タービンハウジング、13……タービ
ンブレード、14……ロータ軸、15……スクロ
ール部、16……排ガス入口部、18……ノズル
タング、22……壁面、23……溝、24……底
部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ロータ軸の端部に固定されたタービンブレード
    を収容し、このタービンブレードを囲繞して形成
    されると共に上記タービンブレードに排気ガスを
    導くスクロール部を有し、このスクロール部内
    に、排ガス入口部から上記タービンブレードの外
    周縁に向つて排気ガスを案内するため上記スクロ
    ール部のほぼ周方向に延びるノズルタングが形成
    されたターボチヤージヤのタービンハウジングで
    あつて、上記ノズルタングの幅方向の両端は各連
    結部で上記タービンハウジングに夫々連結せしめ
    られ、上記連結部のうち少なくともいずれか一方
    の連結部近傍に上記ノズルタングに沿つて上記ス
    クロール部のほぼ周方向に延びる溝を形成すると
    ともに、該溝を上記ノズルタングの幅方向の延長
    線と交差せしめるように形成したことを特徴とす
    るターボチヤージヤのタービンハウジング。
JP1985148046U 1985-09-30 1985-09-30 Expired JPH0435541Y2 (ja)

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JPS6257736U JPS6257736U (ja) 1987-04-10
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ID=31061959

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WO2013133312A1 (ja) * 2012-03-09 2013-09-12 株式会社Ihi タービンハウジング及び過給機

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