JPH04354550A - 電気集塵装置 - Google Patents
電気集塵装置Info
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- JPH04354550A JPH04354550A JP3127236A JP12723691A JPH04354550A JP H04354550 A JPH04354550 A JP H04354550A JP 3127236 A JP3127236 A JP 3127236A JP 12723691 A JP12723691 A JP 12723691A JP H04354550 A JPH04354550 A JP H04354550A
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- 239000000428 dust Substances 0.000 claims abstract description 96
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- Electrostatic Separation (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高電圧が印加された集
塵エレメントにより空気中の塵埃を集塵除去する電気集
塵装置に関するものである。
塵エレメントにより空気中の塵埃を集塵除去する電気集
塵装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、上記電気集塵装置において、集塵
エレメントに集められた塵埃の処理等のメンテナンスを
行う際には、感電を防止するため、集塵エレメントへの
高電圧の印加が停止されるが、この状態では、集塵エレ
メントの高圧部が電気的に孤立した状態となり、多量の
電荷が高圧部内に残留するため、この高圧部の端子等に
接触した際に、静電気的なショック(電撃)を受けるお
それがある。
エレメントに集められた塵埃の処理等のメンテナンスを
行う際には、感電を防止するため、集塵エレメントへの
高電圧の印加が停止されるが、この状態では、集塵エレ
メントの高圧部が電気的に孤立した状態となり、多量の
電荷が高圧部内に残留するため、この高圧部の端子等に
接触した際に、静電気的なショック(電撃)を受けるお
それがある。
【0003】そこで、装置本体を開放して集塵エレメン
トを外部に露出させたり、あるいは、集塵エレメントを
装置本体から引き出した際に、高圧部内の電荷を放電さ
せる手段を設けた電気集塵装置が種々提案されている(
例えば特開昭61−78450号公報参照)。上記例示
の電気集塵装置においては、高圧部内の電荷を放電させ
る手段として、装置本体のカバーの開閉と連動して回転
する可動接触子が用いられている。この可動接触子は、
装置本体のカバーを開いた状態において、集塵エレメン
トの高圧部と接地部とを電気的に接続しており、カバー
を閉じると、それに連動して、高圧部と接地部との間に
電気的絶縁を確保できる空間距離を形成するように回転
する。
トを外部に露出させたり、あるいは、集塵エレメントを
装置本体から引き出した際に、高圧部内の電荷を放電さ
せる手段を設けた電気集塵装置が種々提案されている(
例えば特開昭61−78450号公報参照)。上記例示
の電気集塵装置においては、高圧部内の電荷を放電させ
る手段として、装置本体のカバーの開閉と連動して回転
する可動接触子が用いられている。この可動接触子は、
装置本体のカバーを開いた状態において、集塵エレメン
トの高圧部と接地部とを電気的に接続しており、カバー
を閉じると、それに連動して、高圧部と接地部との間に
電気的絶縁を確保できる空間距離を形成するように回転
する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記可動接
触子は、軸を中心として回転するものであるため、例え
ば、塵埃が回転部につまって回転できなくなる場合があ
る等、動作の信頼性が低いという問題がある。また、上
記可動接触子は、多数の部品で構成されるため、電気集
塵装置の部品点数や組み立て工数を増加させ、製造コス
トの点でも問題となる。
触子は、軸を中心として回転するものであるため、例え
ば、塵埃が回転部につまって回転できなくなる場合があ
る等、動作の信頼性が低いという問題がある。また、上
