JPH04354681A - 作業用ロボット - Google Patents

作業用ロボット

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JPH04354681A
JPH04354681A JP12395191A JP12395191A JPH04354681A JP H04354681 A JPH04354681 A JP H04354681A JP 12395191 A JP12395191 A JP 12395191A JP 12395191 A JP12395191 A JP 12395191A JP H04354681 A JPH04354681 A JP H04354681A
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JP
Japan
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working
work
manipulator
unit
tip
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Application number
JP12395191A
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English (en)
Inventor
Makoto Jinno
野 誠 神
Nobuhito Matsuhira
松日楽 信 人
Takafumi Matsumaru
松 丸 隆 文
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Japan Airlines Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Japan Airlines Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、作業用ロボットに係り
、特に、マニピュレータの先端部に取り付けられた作業
用ユニットを備えた作業用ロボットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、マニピュレータの先端に例えば研
磨用ユニットや清掃用ユニット等の作業用ユニットを有
しこの作業用ユニットを作業対象面に押し付けながら作
業する作業用ロボットが知られている。
【0003】このような作業用ロボットを用いて任意の
平面や曲面を清掃や塗装等の作業を行う場合、5自由度
または6自由度の自由度を有するマニピュレータが用い
られていた。これらのマニピュレータは、2乃至3軸の
多関節形、直交座標形、円筒座標形、あるいは円筒座標
形である基本構成と、2乃至3軸の姿勢軸とを有するも
のである。そしてマニピュレータの先端に作業用ユニッ
トが取り付けられている。また、作業用ユニットが作業
面を押し付ける強さを制御するために、作業用ユニット
が作業面を押す力を測定する力センサが必要に応じて設
けられている。
【0004】図21に壁などの作業面を清掃する従来の
作業用ロボットを示す。
【0005】図21において、マニピュレータ200は
、3個の関節軸R1、R2、R3と2個の姿勢軸R4、
R5とを有する5自由度の多関節形マニピュレータであ
る。マニピュレータ200の先端の近傍には、姿勢軸R
4、R5を駆動するためのモータ202が取り付けられ
ている。また、マニピュレータ200の先端には回転軸
204が取り付けられており、この回転軸には作業面2
05に接触する作業部であるブラシ201が固着されて
いる。ブラシ201は、マニピュレータ200のアーム
208、209の作動によって作業面205の所定の位
置に導かれる。またブラシ201の姿勢は、姿勢軸R4
、R5の制御によって作業面205を鉛直に押し付ける
ように制御される。そして、ブラシ201は、回転軸2
04の回りに回転させられながら清掃作業を行う。 なお、マニピュレータ1の基部206はベース207に
固定されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のような作業用ロ
ボットを用いて清掃用ユニットや塗装用ユニット等の作
業用ユニットを任意の平面や曲面に押し付けながら作業
する場合、作業用ユニットの作業部は作業面の法線方向
