JPH04352254A - メモリのガベージ・コレクション方式 - Google Patents

メモリのガベージ・コレクション方式

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Publication number
JPH04352254A
JPH04352254A JP12778691A JP12778691A JPH04352254A JP H04352254 A JPH04352254 A JP H04352254A JP 12778691 A JP12778691 A JP 12778691A JP 12778691 A JP12778691 A JP 12778691A JP H04352254 A JPH04352254 A JP H04352254A
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JP
Japan
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data
space
memory
pointer
generation
Prior art date
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JP12778691A
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English (en)
Inventor
Toshihiro Ozawa
年弘 小沢
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Publication of JPH04352254A publication Critical patent/JPH04352254A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、メモリを動的に管理す
るメモリのガベージ・コレクション方式に関する。
【0002】
【従来の技術】メモリを動的に管理する計算機システム
においては、計算の実行を行う機構(mutator 
)の他に、データを割り付けたメモリの再使用を可能に
するためにガベージ・コレクション(GC,Garba
ge Collectoin )が必要になる。ガベー
ジ・コレクションとは、データが必要になった時にメモ
リに割り付けて、その後実行が進んで行ったときに、そ
のデータがいらなくなってもメモリにそのままデータは
残っているが、このような状態で実行がかなり進むと、
不必要なデータがメモリ中に残ることになりメモリが足
りなくなるので、この時、不用となったデータを見つけ
て別のデータのために再使用することを言う。なお、再
使用するか決定するために、あるデータに割り付けたメ
モリ領域が、まだそのデータのために必要なのか否かの
判断が必要となるが、これは言語処理系が、その領域の
アドレスを保持している他のデータがある(必要な場合
)か、ないか(不必要な場合)を調べることで判断する
【0003】従来からガベージ・コレクションの方式は
いくつか提案されている。その中でも効率のよい方法と
して、ジェネレーション・スキャベジング・ガベージ・
コレクション(GSGC,Generation Sc
avenging Garbage Collecti
on)方式のガベージ・コレクションが知られている。 GSGC方式は、データの割り付け時期によりメモリを
別々に管理し、管理単位毎にガベージ・コレクションを
施す方式である。一つの管理単位を世代と呼ぶ。このこ
とから、GSGC方式は、世代別GC方式とも呼ばれる
。世代は一般にn世代まであり、ある程度時間がたった
世代は一つにまとめられる。
【0004】GSGC方式において、GCは以下のよう
に行われる。■各世代は、新空間、旧空間、トレイルか
らなる。新空間はデータを割り付けるのに使われ、旧空
間は、その世代のGCを行う時に使われる。トレイルは
、その世代のルート(使っているデータを認識するため
の出発点であり、その世代のデータをポイントする他の
世代のデータの集合である。ルートからポインタを追い
かけることにより、その世代の全ての使われているデー
タをたどることが出来る。)を登録するために使われる
領域である。■mutator はデータ割り付けが必
要になると、ある世代の新空間にデータを割り付ける。 mutator 実行時、世代間をまたがるポインタが
はられる場合には、ポイント元をポインタが指すデータ
の属する世代のトレイルに登録する。これにより、各世
代に対して、その世代のデータを参照している全てのデ
ータがトレイルに登録されることになる。■ある世代の
