JPH04353820A - 含水性コンタクトレンズの染色方法 - Google Patents

含水性コンタクトレンズの染色方法

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JPH04353820A
JPH04353820A JP12915691A JP12915691A JPH04353820A JP H04353820 A JPH04353820 A JP H04353820A JP 12915691 A JP12915691 A JP 12915691A JP 12915691 A JP12915691 A JP 12915691A JP H04353820 A JPH04353820 A JP H04353820A
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JP
Japan
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dye
water
lens
contact lens
vat
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JP12915691A
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English (en)
Inventor
Etsuko Ueki
植木 悦子
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Asahi Kasei Aime Co Ltd
Original Assignee
Asahi Kasei Aime Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はバット染料を用いた含水
性コンタクトレンズの染色方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、木綿などのセルロース繊維を染め
るのに、古くから知られている方法として、建染めとい
う技法がある。建染めでは、バット染料という染料を用
いるのであるが、この染料は本来水に不溶である。建染
めとは、この染料をアルカリの存在下で還元して水溶性
とし、その状態で繊維に吸着させた後、空気に接触させ
て酸化し、もとの染料を繊維上で再生させる技法である
【0003】これをコンタクトレンズに応用した例とし
て特公昭63−364719号公報がある。この公報に
はソフトコンタクトレンズにバット染料および還元剤を
含有する染色剤をスクリーン捺染法、アタッチメント治
具法、転写法等により浸透または付着させた後、空気酸
化により不溶化する方法が開示されているが、この方法
で水酸基をもつ素材を主要成分とする含水性コンタクト
レンズを染色しようとした場合下記のような問題点があ
った。
【0004】この方法では、例えばC.I.Vat  
Blue  1のようなインジゴイド骨格を持つものを
用いた場合、染色されないか染色されても染斑を生じ、
更に精製水や生理的食塩水中で煮沸することにより褪色
してしまう。コンタクトレンズには衛生学的見地により
、煮沸消毒が義務づけられている。従って、煮沸消毒に
より褪色してしまうものは不適当である。
【0005】また、この方法では、染色されたコンタク
トレンズの光線透過率が80%以下になるような高い濃
度で染色する場合や、マーキング等高濃度でかつ部分的
な染色においては特に目立たないが、レンズ全体を染色
し、染色されたコンタクトレンズの光線透過率が80%
以上になるような極薄い濃度で染色する場合、肉眼視で
確認出来るような染斑を生じやすい。染斑のある製品は
商品価値が下がるので不適当である。
【0006】更に、この方法では出来上がったものの染
着濃度に再現性がないという問題点が残されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記したとこ
ろからも明らかなように、毎日の煮沸消毒に耐え、染斑
がなく、しかも染着濃度に再現性のある着色された含水
性コンタクトレンズを取得することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、含水