に対して一定の方向から一定の力で押し付けられて作業
面に接触することが作業効率上望ましい。このために、
従来の作業用ロボットのマニピュレータは、多くの自由
度を必要とし、5乃至6の自由度を有するものが通例で
あった。この場合、2乃至3軸の姿勢軸の重量を支持す
るために基本構成の2乃至3軸の重量も大きくなり、マ
ニピュレータやその制御部が複雑化して大型になるとい
う問題があった。
【0007】また、作業部を作業面の法線方向に対して
一定の方向から一定の力で押し付けようとする場合、作
業面の形状が知られているときには、作業面の形状を予
め教示することが考えられる。しかしこの作業には多大
な労力を要するという問題があった。
【0008】また、作業面の形状が予め知られていない
ときには、5乃至6軸の各軸に力センサやトルクセンサ
を装備させて作業面の形状を推測することが考えられる
。しかし、このためには高価なセンサと高度な制御技術
が必要であるという問題があった。
【0009】さらに、図22に示すように、3個の関節
軸R1、R2、R3を有する基本構成の先端に、2個の
姿勢軸R4、R5を介して作業用ユニット301が取り
付けられ、作業用ユニット301の先端にあるブラシ3
02が作業面303に押し付けられながら作業が行われ
る場合にも次のような問題があった。
【0010】すなわち図22において、作業用ユニット
301のブラシ302は作業面303に対して常に一定
の姿勢を保つように制御される。この場合、ブラシ30
2の姿勢を一定に保った状態で長いストロークを移動さ
せるとき、姿勢軸の動作方向が不定の状態という特異姿
勢になることがある。例えば図22の位置(A)から位
置(B)を経て位置(C)へ連続作業する場合に途中で
特異姿勢を通過することがある。姿勢軸が特異姿勢にな
ると、姿勢軸が急激に動作したりして姿勢を一定に保つ
ことができなくなり、スムーズな作業ができなくなって
しまう。そして、作業面303がガラスなどの場合には
、作業面303を破損してしまうという問題があった。 一方、姿勢軸が特異姿勢を通過することを避けるために
自由度の大きいマニピュレータを用いることも考えられ
るが、制御のための計算が非常に複雑になるという問題
があった。従って、通常のマニピュレータでは作業面3
03に対して作業用ユニット301の姿勢を一定に保っ
てスムーズに作業をすることは不可能であった。
【0011】また、図23(a)、(b)に示すように
、作業面303にコーナ部304がある場合には、作業
を一時中断し作業面303の傾きにあわせて姿勢軸の姿
勢をとりなおさなければならなかった。そのために、コ
ーナ部304を含めた作業面303で連続的かつスムー
ズに作業をできないという問題があった。さらに、鋭角
のコーナ部がある場合には、作業用ユニット301や姿
勢軸が障害となって作業できないという問題があった。
【0012】そこで本発明の目的は、上記従来技術が有
する問題を解消し、5乃至6軸のマニピュレータの代わ
りに2乃至4軸のマニピュレータを用い、作業部を作業
面に所定の姿勢で押し付けながら安定に作業をすること
のできる作業用ロボットを提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、2乃至4軸構成のマニピュレータと、作
業面に回転自在に面接触する作業部を有する作業用ユニ
ットと、前記マニピュレータと前記作業用ユニットを連
結するとともに任意の2軸に対して回転する自在継手と
を備えたことを特徴とする作業用ロボットである。
【0014】また、本発明は、2乃至4軸構成のマニピ
ュレータと、このマニピュレータに設けられた作業用ユ
ニットとを備え、この作業用ユニットは、マニピュレー
タ先端に取り付けられた回転軸と、この回転軸の先端に
固着され少なくとも先端側および側方側において作業面
と接触する作業部とを有することを特徴とする作業用ロ
ボットである。
【0015】
【作用】2乃至4軸構成のマニピュレータの先端に、作
業部を有する作業用ユニットが自在継手を介して設けら
れているので、作業部が作業面に面接触すると、自在継
手は作業部が作業面に最もなじむ姿勢になるように自在
に動作して、作業部は作業面に対して所定の姿勢になる
【0016】また、2乃至4軸構成のマニピュレータに
作業用ユニットを設け、この作業用ユニットはマニピュ
レータ先端に取り付けられた回転軸とこの回転軸の先端
に固着された作業部とを有し、この作業部は少なくとも