GCは、CPUのレジスタ、実行途中のプロセス(Li
psなどでは、スタック管理されている関数フレームが
これに当たる。GHC(Guarded Horn C
lauses)などでは、スケジューリング・キューで
管理されている。)、その世代のトレイルをルートとし
、ルートからポインタをたどることにより参照されるデ
ータをその世代の旧空間にコピーする。ただし、ポイン
タが他の世代を指す場合にはその先はたどらない。■G
C終了後、新空間と旧空間の名前を入れ替える。
【0005】以上によりコピーされないデータは不用な
ものとされ回収される。この方式によれば、ある世代だ
けのGCを行うことができGCの効率を上げることがで
きる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、CPUのレジ
スタと実行途中のプロセスからたどられているデータは
以後の実行において、必ず使われるデータであるが、ト
レイルには、他の領域で既にゴミになっているデータ(
 不用となったデータ) も含まれている。トレイルに
登録されているデータが世代間にわたってループを形成
している場合には、必ず他の世代のデータから参照され
ているので、両方のデータが不用となった場合でもその
データがゴミであることを認識できない。図14はこの
状況を示した図で(a)は2つの世代間のループを示し
、(b)は3つの世代間のループを示す。このように従
来のGSGC方式においては、世代間にわたってループ
を形成しているゴミを回収出来ない。
【0007】本発明は、上述の問題点に鑑みてなされた
もので、世代間、処理ユニット間にループを形成してい
るデータに対してもガベージ・コレクションを行うこと
の出来るメモリのガベージ・コレクション方式を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
、メモリを動的に管理する計算機が不用となったメモリ
を再使用するメモリのガベージ・コレクション方式にお
いて、メモリにデータの割り付け時期ごとに管理単位と
して世代を設け、各世代をデータを割り付けた空間であ
る新空間と、その世代のガベージ・コレクションを行う
空間である旧空間と、該当する世代のデータをポイント
する他の世代のデータの集合であるトレイルより構成し
、世代がn個ある場合は各世代のデータにはそれぞれの
世代とこのデータとの関係を表すn個の表示欄を設け、
k番目の世代の表示欄を表示欄〔k〕で表し、各表示欄
は2つの状態を表すものとし一方をA他方をBとし、世
代kのガベージ・コレクションを行う場合、データ割り
付けを行う際各データの前記表示欄の全てをAとする第
1ステップと、CPUのレジスタや実行中のプロセスか
らポインタによりデータをたどり出し、新空間にあるデ
ータを表示欄〔k〕をAにして旧空間にコピーしてゆく
が、たどっているデータが他世代のポインタとなってい
るときはポイント先のデータの表示欄〔k〕をAとする
第2ステップと、前記トレイルからたどりだし、新空間
にあるデータを表示欄〔k〕をBにして旧空間にコピー
してゆくが、全ての表示欄がBとなっているデータはた
どらず、たどっているデータが他世代のポインタとなっ
ているときはポイント先のデータの表示欄〔k〕をBと
する第3ステップと、旧空間を新空間に名称を入れ替え
る第4ステップとを備えたものである。
【0009】また、前記表示欄として1ビットを用い、
前記Aを1、Bを0、またはAを0、Bを1とする。
【0010】また、各処理ユニットごとに分散メモリを
用いた分散並列計算機が不用となったメモリを再使用す
るガベージ・コレクション方式において、分散メモリに
データを割り付けた空間である新空間と、分散メモリの
ガベージ・コレクションを行う空間である旧空間と、該
当する分散メモリのデータをポイントするリモートテー
ブルを設け、分散メモリがn個ある場合は、このリモー
トテーブルにデータをポイントするポインタごとにそれ
ぞれの分散メモリとこのポインタの示すデータとの関係
を表すn個の表示欄を設け、k番目の分散メモリの表示
欄を表示欄〔k〕で表し、各表示欄は2つの状態を表す
ものとし一方をA他方をBとし、分散メモリkのガベー
ジ・コレクションを行う場合、データ割り付けを行う際
前記リモートテーブルの各ポインタの前記表示欄の全て
をAとする第1ステップと、処理ユニットkのレジスタ
や実行中のプロセスからポインタによりデータをたどり
出し、新空間にあるデータをそのデータをポイントする
リモートテーブルのポインタの表示欄〔k〕をAにして
旧空間にコピーしてゆくが、たどっているデータが別の
分散メモリのデータを指している場合、その別の分散メ
モリのリモートテーブルの該当するポインタの表示欄〔
k〕をAとする第2ステップと、前記リモートテーブル
