JPH04355098A - 玄関照明機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は建築物の玄関部を照ら
すための玄関照明機構に関する。

【０００２】

【従来の技術】住居等の建築物の玄関部においては、来
訪者の便宜のため又は玄関の出入の安全や防犯のために
特公昭５４−２５３２５号公報に示されているような玄
関部分を照明するための玄関照明機構が設置されている
。

【０００３】このような玄関照明機構では玄関のドア近
傍位置に玄関灯を接続し、この玄関灯の点灯によってそ
の照明が行われている。しかし、夜間においてこの玄関
灯を常に全点灯状態としておくことは省エネルギーの観
点から好ましくなく、玄関領域に人が存在しない場合に
は消費電力低減のためその点灯状態を照度の低い半点灯
状態とすることが望ましい。

【０００４】このために玄関部に人が存在するか否かを
検知するための照明センサが設置されており、例えば単
体の照明センサを独立させて照明器具の近傍位置に取付
けたり、あるいはその照明センサを照明器具と一体に形
成したものが知られている。そして、この照明センサに
より玄関部における人の存否を検知し、これに対応して
人が存在するときにはより明るい全点灯状態とし、人が
存在しない場合には半点灯状態とする制御が行われてい
る。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような照明センサを独立して照明器具の近くに取付ける
ことはその照明センサ自体が目立ってしまい、玄関回り
の美観を損ねという問題がある。

【０００６】また、照明器具自体に照明センサを設ける
場合にはその照明センサは目立たないが照明器具自体の
デザインの自由度が低下する。従って、照明器具そのも
ののデザイン性の向上を図ることが困難となり、結果と
して玄関回りの美観を阻害するというおそれがある。こ
のため、上記照明センサを目立たずかつ有効に機能する
ように取付けるということが課題となっていた。

【０００７】この発明は、上記課題に鑑みなされたもの
であり、その目的は玄関に人が存在するか否かを検知す
るための照明センサを目立たずかつ新な部材を取付ける
ことなく設置し、玄関等の照度の調整を的確に行うよう
にした玄関照明機構を提供することにある。

【０００８】

【課題を解決するための手段】すなわち請求項１に係る
発明は、建築物の玄関部を照らすための玄関照明機構を
前提とし、玄関の所定領域を照らす照度調整可能な玄関
灯と、玄関正面部に取付けられた玄関ドアホンに設けら
れ玄関の所定領域での人の存在の有無を検知するセンサ
と、このセンサからの上記検知信号を受け上記玄関灯の
照度を照度の高い全点灯またはそれよりも照度の低い半
点灯の少なくとも２種類の照度に切り換える調光回路と
を備え、玄関領域に人が存在するときには照度を高くし
、存在しないときには照度を低くするようにしたことを
特徴とするものである。

【０００９】このような技術的手段において玄関ドアホ
ンへの照明センサの取付けは、玄関ドアホンの前方の人
を検知することができるものであれば種々の取付け方が
可能であり、例えば、玄関ドアホンの正面部や、ややテ
ーパを付けた底面部等に設置することが可能である。

【００１０】請求項２に係る発明はこの様な技術的背景
から構成されており、請求項１に係る発明を前提とし、
上記センサが玄関ドアホンの底部に設けられていること
を特徴とするものである。

【００１１】また、取付けられる玄関ドアホンの構成は
特に限定されるものではなく、単に音声通話のみの玄関
ドアホンや、カメラを内蔵し玄関前に存在する人の映像
を建築物内で確認することができるようにしたドアホン
等種々のものに取付け可能である。

【００１２】尚、玄関ドアホンは、通常玄関の前面壁に
取付けられ来訪者側に対向するように設置されるので、
この玄関ドアホンにその来訪者を検知できるように照明
センサを取付けることは比較的容易に行うことができる
。

【００１３】

【作用】このような技術的手段によれば、玄関の所定領
域に人が存在するか否かを検知する照明センサを玄関ド
アホンに取付けたので、その照明センサを独立して取付
けた場合よりもそのセンサ自体が目立たずその取付け部
の美観を損ねるおそれがない。更に、照明器具である玄
関灯もそのセンサの内蔵を行う必要がないのでそのデザ
インの自由度が向上し、より美観を向上させることがで
きる。また、玄関ドアホン自体にはスイッチボタン等の
種々の部材が取付けられるので、照明センサの取付けが
特にそのデザイン性を低下させることもない。

【００１４】この結果、何ら新しい部材を設けることな
く、通常設置される玄関ドアホンに照明センサを取付け
ることによって、人の存否に的確に対応した玄関灯の照
度の調整を行うことができ、かつ、玄関回りの美観をよ
り向上させることが可能となる。

【００１５】

【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。

【００１６】図１はこの発明に係る室内照明機構の全体
構成を示すブロック図である。

【００１７】図において玄関前における来訪者の存在の
有無を検知する照明センサ１０はドアホン１２内に取付
けられている。

【００１８】一方、玄関灯１４は電源部１６からの電力
供給によって照明作用を行うが、この電源部１６への接
続は調光回路１８を介して行われている。

【００１９】この調光回路１８は、抵抗値の小さい抵抗
Ｒ１及びより抵抗値の大きい抵抗Ｒ２を切換可能に有し
ている。そして、この調光回路１８には照明センサ１０
が接続されその照明センサ１０による来訪者の検知結果
信号が供給されるように構成されている。