記可動接触子は、多数の部品で構成されるため、電気集
塵装置の部品点数や組み立て工数を増加させ、製造コス
トの点でも問題となる。
【0005】特に、集塵エレメントの高圧部が、印加電
圧の異なるイオン化部と集塵部とを備えたものでは、両
部が電気的に独立しているため、それぞれに可動接触子
を設ける必要があり、コスト面ならびに動作の信頼性の
点での問題が倍加するという問題がある。本発明は、以
上の事情に鑑みてなされたものであって、大幅な部品点
数の増加を招くおそれがなく、しかも、動作の信頼性が
高い電荷放電のための手段を備えた電気集塵装置を提供
することを目的としている。
圧の異なるイオン化部と集塵部とを備えたものでは、両
部が電気的に独立しているため、それぞれに可動接触子
を設ける必要があり、コスト面ならびに動作の信頼性の
点での問題が倍加するという問題がある。本発明は、以
上の事情に鑑みてなされたものであって、大幅な部品点
数の増加を招くおそれがなく、しかも、動作の信頼性が
高い電荷放電のための手段を備えた電気集塵装置を提供
することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の、本発明の電気集塵装置は、空気中の塵埃を除去する
集塵エレメントと、この集塵エレメントに集塵のための
高電圧を印加する高電圧発生装置とを備え、集塵エレメ
ントを装置本体に対して引き出し自在に配置していると
ともに、高電圧発生装置に設けた高電圧接触子の、集塵
エレメントに設けた端子板への弾性的な圧接により、両
者間を電気的に接続した電気集塵装置において、上記集
塵エレメントを装置本体から引き出す途中の位置に、集
塵エレメントの端子板と弾性的に接触して、当該集塵エ
レメントの残留電荷を放電させる接地接触子を設けたこ
とを特徴とする。
の、本発明の電気集塵装置は、空気中の塵埃を除去する
集塵エレメントと、この集塵エレメントに集塵のための
高電圧を印加する高電圧発生装置とを備え、集塵エレメ
ントを装置本体に対して引き出し自在に配置していると
ともに、高電圧発生装置に設けた高電圧接触子の、集塵
エレメントに設けた端子板への弾性的な圧接により、両
者間を電気的に接続した電気集塵装置において、上記集
塵エレメントを装置本体から引き出す途中の位置に、集
塵エレメントの端子板と弾性的に接触して、当該集塵エ
レメントの残留電荷を放電させる接地接触子を設けたこ
とを特徴とする。
【0007】また、本発明の他の態様の電気集塵装置は
、上記高電圧接触子が、集塵エレメントを装置本体から
引き出す際に、端子板に押圧されて変形し、接地側と接
触して集塵エレメントの残留電荷を放電させる接地接触
子を兼ねていることを特徴とする。
、上記高電圧接触子が、集塵エレメントを装置本体から
引き出す際に、端子板に押圧されて変形し、接地側と接
触して集塵エレメントの残留電荷を放電させる接地接触
子を兼ねていることを特徴とする。
【0008】
【作用】上記構成からなる、本発明の電気集塵装置にお
いては、集塵エレメントを装置本体から引き出す途中の
位置に設けられた接地接触子の、集塵エレメントの端子
板への弾性的な接触により、集塵エレメントの残留電荷
を確実に放電させることができる。また、接地接触子は
、上記のように、弾性力により端子板へ圧接されるもの
で、可動部分を有さない単体の弾性金属板で構成される
ため、動作の信頼性が高く、しかも、この接地接触子を
設けることが、部品点数の大幅な増加につながるおそれ
がない。
いては、集塵エレメントを装置本体から引き出す途中の
位置に設けられた接地接触子の、集塵エレメントの端子
板への弾性的な接触により、集塵エレメントの残留電荷
を確実に放電させることができる。また、接地接触子は
、上記のように、弾性力により端子板へ圧接されるもの
で、可動部分を有さない単体の弾性金属板で構成される
ため、動作の信頼性が高く、しかも、この接地接触子を
設けることが、部品点数の大幅な増加につながるおそれ
がない。
【0009】また、本発明の他の態様によれば、高電圧
接触子が接地接触子を兼ねるので、部品点数をさらに削
減することができる。
接触子が接地接触子を兼ねるので、部品点数をさらに削
減することができる。
【0010】
【実施例】以下に、本発明を、実施例を示す図面を参照
しつつ説明する。図5に示すように、この実施例の電気
集塵装置は、天井C等に取り付けられた装置本体1と、