性コンタクトレンズに、還元されたアンスラキノン骨格
を持つバット染料を含浸させ、ついでこのレンズを水中
で酸化処理することを特徴とする含水性コンタクトレン
ズの染色方法である。本発明で対象とする含水性コンタ
クトレンズは、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、
2−ヒドロキシプロピルメタクリレート、N−ビニルピ
ロリドン、グリセリルメタクリレート、ジメチルアミノ
エチルメタクリレート、ジアセトンアクリルアミド等の
モノマーを主要成分とし、これに上記モノマーと共重合
しうるモノマーを加え、重合して得られる重合体からな
るコンタクトレンズである。上記モノマーと共重合しう
るモノマーとしては、エチレングリコールモノメタクリ
レート、エチレングリコール、ジメタクリレート、メチ
ルメタクリレート、エチルメタクリレート等があげられ
る。
【0009】さらに、この含水性コンタクトレンズは、
染着濃度によっても左右されるが、上記モノマーを70
wt%以上含有することが好ましい。また、必要であれ
ば、この含水性コンタクトレンズは、本発明の効果をそ
こなわない限り、重合開始剤などの添加剤を含有するこ
とも可能である。前記した含水性コンタクトレンズは、
染色操作前に含水状態とすることが好ましい。含水状態
にするには、生理的食塩水中で所定時間加温することで
簡単に行われる。しかし、最も好ましい含水状態はコン
タクトレンズが精製水によって飽和して膨潤状態となっ
ている状態である。
【0010】ついで、このような含水状態となった含水
性コンタクトレンズを染色するが、染色方法の一例をあ
げると次のとおりである。まず、アンスラキノン骨格を
もつ特定のバット染料、アルカリ剤、還元剤、および必
要に応じてポリアルキレングリコールなどの添加剤の混
合液を空気との接触を避け、所定の温度で攪拌して上記
のバット染料を可溶化し染色液とする。
【0011】ついでこの染色液中に前記した含水状態の
コンタクトレンズを浸漬し、還元されたバット染料を吸
着させた後、水中の溶存酸素により、コンタクトレンズ
内に取り込まれた還元体の染料を酸化して染料を不溶化
し、所定の色相に染色する。なお、染色液とコンタクト
レンズの接触時から酸化処理に到るまでの間、コンタク
トレンズと空気とのダイレクトな接触を避ける。
【0012】本発明で用いるバット染料はアンスラキノ
ン骨格を持つものに特定される。バット染料は、インジ
ゴイド骨格を持つ物とアンスラキノン骨格を持つ物に分
けられるが、インジゴイド骨格を持つものを用いた場合
、染色されないか染色されても染斑を生じ、更に精製水
や生理的食塩水中で煮沸することにより褪色してしまう
からである。
【0013】本発明で用いるアンスラキノン骨格を持つ
バット染料の具体例を示すと、C.I.Vat Ora
nge 1、C.I.Vat Orange 3、C.
I.Vat Violet 1、C.I.Vat Vi
olet 9、C.I.Vat Blue 6、C.I
.Vat Blue 11 、C.I.Vat Gre
en 2 、C.I.Vat Green 5 等があ
げられる。本発明では染色液中にポリエチレングリコー
ルを存在させることが好ましい。このポリエチレングリ
コールはバット染料と錯化合物をつくるので、バット染
料のコンタクトレンズへの吸着速度を遅らせることがで
き、その結果、均染性の点で非常に優れた染色をするこ
とが出来る。ポリエチレングリコール以外でも、バット
染料と錯化合物を作り、染料のコンタクトレンズの吸着
速度を遅らせる物であれば、同様に用いることが出来る
。上記ポリエチレングリコールの分子量は200 〜 
700程度のものがよく、分子量1000以上となると
固体に近い状態となるので、取扱いの点で不便である。
【0014】アルカリ剤および還元剤は、建染めの一般
例として用いられているアルカリ剤、および還元剤が用
いられる。アルカリ剤の例として、水酸化ナトリウム、
アンモニアなど、また還元剤の例としてハイドロサルフ
ァイト、硫化ナトリウムなどが通常もちいられる。これ
らアルカリ剤および還元剤の染色液中の濃度は建染めの
一般例に基づいて適宜選定することができる。
【0015】本発明では、コンタクトレンズに含浸され
たバット染料の還元体を酸化する際、コンタクトレンズ