【００２０】次に、図２は照明センサ１０の玄関ドアホ
ン１２への取付け状態を示す説明図であり、同図（Ａ）
は通常の音声通話のみの玄関ドアホン１２−１に取付け
た例、同図（Ｂ）はカメラ内蔵型玄関ドアホン１２−２
に取付けた例がそれぞれ示されている。

【００２１】双方共に照明センサ１０は、玄関ドアホン
１２−１、１２−２の底部に取付けられている。この底
部１２ａは、ややテーパを付けた傾斜面として形成され
ており、玄関ドアホン１２の前方に存在する人を検知す
ることができる角度に設置されている。

【００２２】尚、この照明センサ１０は赤外線センサ等
の公知の光学的なセンサによって容易に構成することが
可能である。

【００２３】このように、本実施例では玄関ドアホン１
２に照明センサ１０を取付けたので照明センサ１０を独
立して設置する必要もなく、また、玄関灯自体に照明セ
ンサ１０を設置する必要もないので取付け部の美観を損
ねることがない。従って、玄関灯自体にもその照明セン
サ１０の取付けによる不自然なデザイン部分を生じさせ
るおそれがなくそのデザイン性の向上を図ることができ
る。

【００２４】また、本実施例では、玄関ドアホン１２−
１、１２−２のそれぞれの底面部１２ａに照明センサ１
０を取付けたので、照明センサ１０は目立たずかつ玄関
ドアホン１２自体の美観への影響は少ない。特に、玄関
ドアホン１２は玄関灯１４とは異なりスイッチボタン２
０やカメラレンズ２２等がその正面側に設置されるので
、照明センサ１０が正面側に露出していても玄関ドアホ
ン１２の全体の美観を損ねるおそれは極めて小さいもの
である。

【００２５】次に、図３に基づいて本実施例による玄関
灯１４の照度調整機構について説明する。

【００２６】まず、玄関のドア２４の前方側所定領域に
来訪者が存在しない場合、照明センサ１０は人を検知せ
ず人の不存在を示す信号を調光回路１８に送る。この場
合、玄関前を高い照度にて照す必要はないので、調光回
路１８では抵抗値の高い抵抗Ｒ２に電源ランイを接続し
、玄関灯１４を半点灯状態にて照明するように調整する
。

【００２７】そして、ドア２４の前方領域に来訪者Ｘが
存在する場合、照明センサ１０はこれを検知し人体検知
信号を調光回路１８に供給する。このとき調光回路１８
は玄関前をより照度を上げて照すように抵抗をより小さ
い抵抗値の抵抗Ｒ１に切り換える。これによって、玄関
灯１４は全点灯状態で照明を行う。

【００２８】これにより、例えば図２（Ｂ）に示したよ
うなカメラレンズ付き玄関ドアホンの場合、玄関前に存
在する来訪者Ｘが玄関灯１４の高い照度によって照明さ
れるのでその顔や姿等をより明確に室内映像で確認する
ことが可能となる。

【００２９】尚、上記電源部１６のオンオフは、手動操
作あるいはタイマー操作、更に、外部の明るさにより自
動的にオンオフされるように構成する等種々の構成が可
能である。

【００３０】尚、本発明はこれ等各実施例の構成に限定
されるものではなく、その要旨の範囲内で種々の変形が
可能である。例えば、照明センサ１０の取付けは玄関ド
アホン１２の底面部１２ａではなく玄関ドアホンの正面
部に取付けることも可能である。また、調光回路１８に
おける照度の切換は全点灯と半点灯の二段階に限られる
ものではなく、三段階以上の切換にすることも可能であ
る。

【００３１】

【発明の効果】以上説明したように請求項１〜２に係る
発明によれば、玄関前の所定領域における人の存在の有
無に対応して玄関灯の照度の切換を有効に行うことがで
きるだけでなく、人の存在の有無の検知を行うセンサの
取付けを玄関回りの部材の増加を伴うことなく目立たな
いように行うことができ、そのセンサ取付け部及び玄関
灯自体のデザイン性を向上することができ、これにより
玄関回り全体の美観の向上が可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】実施例の全体構成を示すブロック図である。

【図２】（Ａ）及び（Ｂ）は実施例に係る照明センサの
玄関ドアホンへの取付け状態を示す説明図である。

【図３】実施例の照度調整動作を示す説明図である。

【符号の説明】

１０　　照明センサ １２　　玄関ドアホン １４　　玄関灯 １６　　電源部 １８　　調光回路

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】建築物の玄関部を照らすための玄関照明機
   構において、玄関の所定領域を照らす照度調整可能な玄
   関灯と、玄関正面部に取付けられた玄関ドアホンに設け
   られ玄関の所定領域での人の存在の有無を検知するセン
   サと、このセンサからの上記検知信号を受け上記玄関灯
   の照度を照度の高い全点灯またはそれよりも照度の低い
   半点灯の少なくとも２種類の照度に切り換える調光回路
   とを備え、玄関領域に人が存在するときには照度を高く
   し、存在しないときには照度を低くするようにしたこと
   を特徴とする玄関照明機構。
2. 【請求項２】上記センサが玄関ドアホンの底部に設けら
   れていることを特徴とする請求項１記載の玄関照明機構
   。