からたどり出し新空間にあるデータをそのデータをポイ
ントするリモートテーブルのポインタの表示欄〔k〕を
Bにして旧空間にコピーしてゆくが、データをポイント
するリモートテーブルのポインタの表示欄の全てがBと
なっているデータはたどらず、たどっているデータが別
の分散メモリのリモートテーブルのあるポインタを指示
しているときはその別の分散メモリのリモートテーブル
の前記あるポインタの表示欄〔k〕をBとする第3ステ
ップと、旧空間を新空間に名称を入れ替える第4ステッ
プとを備えたものである。
【0011】また、前記リモートテーブルのポインタの
表示欄として1ビットを用い、前記Aを1、Bを0、ま
たはAを0、Bを1としたものである。
【0012】
【作用】上記構成により、ガベージ・コレクションを行
った世代のデータでその全ての表示欄がBとなっている
ものは不用となったデータとして回収される。これによ
り他の世代との間にループを形成している不用となった
データも回収できる。
【0013】表示欄として1ビットを用い、AとBを1
、又は0で区別して表す事により表示欄を簡潔に表現す
ることができる。
【0014】各処理ユニットごとに分散メモリを用いた
分散並列計算機の場合、各分散メモリを上述した世代と
し、トレイルをリモートテーブルにすることにより、同
様に不用データを回収でき、分散メモリ間にループを形
成している不用となったデータも回収できる。この場合
、トレイルは他空間のデータをポイントするが、リモー
トテーブルは自己の属する分散メモリのデータをポイン
トするので、ある分散メモリのデータPから他の分散メ
モリのデータQをポイントする時は、データPは他の分
散メモリのリモートテーブルのデータQを指示するポイ
ンタのエントリNo.を指示するようにする。
【0015】この場合もリモートテーブルの表示欄とし
て1ビットを用い、AとBを1、又は0で区別して表す
事により、表示欄を簡潔に表現することができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は本発明の第1実施例のメモリを動的に管理
する計算機システムのメモリ構成を示す図である。本実
施例は理解を容易にするために2世代の場合につき説明
するが、n世代の場合も同様にしてガベージ・コレクシ
ョンをすることができる。各世代はメモリにデータを割
り付ける時期ごとに、メモリの管理単位として設けられ
たものである。新空間はデータを割り付けた空間であり
、旧空間はその世代のガベージ.コレクションを行う空
間である。トレイルは自己の属する世代のデータをポイ
ントする他の世代のデータの集である。システムスタッ
クはプログラムを実行するために必要な情報を保持する
スタックで、実行中プロセスで使う中間変数の値などを
格納する。
【0017】図2はメモリ空間に格納するデータ構造を
示す。データ部はデータ又は他のデータをポイントする
アドレスが入る。タグ部は格納されているデータの種類
を表すものでポインタ(アドレス)を表すか、数値(デ
ータ)などを表す。表示欄をno  root fie
ldで表す。本実施例の世代数はn=2なので2つのn
o  root field欄があり、1ビットずつ合
計2ビットよりなる。no  root fieldの
第kビットをno  root〔k〕で表す。
【0018】ガベージ・コレクションを行う場合、CP
Uのレジスタや実行途中のプロセスから行うルートを必
要性ルートと称する。また、トレイルから行うルートを
十分性ルートと称する。必要性ルートは以降の実行にお
いて必ず必要となるポインタの集まりであり、十分性ル
ートは、既に使用して現在は不用となっているデータも
含むポインタの集まりである。
【0019】次にある世代k(本実施例の場合kは1か
2)のガベージ・コレクションの手順を説明する。まず
、計算の実行を行う機構(mutator )は、最も
新しい世代にデータを割り当てる。データの割り付け時
にはデータのno  rootの各ビットはoff に
しておく。図3はこのようにして割り付けられたデータ
とno  rootの状態を示す。データは新空間に割
り付けられる。
【0020】世代kのガベージ・コレクションは、自己
の世代の新空間の領域を使い切ると起動される。■必要
性ルートからたどりだし、新空間にあるデータを全て旧
空間にコピーする。そのとき、no  root〔k〕
をoff にしてコピーする。ポインタをたどってゆき
、それが他世代へのポインタとなっているときは、ポイ
ント先のデータのno  root〔k〕をoff に
する。■十分性ルートからたどり出し、新空間にあるデ
ータを旧空間にコピーする。このとき、no  roo
t〔k〕をonにしてコピーする。 ただし、no  rootの全てのビットがonのデー