先端側および側方側において作業面と接触するので、作
業面にコーナ部がある場合であっても作業用ユニットの
姿勢を直すことなく、作業部のいずれかの部分が作業面
と接触する状態にできる。また、姿勢軸に起因する特異
姿勢あるいはその付近を通過することがなくなる。
【0017】
【実施例】以下本発明による作業用ロボットの実施例を
図1乃至図20を参照して説明する。
【0018】本発明による作業用ロボットの第1の実施
例を図1乃至図2を参照して説明する。図1において、
作業用ロボットは、R1、R2、R3の3軸の関節軸を
基本構成とする多関節形のマニピュレータ1を備えてい
る。3軸の関節部2a、2b、2cには、通常のマニピ
ュレータと同様にサーボモータとエンコーダなどの位置
検出装置、減速機、リミットセンサ、ブレーキなどから
なる駆動機構が設けられている。またマニピュレータ1
は長いアームである第1アーム3と第2アーム4とを有
し、マニピュレータのベース5は取り付け面6に固定さ
れている。さらに第2アーム4の先端には、自在継手7
が取り付けられている。自在継手7は、ボールベアリン
グまたはすべり軸受などで支持されており、2軸T1、
T2の回りに回動自在となっている。自在継手7の2軸
T1、T2は、基本構成の3軸R1、R2、R3の方向
と独立に方向を設定可能であり、ここでは、軸T2は第
2アーム4の軸に平行に、また軸T1は軸T2に垂直に
設定されている。
【0019】また図2に示すように、自在継手7は軸部
7aとU字部7bとからなっている。このうち、軸部7
aは第2アームの先端に軸T2の回りに回動自在に接続
され、軸部7aと第2アーム4との接続部には、軸部7
aが軸T2の回りに回転する回転角を検出するためのポ
テンショメータ8aが備えられている。また、U字部7
bの先端は、研磨用ユニットや清掃用ユニット等の作業
用ユニット10に取り付けられている。
【0020】なお、作業面の位置や形状があらかじめわ
かっている場合、あるいは姿勢を正確に制御する必要の
ない場合には、ポテンショメータを取り付ける必要はな
い。
【0021】この作業用ユニット10は、図示しない回
転軸と、この回転軸に固着されたブラシ等の作業部12
と、作業部12が作業面19を押し付ける力を検出する
力検出手段11と、取り付け具13とを有している。
【0022】取り付け具13は、軸部13aと、軸部1
3aの先端に固着された円盤部13bとを有し、軸部1
3aの側部にはU字部7bの先端が揺動自在に取り付け
られている。そして、揺動角を検出するためのポテンシ
ョメータ8bが取り付けられている。また軸部13aに
は力検出手段11が嵌着されている。円盤部13bの上
面には小型モータ14が載置されており、この小型モー
タ14によって円盤部13bの中心にある回転軸が図示
しない歯車機構を介して回転するようになっている。ま
た円盤部13bの下には円盤部13bとほぼ同径の作動
部12が設けられている。
【0023】次にこのような構成からなる本実施例の作
用について説明する。
【0024】ジョイスティック(図示せず)を手動操作
することによりマニピュレータ1を作動させて作業部1
2を作業面19の所定の位置に移動させ、作業部12が
作業面19を押し付ける力を力検出手段11によって検
出する。そして、この押し付ける力が常に所定の範囲内
にあるように制御する。このように作業部12を作業面
19に適当な力で押し付けながら作業部12を作業面1
9の上に移動させて清掃や塗装等の作業を行う。ここで
作業面19がその曲面で形状が変化する場合には、作業
部12は所定の広さの接触面で作業面19と面接触する
ので、作業部12は作業面19に最もなじむ姿勢を取る
。具体的には作業部12の法線方向が作業面19の法線
方向と一致するような姿勢を取る。この場合、作業部1
2から取り付け部13を介して自在継手7に力が加わり
、その力の方向に応じて自在継手7は軸T1およびT2
の回りに回動する。
【0025】上述のように本実施例の構成によれば、大
型化してしまう5乃至6軸のマニピュレータの代わりに
3軸のマニピュレータを用い、作業用ユニット10を自
在継手7を介してマニピュレータ1の先端に備えたので
、作業用ロボットを小型にすることができる。
【0026】また、作業用ユニット10は力検出手段1
1を有しているので、作業部12を作業面19に対して
常に所定の力で押し付けながら安全に作業をすることが
できる。