この装置本体1内に収容され、下面に設けたエレメント
出入口10から下方へ取り出し自在に設けられた、静電
集塵式の集塵エレメント2とを備えている。なお、上記
エレメント出入口10は、集塵エレメント2を装置本体
1内に収容した状態において、装置本体1の下面に回動
自在に取り付けられた蓋13によって閉塞されるように
なっている。
しつつ説明する。図5に示すように、この実施例の電気
集塵装置は、天井C等に取り付けられた装置本体1と、
この装置本体1内に収容され、下面に設けたエレメント
出入口10から下方へ取り出し自在に設けられた、静電
集塵式の集塵エレメント2とを備えている。なお、上記
エレメント出入口10は、集塵エレメント2を装置本体
1内に収容した状態において、装置本体1の下面に回動
自在に取り付けられた蓋13によって閉塞されるように
なっている。
【0011】装置本体1は、図1に示すように、その内
部が、仕切り1a,1bによって複数の部屋に仕切られ
ており、そのうち、上記エレメント出入口10により装
置外部と繋がれた中央の部屋11に、集塵エレメント2
が収容されている。なお、図中符号11aは、図4にも
示すように、集塵エレメント2の四隅に当接されて、当
該集塵エレメント2の水平方向へのずれを防止しつつ、
この集塵エレメント2の、装置本体1からの取り出しの
ための上下動をガイドするガイドレールを示している。
部が、仕切り1a,1bによって複数の部屋に仕切られ
ており、そのうち、上記エレメント出入口10により装
置外部と繋がれた中央の部屋11に、集塵エレメント2
が収容されている。なお、図中符号11aは、図4にも
示すように、集塵エレメント2の四隅に当接されて、当
該集塵エレメント2の水平方向へのずれを防止しつつ、
この集塵エレメント2の、装置本体1からの取り出しの
ための上下動をガイドするガイドレールを示している。
【0012】集塵エレメント2は、図6、図7に示すよ
うに、箱体20内に、複数本のイオン化電極線21,2
1…および複数枚の対向電極板20a,20a…を交互
に、平行に配置したイオン化部と、複数枚の陽極板22
,22…および集塵極板23,23…を交互に、平行に
配置した集塵部とを備えている。イオン化部の対向電極
板20a,20a…は、これらの図に示すように、箱体
20の側板の一部を、当該箱体20の内方へ折曲するこ
とで形成されており、この折曲により側板に形成された
穴20b,20b…が、集塵する空気の取入口になって
いる。また、上記箱体20の反対側の側板には、集塵後
の空気の吐出口20cが形成されている。さらに、上記
両側板と直交する1対の側板は、その下端部が下方へ延
長され、内方へ折曲されて、オイルパンpの支持部20
d,20dになっている。オイルパンpは、空気中にオ
イルミストとして含まれ、集塵エレメント2の集塵部に
よって捕集されて、当該集塵部から滴下する油分を受け
るためのもので、図1に示すように、上記支持部20d
,20dに支持されることで、集塵エレメント2の集塵
部の下方に配置される。
うに、箱体20内に、複数本のイオン化電極線21,2
1…および複数枚の対向電極板20a,20a…を交互
に、平行に配置したイオン化部と、複数枚の陽極板22
,22…および集塵極板23,23…を交互に、平行に
配置した集塵部とを備えている。イオン化部の対向電極
板20a,20a…は、これらの図に示すように、箱体
20の側板の一部を、当該箱体20の内方へ折曲するこ
とで形成されており、この折曲により側板に形成された
穴20b,20b…が、集塵する空気の取入口になって
いる。また、上記箱体20の反対側の側板には、集塵後
の空気の吐出口20cが形成されている。さらに、上記
両側板と直交する1対の側板は、その下端部が下方へ延
長され、内方へ折曲されて、オイルパンpの支持部20
d,20dになっている。オイルパンpは、空気中にオ
イルミストとして含まれ、集塵エレメント2の集塵部に
よって捕集されて、当該集塵部から滴下する油分を受け
るためのもので、図1に示すように、上記支持部20d
,20dに支持されることで、集塵エレメント2の集塵
部の下方に配置される。
【0013】上記集塵エレメント2のうち、一体形成さ
れた箱体20および対向電極板20a,20a…と、集
塵部の集塵極板23,23…とは、互いに電気的に絶縁
されておらず、前記ガイドレール11a、仕切り1aお
よび電線W3を介して、高電圧発生装置3の接地側と接