の部分乾燥をさけながら、マイルドな状態で水中で酸化
しなければならない。空気とのダイレクトな接触による
酸化処理では、せっかくコンタクトレンズ内に取り込ま
れたバット染料の還元体がすみやかに酸化される結果、
染斑が生じ、更には、出来上がったものの染着濃度に再
現性がなくなってしまうからである。
【0016】このような水中での酸化処理は、具体的に
は次のような方法があげられる。一つの方法としては、
染色液およびコンタクトレンズの入った容器の口をガー
ゼ、ステンレスの網など水を通すもので覆い、容器の口
に例えば低温にした水道水を流し入れ、染色液を無限大
に希釈する。他の方法としては、コンタクトレンズが空
気に直接触れない程度の量の染色液を抜き出し、代わり
に水を入れることを繰り返す事により染色液を無限大に
希釈する。そして、いずれの方法においても、希釈後流
水下におき、コンタクトレンズ内に取りこまれた還元体
のバット染料を液中の溶存酸素で酸化する。
【0017】また、コンタクトレンズを水中で酸化する
に際し、水中に空気をマイルドに吹き込みながら酸化す
ることもできる。水中で酸化処理する場合、水温は低い
方がよい。水温が高いと、コンタクトレンズが膨張し、
ポアサイズが大きくなる傾向にあり、せっかく取り込ま
れたバット染料が染着する前に溶出してしまうことにな
る。酸化処理に使われる水温は、1〜30℃がよい。本
発明者の知見によると最も良好な結果は水温が5〜10
℃の時であった。
【0018】
【実施例1】共栓付三角フラスコに水酸化ナトリウム 
2.0 g、ハイドロサルファイト 2.0 gを精製
水にて溶解し全量を 100mlとしたものを入れ、こ
の液中に C.I.Vat Blue 6  0.02
gを分散させ、共栓を閉めて外気との接触を避け、40
℃の恒温水槽中で30分間攪拌して染料を還元し、染料
水溶液とした。別にポリエチレングリコール(分子量 
400)20g を精製水にて溶解し、全量を100 
mlとしたものを40℃の恒温水槽中で恒温化した。
【0019】前記の染料水溶液30mlにポリエチレン
グリコール(分子量 400)水溶液90mlを溶解し
て染色液とした(以下染色液Aという)。一方、2−ヒ
ドロキシエチルメタクリレートを重合させてなる素材よ
り成形した含水率約38wt%のソフトコンタクトレン
ズを 0.9wt%生理食塩水にて膨潤状態とした。
【0020】次に、染色液Aに膨潤状態とした前記ソフ
トコンタクトレンズ3枚を投入し、速やかに共栓を閉め
て40℃の恒温水槽中で60分間攪拌した。次に、共栓
をはずし、三角フラスコの口にガーゼをかぶせて輪ゴム
で固定し、このガーゼの上から水(5℃)を約 70 
ml/sec の速度で流し入れ、そのままの状態で6
0分間放置した。
【0021】同じ条件で3回染色操作をして得られた9
枚のソフトコンタクトレンズは何れも染斑がなく、また
染着濃度にも再現性があった。また、この染色されたソ
フトコンタクトレンズを 200時間 0.9wt%生
理食塩水により煮沸し、これを煮沸処理をしていないも
の(以下コントロールという)と肉眼視により比較した
所、褪色は全く認められなかった。さらに煮沸処理した
ものと、コントロールとの光線透過率を測定し、比較し
たところ、いずれも97±1 %の範囲内であり、コン
トロールとの差がなかった。
【0022】
【実施例2】共栓付三角フラスコに水酸化ナトリウム 
2.0 g、ハイドロサルファイト 2.0 gを精製
水にて溶解し全量を 100mlとしたものを入れ、こ
の液中に C.I.Vat Green5  0.02
gを分散させ、共栓を閉めて外気との接触を避け、55
℃の恒温水槽中で30分間攪拌して染料を還元し、染料
水溶液とした。別にポリエチレングリコール(分子量 
400)20g を精製水にて溶解し、全量を100 
mlとしたものを55℃の恒温水槽中で恒温化した。
【0023】前記の染料水溶液30mlにポリエチレン
グリコール(分子量 400)水溶液90mlを溶解し
て染色液とした(以下染色液Bという)。一方、2−ヒ
ドロキシエチルメタクリレート80重量部、2−ヒドロ
キシプロピルメタクリレート20重量部を重合させてな
る素材より成形した含水率約38wt%の  ソフトコ
ンタクトレンズを 0.9wt%生理食塩水にて膨潤状