【0027】また、自在継手7の回転角を検出するため
のポテンショメータ8a、8bが備えられているので、
マニピュレータ1の軸R1、R2、R3の回りの関節角
の情報と併せることにより、複雑な形状を有する作業面
19を作業する場合であってもこの作業面19の法線方
向を容易に計算することができる。
【0028】次に図3を参照して本発明による作業用ロ
ボットの第2の実施例を説明する。第1の実施例と同一
の部材には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
【0029】図3において作業用ユニット20は、4個
の回転軸S1、S2、S3、S4(図示せず)と、これ
らの回転軸に固着されたブラシ等の作業部22a、22
b、22c、22d(図示せず)と、作業部22a、2
2b、22c、22dが作業面19を押し付ける力を検
出する力検出手段11と、取り付け具23とを有してい
る。
【0030】回転軸S1、S2、S3、S4(図示せず
)は、取り付け具13の上に載置された小型モータ14
により図示しない歯車機構を介して回転する。この歯車
機構は、互いに隣接する回転軸、例えばS1とS2、S
2とS3等の回転方向が逆方向になるように構成されて
いる。
【0031】本実施例によれば、互いに隣接する回転軸
に固着された各作業部22a、22b、22c、22d
は逆方向に回転するので、作業部が作業面19に及ぼす
摩擦力を相殺することができ、作業面19の振動等を防
止することができる。
【0032】また、作業用ユニット20は小さな複数の
作業部22a、22b、22c、22dを有するので、
作業用ユニット20は作業面19の曲面の形状の変化に
倣って姿勢の変化をしやすくなる。
【0033】次に本発明による作業用ロボットの第3の
実施例を図4および図5を参照して説明する。第1実施
例と同一部材には同一の符号を付して示す。第3の実施
例は自在継手の支持方法が異なるのみで、他は第1また
は第2の実施例と同様である。
【0034】図4において、スプリング30a、30b
はそれぞれ伸びた状態で、一端が自在継手7に取り付け
られ他端が取り付け具13に取り付けられており、軸T
1の回りの回転を規制するように作用する。なお、図示
していないが、軸T2の回りの回転に対しても同様のス
プリングを設けてもよい。
【0035】本実施例によれば、非作業時に作業用ユニ
ット10が不用意に振れたりすることを防止することが
でき、自在継手7を安定に支持することができる。
【0036】図5は、取り付け具13の上部に適当な重
量のカウンタウエイト35を取り付けて自在継手7を支
持した場合を示す。この場合、作業用ユニット10の重
量がカウンタウエイト35の重量と相殺するので、作業
面19がどのような方向を向いていても作業部12を作
業面19に対して容易に所定の姿勢にして作業すること
ができる。
【0037】次に本発明による作業用ロボットの第4の
実施例を図6、図7を参照して説明する。第1実施例と
同一部材には同一の符号を付して示す。第4の実施例は
自在継手7を他の支持方法によって支持するものである
【0038】図6において、作業用ロボットは、第2ア
ーム4の先端に自在継手7を所望の姿勢で取り付ける取
り継ぎ治具40を備えている。取り継ぎ治具40の先端
には、自在継手7の軸部7aが軸T2の回りに回動自在
に接続されている。取り継ぎ治具40の他の端部には、
軸部7aの軸方向と垂直な方向に第2アーム4の先端が
取り付けられている。
【0039】本実施例によれば、取り継ぎ治具40を設
けたので、作業用ユニット10を作業面19の向きや形
状に応じた好適な向きに予め設定することができ、作業
効率を上げることができる。
【0040】また図7に示す実施例における作業用ロボ
ットは、第2アーム4の先端に取り付けられた取り継ぎ
治具45を備えている。取り継ぎ治具45は、止め具4
6と、軸T3とを有し、自在継手7の軸部7aはこの軸
T3に軸支されている。そして作業面19の曲面の向き
に合わせて予め軸部7aの向きを設定した後、止め具4
6を閉めて軸部7aを取り継ぎ治具45に固定する。
【0041】本実施例によれば、軸T3を有する取り継
ぎ治具45を備えているので、作業用ユニット10を作
業面19の向きや形状に応じた好適な向きに予め設定す
ることができると同時に、作業面19の曲面の向きの応
じて自在継手7の取り付け方向を容易に設定しなおすこ
とができ、作業効率を上げることができる。