続されている。一方、イオン化部のイオン化電極線21
,21…と、集塵部の陽極板22,22…とは、上記箱
体20に対し、電気的に絶縁された状態で支持されてい
る。
れた箱体20および対向電極板20a,20a…と、集
塵部の集塵極板23,23…とは、互いに電気的に絶縁
されておらず、前記ガイドレール11a、仕切り1aお
よび電線W3を介して、高電圧発生装置3の接地側と接
続されている。一方、イオン化部のイオン化電極線21
,21…と、集塵部の陽極板22,22…とは、上記箱
体20に対し、電気的に絶縁された状態で支持されてい
る。
【0014】箱体20の側面には、図6に示すように、
2個の端子板24,25が突設配置されている。両端子
板24,25は、何れも、箱体20に対し、電気的に絶
縁された状態で取り付けられており、端子板24はイオ
ン化電極線21,21…と、端子板25は陽極板22,
22…と、それぞれ電気的に接続されている。仕切り1
aには、上記集塵エレメント2を部屋11内に収容した
際に、上記両端子板24,25に弾性的に圧接される2
枚の高電圧接触子31,32が、1組の碍子G1,G2
を介して、仕切り1aと電気的に絶縁された状態で取り
付けられている。
2個の端子板24,25が突設配置されている。両端子
板24,25は、何れも、箱体20に対し、電気的に絶
縁された状態で取り付けられており、端子板24はイオ
ン化電極線21,21…と、端子板25は陽極板22,
22…と、それぞれ電気的に接続されている。仕切り1
aには、上記集塵エレメント2を部屋11内に収容した
際に、上記両端子板24,25に弾性的に圧接される2
枚の高電圧接触子31,32が、1組の碍子G1,G2
を介して、仕切り1aと電気的に絶縁された状態で取り
付けられている。
【0015】上記高電圧接触子31,32および碍子G
1,G2は、当該碍子G1,G2を貫通したボルトB,
Bと、このボルトB,Bに螺着されたナットN,Nとを
締めつけることによって、仕切り1aに固定されている
。また、上記ボルトB,Bの、碍子G2側の端部には、
高電圧発生装置3の、電圧の異なる高圧側に接続された
電線W1,W2が、上記ボルトB,BとナットN,Nと
の締めつけにより固定されており、ボルトB,Bは、電
線W1,W2と高電圧接触子31,32とを電気的に接
続する部材を兼ねている。
1,G2は、当該碍子G1,G2を貫通したボルトB,
Bと、このボルトB,Bに螺着されたナットN,Nとを
締めつけることによって、仕切り1aに固定されている
。また、上記ボルトB,Bの、碍子G2側の端部には、
高電圧発生装置3の、電圧の異なる高圧側に接続された
電線W1,W2が、上記ボルトB,BとナットN,Nと
の締めつけにより固定されており、ボルトB,Bは、電
線W1,W2と高電圧接触子31,32とを電気的に接
続する部材を兼ねている。
【0016】そして、図1に示すように、集塵エレメン
ト2を部屋11内に収容した状態では、高電圧発生装置
3から、電線W1、ボルトB、高電圧接触子31および
端子板24を介して、イオン化電極線21,21…にイ
オン化のための高電圧(例えば5kV程度)が印加され
るとともに、電線W2、ボルトB、高電圧接触子32お
よび端子板25を介して、陽極板22,22…に集塵の
ための高電圧(例えば3kV程度)が印加される。
ト2を部屋11内に収容した状態では、高電圧発生装置
3から、電線W1、ボルトB、高電圧接触子31および
端子板24を介して、イオン化電極線21,21…にイ
オン化のための高電圧(例えば5kV程度)が印加され
るとともに、電線W2、ボルトB、高電圧接触子32お
よび端子板25を介して、陽極板22,22…に集塵の
ための高電圧(例えば3kV程度)が印加される。
【0017】仕切り1aの、高電圧接触子31,32よ
り下方には、集塵エレメント2を部屋11から下方へ引
き出す途中の状態で、図2、図3に示すように、上記両
端子板24,25に弾性的に接触する接地接触子33が
、仕切り1aを貫通したボルトbと、このボルトbに螺
着されたナットnとによって、仕切り1aと電気的に絶
縁されない状態で取り付けられている。また、高電圧発
生装置3の接地側と接続された電線W3も、上記ボルト
bとナットnとによって、仕切り1aと電気的に絶縁さ
れない状態で取り付けられている。
り下方には、集塵エレメント2を部屋11から下方へ引
き出す途中の状態で、図2、図3に示すように、上記両
端子板24,25に弾性的に接触する接地接触子33が