タからはたどらない。また、ポインタをたどってゆき、
それが他世代へのポインタとなっているときは、ポイン
ト先のデータのno  root〔k〕をonにする。 ■ガベージ・コレクション終了後、新空間と旧空間の名
前を入れ替える。これにより旧空間にコピーされないデ
ータは不用となったデータとしてその格納エリアを回収
されることになる。
【0021】次に図4〜図9を用いて図3の状態からの
世代1のガベージ・コレクションを説明する。なお、新
空間と旧空間の区分を図面に記入すると繁雑になるので
以下の図面では区分を省略する。図4は世代1のガベー
ジ・コレクション前の状態を示し図3と同じである。図
5は世代1のガベージ・コレクション中必要性ルートか
らたどった後の状態を示したものである。データ2をコ
ピーして、そのno  root fieldの1ビッ
ト目をoff にする。データ2の内容が世代2の空間
へのポインタになっているのでポイント先であるデータ
4のno  root fieldの1ビット目をof
f にする(これはもともとoff であったが)。
【0022】図6は世代1のガベージ・コレクション中
十分性ルートからたどった後の状態を示す。世代1用の
トレイルからデータ3を経由してデータ1をコピーして
そのno  root fieldの1ビット目をon
にする。データ1の内容が世代2の空間へのポインタに
なっているのでポイント先であるデータ3のno  r
oot fieldの1ビット目をonにする。世代1
用のトレイルからデータ4経由でたどられるデータ2は
既に図5で旧空間へコピーされているので、この時はた
どられず、変更を受けない。
【0023】図7は世代2のガベージ・コレクション中
十分性ルートからたどった後の状態を示す。世代2は必
要性ルートからポインタされていないので、必要性ルー
トからたどったあとの状態は図6の状態と等しい。世代
2用のトレイルからデータ2を経由してデータ4をコピ
ーし、no  root fieldの2ビット目をo
nにする。データ4がポイントしている世代1の空間の
データ2のno  root fieldの2ビット目
をonにする。さらにデータ1を経由してデータ3をコ
ピーしそのno  root fieldの2ビット目
をonにする。データ3がポイントしている世代1の空
間のデータ1のno  root fieldの2ビッ
ト目をonにする。
【0024】図8は世代1の2回目のガベージ・コレク
ション中必要性ルートからたどった後の状態を示す。デ
ータ2を旧空間にコピーし、データ2とデータ4のno
  rootfieldの1ビット目をoff にする
(もともとoff であるが)。
【0025】図9は世代1の2回目のガベージ・コレク
ション中十分性ルートからたどった後の状態を示す。デ
ータ1はno  root fieldが全てonであ
るので旧空間へはコピーされず回収される。データ2は
既に旧空間へコピーされているのでたどらない。以上に
より世代間でループを形成している不用となったデータ
1が回収される。 同様に世代2の2回目のGC時にデータ3が回収される
【0026】次に本発明の第2実施例を説明する。本実
施例は分散メモリを用いた分散並列計算機において、複
数PE(Processing Element, 処
理ユニット) にわたる不用となったデータのループの
回収も行うものである。 図10は分散並列計算機の構成を示した図で、各処理ユ
ニットPEは分散メモリとCPUから構成され、ネット
ワークにより結合されている。
【0027】図11は処理ユニットPEの構成図を示す
。 メモリには第1実施例と同様にデータを割り付ける新空
間と、ガベージ・コレクションを実施する旧空間および
自己のメモリのデータをポイントするリモートテーブル
が設けられている。
【0028】図12はリモートテーブルの構成を示す。 リモートテーブルはエントリNo.順にデータを示すポ
インタと、そのポインタのno  root fiel
dが設けられこのnoroot fieldは構成され
るPEの数nだけのビットより構成される。リモートテ
ーブルとトレイルの相違は、トレイルは自分の世代のデ
ータをポイントする他の世代のデータを示すのに対し、
リモートテーブルは自己の分散メモリのデータをポイン
トする。あるPEの分散メモリのデータを他のPEの分
散メモリのデータがポイントする場合はあるPEのリモ
ートテーブルの該当するデータのエントリNo.を指示
することにより間接的に指示する。
【0029】図13はデータ構造を示す図で、(a)は
ポインタ以外のデータを示し、(b)は同一PE内のデ
ータのポインタを示す。(c)は他のPENo. と、
他のPEのリモートテーブルのエントリNo.を示す。 各データのタグ部はデータの種類を示す。