【0042】また、軸13をモータで駆動可能とすれば
、作業中に取り付け方向を容易に設定し直すことができ
る。また、軸T3を作業ロボットの構成軸の1つとして
利用することもできる。
【0043】次に図8を参照して本発明による作業用ロ
ボットの第5の実施例を説明する。第1の実施例と同一
の部材には同一の符号を付して示す。
【0044】第1実施例においては力検出手段11が取
り付け具13に取り付けらていたのに対し、本実施例に
おいては図8に示すように、力検出手段11は、作業用
ユニット50にではなく第2アーム4の先端に取り付け
られている。
【0045】本実施例によれば、力検出手段11は第2
アーム4の先端に取り付けられているので、第2アーム
4の底部4aと作業部12との距離を小さくすることが
でき、その結果作業部12を作業面19に対して安定し
て押し付けることができる。
【0046】次に図9を参照して本発明による作業用ロ
ボットの第6の実施例を説明する。第1の実施例と同一
の部材には同一の符号を付して示す。
【0047】図9において、符号60は3個の回転軸U
1、U2、U3と1個の直線軸V1とを有し自由度が4
であるスカラロボットを示す。このスカラロボット60
の先端に自在継手7を介して作業用ユニット70が取り
付けられている。作業用ユニット70の先端には、複数
の回転砥石72が装着されている。この回転砥石72は
、自在継手7の作用に従って作業面79の曲面を倣いな
がら研磨する。また力検出手段11から図示しない制御
部に送られる出力信号に応じて作業用ユニット70は直
線軸V1に沿って上下動することによって、あるいは他
の軸と協調することによって、回転砥石72は作業面7
9を常に一定の力で押し付けるようになっている。
【0048】本実施例によれば、作業用ロボットは、ス
カラロボット60の先端に自在継手7を介して作業用ユ
ニット70を備えているので、回転砥石72を作業面7
9に一定の力で押し付けながら効率的に研磨作業をする
ことができる。なお、図6、図7に示したように、回転
砥石72の回転軸を作業面79の曲面の向きに合わせて
予め傾けておくことにより作業能率を上げることもでき
る。
【0049】次に図10乃至図12を参照して本発明に
よる作業用ロボットの第7の実施例を説明する。
【0050】図10において作業用ロボットが航空機の
コックピットのフロントガラスを清掃作業している様子
を示す。ここで、マニピュレータ100は、3個の関節
軸R1、R2、R3を基本構成とする多関節形のマニピ
ュレータである。マニピュレータ100の基端部は、航
空機のコックピット101に取り付けられた保持治具1
02に保持されている。マニピュレータ100は第1ア
ーム103と第2アーム104を有し、第2アーム10
4の先端には作業用ユニット110が装着されている。
【0051】図11に示すように、作業用ユニット11
0は、マニピュレータ100の第2アーム104の先端
に取り付けられた回転軸111と、この回転軸111の
先端に固着された枠体112と、この枠体112の外側
に取り付けられた作業部113とを有している。枠体1
12は、回転軸111に固着される軸部112aと、こ
の軸部112aと球面状の形状を有する球面部112b
とからなり、作業部113は、球面部112bの外側に
取り付けらたスポンジ材からなり、球面状の形状を有し
ている。
【0052】また、第2アーム104の先端近傍には回
転軸111を駆動するモータ105が設けられており、
このモータ105の一端には回転軸111の回転速度を
調節する減速器106が取り付けられている。作業用ユ
ニット110は、第2アーム104の軸方向にある軸W
1の回りに回転する。
【0053】次にこのような構成からなる本実施例の作
用について図12を参照して説明する。
【0054】図12において作業面108は、直交する
作業面108aと108bとで形成されるコーナ部10
9を有している。マニピュレータ100は、作業部10
3が一定の強さで作業面108を押し付けるようにして
位置(A)、位置(B)、位置(C)、位置(D)を順
次通過して作業部113を移動させる。
【0055】この場合、作業部113は球面状の形状を
有するので、作業面108にコーナ部109があっても
、球面状の作業部113のいずれかの部分が常に作業面
108を押し付けることになる。この結果、マニピュレ
ータ100は作業部113を作業面108に倣わせるた