、仕切り1aを貫通したボルトbと、このボルトbに螺
着されたナットnとによって、仕切り1aと電気的に絶
縁されない状態で取り付けられている。また、高電圧発
生装置3の接地側と接続された電線W3も、上記ボルト
bとナットnとによって、仕切り1aと電気的に絶縁さ
れない状態で取り付けられている。
【0018】このため、上記接地接触子33は、常時、
高電圧発生装置3の接地側と接続された状態となってい
る。また、図1に示すように、集塵エレメント2を部屋
11内に収容した状態では、前述した集塵エレメント2
の箱体20等が、ガイドレール11a、仕切り1aおよ
び電線W3を介して、高電圧発生装置3の接地側と接続
される。
高電圧発生装置3の接地側と接続された状態となってい
る。また、図1に示すように、集塵エレメント2を部屋
11内に収容した状態では、前述した集塵エレメント2
の箱体20等が、ガイドレール11a、仕切り1aおよ
び電線W3を介して、高電圧発生装置3の接地側と接続
される。
【0019】上記接地接触子33は、図4に示すように
、1枚で、水平方向に離して配置された2個の端子板2
4,25の両方に接触できる幅を有している。このため
、この実施例によれば、接地接触子33が1枚で済み、
それぞれの端子板24,25に対応させて接地接触子を
設ける場合に比べて、部品点数をさらに削減できるとい
う利点がある。
、1枚で、水平方向に離して配置された2個の端子板2
4,25の両方に接触できる幅を有している。このため
、この実施例によれば、接地接触子33が1枚で済み、
それぞれの端子板24,25に対応させて接地接触子を
設ける場合に比べて、部品点数をさらに削減できるとい
う利点がある。
【0020】上記各部からなる、この実施例の電気集塵
装置においては、メンテナンス等のために、集塵エレメ
ント2を部屋11から下方へ引き出すと、まず、高電圧
接触子31,32の、端子板24,25への圧接が解除
されて、集塵エレメント2の高圧部、すなわち、イオン
化電極線21,21…および陽極板22,22…と、高
電圧発生装置3との電気的接続がしゃ断される。
装置においては、メンテナンス等のために、集塵エレメ
ント2を部屋11から下方へ引き出すと、まず、高電圧
接触子31,32の、端子板24,25への圧接が解除
されて、集塵エレメント2の高圧部、すなわち、イオン
化電極線21,21…および陽極板22,22…と、高
電圧発生装置3との電気的接続がしゃ断される。
【0021】この状態から、引き続いて集塵エレメント
2を下方へ引き出すと、図2に示すように、端子板24
が接地接触子33と接触し、それによって、イオン化電
極線21,21…が接地側と接続されて、このイオン化
電極線21,21…の残留電荷が放電される。つぎに、
集塵エレメント2をさらに下方へ引き出すと、図3に示
すように、端子板25が接地接触子33と接触し、それ
によって、陽極板22,22…が接地側と接続されて、
この陽極板22,22…の残留電荷が放電される。
2を下方へ引き出すと、図2に示すように、端子板24
が接地接触子33と接触し、それによって、イオン化電
極線21,21…が接地側と接続されて、このイオン化
電極線21,21…の残留電荷が放電される。つぎに、
集塵エレメント2をさらに下方へ引き出すと、図3に示
すように、端子板25が接地接触子33と接触し、それ
によって、陽極板22,22…が接地側と接続されて、
この陽極板22,22…の残留電荷が放電される。
【0022】このため、エレメント出入口10から装置
外部へ引き出された集塵エレメント2は、高圧部内に電
荷が残留しておらず、端子板24,25等に触れても、
静電気的なショック(電撃)を受けるおそれがないので
、安全に取り扱うことができる。以上のように、この実
施例によれば、集塵エレメント2を部屋11から下方へ
引き出す途中の位置に設けた接地接触子33の、端子板
24,25への弾性的な接触により、集塵エレメント2
の高圧部に残留する電荷を確実に放電させることができ
る。また、上記接地接触子33は、単体の弾性金属板で
構成され、しかも、1枚で2個の端子板24,25の両
方に接触するものであるため、この接地接触子33を設
けることが、装置の部品点数の大幅な増加につながるお
それがない。したがって、より簡単な構造、少ない部品
点数で、より確実に、集塵エレメント2の高圧部に残留
する電荷を放電できるものとなる。