態とした。
【0024】次に、染色液Bに膨潤状態とした前記ソフ
トコンタクトレンズ3枚を投入し、速やかに共栓を閉め
て55℃の恒温水槽中で60分間攪拌した。次に、共栓
をはずし、三角フラスコの口にガーゼをかぶせて輪ゴム
で固定し、このガーゼの上から水(5℃)を約 70 
ml/sec の速度で流し入れ、そのままの状態で6
0分間放置した。
【0025】同じ条件で3回染色操作をして得られた9
枚のソフトコンタクトレンズは何れも染斑がなく、また
染着濃度に再現性があった。また、この染色されたソフ
トコンタクトレンズを 200時間 0.9wt%生理
食塩水により煮沸し、煮沸処理をしていないコントロー
ルと肉眼視により比較した所、褪色は全く認められなか
った。さらに煮沸処理したものと、コントロールとの光
線透過率を測定し、比較したところ、いずれも97±1
 %の範囲内であり、コントロールとの差がなかった。
【0026】
【実施例3】グリセリルメタクリレートを重合させてな
る素材より成形した含水率約39wt%のソフトコンタ
クトレンズを 0.9wt%生理食塩水にて膨潤状態と
した。 次に、染色液Aに膨潤状態とした前記ソフトコンタクト
レンズ3枚を投入し、速やかに共栓を閉めて40℃の恒
温水槽中で60分間攪拌した。
【0027】次に、共栓をはずし、三角フラスコの口に
ガーゼをかぶせて輪ゴムで固定し、このガーゼの上から
水(5℃)を約 70 ml/sec の速度で流し入
れ、そのままの状態で60分間放置した。同じ条件で3
回染色操作をして得られた9枚のソフトコンタクトレン
ズは何れも染斑がなく、また染着濃度にも再現性があっ
た。
【0028】また、この染色されたソフトコンタクトレ
ンズを 200時間 0.9wt%生理食塩水により煮
沸し、煮沸処理をしていないコントロールと肉眼視によ
り比較した所、褪色は全く認められなかった。さらに煮
沸処理したものと、コントロールとの光線透過率を測定
し、比較したところ、いずれも97±1 %の範囲内で
あり、コントロールとの差がなかった。
【0029】
【比較例1】2−ヒドロキシエチルメタクリレートを重
合させてなる素材より成形した含水率約38wt%のソ
フトコンタクトレンズを 0.9wt%生理食塩水にて
膨潤状態とした。次に、染色液Aに膨潤状態とした前記
ソフトコンタクトレンズ3枚を投入し、速やかに共栓を
閉めて40℃の恒温水槽中で60分間攪拌した。
【0030】次に、染色液Aよりピンセットにてコンタ
クトレンズを取り出し、空気中(室温26℃)に30分
間放置し、染料を酸化させた。同じ条件で3回染色操作
をして得られた9枚のソフトコンタクトレンズは何れも
染斑があり、また染着濃度に再現性が無いものであった
。また、この染色されたソフトコンタクトレンズを 2
00時間 0.9wt%生理食塩水により煮沸し、煮沸
処理をしていないコントロールと肉眼視により比較する
ことを試みたが、もともとが染斑があり、染着濃度に再
現性が無いものであったため判定が困難であったが、完
全に脱色することはなかった。さらに煮沸処理したもの
と、コントロールとの光線透過率を測定し、比較したと
ころ、いずれも95±3%であった。
【0031】
【比較例2】共栓付三角フラスコに水酸化ナトリウム 
2.0 g、ハイドロサルファイト 2.0 gを精製
水にて溶解し全量を 100mlとしたものを入れ、こ
の液中に C.I.Vat Blue 1  0.02
gを分散させ、共栓を閉めて外気との接触を避け、55
℃の恒温水槽中で30分間攪拌して染料を還元し、染料
水溶液とした。別にポリエチレングリコール(分子量 
400)20g を精製水にて溶解し、全量を 100
mlとしたものを55℃の恒温水槽中で恒温化した。
【0032】前記の染料水溶液30mlにポリエチレン
グリコール(分子量 400)水溶液90mlを溶解し
て染色液とした(以下染色液Cという)。一方、2−ヒ
ドロキシエチルメタクリレートを重合させてなる素材よ
り成形した含水率約38wt%のソフトコンタクトレン
ズを 0.9wt%生理食塩水にて膨潤状態とした。
【0033】次に、染色液Cに膨潤状態とした前記ソフ
トコンタクトレンズ3枚を投入し、速やかに共栓を閉め
て50℃の恒温水槽中で60分間攪拌した。次に、共栓
をはずし、三角フラスコの口にガーゼをかぶせて輪ゴム