めに大幅な姿勢変更を行う必要がなく、従って、マニピ
ュレータ100のアーム103、104等は不安定な特
異姿勢になることはない。このように、作業面108に
コーナ部109がある場合であっても、作業用ロボット
は作業面108をスムーズに連続的に作業することがで
きる。
【0056】また、作業部113は球面状の形状を有す
るので、上述のように大幅な姿勢変更を行う必要がなく
、このため図22、図23に示した場合のようにマニピ
ュレータ100は姿勢軸R4、R5を有する必要がない
。この結果、作業用ロボットが特異姿勢をとる危険がな
くなると同時に、種々の制御演算も単純になり、軽量小
型で安価な作業用ロボットを提供することができる。
【0057】次に図13を参照して本発明による作業用
ロボットの第8の実施例を説明する。第7実施例と同一
部材には同一の符号を付して示す。
【0058】図13に示すように、作業用ユニット12
0の作業部123は、枠体112に複数の小さなスポン
ジ124が張り付けて構成されている。
【0059】本実施例によれば、小さなスポンジ124
は作業面108の曲面の局部的な形状にも倣いやすいの
で効率的な作業をすることができる。また、消耗したス
ポンジ124のみを交換することが可能であるので、作
業コストを低下させることができる。
【0060】次に図14を参照して本発明による作業用
ロボットの第9の実施例を説明する。第7実施例と同一
部材には同一の符号を付して示す。
【0061】図14に示すように、作業用ユニット13
0の枠体132は、軸部132aと、球状部132bと
、底部132cとからなる。そして枠体132は洗剤や
潤滑油等の作業用溶液134を収容する容器135を形
成している。作業用溶液134は必要に応じて底部13
2cにある図示しない口から補充することができる。 また、球状部132bには複数の穴136が開けられて
おり、枠体132の外側に取り付けらた作業部133に
しみ出るようになっている。
【0062】本実施例によれば、作業をしながら作業部
133に自動的に作業用溶液134がしみ出るので、作
業効率を高めることができる。
【0063】次に図15を参照して本発明による作業用
ロボットの第10の実施例を説明する。第5実施例と同
一部材には同一の符号を付して示す。
【0064】図15に示すように、作業用ユニット14
0の作業部143はブラシで形成されている。
【0065】本実施例は、スポンジ等よりもブラシの方
が作業しやすい場合、例えば作業面108を塗装する場
合等に好適である。また、ブラシ材の太さや長さ等を選
択することにより、作業面108の材質や作業種類に合
わせて最も適当な作業部143を容易に形成することが
できる。
【0066】次に図16を参照して本発明による作業用
ロボットの第11の実施例を説明する。第7実施例と同
一部材には同一の符号を付して示す。ここで図16(a
)は作業用ユニット150の断面図であって図16(b
)のA−A線断面図であり、図16(b)はその側断面
図である。
【0067】図16において作業用ユニット150の作
業部153は、円筒形の外形を有し、この底面153a
と側面153bとはなめらかな曲面153cで連結され
ている。また枠体152は、回転軸111に固着される
軸部152aと、円筒状の筒部152bとからなり、作
業部153はこの筒部152bに取り付けられている。 作業部153はスポンジであってもブラシであっても構
わない。
【0068】本実施例は、作業面108の曲面の形状と
の関係で、作業部153と作業面108との接触が全方
位的にではなく主に作業部153の先端側と側方側で生
じる場合に好適である。
【0069】次に図17を参照して本発明による作業用
ロボットの第10の実施例を説明する。第5実施例と同
一部材には同一の符号を付して示す。
【0070】図17に示すように、作業用ユニット16
0の作業部163は楕円形の外形を有する。
【0071】本実施例の作業部163の形状は、図11
に示す作業部113の形状と図16に示す作業部153
の形状との中間的なものであり、断面が略楕円形状とな
っている。本実施例は作業面108の曲面の形状に応じ
て作業部113等の実施例と使い分けることができる。
【0072】次に図18を参照して本発明による作業用
ロボットの第13の実施例を説明する。第7実施例と同
一部材には同一の符号を付して示す。ここで図16(a
)は作業用ユニット170の断面図であって図16(b