外部へ引き出された集塵エレメント2は、高圧部内に電
荷が残留しておらず、端子板24,25等に触れても、
静電気的なショック(電撃)を受けるおそれがないので
、安全に取り扱うことができる。以上のように、この実
施例によれば、集塵エレメント2を部屋11から下方へ
引き出す途中の位置に設けた接地接触子33の、端子板
24,25への弾性的な接触により、集塵エレメント2
の高圧部に残留する電荷を確実に放電させることができ
る。また、上記接地接触子33は、単体の弾性金属板で
構成され、しかも、1枚で2個の端子板24,25の両
方に接触するものであるため、この接地接触子33を設
けることが、装置の部品点数の大幅な増加につながるお
それがない。したがって、より簡単な構造、少ない部品
点数で、より確実に、集塵エレメント2の高圧部に残留
する電荷を放電できるものとなる。
【0023】つぎに、図8に示す実施例について説明す
る。この実施例は、集塵エレメント2の端子板24,2
5に弾性的に圧接されることで、当該集塵エレメント2
の高圧部を高電圧発生装置3と接続する高電圧接触子3
4,35が、集塵エレメント2の残留電荷を放電させる
接地接触子を兼ねている点が、先の実施例と相違してい
る。その他の部分については、先の実施例と同様である
ので、同一箇所に同一符号を付して、説明を省略する。
る。この実施例は、集塵エレメント2の端子板24,2
5に弾性的に圧接されることで、当該集塵エレメント2
の高圧部を高電圧発生装置3と接続する高電圧接触子3
4,35が、集塵エレメント2の残留電荷を放電させる
接地接触子を兼ねている点が、先の実施例と相違してい
る。その他の部分については、先の実施例と同様である
ので、同一箇所に同一符号を付して、説明を省略する。
【0024】高電圧接触子34,35は、先の実施例と
同様に、碍子G3,G4を貫通したボルトB,Bと、こ
のボルトB,Bに螺着されたナットN,Nとを締めつけ
ることによって、仕切り1aと電気的に絶縁された状態
で、当該仕切り1aに固定されている。ボルトB,Bの
碍子G4側の端部に、高電圧発生装置3の電圧の異なる
高圧側に接続された電線W1,W2が固定されて、上記
ボルトB,Bが、電線W1,W2と高電圧接触子34,
35とを電気的に接続する部材を兼ねていることも、先
の実施例と同様である。
同様に、碍子G3,G4を貫通したボルトB,Bと、こ
のボルトB,Bに螺着されたナットN,Nとを締めつけ
ることによって、仕切り1aと電気的に絶縁された状態
で、当該仕切り1aに固定されている。ボルトB,Bの
碍子G4側の端部に、高電圧発生装置3の電圧の異なる
高圧側に接続された電線W1,W2が固定されて、上記
ボルトB,Bが、電線W1,W2と高電圧接触子34,
35とを電気的に接続する部材を兼ねていることも、先
の実施例と同様である。
【0025】なお、碍子G3,G4は、先の実施例と異
なり、それぞれの高電圧接触子34,35ごとに1組ず
つ、計2組用いられている。また、高電圧発生装置3の
接地側は、当該高電圧発生装置3のケーシングを介して
、装置本体1と電気的に接続されており、先の実施例で
用いた電線W3が省略されている。上記高電圧接触子3
4,35は、その先端部34a,35aが、仕切り1a
に近接する位置まで延長されており、集塵エレメント2
を部屋11から下方へ引き出すと、図9に二点鎖線で示
すように、下方へ移動する端子板24(および端子板2
5)に押圧されて変形する。そして、先端部34a,3
5aが、高電圧発生装置3の接地側に接続された仕切り
1aと接触して、イオン化電極線21,21…および陽
極板22,22…の残留電荷が放電される。
なり、それぞれの高電圧接触子34,35ごとに1組ず
つ、計2組用いられている。また、高電圧発生装置3の
接地側は、当該高電圧発生装置3のケーシングを介して
、装置本体1と電気的に接続されており、先の実施例で
用いた電線W3が省略されている。上記高電圧接触子3
4,35は、その先端部34a,35aが、仕切り1a
に近接する位置まで延長されており、集塵エレメント2
を部屋11から下方へ引き出すと、図9に二点鎖線で示
すように、下方へ移動する端子板24(および端子板2
5)に押圧されて変形する。そして、先端部34a,3
5aが、高電圧発生装置3の接地側に接続された仕切り
1aと接触して、イオン化電極線21,21…および陽
極板22,22…の残留電荷が放電される。