【0030】次に各PEのガベージ・コレクションにつ
いて説明する。まず、各分散メモリでは新空間にデータ
を割り付けるときリモートテーブルのデータを指すポイ
ンタのno  root fieldの全てのビットを
offにしておく。あるPEkが新空間のメモリ領域を
使い切るとそのPEkのガベージ・コレクションが起動
される。
【0031】■そのPEkのレジスタと実行途中のプロ
セスを格納しているスタックから(必要性ルート)ポイ
ンタをたどりだし、そのPEkの新空間のデータを旧空
間にコピーする。そのときそのデータを表すリモートテ
ーブルのno  root〔k〕をoffにしてコピー
する。ポインタが他のPEのデータを指している時は、
データを中継している他のPEのリモートテーブルの指
しているデータに該当するエントリNo.のno  r
oot〔k〕をoff にする。■リモートテーブル(
 十分性ルート) からポインタをたどり、そのPEk
の新空間のデータを旧空間にコピーする。そのとき、そ
のデータを表すリモートテーブルのno  root〔
k〕をonにしてコピーする。ただし、no  roo
t fieldの全てのビットがonとなっているデー
タはたどらない。また、他のPEのデータを指している
ならば、その指しているデータを中継しているリモート
テーブルのエントリNo.のno  root〔k〕を
onにする。
【0032】以上の操作により各PEの分散メモリ間で
不用となっているデータがループを形成している場合も
回収することができる。また、他のPEのリモートテー
ブルのno  root fieldを操作するには、
そのPEのガベージ・コレクションが完了した後、1度
にまとめて行うと各PE間の通信回数を減少させること
ができる。
【0033】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、データまたはリモートテーブルにno  root
 fieldのビットを世代数又はPE数分設け、必要
性ルートからたどるときはoff に、十分性ルートか
らたどるときはonにすることにより、各世代間または
各PE間にループを形成しているデータで不用となった
データも回収することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のガベージ・コレクション
を行うメモリの構成を示す図である。
【図2】第1実施例のデータ構造を示す図である。
【図3】第1実施例においてデータを割り付けたメモリ
の構成を示す。
【図4】第1実施例の世代1のガベージ・コレクション
前の状態を示す図である。
【図5】第1実施例の世代1のガベージ・コレクション
中の必要性ルートからたどった後の状態を示す図である
【図6】第1実施例の世代1のガベージ・コレクション
中十分性ルートからたどった後の状態を示す図である。
【図7】第1実施例の世代2のガベージ・コレクション
中十分性ルートからたどった後の状態を示す図である。
【図8】第1実施例の世代1の2回目のガベージ・コレ
クション中必要性ルートからたどった後の状態を示す図
である。
【図9】第1実施例の世代1の2回目のガベージ・コレ
クション中十分性ルートからたどった後の状態を示す図
である。
【図10】第2実施例の分散計算機システムを示す図で
ある。
【図11】処理ユニットの構成を示す図である。
【図12】リモートテーブルの構成を示す図である。
【図13】第2実施例のデータの構成を示す図である。
【図14】世代間,各PE間でループを形成している場
合を示す図である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  メモリを動的に管理する計算機が不用
    となったメモリを再使用するメモリのガベージ・コレク
    ション方式において、メモリにデータの割り付け時期ご
    とに管理単位として世代を設け、各世代をデータを割り
    付けた空間である新空間と、その世代のガベージ・コレ
    クションを行う空間である旧空間と、該当する世代のデ
    ータをポイントする他の世代のデータの集合であるトレ
    イルより構成し、世代がn個ある場合は各世代のデータ
    にはそれぞれの世代とこのデータとの関係を表すn個の
    表示欄を設け、k番目の世代の表示欄を表示欄〔k〕で
    表し、各表示欄は2つの状態を表すものとし一方をA他
    方をBとし、世代kのガベージ・コレクションを行う場
    合、データ割り付けを行う際各データの前記表示欄の全
    てをAとする第1ステップと、CPUのレジスタや実行
    中のプロセスからポインタによりデータをたどり出し、
    新空間にあるデータを表示欄〔k〕をAにして旧空間に