)のA−A線断面図、図16(b)はその側断面図であ
る。
【0073】図18に示すように本実施例の作業部17
3は角型の外形を有する。
【0074】本実施例は図17の場合と同様に作業面1
08の曲面の形状に応じて、作業部113等の実施例と
使い分けることができる。
【0075】次に図19を参照して本発明による作業用
ロボットの第14の実施例を説明する。第7実施例と同
一部材には同一の符号を付して示す。
【0076】図19において、第2アーム104の先端
に筒体180が軸181に軸支されている。筒体180
は図19に示すW2の方向に旋回可能であり、止め具1
82を締め付けることにより、適当な角度で固定するこ
とができる。また、筒体180の内部には図11と同様
に、図示しないモータ105と減速器106とが収納さ
れている。
【0077】本実施例によれば、筒体180が軸181
の回りに旋回可能であるので回転軸111を第2アーム
104の方向に対して任意に設定することができる。こ
の結果、マニピュレータ100が作業面108や他の障
害物に接触するようなことを回避することができる。
【0078】次に図20を参照して本発明による作業用
ロボットの第15の実施例を説明する。第7実施例と同
一部材には同一の符号を付して示す。
【0079】図20において第2アーム104の先端近
傍には力検出手段194が装着されている。この力検出
手段194は、直交する3軸X、Y、Zの方向の各々に
対して、作業部193が作業面108を押し付ける力の
強さを検出することができるものである。なお、作業部
193の形状は、力検出手段194による測定結果を解
析しやすいように球面状となっている。
【0080】本実施例によれば、力検出手段194によ
って得られる力の3軸X、Y、Zの各方向成分の大きさ
を演算することにより、作業面108の法線方向と作業
部193の姿勢との関係を求めることができる。そして
この演算結果に基づき、作業部193を作業面108の
法線方向に所望の強さで押し付けるようにマニピュレー
タ100を制御することができる。また、同様にして作
業部193が作業面108の接線方向に一定の速度で送
られるようにマニピュレータ100を制御することも容
易にできる。この結果、任意の形状の作業面108に対
して、複雑な装置を用いてマニピュレータ108に形状
を予め教示しておかなくとも、同等の作業をスムーズに
行うことができる。
【0081】なお、以上に述べた上記各実施例において
、作業部は容易に着脱することができ、作業面の材質や
形状に応じて交換することができる。
【0082】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、2乃至4軸構成のマニピュレータの先端に、任
意の2軸に対して回転する自在継手を取り付け、この自
在継手を介して作業面に面接触しながら押し付けられる
作業部を取り付けたので、作業部を作業面に対してなじ
む姿勢になるように自在に動作できる。また、力検出手
段を併用することにより、作業部を作業面に対して所定
の姿勢に制御し所定の強さの押し付ける力で押し付けな
がら作業することができる。
【0083】また、2乃至4軸構成のマニピュレータの
先端に回転軸を取り付け、この回転軸の先端に少なくと
も先端側および側方側において作業面と接触する作業部
が固着されているので、この作業部によって長いストロ
ークを要する作業であっても特異姿勢をとることなく作
業することができる。また、作業面にコーナ部がある場
合であっても作業用ユニットの姿勢を直すことなく、作
業部のいずれかの部分を作業面に接触させて作業するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による作業用ロボットの第1の実施例を
示す斜視図。
【図2】同第1の実施例の作業用ユニット等を示す斜視
図。
【図3】本発明による作業用ロボットの第2の実施例を
示す斜視図。
【図4】本発明による作業用ロボットの第3の実施例を
示す図。
【図5】同第3の実施例の他の支持方法を示す図。
【図6】本発明による作業用ロボットの第4の実施例を
示す図。
【図7】同第4の実施例の他の支持方法を示す図。
【図8】本発明による作業用ロボットの第5の実施例の
作業用ユニット等を示す斜視図。
【図9】同作業用ロボットの第6の実施例の概略図。
【図10】本発明による作業用ロボットの第7の実施例