【0026】以上のように、この実施例によれば、接地
接触子を省略できるので、部品点数をさらに削減できる
という利点がある。また、上記実施例では、高電圧発生
装置3の高圧側の残留電荷をも同時に放電できるので、
高電圧発生装置3のメンテナンスを安全に行えるという
利点もある。なお、上記2つの実施例の電気集塵装置は
、いずれも、天井取り付け型で、集塵エレメント2を装
置本体の下方へ引き出す形式のものであったが、本発明
の構成は、床置き型等の、他の形式の電気集塵装置に適
用することができ、集塵エレメントの引出し方向も、電
気集塵装置の形式に応じて、適宜変更することができる
。
接触子を省略できるので、部品点数をさらに削減できる
という利点がある。また、上記実施例では、高電圧発生
装置3の高圧側の残留電荷をも同時に放電できるので、
高電圧発生装置3のメンテナンスを安全に行えるという
利点もある。なお、上記2つの実施例の電気集塵装置は
、いずれも、天井取り付け型で、集塵エレメント2を装
置本体の下方へ引き出す形式のものであったが、本発明
の構成は、床置き型等の、他の形式の電気集塵装置に適
用することができ、集塵エレメントの引出し方向も、電
気集塵装置の形式に応じて、適宜変更することができる
。
【0027】本発明の構成は、単体の電気集塵装置のみ
ならず、例えば、空調装置に組み込まれた電気集塵装置
等にも適用することができる。その他、本発明の要旨を
変更しない範囲で、種々の設計変更を施すことができる
。
ならず、例えば、空調装置に組み込まれた電気集塵装置
等にも適用することができる。その他、本発明の要旨を
変更しない範囲で、種々の設計変更を施すことができる
。
【0028】
【発明の効果】本発明の電気集塵装置は、以上のように
構成されているため、集塵エレメントを装置本体から引
き出す途中の位置に設けられた接地接触子の、集塵エレ
メントの端子板への弾性的な接触により、集塵エレメン
トの残留電荷を確実に放電させることができる。また、
接地接触子は、上記のように、弾性力により端子板へ圧
接されるもので、可動部分を有さない単体の弾性金属板
で構成されるため、動作の信頼性が高く、しかも、この
接地接触子を設けることが、部品点数の大幅な増加につ
ながるおそれがない。
構成されているため、集塵エレメントを装置本体から引
き出す途中の位置に設けられた接地接触子の、集塵エレ
メントの端子板への弾性的な接触により、集塵エレメン
トの残留電荷を確実に放電させることができる。また、
接地接触子は、上記のように、弾性力により端子板へ圧
接されるもので、可動部分を有さない単体の弾性金属板
で構成されるため、動作の信頼性が高く、しかも、この
接地接触子を設けることが、部品点数の大幅な増加につ
ながるおそれがない。
【0029】また、本発明の他の態様によれば、高電圧
接触子が接地接触子を兼ねるので、部品点数をさらに削
減することができる。したがって、本発明の電気集塵装
置は、大幅な部品点数の増加を招くおそれがなく、しか
も、電荷放電のための動作の信頼性が高いものである。
接触子が接地接触子を兼ねるので、部品点数をさらに削
減することができる。したがって、本発明の電気集塵装
置は、大幅な部品点数の増加を招くおそれがなく、しか
も、電荷放電のための動作の信頼性が高いものである。
【図1】本発明の電気集塵装置の一実施例の、内部構成
を示す概略断面図である。
を示す概略断面図である。
【図2】上記実施例において、装置本体から集塵エレメ
ントを引き出す途中の状態を示す概略断面図である。
ントを引き出す途中の状態を示す概略断面図である。
【図3】集塵エレメントを、装置本体からさらに引き出
した状態を示す概略断面図である。
した状態を示す概略断面図である。
【図4】上記実施例における、端子板と接地接触子との
位置関係を示す平面図である。
位置関係を示す平面図である。
【図5】上記実施例の電気集塵装置の外観を示す斜視図
である。
である。
【図6】上記実施例に使用される集塵エレメントの外観
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図7】上記集塵エレメントの断面図である。
【図8】本発明の電気集塵装置の他の実施例の、内部構
成を示す概略断面図である。
成を示す概略断面図である。
【図9】上記実施例の要部としての、端子板および高電
圧接触子の拡大正面図である。
圧接触子の拡大正面図である。
1 装置本体
2 集塵エレメント