で固定し、このガーゼの上から水(5℃)を約 70 
ml/sec の速度で流し入れ、そのままの状態で6
0分間放置した。
【0034】同じ条件で3回染色操作をして得られた9
枚のソフトコンタクトレンズは何れも染斑がなく、また
染着濃度に再現性があった。しかし、この染色されたソ
フトコンタクトレンズを 200時間 0.9wt%生
理食塩水により煮沸し、煮沸処理をしていないコントロ
ールと肉眼視により比較した所、煮沸処理をしたものは
完全に脱色していた。さらに煮沸処理したものと、コン
トロールとの光線透過率を測定し、比較したところ、煮
沸処理したものは99±1 %、コントロールは97±
1 %の範囲内であり、コントロールとの差が大きく出
た。
【0035】
【比較例3】2−ヒドロキシエチルメタクリレートを重
合させてなる素材より成形した含水率約38wt%のソ
フトコンタクトレンズを 0.9wt%生理食塩水にて
膨潤状態とした。次に、染色液Cに膨潤状態とした前記
ソフトコンタクトレンズ3枚を投入し、速やかに共栓を
閉めて50℃の恒温水槽中で60分間攪拌した。
【0036】次に、染色液Cよりピンセットにてコンタ
クトレンズを空気中(室温26℃) に取り出したとこ
ろ、瞬時にピンセットのあとがついてしまった。この後
、継続して空気中(室温26℃)に5 分間放置後、水
洗した。 同じ条件で3回染色操作をして得られた9枚のソフトコ
ンタクトレンズは何れも染斑があり、また染着濃度に再
現性が無いものであった。
【0037】また、この染色されたソフトコンタクトレ
ンズを 200時間 0.9wt%生理食塩水により煮
沸し、煮沸処理をしていないコントロールと肉眼視によ
り比較した所、煮沸処理をしたものは完全に脱色してい
た。さらに煮沸処理したものと、コントロールとの光線
透過率を測定し、比較したところ、煮沸処理したものは
99±1%、コントロールは95±3 %であり、コン
トロールとの差が大きく出た。
【0038】
【発明の効果】本発明の方法によって染色された含水性
コンタクトレンズは、毎日の煮沸消毒に耐え、染斑がな
く、しかも染着濃度に再現性のある従来にない優れた特
性をもつことができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】含水性コンタクトレンズに、還元されたア
    ンスラキノン骨格を持つバット染料を含浸させ、ついで
    このレンズを水中で酸化処理することを特徴とする含水
    性コンタクトレンズの染色方法。
JP12915691A 1991-05-31 1991-05-31 含水性コンタクトレンズの染色方法 Pending JPH04353820A (ja)

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JP12915691A JPH04353820A (ja) 1991-05-31 1991-05-31 含水性コンタクトレンズの染色方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1645296A1 (de) * 2004-09-29 2006-04-12 Stefan Kloth Aufbewahrungs-, Reinigungs- und/oder Pflegelösung für Kontaktlinsen, Farbstoff und Verfahren zum Einfärben von Kontaktlinsen

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1645296A1 (de) * 2004-09-29 2006-04-12 Stefan Kloth Aufbewahrungs-, Reinigungs- und/oder Pflegelösung für Kontaktlinsen, Farbstoff und Verfahren zum Einfärben von Kontaktlinsen

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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20010130