による航空機のフロントガラスの清掃作業の状況を示す
斜視図。
【図11】本発明による作業用ロボットの作業用ユニッ
ト等の第7の実施例を示す断面図。
【図12】同作業用ロボットの第7の実施例の作業状況
を示す図。
【図13】本発明による作業用ロボットの第8の実施例
の作業用ユニット等を示す断面図。
【図14】同作業用ロボットの第9の実施例の作業用ユ
ニット等を示す断面図。
【図15】同作業用ロボットの第10の実施例の作業用
ユニット等を示す断面図。
【図16】本発明の作業用ロボットの第11の実施例の
作業用ユニット等を示す図。
【図17】同作業用ロボットの第12の実施例の作業用
ユニット等を示す断面図。
【図18】本発明の作業用ロボットの第13の実施例の
作業用ユニット等を示す図。
【図19】同作業用ロボットの第14の実施例の作業用
ユニット等を示す断面図。
【図20】同作業用ロボットの第15の実施例の作業用
ユニット等を示す断面図。
【図21】従来の作業用ロボットを示す図。
【図22】従来の作業用ロボットの作業状況を示す図。
【図23】従来の作業用ロボットによって、互いに直交
する作業面に対して作業する状況を示す図。
【符号の説明】
1  マニピュレータ 7  自在継手 10  作業用ユニット 11  力検出手段 12  作業部 13  取り付け具 19  作業面 20  作業用ユニット 22  作業部 30a  スプリング 30b  スプリング 35  カウンタウエイト 40  取り付け治具 45  取り付け治具 50  作業用ユニット 60  スカラロボット 70  作業用ユニット 72  回転砥石 79  作業面 100  マニピュレータ 108  作業面 109  コーナ部 113  作業部 120  作業用ユニット 123  作業用ユニット 124  スポンジ 130  作業用ユニット 133  作業部 134  作業用溶液 135  容器 136  穴 140  作業用ユニット 143  作業部 150  作業用ユニット 153  作業部 160  作業用ユニット 163  作業部 170  作業用ユニット 173  作業部 190  作業用ユニット 193  作業部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2乃至4軸構成のマニピュレータと、作業
    面に回転自在に面接触する作業部を有する作業用ユニッ
    トと、前記マニピュレータと前記作業用ユニットを連結
    するとともに任意の2軸に対して回転する自在継手とを
    備えたことを特徴とする作業用ロボット。
  2. 【請求項2】作業用ユニットは作業部が作業面を押し付
    ける力を検出する力検出手段を有することを特徴とする
    請求項1に記載の作業用ロボット。
  3. 【請求項3】2乃至4軸構成のマニピュレータと、この
    マニピュレータに設けられた作業用ユニットとを備え、
    この作業用ユニットは、マニピュレータ先端に取り付け
    られた回転軸と、この回転軸の先端に固着され少なくと
    も先端側および側方側において作業面と接触する作業部
    を有することを特徴とする作業用ロボット。
JP12395191A 1991-05-28 1991-05-28 作業用ロボット Pending JPH04354681A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12395191A JPH04354681A (ja) 1991-05-28 1991-05-28 作業用ロボット
US07/956,482 US5525027A (en) 1991-05-28 1991-12-06 Working robot
DE69131427T DE69131427T2 (de) 1991-05-28 1991-12-06 Arbeitsvorrichtung
PCT/JP1991/001698 WO1992021484A1 (en) 1991-05-28 1991-12-06 Working device
EP92900886A EP0541811B1 (en) 1991-05-28 1991-12-06 Working device

Applications Claiming Priority (1)

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