24 端子板
25 端子板
3 高電圧発生装置
31 高電圧接触子
32 高電圧接触子
33 接地接触子
34 高電圧接触子
35 高電圧接触子
Claims (2)
- 【請求項1】空気中の塵埃を除去する集塵エレメント(
2) と、この集塵エレメント(2) に集塵のための
高電圧を印加する高電圧発生装置(3) とを備え、集
塵エレメント(2)を装置本体(1) に対して引き出
し自在に配置しているとともに、高電圧発生装置(3)
に設けた高電圧接触子(31)(32)の、集塵エレ
メント(2) に設けた端子板(24)(25)への弾
性的な圧接により、両者間を電気的に接続した電気集塵
装置において、上記集塵エレメント(2) を装置本体
(1) から引き出す途中の位置に、集塵エレメント(
2) の端子板(24)(25)と弾性的に接触して、
当該集塵エレメント(2) の残留電荷を放電させる接
地接触子(33)を設けたことを特徴とする電気集塵装
置。 - 【請求項2】空気中の塵埃を除去する集塵エレメント(
2) と、この集塵エレメント(2) に集塵のための
高電圧を印加する高電圧発生装置(3) とを備え、集
塵エレメント(2)を装置本体(1) に対して引き出
し自在に配置しているとともに、高電圧発生装置(3)
に設けた高電圧接触子(34)(35)の、集塵エレ
メント(2) に設けた端子板(24)(25)への弾
性的な圧接により、両者間を電気的に接続した電気集塵
装置において、上記高電圧接触子(34)(35)が、
集塵エレメント(2) を装置本体(1) から引き出
す際に、端子板(24)(25)に押圧されて変形し、
接地側と接触して集塵エレメント(2) の残留電荷を
放電させる接地接触子を兼ねていることを特徴とする電
気集塵装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3127236A JPH04354550A (ja) | 1991-05-30 | 1991-05-30 | 電気集塵装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3127236A JPH04354550A (ja) | 1991-05-30 | 1991-05-30 | 電気集塵装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04354550A true JPH04354550A (ja) | 1992-12-08 |
Family
ID=14955084
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3127236A Pending JPH04354550A (ja) | 1991-05-30 | 1991-05-30 | 電気集塵装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04354550A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006187711A (ja) * | 2005-01-05 | 2006-07-20 | Daikin Ind Ltd | 放電装置及び空気浄化装置 |
US7547352B2 (en) * | 2006-08-04 | 2009-06-16 | Oreck Holdings Llc | Air cleaner conductor system |
-
1991
- 1991-05-30 JP JP3127236A patent/JPH04354550A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006187711A (ja) * | 2005-01-05 | 2006-07-20 | Daikin Ind Ltd | 放電装置及び空気浄化装置 |
JP4591086B2 (ja) * | 2005-01-05 | 2010-12-01 | ダイキン工業株式会社 | 放電装置及び空気浄化装置 |
US7547352B2 (en) * | 2006-08-04 | 2009-06-16 | Oreck Holdings Llc | Air cleaner conductor system |
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