    コピーしてゆくが、たどっているデータが他世代のポイ
    ンタとなっているときはポイント先のデータの表示欄〔
    k〕をAとする第2ステップと、前記トレイルからたど
    りだし、新空間にあるデータを表示欄〔k〕をBにして
    旧空間にコピーしてゆくが、全ての表示欄がBとなって
    いるデータはたどらず、たどっているデータが他世代の
    ポインタとなっているときはポイント先のデータの表示
    欄〔k〕をBとする第3ステップと、旧空間を新空間に
    名称を入れ替える第4ステップとを備えたことを特徴と
    するメモリのガベージ・コレクション方式。
  2. 【請求項2】  前記表示欄として1ビットを用い、前
    記Aを1、Bを0、またはAを0、Bを1としたことを
    特徴とする請求項1記載のメモリのガベージ・コレクシ
    ョン方式。
  3. 【請求項3】  各処理ユニットごとに分散メモリを用
    いた分散並列計算機が不用となったメモリを再使用する
    ガベージ・コレクション方式において、分散メモリにデ
    ータを割り付けた空間である新空間と、分散メモリのガ
    ベージ・コレクションを行う空間である旧空間と、該当
    する分散メモリのデータをポイントするリモートテーブ
    ルを設け、分散メモリがn個ある場合は、このリモート
    テーブルにデータをポイントするポインタごとにそれぞ
    れの分散メモリとこのポインタの示すデータとの関係を
    表すn個の表示欄を設け、k番目の分散メモリの表示欄
    を表示欄〔k〕で表し、各表示欄は2つの状態を表すも
    のとし一方をA他方をBとし、分散メモリkのガベージ
    ・コレクションを行う場合、データ割り付けを行う際前
    記リモートテーブルの各ポインタの前記表示欄の全てを
    Aとする第1ステップと、処理ユニットkのレジスタや
    実行中のプロセスからポインタによりデータをたどり出
    し、新空間にあるデータをそのデータをポイントするリ
    モートテーブルのポインタの表示欄〔k〕をAにして旧
    空間にコピーしてゆくが、たどっているデータが別の分
    散メモリのデータを指している場合、その別の分散メモ
    リのリモートテーブルの該当するポインタの表示欄〔k
    〕をAとする第2ステップと、前記リモートテーブルか
    らたどり出し新空間にあるデータをそのデータをポイン
    トするリモートテーブルのポインタの表示欄〔k〕をB
    にして旧空間にコピーしてゆくが、データをポイントす
    るリモートテーブルのポインタの表示欄の全てがBとな
    っているデータはたどらず、たどっているデータが別の
    分散メモリのリモートテーブルのあるポインタを指示し
    ているときはその別の分散メモリのリモートテーブルの
    前記あるポインタの表示欄〔k〕をBとする第3ステッ
    プと、旧空間を新空間に名称を入れ替える第4ステップ
    とを備えたことを特徴とするメモリのガベージ・コレク
    ション方式。
  4. 【請求項4】  前記リモートテーブルのポインタの表
    示欄として1ビットを用い、前記Aを1、Bを0、また
    はAを0、Bを1としたことを特徴とする請求項3記載
    のメモリのガベージ・コレクション方式。
JP12778691A 1991-05-30 1991-05-30 メモリのガベージ・コレクション方式 Withdrawn JPH04352254A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9218275B2 (en) 2012-09-25 2015-12-22 Nec Corporation Memory management control system, memory management control method, and storage medium storing memory management control program

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9218275B2 (en) 2012-09-25 2015-12-22 Nec Corporation Memory management control system, memory management control method, and storage medium storing memory management control program

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